トークン発行の噂も | クロスチェーンブリッジ「Bungee」とは?

2022/07/25・

m_crypto

トークン発行の噂も | クロスチェーンブリッジ「Bungee」とは?

現在市場には多くのDappsが存在しますが、他のブロックチェーンで展開されているDappsを使うには、対応するブロックチェーンへトークンを移動する必要があります。

トークンをチェーン間で移動させる際はブリッジプロトコルを利用しますが、ブリッジプロトコルも複数存在するためルートや方法などで悩んでしまう場面も多いでしょう。

本記事では、シームレスにブロックチェーン間を行き来する事が出来るクロスチェーンブリッジ「Bungee」について、概要や使い方について紹介します。

Bungeeに関して一部でエアドロップの噂もされているため、是非この機会にUXを体験しながら本記事を頼りにBungeeを利用してみてください。

クロスチェーンブリッジ「Bungee」

Bungeeはサポートされているチェーン間でトークンを思うままにスワップ出来るシームレスなクロスチェーンブリッジです。

現在、様々なブリッジプロトコルが市場にローンチされていますが、ユーザーは効率良く且つ安全に資金を移動させるために、基本的に以下の4点を考慮してプロダクトを触っています。

  1. ブリッジ時間
  2. ブリッジコスト
  3. ガス代
  4. セキュリティ

ブリッジにまつわる時間・コスト・ガス代はリアルタイムで異なり、選択するルートによって差が出ますが、Bungeeはブリッジアグリゲーターとしてユーザーに効率的で快適なルートを提案してくれます。

画像引用元:Medium

執筆時点でBungeeは以下のブロックチェーンに対応しており、ほぼメインチェーンをおさえているラインナップとなっています。

  • Ethereum
  • Arbitrum
  • Polygon
  • Optimism
  • BSC
  • Avalanche
  • Fantom
  • Aurora
  • Gnosis

L2であるArbitrum、Optimismにも対応しているのも注目ポイントです。

Bungeeの使い方、手順

それでは実際に以下の手順に沿ってプロダクトを触っていきましょう。

①MetaMaskのウォレットを用意する

②サポートされているチェーン&トークンを準備する

③BungeeにMetaMaskを接続する

④トークンをチェーン間でブリッジする

①Metamaskのウォレットを用意する

Metamaskのウォレットのインストール方法など使い方は、下記記事で解説しているのでご覧ください。

⇒MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単

②サポートされているチェーン&トークンを準備する

Bungeeが対応をしているネットワークを追加していきますが、適切なチェーン&ネットワークIDに接続出来るChainlistを使うのが適しています。

connect walletでMetaMaskと接続したらBungeeが対応している以下のネットワークを追加していきます。

  • Ethereum
  • Arbitrum
  • Polygon
  • Optimism
  • BSC
  • Avalanche
  • Fantom
  • Aurora
  • Gnosis

操作は各チェーンの項目で「Add to Metamask」をクリックして追加する。

シンプルですね。

③BungeeにMetaMaskを接続する

bungee.exchangeにアクセスし、MetaMaskを繋ぐためにconnect walletをクリックします。

Metamaskをクリックします。

下記の通り右上に自分のウォレットアドレスが表示されれば、接続は完了です。

④トークンをチェーン間でブリッジする

MetaMaskに接続後、チェーンを跨いでトークンをブリッジさせるにあたって使用したいネットワークを設定していきます。

今回は、Arbitrum⇒Ethereumネットワークへ0.5ETHをブリッジさせる手順を解説します。

Bungeeは、他ネットワークへトークンを送る際に最適なルートを提案してくれますが、各ブリッジプロトコルを使用した際のガス代や時間、ルートをリアルタイムの状況で確認出来る透明性があることが特徴です。

例えば下記4つを比較してみます。

  • Across Bridgeを使用した場合:ブリッジに最長5分の時間 0.361のGAS手数料
  • Hyphen Bridgeを使用した場合:ブリッジに最長2分の時間 0.151のGAS手数料
  • Hop Bridgeを使用した場合:ブリッジに最長10分の時間 1.054のGAS手数料
  • Celer Bridgeを使用した場合:ブリッジに最長20分の時間 0.361のGAS手数料

ブリッジにかかる時間、手数料のGAS代は、各プリッジプロトコルで上記のように異なります。

またブリッジする際にも手数料が発生しますのでルートを選択する際は、ブリッジ手数料はどれだけ消費するか確認しましょう。

今回はブリッジにHop Bridgeを使います。

上記の例をあげますとArbitrum⇒Ethereumネットワークに0.5ETHをブリッジさせる際に

  • ガス代が$0.187
  • 時間が最長10分
  • ブリッジの手数料が4$

ブリッジ後の数量は0.496064ETHである事が分かります。

内容を確認し「Proceed」をクリックします。

ブリッジを行う最終確認の画面になるので「bridge」をクリックします。

MetaMaskが起動してトランザクションが生成されます。

トランザクションがコンプリートしますとブリッジが完了となるので、イーサリアムブロックチェーンに0.5ETHから0.004ETH差し引かれた0.496ETHがブリッジしている事を確認しましょう。

サイトにあるトランザクションのカテゴリーにてブリッジが完了したか、過去のブリッジした履歴を確認する事が出来ます。

Refuelとは

BungeeはRefuelという機能を搭載しています。

Refuelというのは給油という意味で、移動元ネットワークのネイティブトークンをガス代として提供する事で、移動先ネットワークのネイティブトークンが受け取れる仕組みです。

この機能があることでブリッジ先のネットワークにネイティブトークンを保有していない時、ガス代ほどのネイティブトークンを保有する事が出来るようになるので、ガス代がない時に活用できる便利な機能となります。

Refuelの使い方

今回は、EthereumネットワークのネイティブトークンであるETHを提供してAvalancheネットワークのネイティブトークンであるAVAXを取得してみました。

数量0.01THをRefuel費用とした場合、以下の内訳でAVAXの取得が可能と表示されました。

  • Destination Transaction Fee(仕向地取引手数料):0.114833AVAX
  • Protocol fee:0$
  • Estimated Time(予定時間):5分
  • Estimated Receiving Amount(受け取り予定額):0.49744$

内容を確認し「Move」をクリックします。

0.1 ETH (10.8$)にガス代0.000855 ETH (0.92$)で0.01085508 ETH (11.72$)の費用がトランザクションを生成する費用になります。

引き続き「確認」をクリックします。

Refuelが完了するとトランザクションの履歴に反映されますので内容を確認することが出来ます。

少量の手数料が足りないために、わざわざ取引所からウォレットに手数料分のトークンを送金するといった面倒な手間が省けるので非常に便利な機能ですね。

まとめ

クロスチェーンブリッジBungeeについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

シンプルなUXで設計されているため見やすく、ブリッジアグリゲーターとしてブリッジの最適ルートを提案してくれるため、様々なブロックチェーンネットワークのDappsを触りたい時に重宝するプロトコルと感じていただけたと思います。

Arbitrum Odysseyの影響もありますが、7月8日に公式アカウントからツイートされた内容によると、

  • 75,000人以上のユーザーがBungeeに参加
  • 12,000以上のETHボリュームを達成
  • チェーン間のブリッジプロトコルでトップ5にランクイン

と製品の良さを裏付けるような上記実績をあげたとのことです。

今後の情報についてTwitterやDiscord、Mediumで公開されていくことになると思いますので是非checkしていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

– Bungee公式リンク –


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本記事は情報を伝えることが目的であり、投資等の勧誘、または推奨を目的としたものではありません。本記事により発生、誘発されたとされるいかなる損失についてもその理由やプロセスに関わらずCryptoTimes、筆者及び全ての関係者は一切その責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。

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