特集・コラム
2018/06/26仮想通貨投資はいつ始めても人生を変えるキッカケになる
「今すぐ始める仮想通貨投資」というサイトを運営しているseiya (@crypto_seiya) と申します。 元々はCyptoTimesの運営者として携わっていましたが、自分の仕事量が膨大な物になった事で運営から離れており、現在は寄稿の提供などで関わっています。 この記事は「仮想通貨は儲かる」「勝てるトレード方法とは」と言った、よくある内容とは少し視点を変え、仮想通貨投資を始める事は、お金だけでは無いモノを得る人生の大きな転機になりうるという事を書いていきますね。 環境が人生観・価値観にも大きな影響を与える 私と運営者のアラタ・edindinとは1年前に仮想通貨投資を初めてから出会い、付き合い自体はそこまで長いわけでもないのですが、今では共同でメディアを立ち上げる仲になっています。 価値観が合う事・年齢が近い事もあり、意気投合してしょっちゅう連絡を取り合う仲になったわけですが、この様な人間関係を形成出来る事も、仮想通貨と言うカネに関わる事に携わっているからだと感じています。 日本人は基本的に「カネ」については日常会話で語りたがりません。 貯蓄は美徳とした明治時代の国策を未だに引っ張っており、投資について学ぶ場も現代教育の中では無く、自ら学ぶしか方法が無い現状です。 若者の年収は年々下がっていて投資に回すカネも無いですから、近しい年齢の人と付き合っていても、投資やカネについて触れる機会は中々無いはずです。 その中でも仮想通貨は投資初心者の若者も多く、海千山千の投資家の方の意見にリアルタイムで触れられ、経済やカネの成り立ちについて自然と学ぶ機会を得られますから、投資に興味があるけれど話す相手がいないという人には最高の環境下と言えるでしょう。 実際に私は、仮想通貨投資を始めてから考え方や視点が大きく変わり、仕事に対する価値観にも変化があらわれ、より深く会社の成り立ちや給与システムについても考えるようになりました。 結果として年収もそこそこあった会社を辞め、脱サラをして行動範囲を広げる事を選択しました。 このようにして、カネに関わる事に常に携われる環境は、人との出会いはもちろんの事、自分の人生観・価値観にも大きな影響が出るのは間違いありません。 現在の仮想通貨市場とこれから 株や為替などの金融商品に触れる事でも、もちろん価値観に影響はあると思いますが、仮想通貨はこれら2つに比べてまだまだ黎明期であるという事が重要です。 インサイダー取引などの規制も明確に無く、市場規模も30兆円と未熟な市場となっています。 しかし、仮想通貨にはブロックチェーンという革新的な技術が備わっており、いずれ社会に溶け込んでいくであろうこの技術の進化を追っていく事は、中々得られない体験になるのでは無いでしょうか。 昨年から仮想通貨を始めた方々の中でも、仮想通貨に関わる事業を立ち上げたり、始めた事によりヘッドハンティングを受け転職した人もいます。 これからマネーフォワードやyahooなども事業として参加してくるこの市場には、想像も付かないようなチャンスがまだまだ転がっていると私は確信しています。 皆さんも仮想通貨に関するブログを書く・とりあえずツイッターを眺める・実際に投資する、どのような手段でも構いませんので、是非仮想通貨に関わりを持ってみて下さいね。
特集・コラム
2018/06/25ぴよひなの仮想通貨の”ナカのナカ” 第1回
みなさん、初めまして!ぴよひな (@piyohina)と言います。 今回からCRYPTO TIMESにて仮想通貨のコラムを書かせていただくことになりました。 普段は声優・歌手として、作品でキャラクターを演じさせてもらったり、CDを出させてもらったり、ステージで歌わせてもらったり・・・そんな生活をしています! そんな私が、なぜ・・・仮想通貨コラムを担当させてもらうことになったかと言うと・・・ 仮想通貨で生まれて初めて貯金が出来た!から(笑)かな・・・? IT関連やPC関係に興味があって、仮想通貨にも興味を持ち2017年夏ごろから自分自身で運用するようになりました。独学&初心者ではありますが、日々仮想通貨をお勉強していますー! そんなぴよひながお送りする仮想通貨コラム、”ナカのナカ”楽しんでいただけるようにがんばりますのでどうぞこれからよろしくお願いいたしますー! ぴよひなってだーれ?? 仮想通貨ってなーに?を探るまえに・・・書いてるあなたはなーに?だーれ?・・・・ですよね笑 ぴよひなが仮想通貨を知ったのは2014年のマウントゴックス事件でした ※2014年3月に東京の仮想通貨取引所であった「マウントゴックス」で仮想通貨115億円相当が消失した事件 大ニュースになりましたし、いろんなメディアで取り上げられてましたよね。 「なんか良く分からないものですごく稼いでいる人がいるのだなー」 「仮想通貨ってSuicaみたいなもの?」 「おもしろそうだけど、危なそうだなぁ」 と思いながら、自分で仮想通貨のことを調べたりしていました。 その時に、仮想通貨の仕組みについてはネットなどで独学で勉強したのですが、実際に何か仮想通貨を買ってみる、ということはありませんでした。 私が初めて仮想通貨を手にしたのは2017年夏、VALUというサイトでした。 ぴよひなのVALU このサイトは、その人の価値をユーザーが決めて、ビットコインで買ってもらうというシステムになっています。 「こんなことが出来ますよ!」「将来これくらい有名になります」「なので私の価値は将来的にあがります!」という訴求をして自分(の発行した株)を買ってもらい、そこで得た資金を自分の活動に生かす、という仕組みがメインです。 そこだけだとクラウドファンディングっぽいのですが、株を買ったユーザーはその人の価値があがったときにその株を売って売買差額を儲けることが出来るので、株式とクラウドファンディングの中間のようなサイトです。 そこでリターン(株主優待)を用意したり様々なアピールによって、”ぴよひな株”をビットコインで買ってもらった私は、初めてビットコインを手にしました! ただし、VALUはあくまで上記のようなクラウドファンディング的なサイトなので、ビットコインはVALU上の取引しかできないものになります。 VALUで頂いたビットコインを有効化して世界中で使える&日本円に換金もできるようにするためには仮想通貨取引所に登録しなくてはいけません ぴよひなは大手取引所であるbitFlyerに登録しました!!VALUで得たビットコインをbitFlyerにアウトプットすれば、晴れてどこでも使えるビットコインを手に入れたことになります!! 初めて私が手にしたビットコインは0.7BTC(当時は1BTCが20万円くらいなので約14万円もっていたことになります) そこから自身の様々な活動を広げたり、せっかくだからbitFlyerで取引してみようと他の仮想通貨を買ったりしました。 その後、2017年の年末には1BTCが200万円を突破するという自体が起きて、一瞬めちゃくちゃお金持ちになりました!笑 年末の狂騒(だったと今は思っています)が終わり、年が明けて、現在では1btcは70−80万円くらいを行き来していますね。 現在は ビットコインを0.4btc、 イーサクラシックを2ETC、 ライトコインを1LTC、 ビットコインキャッシュを0.0201BCH、 モナーコインを40MONA、持っています 投資してみよう!と買ったものから、ハードフォークで棚ぼたゲットしたコインまで様々ですが、 各コインの特色を調べたり、世界の動きと連動する仮想通貨を楽しんでいます! 最後に 仮想通貨で儲かればラッキー!!であることは間違いないのですが、ぴよひなは億万長者になりたいー!というよりは、仮想通貨を通していろんな未来や世界のことを想像する方が性格的に向いてるかなーと思います(笑) のんびりしているタイプなので、日々激しく動く仮想通貨の世界でお金持ちになる!のはすでに無理な気がしているチキンです・・・あ、いえ、ひなです← 「仮想通貨の世界を知りたいな、あ、もしワンチャンお小遣い増えたらうれしいけど!」という株でいう”短期利益よりは株主優待が欲しい系の投資家”かなと思います(笑) bitFlyerでは”ここでお買い物したらコインあげるよ”というサービスも多いので、ポイントカード的にビットコインを増やすことも楽しんでいます。 儲かるからというよりは”ぜんぶ揃えたい!”、”集めたい”というカードコレクション的な気持ちで買っているコインもあります(笑) 仮想通貨といえば「短期投資で儲かる」「バブルだ!」等、時にあやしい話も出てきますがこのコラムでは「仮想通貨の本当の価値」をみなさんと一緒に考えていけたらいいなと思っています。 「そもそもみんなが熱狂している仮想通貨っていったい何なのか」 「どうして人々は仮想通貨にハマってるのか」 「今の社会と仮想通貨の関係」 というのを探っていけるようなコラムにしていけたらと思っています! 元々は、ぴよひなの活動を応援してくださるみなさんから頂いた仮想通貨なので、儲けることではなく、ひなが仮想通貨をつかってお仕事を増やしたり有名になったり、活躍することが最大の恩返し!だと思っています。 なので仮想通貨について書けるこのコラムの場所は、とってもうれしいです! 初心者ですが、みなさんに仮想通貨の魅力を知ってもらえるようにがんばります! 週1回程度の配信を予定しているので、みなさんぜひお気に入り登録やブックマークしてくださいね! ぴよひな 近日の配信 近日の配信予定はこんな感じ! みなさんどうぞ宜しくお願いいたします! 【第2、3回】 ■ただの数字がレアになるブロックチェーン技術 ブロックチェーンが仮想通貨のホントの価値? ブロックチェーン技術によって管理者のいない国境なき通貨誕生! ■国境なき通貨としての価値 私たちが信じているお金には価値があるのか? マイニンングでコインがもらえる 送金がとても簡単すぎるメリットデメリット ■仮想通貨とSuicaの違いが分かりません! 仮想通貨と代替通貨は何が違うの? 送金・取引・購入の3大要素 ==ぴよひなプロフィール== HP https://www.piyohina.com/ twitter https://twitter.com/piyohina ITに詳しい女の子としてタレントデビュー、各種PCやITコラムも執筆 「世界一やさしいパソコンの本」出版 自身の声を生かし、キャラクターボイスやアニメ主題歌を歌うなどアーティストとしても活動 近日発売作品 toytoytoy2〜ボイスドラマおもちゃ箱〜(https://www.studiolivex.com/toy2) 10月発売CD DivAEffectProject 4th (https://www.diva-e.net/)
特集・コラム
2018/06/24【完全版】最近よく聞くビットコインETF(上場投資信託)って一体・・・何!?
こんにちは。五月雨まくら (@samidare_makura)です。 近頃、ビットコインETF(上場投資信託 / Exchange-Traded Fund)という言葉を耳にする機会が増えていませんか?ただ、それが何を意味しているのか正確に理解している人は少ないのではないかと思います。 例えば、2018年6月13日に発表されたCoinbace(コインベース)がサービス提供をアナウンスした仮想通貨「インデックスファンド」との違い・・・わかりますか? おそらく混乱する人が多いのではないでしょうか? この記事では、厳密な定義よりもわかりやすさを重視しました。ビットコインETFについて一緒に理解を深めていきましょう! そもそもETF(上場投資信託)って何? ETFとは、「投資信託」の多様性と「株式投資」の流動性を組み合わせて作られたような金融商品です。なお投資信託とはとてもシンプルに云えば、上場されている複数の株式などがパッケージ化された金融商品です。 例えば、A株・B株・C株によって構成された投資信託Xは、3つの銘柄の動きに連動して、損益が発生します(本当はもっと複雑です)。 そしてETFとは、証券取引所に上場された投資信託です。つまり、株式投資と同じように証券取引所で何回にもわたり売り買いを行うことができ、複数の銘柄に投資を分散させることができる機能を持つ金融商品です。 ETF(上場投資信託)とインデックスファンドの違いとは? ETFとインデックスファンドは、インデックス(市場全体の動きを表す指標や指数)への投資を伴い、両者ともパッシブ運用商品(Passive Investment Fund)であるという点で共通しています。 ここ、少し難しいですよね。 まず、インデックスとは具体的に云えば、日本では日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、米国ではS&P500やダウ平均株価などが代表的です。 次に、パッシブ運用商品の特徴は、売り買いがポートフォリオのアロケーション(資産配分)を維持するために行われることです。 これに対して、アクティブ運用商品(Actively Managed Fund)というモノもあり、こちらは売り買いの激しい、つまり回転率(Turnover Ratio)が高い、投機的なファンドです。 ここで重要なことは、パッシブ運用商品では、基本的に市場リスクのみを受け入れるということです。また、マネージャーリスクの排除と必要となる経費の削減も実現することができます。 ちなみに、仮想通貨の中ではインデックスに連動して価値が決まる通貨いわゆるインデックス通貨というモノもあります。代表的なのは次の2銘柄です。 ここでは詳しく解説しませんが、興味がある方はリサーチしてみてくださいね。 ビットコインETFを巡るSECとの攻防 ビットコインETFとは、ビットコインをパッケージに含むETFのことです。 2017年3月、SEC(米国証券取引委員会)は、ビットコイン取引の透明性と規制の欠如により、最初のビットコインETFである「Winklevoss Bitcoin Trust ETF(COIN)」の非承認を決めました。 ちなみに、Winklevoss兄弟は映画「ソーシャルネットワーク」で描かれていた通り、Facebookのマーク・ザッカーバーグから多額の賠償金を得たことで有名ですね。現在は、世界有数のビットコイン長者として知られています。 さて、2017年の4Qには、米国のCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)とCBOE(シカゴ・オプション取引所)がビットコイン先物商品を導入して、従来の金融の枠組みの中でビットコインを資産として位置付け、ビットコインETFの実現に向けて試金石の役割を果たしました。 しかし、2018年1月初旬にはSECにビットコインETFの認可を求めた米国の4ファンド、 Direxion Shares ETF Trust Exchange Listed Funds Trust Proshares Trust Exchange Listed Funds は、次々と申請を取り下げることになりました。 その理由について、SECの投資管理ディレクターであるDalia Blass氏は、ビットコインETFには5つの懸念点があると書簡で述べました。それは以下の通りです。 Valuation(信頼価格が存在しない) Liquidity(流動性の確保が出来ていない) Custody(信頼に足る信託期間が無い) Arbitrage for ETFs(アービトラージが困難) Potential Manipulation and Other Risks(価格操作のリスク) これに対して、CBOEの代表であるChris ConcanconからDalia Blass氏宛に回答書が送られました。 この中では、ビットコインETFに関する多くの懸念事項に論を唱え、ビットコイン市場が成熟するにつれて、SECが全体論的アプローチを行なっていく必要性があると述べています。 このように、SECのビットコインETFに対する姿勢は否定的でしたが、ビットコイン先物取引は数ヶ月間にわたり成功を収めており、このような成功もあってか3月23日にSECによる規制変更の検討の発表を促しました。 この文書は、SECは、2つのビットコインETFをNYSE Arca取引所に上場するための規制変更を検討する手続きを開始した、と述べています。2つのETFとは、Proshares Bitcoin ETFとProshares Short Bitcoin ETFです。 ビットコインETFが実現するとどうなるか? 現在、ビットコインベースのETFの店頭取引(OTC)市場はすでに行われており、目覚ましい運用益を記録しています。そのため投資家が、ビットコインETFの公開に大きな関心があることは明らかであり、ここ最近のSECの柔和な姿勢は一定の評価を得ています。 ビットコインETFの始動は、仮想通貨投資をより既存の金融の枠組みの中で提供するため、機関投資家を初めとする多くの個人投資家の参入が見込まれます。 これにより、ビットコイン市場の流動性が高まることは間違いありません。また、プレミアムと価格の乱高下が先行する店頭取引市場から投資家をより規律的な市場へ誘導することにより投資家保護にもつながります。 これにより、エコシステム全体に正当性と安定性をもたらすことができるはずです。実現が楽しみですね。 参考: cryptoren Coinjournal The Coinbase Blog
特集・コラム
2018/06/23アルゴリズムで仮想通貨の売り時/買い時を予測するHODLometerを紹介!
仮想通貨で売買取引をする人ならば一見の価値あり。 なんとアルゴリズムが仮想通貨の売り時と買い時を予測してくれるサイトが登場しました! その名も「HODLometer」!! 今回はこのサイトについて解説していきます。 HODLometerの概要 トップページを開くと仮想通貨の取引価格推移に加え、今「売る」べきなのか「買う」べきなのかが表示されています。 掲載されている仮想通貨の種類は以下の10種類です。 ビットコイン(Bitcoin) イーサリアム(Ethereum) リップル(Ripple) ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash) EOS ライトコイン(Litecoin) ステラ(Stellar) カルダノ(Cardano) アイオタ(IOTA) トロン(Tron) HODLometerの仕組みを解説! アルゴリズムが仮想通貨の売り時と買い時を予測する、とは説明しましたが、果たしてどういう仕組みになっているのでしょうか? 同サイトには以下のような説明があります。 過去数日間の平均変動率をもとに、アルゴリズムが価格の上昇と下降の期間を計算します。 (中略) チャート上では、アルゴリズムがホールドを推奨した期間は緑色で、逆に売却を推奨した期間は赤色で表示しています。 このサービスによって利益を上げつつ損失を軽減することができ、さらにはより良いリターンを期待できるでしょう。 このようにありますが、詳細なアルゴリズムの仕組みや技術的な説明には一切触れられていないので、その点は注意が必要でしょう。 HODLometerの使い方はとっても簡単! ここからは例としてビットコインとイーサリアムのチャートを取り上げ、サイトの見方を説明していきます。 以下がトップページに表示されているビットコインとイーサリアムのチャート(執筆当時)です。 まずチャートの説明ですが、こちらは前に引用を用いて説明したとおり、緑色で表示されているのが「ホールド推奨期間」、逆に赤色で表示されているのが「売却推奨期間」になります。 そして各仮想通貨名の左横に表示されている緑色もしくは灰色の表示については、緑色の「HODL」は「ホールド」、灰色の「FODL」は売却を意味しています。 同サイトにおいては「HODL」と「FODL」の両表示について次のように説明されています。 「FODL」では、ビットコインをUSDT(Tether)やTUSDなどの安定した通貨に換金するか、もしくはビットコイン市場が下降気味の際にアルトコインをビットコインに換金します。 反対に、「HODL」は売却ではなく通貨を保持しておくことを意味します。 つまり簡単に言えば、チャートが緑色になったら通貨を買い付け、赤色になったら売ることで利益を期待できるわけですね。 自動取引ツール(β版)もリリース間近 また、同サイトのアルゴリズムの判断に基づき、バイナンスやその他取引所において自動で仮想通貨の取引を行う自動取引ツールなるものが準備段階のようで、現在ベータ版のリリース準備中ということです。 もし興味を持たれた方は、同サイト 最下部の「Save your crypto investment in bear market」と表示されているフォームからメールアドレスを入力してリリース通知受け取りの申込みができますので、以下のリンクからどうぞ。 HODLometerトップページ まとめ 今回はアルゴリズムが仮想通貨の売り時と買い時を予測してくれるサイト「HODLometer」を紹介しました。 相場推移の分析から売り時なのか買い時なのかを予測するだけではなく、それに基づいて自動で通貨取引をしてくれるツールまでリリース予定なので注目です! しかし、アルゴリズムといえど要はプログラムされた法則等に基づいて判断をするだけで全知全能ではありません。 なのでHODLometerによる予測も所詮は「予測」、外れることももちろんありますので、参考程度にしておくことをおすすめします。 Daichi この先AIなどの技術も絡んで市場予想の分野も加速していきそうですね。。。
特集・コラム
2018/06/22仮想通貨は将来法定通貨を上回る力を持てるのか?著名人の見解まとめ
こんにちは、kaz(@kazukino11111)です。 仮想通貨市場は今日現在、多くの業界のエキスパートから支援を受けており、彼らは仮想通貨がインターネット以来の大きな変化を起こすものになると信じています。 投資家Tim Draper氏とトレーダーNeu-Ner氏の意見 多額の資産を抱える投資家、Tim Draper氏は今年の4月ごろから仮想通貨に興味を示しています。同氏は今年4月にビットコインの価格が2022年までに25万ドルに到達するという予想をしています。先日Draper氏は仮想通貨が法定通貨に置き換わるという話題に関して自身の意見を以下のように明らかにしています。 「仮想通貨は次に起こり得る大規模な変革であり、各国政府は投資家を守るために策を講じる必要がある。私は仮想通貨がこの先5から7年で法定通貨を置き換えると信じている。」 同氏はビットコインおよび仮想通貨市場の成長についても言及し、以下のように付け加えました。 「私は法定通貨は次第に使われなくなっていき、仮想通貨が100兆ドル規模の市場で使われるようになっていくと予想する。私はビットコインがその市場の一割、つまり10兆ドルほどを占めると考える。そこには大きな伸び代が残されている。」 Tim Draper氏以外にも仮想通貨支持者として有名なトレーダーのRan Neu-Nerという人物がいます。彼はビットコインの価格が底をつくかもしれないと予想するものの、長期的には市場はまだまだ成長段階にあると信じています。ブロックチェーン投資企業Onchain CapitalistのCEOでもあるNeu-Ner氏は仮想通貨市場に対して強気な姿勢を貫いています。 同氏は最近の仮想通貨市場の変動について言及し、デイトレーダーや短期での利益目的の投資家を市場から追い払うものの、長期での利益を期待している投資家は仮想通貨市場に対してより広い視点を持つことだ大事だとしています。 Apple共同創立者とTwitterCEOの意見 Appleの共同設立者として知られるSteve Wozniak氏はBill Gates氏やWarren Buffet氏とは対照的に、仮想通貨に関してポジティブな意見を持っています。 「ブロックチェーンは次の大きなIT革命になる」と語るWozniak氏は銀行によって簡単に増刷される法定通貨に対してビットコインは発行枚数が定まっている点を賞賛します。また、同氏はブロックチェーンテクノロジーが様々な分野に応用が効くという点を強調します。 TwitterのCEOを務めるJack Dorsey氏も同様にビットコインに関してポジティブな意見を展開しており、以下のように述べています。 「インターネットはネイティブな通貨を持つにふさわしい。それがビットコインになるかどうかはわからないが、私はそうであると願う。」 Dorsey氏は現在規制当局や証券取引委員会(SEC)に対してブロックチェーンテクノロジーの必要性を教えるべく動いているということを強調します。Wozniak氏とDorsey氏が仮想通貨に関してポジティブなコメントをしたのはこれが最初ではありません。両者は以前から複数のカンファレンスなどで仮想通貨を賞賛するようなコメントを述べています。 まとめ 億万長者のTim Draper氏は仮想通貨に多くのポテンシャルを見出している一方で、Ran Neu-Ner氏、Steve Wozniak氏、Jack Dorsey氏もブロックチェーンテクノロジーにポジティブな見解を示しています。 Neu-Ner氏は仮想通貨は長期で投資をしている投資家へのメリットになるとする傍で、Wozniak氏とDorsey氏は仮想通貨が未来への道だとという見方をしているようです。 みなさんは今後仮想通貨とブロックチェーンは世界にどのように影響を与えていくと予想しますか?
特集・コラム
2018/06/22現在の1BTCの価格で何が買えるかをひと目で分かる便利サイトを紹介!
「仮想通貨」や「ビットコイン」といった言葉を頻繁に耳にするようなった昨今、言葉自体は身近になれど「結局ビットコインってなんなの?」「ビットコインってどれくらいの価値があるの?」といった疑問を抱える方も少なくないはず。 Daichi かくいう僕もそのひとりです(笑) そんな仮想通貨やビットコイン初心者の方のために、わかりにくいビットコインの価値をひと目で理解できるウェブサイトを紹介します。 サイト概要:「How Much is a Bitcoin Worth?」 今回紹介するのは「How Much is a Bitcoin Worth?」というサイト。 このサイトでは、ビットコインの現在の取引価格がドル換算で表示され、加えて現在の1ビットコインでどんなモノが何個買えるかを表示してくれるのです! これなら親しみなれた普段の金銭感覚で1BTCの価値が理解しやすいのではないでしょうか。 使い方:このサイトでできること ビットコイン取引価格等の確認 トップページ中央上部に表示されているのが現在のビットコインの取引価格で、この記事執筆当時の価格は$6,624.54、日本円で約73万円となっています。 現在の取引価格の下に表示されている数字は左から以下のとおりです。 24 HOUR HIGH:24時間以内に記録した最高取引価格 24 HOUR LOW:24時間以内に記録した最低取引価格 24 HOUR CHANGE:24時間前の価格からの変動分 MARKET CAP:時価総額(数字の後ろの「B」は「billion」、つまり「10億」です) POINT時価総額とは「1BTC(ビットコインの単位)×ビットコインの供給量」です。 ビットコインはその特性上、総供給量は2100万BTCと決められています。 ビットコイン総供給量の80%が採掘済み マイニング可能なのは残り420万BTCのみ - CRYPTO TIMES さらに、トップページ左上の「How Many Bitcoins are there?」をクリックすると、現時点でどれだけのビットコインがマイニングされ、残りはいくらなのかが表示されます。 最も大きく白抜きの数字が現在マイニング済みのビットコインの量、その下が中段が残りの量、最後に一番下の変動しない数値がビットコインの決められた総供給量となります。 マイニングとは?ビットコインの取引が格納されるブロックを生成する行為のことで、生成されたブロックが時系列順に繋がったものをブロックチェーンと言います。 マイニングをすることで、新規発行分のビットコインがもらえます。 ブロックチェーンやマイニングなど、仮想通貨ビットコインのややこしい仕組みについてもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。 【仮想通貨】Bitcoin(ビットコイン) の仕組みに関して - CRYPTO TIMES 現在の1BTCで買えるモノを見る トップページ中央に大きく表示されているのが、現在の1BTCの取引価格で購入することができる商品で、一度に3つまで表示されます。 各商品枠の左上に商品名、中央に商品画像があります。 次にひとつの商品にフォーカスして、表示の詳細を見てみます。 例えばこの「Nintendo Switch」。 左上に「1BTC could buy 22」と書いてありますが、これはつまり「1BTCで22個のNintendo Switchが買える」ということです。 Daichi ニンテンドースイッチ22個って!!(笑)業者か(笑) さらに他の商品を見てみると、執筆当時の取引価格では1BTCでMacBook Pro 13インチが4個、Amazon Echo Showが28個買えるということになります。 購入可能な個数の多さも相まって1BTCの価値が逆に分かりづらい感じも否めませんが、だいたいのイメージはつかみやすいのではと思います。 商品画像の左下に表示されている「List: $○○○」は「一個あたりの商品価格」、右下の「○○○BTC」は「一個あたりの商品価格のBTC換算」になります。 この画像の場合、この商品の一個あたりの商品価格は$299.99(約33,000円)、ビットコイン換算で一個0.045285BTCということになります。 さらに商品画像をクリックすると、ちゃっかり該当商品のAmazonページに遷移するようになっています。 ちなみに、サイト右上の「Refresh」をクリックすることで表示商品をどんどん切り替えることも可能です。 仮想通貨の交換と売買取引 トップページ下部、商品画像の下には Buy Bitcoin using Changelly Buy Bitcoin using Coinbase の2つがあります。 「Buy Bitcoin using Changelly」をクリックすると、仮想通貨交換所Changellyに遷移します。 「Buy Bitcoin using Coinbase」をクリックすると、仮想通貨取引所Coinbaseに遷移します。 POINT取引所・交換所は同義で、仮想通貨の売買取引が行われます。 販売所と違う点は、買いたい人と売りたい人の注文によって取引価格と数量が決定される点です。 イーサリアム表示に切り替え これまで紹介してきたこのサイトは現在のビットコインの価値をわかりやすく教えてくれるものでしたが、他にも現在のイーサリアムの価値も同じ方法で知ることができます。 そもそもイーサリアムってなんぞやという方はこちら。 【仮想通貨】Ethereum(イーサリアム)とは?根幹を支えるスマートコントラクト技術を含めて解説 - CRYPTO TIMES さて、イーサリアムでの表示に切り替える方法は簡単で、トップページ右上の「How Much is a Ethereum Worth?」という文章の青色になっている「Ethereum」の部分をクリックするだけ。 するとこのように「How Much is a Ethereum Worth?」というウェブサイトに切り替わり、同じように現在のイーサリアムの取引価格やその変動情報に加え、1イーサリアムで何が何個買えるのかを表示してくれます。 まとめ 今回はわかりにくい仮想通貨ビットコインの現在の価値を、何が何個買えるかで表示してくれる便利サイト「How Much is a Bitcoin Worth?」を紹介しました。 誰でもわかるようなモノに換算して表示してくれることで、初心者でもひと目で感覚的に価値を理解できる点が素晴らしいウェブサイトです。 Daichi これを機に仮想通貨に興味を持つ人が増えて、国内での盛り上がりが加速すればいいなぁと思います。
特集・コラム
2018/06/21上海のEOS BP WORLD SUMMITに参加してきました。
こんにちは。アラタ (@cry_curr_ar)です。 先日、メインネットをローンチしたEOSですが、先月にEOS BP WORLD SUMMITという、SUMMITが上海で行われました。 今回はいろいろご縁があり、SUMMITに参加していたEOS Japanのメンバーよりご招待をいただきましたので、その中で思うことを書いていきたいと思います。 最近ではブログだけではなく、CRYPTO TIMESでもロクに記事を書けていないのですが、今回はEOS BP SUMMITにちゃんとした記事を書いていきたいと思います。 いやはや、どんだけ、レポート記事を書くのが遅いんだよという話でもあります。スミマセン。。 EOS WORLD BP SUMMITへ参加 約一ヶ月前になるのですが、上海で行われたEOS WORLD BP SUMMITへと参加してきました。現在、EOSはメインネットへのローンチを完了しましたが、このときはまだメインネットへのローンチ前でした。 本SUMMITの趣旨としては、EOSのBP(Block Producer)候補を集めたサミットで、第3世代のブロックチェーンエコシステムでBPに必要なことについての発見、そして新たな人をEOSエコシステムへ惹きつけることを目的として行われたようです。 EOSは現在、中国で特に注目されているようで、会場に入ると800名くらいの会場が後ろまで満員!!立ち見でみている人もいるくらいでした。 当たり前なんですが、スピーカーは殆どが中国語で、今回は中国語 → 英語の翻訳機を聞きながらの参戦でした。内容は今回は割愛しますが、EOSのコミュニティやエコノミーの発展みたいなところに関してというところでした。 EOS BPって何? そもそも、EOSのBP(ブロックプロデューサー)って何?という方もいるかも知れません。 EOSはDelegated Proof of Stake、通称DPoSというコンセンサスアルゴリズムを採用しています。このDPoSの投票によって、選ばれたBP(ブロックプロデューサー)がブロックの承認を行っていくというものです。 【初心者向け】仮想通貨(ブロックチェーン)におけるコンセンサスアルゴリズムとは? - CRYPTO TIMES 現在では各国にBPの候補がおり、特に中国ではそのBPの候補数が非常に多いようです。BP候補になるにも条件が必要で、これらの条件をクリアしないとBPにも立候補ができないようです。 https://twitter.com/EosJapancojp/status/1002390720492138496 日本にもEOS Japan以外のコミュニティチームがあったり、DAppsを開発しているチームが会ったりとその属性はかなり多種多様のようです。BPに関して詳しくは近々、EOSの記事を書くのでそちらもご覧ください。 日本と中国の市場を比較して思うこと 今回のサミットを参加してみて、日本のサミットと比較した感想です。一番思ったのは、参加者の属性の違いというのが、非常に感じられました。 日本のカンファレンスに参加しても、外人が殆どで日本人はあまりいなかったり、会場がスカスカだったり、いわゆる胡散臭い人達が沢山いたり、話を聞かずにマッチングアプリをやっていたりと結構酷い空気だったりします。 逆にEOS BP SUMMITでは会場は満員、当たり前に中国人ばかり(EOSが現在、中国で人気だからかもしれません)、登壇者がでてくると、ここぞという感じで皆が皆スマホを取り出して写真を撮っていたり、話もしっかり聞いていて、非常に興味関心を持っているなと思いました。 後は参加者も女性が3-4割程度いて、日本のカンファのように男性ばかりの参加者では無いんだなと思った記憶があります。 また、EOSが特に中国で盛り上がっていることもあるのが原因か、会場の熱というのが非常に感じられました。EOSの中国のコミュニティもかなり多いようなので、今後も更に盛り上がっていくでしょう。 他のカンファレンスなどにも機会があれば、是非とも参加してみたいと思っています。 まとめ 今回、ご招待いただいたEOS Japanのチームの皆様、本当にありがとうございました。 EOS Japanは現在、BP Votingにも参加中なので、EOSホルダーの方は是非ともBP Votingにご参加してください! BPの投票方法は次回の記事にて公開いたします。EOS JapanのTwitterフォローもよろしく! EOS Japan 公式Twitter おまけ https://twitter.com/cry_curr_ar/status/997488357906173952 もう一度泊まりたい...
特集・コラム
2018/06/19Ethereum Classic上に構築されたETCGameを利用して、ワールドカップを10倍楽しもう!
先日、EthereumClassicの近況に関しての記事を書きましたが、現在、EthereumClassicのコミュニティは、日本だけではなく韓国や中国でもコミュニティが立ち上がり、色々と賑わいを各国で見せているようです。 Consensus 2018にも登壇!Ethereum Classic(イーサリアムクラシック) / ETCの最新情報 - CRYPTO TIMES そして、現在、ワールドカップの真っ只中ですが、EthereumClassic上に作られたブックメーカアプリであるETCGameを利用して、ワールドカップが10倍楽しめるようになります。 この記事では、その遊び方を説明したいと思います。 因みにEthereumClassic Japanのツイートでは日本戦の点数予想企画もやっているので要チェックです。 https://twitter.com/etcjapan/status/1007159291466297344 https://twitter.com/etcjapan/status/1009377652552097793 Ethereum Classic上に構築されたブックメーカーアプリETCGameとは? ETCGameとは、イーサリアムクラシック上に構築されたブックメーカー(ベッティング)サービスです。 ブックメーカーサービスは、必ず「胴元」が中心にいるため、偽装などの問題が発生しやすくなります。同サービスではETCブロックチェーンを利用することで公平性・透明性が高く、かつ手数料無料のベッティングを提供するとされています。 また、予測結果が発表された後、リアルタイムでスマートコントラクトに従って自動的に利益が分配されるようになっています。これにより、プラットフォームの運営コストも低下させることが可能です。 ETCGameではベッティングのカテゴリーも豊富で、現在はスポーツ、金融、政治、娯楽,eスポーツの5つのジャンルが存在しています。 現在は、ワールドカップの真っ只中であり、ワールドカップの試合予想なども簡単に行うことが可能です。 ETCgameの遊び方 まずは、ETCgameのサイトにアクセスを行いましょう。 現在のETCgameではワールドカップと、通貨予測の2つが対応しています。 今回は、ワールドカップを楽しむために、ワールドカップを予測しようと思います。 チェニジア VS イングランド戦ですね。そして、我らが日本も明日にコロンビアと戦いです。 遊び方 ゲームに参加するには、ETCに対応したオンラインウォレットが必要になります。 オンラインウォレットのアカウントを持っていない場合は、ゲームを始める前に、ウォレットのアカウントを取得してください ETCに対応しているオンラインウォレットにはClassic Ether Walletがおすすめです。何か馴染み深いウォレットのUIですね。。。笑 注意! 取引所の口座ではゲームに参加できません。 取引所の口座からの送金は、拒否される可能性があります。 さて、どの試合の予想をするか決めたら、その試合をクリックします。 今回は日本VSコロンビアの勝敗や、ハンディキャップ、オーバーアンダーなどを予想します。 例えば、日本がコロンビアに勝つと思ったら、下記のように、日本を選択するとコントラクトアドレスが発行されます。 このアドレスに対して、オンラインウォレットから送金を行うと、準備完了で、あとはゲームを待つだけです。 賭けたゲームが終了したら、結果は自動的に計算されて、スコアに反映されます。 もし、予想が当たっていた場合は、賞金は自動的にオンラインウォレットのアカウントに振り込まれますので、払戻し手続きなどは不要です。 万が一不測の事態が起こった場合(例えば試合が成立しなかったなど)も、賭け金は自動的にあなたのオンラインウォレットのアカウントへ払戻されます。 まとめ EthereumClassic上のブックメーカーアプリETCGameでしたが、是非とも友達と一緒にでも遊んでみてください。 ブックメーカーとスマートコントラクトの相性は個人的にはかなり良いのでは?と考えています。 4年に一度のイベントをブロックチェーンのアプリで遊ぶなんて、なかなかないと思いますよ!私もやってみようと思います。
特集・コラム
2018/06/16中央型から分散型へ:EUが見据えるデータ管理の新しい信頼モデル
はじめまして。五月雨まくら(@samidare_makura)です。 経済活動の活性化には、企業の製品(プロダクト)やサービス、労働者が市場ニーズに応じて柔軟に移転できるシステムが必要です。そのためには「データ」のやりとりが非常に重要な役割を担います。 確かに、インターネットやクラウドサービスのおかげで、データを自由にやりとりすることは容易になりました。しかし、欧州委員会(以下、EC)の取り組みである「Building a European Data Economy」が提起するように、ローカライゼーション制限やデータの移転に関する規則の欠如により、データのやりとりにはいくつか障壁あります。 データの信頼性を保証する検証方法の欠如 ECは、GDPR(General Data Protection Regulation)などの規制を打ち出し、データのやりとりに関する枠組みに対して提案を行い、データのやりとりに関する障壁を取り除くために尽力してきました。 これらの取り組みは重要なステップですが、現在のインターネットにおける最大の問題の一つであるデータの「信頼性」については言及していません。 オンラインでショッピングをした人の誰もが知っているように、インターネット上における信頼の有無は大切な意味を持ちます。 例えば、販売主が商品をきちんと配送してくれることを信頼できますか?商品が偽造されていないと信じることはできますか?これらの懸念に対する対応としては、レイティングシステムがありますが、十分な情報が集まっていない場合は多々あります。 これらはEコマースにおける懸念のほんの一部ですが、重要な示唆を与えてくれます。個人および法人の経済圏がインターネット上で拡大していくにつれて、日常的なトランザクションのために、さまざまな種類のデータを検証する必要があります。しかし、肝心の方法については決定打に欠けているのが現状です。 信頼性モデルの過渡期 現在、データはプラットフォームに基づくビジネスモデルに集中管理されています。さらに、ネットワーク効果により一部のプラットフォームがデータを独占的に制御、成長を続けるとともに影響力が拡大していくと推測できます。 このモデルでは、単一障害点(SPOF)を持つ中央型プラットフォームへの依存により、セキュリティリスクが肥大化する恐れがあります。 例えば、1億4500万人以上の個人データが盗まれた「Equifax breach」や「Facebook」による5000万人以上のユーザデータの漏洩などが印象的だと思います。 このような懸念があるため、データの信頼性を保証する新しいアプローチが求められます。そこで登場したのが、分散型ネットワークに基づく信頼モデル「ブロックチェーン」です。 ブロックチェーン技術が注目されている理由の一つは、中央型の信頼モデルへの依存における問題を解決する方法として期待されているからです。このモデルではデータの真正性を、分散型のP2P(Peer-to-Peer)ネットワークに参加するノード(ユーザ)による検証によって証明することができます。 データを管理することは組織にとっては大きなリスクとなる反面、事業の基盤を強化し得る大切な資産にもなります。それでは、組織はどのようにデータを扱えば、漏洩リスクと規制の圧力を避けることができるのか?これを明らかにすることはGDPRの目標の一つです。 分散型ネットワークによる信頼性の証明 分散型ネットワークによる新しい信頼モデルでは、個人データの持ち主が安全に他者へ情報提供することが可能になります。ここでいう個人データとは、名前、政府ID、住所、健康、学位などを指します。 ブロックチェーン上に直接データを格納することは危険ですので、ブロックチェーンにはデータに対するポインタのみ含まれています。データは、所有者により認証された時のみ、アクセス可能になります。データへのアクセスは政府や企業だけではなく、あらゆる領域のプレーヤーにとって不可欠な要素となります。公共および民間 部門は、分散型ネットワークによるデータの管理を推進するために、試行錯誤する必要があるでしょう。 考察と結論 現在のデータの信頼性モデルの問題は、データを十分に検証できないことです。EUはこの問題を解決しようとしていますが、依然として課題は多いようです。 一方、過去2、3年の間にブロックチェーンに基づく分散型ネットワークが登場して、新しい信頼モデルを提起しました。これは、データを検証するための方法として有力な選択肢です。 ブロックチェーンによる信頼モデルが浸透するためには、ブロックチェーン技術の発展も重要ですが、膨大なデータを抱え込む政府機関と企業組織との協調が不可欠であり、今後の動向を注視する必要があるでしょう。
特集・コラム
2018/06/14仮想通貨業界参入を検討している企業3社とその背景
こんにちは、kaz(@kazukino11111)です。 多くのメインストリームから新規参入のニュースが続いた今年前半の仮想通貨業界ですが、後半においての日本市場も見逃せないものになりそうです。 先日SBIグループが新たな取引所をローンチしましたが、以下の上場企業3社も同様に国内での取引所の開設を検討しているようです。 国内の上場企業は仮想通貨関連事業への関心を強めています。以前マネーフォワードやavexが取引所の設立を検討しているというニュースが流れましたが、今回はそれらの企業とはまた別の企業の名前が上がっています。これらの企業はすでに明確なビジョンを持っており、参入時期は近いと考えられています。 Samurai&J Partners あまり聞きなれないこの名前ですが、Samurai&J Partnersは1996年に創業された会社で、投資銀行サービスやITおよびフィンテック関連のサービスを取り扱っています。同社のウェブサイトでは「上場企業にPIPE(上場株式へのプライベートな投資)というメソッドを使って投資している」と説明されています。 同社の子会社はクラウドファンディングプラットフォームを運営しており、「資産管理を望んでいる個人と資金を必要としている企業を繋げる」と説明されています。同プラットフォームではすでに「仮想通貨マイニングファンド」という目標利回り7%の仮想通貨関連の投資商品が扱われています。 また、Samurai&J Partnersは先日、仮想通貨ホルダー向けの融資サービスを開始する予定があると発表しました。 Appbank Inc(アップバンク) こちらは若者を中心に認知度が高い企業なのではないでしょうか?マックスむらい氏の印象が強いAppbankはストリーミングやビデオコンテンツを通して商品販促を行なっています。同社は2008年にゲームおよびスマートフォン関連のメディア、Appbank.netをローンチしました。 同社は2週間ほど前に@Blastという仮想通貨配布プラットフォームのローンチを発表しました。このプラットフォームではオンライン、オフライン問わずイベントを開催し、仮想通貨の配布を目標としているそうです。 「@Blastはゲームやエンターテイメント関連のコンテンツを通して仮想通貨を配布するWebサービスプラットフォームです。」 Appbankはこのプラットフォームを使って仮想通貨が広く普及していくように努力するとのことです。 I-Freek Mobile(アイフリークモバイル) I-Freek Mobileはスマートフォンユーザーに向けてモバイルコンテンツを提供している企業です。同社は先日、企業プロフィールに仮想通貨取引業を追加したことを報告しています。新たに修正が加えられた企業プロフィールは今月27日に開催予定の株主総会で採用される予定としています。 株式関連の情報を提供しているウェブサイト、みんかぶはI-Freek Mobile社からの引用で以下のように説明しています。 「私たちは、当社および子会社にとってビジネスとなるコンテンツの拡充のほか、将来の事業の発展に備えるべく、仮想通貨交換業を追加しました。」 まとめ 多くの国内企業が仮想通貨事業への新規参入を検討していますが、今後彼らにとって大きな課題となるのは認可のための審査でしょう。みなし業者という法改正後に認可がおりていない仮想通貨取引所が複数社誕生したように、その審査を通過するのは決して容易ではありません。 一方で多くの企業が参入を果たせば市場により多くの資金が流入します。これはすでに仮想通貨に投資している投資家にとっては大きなメリットでしょう。今後の市場規模拡大のためにも新規参入が期待されます。