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2024/10/13900万人のユーザーを抱える新時代のSNS「Yay!」 AMAレポート
執筆:MARU Web3の力を活かした国内最大級の無料SNSコミュニティアプリであるYay!に関するAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、プロジェクト概要やWeb3参入の背景、トークンエコノミクスなどについて詳しく伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年10月3日(木)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice/Chat Giveaway:Proof of AMA × 10名 好きでつながるバーチャルワールド 「Yay!」のAMAを開催✈️ ⏰ 10月3日(木)21:00 🎁 Proof of AMA NFT × 10名 ✅ Like, RT & Follow ↓@Yay_Global & @bb_jpdao ✅ Join AMA メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 同時配信 ▶️ https://t.co/A5xqeenB86 💁♂️ スピーカー:@takachan114 | Founder… pic.twitter.com/3rkRaJNvdV — boarding bridge (@bb_jpdao) September 26, 2024 スピーカー ・Ishi | Yay! Founder ・TakmanKid | boarding bridge ・Aki | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 ishi@Yay! | X 私は大学時代から起業を始め、11年間起業家として活動してきました。そして、4年前に『Yay!』を立ち上げました。社員は約40人で、そのうち約7割が外国人です。これからは海外にも強いチームを作り、グローバルな展開をさらに進めていきたいと考えています。 プロジェクトの概要を教えてください Yay!は、X(旧Twitter)やDiscordの良い部分を組み合わせたSocialFiプラットフォームです。現在、900万人以上のユーザーが利用しており、約10万種類のコミュニティが存在しています。サービスの特徴として、Web2とWeb3のユーザーを明確に分け、初心者でも簡単にWeb3に触れられるように設計されています。 たとえば、Web2ユーザーは、NFTのプロフィール画像(PFP)を設定したり、簡単なタップゲームを楽しむ感覚でトークンやNFTを手に入れることができます。これにより、特別な知識がなくてもWeb2の延長線上でWeb3の世界に入っていけるような仕組みを作り込んでいます。具体的には、ユーザーは特別な技術を必要とせず、Telegramのようなシンプルなアプリ体験でウォレットを持ち、NFTを保有できる設計です。簡単に始められないと多くの人はWeb3に参入しづらいと考えているため、このようなシンプルな体験が重要だと感じています。 一方で、Web3ユーザー向けには、ステーキングや流動性提供、NFTの売買など高度な機能が使えるダッシュボードを準備中です。また、他のDeFiプロジェクトと比べても高い利回りを提供することを目指しており、ETHの利回りや提携パートナーのポイント、Yay!の事業収益の一部をユーザーに還元する設計を進めています。DeFiの利回りで他に勝ちたい、という強い思いを持ってこのプロジェクトを推進しています。 私たちがこの設計に至ったのは、Web3のサービスでは「稼ぐ」ことが中心になりがちであるためです。これは、単なるゲームの楽しさだけでなく、プレイヤーやトレーダー、コレクターがそれぞれの方法で関与できるポケモンカードのエコシステムに似ています。プレイヤーがゲームを楽しむ一方で、トレーダーやコレクターがその価値を追求することで、流動性が生まれ、新たな価値が生まれるという点が魅力的だと感じています。Web3でもこのような多様なユーザーがそれぞれの楽しみ方を見つけられる環境を整えたいと考えています。 現在、Yay!のユーザーは主に日本が全体の約7割を占め、残りの3割は東南アジアのユーザーです。特に20〜24歳が多く、そこからさらに幅広い年齢層にユーザーが広がっています。 また、これまでにSBIやスカイランドベンチャーなどから2,200万ドル(約32億円)の資金を調達しており、この資金を活用して、さらに多くのユーザーにYay!の魅力を伝えていきたいと考えています。 シリーズB資金調達 | PR Times記事 Web3へ参入した理由を教えてください Web3への参入を決断した背景には、ソーシャルメディア市場の激しい競争と、その中での差別化の難しさがありました。LINE、Telegram、Instagramなど、ユーザーが利用するSNSは、親とのやり取りにはLINE、クリプト関連の友人とはTelegram、大学の友人とはInstagramというように、相手に応じてツールが決まる傾向があります。しかし、これらのツールの機能自体に大きな違いはありません。どのSNSを使っても、基本的なダイレクトメッセージ(DM)機能はほぼ同じです。 つまり、ユーザーがSNSを選ぶ際、ツールの機能ではなく「誰とつながるか」が重要視されているのです。たとえば、ある人と連絡を取ろうと思うと、その相手に最も適したツールが自然に思い浮かぶため、特定の機能が決め手になるわけではありません。このような状況下で、ソーシャルメディアの中で勝ち抜くためには、他のSNSでは得られない「ならではのつながり」を提供する必要があります。 そこで、Yay!では金銭的インセンティブを活用して新しいつながりを生み出すことを考えました。ユーザーにとって、お金がもらえるという動機付けがあれば、サービスを利用するきっかけとなり、人々が集まってコミュニティが形成され、新しいつながりが自然と生まれる可能性が高まります。例えば、「この人とはYay!でしか話さない」といった関係が生まれれば、そのユーザーにとってYay!が唯一無二のSNSとなり、他のツールに頼ることなくYay!を使い続けることになります。 この戦略の基盤として、Web3を活用することが理にかなっています。例えば、日本ではPayPayが金銭的インセンティブを使って急速に市場シェアを拡大しました。PayPayは、利用者に100億円キャッシュバックキャンペーンを実施することでユーザーを引き付けましたが、これはソフトバンクが巨額の資金を投入したからこそ可能だった例です。一般的な企業にはこのような規模での資金投入は難しいですが、Web3ではトークンを使うことで、同様のインセンティブを提供できます。 Yay!はこのWeb3のトークン経済を活用し、金銭的な動機付けを与えつつ、独自のつながりを生み出し、自然とユーザーが集まるプラットフォームを目指しています。 Yay!の主要な機能 | Yay! ホワイトペーパー NFTやFTを絡めたトークンエコノミクスについて教えてください Yay!のトークンエコノミクスは、2種類のトークン「YAY」と「EMPL」を採用したデュアルトークン制を特徴としています。YAYは総発行数が100億枚のガバナンストークンで、コミュニティ内での意思決定に用いられる重要な役割を担っています。一方、EMPLは無制限に発行され、ゲーム内でのアクションや他のユースケースに使用されるユーティリティトークンです。これらのトークンはYay!独自のブロックチェーンであるSoneium上で発行される予定です。 また、Yay!には「Pal」と「Genesis」という2種類のNFTがあります。PalはPlay-to-EarnモデルをベースにしたデジタルペットのNFTで、Soneium上に存在しています。Genesisは5000体限定で発行され、Palをミントするための機能を持っています。このGenesisはEthereum上で発行されていますが、LayerZeroを利用することでSoneium上でもPalをミントできる仕組みを導入しています。 Genesis NFTを保有しているユーザーはPalをミントする権利があり、例えばミントしたPalを0.07ETHで売却すると、コスト0.04ETHを差し引いて0.03ETHの利益を得ることができます。このプロセスは24時間ごとに繰り返すことが可能です(アンコモンのPalの場合は72時間ごとのサイクル)。 Palには約2〜3ヶ月の寿命があり、使用できなくなった後も払い戻しが保証されるため、投資家は損をすることはありません。また、Palを特定のプールに預けることで、他のユーザーが無料でPalを使えるようにし、その間に投資家はYay!のガバナンストークンであるYAYを報酬として受け取ることができます。 Genesis NFTを取得する方法には、ステーキングやポイントシステムなどがあり、Yay! GoldやYay! ポイントを貯めることで取得権利が得られます。上位ユーザーには特別なYay! Prime Passが与えられ、それを用いてGenesis NFTをクレームすることが可能です。Yay!のエコシステム内でこのようなトークンやNFTを活用し、ユーザーや投資家が新しいつながりを作り出し、収益を得る仕組みが提供されています。 トークンエコノミクス | Yay! ポータルサイト Yay! ステーキングキャンペーンの詳細と狙いについて教えてください Yay!では現在、ETHメインネット上でのステーキングキャンペーンを実施しており、これを通じてさまざまなポイントを獲得できる仕組みを提供しています。具体的には、StakeStoneとKelpのVaultがあり、Yay! Goldや特定のポイントを始め、StakeStone、EigenLayer、Symbiotic、Mellowなどのプロジェクトに関連したポイントを稼ぐことができます。また、Kelpに関連するポイントとして、Kelp MileやLinea、Scroll、Karak、EigenLayer、さらにはKelpのインフラパートナーのポイントも獲得可能です。このキャンペーンでは、最上位のNFTであるPrimePassのアロケーションや、YAYトークンのエアドロップも予定されています。 このステーキングキャンペーンの狙いは、最終的にSoneium上での流動性を提供する仕組みを構築することにあります。私たちはWeb3ユーザーがもたらす流動性に特に注目しており、Web3の投資家に対しては、ゲームやソーシャル要素以上に利回りが重要であると認識しています。そのため、Yay!はクリプト投資家に利回りを提供しつつ、事業収益を還元する形で流動性を供給することを目指しています。このようにして、流動性が確保されることで、Yay!ユーザーにも利益がもたらされ、サービス全体がより良い形で機能するよう設計されています。 Staking画面 | Yay! ステーキングサイト Soneiumと具体的な関わり方について教えてください 私たちはdAppsとしてSoneium上に展開していく予定です。現状、DeFiやインフラ関連のサービスは一旦成熟期に入り、ガス代もEigenLayerのTGE時には高騰しましたが、通常時には落ち着いており、スケーラビリティに関しては大きな問題がない段階に来ています。この状況下で、TelegramのTONなどを通じてWeb2ユーザーがWeb3にスムーズに移行できるユーティリティの重要性が高まっています。Soneiumは、Sonyが出したマスアダプションを目的としたチェーンであり、IPやコンテンツも取り込まれることで、さらなる広がりを見せると考えています。SonyはWeb3業界の中でも大規模な企業であり、グループ全体が協力しているSoneiumと一緒に動くことで、より多くの一般ユーザーを巻き込みたいと思っています。 Soneiumは、今後SolanaやBNBの次を狙う存在としても注目されており、私たちもその成功を後押ししたいと考えています。また、Token2049でも非常に盛り上がりを見せていたことからも、SoneiumがこれからのWeb3市場において大きな影響力を持つことが期待されています。Web2からWeb3への移行を目指す私たちとしては、Soneiumに参加し、その成長を支えることは不可欠だと感じています。 Yay!と@Soneiumとのパートナーシップは、ソーシャル体験をさらに進化させます。 Yay!はWeb3を誰でも簡単に利用できる世界へと導く、大きな一歩を踏み出しました。 続報をお楽しみに! https://t.co/PTjeIYYY2g pic.twitter.com/37JoZDw7e7 — Yay! Japan (@Yay_JP) August 26, 2024 今後のロードマップについて教えてください 私たちは今後、多くのロードマップを計画しています。10月中旬にSoneiumのテストネット上で新機能のオープンベータ版を公開し、その後、ユーザー向けのポイントファーミングが開始します。さらに、コミュニティグランツやオンチェーンアクティビティに対するポイント付与など、様々なキャンペーンも予定しています。 ステーキングに関しては、我々のポイントにフォーカスしたVaultが新たに登場する可能性もあります。まだメインネット公開前の段階ですが、コミュニティと協力しながら、Soneium上でのベータテストのフィードバックを基にプロジェクトを進めていきたいと考えています。特に、ラウンド2では5,000ETHの上限を設定し、ステーキングキャンペーンを終了する予定です。今後もメインネットに向けて、さらなる準備を進めていきます。 タイムライン | Yay! ポータルサイト Genesisを持てなかった場合でも稼げる方法があるのでしょうか Genesisを保有しているユーザーは、バリデータに近い役割を担っています。最大で5,000枚の発行を予定していますが、そのバランスをしっかりと取るように配慮しています。Genesis保有者は、運営側に近い立場にあり、他のユーザーとともにプロジェクトのオンボーディングを進める重要な役割を果たしてもらえるようなポジションです。 海外展開について教えてください Yay!の海外展開については、現在タイとインドネシアでユーザーが増加しています。今後もアジアを中心にまずは展開を進めていますが、投資家に対しては全世界にアプローチしています。 提携プロジェクト側でハッキングがあった場合の保証はありますか Kelpなどのプロジェクトはそれぞれセキュリティ監査(オーディット)を実施しており、コードやシステムの安全性を確認しています。 しかし、万が一ハッキングが発生した場合、資金を完全に取り戻すことは難しいため、そのリスクは存在します。今後はこうしたリスクを軽減するための対策を進めたいと考えています。 まとめ 今回のAMAでは、Yay!プロジェクトのビジョンやトークンエコノミクスについて詳しく語られました。 Yay!は900万人以上のユーザーを抱えており、この豊富な基盤は新機能やトークンの導入において大きなアドバンテージとなります。特に、YAYトークンとEMPLトークンの二重構造は、ユーザーに直接的なインセンティブを提供し、さまざまなユーザー層がYay!のエコシステムに参加することを促進しています。このような仕組みは従来のSNSには見られず、Web3の透明性やコミュニティの力を活かした新しい取り組みと言えるでしょう。 Yay!の今後の活躍次第では、SNSの未来を変える可能性も秘めています。引き続きその動向に注目していきたいと思います。 関連リンク Yay! Yay! | Website | X (Twitter) | Youtube | Yay! Web3総合サークル boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:MARU X (Twitter) | Link3
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2024/10/13ヴィタリックも注目のスケーラビリティとデータ主権の両立を目指すL2プロジェクト「INTMAX」AMAレポート
ゼロ知識証明技術を活用してブロックチェーン上のプライバシーとスケーラビリティを向上させるWeb3プロジェクト「INTMAX」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティ Boarding Bridge(bb)で開催しました。 このAMAセッションでは、INTMAXプロジェクトの概要、技術的な強み、そして具体的なユースケースやEVM互換のPlasma Freeについてお二人よりお話をお伺いしました。 AMA概要 開催日時:2024年7月15日(月)21:00 JST - 22:00 JST 開催場所:bb Discord AMA-Voice/Chat Giveaway ( プロジェクト協賛品 ): - Faraday Bag + Sticker + イベントWL × 1名 - Tシャツ + Sticker + イベントWL × 1名 - Anti Skimming Card + Sticker + イベントWL × 1名 - イベントWL × 7名 ※イベントWL:7月25日に開催される「INTMAX x Crypto Times:日本初!Global Partners Meetup」参加権 ( https://lu.ma/tvr1cy0d ) 参加者数:101名(Discord:40名、X:61名) INTMAX AMA × CryptoTimes 次のトレンドとも言われているステートレスな構造を持つ「INTMAX」AMAをCryptoTimesが開催。🎉 📅7月15日(月) 21:00 🎁GIveaway⬇️ ・7月開催オフラインイベント参加確定WL ・FARADAY BAG & INTMAX Tシャツ ・アンチスキミングカード ・INTMAXステッカー… pic.twitter.com/VNEO5SKRv6 — boarding bridge (@bb_jpdao) July 9, 2024 ゲストスピーカー ・日置玲於奈氏 | INTMAX( https://x.com/HiokiLeona ) ・藤本真衣氏 | INTMAX( https://x.com/missbitcoin_mai ) (敬称略) モデレーター ・Arata | Crypto Times(https://x.com/cry_curr_ar ) ・Henry | Crypto Times( https://x.com/HenryWells1837 ) AMAの内容 自己紹介 こんにちは、日置玲於奈です。 2016年からブロックチェーンの分野に関わり始め、京都大学在学中に参加したセキュリティキャンプを通じてセキュリティへの関心を深めました。2018年には、Ethereumのレイヤー2プロジェクト「Plasma」の研究コミュニティに加わり、リサーチにも従事しました。その後、日本で株式会社ToyCashを設立、NFTを活用した「スカウティングICO」などのサービスを展開してきました。 2021年に、イーサリアムコミュニティの会合に参加した後、スケーラビリティを効率的に向上させる方法について思案している中で「INTMAX」のアイデアを思いつきました。このアイデアを実現することで世界中の決済に大きな変革がもたらされると確信し、活動拠点をスイスに移し、Ryodan SGを創業しました。現在は、レイヤー2ネットワーク「INTMAX」プロジェクトの開発を進めており、アフリカ、アルゼンチン、米国、その他ヨーロッパ諸国を中心に活動しています。 こんにちは、藤本真衣です。2011年にビットコインと出会い、その後ブロックチェーン分野に深く関わるようになりました。ビットコインを知ったきっかけは、私が当時勤めていた会社で立ち上げた寄付プラットフォームにおける海外送金の高額な手数料問題の解決策としてでした。 その後、広告代理店業務でのキャリアを続けながら、並行してビットコインの啓蒙活動にも尽力してきました。以降は、ブロックチェーンの領域での活動を中心に据え、日本初の暗号通貨を利用した寄付サイト「KIZUNA」の立ち上げやブロックチェーン専門の転職支援会社「withB」、そしてブロックチェーン領域に特化したコンサルティング会社「株式会社グラコネ」を設立しました。 国内外のブロックチェーンの専門家との交流を深めながら、NFTの領域にも活動を広げていきました。2020年以降、NFTを活用したPlay2Earnのコンセプトを通じて、貧困国の雇用問題解決に貢献する「Axie Infinity」を開発するゲーム会社「Sky Mavis」への出資を含む、様々なプロジェクトに取り組みました。 ブロックチェーン分野で活動を開始したきっかけは、ビットコインとの出会いからです。特にその低い送金手数料と速い送金スピードが、従来の金融システムにはない新たな価値をもたらすと感じました。これが、貧困問題の解決にも役立つと確信し、それ以来、ブロックチェーンを通じて社会をより健全な形に近づける方法を模索してきました。 INTMAXのアイデアに出会い、そのアイデアを実現させることが貧困問題に対する有効な手段の一つになると確信しました。この信念を胸に、INTMAXプロジェクトの共同創業者として、スイスを拠点に活動を進めてブロックチェーンを通じて社会をより良い形に導くための努力を続けています。 既にメインネットが立ち上がっているLayer2(L2)とINTMAXの違いは何ですか? 既存のLayer2(L2)ソリューションはステートフルですが、INTMAXはステートレスなL2です。ステートレスの特性により、INTMAXでは少量のデータに無限の取引(トランザクション)を含めることが可能です。このアプローチは、ブロックチェーンのデータ負荷を大幅に軽減し、ゼロ知識証明(ZKP)技術によってセキュリティが確保されます。 ※ステートフル:ノードがすべての取引履歴を保持すること。 ※ステートレス:ノードが取引履歴を保持せず、必要な情報のみを扱うこと。 INTMAXは以下の4つの特徴を持っています。 ブロックチェーンを使わないシステム - ステートレス設計により、取引の詳細データをブロックチェーンに保存する必要がなく、取引の追跡が不可能です。 スケーラブル - ステートレスアーキテクチャでは、各ノードが必要な情報だけを処理するため、大量の取引を効率的に処理できます。 プライバシー - INTMAXではZKPを活用し、特定の情報を証明しながらその他の情報を隠すことが可能です。送金の詳細はブロックチェーンのLayer1(L1)に公開されず、圧縮された形式でのみ存在し、個々の取引の内容は復元不可能です。送金履歴はL1から追跡する必要がなく、ブロック生成者も取引内容を見ることができないため、他人の取引の詳細は不明ですが、自己の送受信取引の閲覧は可能です。 ペイメントネットワークに最適 - INTMAXの設計は、高速かつ安価な取引処理を可能にするため、ペイメントネットワークやマイクロペイメントに特に適しています。これにより、小額取引も効率的に処理できます。 INTMAXは、DEX(分散型取引所)の構築は可能ですが、レンディング(貸出)サービスには対応していません。また、他のL2ソリューションと競合するわけではなく、Toronのような安価で高速な送金を提供するシステムが主な競合となります。ステートレスL2としてのINTMAXは、特に送金を助ける役割を果たします。 [caption id="attachment_126152" align="aligncenter" width="467"] INTMAXの特徴 | 画像引用元:INTMAX Website[/caption] INTMAXは企業のNFTユースケースにも活用されることが期待されますが、日置さんの想像するNFTのユースケースの一例を教えてください。 現在、NFTへの関心はやや低下していますが、私はその人気が再燃すると確信しています。特に、リアルワールドアセット(RWA)のトークン化が価値の面で最も高くなると見ています。プロファイルピクチャー(PFP)も興味深いですが、新しい形での流行が期待されています。例えば、日本の不動産をトークン化し、それをNFTとして扱うことが可能です。このようなアセットは、主に海外の投資家によって購入されることが多くなるのではないでしょうか。 また、過去のプロジェクトで注目していたのは「シンギュラリティ」でした。国内では「ノットアホテル」の取り組みが非常にユニークで、NFTを活用する面で目を引いています。 さらに、NFTを「鍵」としての活用も魅力的です。以前、株式会社ToyCashで事業を展開していた際には、NFTを鍵として使用する開発を進めましたが、オンチェーンでの動きが可視化されることにより、鍵の持ち主の利用時期や頻度などのプライバシーが公開される問題があり、商品化には至りませんでした。この経験が、私たちINTMAXがプライバシーを重視する理由の一つです。 RWAとの連携においても、プライバシーの確保が特に重要です。 ※Real-World Assets:現実資産 ※Profile Picture:プロフィール画像 [caption id="attachment_126153" align="aligncenter" width="587"] Real World Asset (RWA) Tokenization Ecosystem | 画像引用元:Tokeny Website[/caption] 多くのL2が立ち上がっていますが、INTMAXはどのように企業や開発者にアプローチするのでしょうか?また、INTMAXはNon EVMですがどのような戦略を持っていますか? INTMAXは「Plasma Free」技術を採用しており、これは従来のEVM対応L2とは異なるアプローチです。プラズマ技術を使用しないこのソリューションは、ステートレス設計を特徴としており、最近の研究によりEVMタイプでもスケーラビリティが向上することが示されました。私たちはこの技術に基づいて開発を進め、10月に公式ローンチを予定しています。 Plasma Free技術では、圧縮データのみがレイヤー1(L1)に保存されるため、よりスケーラブルで低コストな取引が可能になります。また、ロールバック(取引の巻き戻し)もプロトコルレベルで安全に行うための仕組みが導入されています。この新しいアプローチはイーサリアムの創設者ヴィタリック氏からも注目されています。 Plasma Free技術にはネイティブトークンもあり、EVM対応の選択肢も提供しており、INTMAXエコシステム内での活動を希望するユーザーにとって魅力的です。ステートレス設計のもう一つのメリットは、ネットワークが混雑してもガス代が上昇しない点です。 さらに、INTMAXはCryptoTimesのイベントを通じて、プラズマフリー技術についての知識を共有するネットワーキングの場を設けます。7月25日に予定されているミートアップでは、海外からのPlasma Next関係者も参加し、さらなる学びの機会が提供されます。 [caption id="attachment_126154" align="aligncenter" width="433"] INTMAX x Crypto Times Meetup|lu.ma/tvr1cy0d[/caption] コミュニティからの質問 なぜINTMAXを始めようと思ったのですか? ブロックチェーンの非効率性に対する思いが、INTMAXを始める大きな動機でした。 今後ユーザーを拡大するトークン戦略は予定されていますか? トークン戦略については、綿密に計画を立てて進めています。設計しているトークンには、「マイニング」という概念も組み込まれています。 企業との具体的なタイアップはもう決まっていますか? はい、複数の企業とのタイアップがすでに決まっています。 INTMAXは、自分でZK証明をするため、ユーザー側のPCスペックが必要と聞きましたが本当ですか? いいえ、ユーザーのPCスペックに特別な要件はありません。 テストネットには個人でも参加できますか?リワードはありますか? テストネットへの参加は可能ですが、コマンドラインの操作に慣れている必要があります。リワードについては現在提供していません。 まとめ 今回のAMAでは、INTMAXの共同創設者である日置氏と藤本氏が登壇し、INTMAXプロジェクトの概要や、その独自技術の強みについて詳しく説明しました。 INTMAXはステートレスなL2ソリューションとしての強みを活かし、特に送金やマイクロペイメントの分野でその能力を発揮することが期待されています。プライバシーを保護しながらスケーラビリティも両立する新たなブロックチェーン技術として、今後のWeb3業界に大きな影響を与える存在になると見られています。 今後も多くの開発者や企業がINTMAXのエコシステムに参加し、この技術を活用して新しいユースケースを創出することが期待されます。 関連リンク INTMAX Website:http://intmax.io/ X (Twitter):https://x.com/intmaxIO Discord :https://discord.com/invite/N7kYGUPDEE Telegram:https://t.me/QM1EbIzxACsxMDk1 boarding bridge X:https://x.com/bb_jpdao Discord:https://discord.gg/boarding-bridge Link3:https://link3.to/boardingbridge Articles:https://crypto-times.jp/user/boarding-bridge/ 関連記事 「INTMAX」がzkRollup技術でEthereumのLayer2を革新、シードラウンドで6.5億円調達完了 Ethereumを拡張し世界のペイメントインフラとするプロジェクトINTMAX、戦略ラウンドを完了 INTMAX Walletless Wallet、生体認証とMPC技術を活用した革新的なウォレットを発表 INTMAX、ステートレスレイヤーでEthereumのスケーリングを行うためにPlasma Nextを発表
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2024/10/12食べて稼げる分散型グルメレビュープラットフォーム 「Plato」AMAレポート
執筆:summerchon 外食をゲーミフィケーションすることで分散型のグルメデータインフラの創造を目指すPlatoのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、ついて伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年9月26日(木)22:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter) Giveaway:5,000 FAT Dollar × 1名 & Plato Season 2 Moon Pass × 3名 食べて稼げる分散型グルメレビュープラットフォーム 「Plato」のAMAを開催✈️ ⏰9月26日(木)22:00 🎁Giveaway: 5,000 FAT Dollar × 1名 & Plato Season 2 Moon Pass ×3名 ※リワード当選者はAMA中に選定予定 ✅ Like, RT & Follow ↓ @Plato2Earn & @bb_jpdao ✅ Join AMA メイン会場 ▶️… pic.twitter.com/9owwHBTRMg — boarding bridge (@bb_jpdao) September 19, 2024 スピーカー ・Robert Kao | Co-Founder ・Taka | boarding bridge ・Aki | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 Robert | X こんにちは。私は3度の起業経験を持つ創業者で、モバイルアプリ開発者としてのバックグラウンドがあります。以前立ち上げた2つのスタートアップは、いずれも消費者向けモバイルアプリの分野でした。子供の頃は、ニュージャージー州にある叔父のレストランで働いていました。その経験を活かして立ち上げたのがPlatoです。 Platoはどんなプロジェクトか教えてください。 Platoは飲食業界に革命を起こすことを使命とし、外食をゲーム化したプロジェクトです。Platoは報酬プロトコルとして機能し、世界中の1500万の飲食店で「食事して稼ぐ」ことを可能にします。 iOS とAndroidで利用可能な「Plato Eats」アプリを通じて、飲食店のマーケティング予算から得た報酬でデータ収集者のネットワークにインセンティブを与えています。この協力的な取り組みにより、世界最高のグルメデータインフラの創造を目指しています。 Plato | X Platoはユーザーやレストランにとってどのようなメリットをもたらしますか? 利用者にとっては、実際の外食をゲーム化する事によって新しいコミュニケーションが生まれ、より魅力的なものになります。レストラン経営者にとっては、実際の来店客数を増やし、来店者のデータを詳しく分析する事を可能にします。 あるレストランを訪れる顧客が普段どのような食事を好み、どのようなお店に通うのか、さらにはどの地域に住んでいるかなどを追跡することができるシステムが整備されています。このデータをもとに、顧客がその地域に住んでいて日常的に利用しているのか、あるいはたまたま訪れただけなのかも把握できます。こうした詳細な顧客情報をトラッキングし、データベース化できることが大きなメリットとなっています。 現代では、ユーザーが提供したデータを企業が独占し、それを利用してターゲティング広告を打つことが一般的です。しかし、これはユーザーに還元されることなく、企業がデータを一方的に活用している状況です。これに対して、Web3の考え方では、ユーザーが提供したデータを正当に還元しようという取り組みが進められています。 将来的には、加盟店も参加費のようなものを支払う可能性がありますが、その見返りとして来店客の単価が増加し、データ分析を通じて効率的な運営が可能になります。さらに、ユーザーも自分のデータに対してキャッシュバックなどの形で報酬を受け取り、レストラン側と顧客の双方に利益が還元される仕組みが生まれます。 こうした取り組みによって、レストラン、ユーザー、そしてデータ提供を通じた新たな収益構造の3者がWIN-WIN-WINの関係を築けるのです。 White Paper | Plato 具体的にどうすれば食べて稼ぐことができますか? Plato Eatsアプリを通じて報酬を獲得する流れは、次の簡単な3ステップです。 Plato Eatsアプリで飲食店にチェックインします。 アプリを通じて提供された料理の写真を撮ります。 食事後にアプリを通じてレシートを撮影します。 報酬はレシートの金額に対するキャッシュバックとして計算され、還元率は保有するシーズンパスによって変わります。トークン発行イベント(TGE)後は、FATトークンを様々なレストランにステーキングして、あなたが本当に気に入ったレストランをコミュニティにアピールすることが可能になります。また将来的には、Plato加盟店で代金の一部をFATトークンで支払うことができるようになる予定です。 Platoは無料でも始めることができ、アプリをインストールして登録するだけでアプリ内にウォレットが自動生成されます。 レストランで食事をする際にはまず、アプリ上でそのお店にチェックインする必要があります。アプリから店名を検索することもできますが、GoogleマップからPlatoに情報を共有することで簡単にチェックインが完了します。 食べて稼ぐPlatoの始め方&攻略ガイド | Taka 料理が提供されたら、Platoアプリ内のカメラでその写真を撮ります。ここで重要なのは、過去に撮った写真をアップロードするのではなく、アプリ内のカメラによるリアルタイムの撮影が必要であるということです。 会計後には、レシートをPlatoアプリ内のカメラで撮影します。レシートから日付や店名、住所、注文内容などが自動的に読み取られ、Googleマップの情報に合致すると報酬を受け取ることができます。レシートの読み取り精度は徐々に改善される予定です。 X投稿 | Plato Platoを多くのユーザーにスケールする為の施策はありますか? 日本市場では、過去3ヶ月間で月平均80%以上の成長を遂げています。また、全ユーザーの8%が他のユーザーからの紹介によるものです。日本は重要な市場の一つであり、いくつかの日本の飲食店とコラボキャンペーンを進めていく予定です。 また、現在Coinlistとの共同キャンペーンを実施中です。FATトークンの最大1%がこのキャンペーンの参加者に分配されます。 Get FAT Rewards Campaign 直近のマイルストーンや今後のロードマップを教えてください。 私たちのロードマップでは、ユーザーが次に行くレストランを選ぶ際に役立つ、パーソナライズされたおすすめ機能のさらなる開発に力を入れていきます。また、レストランが加盟店として登録できるポータルサイトのオンライン化を楽しみにしています。 最近、日本での最初の加盟レストランとして「貝心のいち撃」とキャンペーンを発表しました。訪れたPlatoユーザーにはラーメンが無料で提供されます。Plato Eatsのホーム画面からもキャンペーンバナーが確認できます。 【Plato Eatsと熱海のラーメン店「貝心のいち撃」、コラボレーションキャンペーンを開始】 - 記事はこちら👇 https://t.co/3Dd89h8C2Z ===== Plato Eatsと熱海の人気ラーメン店「貝心のいち撃」がコラボ! Platoアプリを使ってラーメンを無料で食べれます🍜#PR — CRYPTO TIMES@暗号資産・ブロックチェーンメディア (@CryptoTimes_mag) September 22, 2024 Platoは世界的にどこまでカバーしていますか? 私たちは世界中のすべての大陸をカバーしています。Googleマイビズネスに登録されている店舗であれば、店舗情報をPlatoに共有できるため、国による制限はありません。ユーザーのネットワークはPlatoのライブマップで確認することができます。 Network | Plato Website ストリークとは何ですか? ストリークとはそシャルゲームにおける連続ログインのような機能です。レビューやソーシャル投稿、友人紹介を継続的に行うことでストリーク条件を達成し、キャッシュバックブーストなどの特典を受けることができます。 同じ店舗を何度もレビューできますか? はい、すでに訪れたことがある飲食店でもチェックインしてキャッシュバックを獲得することが可能です。一方で、まだ誰も訪れたことがないお店を訪問するとパイオニアバッジが獲得できるため、ユーザーにとって新しいお店を利用するモチベーションとなります。 1日に何度もレビューできますか? はい、できます。しかし、通常14時間のクールダウンタイムが設定されており、これをスキップするにはクールダウンの残り時間に応じた$FATを支払う必要があります。また、1日の報酬上限は150ドルに設定されています。これらの制限は、Solana上で発行された私たちのNFTを所有してアプリに転送することで緩和することができます。 Plato Foodies NFT | MAGIC EDEN 飲食店からWeb3への理解を得る工夫はありますか? 飲食店からWeb3の理解を得ることは簡単ではありません。しかしTGE後には、飲食店に対する$FATトークンのステーキングが可能になり、ユーザーはアプリを通じてお見せの人気を高める手助けができるようになります。そして、そのレストランがPlatoに加盟するとリターンを得られる仕組みも実装予定です。 シーズンパスの入手方法を教えてください Plato Eatsのアプリ内で購入できます。また、Discordチャット内でプレセールリンクを見つければ、割引を受けることもできます。 まとめ 今回のAMAでは、Platoが提供する「食べて稼ぐ」分散型グルメレビュープラットフォームについて説明されました。Platoは、外食をゲーム化し、ユーザーが料理の写真やレシートを登録することで報酬を得られる仕組みを提供しています。Googleマップとの連携や、データを正当にユーザーに還元するWeb3の仕組みが特徴です。 今後のロードマップでは、レストランの加盟ポータルやパーソナライズ機能の追加が予定されており、さらなる成長に期待です。 関連リンク Plato Website | X (Twitter) | Discord | Telegram boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3
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2024/10/05Scroll上のTVL No.1「Pencils Protocol」AMAレポート
執筆:summerchon 多くの投資機会を1つにまとめ、DeFi、AI、FHE(完全準同型暗号)などを活用して多様な報酬機会を提供するPencils ProtocolのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Pencils Protocolはどのようなプロジェクトなのか、利用できるプロダクト、利用するメリットなどを伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年9月25日(水)21:00 JST 場所:bb Discord & X Space Giveaway:100USDT × 5名 ScrollでNo.1のdapp、$340M TVLと50万人以上のアクティブユーザーを誇るPencils ProtocolのAMAを開催✈️ 📅9月25日(水)21:00 🎁Giveaway:100USDT × 5名 ✅Like, RT & Follow ↓@pencilsprotocol & @bb_jpdao ✅Join AMA メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 同時配信 ▶️… pic.twitter.com/MQn37hK0SY — boarding bridge (@bb_jpdao) September 21, 2024 スピーカー ・Yutaka | JP Ambassador ・Kiyu | boarding bridge ・MARU | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 Pencils Protocol | X こんにちは。Pencil Protocol JP Ambassadorを務めるYutakaです。広告業界を経てWeb3.0に転向し、現在は大手企業のブロックチェーンプロジェクトにBD及びセールスとして関わっています。 Pencils Protocolはどのようなプロジェクトか教えてください Pencils Protocolは、Ethereumで最大規模のLayer2であるScrollのトップネイティブアプリです。革新的なDeFiプロトコル、具体的にはイールドファーミングプロトコルおよびイールドアグリゲーターです。簡単に言うと、主にリステークやその他の機能を通じてユーザーがより多くのお金を運用できるように支援します。 さまざまな投資機会を一つにまとめて効率的に利回りを得られるアグリゲーターであり、集約プラットフォームです。ブロックチェーン上の資産や実世界の資産(RWA)を取引・オークションできる仕組みも提供しています。 さらに、ETHやBTCのエコシステム内でトップクラスのLRTやLSTと連携し、DeFi、AI、FHE(完全準同型暗号)を活用し、より高い利回りと複数の報酬機会を提供する仕組みを実現しています。 私たちは、OKX Ventures、Galxe、Animoca Brandsなど、この分野のトップ投資家から支援を受けており、最近では、Taisu、DePIN X、Bing Venturesなどによる評価額約115億円の新たな資金調達も発表しました。 また、ソーシャル上で強力なトラクションを得ています。 ・Scroll上のネイティブdAppとしてTVL第1位 ・全てのチェーンのイールドファーミングdAppでTVL第3位 ・2024年9月現在のTVL: 3.5億ドル以上 ・zk(ゼロ知識証明)検証済みのアクティブユーザー数: 55万人以上 Backers | 公式Website Pencils Protocolでは主にどのような機能を利用できますか? コアプロダクトとして2つの柱があります。1つの柱はイールド・アグリゲーションで、このプロダクトは、ユーザーのリスク許容度に合わせて2つの異なる商品ラインがあります。イールド・ファーミングは、リスクを許容度が低く、リスクを嫌うユーザーに対し、低リスクで安定した利回りと多層的な報酬を得る機会を提供します。 Vaultsプロダクトは、リスクを求めるユーザーが、レバレッジド・ファーミング、オンチェーン・シンセティック、エキゾチック・オプション、デルタ・ニュートラル、その他特定のリスク・エクスポージャーの機会を含む多様な戦略を通じて、レバレッジド・イールドを追い求めるための、より革新的なハブです。 もう1つの柱はオークションとショップ機能です。様々な種類のトークン資産を提供するだけでなく、非標準トークン資産としてゲームコンポーネント、NFT、ノード、RWAなどもサポートしています。有利なアーリーアクセスの機会を提供することで、ユーザーのトラフィックの入り口として機能します。 Products | 公式Website 他と比較して、Pencils Protocolを利用するメリットを教えてください Pencils Protocol についてのいくつかの重要な点と、Pencils Protocol が DeFi 分野で際立っている理由を強調したいと思います。まず、DeFiとイールドアグリゲーションについて話しましょう。 当社のプラットフォームは、リスクを回避するユーザーと、より冒険的な戦略を求めるユーザーの両方に応えるユニークな機会を提供します。イールドファーミングは、リスクをあまりとりたくないユーザーに対し、低リスクで安定した利回りと多層的な報酬を得る機会を提供します。 Vaultsプロダクトは前述のとおり、レバレッジド・ファーミング、オンチェーン・シンセティック、エキゾチック・オプション、デルタ・ナチュラル、その他特定のリスク・エクスポージャー機会を含む多様な戦略を通じて、リスクを求めるユーザーが高利回りを追い求めるための、より革新的なハブです。Pencils Protocolは、新しいVaults商品ラインにおいて、様々な段階の利回り商品を統一することを目的としています。 1つ目は、Ethereumステーキング資産にはStakeStone、Puffer、Kelp、Etherfiなどのサポートチェーンであり、Ethereum最大のレイヤー2の1つであるScrollとリステーキングインフラ、LSD、LRTからのアップストリーム報酬、solvBTC資産にはSolv Protocolがあります。 2つ目は、下流の報酬、私たちはAIとFHE(完全同形暗号化)のエコシステムに拡大しています。Pencils Protocolに預けられた資産は、「リモート投票者」と呼ぶ投票権を付与する証明書を提供します。 これらのリモート投票者は、Zama、Fhenix、Singularity、BitTensor、MyshellなどのAIやFHEプロジェクトのPoS(Proof-of-Stake)メカニズムとして機能し、ユーザーにさらなる報酬をもたらします。要するに、Pencils ProtocolはDeFi、AI、FHEをファーミングとVaultsラインによって単一のエコシステム内に統合しているため、他社との差別化になります。 Farming | 公式Website $DAPPのユーティリティについて教えてください $DAPP トークンは Pencils Protocol のエコシステムの中で重要な役割を果たし、実用性と潜在的な上昇の両方を提供します。ユーザーは$DAPPをステーキングして、1:1の比率でガバナンストークン($pDAPP)を獲得することができます。そして、プロトコルの重要な決定に投票できます。 トークン・ファーミング ではユーザーの皆様へ長期的なコミュニティ参加を促進するため、$DAPPトークンのステーキング・プログラムがTGE(トークン生成イベント)後に開始される予定です。 トークン保有者はPencils Protocol Farmsに$DAPPをステークして$pDAPPを受け取ることができ、その後さらにステークしたり、ユーザーがエコシステムに参加するためのDEXの流動性として提供できます。 オークションプラットフォームにアセットを上場させるには、$DAPPをステークする必要があります。このステーキングメカニズムは、コミュニティがオークションプロセスを監督することで、悪質な行為に対するセーフガードとして機能します。不正行為があった場合、ステークされた$DAPPはコミュニティメンバー間で再配分されます。 ポイントシステムの権利マッピングとして Pencils Protocolの初期参加者には、$DAPPの権利に対応するPencilsポイントが付与されます。将来的には$DAPPがPencilsの機能の一部を代替する予定です。$DAPPホルダーは、新しいファーミングやプライオリティアクセスへの優先的なアクセスも享受できます。 これらの特典には、より高いレバレッジ倍率や、限定戦略商品への優先アクセスなどが含まれます。オンラインショップでは、ユーザーはPencils Protocolのネイティブトークンである$DAPPを活用して、NFT、リアルワールドアセット(RWA)、ポイント、デリバティブの証拠金取引を行うことができます。 $DAPP の長期的な価値を高めるために、革新的なデフレーションメカニズムも設計しました。Vaultsプロダクトの最もエキサイティングな側面の1つは、Vaultの収益の30%が焼却用のアドレスに割り当てられ、循環供給を効果的に削減し、希少性を生み出すことです。これにより、トークンの長期的な価値が上昇します。一方、残りの70%は、エコシステムおよびコミュニティ開発ファンドに投入されます。これらのファンドはさまざまなグロースステージにおいてインセンティブを提供し、将来的に持続可能な開発とユーザーエンゲージメントの強化をサポートします。 保有者や参加者に利益をもたらす強力な経済モデルを構築することで、$DAPP が魅力的な投資機会であり続けることを保証します。このユニークな構造は、価値を高めるだけでなく、コミュニティの絆を強化し、Pencils Protocol エコシステムへの継続的な参加を促します。 $DAPP | 公式Medium 直近達成したマイルストーンと今後のロードマップについて教えてください 9月23日にVaultsがローンチしました。こちらはAIによるナラティブが特徴です。 DAPPトークンは9月18日から22日までTokensoft、Bounce、Coreskyでセールが行われ、9月24日に完売しました。 9月末にはTGEを予定しており、10月に初のトークン資産オークションを実施します。第4四半期にRWAとPayfiをフィーチャーした新しいVaultが登場し、年内にショップ機能でノード販売を行う予定です。 🚀 $DAPP Trading is NOW LIVE! 🚀 The moment you've been waiting for is here! Trade $DAPP on @Bybit_Official, @bitgetglobal, @kucoincom, and @Gate_io RIGHT NOW! 🔥💥 But wait, there’s more! Stake your $DAPP for the next 14 days and earn up to 50% APR! 💰⏳ Don’t miss out on… pic.twitter.com/TdFQLINHM4 — Pencils Protocol (✏️∙🚀) (@pencilsprotocol) September 27, 2024 DAPPトークンのガバナンス機能はどのように機能しますか? 私たちは、Coreskyプラットフォームでの$DAPPのプレIDOフェーズにいることを非常に嬉しく思っており、その興奮を実感しています! $DAPPトークンは、Pencils Protocolエコシステム内で重要な役割を果たし、実用的なユーティリティと潜在的な価値を提供します。ユーザーは$DAPPをステーキングすることで、ガバナンストークン($pDAPP)を1:1の比率で獲得でき、重要なプロトコルの意思決定に参加することができます。 長期的なコミュニティの参加を促すために、$DAPPトークンのステーキングプログラムはTGE後に開始されます。トークン保有者は、Pencils Protocolファームで$DAPPをステーキングすることで$pDAPPを受け取り、これをさらにステーキングしたり、分散型取引所で流動性提供に使用したりすることができます。これにより、ユーザーは私たちのエコシステムに積極的に参加できます。 さらに、オークションプラットフォームでの資産リストには、売り手が$DAPPをステーキングする必要があります。このメカニズムは悪意のある行為に対する防御策として機能し、コミュニティがオークションプロセスを監視します。不正行為があった場合、ステーキングされた$DAPPはコミュニティメンバー間で再分配され、安全性と協力の感覚を育みます。 初期参加者は、$DAPPに関連する権利に対してPencilsポイントを受け取るポイントシステム権利マッピングの恩恵も受けます。プロジェクトが進化するにつれ、$DAPPはPencils内の特定の機能を置き換え、保有者に新しいファーミング手法や優遇政策への優先アクセスを提供し、より高いレバレッジ倍率や独占的で限定された戦略製品を含みます。 私たちのバーチャルショップでは、ユーザーは$DAPPをプラットフォーム通貨として利用し、NFTや実世界資産(RWAs)、ポイント、デリバティブの取引マージンとして活用できます。これにより、Pencils Protocolエコシステム内での保有資産の利用と応用が拡大し、$DAPPは単なるトークンではなく、さまざまな機会への入り口となります。このような魅力的な特徴を持つ$DAPPトークンの販売は、見逃せないイベントです! Pencils Vaults | 公式Medium Pencilsprotocolはどのように大きなユーザー ベースを獲得するのでしょうか? Pencils Protocolは、Scrollエコシステムにおける重要な推進力となる準備が整っており、エコシステムが拡大するにつれて、私たちのプロトコルには多くのユーザーと資本が流入することを期待しています。この成長は、私たちの市場ポジションを強化するだけでなく、トークンの価値の持続的な上昇を支援します。 進化するDeFiの風景を乗り越える中で、私たちの戦略はユーザー体験の最適化と革新的な機能の継続的な導入に焦点を当てています。私たちは、コミュニティの変化するニーズに応えるためにプロトコルを洗練させることにコミットしており、これが長期的なエンゲージメントと成長を促進するために不可欠です。 今後は、より多くの一流機関とのパートナーシップを積極的に追求する計画です。これにより、市場への影響力が広がるだけでなく、ユーザーが私たちの提供物に参加し、利益を得るための追加の機会が生まれます。業界のリーダーと提携することで、私たちは製品の能力を強化し、ユーザーにさらなる価値を提供できるようになります。 このダイナミックな環境の中で、適応力が重要であることを認識しています。私たちは、より多くの実世界資産(RWAs)を統合し、革新的な戦略を通じて流動性の提供を強化するなど、DeFi内の新しいナラティブを探求します。これにより、市場のより大きなシェアを獲得し、分散型金融の分野におけるリーディングプレイヤーとしての地位を固めることを目指します。 私たちのビジョンは明確です:多様なユーザーベースと資本を引き寄せ、成長と$DAPPトークンの価値を推進する繁栄するエコシステムを構築することです。私たちが革新を続け、拡大していく中で、皆さんをこのエキサイティングな旅にお誘いし、Pencils ProtocolがDeFiの未来をどのように形作っているかを目撃していただきたいと思います。 X投稿 | Pencils Protocol まとめ 今回のAMAでは、Pencils ProtocolがScrollエコシステムでトップのDeFiプラットフォームとして、ユーザーに多様な投資機会と報酬を提供していることが説明されました。イールドファーミングやVaultsを活用した効率的な利回りの提供に加え、$DAPPトークンのステーキングやオークションシステムがユニークな機能として紹介されました。 今後は、AIや実世界資産(RWA)との連携による拡大や、新たなVaultsの導入が予定されており、さらなる成長に期待です。 関連リンク Pencils Protocol Website | X (Twitter) | Discord | Telegram boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3
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2024/10/01ビットコインとソラナを繋ぐ次世代通信レイヤー「Zeus Network」AMA レポート
ビットコインとソラナ (Solana) をシームレスに繋ぐZeus NetworkのAMAをCryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Zeus Networkが目指す目標や競合との差別化、提供されるサービスなどについて詳しく伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:8月17日(土)21:00 場所:bb Discord AMA-Voice/Chat 賞品:$100相当の$ZEUS × 5名 BitcoinとSolanaをシームレスに繋ぐ! Zeus Network のAMAを開催✈️ ⏰ 8月17日(土)21:00 - 22:00 🎁 $100相当の$ZEUS × 5名 ✅ Like, RT & Follow ↓@ZeusNetworkHQ, @ApolloByZeus & @bb_jpdao メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 同時配信 ▶️ https://t.co/rt3KLCASis 💁♂️ スピーカー:… pic.twitter.com/g8K17NC85Z — boarding bridge (@bb_jpdao) August 12, 2024 スピーカー Peter|Zeus Network Growth arata|CryptoTimes Co-founder & CEO bobotango|CryptoTimes AMAの内容 自己紹介とZeusの概要 私はピーターです。Zeus Networkのコアチームのメンバーです。現在、Zeusの最初のdAppであるApolloをリードしています。 Zeus NetworkはSVM (Solana Virtual Machine) 上に構築されたパーミッションレスの通信レイヤーです。私たちはソラナに外部流動性をもたらすことを目指しており、現在はビットコインをソラナに導入し、ソラナDeFiエコシステムにおいてその流動性を利用可能にすることに注力しています。 Zeus Networkの最終的な目標は何でしょうか? ソラナはエコシステムとして、またチェーンとして大規模な採用が可能であり、将来的にはクリプト全体のアプリケーションレイヤーになり得ると考えています。 また、ビットコインについて長期的にはより多くの国、組織、企業で採用されるようになると考えています。そして、ビットコインは仮想通貨分野におけるフラッグシップとなるデジタル資産であると信じています。 Zeus Networkは、高速で手数料が安く、使いやすくてユーザーフレンドリーなユーザー体験を活かし、あらゆるブロックチェーンにとってのプレミアムなレイヤーソリューションとなることを目指しています。 私たちはソラナの外部に流動性をもたらし、すでに強固なエコシステムが存在するソラナにその流動性を引き入れたいと考えています。そして私たちはこれらの活動を通して、ソラナがエコシステムとして成長するよう支援しています。 現在、Zeus Network以外にもBitlayer、Merlin chainなど多くのビットコインスケーリングソリューションが登場しています。Zeusが現在持っている優位性や独自の強みはなんですか? それは非常に良い質問です。この1年で、多くの新しいプロジェクトがビットコインエコシステム、特にビットコインL2ソリューションに進出しているのを目にしました。彼らの課題はチェーン上で日々やり取りをしている実際のユーザーを獲得することだと思います。 その点、ソラナでは需要の増加、新しいユーザー、そして多くの新しい地域ユーザー、特にアジア太平洋地域からの参加が見られます。香港、台湾、日本、韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシアといった国々です。開発者も増えており、Superteam Japanが最近立ち上がり、Superteam Vietnamとも協力して取り組んでいます。 Superteamとは Superteamは、各国の代表者がソラナ財団からの助成金を受けて、自国のソラナエコシステムの成長を促進するためのコミュニティ つまり、ソラナコミュニティには実際に活動するユーザーと開発者が存在し、多くの企業やプロジェクトがソラナをより良いエコシステムにするために協力して開発を進めているのです。 私たちにとっての利点は、他のプロジェクトと比較して許可制ではなくすべてが透明性がありチェーン上で可視化されていることです。私たちは分散型でパーミッションレスなアプローチでソラナ上に構築することでクロスチェーン資産と相互運用性において革命を起こそうとしています。 ソラナにはすでに多くのユーザーが存在し、近年目覚ましい成長を遂げているブロックチェーンです。私たちはソラナを断片化された流動性を統合するハブとして確立したいと考えています。ソラナレイヤー自体がすべての人が頼りとするレイヤーとなりオールインワンのエコシステムになることを目指しているのです。流動性はすべてソラナ上にあり多くのサイドチェーンやL2、さまざまな場所に分散しているわけではありません。 Zeus Networkが目指すのは、流動性を直接ソラナに持ち込み人々が簡単に利用できるようにすることです。ビットコインの利用やzBTCの保有がよりシンプルになります。ユーザーはzBTCを使って流動性を提供することでDeFi戦略から利回りを得たり、セルフカストディのもとでzBTCを利用したりできます。 私たちZeus Networkと他のネットワークとの違いはまさにここにあります。私たちは許可制ではなく、透明性を重視しすべてをチェーン上で管理しています。ビットコインの取引はビットコイン上で行われますが、ソラナのバリデータによって検証されます。 少額のビットコイン保有者でもzBTCの発行は可能でしょうか? zBTCはソラナ上の1対1でペグされるビットコインと同等の資産です。誰でもApolloにビットコインを入金することで発行できます。現在、私たちはApolloの最終テストネットを実施中です。 皆さんにテストネットを試してみることをお勧めします。毎日5BTC分のテスト用ビットコインを無料で請求でき、テスト用ビットコインの入金とzBTCの受け取りのプロセスを練習できます。そして、入金、出金などのユーザー体験が得られます。 ソラナチェーン上の他のビットコインスケーリングソリューションと比較してZeus Networkはどのような点が異なるのでしょうか? Zeus NetworkのビジョンはzBTCに限定されるものではなく、外部の流動性をソラナにもたらすことです。 私たちは「ZPL (Zeusプログラムライブラリの略称) 」と呼ばれるプログラムを持っています。これはオープンソースとしておそらく年末か来年には公開予定です。 { 5 . 1 } Empower your native Bitcoin asset with ZPL, making it fast and seamless on Solana ⛈️ The Zeus Program Library (ZPL) is a set of programs that revolutionize how you engage with Bitcoin assets on Solana, seamlessly introducing assets like $BTC, Runes, and Ordinals as… pic.twitter.com/ZoOfjmzUPE — Zeus Network 🟧⛈️🟣 (MUSES) (@ZeusNetworkHQ) May 1, 2024 そして、私たちは他のラッピングされたビットコインとも協力していく予定です。例えば、私たちはStacks、Stacks Foundationと緊密に協力していきます。Nakamotoアップグレードにより彼らはsBTCを持つことになります。 基本的に、これらの種類のビットコインのラッピングバージョンは、zBTCを通じてソラナに載せられます。Zeusノード、Zeusトークノミクス、そしてZPLアーキテクチャという私たちの設計思想により、Zeusネットワークを通じてソラナに流入する取引量はネットワーク自体によって価値が捕捉され、その収益はZeusノードに還元される仕組みになっています。これが、zBTCやZeus Network、ZPLアセットと単なるビットコインのラップバージョンとの決定的な違いです。 Zeus Networkは、単なるラップバージョンを提供するのではなく、ソラナに多様な流動性をもたらすエコシステムです。zBTCだけでなく他のあらゆる資産もソラナに歓迎します。 Zeus Networkは私たちのzBTCに限定されず、他のものも歓迎するエコシステムです。 また、私たちはソラナのDeFiプロジェクトとも積極的に協力しています。例えば、Kamino、Raydium、Orca、Driftなどが挙げられます。これらのプロジェクトはzBTC、sBTC、あるいはZPLによってソラナに持ち込まれたその他あらゆるBTCのラップバージョンなど、その形態を問わずソラナ上のビットコイン流動性を活用できる可能性を秘めています。ソラナのDeFiは私たちがもたらす流動性によってさらに発展していくでしょう。 Apolloについて詳しく教えてください ApolloはZPLを使ったZeus Network上に構築された最初のDAppです。 Apolloは「Zeus Networkが動作している」ことを示すデモンストレーションとも言えます。私たちが解決しようとしている最初の問題はビットコインをソラナにもたらすことです。 [caption id="attachment_122501" align="aligncenter" width="697"] APOLLO と Zeus Network の概要[/caption] Zeus Networkを基盤となるレイヤーと考え、Apolloはその上に構築された最初のDAppと考えてください。ビットコイン保有者はビットコインをブロックチェーン上で安全にロックしたまま、ビットコインのネイティブ通貨で利回りを獲得できるようになります。Apolloはソラナ上で1対1のペグzBTCを発行し、預金者は2つの方法で管理できます。 1つはApolloのDeFi戦略を通して金利を得るためのカストディアン方式での管理です。そしてもう1つは自身でzBTCを完全にコントロールする方法です。 - Apolloのサービスは、顧客に利回りを提供するためのポートフォリオとして選択できるものというイメージでしょうか? つまり、利回りを稼ぐには2つの方法があるということです。1つはApolloのVaultです。このVaultはまだ正式に発表されていませんがセキュリティのために7人の署名者がいて分散化されています。 私たちは皆さんのビットコインを直接保有することはありません。ビットコインは信頼できる署名者によって保管されます。また、私たちは大手の保管機関とも提携しておりこれらの詳細はサービス開始前に発表される予定ですのでどうぞお楽しみに。これが私たちの最初の戦略です。ビットコインを預ける際に、最適な利回り戦略を提供し、皆さんが最高の利回りを見つけられるよう努めます。 2つ目の戦略はユーザーが自分で取引したい、もしくはビットコインのポジションを維持したいと考える場合に対応するものです。例えば、ソラナがビットコインを上回る可能性があると予想した際、zBTCを使ってSOLに交換できます。もしSOLがより大きな利益を生んだ場合、再度zBTCに戻すことが可能です。これにより、ソラナを通じてビットコインのポジションを柔軟に取引する機会が提供されます。 将来的にZeus Network上にどのようなdAppsが構築されるのでしょうか? 過去6か月間にわたって私たちが見てきたことについてお話ししたいと思います。 私たちの目標は、ビットコインとソラナのエコシステムをサポートすることです。ビットコインの時価総額は1兆ドル、もしくは2兆~3兆ドルに達することもありますが、その歴史を振り返ると保有者はビットコインを単に保持しているだけでその流動性を活用できていない部分があります。今年はビットコインとソラナのエコシステムにとって非常にエキサイティングな年になると考えています。なぜなら、様々なラップドビットコインのバージョンが登場し、保有者はビットコインで利回りを生み出せるようになるからです。 私たちはビットコインのセキュリティに焦点を当て、保有者がソラナのDeFi上で許可不要かつ匿名でやり取りできる環境を提供したいと考えています。私たちは中央集権的な存在ではなくKYC(本人確認)は必要ありません。検閲を心配せず自分の戦略を実行することができます。そのためビットコインの成長には大きな可能性があると考えています。 ソラナにはすでに堅固なエコシステムがあり多くのDeFiプロトコルや企業が存在していますが、流動性の需要は非常に高いです。例えば、KaminoのUSDCやPayPal USDの借入市場を見ても、流動性を提供する資産に応じて10~19%の利回りが得られます。私たちはビットコインエコシステムのパートナーと協力し、Stacking DAOのリステーキングモデルやsBTCのロードマップについて話し合いを進めています。具体的なパートナーはまだ発表していませんが、Kamino、Orca、Raydium、Driftなどのアクティブな企業が協力しています。また、Ethenaもソラナに参加しており彼らも今後のパートナーとして考えています。 私たちは、流動性を提供することでさまざまなDeFiプロトコルや企業に貢献し、ソラナのエコシステム全体でその流動性を共有できるようにすることを目指しています。 一方、ビットコインのエコシステムにおいては、ビットコインL2、Runes、Ordinalsがあります。これらの資産はZPLアセットに分類され、ソラナにブリッジすることが可能です。ソラナユーザーやRunes、Ordinalsに参加している多くのDegenたちがコミュニティの一員となり、ビットコイナーもDeFiについてより深く学んでいます。 こうした背景から、Zeus Networkとしてはビットコイン保有者が利回りを得られるようサポートし、エコシステム間のギャップを埋める中心的な存在を目指しています。 暗号通貨に関するTwitterやオフラインコミュニティ、テレグラムグループでは、ビットコイン以外の知識も学ばれています。これらの人々は基本的にビットコインを保有しているだけで、何もアクションを起こしていませんでした。しかし、新しいイノベーションやプロジェクトが次々と登場し彼らの関心を引きつけています。その結果、他のエコシステムについても少しずつ学び始めています。ソラナはビットコインエコシステムに初めて関わる人々やビットコイン保有者にとって非常に注目される存在です。 Zeus Networkとしては、ソラナの成功を期待しており、ビットコイン保有者が利回りを得られる仕組みを提供したいと考えています。また、異なるエコシステムやチェーン間のギャップを埋める中心的な役割を果たすことを目指しています。しかし、まずはビットコインのエコシステムに注力して取り組んでいく予定です。 Zeus Network上でdAppsを開発するプロジェクトが出てくる予定ですか? 私たちはすでに厳選したパートナーと協議を進めています。 これらのプロジェクトはDeFi戦略、ステーブルコインの利回り、取引などにおいて、zBTCの流動性を活用したいと考えています。 これらは非常に重要で需要が高いと考えています。なぜなら多くの機会がそこにあるからです。流動性が確保されると開発者がそれを活用し構築を進めることでしょう。 その結果、ユーザーはその流動性を活用し戦略から利益を得る可能性があります。開発者は手数料収入を得られ、流動性を提供する人々も利回りを生み出せるようになります。このように健全ですべての関係者が利益を得られる状況が生まれると考えています。 今後、日本のコミュニティをどのように巻き込んでいくつもりですか? 私たちの計画では日本のコミュニティと関わる方法は多くあります。私たちはIVSを通じて日本のコミュニティとの初期的なつながりを築きました。京都でSuperteam Tokyoのメンバーと会い、CryptoTimesの皆さんにもお会いしました。その結果、日本のエコシステム内のビルダーたちと強固なネットワークを形成できました。Solana Super TokyoとWebXにも参加予定で、2回東京に行くことになります。非常に忙しい月ではありますが、日本での事業拡大に大きな期待を抱いています。もしコミュニティリーダーや、もっと深く関わりたいと考えている方がいれば、ZWG(ゼウス・ワーキング・グループ)というプログラムがあります。 ZWGには2つの役割があります。1つ目はワーキンググループメンバーとして、チームと協力して情報を共有し、TwitterやDiscordでの日本語コミュニティの構築を支援する役割です。2つ目はアンバサダーとして、翻訳やスレッドの作成を通じてZeus Networkに関する正確な情報を広め、認知度を高める役割です。ここで、感動的なエピソードを1つ共有したいと思います。あるメンバー、AJさんの話です。彼は私たちの最初のアンバサダーとして参加してくれ、日本語コミュニティの構築やスレッドの作成に大いに貢献してくれました。そして最近、彼はSuperteam Japanの初期メンバーの1人に選ばれました。これは私たちが目指していたものであり、コミュニティに参加した人たちが私たちとともに学び、成長し、Web3の世界で活躍する姿は非常に誇らしいことです。 また、ZEUS保有者の方々にはノード参加の機会もあります。ノードの設計と要件については、9月か10月に発表予定で、参加者はその詳細を知ることができるでしょう。これによりどの程度の利回りやインセンティブが得られるのかも明確になります。 私たちは成長に貢献できるさまざまな方法を常に探しています。プロダクト面でもコミュニティ面でも、成長に繋がる機会を見つけたいと考えています。テストネットへの参加もその一つの方法です。過去のZeusキャンペーンでは、テストネット参加者に対してエアドロップを行いました。今回も同様の可能性があるのでぜひテストネットに参加してください。何かしらの報酬が期待できるかもしれません。 ただし、テストネットに参加する際は定期的に繰り返し参加し、本物のユーザーとして貢献することが重要です。一度きりのロボットのような振る舞いではなく、忠実なコミュニティメンバーとしてフィードバックを提供し、サポートをしてくれる方々に報酬を与えたいと考えています。これがテストネット参加のコツです。一貫して本物のユーザーとして関わり続けてください。 ユーザーやコミュニティがZeus Networkに参加するにはどうすればいいですか?? 私たちのコミュニティでは興味をお持ちの方からのご連絡をお待ちしています。 応募には、Discord IDやTwitter ID、過去に手掛けた作品や投稿スレッドなどの情報を記入する申請プロセスが必要です。これらの情報を確認した上で、毎期ごとに優秀な新規応募者を選定しています。また、非活動的なメンバーを排除するための定期的な審査も行っており、コミュニティ全体の活性化を図っています。 私たちはこのプロセスを非常に重要視しており、全メンバーが努力し、最善を尽くして貢献していることを確認したいと考えています。応募に興味がある方は、ぜひご連絡ください。 このポジションは有給であり、報酬はZeusトークンにてお支払いします。私たちと共に成長し、成功を分かち合いながら、この素晴らしい旅の一部となっていただければ幸いです。 Zeus Networkのセキュリティモデルについて詳しく説明してください。具体的には、マルチシグウォレット、バリデータの二重化、潜在的な攻撃ベクトルに対する防御策について教えてほしいです 次回のコール会議では、より技術的な詳細に踏み込むために、開発者を招くことが可能です。基本的に、私が言及したマルチシグウォレットには6〜7人の署名者が必要であり、各投票には3人の署名者が関与します。 正式な発表が行われるまで詳細はお伝えできませんが、マルチシグウォレットの設計は7つあり、業界の主要プレイヤーと協力して流動性を支えています。業界標準を採用するとともに、エコシステムにおける信頼できるパートナーと提携し、署名者プログラムの一環として運用します。 バリデータに関しては、Zeusトークンのしきい値が異なる複数のバリデータが存在する予定で、今後さらに増加する見込みです。現在は、堅実なバリデータグループからスタートし、段階的に拡大する方針です。 また、潜在的な攻撃に対する防御策についてですが、質問の攻撃内容が不明ですがDeFiに関する部分とすると、私たちのメカニズムはバーン&ミントによるもので、預け入れた分だけzBTCがミントされます。zBTCのミントがバックエンドで行われることはなく、すべてが透明なチェーン上で管理されています。これは、透明性が十分でないWBTCとは異なり、zBTCでは全プロセスがZeus scanで確認可能です。そのため、過剰発行やペッグの問題はありません。 Zeus Networkの経済モデルについて教えて下さい。プロトコル手数料はどのように発生し、分配されるのでしょうか? Zeus Networkの経済モデルですが、これは非常に重要です。ZPLアセットについてお話しましたよね?ZPLアセットとは、ビットコイン、ルーム、オーディナルのことです。そして、ビットコインは、最初はzBTCで構成され、その後、ソラナに来るビットコインのレッドバージョンが加わります。 これはZPLとしてカウントされます。つまり、ZPLはZeus Networkを出入りしたり、ビットコインとソラナの間を行ったり来たりします。手数料が発生します。この手数料の一部は、ステーキングプログラムに参加しているZeusノードの保有者、つまりステーカーに還元されます。 ステーキングについて質問している人も見かけます。ノードを実行している人は、この手数料を分配されます。それが1つです。2つ目は、ZPL (Zeus program library) です。これはプラグ可能なプログラムで、流動性を活用してスマートコントラクトを使用し、追加料金を請求したいと考えているサードパーティやプロジェクト、プロトコルが対象です。 [caption id="attachment_122504" align="aligncenter" width="647"] 報酬と収益設計[/caption] 彼らの製品や開発者にとっては、持続可能性のために、追加料金を請求することができます。しかし、このプログラムを経由するすべてのトランザクションには、ZPL手数料、Zeusノード保有者のための手数料が発生します。 これは、人々が私たちの上に構築し、自分たちで手数料を設定し、持続可能なビジネスを展開できるという、win-winの関係です。ユーザーは、誰が誰に支払うのでしょうか?Zeusノードに還元される部分があります。 流動性プロバイダーや検証者に対するインセンティブはどのようなものがあるのでしょうか? 流動性プロバイダーとバリデーターのインセンティブについて説明します。 ユーザーが流動性を提供する方法はたくさんあります。1つは、例えば、RaydiumやOrcaプールで、SolペアにzBTCの流動性を提供することです。彼らのプログラムを使えば、おそらく追加の報酬も得られるかと思います。 そして、もう1つのインセンティブを得る方法は、zBTCを担保に借り入れを行いステーブルコインを得ることです。そして、そのステーブルコインをKaminoに預ければ、USDCで約10%、PayPal USDで約17%の利回りが得られます。 基本的に、これらは、ビットコインの流動性提供者が、Apolloで得ている既存の利回り以上の収益を得ることができるインセンティブです。ApolloにはApolloポイントがあり手数料が発生します。最終的にはさまざまなプラットフォームでキャンペーン、ブーストがある場合にインセンティブが得られる可能性があります。 2024年のロードマップを見ると第2四半期にMusesのアップグレードが予定されています。今後含めてどのようなプロモーションを計画しているのでしょうか? Musesのアップグレードはすでに完了しています。 現在は「Prophecy of Light」と呼ばれる段階に進んでいます。これは、Apolloの最終テストネットの一つです。 /1 APOLLO Public Testnet is now LIVE Final Testnet Campaign: Prophecy of Light Be part of the incentivized campaign:https://t.co/5QPKf21jc1 Guidelines below. pic.twitter.com/q797ZP8rN0 — APOLLO (zBTC SOON) (@ApolloByZeus) August 8, 2024 技術レポートでは、開発に関する最新のアップデートも確認できます。プロモーション活動については、さまざまな地域との協力を進めており、今後も日本を含めた地域で露出を増やしていく計画です。(AMA実施時から)数週間後には日本を訪れる予定もあり、オンライン・オフライン双方で多彩なプロモーションを展開していきます。皆さんとの時間を大切にしながら、プロジェクトの発展に尽力していきます。 ZEUSトークンの価格を上げるための対策はありますか? 私たちは日々このことについて考えています。まず、ここ数か月間、市場は最良の状況ではなく、不安定な状態が続いているためトークンの価格があまり芳しくないかもしれません。しかし、価格を上げるための計画は進行中です。 市場がオープンである以上、価格を直接コントロールすることはできませんが私たちが保証できるのはトークンを投げ売りすることは一度もなかったという点です。チームトークンは(AMA実施時)現在ロックされており、透明性を持って運営されています。 もしトークン価格の低迷について疑問に思う方がいれば、それはチームが販売しているからではなく、市場参加者がリスクを取って売却しているためです。このリスクを踏まえた上で価格を上げるための具体的な計画として、Zeusノードの要件やApolloメインネットの稼働開始に伴うトークン利用の発表が予定されています。これらの発表は間もなく行われ、ロードマップにも記載されています。 市場やコミュニティもこれらの発表を待ち望んでおり、市場が整いプロダクトが準備できれば、ZEUSトークンの価格はそれらを反映することになるでしょう。 私たちはBTCに対するコミットメントに懸命に取り組んできました。これは単なる言葉ではなく、すでに数千BTCの準備が整っています。プロダクトが完成しTVL(Total Value Locked)が構築されれば、さらに多くのトラクションが期待できるでしょう。 なぜプロジェクトに神に関する名前をつけたのですか? ブレインストーミングの過程で、「ゼウス」という名前にとても惹かれました。ゼウスは非常に強力な神であり、神々の中でも頂点に立つ存在です。そして、ビットコインのシンボルである稲妻も、この名前にぴったりでした。 強力でありながら、コミュニティに相応しいイメージを持っていたため「ゼウス」を私たちの名前に選びました。多くの人々にもこの名前が簡単に覚えられ、親しまれているようです。これからも、ゼウスがビットコインやソラナにとって強力な存在であることを確実にしていきたいと考えています。 Dappie NFTについてまだコミュニティ内で言及されているのを見かけますが、アップデートや今後何か計画があるのでしょうか? アルファ情報としてDappie NFTは保持しておくことをお勧めします。メリットがあります。 以前のZeusエアドロップを覚えているでしょうか?人々は再びエアドロップを期待していますが、現時点では確約できません。しかし、Dappie NFTを保持していれば、今後私たちが公開する際に、コミュニティレベルで何か新しい展開が始まる可能性があります。 近いうちに最新の進捗状況をお伝えし、再び皆さんとお会いできることを楽しみにしています。Zeusについてコミュニティがより深く理解し、Apolloテストネットへの参加を通じてインセンティブを得ていただけることを願っています。 また、最後にお知らせですが、私たちは現在、人材を募集しています。皆さんのコミュニティからアンバサダーが誕生し、一緒に素晴らしい日本のコミュニティを築けることを期待しています。 まとめ 今回のAMAでは、Zeus Networkのビジョンや競合との差別化、提供されるサービスについて詳しく解説されました。ビットコインとソラナのエコシステムを繋ぐZeus Networkの役割やzBTCを活用した流動性提供の可能性が窺える内容でしたね。 また、Dappie NFTの保有メリットや今後のプロモーション活動についても触れられ、コミュニティのさらなる成長に向けた期待が示されました。今後もZeus Networkは、日本を含むグローバルなコミュニティとともに、革新的なソリューションを提供し続ける可能性があるでしょう。 関連リンク Zeus Network Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles
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2024/09/25ERC-6551を採用したポイントマーケット「Pichi Finance」 AMAレポート
執筆:MARU NFTウォレットによってトラストレスなポイント取引を実現するPichi FinanceのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、プロジェクトの概要や、Pichi Financeが提供するユニークなウォレット機能、流動性を高める戦略的な計画について詳しく伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年9月10日(火)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice/Chat Giveaway:100USDT × 5名 ポイント取引プロトコル「Pichi Finance」のAMAを開催✈️ ⏰9月10日(火)22:00 🎁Giveaway:100USDT × 5名 ✅Like, RT & Follow ↓@PichiFinance @bb_jpdao ✅Join AMA メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 同時配信 ▶️https://t.co/MfwhizqIYQ 💁♂️スピーカー:@PichiFinance | Aether -… pic.twitter.com/Ghd6qkhtQT — boarding bridge (@bb_jpdao) September 3, 2024 スピーカー ・Aether | PichiFinance Marketing ・Peri | boarding bridge ・Aki | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 こんにちは、Pichi FinanceのAetherです。3、4年前にクリプト業界に足を踏み入れました。以前はNFT関連の会社で働いていた経験もあり、JPモルガンのような大手銀行でも勤務していました。現在は、Pichi Financeでマーケティングを担当しています。 Pichi Finance | X Pichi Financeの目的とビジョンを教えてください Pichi Financeは、様々なプロジェクトのポイントを安心して自由に取引できる仕組みを提供しています。ユーザーのウォレットはNFTとして機能し、暗号資産やポイントを保有できます。このプロジェクトを始めた理由は、秘密鍵を渡す必要なく、担保なしで安全にポイントを取引できる方法がなかったからです。 私たちはOpenSeaのような取引体験を提供し、誰でも簡単に利用できるサービスを目指しています。 マーケットプレイス | Pichi Finance Website 資金調達の状況とチームメンバーの経歴を教えてください これまでに、Mantle NetworkやUOB Signum Capital、DWF Labsといった投資家から合計250万ドルの資金を調達しました。 Pichi Financeには、全部で6~7人のチームメンバーがおり、その中には3人の共同創業者がいます。そのうち2人は、私と同じように金融業界で働いていました。また、ホテル業界でマーケティングに従事していたメンバーもおり、本当に多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まっています。 Pichi Finance is excited to announce a $2.5M fundraise, led by @Signum_Capital, UOB Venture Management and @0xMantle! pic.twitter.com/XkWgxe0t47 — Pichi Finance (@PichiFinance) August 1, 2024 ERC-6551を採用したNFTウォレットはどのように機能しますか? Pichi Finance内のウォレットはNFTとして機能します。ETHやUSDCなどのブロックチェーン上の資産を保有しながら、オフチェーンのポイントも獲得できます。基本的には、OpenSeaやBlurでNFTを取引する仕組みに似ていますが、ウォレット自体が資産やポイントを保有できる点が異なります。当然、これらのウォレットはエアドロップを受け取ることも可能です。 SBT(ソウルバウンドトークン)もNFTウォレットごと移譲することができますが、途中でウォレットを変更することはできません。最初に作成したウォレットでエアドロップ活動を行う必要があります。 作成:AKI Pichi Financeの今後の計画を教えてください Mantle上でDEXプールを立ち上げ、Mantle ETHとPCHに流動性を提供するユーザーにインセンティブ報酬を配布します。これにより、取引量を増やし、PCHトークンの取引が安定する環境を作ることを目指しています。 10月には、Sonic EVMやMonad、Berachainの統合を検討しており、プロダクト単位ではCornやUsualMoneyのポイント統合も進めています。これにより、ユーザーはこれらのプロジェクトのポイントを簡単に取引できるようになります。さらに、2回目のエアドロップも控えているので、PCHを購入してステーキングするのをお忘れなく! また、PichiではGameFiのアカウントを取引可能にすることも検討しています。これにより、ユーザーはPichiウォレットを使ってWeb3ゲームに接続し、アカウントをレベルアップさせた後、NFTのようにマーケットプレイスで販売できる仕組みを提供予定です。 Mantle Networkへの入金 | Pichi Finance 公式X Pichi Financeの強みやユニークな点は何ですか? 私たちは、暗号資産市場全体により深い流動性を提供する新しいエコシステムを作り上げることを目指しています。Bubbly Financeも非常に良い成果を出していますが、Pichiはそれらに似た取り組みを進めつつも、独自の特徴を持っています。 また、Whales Marketは暗号資産にトレーディングポイントの概念を導入しましたが、Pichiはその上位互換として、完全にトラストレスな取引環境を提供しています。この仕組みでは、売り手と買い手が一度取引を成立させた後、それをキャンセルすることができません。これにより、より安全で信頼性の高い取引が可能になります。 Bubbly Finance 市場に出ていないトークンや資産の取引をサポートするDEX Whales Market 暗号資産やトークンのプレマーケットおよびポイントマーケットを提供するプラットフォーム Pichi Finance | Website Pichiポイントを貯めるメリットは何ですか? Pichi Financeでは、PCHトークンをステーキングすることで、通常の3倍の倍率で報酬を得られます。たとえば、1,000ドル分のPCHをステーキングすると、3,000ドル相当のポイントが獲得できます。この特別なオファーは、2024年10月1日までの期間限定です。今のうちにPCHを購入し、ステーキングをお忘れなく! Pichiという名前にしたのはなぜですか? 名前は桃をイメージしたブランディングです。デザイナーがそのコンセプトを考案しました。 ロゴがお尻に見えるのは意図的ですか? いえ、意図的ではありませんが、デザイナーが注目を集めるために、少しお尻に見えるデザインにしたようです。 まとめ 今回のAMAでは、Pichi Financeの目指すビジョンや資金調達の進展、そしてウォレットのユニークな機能について詳しく紹介されました。特に、今後のDEXプール立ち上げや新たな統合プロジェクトが計画されており、Pichi Financeの動きに注目です。さらに、ユーザーがPCHトークンをステーキングすることで得られる今後のエアドロップも魅力的です。 今後もエコシステムの拡大に伴い、取引環境が一層充実していくことに期待が寄せられています。今後のPichi Financeの進展を見守っていきましょう。 関連リンク Pichi Finance Website | X (Twitter) | Discord | Telegram boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:MARU X (Twitter) | Link3
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2024/09/18インセンティブテストネット実施中のPoL特化型DAレイヤー「Sunrise」 AMAレポート
執筆:MARU ブロックチェーンの「データ可用性(DA)」に焦点を当て、Proof of Liquidity(PoL)を活用したレイヤー1プロジェクトであるSunriseのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Sunriseの主要コンセプトであるProof of Liquidityと、その独自の技術的特徴について詳しく伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年9月6日(金)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice/Chat Giveaway:100USDT × 3名 インセンティブテストネット実施中のPoL特化型DAレイヤー「Sunrise」のAMAを開催✈️ ⏰9月6日(金)21:00 🎁Giveaway:100USDT × 3名 ✅Like, RT & Follow ↓@SunriseLayerJP @SunriseLayer @bb_jpdao ✅Join AMA メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 同時配信 ▶️ https://t.co/G9FKuTNi1j 💁… pic.twitter.com/YGAsMCBnpx — boarding bridge (@bb_jpdao) August 29, 2024 スピーカー ・Yu Kimura | Sunrise Co-founder/CEO/CTO ・Takeru Shimojima | Sunrise Co-founder/COO ・Kiyu | boarding bridge/SunriseJP Mod ・Aki | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 Kimura Yu こんにちは、木村優です。Sunriseの共同創設者で、CEO(最高経営責任者)とCTO(最高技術責任者)を兼任しています。 私がこの分野に本格的に取り組み始めたのは、2018年のことです。その頃、JPYCのような仕組みを思いつき、実際にそれを実現するために動き始めました。また、コスモス系の暗号資産がハッキングされ、5億円もの被害が出た事件がありましたが、その解決に私が携わりました。そのことがきっかけで、X(旧Twitter)で多くの注目を集め、私のクリプトキャリアの大きな転換点となりました。 私は学生時代から起業家として活動しており、技術に関する情報発信も行ってきました。現在は、京都大学で客員研究員を務めながら、ベンチャーキャピタル(VC)、そしてL1ブロックチェーンのアドバイザーとしても個人的に活動しています。 Takeru Shimojima はじめまして、下島です。私はSunriseの共同創設者で、COO(最高執行責任者)とCFO(最高財務責任者)を兼任しております。主に、ビジネス開発(BD)、マーケティング、会計、HRなど、組織全体の運営を担当しています。 私のバックグラウンドは、外国語系の大学を卒業した後、コンサルティングファームでクライアントへの新規事業提案を担当する仕事をしていました。 2017年にクリプトに興味を持ち始め、X(旧Twitter)で木村をフォローしたのがきっかけで、彼と話すようになりました。木村のアイディアにとても興味を惹かれ、一緒に起業することを決めました。 2018年には日本で法人を設立し、ステーブルコイン発行をはじめとするブロックチェーン事業をスタートしました。現在はポルトガルを拠点に活動しています。 Sunriseはどのようなプロジェクトか教えてください Sunriseは、ブロックチェーンの「データ可用性(DA)」を扱うレイヤー1のブロックチェーンです。このプロジェクトでは、特にProof of Liquidity(PoL) という仕組みに焦点を当てています。この仕組みは、流動性を提供することによってネットワークのセキュリティを確保するという、新しいコンセプトです。 作成:Aki 他にも、Sunriseは、開発者が安全で、柔軟かつ効率的なアプリケーションを構築できるように設計されています。例として、流動性プールにステーブルコインを預けるだけで、ブロックチェーンのデータ可用性機能を簡単に利用できる仕組みも備わっています。これにより、コストを抑えつつ、データが適切に公開されるようなシステムを実現しています。 データ可用性というのは、ブロックチェーン上のトランザクションが正しく公開されているかどうかを確認するための仕組みです。たとえば、Ethereumのようなレイヤー1のブロックチェーンで行われた取引情報が、レイヤー2のブロックチェーンでも正しく見えるようにするための技術です。しかし、レイヤー1上で全てのデータを扱うとコストが高くなってしまいます。 そこで、データを低コストで効率的に公開するために「データ可用性チェーン」という専用の仕組みが使われます。CelestiaやAvailがその代表例です。Sunriseもこれらのプロジェクトに近く、特にセキュリティや柔軟性を強化することを目指しています。 作成:Aki Sunriseは、データ可用性の面ではCelestiaやAvailに似ていますが、仕組みとしてはProof of Liquidityを使っている点で、Berachainにも近いです。ただし、BerachainはEVM(Ethereum Virtual Machine)というEthereumベースのシステムで動いていますが、Sunriseはそれとは異なる独自のブロックチェーンです。 チームメンバーの経歴を教えてください 現在、Sunriseのチームは合計で12人います。メンバーは世界中にいて、シンガポール、ポルトガル、カナダ、アメリカなど、様々な国からプロジェクトに貢献しています。私(木村)もシンガポールで活動しています。 まず、ビジネス開発(BD)のメンバーについてですが、彼らは非常に豊富な経験を持っています。例えば、元Microsoftだったり、クリプトスタートアップでヘッド・オブ・ビジネスを務めたことのあるメンバー、更に、日本発の著名なクリプトプロジェクトに関わっていたメンバーもいます。 マーケティング/コミュニティのチームメンバーも、優れた経歴を持っています。元FTXのマネージャークラスのメンバーや、Cosmos系の著名なプロジェクトでコミュニティ/マーケティングマネージャーをしていたメンバーがいます。 開発者(デベロッパー)は現在合計5人おり、彼らも多彩なバックグラウンドを持っています。過去にCosmos系のプロジェクトに貢献したり、京都大学の客員研究員として活動していたりと、技術面でも非常に優れたメンバーです。 また、デザイナーについては、日本でNFTプロジェクトを立ち上げた経験のある方が参加しています。 Sunrise members (one part) | Sunrise 公式X どのようにしてブロックチェーンの処理能力を向上させようとしていますか? Sunriseは、Proof of Liquidityを使って、Modular Data Availability(DA)レイヤーを提供する、他にはない特徴を持ったブロックチェーンです。これは、ブロックチェーンのスケーリングを持続可能な形で向上させるための解決策を提示しています。 まず、Sunriseは「1つのブロックチェーンが全ての作業をこなす」という考え方を放棄し、複数のレイヤー2(L2)を統合してスケールするアプローチを取っています。 Sunriseの技術的な主要特徴は以下の3つです: 1.IBC(Inter-Blockchain Communication) これは、異なるブロックチェーン同士が通信できる規格で、Cosmosで開発されたものをSunriseはネイティブでサポートしています。 2.流動性プールの統合 Sunriseのチェーンには、トークンを預けてスワップできるUniswapのような流動性プールが組み込まれています。これにより、チェーン上で流動性が確保され、より多くの取引がスムーズに行われます。 3.データ可用性証明機構 オフチェーンでデータの可用性を証明するシステムを導入し、ブロックチェーンのデータ管理を効率化しています。 改めてProof of Liquidityについて詳しく解説します。 Proof of Liquidityは、現在主流のProof of Stake(PoS)に代わる新しい概念です。例えば、EthereumはPoSを使っていますが、PoSには「経済活動に直接つながらない」という欠点があります。PoSでは、トークンをロックして報酬を得るだけなので、バリデータ(検証者)は報酬を受け取りますが、エコシステム全体の経済的影響は限定的です。 一方で、PoLでは、流動性を提供することでネットワークに貢献した人に報酬(Voting Power)が与えられるため、経済的な活動がエコシステム全体に良い循環をもたらします。 次にSunriseのPoLの仕組みについて説明します。 Sunriseには、$RISEと$vRISEという2種類のトークンがあります。さらに、チェーン上にはUniswapやPancakeSwapのような流動性プールが存在します。例えば、USDTとRISEをSunriseチェーンの流動性プールに預けることで、報酬としてvRISEを受け取ることができます。 ●$RISE: 送金可能なトークンで、Sunriseチェーンでのガス代として使われます。 ●$vRISE: 送金はできませんが、ネットワークのガバナンスや投票に使えるトークンです。流動性提供や、どの流動性プールにインセンティブを与えるかを決定するゲージ投票に使用されます。vRISEは譲渡できないため、PoLでは実質的な経済活動(流動性の提供)を行うことでしか獲得できません。これが、PoLの根幹をなす仕組みです。 SunriseのPoLは、以下のような正のサイクル(「フライホイール効果」)を生み出します: 1.流動性提供によるスリッページ(取引の際の価格変動)の減少 2.スワップが活発化によるスワップ手数料の増加 3.Sunriseのネットワーク収益とコントリビューター報酬の増加 4.さらなる流動性提供者の増加 このように、エコシステム全体が成長し、安定していく仕組みが作られています。 $RISEと$vRISE | Sunrise Document 既存のブロックチェーンインフラストラクチャと比べてどのような利点がありますか? Sunriseの利点は、以下の3つの観点から説明できます。 1. コンシューマー視点 Sunriseでは、ユーザーはProof of Liquidityシステムを通じて流動性を提供し、従来のステーキングとは異なる形でリワードを得ることができます。これにより、ネットワーク全体に正の好循環が生まれ、アプリケーションレイヤー自体が経済的利益を享受できるようになります。具体的には、PoLを通じて流動性を提供したユーザーはvRISEを報酬として受け取ります。 2. コミュニティ視点 Sunriseのコミュニティは、Proof of Liquidityによるプロトコル収益に支えられており、持続可能な運営が可能です。SunriseはスワップフィーやMEV(Miner Extractable Value)などのプロトコル収益をProof of Liquidityシステムを通じて確保します。 これにより、CelestiaやAvailなどの他のデータ可用性(DA)レイヤーが価格競争に苦しむ中で、Sunriseは収益性を維持しつつ成長が可能です。 Celestiaは安価なサービス提供を売りにしていますが、その分プロトコル自体の利益は限定的です。一方、Sunriseは流動性プール内でのスワップやアービトラージにより、プロトコル収益を上げることができます。 例えば、Sunriseの流動性プールでSHIBAコインとUSDCをスワップする際、ETHがガス代として支払われ、その一部がプロトコルの収益となります。このスワップ手数料から得られる収益が、Sunriseのコミュニティを支えています。 3. L2開発者視点 Sunriseは、ビッグブロック(ブロックサイズを拡大すること)L2の実現を可能にします。これが可能な理由は、Sunriseが他のDAレイヤーとは異なり、オフチェーンBlobを使用しているためです。 例えば、Celestiaのような他のDAレイヤーでは、データ可用性を証明するためにBlobのデータをオンチェーンに書き込む必要がありますが、これがボトルネックとなります。一方、SunriseはArweaveやIPFSのような分散ストレージにデータを保存することで、より効率的なデータ管理を実現しています。 これにより、従来のL2を超えるデータ処理能力が実現し、フルオンチェーンでのAI開発やブロックチェーンゲームなど、高度なアプリケーションが可能になります。 MEV(Miner Extractable Value) マイナーが取引順序を操作して利益を得る方法 Blob ブロックチェーンのデータ保存用の専用スペース オンチェーン DA 認証とオフチェーン DA 認証の比較 | Sunrise Document RISEトークンのエアドロップについて詳しく教えてください RISEトークンのエアドロップでは、全体の少なくとも7%を配布する予定です。正確な数字については、決まり次第、公式アカウントからお知らせします。 エアドロップは複数の「ウェーブ」(段階)に分けて配布されます。各ウェーブの詳細は次の通りです。 ウェーブ 1 Gluon(旧UnUniFi)でトークンをステーキングしている人に対して、全体の2%を配布します。この条件に該当する人のリストは、2024年6月14日に確定しています(スナップショット)。 ウェーブ 2 Celestiaというプロジェクトのトークン($TIA)を預けている人、またはその関連トークン($milkTIA、$stTIA)を持っている人に対しても、全体の2%を配布します。これもスナップショットの日は2024年6月14日です。 ウェーブ 3 ある特定のエコシステム(まだ公開されていないプロジェクト)用に配布されます ウェーブ 4 クエストやテストに参加した人に配布されます。GalxeやIntractというプラットフォームで行われたクエストや、テストネット(新しいシステムの試験的なネットワーク)の参加者が対象です。 ウェーブ 5 特定のコミュニティのメンバーが対象です(Bad KidsやCelestine Slothsというコミュニティが含まれますが、他の詳細はまだ未定です)。このウェーブのスナップショット日は、後日発表されます。 ウェーブ 6 後日、詳細が発表されます。 Sunriseエアドロップガイド($RISE) | Medium 今後の計画(ロードマップ)について教えてください 数週間以内に、Sunriseの新しいバージョン「Sunrise v2」をテストネットで公開します。これにより、これまでの「Sunrise v1」とは異なる新しい機能や体験ができるようになります。現在、Sunrise v1は20万人以上のアクティブユーザーがいますが、Sunrise v2によってさらに多くの人が楽しめるように改良されています。 また、Sunriseは日本発のプロジェクトということもあり、日本をイメージした公式キャラクターも登場します。さらに、グローバルのパートナー企業や日本の企業との提携も進行中で、これについても近いうちに発表する予定です。特に開発者向けの資料も準備しており、多くの人がこの日本発のデータ可用性(DA)技術を活用できるようにしています。 最後に、SunriseのMainnetローンチとトークンの上場については、市場の状況を考慮しながら慎重に進める予定です。 Sunriseテストネットガイド | Medium Xのアイコンが手書き風なのはなぜですか? 理由はお話できませんが、答えはこのAMAの中で触れています。このアイコンはエアドロップにも関わっているので、それをヒントにしてください。 Sunrize Xアイコン | Sunrise 公式X 新規ユーザーや投資家を引き付け、維持するためのマーケティング戦略はありますか? Sunriseでは、成功している他のプロジェクト、例えばBerachainやMonadを参考にマーケティング戦略の基盤を構築しています。MonadのインターンがSNSでマーケティングの要点をまとめています。また、競合相手を他のプロジェクトではなく、他のエンタメコンテンツと認識し、楽しめる投稿を意識しています。Sunriseの公式アカウントからのポストにはミームが多いのもそのためです。 プロジェクトの教育活動は創業者が主導して行い、7.5万人のフォロワーを持つまで成長しました。この成長は、Berachainエコシステム内の著名なプロジェクトやNFTプロジェクトと共同でマーケティングを行ったこと、テストネットのリファラル設計も影響しています。さらに、評判の良い国や地域では、KOLを使ったマーケティングも行っています。 【Crypto マーケティング/コミュニティのための10のルール】 Monad (@monad_xyz) Marketing @intern による"10のルール"の日本語翻訳です。 Crypto マーケティングを担当している方はぜひ。 1) 広告の投稿をやめる もしあなたのmain twitter… — Takeru | Sunrise🌅 (@thetashis) August 13, 2024 CosmosHubでの議案No.952にけるInterchain Foundationへの不信任案の可決は、Sunriseに影響を与えますか? CosmosHubとSunriseの関係は、主にIBCという異なるブロックチェーン同士が連携できる規格を使っている点に限られます。そのため、仮にCosmosHubがなくなったとしても、Sunrise自体には影響はありません。しかし、CosmosHubがIBC規格の開発元であることから、IBCの技術開発が遅れるようなことがあれば、その部分には影響を受ける可能性があります。 リアルユーザーのエアドロップがbotにより希釈されてしまう懸念への対策はありますか? 確かに、参加者が増えると報酬の分配が減ることはありますが、bot対策を行っており、今後もさらに強化する予定です。また、純粋に多くの参加者が増えた場合、コミュニティが活発になることでプロジェクト全体の価値が向上し、結果としてトークンの時価総額が上がることを期待しています。そうなれば、報酬が減る影響も抑えられると考えています。 テストネットでCosmosとEVM両方のウォレットをつなぐ必要があるのはなぜですか? EVMウォレットでは、過去にトランザクション履歴があるか、0.001 ETH以上保有しているかなどのフィルタリングによってbotを排除しています。これはシビル対策(不正対策)の一環です。 また、今後はEVMウォレットを使うことで、EVM系のブロックチェーンからSunriseの流動性プールを利用してトークンのスワップができる機能を追加する予定です。テストネットのVersion 2ではこれを進めているため、両方のウォレットを接続する必要があるのです。 まとめ 今回のAMAでは、Sunriseが掲げる「データ可用性(DA)」および「Proof of Liquidity(PoL)」技術に関する詳細が紹介され、参加者に新たな視点を提供しました。 データ可用性に関しては、CelestiaやAvailといった先行プロジェクトが存在し、Proof of Liquidityに関してはBerachainが先行しています。しかし、Sunriseはオフチェーンでデータの可用性を証明する新しいアプローチや、Inter-Blockchain Communication(IBC)を採用することで、異なるブロックチェーン間の通信を可能にし、これまでの課題に対して独自の解決策を提供しています。 今後、テストネットV2のリリースやグローバルパートナー企業との提携、日本の企業との連携が控えており、Sunriseの今後の展開がますます注目されています。引き続き、Sunriseの進展を見守っていきましょう。 関連リンク Sunrise Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:MARU X (Twitter) | Link3
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2024/09/08強力な自社開発チームを擁するGameFiスタジオ「Moonveil」 AMAレポート
執筆:Tsun Animoca を含む有力VCから$9Mの資金調達済み、幅広いジャンルのゲームとGame特化のL2チェーンを開発中。大手ゲーム企業や金融機関での豊富な経験を持つメンバーが手がけるGameFiスタジオ「Moonveil」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、プロジェクトの将来像や競合との差別化ポイントに焦点を当ててお話を伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年7月1日(月)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice/Chat Giveaway:S1 Premium Pass × 5名、50 MoonBeams × 100名 参加者:163名 スピーカー ・国光宏尚 | 日本マーケティング責任者 ・Kohtaro | Admin of Moonveil ・Takmankid | boarding bridge ・Taka | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 国光宏尚 Moonveilの日本マーケティング責任者を担当しています、国光宏尚と申します。 2007年にgumiというモバイルゲーム会社を創業し、代表取締役社長に就任しました。2014年には東京証券取引所市場第一部に上場、2021年に同社を退任いたしました。 現在は以下の4つの事業を展開しています。 ・Thirdverse 最先端のVR技術を駆使して、プレイヤー同士が交流しながら冒険できる革新的なオンラインゲームの開発に取り組む日本発のゲームスタジオです。 ・Mint Town プラットフォーム事業・Web3ゲームの開発・運営を手がけるゲーム会社です。 ・FiNANCiE ブロックチェーン技術を活用したトークンコミュニティプラットフォームやNFT事業を展開するSocialFiプロジェクトです。 ・gumi Cryptos Capital Web3に特化した投資ファンドです。インフラレイヤーからDefi、ゲームなどWeb3の様々な領域に投資してきました。 今回はgumi Cryptos Capitalとして力を入れて投資してるMoonveilについて、マーケティング責任者、出資者の両面からお話しさせていただきます。よろしくお願いします。 国光宏尚|X (Twitter) Kohtaro Moonveilの日本マーケティングのオペレーションを担当しています、Kohtaroと申します。 これまでは主に「YogaPetz」など、NFTプロジェクトのモデレーターとして活動していました。今回はご縁もあり、MoonveilのAdminに就任いたしました。本日はよろしくお願いいたします。 Kohtaro|X (Twitter Moonveilはどのようなプロジェクトか教えてください Moonveilは、2022年に設立されたGame-Fiスタジオです。チームは経験豊富なメンバーが集まっており、日本からはgumi Cryptos Capitalが出資しています。 現在はAstraArk、BUSHWHACK、Project Gyozaの3つのゲームと独自の GameFi特化のL2チェーンを開発中です。独自トークンである$MOREはエアドロップも予定されており、現在ポイントプログラムを実施中です。 本日のAMAリスナーには全員ポイントのプレゼントを用意しています。ぜひ最後までお聞きください。 Moonveil Own Your Destiny|Medium チーム構成やメンバーの経歴について教えてください Moonveil Entertainment社の経営陣は、ゲーム業界と金融分野で豊富な経験を持つプロフェッショナルで構成されています。 CEOのM.Jは、League of LegendsやValorantを開発するRiot Games社の中国トップを10年務め、CitiのIB部門での勤務経験もあります。COOのJasonは、Riot Games社で現地チームを構築し、自身もプロゲーマーの経験があります。 エグゼクティブプロデューサーのMasonはTencentやNetEaseでの実績があり、WEB3プロデューサーのRobinはDeFiプロジェクトで成功を収めています。開発マネジメント責任者のRoxは、Tencent Gamesで14年以上の経験を持ちます。 Game-Fi分野の将来性において、DeFiとの接続が重要です。Cryptoの「面白さ」には投機的要素が不可欠で、従来のゲーム要素だけでは不十分です。DeFiに精通している人材がいることは、Moonveilにとって大きな強みとなっています。 Team|Website これまでの資金調達の実績について教えてください Moonveil Entertainment 社は、gumi Cryptos Capital から 2023 年 10 月に出資を受けています。これはプレシード/シードラウンドであり、gumi Cryptos Capital と Arcane Group が主導した、540 万ドル(約 8 億 4,000 万円)の調達でした。gumi Cryptos Capital と Arcane Group 以外からも、Longhash、IOSG Ventures、Infinity Venture Crypto(IVC)、そして PUBG の開発者として知られる Krafton を含む著名な企業や投資家が参加しています。 また、2024年8月にSpartan GroupをリードインベスターとしてAnimoca を含む有力VCからPre Aラウンドの資金調達を発表しました。これにより総資金調達額は900万ドルに達し、より質の高いプロダクト開発に向けた基盤が強化されました。 ’ - ! Led by @TheSpartanGroup and supported by @GumiCryptos @HashKey_Capital @AnimocaVentures @HivemindCap and @realMaskNetwork, our total funding has now reached… pic.twitter.com/5ERpFU9J0O — Moonveil.gg (@Moonveil_Studio) August 8, 2024 gumi Cryptos Capitalは、Game-Fi 分野への投資に関して慎重な姿勢をとっています。過去に出資したGame-Fi関連プロジェクトは、Moonveil Entertainment 社を含めて3社しかありません。その3社の中でも Moonveil Entertainment 社は現在最も成功しており、gumi Cryotos Capitalとしても期待を寄せています。 Investors|Website Moonveilエコシステム上のゲームについて教えてください Moonveilは2022年設立のゲームスタジオで、現時点で遊ぶことのできるゲームはありません。3つの自社開発ゲームとサードパーティ製のゲームのリリースが予定されています。この夏にはAstrArkやBushwhackのアルファテストが計画されています。ぜひプレイしてみてください。 それぞれのゲームの概要は以下のとおりです。 1. AstrArk(第一弾ゲーム) AstrArkは、スマートフォン向けの革新的なタワーディフェンスゲームです。PvPとPvEの両モードを備え、深い戦略性と魅力的なファンタジー世界観が特徴です。 ゲームの特徴: ・指揮官選択とチーム編成のカスタマイズ ・ポイントを使ったユニット召喚と強化システム ・「destiny」要素による予測不可能な展開 ・多彩なバトルモード 2024年1月に5カ国(タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、ブラジル)で初回アルファテストを実施し、現在フィードバックを基に改善中です。日本から参加可能なアルファテストも近日予定されています。 最新情報は、MoonveilのDiscordやXで随時公開予定です。今後の展開にご期待ください。 2. BUSHWHACK(第2弾ゲーム) Bushwhackは2024年2月に発表されたステルスバトルロワイヤルゲームです。公開された情報は少ないですが、「霧の中を探索し、茂みに隠された謎を解き明かすゲーム」とだけ公表されています。 3. Project Gyoza(第3弾ゲーム) Project Gyozaは2024年4月にMoonveil公式Mediumで初めて名前が公式に公開されたゲームです。「ブロックチェーン技術とのやり取りをゲーマーに革命をもたらす、近日公開予定の完全なオンチェーンゲーム」と紹介されています。このプロジェクトについては今後の公式発表をお待ちください。 4. Moonveil Punch(サードパーティ製ゲーム) 他社によるサードパーティ製ゲームも、Moonveil Entertainment社のビジョンに沿うものはMoonveilのエコシステムの中のゲームとしてリリースされる予定です。それらのゲームはMoonveil Punchと呼ばれます。詳細は今後発表される予定です。こちらについても今後の公式発表をお待ちください。 X | AstrArk 現在行われているロイヤリティプログラムについて詳しく教えてください 現在、Moonveilの独自L2チェーン上のトークン「$MORE」エアドロップ準備イベントを開催中です。 「Rock'it to the Moon」イベント概要 開始時期:2024年4月中旬 報酬内容:MoonBeams(エアドロップポイント)、バッジ、シーズンパス 参加方法: ・ ソーシャルタスク ・ Play To Airdrop(アルファテスト、ミニゲームイベント等) ・ リファラルタスク 参加手順: 1. エアドロップサイトでSNS連携し、Novice Notch Badge獲得 2. Discordに参加し、日本人ロールを取得 3. 日本語チャンネルでの週次チャットイベントに参加 ※ 日本向けマーケティングを強化中のため、日本人参加者への優遇があります。 Rock’it to the Moon|Medium 直近控えているイベントやアップデートについて教えてください 今後はゲームのリリースやトークンのエアドロップが控えています。具体的な日程についてはまだ未発表ですが、両者とも今年中を予定しています。 直近の大きなイベントとしては、第2弾ゲームののアルファテストが控えています。 またMoonveilの公式Discordの日本語チャンネルのチャット数に応じてポイント(Moon Beams)を付与するイベントも開催しています。ぜひご参加ください。 Bushwhack | Moonveil Website Game特化のチェーンとして競合への優位性はどこにありますか? 「Game特化のチェーン」ということでImmutable、Roninが競合先になるかと思います。その上で、Moonveilは以下の二つの優位性を持っていると考えています。 ① 強力なファーストパーティチームを自社で保有 ②トークンTGEを控えている 過去の事例を見ると、やはりファーストパーティゲームはゲームプロジェクトの成功の大きな鍵になることは間違いありません。Moonveilは先述の通り、強力な運営チームを自社で保有しています。 また、GameFi特化のブロックチェーンでは他社のプロジェクトを誘致する仕組みが大切になりますが、トークンTGEを控えているMoonveilはその点のインセンティブ設計がしやすく、有利だと考えています。 プロジェクトの成功の基準とはなんでしょうか? 大手取引所へのトークンリスティングはわかりやすい成功の基準の一つだと考えています。 これにはX、Discordのリアルフォロワーのみならず、DAU (Daily Active User) やDAW (Daily Active Wallet) が必要となります。 肝心なゲームのユーザーに加え、トークンやエアドロップなどの収益機会をフックにしWeb3投資家を抱え込むことが必要となるため、ポイントファーミングなどを活用し両者を惹きつける仕組みを構築しています。 どの国を中心にマーケティングを行っていますか? 当初は、アルファテストを実施した5カ国(タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、ブラジル)に焦点を当てていました。現在では、これらの国々での成功を基盤に、新たな市場への展開を積極的に進めています。 これまでアプローチできていなかった中国や日本などの主要市場への本格的な参入を決め、マーケティング戦略を練っています。 まとめ 今回はプロジェクトの将来像や競合との差別化ポイントに焦点を当ててお話を伺いました。特筆すべきはMoonveilの独自のマーケティング戦略です。 Moonveilは、リアルゲームユーザーとWeb3投資家という二つの異なる層に向けて、アプローチしています。この戦略は、幅広いジャンルのゲーム開発と相まって、プロジェクトの大きな強みとなっています。この秀逸なマーケティング戦略は経験豊富なチームならではのものだということができるでしょう。 昨今RoninやImmutableを筆頭とし、Game特化のL2チェーンが台頭しています。この競争の激しい分野でポジションを確立するためにはユーザーにとって魅力的なタイトルをリリースすることが不可欠です。この点において、Moonveilは強力なファーストパーティチームを擁しており、大きなアドバンテージを持っています。 一方ですでにメインネットをローンチし、ゲームリリースの実績があるチェーンも開発者にとって魅力的な選択肢となり得ます。この状況下で、Moonveilがどのようにサードパーティのゲーム開発者を誘致していくかに注目が高まります。特に、予定されているTGEを絡めたインセンティブ設計は大きな可能性を秘めています。 また、2024年8月現在、Moonveil Miniカテゴリに属するPuffy 2048がリリースされ、着実にロードマップを進めています。 最新情報は各種SNSをご参照ください。 関連リンク Moonveil Website | X (Twitter) | Discord | Telegram boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:Tsun X (Twitter) | Link3
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2024/09/02BTCFiの未来を切り開く「Solv Protocol」AMAレポート
執筆:MARU ビットコインを活用して新しい金融の可能性や分野を開拓するSolv ProtocolとのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Solv Protocolの革新的な金融サービス、SolvBTCの特徴、チームの経歴、今後のビジョンなどについて詳しく伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年8月13日(火)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice/Chat Giveaway: 100USDT × 3名 参加者:307名 Binance Labsからも支援されるBTCFiプロジェクト 「Solv Protocol」のAMAを開催✈️ ⏰ 8月13日(火)21:00 🎁 Giveaway:$100USDT × 3名 ✅ Like, RT & Follow ↓ @SolvProtocol & @bb_jpdao ✅ Join AMA メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 同時配信 ▶️ https://t.co/G6e1jQzWQO 💁… pic.twitter.com/F780qlYfpe — boarding bridge (@bb_jpdao) August 9, 2024 スピーカー ・Nick | Solv Protocol ・TakmanKid | boarding bridge ・Aki | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 こんにちは、皆さん。私はSolv ProtocolのマーケティングマネージャーのNickです。Solv Protocolが持つ革新的なソリューションをより多くの人々に知ってもらうための活動を行っています。本日は皆さんと一緒に、Solv Protocolの魅力や今後のビジョンについてお話しできることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。 Solv Protocolはどんなプロジェクトか教えてください Solv Protocolは、ビットコインを活用した新しい金融サービスを提供するプロジェクトです。このプロジェクトの中心には「SolvBTC」というビットコインの準備金システムがあります。このシステムは、世界中で1兆ドル以上の価値を持つビットコインをより効果的に活用することを目指しています。 具体的には、SolvBTCはビットコインの流動性に関する合意を形成する仕組みを基盤にしています。これにより、ビットコインを安全に管理しながら、透明性を持たせた準備金証明(保有するビットコインが確かに存在することを証明する仕組み)や、さまざまな種類の準備資産を利用することが可能です。また、流動性市場(ビットコインが売買される市場)との連携もスムーズに行えます。 Solv Protocolはビットコインを使った金融サービス(BTCFi)への入り口を提供し、投資家が安心して暗号通貨市場に参加できる環境を整えています。また、このプロジェクトは、Binance LabsやBlockchain Capital、Laser Digitalなど、業界をリードする投資家からの支援を受けており、信頼性の高いプロジェクトとして評価されています。 さらに、Quantstamp、Certik、SlowMist、Salus、Secbitといったセキュリティ企業による厳密な監査を受けており、最高レベルの安全性を確保しています。このように、Solv Protocolはビットコインを活用した金融サービスの発展と、従来の金融システムと暗号通貨の融合を推進する上で重要な役割を果たしています。 作成Aki チームメンバーの経歴や投資家について教えてください 私たちのチームは、さまざまな分野で豊富な経験を持つプロフェッショナルたちで構成されています。例えば、共同創業者たちはアジアのブロックチェーン業界で広く知られており、業界のリーダーとして活躍してきました。また、ビジネス開発の責任者は、伝統的な金融(トラディショナルファイナンス)で10年以上の経験を持ち、特にオプションやストラクチャード・プロダクト(金融商品の設計と取引)に精通しています。 さらに、私たちのプロジェクトには、暗号通貨業界で名高い専門家たちが助言を行ってくれています。そのアドバイスを参考にしながら、プロジェクトを進めています。加えて、私たちは主要なベンチャーキャピタルであるBinance LabsやBlockchain Capitalから投資を受けています。これらの投資家は、DeFiの分野でビットコインの役割を変革しようという私たちのビジョンに共感し、支援してくれています。 Investors & Audits | Solv document Solv Protocolの主な特徴や機能について教えてください Solv Protocolは、ビットコインの潜在能力を最大限に引き出すための新しい仕組み、SolvBTCを開発しています。このシステムは、ビットコインの資産をより活用しやすくすることを目指しています。 SolvBTCの主な特徴 100%の裏付けと完全な透明性 SolvBTCは、保有するビットコインが1:1で完全に裏付けられており、各SolvBTCに対応するビットコインが確実に存在しています。さらに、ユーザーがいつでもそのビットコイン準備金を確認できるようになっており、この仕組みによって信頼性と安定性が高められています。 多様な準備資産 SolvBTCは、ビットコインを様々な方法で管理しています。例えば、ネイティブビットコインやラップドビットコイン(ビットコインの価値を別のトークンで表現したもの)など、異なる種類の資産を準備金として持っています。また、従来の金融機関とも提携しており、ビットコインの適用範囲を広げています。これにより、従来のビットコイン市場にアクセスできるだけでなく、ビットコインエコシステム全体の成長を促進しています。 流動性市場とのシームレスな統合 SolvBTCは、ビットコインを使ってより多くの利益を得られるようにするための仕組みを提供しています。例えば、BabylonやEthenaとの協力により、ビットコイン保有者が追加の利回りを得ることができる流動性ステーキングトークン(LST)を作成しています。これにより、ビットコインをより効果的に使えるようになり、ビットコインの価値がさらに成長していくことが期待されています。 Solv Technical Architecture | Midium ユーザーはどのように利回りを得ることができますか? SolvBTC、SolvBTC.BBN、SolvENAの3つのトークンはそれぞれ異なる役割を持っており、これらを使って利回りを得る方法があります。以下に、それぞれのトークンについて詳しく説明します。 SolvBTC SolvBTCは、Solv Protocolが提供するビットコインをトークン化したものです。これにより、異なるブロックチェーン間でビットコインの流動性を高め、シームレスな移動を可能にします。現在、SolvBTC自体には利回りが発生しませんが、DeFiエコシステムで重要な役割を果たしています。 SolvBTC.BBN SolvBTC.BBNは、Babylonというビットコインステーキングプロトコル上で利用されるトークンです。現時点ではBabylonのメインネットがまだローンチされていないため、利回りは発生していません。しかし、今後Babylonがローンチされると、ステーキングにより利回りを得ることが可能になります。また、SolvBTC.BBNを使ってエアドロップをファームすることもできるようになります。 SolvENA SolvENAは、Ethenaというプロジェクトで使用されるトークンで、ビットコインを使ったベーシス取引戦略に参加できます。これにより、ビットコイン保有者は、ビットコインの価値を維持しつつ、利回りを得ることが可能になります。 結論、ビットコインは通常、Proof of Work(PoW)を使って運用されるため、直接的な利回りを得るのは難しいですが、Babylonのような新しいプロトコルを利用することで、PoSチェーンのセキュリティ強化に貢献し、利回りを得ることが可能です。また、Solv Protocolを通じて、ビットコインをステーキングしながら流動性を維持し、さまざまなDeFiプロジェクトに参加することができます。 Fuel Fuelは2022年に8000万ドルを調達し、その時のビットコイン価格は18,000ドルでした。Fuelの技術はUTXOを使用しており、ビットコインとの整合性があります。SolvBTCやSolvBTC.BBNのユーザーは、Fuelのポイントプログラムに参加して、Solv資産から利回りを得ることができるようになります。 Mezo Mezoは2024年に2800万ドルを調達しました。彼らはビットコインのための分散型ブリッジ「tBTC」を構築したチームです。SolvBTCおよびSolvBTC.BBNのユーザーは、Mezoポータルに資産を預けて、エアドロップをファームできるようになります。 作成Aki ビットコインおよびBTCFiマーケットは今後どのように発展していくと考えますか? ビットコインと、ビットコインを活用した金融(BTCFi)市場は、今後さらにお互いに密接に結びつき、よりダイナミックなエコシステムへと進化すると考えています。ビットコインはデジタル金融の中心的な存在であり続けるでしょう。そして、DeFiアプリケーションでのビットコインの利用がますます増えていくことが予想されます。 私たちSolv Protocolは、この変革をリードすることを目指しています。具体的には、異なるブロックチェーン間でのスムーズな資金移動や収益機会を提供するための強力なインフラを構築し、この目標を達成しようとしています。 最終的には、ビットコインとBTCFiの市場を支えるための包括的なビットコイン準備金システムを作り上げ、これを通じてさらなる革新と実用性を推進し、ビットコインの可能性を広げたいと考えています。このシステムにより、新たなビジネスチャンスが生まれ、ビットコインの利用がさらに多様化していくことを期待しています。 今後のロードマップや直近のアップデートについて教えてください 今後の開発計画として、Solv Protocolは短期、中期、そして長期にわたる目標を掲げています。 短期目標: まず、SolvBTCのクロスチェーン機能をさらに拡張することに注力します。これは、異なるブロックチェーン間での資金の移動をよりスムーズにする機能です。また、SolvBTC自体の規模を拡大し、その流動性ステーキングトークン(LST)の活用事例を増やすことにも力を入れていきます。これにより、ユーザーがより多くの場所でSolvBTCを活用できるようになります。 中期目標: 流動性コンセンサスネットワークの詳細をさらに具体化し、SolvBTCがどのようにして新しい資産をさまざまな資産プールに追加できるかを明確にしていきます。これにより、SolvBTCの利用範囲をさらに広げ、さまざまな資産と組み合わせた新しい投資機会を提供することを目指しています。 長期目標: 将来的には、従来の金融市場で取引されているETF(上場投資信託)をトークン化することを目指しています。これにより、ETFを保有している投資家に新たな収益機会を提供し、その価値をさらに高める計画です。具体的には、ETFに利回りをもたらす仕組みを導入し、従来のETF投資にはなかった新しい付加価値を創出します。 これらの目標を通じて、Solv Protocolは暗号資産市場と従来の金融市場を結ぶ架け橋となり、両者の強みを生かした革新的な金融サービスを提供することを目指しています。 様々なDeFiプロトコルとシームレスに統合 | Medium ETFのトークン化について具体的に教えてください ETFのトークン化に関して、私たちは現在、いくつかの伝統的な金融機関と協力しながら、この新たな領域を開拓しています。この取り組みは、ビットコインに利回りを求める投資家のニーズに応えるためのものです。ビットコインを含むETFは、現状では単純にビットコインを保有し、その価格変動を反映する形で運用されていますが、利回りを得ることができません。 私たちが目指しているのは、この既存のビットコインETFをトークン化し、投資家にビットコインの利回りを提供することです。これにより、ETF保有者は従来の価値保管だけでなく、新たな収益機会を得ることが可能になります。 もちろん、この取り組みはまだ初期段階にあり、多くの話し合いが進行中であるため、現時点で確定した内容はありませんが、私たちはこの方向に向かって動いています。ビットコインに利回りを求める未来を考えると、ビットコインETFのトークン化がその一つの答えになるかもしれません。 BTCFiは、本来のビットコインの思想に反しているとは思いませんか? BTCFiに対して、ビットコインの本来の思想に反していると感じる方がいることは理解できます。ビットコインは元々、自己主権と分散性を重視する思想に基づいて設計されており、その伝統的な原則を守ることが重要だと考える人も多いです。 しかし、現実にはビットコインの利用方法や価値提案は進化しつつあり、特にビットコインETFのような新しい金融商品がその一例です。これも、Bitcoinの伝統的な理念とは異なる側面を持っていますが、市場に受け入れられています。 Solvの視点から見ると、ビットコインは現在、新たな利用ケースや価値提案が生まれるグレーゾーンに入っています。真のビットコインマキシマリストは、自分のウォレットでビットコインを保持し、自己主権と分散型の精神を守り続けていますが、一方で、利回りを求める投資家層も存在します。 たとえば、Celsiusは破綻する前に8%という高利回りを提供し、40,000 BTC以上を集めました。これは、利回りを求める投資家が多いことを示しています。こうした需要を認識し、私たちはそれに応えるためのソリューションを構築しています。ビットコインの役割と利用が広がる中で、様々な投資家が新たな関わり方を模索しており、私たちはその進化するニーズに応えることを目指しています。 ビットコインマキシマリスト ビットコインを他のすべての暗号通貨に対して優先的に支持し、ビットコインが唯一の真の分散型通貨であり、他の暗号通貨は不必要、もしくは劣っていると考える人々を指します。 Celsius 2022年に破綻した暗号資産レンディングプラットフォーム。このプラットフォームは、ユーザーがビットコインやその他の暗号資産を預けることで高い利回りを得ることができるサービスを提供していました。 Solvの利回りを改善する施策はありますか? 現在の強気相場(ブルマーケット)では、見逃されがちなエアドロップを活用することが非常に重要です。たとえば、SolvBTCをコアにブリッジした多くのユーザーは、過去1ヶ月で最大50%のAPYリワード(年間利回り)を享受しています。 また今後のパートナーシップにもぜひご期待ください。そして高い利回りを狙いつつ、エアドロップに備えてください。より安定したビットコイン利回りを求める場合は、私たちのマーケットをぜひご確認ください。以下のリンクからアクセスできます。特に我々のGMX Valtは、開始以来約10%のAPYを生み出しています。この利回りは、GMXでの流動性提供や取引手数料から得られています。 Yeild Market | Solv まとめ 今回のAMAでは、Solv ProtocolのマーケティングマネージャーであるNick氏から、このプロジェクトの概要や特徴、今後のビジョンなどについて詳しく伺いました。 Solv Protocolの強みは、ビットコインの価値を最大限に活用し、さまざまな機能を提供する点にあります。 SolvBTCは、ビットコインのセキュリティと透明性を活かすことにより、効率的かつ安全にビットコインを利用した金融サービスを提供しています。 Solv Protocolは、ビットコインを活用した新しい金融の可能性や分野を開拓する先駆者として、Web3業界からの期待も高く、その進展が今後の金融エコシステムに大きな影響を与えると見込まれています。 Solv Protocolの技術とビジョンが、どのようにBTCFi業界の発展に寄与し、ビットコインを中心にした金融サービスの未来を形成していくのか、注目していきましょう。 関連リンク Solv Protocol Website | X (Twitter) | Discord | Telegram boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:MARU X (Twitter) | Link3
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2024/08/27拡張性とプライバシーを備えた未来へのゲートウェイ「Eclipse」AMAレポート
執筆:summerchon $65Mの資金調達済み、EthereumのL2でありつつSolana仮想マシン(SVM)を採用。Ethereumの豊富な流動性とSolanaの高速処理を融合させて、高性能かつスケーラブルな環境を提供するEclipseのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Eclipseはどんなプロジェクトなのか、今後の展望やWLの獲得方法などを伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2024年8月16日(金)22:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter) Giveaway:WL for Eclipse native NFT collection×1名 参加者:198名 $65M資金調達済みのEthereum初SVM L2プラットフォーム 「Eclipse」のAMAを開催✈️ ⏰ 8月16日(金)22:00 🎁 Giveaway:Eclipse WL × 1 ✅ Like, RT & Follow ↓ @EclipseFND & @bb_jpdao ✅ Join AMA メイン会場 ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 同時配信 ▶️ https://t.co/qfpOOFQASS 💁♂️スピーカー:… pic.twitter.com/SSLKlrg6YX — boarding bridge (@bb_jpdao) August 12, 2024 スピーカー ・REN | Eclipse/Marketing ・Yamada | DeFimans ・TakmanKid | boarding bridge ・Yurari | boarding bridge (敬称略) AMAの内容 自己紹介 REN | Eclipse/Marketing 私はRENと申します。Eclipseのグロース責任者を務めており、主に三つの観点からEclipseの成長を推進しています。 まず一つ目はコミュニティの成長、二つ目はエコシステムの拡大、そして三つ目はSNSやマーケティング周りの成長に関して責任を持っています。よろしくお願いします。 Eclipseはどんなプロジェクトか教えてください Eclipseは、SolanaをEthereumに導入し、Ethereum初のSVM(Solana Virtual Machine)L2を提供しています。これは、Solana Virtual Machineを実行環境として使用し、Ethereumを決済層として利用することを意味します。これにより、Solanaの速度とパフォーマンスを、Ethereumのセキュリティと流動性と組み合わせることが可能になります。 我々の主要な目標は、現在の他のL2よりも桁違いに高いパフォーマンスを持つL2を構築し、暗号通貨の普及を進めるアプリケーションを可能にすることです。 モジュラーアーキテクチャを選択した理由は、最もパフォーマンスの高いL2を構築するために、最適なコンポーネントを使用し、特定の分野に特化したプロトコルを選び取ることができるからです。 例えば、Solana Virtual Machineを選んだ理由は、最も実績のある高性能な実行環境であり、ローカル手数料市場や並行実行などのユニークな機能を備えているからです。 同様に、データの可用性については、我々のニーズをサポートする十分なスループットを持つ、唯一の消費者向けハードウェアで検証可能なプロダクションレディのDA(データ可用性)レイヤーであるCelestiaを選びました。 Introducing Eclipse Mainnet | Mirror 資金調達の状況と主要なチームメンバーの経歴を教えてください Eclipseはこれまでに6500万ドルを調達しており、2024年3月の前回の資金調達には、Polychain、Placeholder、dba、Flow Traders、OKX Ventures、Fenbushiといった著名な投資家や、Anatoly、Barnabe、John Adler、Segfault、Austin Federa、Hasuなどの著名なエンジェル投資家が参加しました。 現在のCEOは、暗号通貨業界で10年以上の経験を持ち、以前はdYdXやUniswapといった業界の大手企業でBD(ビジネス開発)を率い、それらの成功に大きく貢献しました。 それ以外にも、現在のチームは約20名で構成されており、エンジニアやGTM(Go-To-Market)機能のメンバーが含まれています。Eclipseの戦略責任者であるTerry Chungは、以前1kxでインフラストラクチャーに特化したベンチャー投資家でした。また、成長責任者のNate Chaは、以前dYdXのマーケティング責任者を務めていました。 その他のチームメンバーも、著名な研究機関、GTMポジション、CTO役職などで豊富な経験を持っています。 We're excited to announce that Eclipse Labs, the development team contributing to Eclipse Mainnet, has raised a $50M Series A co-led by @placeholdervc and @hack_vc, bringing our total capital raised to $65M. Eclipse brings Solana performance to Ethereum with the first SVM L2. pic.twitter.com/akq46v34lN — Eclipse (🐮,🌑) (@EclipseFND) March 11, 2024 他のブロックチェーンと比較したEclipseの主な違いや優位性を教えてください 現在、並列処理機能を持つブロックチェーンは数多く存在しており、MonadやSeiなどがその代表例です。しかし、私たちはいくつかの点で異なります。 まず、Solana Virtual Machineほど高性能で実績のある実行環境は他にありません。現在、Solana Virtual Machineは通常、700~1000のTPS(トランザクション処理速度)をサポートしており、最速のEVM(Ethereum Virtual Machine)ベースのチェーンでも100未満のTPSしかサポートできません。 また、たとえ高いTPSを持っていたとしても、手数料の急騰や混雑は常に問題となります。しかし、Solana Virtual Machineでは、ローカル手数料市場により、どのアカウントもブロックスペースの25%以上を占有することはできないため、そのような問題は発生しません。これは、4車線の高速道路で、一台の車が最大で一つの車線しか占有できないようなものです。そのため、NFTミントのような状態が競合する場合でも、通常のユーザーは高額な手数料や遅いトランザクションを経験することはなく、常にシームレスなユーザー体験が保証されます。 現在のL2(レイヤー2)環境を見てみると、いくつかの重要なトレンドが見られます。まず、EthereumのL2は、Ethereumを十分にスケールさせていないという点です。既存のEVM L2は最高で30TPSに過ぎず、ブロックスペースや実行ボトルネックに直面した際には、さらにスケーリングを図るためにL3に依存しています。Eclipseは、最初の日からそれよりも桁違いに高いパフォーマンスを発揮します。 また、ArbitrumやOptimismのように、多くのL2が独自のロールアップスタックを立ち上げています。ArbitrumではArbitrum Orbit、OptimismではOPスタックです。これらのロールアップスタックにより、誰でも簡単に1クリックで独自のL2やロールアップを立ち上げることができ、その実装はArbitrumやOptimismと同じです。このロールアップスタックの普及により、Ethereum上には50以上のL2が存在していますが、これらのロールアップは十分にスケールできず、アプリケーションに専用のブロックスペースを提供する、インセンティブを十分に整合させることができていません。 その結果、非常に断片化されたユーザー体験が生じています。Eclipseはこれらの問題を解決し、スケールで競争し、膨大なブロックスペースを提供し、DAppsと十分にインセンティブを整合させることで、彼らが我々のエコシステム内に留まるようにします。Eclipseの理想的な結果は、1つのロールアップだけで十分という状況を作り出すことです。 Exploring Eclipse's Canonical Ethereum Bridge and Proving System | Mirror Eclipseのエコシステムの現状と今後の展望について教えてください Eclipseは、最初の日から豊かなエコシステムを持つことになります。現在、開発者向けのメインネットの一環として、ウォレット、ブリッジ、ブロックエクスプローラー、オラクルといったインフラパートナー全てにデプロイを依頼しています。その後、50以上のDApps(分散型アプリケーション)がEclipse上にデプロイされる予定です。 これらのDAppsは、DeFi、ゲーム、コンシューマー向けアプリなど、さまざまな分野にわたっており、その大部分はDeFiカテゴリに属しています。将来的には、暗号通貨の普及を促進し、暗号通貨のユーザーベースを拡大するコンシューマー向けアプリを構築できるDAppsと開発者を招致したいと考えています。 私たちは、データの可用性にCelestiaを利用しています。これは、トランザクションデータをCelestiaに投稿し、その後、我々のL1ブリッジがそのトランザクションデータを使用してL2の状態が有効かどうかを検証するという意味です。Celestiaを選んだ理由は、最も安全で、消費者向けハードウェアで検証可能なデータ可用性レイヤーであり、我々のデータ投稿要件が増加するにつれてデータのスループットをスケールさせる能力があるからです。 現在、投稿データ量では第3位のパブリッシャーですが、近いうちに1位に到達する見込みです。ブロックスペースを浪費できることで、Eclipseはエンジニアリングリソースと最適化に費やす時間を節約し、代わりに最終製品の提供に集中できるようになりました。Eclipseは、Celestiaが提供する豊富なブロックスペースのおかげで実現可能となりました。ブロックスペースの制約を取り除くことで、高性能なL2が初めて可能となり、それがEclipseのアプリケーション開発者にとっての制約も取り除きます。 メインネット開始後、一般ユーザーを集客するための方法や施策はありますか? メインネットのローンチ後に一般ユーザーを引き付けるための私たちの戦略はシンプルです。価値のあるプロダクトを備えた最高のエコシステムを構築し、それらのプロダクトがユーザーを引き寄せるというものです。もちろん、その普及を加速させるために、これらのDAppsが顧客獲得コストを削減し、トップファネルのユーザー獲得を支援します。具体的には、多数の地域イベントの開催、マーケティング、コミュニティ活動、そしてこれらのプロトコルへのソーシャルアテンションの喚起などが含まれます。 しかし、すべての前提となるのは、Eclipseエコシステムがユーザーに対して明確で長期的な価値提案を持つ有意義なDAppsを備えていることであり、そうでなければ、これらのユーザーを持続的に保持することはできません。インセンティブの設計に関する具体的な情報は今のところ共有できませんが、今後のアップデートにご期待ください。 開発者の観点から触れておきたいことの一つは、インセンティブが適切に整合されることを確保したいという点です。開発者やビルダーは、Eclipseエコシステムの第一級市民であり、彼らが皆と交流するための新しいエキサイティングなDAppsを構築しています。L2は、dappが創出したすべての価値を保持すべきではありません。 Solana VMを採用した目的、モジュラー型ブロックチェーンを選択した理由は? SVM(Solana Virtual Machine)は、現在利用可能な最も実績のある高性能なVMの一つであり、4年間にわたってプロダクションで稼働しています。その独自の機能により、汎用的なL2のための大規模なエコシステムを構築するのに適しています。 まず、ローカル手数料市場と計算ユニットの制限があります。SVMでは、Solanaで計算ユニットと呼ばれるブロックスペースの25%以上をどのアカウントも利用できません。これはEthereumのガスに似ています。その結果、一つのアプリがブロックスペースを飽和させても、最大で25%しか占有せず、他のアプリやそのユーザー体験や手数料に影響を与えることはありません。ネットワーク上で複数のホットスポットが同時に存在しても、平均的なユーザーの体験が劣化する、トランザクション手数料が増加することはありません。 次に、並行実行です。Solanaは、悲観的並行実行を利用しており、読み取り/書き込みが必要なアカウントを事前に宣言し、実行中の依存関係や競合をスケジューラが処理し、異なるスレッドにトランザクションを割り当てて並行実行を行います。その結果、Solanaは他の既存の仮想マシンよりも桁違いに高いTPSをサポートし、ユーザー体験の面でも複数のアプリを大規模にサポートすることができます。これは、DAppsの需要が拡大するにつれて、DAppsのエコシステムを真にスケーラブルに構築できることを意味するため、私たちにとって重要です。 私たちは、モジュラー型のブロックチェーンアーキテクチャを選択しました。これにより、異なるプロトコルを選び取り、それぞれの最良の機能を維持することができます。Ethereumの流動性とセキュリティ、Celestiaの高スループットとキャパシティ、Solana Virtual Machineのパフォーマンス。これらすべてを組み合わせることで、Solanaよりも80%安く、TPSが10倍で、さらにETH資産やEthereumの流動性にアクセスできるチェーンを構築することができました。 Solana & Ethereum Transaction Fee Mechanisms | Mirror Eclipseの短期的および長期的なロードマップを教えてください 私たちの短期的なロードマップは、ハッカソンを終了させ、すべての開発者がEclipseメインネットにデプロイできるようにし、引き出し機能を有効にすることです。これらのマイルストーンが達成されたら、Eclipseメインネットを一般に公開します。 長期的には、EclipseはSolana Virtual Machineにコアな改良を加え、現在見られるものよりもさらに高性能にすることを目指しています。この目標を達成するために、業界をリードするSolanaの研究を行います。 私たちの究極のビジョンは、暗号通貨対応のプロダクトを構築したい開発者にとって最高のアプリケーションプラットフォームとなり、開発者が暗号通貨の普及を促進するアプリケーションを構築できるようにすることです。Web3エコシステム内で、Eclipseは消費者向けやDePINなど、暗号通貨の進展を推進する真に価値のあるDAppsの拠点となることで、差別化を図ることに焦点を当てています。 この目標を達成すれば、Eclipseは暗号通貨全体で最高のネットワーク効果を持つ、世界クラスの消費者向けプロダクトのエコシステムの拠点となるでしょう。 オンチェーンの需要が低い昨今、状況を変える手段を Eclipseはどう考えますか? これには100%同意です。現在のクリプト業界は投機的な側面が強く、非常に注意が必要な状況だと思っています。例えば新しいプロジェクトやプロダクトが登場しても、それによってユーザー数が一時的に増えるかもしれませんが、全体の成長には限界があると感じています。この現状を打破するために、Eclipseとしては二つのアプローチを考えています。 第一に、興味深いコンシューマー向けのDAppsを構築し、それが可能となる環境を整えることです。これにより、既存のユーザーに新たな価値を提供し、彼らが積極的に参加するよう促します。 そして第二に、私たちのプラットフォームで構築された魅力的なコンシューマー向けDAppsを、非クリプトユーザーや非Web3ユーザーにも使ってもらえるよう、マーケティングやユーザー配布を強化します。たとえば、皆さんの親御さんや兄弟姉妹といった、これまでクリプトに関心がなかった一般の方々にもオンボーディングできるような取り組みを行います。これにより、コンシューマー向けDAppsを広く普及させ、それを可能にするための環境を整備していくことが、我々の使命だと考えています。 Eclipseでは膨大なTxが発生しても問題ないですか? SOLANAは混雑すると、ガス代が高騰し非常に不愉快な状況になることがあります。これはSOLANAがL1ネットワークであるため、混雑時にはノードとバリデータ間の情報量が逼迫し、結果としてネットワーク全体に混雑が生じるためです。 一方、我々EclipseはL2ネットワークであるため、そもそもノードやバリデータの問題が発生しません。これがEclipseの大きなメリットであり、ネットワークがどれだけ逼迫しても、SOLANAのような問題が起こることはないと考えています。 今後具体的にどのようなマーケティングを予定していますか? まず、SOLANAとEthereumのチェーンに既存プロジェクトを誘致する方法についてですが、SOLANAとの提携は非常に簡単です。SOLANA上のDAppsは、そのままEclipse上に移行できるため、インテグレーションが非常に容易です。しかし、将来的には、新しいDAppsをSOLANAやEclipse上で作成し、単にSOLANAからのDApps移行に依存しない形でエコシステムを発展させていきたいと考えています。 次に、マーケティングについてですが、多くのプロジェクトが同じ100万人のdegenユーザーベースに対してマーケティングを行っている状況があります。我々Eclipseとしては、degenだけでなく、ノンクリプトユーザーをターゲットに、TikTok、YouTube、TwitterなどのWeb2のSNSを通じて、コンシューマー向けDAppsをマーケティングしていくことを目指しています。 その最たる例がPudgy Penguinsです。Pudgy Penguinsは150万人のフォロワーを抱えており、その多くがWeb3ネイティブではないユーザーです。多くのクリプトプロダクトがWeb3ネイティブのユーザーにフォーカスしている中で、ファジーペンギンズのようにWeb2ネイティブのフォロワーを多数抱えることは非常に大きな強みです。我々Eclipseも、Eclipse上で構築されるDAppsを同様の方向でマーケティングし、より広範なユーザー層にアプローチしていきたいと考えています。 Pudgy Penguins | X WLを得る機会は他にどのようなことがありますか? WL(ホワイトリスト)が欲しい方は、アフタースクールクラブのDiscordにアクセスし、WLを手に入れる方法を探してください。ただし、競争率は非常に高いため、そこは頑張っていただくしかありません。 Celebrating @EclipseFND support in @Backpack with a sneak peak reveal of the ASC backpack trait. (🎒x🧱) More coming soon Lads 👀 pic.twitter.com/FCdKLbWX4B — After School Club (@asclubnft) August 13, 2024 まとめ Eclipseは、Solanaの速度とパフォーマンスをEthereumのセキュリティと融合させた革新的なL2プロジェクトです。モジュラーアーキテクチャを採用し、高いスケーラビリティと効率を実現することで、暗号通貨の普及を加速させることを目指しています。 既存のDAppsの移行や新しいDAppsの開発を通じてエコシステムを拡大し、特に非クリプトユーザーへのアプローチを強化しています。資金調達も順調で、Web3の未来を築くための基盤を固めており、将来的にはさらに多くのユーザーを引き付けることが期待されています。 関連リンク Eclipse Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X(Twitter) | Link3