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2018/03/012日間でSegWitのトランザクションが15%から30%に増加!
この記事の3つのポイント! Segwitのトランザクションの割合が2日で2倍に増加 これでSegwitのトランザクション割合は15%から30%に CoinbaseやBitcoin coreのSegwit対応の影響か 本記事引用元:Forbs 先日、CoinbaseやBitcoin coreのでSegWitに対応しました。 この影響からか、ここ2日でビットコイントランザクションに占めるSegwitの割合は15%から30%に増加しています。 Segwit txの比率が25%にアップ。(CoinbaseとBitcoin core 0.16.0効果か?) 年内に50%超えてほしいなぁ。 pic.twitter.com/PEW9fVeHKB — 大石哲之(Bitcoin,Blockchain) (@bigstonebtc) 2018年2月28日 SegwitとBitcoinのトランザクション問題 Seiwitはブロックサイズを圧縮して送金を早くするシステムです。 このSegWItの浸透率は比較的低く、segwit.partyによると、SegWitトランザクションの採用は、ここ数ヶ月で10パーセントから15パーセントの間で停滞していました。 しかし、ここ最近のビットコインの取引の急増に伴いネットワーク上が混雑し、取引速度の低速化や取引手数料の高騰が起きていました。 ネットワーク上の混雑は最近1~2か月で落ち着きを見せていますが、前々から心配されていた問題の現実化によってSegWitの導入が急速に進んでいます。 Bitcoinトランザクションに関わる取引所、ウォレット、その他エンティティがSegWitを採用するにつれて、ネットワークの総容量は引き続き増加する見込みです。 Segwitとは? ビットコインにおけるブロックチェーンのサイズは一般のものより小さくなっています。 それによって、ビットコインの流通量の増加に伴い取引が増えると、取引速度の低速化や停止が起きることが心配されていました。 そこで提唱されたのが「取引のサイズの圧縮」を行うことで、それがSegWitです。SegWitはビットコインの取引における新たな技術的施策ということになります。 Segwitについてさらに詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。 Segwitとは何か?今さら聞けない仮想通貨 - CRYPTO TIMES さっちゃん どんどんSegwit対応が増えてくれると嬉しいですね。そして頑張れBTC!
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2018/02/28ICOにおいてEthereum(イーサリアム)の代わりとなる仮想通貨はあるのか?
この記事の3つのポイント! 今まで、大半のICOはプラットフォームとしてイーサリアムを利用してきた。 イーサリアム以外のブロックチェーンを利用したICOが出始めている。 これからもICOのイーサリアム基軸は続くが、分散化も進むとみられる。 本記事引用元:https://captainaltcoin.com/ethereum-alternatives/ イーサリアム一強のICO市場 イーサリアムはICO市場においてプラットフォームとして長い間支配的な立場にあり、ICOを行う際、大半の場合はイーサリアムが使われてきました。 その理由としては、イーサリアムは新しく独自のブロックチェーンを作るのに適切で便利とされるためです。 またそれに加えイーサリアムをベースにした信頼できるトークンの統一基準であるERC20があることも挙げられます。 ERC20トークンはCoin Market Capにおいて軒並み上位にランクインしており、Tether(Omni)とNEOを除いてCoin market Cap上位100位にランクインしているトークンはすべてイーサリアムをベースとしています。 イーサリアム以外のICOプラットフォーム しかし、イーサリアムの代わりになり得るとされるブロックチェーンが既に多くあり、イーサリアムの優位性を脅かす動きもあります。 例えば、1月にICOが行われたMobiusは、イーサリアムではなく、Stellarをプラットフォームに使用し、大きな注目を浴びました。 またイーサリアム以外に、Stellar,NEO,Omni,Qtum,Bitshares,Wavesのように既にICOを成功させたブロックチェーンは13個あります。 この中でもとくに、NEOはイーサリアムと全く違う性質を持ちながらも、イーサリアムの代わりになり得るとして大きく期待されています。 事実として、NEOをプラットフォームにした4つのトークンが、1月に中国のブロックチェーンプラットフォームおいて、上位200位にランクインしています。 またWavesはICOプラットフォームとして人気を博し、Tetherは珍しいビットコインをベースにしたオープンソースプラットフォームとして知られています。 Stella,Qtum,NEMもまだ初期段階ながらも、すでに有望なプロジェクトを開始しています。 2018年これからのICO市場はどうなるのか イーサリアムが2018年のICO市場において直面している状況は、2017年の仮想通貨市場でのビットコインを想起させます。 ビットコインは長年にわたり、仮想通貨市場資本の90%を占めていましたが、2017にイーサリアムを筆頭にアルトコインがシェアを奪い始めました。 しかし結局ビットコインのシェア率がアルトコインに追い抜かれるパラダイムシフトは起きることはなく、ビットコインは年初から市場資本の三分の一を占めており、依然として仮想通貨市場の主要通貨です。 これと同様にイーサリアムのICOプラットフォームとしての支配的役割は揺らぐことはなく、ERC20規格も新しいトークンを作る際の重要な基準であり続けると考えられます。 しかしながら、今後ますますイーサリアム以外のブロックチェーンがICOに利用されるようになり、ICOを行う際、選択の幅が広がるとみられています。 それにより、それぞれのブロックチェーンの性質を考慮する傾向が進み、ICO市場はますます分散化が進んでいくことが推測されます。 Aroe ICOの選択の幅が広がる事で、今後様々なトークンが出てくる事が期待できますね。
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2018/02/27米Circle社(サークル)仮想通貨取引所Poloniex(ポロニエックス)を買収
この記事の3つのポイント! 米の決済アプリ開発会社Circle社がPoloniexを買収 ShapeShiftのCEOは今年は多くの合併が起こると予想 今後は上場する企業も出てくると予想されている 参考リンク:Circle Acquires Poloniex, Circle acquisition of Poloniex is just the beginning of likely consolidation in crypto Poloniex(ポロニエックス)を買収したのは米Circle(サークル) 2月26日、アメリカのCircle社が、仮想通貨取引所Poloniexを買収し、傘下に加えることを発表しました。買収額はおよそ440億円とみられています。 Circle社は自社のブログで、率先してカスタマーサポートと技術開発、コンプライアンスの整備を優先して行い、顧客の満足な利用体験を促進していくとしています。 また、この買収をグローバル展開の足掛かりとし、取引所をポンドやユーロなどとのフィアット通貨とも交換できるように変化をさせようとしており、スケーラビリティ、信頼性、堅牢性を重要視して発展を目指すと発表しています。 発展していった先で、暗号通貨だけでなく、他のアセットも含めた総合取引所を目指すことも明言されています。 Poloniexは多様なトークンを扱う取引所で、現在BTC建、ETH建て、XMR建、USDT建の4種類のマーケットを持ち、取引ペアは99種類にも上っています(2018/02/27現在) 現在の出来高ランキングでは18位(CoinMarketcapより)に留まっているものの、一時期はアルトコインの取引高で世界の取引所をけん引していました。 今回買収を行ったサークル社はどんな会社? Circle社はアプリを利用した送金プラットフォーム等の開発を行うFinTech企業で、2013年に創業されまし。 同社のサービスである「Circle Pay」は銀行やデビットカードとアプリを紐づけすることでアプリ内で送金が可能で、ドル、ポンド、ユーロの3種類のフィアット通貨に対応しており、各通貨をスプレッドなしの独自レートで両替して海外のユーザーに送ることもできます。 現在はアメリカとイギリス、ヨーロッパの一部の国で利用されている。その他にも暗号通貨関連のサービスを提供しています。 同社は昨年までに約140億ドルの資金調達をゴールドマンサックス、中国のVCから行っており、今後ブロックチェーンを利用したサービスを拡大していく予定です。 これにより、ウォール街が遂に暗号通貨のビジネスに参入を果たした、と見る動きもあります。 今後の取引所の動きはどうなる? この買収についてShapeShift CEOのエリック・ボアヒーズは2018年は合併が多くみられる年になり、それによって最良な取引所が出てくるはずだとの予想を出しています。 また、CoinbaseのCOOであるアシフ・ヒルジは今後の取引所の取る流れは、上場を目指すことだとしており、同社は積極的に上場に向けて動くとしています。 このように業界再編の流れが進むとみられ、更なる発展が予想されます。 ももゆ 今後のPoloniexに注目ですね
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2018/02/26ロシアのプーチン大統領 ブロックチェーンに対して前向きな考えを示す
この記事の3つのポイント! ブロックチェーン技術の採用は必要不可欠 将来的に銀行のサービス・製品として仮想通貨取引のプラットフォームを創り上げる 規制とは投資家を保護しビジネスをより円滑に進めるためのものである 本記事引用元:Vladimir Putin Says Russia Needs Blockchain, Cannot be Late in the Race ロシアの大統領であるプーチンは『ロシアにはブロックチェーン技術を導入する必要がある、この革新的な技術の開発と採用に乗り遅れないことが重要』と話しました。 ロシアの市場に個性的な洞察を提供するメディアであるRussian Insightは、プーチンと国内最大手の銀行であるSberbankの総裁のHerman Gref氏の対談の様子を公開しており、その中でプーチンは『ブロックチェーン技術の導入が必要だ。石器時代は石器の枯渇により終わったのではなく新たな技術の登場により終わった。この競争に乗り遅れるならば一瞬でこの技術を操る者に従属することになるだろう』と話し、国、規制する側、地元の銀行がいち早くブロックチェーンの技術を採用していくことの必要性を強調しました。 国内で最も影響力のある金融機関を監督しているGref総裁ですが、彼は長い間、仮想通貨とブロックチェーンに強い興味を持つ愛好家でした。 昨年11月、彼は、『仮想通貨は避けられない事実として生活の中に存在し、世界の金融システムに不可欠なものになる』と述べました。『仮想通貨はブロックチェーン技術が自然ともたらした功績である。禁止されるかもしれないし、快く受け入れられるかもしれない。人々に仮想通貨を利用しないように促すこともあるかもしれない。しかしながらその問題に触れず、避けて通ることは決してできない。』とロシアの起業家連合の会合でも話していました。 1月の後半には、銀行が将来的に仮想通貨の取引ができるプラットフォームを創り上げることも言及しており、それによって急速に成長するビットコイン及びその他の仮想通貨に対する需要を獲得できる見込みです。 同SberbankのAndrey Shemetov氏によれば、銀行は仮想通貨の市場において投資家が必要とするであろうすべてのサービスや製品をカバーすることを目標としているようです。 同月プーチンは、規制とは全ての投資家を効率的に保護し、そのビジネスをより容易に成長させるためのものであり、また、仮想通貨はその規制の中で取引や介在するネットワークの媒体として利用することができると話しましたが、仮想通貨の価値保存の仕組みについては懸念を示しています。 しかし、株や証券、その他の資産も全ては市場が価値を決めています。したがって仮想通貨の内在的な価値の欠如はそこまで重要な問題ではなく、市場が価値を決めている今現在の価値が重要であるとしています。 shota プーチンの力技感嫌いじゃないです!!!!
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2018/02/26ベネズエラの仮想通貨Petroがプレセール初日で7億3,500万ドルの売り上げを記録
この記事の3つのポイント! ベネズエラ発行の仮想通貨Petroがプレセール初日で7億3500万ドルの売上を記録 アメリカはこれに対して否定的な見方を示す 投資家の中にはPetroは仮想通貨ではないとする声も 引用元: Venezuela President Claims His Country's Answer to Bitcoin, Petro, Raises $735 Million 初となる原油裏付けの仮想通貨Petroが初日に7億3,500万ドルの売り上げを記録 ペネズエラの大統領、Nicolas Maduro氏はアメリカ政府財務省が以前から警告を発していたにも関わらず、原油に裏付けされた同国の仮想通貨Petroがプレセール初日で7億3,500万ドルの売り上げを達成したと発表しました。 先週水曜日に投稿されたツイートによるとプレセールでの売り上げとして開始前から7億3,500万ドルの売り上げが見込まれており、Maduro氏は同国の経済に好影響を与えてくれるという希望を持っていたそうです。 ベネズエラに経済制裁中のアメリカは否定的な見解 一方でベネズエラは貨幣を大量に印刷したため通貨の価値が大暴落しました。さらに国として約1410億ドルという多額の借金を抱えていることからアメリカ国内ではMaduro氏が独裁者呼ばわりされていると言います。 Maduro氏は「Petroの売り上げによってアメリカによる経済制裁による影響を抑えられる」としていますが、アメリカ財務省はその可能性に否定的な見解を示しています。また、アメリカ財務省はPetroへ投資をしている投資家たちに対して「ベネズエラに対しての経済制裁の対象となる恐れがある」と警告しました。 アメリカ財務省はロイター通信のインタビューで「情報によるとPetroが発行されれば、ベネズエラという国家に対しての信用の延長となるだろう」と話しました。 Maduro氏は国家としての仮想通貨発行に前向きな姿勢 もしこのままPetroが好調な売り上げを持続すれば当初の7億3,500万ドルという目標よりもはるかに多くの金額を集めることになります。Maduro氏はプレセール開始前に合計1億Petroを一枚あたり60ドルで販売し、最終的には60億ドルの売り上げになるとの見方を示していました。現時点では8240万Petroが法定通貨と交換可能な状態にあるそうです。 さらにロイター通信によるとMaduro氏は来週に金に価値を裏付けされた仮想通貨を新たに発行するとされています。 投資家からは「仮想通貨ではない」という意見も とあるベンチャーキャピタルはブルームバーグのインタビューに対して、「Petroは仮想通貨の成長の妨げになる。私はあれを仮想通貨とは認めない」と答えました。同氏はPetroが仮想通貨ではない大きな理由として非中央集権の必要性をあげています。 さらに同氏は「Petroは完全なる中央集権的システムによって構築されており、仮想通貨というよりは原油を金融商品化したものであり、新らしい原油市場の形となる」と付け加えました。 [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2018/02/IMG_20171104_130322_663-1.jpg" name="kaz"]
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2018/02/26【仮想通貨】Factom(ファクトム) / FCTの特徴・仕組みを徹底解説!
日本の取引所「Coincheck」でも取り扱われている「Factom/FCT(ファクトム)」 「聞いたことが無い」という人や「なんとなく知ってるけど説明できない」という人はこの機会にどのような通貨か知ってみましょう。その特徴や将来性などをざっくりまとめてみました。 Factom(ファクトム) / FCTの概要 通貨名称 Factom ティッカー FCT 総発行枚数 9,000,000枚 発行上限枚数 無し アルゴリズム ビットコインに依存 公式サイト https://www.factom.com/ Factom(ファクトム) / FCTの特徴 FCT(ファクトトム)は資産や、契約書、払込の記録などをブロックチェーンを用いて決して取り消されない形で残すことができるプラットフォームです。 ビットコインのブロックチェーン技術を利用し、分散型のセキュリティシステムを提供しています。 「より強力なブロックチェーン」とイメージするとわかりやすいかもしれません。 【仮想通貨】Bitcoin(ビットコイン) の仕組みに関して #ビットコインを支えるブロックチェーンの仕組み - CRYPTO TIMES 仕組みのイメージを図で見てみましょう。英語で分かりづらいと思うので段階毎に説明していきます。 まず一番左の列。 PrivateとPublicと記されています。これは個人情報と公開情報と考えてください。 次に二番目の列。 Entriesと記されています。ファクトムサーバーに残したい個人情報と公開情報を依頼(エントリー)するという意味です。 次に三番目の列。 依頼されたエントリーをここでエントリーブロックに暗号化(ハッシュ化)した状態でまとめます。 次に四番目の列。 暗号化されたエントリーブロックを集めてディレクトリブロックに保管します。 最後に完成したディレクトリブロックをブロックチェーンに乗せれば完成です。 ざっくりとしたイメージはつかめたでしょうか。では、これらの仕組みを使ってFactomではどのようなプロジェクトがあるのでしょうか。代表的なものを2つみてみましょう。 ファクトムハーモニー 住宅ローンを組む際、買い手と売り手の間には様々な第三者が存在します。 それは不動産屋や銀行などの金融企業です。 買い手、仲介業者、売り手それぞれの間で行われるやりとりのデータは膨大なものになります。それらを安全に管理するのはとてもコストがかかります。 ファクトムハーモニーでは、データの管理を自動化し、さらにブロックチェーンの技術によって今までよりも低コストかつ安全に取引データを管理することが出来ます。 DLOC DLOCはSMARTRACという企業と協力して出されたプロダクトです。 DLOCとはブロックチェーン上の情報をスマートフォンなどの端末から読み取れるステッカー(QRコードのようなもの)で、主に医療現場などでの利用が期待されています。 データで保存されている個人の情報や医療履歴などをDLOCステッカーに取り込み、DLOCステッカーから読み込むことで瞬時に情報が得られるのです。 例えば、DLOCステッカーを服に貼り付けていれば急患で運ばれてきた意識不明の人のアレルギーや手術歴だったりが分かるようになるという訳です。 Factom(ファクトム) / FCT のチャート・価格推移 FCTBTC chart by TradingView Factom(ファクトム) / FCTの取り扱い取引所・購入方法 国内 海外 Coincheck Bit-z,Bitrex,Poloniex Cryptopia,Qryptos まとめ ・Factomはデータ管理をブロックチェーンを用いてより安全にできるものである ・ファクトムハーモニー(住宅ローン)やDLOC(医療現場)のようなプロジェクトがある Factomについてざっくりとした解説でしたがいかがだったでしょうか。Factomは住宅ローンや医療現場などでのデータの管理を大きく変えることができる可能性のあるものだと思います。これからのプロジェクトの動向が楽しみです。
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2018/02/23米ニュージャージー州の高校で仮想通貨の授業が行われる
この記事の3つのポイント! アメリカの高校で正式に仮想通貨の授業が行われる 国内の大学では既に人気のある講義として定着している ブロックチェーン関係の企業も成長の絶好の機会として認識 本記事引用元:The crypto craze is here to stay — now it’s even being taught in high school 米・ユニオンカトリック高校で仮想通貨についての授業が行われる アメリカのニュージャージー州スコッチプレーンにあるユニオンカトリック高校で仮想通貨に関する授業が、学内の中学生、高校生向けに行われました。北米の学校のシステムは特に田舎の地域であれば、中学から高校卒業までを6年制とすること通常で、今回は在学する中学生と高校生向けに仮想通貨の授業が行われました。 同校に在籍し、歴史と金融リテラシーなどを専門に教えている28歳のTimothy breza氏は、今年の授業に初めて暗号通貨のセオリーに関してのカリキュラムを担当する授業に取り入れました。昨年の10月から11月にかけて一部の生徒たちから、仮想通貨やデジタル通貨に関しての質問を受けていたことが今回の決断の要因となったようです。 これに関して彼は、『一部の生徒が興味関心を持っていれば、その周りの多くの生徒も関心を持っているはずなので、これをカリキュラムに加えた』と話しました。 彼のクラスでは履修を選択した生徒に対して、お金を稼ぐこと、節約、クレジットカード、税金、投資、会社設立、ビジネスプランの立て方など、主にお金に関係する内容の授業を展開していました。現在では、学校の職員の方々の了解を得たうえで、仮想通貨の歴史的な部分や、ブロックチェーンの世の中への適応可能性などの部分を中心とした授業作りに注力しています。 高校でこのように仮想通貨に関しての講義が行われることは珍しいことですが、アメリカ国内の短期大学ではこのようなことは珍しくもないようです。 スタンフォード大学のコンピュータサイエンス学科の教授であるDan Boneh氏によれば、仮想通貨に関しての講義は同学科の中で2番目に人気のあるものとなっているようです。 業界の人々もこの変化に対して好印象を示している LinkedIn(アメリカのビジネス型SNSサービス)の発表によれば、2013年時点と比較して、プロフィールに仮想通貨関連の技術を持つと記載している人々が28倍、ビットコインに関しての技術を持つと記載している人々が5.5倍に増えているようです。 しかし、現状では会社ごとに仮想通貨の正式な教育に関しての意見は異なっています。 SingularDTVというブロックチェーンエンタメメディアを運営するCSOのShreesh Tiwari氏は『仮想通貨の教育も重要であるが、新しいことを進んで学ぼうとする意欲がある人材を求めている』と話しました。 一方でCoinbaseの人材責任者であるNathalie McGrath氏は『新卒の人材を採用していくうえで、(仮想通貨に関しての教育を受けてきているので)彼らはCoinbaseでなぜ何をすべきか、ということに対して深い知識の土台と理解がある』また、『今このタイミングでの新卒採用は絶好の機会であり、成長するいい機会になるだろう』と話しました。 shota マネーリテラシーの教育は死ぬまでに一回ぐらい受けてみたいです......
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2018/02/22香港大手取引所BitfinexがSegWitへの対応を発表!
2月21日、仮想通貨取引所大手のBitfinexがBitcoinのSegWitへの対応を発表しました。これにより、その他の取引所も後に続くことが予想されます。 さらに同日、取引所GDAXの運営やウォレットの提供を行うCoinbaseも来週中旬にもSegWitへの対応をすると発表しました。 この記事の3つのポイント! BitfinexがSegWitに対応 Coinbaseも段階的に対応予定 Bitfinexでは出金手数料20%減の可能性も! 引用元:ETHEREUM WORLD NEWS Bitfinexとは? BitfinexはiFinex Inc.の運営する香港を拠点とする取引所です。1日あたりの取引高は13億ドルにも達し、本記事執筆時点で世界第3位の取引高を誇ります。 2016年には約12万BTC(当時の時価で7200万ドル)ものハッキングにあった取引所として有名です。これは取引所の資金の約36%にもあたりましたが、資金返済のためにBFXという債務トークンを発行し完済しています。 これにより、大きなハッキングに遭った今でもBTCの対USDでは取引高1位という不動の地位を築いています。 Coinbaseとは? Coinbaseは2011年設立の米国の取引所運営やウォレットサービスの提供を行う企業です。Coinbaseの運営する取引所GDAXは、1日あたりの取引高が6億ドルにも達し、本記事執筆時点で世界第7位の取引高を誇ります。 2016年には三菱UFJ銀行と資本業務提携を結んでおり、1050万ドルの出資を受けています。日本のメガバンクではこのようなことは前例がなく、一躍Coinbaseは日本でも有名になりました。 ユーザーへの恩恵 SegWit(Segregated Witness)とは、ブロックチェーンのブロックサイズを変えることなく、ブロックあたりのデータを圧縮することでより多くの取引記録を一つのブロックに格納するというビットコインのスケーラビリティ問題の解決方法です。 詳しい説明は下記記事をご覧ください。 参考記事Segwitとは何か?今さら聞けない仮想通貨 - CRYPTO TIMES SegWitによりスケーラビリティ問題の解決が進むため、ネットワークの混雑が減少し、トランザクション速度の向上と手数料の削減が期待できます。 実際に、BitfinexのCTO、Paolo Ardoinoは以下のようにSegWit対応の効果について述べています。 「大手取引所としての自負を持ち、Bitfinexは、顧客の皆さまの市場をリードするサービスを改善することに全力を尽くしています。SegWitは、ユーザーの皆様に利益をご提供できるだけでなく、今後のBitcoin開発にも貢献できます。私たちBitfinexは SegWitのアドレスをサポートすることで、仮想通貨を取引される皆さまの最大の関心事であろう取引手数料、取引速度、および総ネットワーク容量の3つのことに取り組んで参ります。SegWitの実装により、ビットコイン引き出し手数料を最大20%削減するとともに、これまで以上に高速なトランザクション速度を提供いたします。 取引所の出金手数料を20%下げることが可能だというのは顧客にとって大きな恩恵であるため、取引所が生き残りを図る上でも今後SegWitへの対応を行っていくことが考えられます。 SegWit対応の取引所&ウォレット一覧 2017年8月に日本の取引所BitbankでSegWitへの対応が発表されましたが、他にも対応済みの取引所やウォレットが多く存在します。 取引所 ウォレット Bitbank、 Bitstamp、Kraken、ShapeShift Ledger Wallet、TREZOR さらに、国内取引所Coincheckや海外取引所HitBTCを始めとして、多くの取引所がSegWitへの対応の準備段階に入っています。 引用元:BitcoinCore HP Koishi Bitcoinの普及にもつながる最高のニュースですね!
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2018/02/22【仮想通貨】BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの特徴・仕組みを徹底解説!
BCHことビットコインキャッシュは名前こそ多くの方に知られているものの、実際にビットコインとの違いについて説明までできる方は少ないのではないでしょうか? 今回はBCHの特徴とビットコインとの違いや将来性について解説していきます。 BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの概要 通貨名称 Bitcoin Cash ティッカー BCH 総発行枚数 2,100万枚 総供給枚数 約1,700万枚 アルゴリズム SHA-256 システム PoW 公式サイト https://www.bitcoincash.org BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの特徴 ビットコインキャッシュは基本的にはビットコインを元にして作られています。 ブロックサイズが8MB BCHは1ブロックのサイズがBTCの8倍の8MBとなっているため単純計算でBTCの8倍の取引を処理することができます。BTCはスケーラビィティ問題に代表されるように取引の遅延などが度々報じられていますが、BCHではその点が改善されています。 強固なセキュリティ BCHはリプレイアタックというハッカーによるネットワークへの攻撃に対応しているため、BTCからセキュリティ面が大きく向上しました。 さらにBCHではハードウェアウォレットにもセキュリティを向上させる仕組みを搭載しているのでセキュリティは非常に高い水準だと言えるでしょう。 SegWitは未実装 SegWitとはSegregated Witnessの略で、データを圧縮することでブロックサイズを変えずにより多くの情報を一つのブロックに記録することができるようになるというアップデートです。 BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの歴史 ビットコインは以前から取引量の増加に伴いスケーラビィティ問題というものが存在していました。その問題をきっかけにビットコインをよりよくして行こうと新たな通貨を創造する動きが始まりました。 スケーラビリティ問題とはビットコインの送金スピードの遅延のことをいいます。 このスケーラビリティ問題を解決するために、ビットコインにはSegwitが実装される予定でした。それが「Bitcoin Unlimited」です。 Segwitとは、データ量を小さくすることによって、スケーラビリティ問題を解決することができます。 関連記事Segwitとは何か?今さら聞けない仮想通貨 - CRYPTO TIMES 逆にハードフォークはブロックサイズを大きくするものです。Segwitはソフトフォークともいわれ、ハードフォークとの違いは分裂等をしない、という違いがあります。 ただ、Segwitの実装にはデメリットがあります。それはマイナー(マイニングをしている人たち)による反発が大きいことです。それまで使用していたASI(マイニング専用機)を使用することはできなくなってしまいます。 2017年7月21日まではビットコインはSegwitが実装されるという方向で動いていました。しかし、8月1日にビットコインはSegwitの実装をせずに、ハードフォークを強行することが決定しました。 そして生まれたのがBCH(ビットコインキャッシュ)です。BCHは2017年の8月1日にビットコインからハードフォークという形で分裂しました。当初はビットコイン所有者に対し、1:1の割合で付与され3万円ほどの値が付いていました。 8月中に価格が上昇し、10万円を突破したり一時的にビットコインの取引高を超えるようなこともありました。そして記事執筆時点では15万円前後で推移しています。 BCHとBTCの比較 BCH BTC 総発行枚数 2,100万枚 2,100万枚 1ブロック生成時間 10分 10分 ブロックの容量 8MB 1MB 一秒あたりの処理能力 20-90取引 3-5取引 リプレイアタック 対応 未対応 SegWit 未実装 未実装 ビットコインとビットコインキャッシュの比較は上記のとおりです。 ビットコインに比べると改良されていることがわかりますが、そこまで大きな改良点はないようにもみえます。 BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHのチャート TradingViewによるBCHBTC BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHが買える取引所 国内では Zaif Bitbank Bitflyer Coincheck の4箇所で扱っているBCHですが、世界的な出来高はHitBTCが世界で最も多く、次いでOKExが二番目の取引高を誇ります。 BCHのウォレット BCHのウォレットには以上のような互換性のウォレットがあります。 まとめ BCHはビットコインより完璧なビットコインを作ろうという目的から生まれたプロジェクトだけあって他のハードフォークされたコインたちとは全く違う方向に成長しています。 仮想通貨界隈では「いつの日かBCHがビットコインを置き換える日が来る」なんて言われていたりしますが、そのうち現実になる日が来るかもしれませんね。 Kaz 最初にハードフォークでもらった分売らなきゃよかった…
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2018/02/21ブロックチェーンで企業のデータに価値を提供する。Speee社が『Datachain』発表
Speee社は2月20日、ブロックチェーンテクノロジーを基盤としたデータプラットフォーム『Datachain』の構想を発表しました。『Datachain』を通して、世界中のデータがブロックチェーンによって安全に共有され、あらゆる産業に役立てられる社会を実現を目指すとのことです。 この記事の3つのポイント! Speee社がブロックチェーン事業に参入 企業の機密データを暗号化してブロックチェーンに載せる 機密データが安全に取引可能&価値を可視化 本記事引用元:https://speee.jp/news/1195/ ブロックチェーン×DMPで、機密データの流通と活用を実現 ビッグデータ、AIという潮流がある中で世界にはデータが溢れているイメージを持ちますが、本当に重要なデータは共有されずに死蔵されているのでは、という問いがあります。Datachainでは、そういったクローズドデータがブロックチェーンによって安全に共有され、あらゆる産業に役立てられる社会の実現を目指します。 『Datachain』では、暗号化及び匿名加工情報化を行うことによってプラットフォーマーが直接データを読み取れない形式にし、クローズドデータの共有を可能にします。また、ブロックチェーン技術の特性の一つであるスマートコントラクトと透明性の高いログによって「誰に」「どのデータを」「どのように」活用してもらうか柔軟にコントロールでき、その全てがログとして残ります。 Speeeが想定するブロックチェーンを用いて得られる4つのメリットは以下の通りです。 POINTDecentralized Server:クライアントサーバからの脱却 Smart Control:柔軟かつ堅牢なデータ制御 Log Sync:第三者検証可能で秘匿性の高いログ On-Demand Query:ニーズに応じた多様な解析 これにより、自社の機密データを、第三者に閲覧されることなく、また意図しない形式で、意図しない相手に利用されることなく、安全に取引することが可能になります。また、データに前処理を施すのではなく、オンデマンドに解析することによって、多様なアプリケーションに連携できるようになります。 価値あるデータをトークン化して取引するトークンエコノミー Datachainにおいて、もうひとつ重要となる概念がトークンエコノミーです。 『Datachain』では、独自のトークンを発行し、データの流通を加速させる「データ取引の基軸通貨」をつくります。Datachain Tokenによって、これまで法定通貨で示せなかったデータの価値を、暗号通貨として可視化します。 トークンを利用することで得られるメリットをSpeeeはこう示します。 POINTCost Free:データでデータを買う仕組み法定通貨ゼロの世界 ZERO Margin:データ取引におけるマージン0 Fair Trade:取引履歴とフィードバックに基づく適正なデータ価格 Token Policy:企業を中心とした持続可能性のあるトークン発行政策 プラットフォーム発行者であるDatachain及びSpeeeは、通貨の発行益(シニョリッジ)でマネタイズできるようになるため、手数料0のビジネスモデルが成立するというわけですね。 データ格差是正によるフェアな開発機会を 『Datachainが解決したい課題は、保有オーディエンスデータの格差によって、Developerにとっての開発機会が失われていることです』と述べられています。 優れたアイデアや技術があるのに十分なデータがなくて精度が上がらず、プロダクトが使われないという事例が多い現状を解決するため、データ基盤をもとに、初期はデータが無償で供給され、グロースした後に決済手数料からデータプロバイダにレベニューシェアしていく、というモデルを構想しているそうです。 今のところICOの予定はなく、仮想通貨交換業については登録申請の準備中の模様です。夏頃の実証実験を予定しているとのことなので、このプロジェクトの予定に今後も注目です。 ぽんた 企業データの解放で新規参入が増えれば市場が活発になりますし、データ保有企業にとっても価値を可視化できるのは便利ですね。 ぜひ成功させて欲しいです!