ブロックチェーン技術の認知に力を入れるスケーラブルプラットフォーム・IOSTにプロジェクトインタビュー!

2018/06/20・

Yuya

ブロックチェーン技術の認知に力を入れるスケーラブルプラットフォーム・IOSTにプロジェクトインタビュー!

スケーラビリティとネットワークの非集権化に力を入れているIOST(アイオーエスティー)は、時価総額56位に位置するプラットフォーム系プロジェクトです。

今回は、そんなIOSTで最高マーケティング責任者を務められているSamantha Wang氏に直接インタビューをさせていただくことができました。

Wang氏はIOSTの優れているところやプロジェクトの進捗状況、またチームが持つミッションなどについて詳しくお話をしてくださいました。

IOST(アイオーエスティー)プロジェクトとは?

IOSTとは、スケーラビリティとネットワークの非集権化に力を入れたプラットフォーム系のプロジェクトです。

同プロジェクトでは、ネットワーク維持作業を分担して行えるシャーディングといった技術を導入することで処理速度を改善し、スケーラビリティ問題の解決に取り組んでいます。

Proof of Believabilityプロトコル

また、IOSTはProof of Believabilityと呼ばれる独自のコンセンサスメカニズムを使用しています。

ユーザーはスマートコントラクトの発行やストレージの貸出などの「コミュニティーサービス」を行うことで、IOSTトークンとは異なる「SERVIトークン」と呼ばれる取引不可・自動発行/消滅型のトークンを入手できます。

このSERVIトークンを多く保有するほどBelievability(信用)が高いとみなされ、ブロック承認作業を任される確率が高くなるというシステムになっています。

ブロック承認作業をすると、報酬がIOSTトークンで与えられます。また、この時に相当量のSERVIトークンが焼却されます。

SERVIトークンは大量に保有していても承認作業の完了とともに消滅するため、特定の個人や団体がネットワークの大きな決定権を握るといった事態が避けられるシステムになっています。

Samantha Wang氏にインタビュー!

今回インタビューに応じていただいたのは、IOSTで最高マーケティング責任者を務められているSamantha Wang氏です。

Wang氏はIOST以外にもアメリカや中国のインターネット系企業でマーケティングアドバイザーをされているエキスパートです。

IOSTの魅力とは?

ーー 本日はインタビューに応じていただきありがとうございます。まず、IOSTプロジェクトの概要と魅力について教えてください。

Wang氏: IOSTは個人やビジネスがDAppsを開発する基盤となるブロックチェーンプラットフォーム系プロジェクトです。IOSTプラットフォームはEfficient Distributed Sharding (EDS)と呼ばれる技術を導入することで、スケーラビリティ問題の解決に取り組んでいます。シャーディングというのは、一つの作業を細分化して、それぞれを別のグループが同時に処理する、という技術です。

これに加え、Proof of Believability (PoB)と呼ばれる独自のコンセンサスメカニズムも採用しています。

ーー これはネットワークに貢献すればするほどブロック承認者として報酬がもらえる確率が高くなる、というシステムでしたよね。

Wang氏: はい。既存のPoSやDPoSなどでは、結局コインやトークンを多く保持する人がどんどん富を増やしていけるようになってしまっていますが、PoBでは同一の人物や団体がずっと承認作業をできないようになっています。

プロジェクトの進捗状況・競合との比較など

ーー なるほど。TRONやEOSなどといったメジャーなプラットフォームはすでにメインネットローンチを果たしていますが、IOSTの開発状況はどうでしょうか?

Wang氏: 来月にはテストネットを公開する予定です。また、これからDApps製作者とのパートナーシップも結んで行く予定です。メインネットは今年の年末に公開予定です。当初のロードマップよりも進捗は早いです。

ーー 当初のロードマップより開発が早く進んでいて良いですね。それでは、競合となるプラットフォーム系と比べてIOSTの優れている点とはどのようなところなのでしょうか?

Wang氏: まずは、IOSTネットワークではPoBによって非集権化がきちんとなされていることです。もうひとつは、IOSTではマーケティングだけではなくブロックチェーンテクノロジーに対する理解の普及に力を入れているところです。

私たちは、ブロックチェーンがインターネットを変えていくものであると確信しているので、IOSTプラットフォームを通して人々にブロックチェーンについて学んでもらいたいと考えています。

ーー 実際、開発よりもマーケティングに力を入れているプロジェクトも多い現状ですからね。

Wang氏: そのとおりです。今回日本にコミュニティを広げようと考えているのにも同様の理由があります。日本では仮想通貨が広く騒がれる反面、世間のブロックチェーン技術に対する理解というのはあまり達成できていないものだと思います。IOSTとしては、皆さんにブロックチェーンがなぜ世界を変えて行くのかというのを知っていただき、自分がいったい何に投資しているのかというのをわかってもらえたらと考えています。

日本での活動について

ーー なるほど。ブロックチェーン普及教育を通してIOSTプロジェクトについて知ってもらう、ということですね。日本でコミュニティを拡げていくにあたって、なにか具体的な計画はありますか?

Wang氏: はい。まずは、ウェブサイトの多言語化や、日本でのオフラインミートアップの開催といった基本的なところから始めていきます。また、東京大学との提携で、夏の終わりあたりからセミナーなども展開して行く予定です。

ーー もう既に色々と計画中であるということですね。

Wang氏: 更に、IOSTプラットフォームの良さを体験していただけるように、いくつかの企業とパートナーシップを結ぼうと考えています。あまり急ぎすぎず、時間をかけて日本のユーザーの皆さんの信用を勝ち取っていけたらと考えています。

ーー パートナーシップの獲得などもだいぶ進んでいるんですね。最後に、日本の皆さんに一言お願いします。

Wang氏: IOSTを通して日本の皆さんにもブロックチェーンについてもっと知ってもらいたいです。特に投資家の皆さんには、自分が何に投資しているのかを理解していただけるきっかけになればと考えています。また、IOSでは日本のチームメンバーを大募集しています!

まとめ

スケーラビリティ問題を解決し、ネットワークの非集権化に力を入れるIOSは、プロダクトのマーケティングだけではなくブロックチェーンを普及する教育にも力を入れているプロジェクトだということでした。

パートナーシップの多さや、開発の進捗状況の良さなどもとてもプラスになると考えられます。今後の日本でのコミュニティ発展や、年末のメインネット公開などのイベントに要注目です。

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