米JPMorganがブロックチェーンを使用して負債証券を発行する
   公開日 : 2018/04/22

米JPMorganがブロックチェーンを使用して負債証券を発行する

YuyaCRYPTO TIMES公式ライター

ct analysis

4月20日、米最大級の銀行であるJPMorganはカナダ・ナショナル銀行などの大型機関の協力の元、ブロックチェーンを利用した金融商品の発行を試行したことを発表しました。

今週水曜日に行われた試行では、カナダ・ナショナル銀行による1億5千万円分の1年金利変動型の米国CDの発行をQuorumを使ったブロックチェーンで並行シミュレーションしたと報告しました。

Quorumとはイーサリウムをベースにした金融産業向け・オープンソースのブロックチェーンで、JPMorganはこの技術を応用し約1年ほどかけて今回のテストに至ったといいます。

今回のブロックチェーンでは負債証券の発行、取引、利子および満期の支払いを全て管理するというもので、既存のシステムと比べ手数料等のコストを大きく削減することが見込まれています。

イギリスのフィンテックNivauraが先月、マイクロソフト Azureの協力の元、イーサリアム上で債券を発行しましたが、その際は満期までのコストを約3万ポンドから50ポンドにまで削減したとされています。

JPMorganは今後同社のエンジニアを多数Quorumに配属させ、今回のシステムの更なる強化に力を入れる方針です。

同社のブロックチェーン・イニシアティブを務めるUmar Farooq氏は

「金融産業でのブロックチェーンはまだ開発初期段階であるが、JPMorganではこの技術が秘めるポテンシャルに大きく期待している。」

「まだ世界に広く普及するようなブロックチェーン・プロジェクトは現れていない。実用性が十分なものがまだあまりない。」とコメントしています。

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