バイナンス、インド市場に復帰へ
hapi
インドのメディアであるThe Economic Timesによると、バイナンスがインドの市場に復帰することが報じられました。
According to Indian media The Economic Times, Binance is preparing to return to India, it will pay a fine of approximately US$2 million. Binance will return as an entity registered with the Treasury Department’s Financial Intelligence Unit and comply with all applicable laws,…
— Wu Blockchain (@WuBlockchain) April 18, 2024
インド政府による規制と事業禁止措置から復帰へ
世界最大の暗号資産取引所のバイナンスは、インド政府からマネーロンダリング防止法や暗号資産課税ルールの順守を守っていなかったとしてインドでの事業を禁止されていました。
インド政府による規制は2022年の1月から厳守化されており、国の金融システムに脅威を与えることは問題であるとして、バイナンスを含む9つの暗号資産取引所の運営を国内で禁止する処置をとっています。
しかし今回、バイナンス側が姿勢を改め、罰金200万ドルを支払ったことで金融情報機関FIUに登録することが認められました。これによって、バイナンスはマネーロンダリング防止法や課税ルールなどインドの関連法令を順守する事業体としてインドでの事業再開が可能になりました。
メリットと懸念の声
バイナンスがインドで復帰することによって、インド市場に好影響を与えることが期待されています。さらに半減期が過ぎ、さらにビットコインやイーサリアムの価格が高騰するタイミングでの参入によって更なる市場の活性化も期待されています。
その反面で、バイナンスが過去に行っていた税金回避行為への懸念の声も上がっています。
インド国内取引所では1%の源泉徴収が義務付けられていましたが、バイナンスユーザーはこれを回避していました。バイナンスなどのグローバルに展開し、インドでもサービスを提供していた仮想通貨取引所からは、年間約3,000億ルピーの税収漏れがあったと指摘されています。
今回FIUに登録したことで、バイナンスは法令を厳格に順守することが求められます。適正な納税はもちろん、マネーロンダリング対策にも気を付ける必要があるでしょう。業界関係者の一部は「バイナンスの再参入は、グローバル企業がインドに投資することで、暗号業界に成熟をもたらす勝利と考えるべきだろう。」と指摘しています。
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