ビットコインで15億ドル利確、市場は下落局面入りか？

ブロックチェーン分析企Glassnodeのデータにより、過去1ヶ月間で主要な暗号資産から約28億ドルの利益が確定されたことが明らかになりました。

この大規模な利益確定はビットコイン（BTC）が主導しており、市場が縮小局面に入る可能性を示唆しています。

The market is showing signs of contraction following significant profit-taking from investors holding for over 1 month (excluding daily traders).

Let’s look at when and how much profit was realized (30D-EMA) across the top 5 assets: 👇

— glassnode (@glassnode) August 20, 2025

Glassnodeは最近の市場の力強さを背景に多くの投資家が利益を確保する動きを強めていると分析。利益確定の大部分はビットコインが牽引し、全体の活動の50%以上を占めました。

特に7月18日には1ヶ月以上ビットコインを保有する投資家によって15億ドルを超える利益が確定されました。これは2024年12月以来の最大規模となります。この動きはビットコイン価格が現在の11万3000ドルを上回る11万9000ドル超に上昇した際に発生しました。

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時価総額第2位のイーサリアム（ETH）でも同様の傾向が見られます。8月16日には長期保有者が約5億7500万ドルの利益を確定させており、これは現在の市場サイクルにおける最大の利益確定イベントです。この売りが過去1週間のイーサリアム価格を11%下落させ、4,177ドルに至る一因となった可能性があります。

他の主要なアルトコインでも顕著な利益確定が観測されており、この動きは2024年12月のラリーで見られた分配パターンを示唆しています。