AI投資は回収できるのか?ナスダック2.86%安、6月以来の下げ
米国株式市場は2026年10月30日、ハイテク株を中心に大きく下落しました。ナスダック総合指数は前日比747.73ポイント(2.86%)安の2万5437.00となり、6月5日以来の大きな下げを記録しました。S&P500は140.35ポイント(1.82%)安の7580、ダウ平均は571.95ドル(1.09%)安の5万1770ドルで取引を終えています。インテルやアマゾン、アルファベットの決算を受け、AI(人工知能)への巨額投資が収益に結び付くのかという懸念が広がりました。
ナスダックは前日の29日にも下落しており、2日続けて大幅安となりました。10月の月間では約5.3%下落し、2025年3月以来の大きな月間下落率となっています。一方、S&P500の月間下落率は1%前後にとどまりダウ平均は小幅に上昇して月を終えました。売りがハイテク株に集中し、指数ごとに明暗が分かれた形です。
背景にはインフレと金利をめぐる警戒もあります。米労働統計局が10月14日に発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇と、市場予想の3.6%を上回りました。FRBは9月16日に0.25%の利上げを実施した後、10月28日の会合では政策金利を3.75〜4.00%に据え置きましたが、2人の委員が追加利上げを主張して反対票を投じています。中東情勢の緊迫を背景とした原油高も、企業収益や物価の重荷として意識されています。
今後は11月3日の米中間選挙や、11月6日に発表される10月の雇用統計が焦点となります。12月8〜9日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利上げに踏み切るかどうかも、市場の大きな関心事です。
株式市場のリスク回避の動きは、ビットコインなど仮想通貨を含むリスク資産全体の値動きにも波及する可能性があります。AI投資の「回収」を投資家がどう見極めるかが、当面の相場を左右することになりそうです。
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