ブロックチェーン間のメッセージングおよびアセットのブリッジを提供するWormholeが、Circleのクロスチェーン転送プロトコルを統合を統合したことを発表しました。
CircleのCross-Chain Transfer Protocol (CCTP) を統合した新たなWormholeのコントラクトにより、ネイティブUSDC の転送や、これを利用したクロスチェーンでのメッセージングが可能になります。
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📣 Native USDC is Going xChain: Wormhole integrates Circle’s CCTP
We’re incredibly excited to announce that Wormhole has partnered with Circle to provide a seamless cross-chain development experience.
Read everything about it in this 🧵 pic.twitter.com/ff5n5WMqVc
— Wormhole🌪 (@wormholecrypto) March 2, 2023
Circleは2018年にEthereumでUSDCをリリースして間もなく、将来的にマルチチェーン展開する計画を発表しました。
ラップトークンでないネイティブのUSDCは、すでにいくつかのブロックチェーン上にに存在しますが、これらは代替性がなく、ブロックチェーン間での移動には何かしらのクロスチェーンソリューションを必要とします。
Cross-Chain Transfer Protocol (CCTP) では、バーン&ミントプロセスを使用し、チェーン間でのネイティブUSDC転送を可能にします。WormholeのCCTP統合により、シームレスなクロスチェーン取引が実現されます。
WormholeのCEOであるGaurav Dahakeは、「Wormholeのビジョンは、ユーザーにとってより簡単で使いやすい暗号資産エコシステムを作り上げることです。この統合により、私たちはそのビジョンを実現するための重要な一歩を踏み出しました。」と述べています。
Wormholeのネイティブスワップデモでは、ネイティブUSDC転送を中継することで、送金元チェーンと送金先チェーンにおけるネイティブトークンの直接的なスワップを可能にします。
たとえばユーザーは、Ethereum上のネイティブETHを、Avalanche上のネイティブAVAX に交換することができます。
その裏では、以下のようなプロセスが発生します。
- Ethereum上でETHをUSDCにスワップ
- USDCをEthereumからAvalancheに転送
- Avalanche上でUSDCをAVAXにスワップ
この時、スワップから転送までのプロセスは1つのトランザクションにバンドルされます。
こちらのデモはすでに公開されており、EthereumのGoerliやAvalancheのFujiテストネットで利用することができます。
ソース記事:Native USDC is Going xChain: Wormhole integrates Circle’s CCTP
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