リサーチ
2022/12/1812/11-12/17 資金調達を実施したプロジェクト 9選
今週もまた資金調達を実施したプロジェクトについて解説していきます。 今回は12/11-12/17分で、合計9プロジェクトまとめています。 https://twitter.com/admen_vc_2/status/1603587720533590017?s=20&t=JhyUSE596VA18kl91QbkUA Evertas POINTEvertasはSeries Aで1,400万ドルの資金調達を実施しました リードはPolychain Capitalで、Sino Global Capital, CMT Digital Ventures等が参加しています Evertasは機関投資家を仮想通貨投資のリスクから保護するための暗号資産保険会社 Evertasは2017年に設立された暗号資産保険会社で、デジタルウォレット商品をカバーする保険の作成とサービスを提供しています。今回調達した資金は、リクルーティングや独自の技術等の開発に充てる予定です。 保証する範囲は広く、暗号鍵の紛失盗難・スマートコントラクトの誤動作・マイニングセンター、データセンターの火災や洪水・ブロックチェーンインフラの障害などの様々なリスクから機関投資家を守ります。 5i Service Groupというサービスを提供しており、人材、経験、テクノロジーのネットワークを結集し、セキュリティの脆弱性、ハッキング、犯罪組織、国家などの新しいビジネスリスクに対処しています。 Evertas社は、OSINT、HUMINT、商用データセット、ビッグデータ分析ツール、ブロックチェーン/暗号分析ツールを活用し、政府機関が国家安全保障上のリスクや脅威に適用するオールソースインテリジェンスアプローチを使用しています。従来の調査やセキュリティにおける数十年の経験と組み合わせることで、安全な暗号およびブロックチェーン運用をサポートしています。 仮想通貨やそれに関連するものへの投資は非常にリスクが伴います。世界で2番目の規模を誇る取引所FTXですら突然破綻するほどなので、そうした中で機関投資家の参入を進めるにはEvertasのようなプロジェクトが必要不可欠と考えられます。 HP:evertas.com Twitter:@EvertasRisk Nillion POINTNillionは2,000万ドルの資金調達を実施資金調達を実施しました Distributed Globalがリードで、AU21 Capital, Big Brain Holdings, Chapter One, GSR等が参加しています Nillionはストレージとデータ計算を安全に行うためのインターネット・インフラを提供することが目的としたプロジェクト Nillionの最大の特徴はブロックチェーンテクノロジーに依存しない分散型ネットワークという点です。 Nillionの暗号化技術は NMC(Nil Message Compute)テクノロジーと呼ばれ、ブロックチェーンベースと異なり、すべてのデータを完全に複製する分散型台帳を必要としません。そのため、ノード自体がデータセットに対してブラインド状態となり、計算のためのデータの中で一部しか認識されないので、セキュリティとプライバシーを高く保つことができます。それにより企業は競合他社と「互いに重要な情報を渡さないようにしつつ有用なデータを共有する」ことができます。 この技術は機械学習、データ最適化、数学の分野で30以上の特許技術を開発したチーフサイエンティストDr. Miguel de Vega によって生み出されました。 NillionのCEO であるAlex Page 氏いわく『すでに120以上の企業からNillion上でアプリケーションの構築とテストを希望する声があがっている。』とのことで、需要の高さが伺えます。 HP:https://www.nillion.com/ Twitter:@nillionnetwork discord:https://discord.com/invite/nillion Telegram:https://t.me/nillionnetwork Finterest POINTFinterestはSeed Roundで150万ドルの資金調達を実施しました リードはPolychainで、ICP Ecosystem Fund, 9Yards Capitalが参加しています FinterestはネイティブBTCにも対応したICP上に構築された初のレンディングプロトコル https://twitter.com/FinterestICP/status/1598737053369471007?s=20&t=hupiNaZMIY4ea7mQWwetvw 先日、Internet Computer ProtocolがBTCと統合したことを受け、FinterestのレンディングにはネイティブBTCが対応しています。 正確に言うと現時点ではBTCとUSDCは対応しておらず、今後対応予定となっています。 これまで、ERC上でBTCを扱うには仮想通貨担保型のBTCと同じ価値を持つwrapped Token(WBTC)を活用しなければならず、最近では裏付け資産の信頼性にも疑問を持つ声が多くなってきており、ネイティブのBTCを利用することのできるICPが注目され始めています。 このFinterestはネイティブのBTCを使ってレンディングができるので、今後BTCの用途も増えていきそうです。 2023年1月にベータ版リリース予定 リリース後にはトークンがローンチされ、プロトコルの利用者に対して配られます。このトークンを持っているとプロトコルに追加するトークンを決める際の投票権を得ることができます。また、イーサリアムとの統合も予定しており、この統合完了するとICP上でERC-20のトークンを利用することができるようになります。 Enterpotでは、Finterest EA CardというNFTも売買することができ、このNFTのユーティリティ等はまだ発表されておりませんが、何かしらのインセンティブが与えられるのではないかという期待で、現在65ICP(約170ドル)のフロアプライスをつけています。 HP:https://tyhcm-sqaaa-aaaah-abjya-cai.ic0.app/ Twitter:@FinterestICP Medium:https://medium.com/finteresticp SOOHO.IO POINTSOOHO.IOはSeries A+で450万ドルの資金調達を実施しました Woori Technology Investmentが投資しています すでに2つのプロダクトをリリースしており、サムスンやLGを顧客に持っている SOOHO.IOは異なるネットワーク間の相互運用性を促進できるDefiインフラストラクチャを構築し、多数の独立したエコシステムが競合することを防ぐこと、あらゆるDefiコンテンツが完全に相互作用することを目指しています。 すでに2つのプロダクトをリリースしていて、顧客には韓国の大手企業サムスンやLGがいます。 SOOHO Odinはわずか2ステップで完結するセキュリティ監査で、ワンクリックでスマートコントラクトの脆弱性をチェックできます。 脆弱性を修正するための具体的なガイダンスも提供しています。 もう一つはKlevaというKlaytn初のレバレッジイールドファーミングに特化したDefiプロトコルです。 Total Value Lockedは2,100万ドル以上あり、レンディングプールに入金するとその証明としてibTokenを受け取れます。 ibTokenは所有しているだけで利息が発生しますが、ステークすることで利息とネイティブトークンKLEVAが報酬としてもらえます。 また通常のイールドファーミングに加え、清算リスクと引き換えに大きなAPYが見込めるレバレッジイールドファーミングポジションを組むことが可能です。清算されるとポジションを自動的に解消され、負債分はレンディングプールに自動で返済される仕組みなので注意が必要です。 興味のある方はぜひ実際に触ってみることをおすすめします。 HP:https://sooho.io/ Twitter:@soohoio Blog:https://blog.sooho.io/ Virtualness POINTVirtualnessはSeed Roundで800万ドルの資金調達を実施しました。リードはBlockchange Venturesで、Polygon Ventures, F7 Ventures, Micron Ventures等が参加しています VirtualnessはクリエイターやブランドがWeb3に気軽に参加できるように設計されたモバイルファーストのデジタルコレクションECプラットフォーム 認証されたクリエイターとブランドは、Virtualnessを使用することで、ボタンを数回クリックするだけで独自のブランドのデジタルコレクションをデザインし、ミントを行って展示やソーシャルメディアチャンネルで簡単に共有できます。 SNSの総フォロワー数5,000万人以上、チャンネル登録者数1,000万人以上を誇る世界的YoutuberであるNas DailyとMark Zuckerberg の妹である Randi Zuckerbergもコンセプト段階からサービス内容の形成について支援と出資という形で参加しています。 サービスのローンチは2023初頭を予定しています。 競合が多いジャンルのプロジェクトではあるものの、まだ大きく成功している例はないため、ローンチ直後の動きや評価については注目したいです。 HP:https://virtualness.io/ Twitter:@Virtualnessio Spaceport POINTSpaceportはPre-Seedで360万ドルの資金調達を実施しました リードはArca、Decasonic、Crit Venturesで、Infinity Ventures Crypto, FBG Capital, Republicが参加しています Spaceportはクリエイターやブランドの知的財産のマネタイズを支援するために設計された知的財産プロトコル https://twitter.com/spaceportxyz/status/1603040107078057984?s=20&t=4GpCcg5Vrgpdrr0yx9x-Dg 知的財産ライセンスの市場規模は3,000億ドル以上と言われており、クリエーターやブランドはその処理に追われています。知的財産とその権利をめぐっては様々な法律や手順が絡む上に、弁護士や会計士の手を借りなければいけないことも多く、時間もお金もかかりすぎるのが大きな問題点です。 Spaceportはスマートコントラクトやメタバースを始めとするWeb3テクノロジーを駆使して『知的財産を収益化するために合理化されたワンストップショップアプローチを提供する』ことで、これらの問題を解消します。 サービスのローンチは2023年のQ1に予定されており、実現すればフィジカル・デジタルを問わず、アパレルやゲームなどあらゆる業界で知的財産のライセンスの供与がスタートします。 Web3プロジェクトやブロックチェーンゲームにすでに誰しもが知るような有名コンテンツが入ってくる足がかりになってくれればと期待しています。 ローンチは2023のQ1に予定されています。 HP:https://www.spaceport.xyz/ Twitter:@spaceportxyz Nametag POINTNametagはSeed Roundで200万ドルの資金調達を実施しました リードはOKX VenturesとGSRVで、Coinbase Ventures, Alchemy Ventures等が参加しています Nametagは分散型ユーザーネームとソーシャルアイデンティティのためのクロスチェーン、クロスプラットフォームサービス NametagはTwitter・Discord・Youtubeなどの様々なプラットフォームにて自分が持っているNFTを展示できるサービスです。 すでにTwitterとDiscord用のブラウザ拡張機能リリース済で、Youtube用は近日公開となっています。 今後TwitchやOpenSeaなど他のプラットフォームにも対応予定です。 特にTwitterとの連携に力を入れており、ブラウザ拡張機能(Chrome・Brave)を使うことで、NFTコレクションを直接表示することができます。 ただ表示できるのではなく、NFTをクリックすることでマーケットプレイスにそのままアクセスして、そのNFTの詳しい情報も参照可能です。 自分の持っているNFTをTwitter上ですべて他人に見せることができるのはNFTコレクターにとってはたまらないのではないでしょうか? プロフィール欄に表示させるギャラリーの配置はWebアプリにて変更可能で、リアルタイムでTwitterに反映されます。 現時点でEthereum・Solana、Arbitrumをサポートしており今後も随時追加されるとのことです。 拡張機能の使い方は公式Mediumにわかりやすくまとめられているので、少しでも気になった方はぜひ実際に触ってみてください。 Noken・Achievementというオリジナルコレクションがある このオリジナルコレクションは通常のNFTのように購入したりMintしたりして入手するのではなく、一定の条件を満たすとプレゼントされるようになっています。イメージとしては家庭用ゲームでいうトロフィー・実績・達成目録に近いです。 たとえば『The Father of ETH』というAchievementはEthereum生みの親Vitalik氏からTwitterでフォローされると自動で発行されます。 条件が厳しいだけにAchievementを持っているのはたった2名しかいません。集めたくなりますね。 このNokenとAchievementもさまざまなプラットフォーム上で展示可能です。 Nametagジェネシスコレクション(2022年1月6日より前に作成された♯1〜♯5000)ホルダーには様々な特典がある ガバナンストークンNTの割当 Nametag関連の新しいNFTドロップに対する無料のAirdropやMinting 提携コレクションのAirdropやWL登録 特別なアイテムの付与(ジェネシスページスキン、ジェネシスバッジ) プロジェクトの方針やパートナーシップに対する投票権 HP:https://nametag.org Twitter:@nametagtweets Medium:https://medium.com/@nametag Discord:https://discord.gg/nametag Decent POINTDecentはSeed Roundで350万ドルの資金調達を実施しました リードはArchetype Venturesで、Y Combinator, Circle Ventures, Palm Tree Crew等が参加しています Decentはカスタマイズ性の高いトークンベースプロジェクトを簡単に構築するための、ノーコードコントラクトビルダー Decentはクリエイターがカスタマイズ性の高いトークンベースプロジェクトを簡単に構築するためのプロトコルです。機能豊富でガス効率の良い標準的なNFTコントラクトから、カスタマイズ可能なリリースページ用のスターターキットまで、どんなクリエイターや組織もDecentでWeb3のプロジェクトを開始することができます。 2022年11月にアーティスが高度にカスタマイズ可能なWeb3プロジェクトをノーコードで簡単に構築して収益を最大化できるサービス『CreatorHQ』を立ち上げました。 初心者の開発者でもSolidityに触れることなく高度なweb3アプリケーションをデプロイできるようにします。 現時点でEthereum・Polygon・Arbitrum・Optimism・• zkSync (upon launch)へのサポートを発表しています。 CreatorHQで出来ることは以下です。 Ethereum、Polygon、Arbitrum、またはOptimismにプロジェクトをデプロイする。 ライブリリースを簡単に一元管理できます。 収益を追跡し、ボタンをクリックするだけで資金を引き出すことができます。 ロイヤリティの分割とメタデータの管理 自分専用のリリースページにアクセス 埋め込み可能なiFrameの作成 View analytics -今後リリース予定 用意されているフォーマットを選択して組み合わせていくことで、プロジェクトの立ち上げ・管理・トークン配布の流れや報酬の仕組みの設定をすることができます。 今後のロードマップとしては、リリースしたばかりのCreatorHQに注力しつつ Liquid staking Auction house 独自に開発したクロスチェーン技術のさらなる応用 CreatorHQを用いた分析 ロイヤリティプロトコルの実装 などを推し進めていくとのことです。 HP:https://decent.xyz Twitter:@decentxyz Discord:https://discord.gg/WV2jHjpYVQ Frontrunner POINTFrontrunnerはSeed Roundで475万ドルの資金調達を実施しています。リードはSusquehanna Private Equity InvestmentsでSoma Capital等が参加しました FrontrunnerはCosmos上で構築された分散型スポーツ予測市場プラットフォーム Frontrunnerは、Cosmos上に構築された初のガス代ゼロの分散型スポーツ予測市場で、ハウスエッジのない最高のオッズを得ることができます。 一般的なスポーツブックと比較すると、オッズを設定できたり、いつでも売買や引き出しができたり、パフォーマンスや履歴がひと目で確認出来るなどのメリットがあります。 イメージとしてはかつてFTXにあった株式トークン『〇〇win(lose)』を売買するのに近いです。 Defiとオーダーブックに特化して設計されたInjectiveをベースに構築しているため、他の汎用チェーンを用いた予測市場と比べ、早く安く(ガス代0円)安全な取引を可能となっています。 プレシーズン(ベータ版)リリース済でネイティブトークンの発行時期は未定 プレシーズンはすでにリリースされており、モバイルアプリは1月末に完成予定です。 サービスリリースに合わせて無理にトークンをローンチするのではなく、サービスが軌道に乗ってトークンの需要や有用性が生まれてからローンチするとの方針を明らかにしています。 そのため現在の取引はUSDTもしくはUSDCにて行われています。 今はテスト期間のため、ウォレットを接続するだけで口座に500ドルが反映されます。スクショ付きのとてもわかりやすいFAQsが用意されているため、はじめての人でもすぐに操作方法やルールを把握して売買を始められます。 気になった方はぜひ実際に取引してみてください。 HP:getfrontrunner.com Twitter:@frontrunnerxyz Discord:https://discord.com/invite/Jaa7VveU4d 今週は以上となります。
ウォレット
2022/11/29メタマスク(MetaMask)の「Portfolio(ポートフォリオ) Dapp」とは?機能や使い方を解説
メタマスク (MetaMask) の新機能「Portfolio (ポートフォリオ) Dapp」のベータ版リリースが発表されました。 Portfolio Dappを活用することで、複数のアカウントやネットワークをまたぐ保有資産をワンストップで一覧表示することができるようになります。 そんなメタマスクの注目の新機能「Portfolio Dapp」の概要や機能、使い方について解説します。 この記事のポイント メタマスクの新機能「Portfolio Dapp」って何? 「Portfolio Dapp」にはどんな機能がある? 「Portfolio Dapp」の使い方は? メタマスク「Portfolio Dapp」とは? =保有資産を一覧表示できる新機能 引用:ConsenSys メタマスク (MetaMask) の新機能「Portfolio Dapp」では、仮想通貨やNFTを含む保有資産をワンストップで一覧表示することが可能です。 また、メタマスクはスマホでの利用も可能です。メタマスクモバイルの始め方については下記をご覧ください。 MetaMask(メタマスク)モバイル・スマホの使い方を解説! 複数のアカウントやネットワークに分散させている資産も、対応ネットワークであれば一覧で表示させることができるため、メタマスク上ですべての資産をひと目で管理することができます。 ConsenSysによれば、 2022年11月現在のPortfolio Dappが対応しているネットワークは以下の通りです。 対応ネットワーク(2022年11月現在) Ethereum Optimism BNB Smart Chain Polygon Fantom Abritrum Avalanche Portfolio Dappの3つの主な機能 Portfolio Dappの主な機能には以下の3つがあります。 Portfolio Dappの主な機能 Portfolio・・・ 保有資産の一覧表示 Bridge・・・トークンブリッジの最適ルート提案・実行 Watchlist・・・暗号資産の価格や供給量を確認 「Portfolio」は先にも触れた保有資産のポートフォリオ表示機能のことです。 「Bridge」は、トークンブリッジの最適ルートを提案及び実行してくれる機能です。 ConsenSysによると、ブリッジに要するコストとスピードに基づいたルートの選択肢と、それらをふまえた最適ルートを提示してくれるそうです。 「Watchlist」では、特定の通貨を追加することで、その価格や供給量を確認することが可能です。 Portfolio Dapp (β版) の使い方 ここからはPortfolio Dappの主な使い方を解説します。 Google Chromeでの利用を前提に説明していますが、他のブラウザ及びモバイルアプリでの利用も可能です。 2022年11月現在、メタマスク対応ブラウザは以下の通りです。 Chrome Firefox Brave Edge Opera まだメタマスクを利用されていない方は、下記の記事を参考にインストールから進めてみてください。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 アカウントを接続する まずはアカウントを接続しましょう。 Chrome拡張機能をクリックすると下の画像のようなポップアップが表示されますので、「ポートフォリオサイト」をクリックします。 もしくは portfolio.metamask.io/ からでもアクセス可能です。 アカウント接続画面に遷移します。 すでにお持ちのアカウントに接続する場合がほとんどだと思いますが、その場合は「Connect MetaMask」を選択します。 他のウォレットを追加したい場合は、「Watch any wallet」下部の枠にアドレスもしくはENSドメインを入力し、「Import」を選択します。 「Connect MetaMask」をクリックすると、接続するアカウントの選択を求めるポップアップが表示されます。 複数選択可能ですので、接続したいアカウントを選択し、「次へ」をクリックします。 アカウント接続の確認に遷移しますので、問題がないか確認し、「接続」を選択します。 アカウント接続が完了すると、Portfolio画面が表示されます。 複数のアカウントやウォレットを追加する 後から複数のアカウントを追加するには、まず画面上部のアカウント名もしくは「All accounts」が表示されている箇所をクリックし、表示された追加済みアカウント一覧の最下部にある「add another account」をクリックします。 その後はアカウント接続の手順と同じ要領で、「Connect MetaMask」をクリックしてアカウント接続をすることができます。 さらに、「Watch any wallet」からアドレスやENSドメインを入力し、他のウォレットの資産を表示させることも可能です。 今回は一例として、イーサリアム共同創設者Vitalik Buterin氏のウォレットのひとつである vitalik.eth を追加してみます。 この場合は他人のウォレットを追加することになるため、「watch any wallet」下部に入力し、「Import」を選択します。 すると、追加済みの複数のウォレットの資産がポートフォリオに反映されているはずですので、確認してみてください。 今回はButerin氏のウォレットを追加したため、その資産が反映されています。 資産を表示するアカウントやネットワークを絞り込む 複数のアカウントやネットワークから、ポートフォリオの資産に表示するものを絞り込むことも可能です。 アカウントを絞り込む場合は、画面上部の「All accounts」と表示されている箇所をクリックし、アカウント一覧からチェックを付け外しすることで絞り込みができます。 ネットワークについても画面上部の「All networks」をクリックし、表示されるネットワーク一覧からチェックを付け外しすることで絞り込み可能です。 NFTやトランザクションを表示する 資産表示の右上の箇所にある3つの選択肢をクリックすることで、表示する情報を切り替えることが可能です。 3つの選択肢ごとに表示される内容は以下の通りです。 ■ Tokens・・・トークンの一覧を表示 ■ NFTs・・・NFTの一覧を表示 ■ Transactions・・・取引内容の一覧を表示 トークンだけでなくNFTも一覧表示させることができるのは便利ですね。 日本円表示に切り替える 画面右上の「USD」と表示されている箇所をクリックすることで、資産額を表示する通貨を変更することができます。 デフォルトでは米ドル表示となっていますが、もちろん日本円での表示も可能です。 ガス代を確認する 画面右上のガスのアイコンをクリックすると、ネットワークごとのガス代をリアルタイムに確認することが可能です。 ネットワーク名が表示されている箇所をクリックすることで、ネットワーク一覧が表示されますので、お好きなネットワークを選択して確認してみてください。 アカウントを管理する 「All accounts」からアカウント一覧を表示した状態で、アカウント管理を行うことができます。 選択できるアクションは以下の4つになります。 ■ Download balances・・・残高をCSVファイルでダウンロード ■ Hard refresh balances・・・残高を再読み込み ■ Rename・・・アカウント名を変更 ■ Remove account・・・アカウントをPortfolioから削除 とくに複数のアカウントを管理される方の場合、「Rename」から用途別にアカウント名を変更することで、より管理がしやすくなるかもしれません。 まとめ メタマスクの新機能「Portfolio Dapp」の概要と機能、主な使い方について解説しました。 アカウントやネットワークごとに異なるサービスを利用する手間が省けるため、よりストレスフリーな資産管理を実現してくれそうです。 Daichi Portfolio Dappを使いこなして、より快適なクリプトライフを送りましょう!
ニュース
2022/11/11【ビョーク出演】Decentralandでメタバースミュージックフェスティバル開催
NFTを活用した、メタバースプロジェクトのDecentralandがメタバースミュージックフェスティバルを開催しました。Decentralandは過去にNETFLIXのイベントやBTSのMV鑑賞イベント等を行なっているメタバースです。 Announcing Additional Artists for #DCLMVMF22 📣 World-renowned music icon, @Bjork enters the metaverse for the first time during #DCLMVMF22, with a performance for the ages. More exciting updates. ⬇️ pic.twitter.com/uPhWW3iLsc — Decentraland (@decentraland) November 3, 2022 こちらは、2021年から行われている、メタバース空間内の大規模フェスです。2021年は、deadmau5やパリス・ヒルトンが出演して話題になりました。2022年は、アイスランドの歌姫であるビョーク(björk)が出演することがわかっています。 画像引用元:Main Stage Sunday 13 Nov: BJÖRK, LOSERS, LIAN GOLD, SNH48 ビョーク(björk)出演予定のイベントはこちら Main Stage Sunday 13 Nov: BJÖRK, LOSERS, LIAN GOLD, SNH48 場所:Decentraland Metaverse Music Festival's Main Stage 日時:Sunday, Nov 13 from 09:00pm to 08:50am (UTC+9) タイムテーブル 12 pm - SNH48 9 pm - Lian Gold 10 pm - Losers 11 pm - Björk Main Stage Sunday 13 Nov: BJÖRK, LOSERS, LIAN GOLD, SNH48 該当時間にリンクからDecentralandへアクセスを行なってください。 他にも様々なイベントが実施されています。フェスの期間は、10月10日から13日となっていますので、気になるイベントがある方はスケジュールを合わせてご参加ください。 Metaverse Festival event page METATOIKYOエリアでMISOSHITAのLIVEみんなでみてます!!https://t.co/7IGj8a9RqU#MVMF22 #DCL pic.twitter.com/6pYzWhbnyJ — MISOSHITA aka FREE MINT BOYZ (@Misositaworks) November 10, 2022 META TOKYOのブースで、日本のアーティストであるMISOSHITA氏のライブも行われたようです。 2021年も大型アーティストを招致して開催された、メタバースミュージックフェスティバルですが、今年も去年に負けずと派手なステージが建設されています。 主なイベント時間は、日本時間ですと夜になりますが、イベントの時間外でもステージに遊びに行くことが可能となっていますので、空き時間で見学に行ってみることも可能です。 CT Analysisの方でも、Decentralandに関するレポートを過去に2本配信しています。Decentralandのことが、わからない方は是非こちらのレポートも合わせてご覧ください。 Decentraland 概要と動向レポート メタバース × NFTに参入するための 問題解決と活用事例 記事ソース:Main Stage Sunday 13 Nov: BJÖRK, LOSERS, LIAN GOLD, SNH48
プロジェクト
2022/10/15クロスチェーンアグリゲーター「Rango」の概要や使い方を解説
Rangoは、チェーンをまたいで仮想通貨の交換が出来るクロスチェーンアグリゲーターです。 EthereumやBSCといった主要チェーンだけではなく、レイヤー2ソリューションのArbitrumやOptimismなど40以上のチェーンに対応しており、Rangoはローンチ後急速にエコシステムを拡大しています。 https://twitter.com/RangoExchange/status/1503725992807911424?s=20&t=uPexOgcGsWIGMElAd1vsXw Rangoはトークンのエアドロップ実施を発表しており、配布分の15%に関して、スナップショットが2022年10月31日に行われる予定です。 本記事では、注目のRangoについて実際の使い方も含めて解説していきます。 Rangoとは?=複数のブロックチェーンをサポートするクロスチェーンアグリゲーター Rangoは、複数のブロックチェーンをサポートしているクロスチェーンアグリゲーターです。 クロスチェーンアグリゲーターとは、資産を出発点Aから到着点Bに送金するために、複数あるDEXやブリッジプロトコルの中から最適なルートを提案してくれる機能を1つのプラットフォームに集約させたサービスです。 ブロックチェーン市場が成長を続ける中、幾多のブロックチェーンネットワークが市場を賑わし、ブロックチェーンネットワークの数だけトークンの運用方法の幅が広がりました。 しかし、チェーン間の資産を移動させるのは容易ではなく、例えばUniswapではEthereum(ERC20)規格の資産の交換しか出来ません。 資産を他のチェーンへ変更したい場合、特定のチェーンに対応しているCEXに資産を送金して変更したいチェーンへ送金するか、クロスチチェーンスワップのサービスを利用してチェーンを変更する方法等があります。 しかし、チェーンの変更までに多くの工程を経なければならぅ、ブリッジの選択肢の数だけ最適なルートを探す手間がかかってしまう悩ましい点がありました。 しかし、Rangoのようなクロスチェーンアグリゲーターを特徴としたプロジェクトを活用すると、チェーン間の資金移動の手間が解消され、様々なトークンやチェーンに触れることが可能となります。 Rangoの概要 現在市場には複数のクロスチェーンアグリゲーターのプロジェクトがローンチされていますが、Rangoは、クロスチェーンアグリゲーターの中でも多くのチェーンに対応しており、2022年9月現在で40のチェーンをサポートしています。 またチェーン間の資金移動をより簡単に行えるように15のブリッジ、27のDEXを統合しているため、ユーザーは資産の交換やチェーンの変更の際に最適なルートで自由自在にスワップが行えます。 対応している40チェーン BSC、Polygon、Ethereum、Osmosis、Juno、Avalanche、Arbitrum、Cosmos、Fantom、Optimism、Solana、Cronos、MoonRiver、MoonBeam、Heco、Aurora、Harmony、Evmos、Sifchain、Thorchain、Binance Chain、Stargaze、Bitcoin、Crypto.org、Chihuahua、Comdex、Regen Network、IRISnet、Gnosis、LiteCoin、Bitcoin Cash、Fuse、Akash、Persistence、Sentinel、Starname、BitCanna、Desmos、Lum Network、Boba 統合しているブリッジプロトコル Thorchain、1inch、Binance bridge、Osmosis zone、Across protocol、Hyphen、Via protocol etc.. 統合しているDEX Uniswap、SushiSwap、Bancor、Paraswap、1inch、horchain、Quickswap etc... この他にもTron、Polkadot、Near、ADAなどのブロックチェーン、プロトコルを統合するために大規模な開発が行われています。 Rangoは、クロスチェーンアグリゲーターとして最も使いやすく、どのような資産も簡単に交換出来るよう、究極のUXを追究してユーザーに提供する事をミッションとして掲げています。 上記ミッションを実現するべくフォーカスしているDeFi分野では、全てのDEXとブリッジプロトコル、DEXアグリゲーターを統合し、全ての流動性を集約することを目的に取り組んでいます。 Rangoの3つの注目ポイント 1. Celerのプロダクトと統合 | ワンクリック&ワントランザクションで取引を完結 2. シードラウンドで100万ドルを資金調達 3. 多数のウォレットを統合 Rangoの注目ポイントとして上記3つについて解説していきます。 それぞれチェックしていきましょう。 Celerのプロダクトと統合 | ワンクリック&ワントランザクションで取引を完結 Celer Networkのプロダクトであるインターチェーン・メッセージ・フレームワークと統合したことで、チェーン上のトークンの相互運用性を促進する事が可能になりました。 この統合によって取引の際に生じるブロックチェーン上の複雑な相互作用がなくなり、ワンクリック&ワントランザクションで取引を完了出来ます。 シードラウンドで100万ドルを資金調達 Rangoは、シードラウンドで、分散型クロスチェーンのインフラストラクチャを構築するTHORChainの構築および流動性を提供しているNine Realms 、北京に拠点を構え多数のブロックチェーン企業に投資を行っているD1 Ventures、またVCだけではなく小規模なDAOや個人投資家から100万ドルを資金調達しています。 多数のウォレットを統合 Rango.exchangeでは、以下のウォレットがサポートされており、Rango.exchangeのアクセスで使用する事が出来ます。 各種ブロックチェーンネットワークに対応した8つのウォレットを簡単にみていきましょう。 WalletConnect WalletConnectは、分散型金融(DeFi)などのDAppsとウォレットを、安全に接続して通信できるようにするためのプロトコルです。 総接続数は2022年9月時点で1,107,304,399に達しており、サポートしているウォレットは170、DAppsは450以上を統合しています。 DeFi、NFT、DAOといったWeb3への接続をシンプルに行えるweb3のインフラストラクチャです。 XDEFI Wallet XDEFI Walletは、14のブロックチェーンをサポートしており、暗号資産やNFTを安全に保管、交換、送受信できるマルチチェーンウォレットです。 対応しているチェーンは、主要チェーンであるBitcoinやEthereumをはじめ、THORChain、Avalanche、Fantom、Arbitrum、Polygon、Bitcoin、BNB Smart Chain、Dogeに対応しており、ウォレット内で10,000以上の資産をクロスチェーンによって交換する事が出来ます。 Metamask Metamaskは、2,100万人以上のユーザーがインストールし使用しているEVMをベースとしたウォレットで、ブラウザ拡張機能版とモバイルアプリ版があります。 EVMをベースとしていることからイーサリアムブロックチェーンの資産、NFTを保管・管理できます。 CRYPTO TIMESでは、MetaMaskの使い方に関する記事も公開中ですので是非参考にしてください。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 Keplr Wallet Keplr Walletは、Interchainエコシステム向けに開発されたオープンソースのIBC対応ウォレットです。 CosmosエコシステムのDappsに接続するウォレットの中で、最適なウォレットと評価されておりCosmos公認のウォレットになります。 Binance Wallet Binance Walletは、BSCやEthereumのチェーンに接続し、資産の交換を行う事が出来るバイナンス公式ウォレットです。 Binance Walletをサポートしているブラウザは、Chrome、Firefox、Braveがあり、Googleのchrome拡張機能に追加する事で簡単に使えます。 バイナンスのアカウントを作成し口座開設する事で、Binance Walletとバイナンスアカウントを直接リンクすることが可能です。 Phantom Wallet Phantom Walletは、Solanaのチェーンに対応したウォレットで、SPL規格のトークン及びNFTを安全に保管出来ます。 ウォレット内で高速のスワップが可能で、低い手数料で資産の交換が行えます。 Solanaブロックチェーンで構築されたDappsに接続し使用する事が出来るため、Solana上のプロジェクトを利用する多くのユーザーから支持を集めています。 【使えると便利】Phantom Wallet | ウォレットの概要や使い方を解説! Coin98 Wallet Coin98 Walletは、32のブロックチェーンに対応しているマルチチェーンウォレットで、Dapps内でイーサリアムベースのUniswap、BSC上のPancakeSwap、Polygon上のQuickSwapなどへ接続する事が出来るDeFiゲートウェイとしても活用出来ます。 Coinbase Wallet 米国のユニコーン企業であるCoinbaseと連携をとっているCoinbase Walletは、何十万銘柄の暗号資産、イーサリアム&ポリゴンブロックチェーンで構築されているNFTを保管出来ます。 またAMM DEXのUniswap、DeFi protocolのAAVE、自社のNFTマーケットプレイスのCoinbase NFTといったDappsへアクセス出来ます。 Rango Exchangeの使い方 Rangoの特徴で統合されたウォレットを紹介してきましたが、今回はEVMベースのMetaMaskを使い、クロスチェーンスワップの手順を解説していきます。 以下の手順に沿ってRango Exchangeを使ってみましょう。 ①MetaMaskのウォレットを用意する ②サポートされているネットワーク&アセットを準備する ③Rango ExchangeとMetaMaskを接続する ④ネットワーク間でアセットをスワップする ①Metamaskのウォレットを用意する Metamaskのウォレットのインストール方法など使い方は、下記記事で解説しているのでインストールしていない方は、参考にしてください。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 ②サポートされているネットワーク&アセットを準備する Rango Exchangeに対応している資産をMetaMaskで保有します。 ネットワークを追加する場合、適切なチェーン&ネットワークIDに接続出来るChainlistの利用をオススメします。 Chainlistは、ほとんどのチェーンを網羅しており、簡単にネットワークの追加が可能です。 ③Rango ExchangeとMetaMaskを接続する Rango Exchangeにアクセスしたら、右上にある「Connect Wallet 」をクリックします。 MetaMaskをクリックします。 接続が完了すると右上のメタマスクアイコンが緑色に表示し、自身の総資産が反映されるようになります。正常に接続出来ているかチェックしましょう。 ④ネットワーク間でアセットをスワップする 今回は、Ethereumネットワークの0.1ETHをArbitrumネットワーク上のWETHへスワップしてみます。 最適なルートとして提案された転送手順は、 EthereumネットワークのETHをAcross protocolにてArbitrumネットワークへブリッジ Arbitrumネットワーク上のETHを1inch経由でWETHへスワップ のルートが最適と提案されています。 手数料(0.37$)とスワップにかかる時間(4分45秒)が表示されていますので、確認したら「Swap」をクリックします。 EthereumネットワークのETHから、ArbitrumネットワークのWETHへ、スワップする最終確認をして「Confirm Swap」をクリックします。 先ず、EthereumネットワークのETHを、Across protocolにてArbitrumネットワークへ、ブリッジする際のトランザクションの承認を行います。 消費するガス代を確認後、「確認」をクリックします。 続いてArbitrumネットワーク上で受信したETHを、DEXである1inchでWETHへスワップするのでネットワークを切り替えます。 一定の時間が経過するとポップアップでMetaMaskが立ち上がるので、1inchでETHをWETHへスワップするトランザクションを承認してスワップを完了させましょう。 以下のようにArbitrumネットワークに、0.09986547WETHの保有を確認出来るので、スワップが完了したことが分かります。 またTx Historyでは、「Inbound tx」、「Out bound tx」、「Swap tx」をクリックすることで、各種ネットワークのスキャンツールにアクセス出来るので詳細を閲覧出来ます。 ユーティリティトークン「RANGO」について Rangoは、独自トークンRANGOを発行しています。 ティッカーシンボル:$RANGO 総供給量:100,000,000 $RANGO 公式ミディアムによると今年の5月頃にIDOを行う予定でしたが、市況により延期されています。 RANGOトークンの主なユーティリティは、ガバナンストークンとしてガバナンス投票に使用出来るだけでなく、Rango.Exchangeを利用した際の手数料の支払いに活用出来るようになるとのことです。 したがって、現在ではトランザクションの承認の際に、EhereumネットワークであればETHをガス代として消費していますが、今後、消費するガス代を独自トークンRANGOで支払う事が可能となり、ガス代をサードパーティーから調達したり、手数料で発生するガス代分のネイティブトークンを残すといった作業が必要なくなる予定としています。 今からでも狙えるエアドロップについて 冒頭でも触れましたが、9月現在の今からでも狙えるエアドロップキャンペーンがあります。 2022年10月31日時点でスナップショットが取られ、Rango.Exchangeを利用したユーザーにRANGOのエアドロップが行われます。 エアードロップの配布量は、取引の量、頻度に応じて配布されます。 まとめ クロスチェーンアグリゲーターRangoについて解説してきました。 Rangoのエコシステムを見ても分かる通り、ほとんどのチェーンを統合しており、統合していないチェーンの統合計画も進んでいます。 プロダクトのRango.Exchangeは、各種チェーンのブリッジプロトコル、DEXを統合しているため、ストレスなくシームレスにトークンのチェーン間移動、スワップを実現出来ます。 既にクロスチェーンアグリゲーターとして頭角を現しているRangoの今後に期待です。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 ―Rango公式リンク― Webサイト:https://rango.exchange/ dApps:https://app.rango.exchange/ ツイッター:https://twitter.com/RangoExchange 日本語ツイッター:https://twitter.com/RangoJapan テレグラム:https://t.me/rangoexchange Medium:https://medium.com/@rangoexchange
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2022/10/09健全なSNSの構成を目指す「Project Liberty」とは?| 次世代Webインフラの構築へ
インターネットやウェブの発達により、社会や経済の仕組みは大きく変化し、人々の日常の行動がデータとして可視化され価値を持つようになりました。 今回紹介するProject Libertyは、現代社会における個人のデータが持つ課題にアプローチするプロジェクトです。 web2.0からweb3.0への移行でインターネットやウェブの在り方が大きく変わると囁かれている中、Project Libertyのようなプロジェクトは注目しておきたいプロジェクトと言えるでしょう。 是非、最後まで読んでみてください。 Project Libertyが掲げるインターネットやウェブの課題 Project Libertyは広告によるマーケットの活性化自体には反対しておらず、ユーザーが自分のデータに関する所有権を持ち、かつコントロール出来るインターネットに価値があると捉えています。 Project Libertyは、現在のwebインフラには以下の課題があると提言しています。 Facebook等のプラットフォーマーが個人のデータ、およびデータの価値を独占している実状 広告収益モデルにより、注目を浴びやすい過激なコンテンツが優先され、運営企業側には金銭的ベネフィットがあることにより、公衆的な利益が軽視されがちなこと アルゴリズムの設計により分極化されたコンテンツが推奨され、社会分裂が加速されていること それらのアルゴリズムが企業の戦略的優位性となり、透明性が欠如している。それにより、民主主義が脅かされていること 現在のウェブが公営や安全性を基盤に設計されておらず、規制や微修正で修繕することには限界があり、且つ長い時間がかかること Project Libertyの創業者は、上記を示す内容として過去に以下のコメントを述べました。 "「世界中の人々の個人データにより、前例のない価値が生み出されているにもかかわらず、価値を生み出した人が恩恵を受けられていない現状は問題である。」"- Frank McCourt氏 “An unprecedented amount of value is being created by everyone’s data. And yet there’s a total disconnect between the creation of that value and who receives it.” -Frank McCourt, founder of Project Liberty. Story via the WSJ/@patiencehaggin https://t.co/FwbMYk1jmf #web3 #technews — Unfinished Labs (@unfinishedlabs) December 6, 2021 https://twitter.com/unfinishedlabs/status/1467925129988509699 Frank McCourt氏はProject Libertyに合計で1億5千万ドルの財源を開発団体やエコシステムに投資するとしており、非営利的なイニシアティブに加わってくれる協力者を募っています。 Project Libertyについて Projecty Libertyは、次世代の新しいWebインフラストラクチャーの構築を目指しているプロジェクトです。 Project Libertyチームは既存のウェブやSNSにおけるプライバシーの侵害や収益モデルに課題を感じ、社会に健全なインターネットを構築するため、Frank McCourt氏のビジョンを元に結束しました。 web2.0の仕組みの根源であるユーザーのデータを活用した広告モデルビジネスや一部のプラットフォーマーが独占している現状を打破するとともに、収益化を優先したインターネットの仕組みの正常化をコアな目的としています。 Project Libertyのアプローチ Project Libertyは非営利団体として位置づけられており、目的を達成するために以下の3つの柱を定義しています。 ・テクノロジー ・ガバナンス ・ムーブメント 以下でそれぞれ紹介していきます。 テクノロジー Project Libertyの技術チームが開発する、次世代のインフラとなる新しいオープンソースプロトコル 「DSNP(分散型ソーシャル・ネットワーキング・プロトコル)」はProject Libertyが目指すフェアなインターネットにおいて、非常に重要な役割を果たします。https://www.dsnp.org/ データー所有権を保ったままプラットフォーム間で移動することができ、今までと同じ感覚でwebサービスを使うことが可能 一企業が恩恵を受けていた個人データによる経済的ベネフィットを全ての人が受け取ることが可能(Brave Browser のモデルに一部似た構想) サービスとは分離した非営利団体 (DSNP.org) が設計することにより、ユーザーファーストのモデルの維持が可能 DSNPについて:分散型アイデンティティ(自己主義)、データプライバシー、SNS情報(フィード)の整理方法を含むフレームワーク ガバナンス 現在のインターネットにおける課題を解決するために、Project Libertyは新しい技術に基本原則や安全性を事前に統合する必要があると述べています。 ガバナンスフレームワークを健全に開発するために、技術者と社会科学者を招集し、 McCourt研究所が設立されました。 画像引用元:projectliberty.io McCourt研究所は倫理的テクノロジーの最先端を歩む Georgetown大学(ワシントンDC)と Science Po (パリ)を創業パートナーに迎え、デジタルガバナンスの統合を目指しています。テクノロジーの観点からだけでなく、社会科学者、倫理学者、および政策立案者などと協力し、包括的なフレームワークの設立を試みているようです。 Project Liberty の 目的を達成するために5千万ドルが10年におよびR&D費用や助成金としてあてられます。 ムーブメント Project Liberty はテクノロジーだけでは大規模な一般普及は難しいと考えており、同じ社会課題を掲げている様々なパートナーと健全なデジタル環境の普及を目指していきます。 テクノロジー、学会、アート等の領域に秀でる様々な公的機関や民間企業と共同で社会課題の包括的な解決方法を設計し、エコシステムに対してのサポートを得る Unfinished (DSNP開発元)が開催するUnfinished Live 等のイベントにおいて、テクノロジーやアート、社会アクティビスト等、幅広いメンバーが参加https://live.unfinished.com/ - Facebook の whistle blower として有名なFrances Haugen氏も参加 開発者を巻き込み、DSNPの倫理的なデジタルガバナンスの仕組みの教育により、DSNPを使用した新しいサービスを開発し、より多くの一般ユーザーの方にユーザーファーストの健全なデジタルライフを提供する取り組みを推進 ブロックチェーン選定プロセス Project Libertyはブロックチェーン発のプロジェクトではないものの、同技術が不可欠であると判断し2021年の10月からコミュニティ内でチェーンのセレクションが行われ、同時にProject Liberty のビジョンに共感するパートナーを募っています。 https://forums.projectliberty.io/t/about-chain-evaluation/230 上記で紹介したDSNPの実験台としてイーサリアム上で実装されていましたが、取引コストが高い点とマージの日程が当時不明確だったため、DSNPの本格実装チェーンの選定が開始されました。 以下の判断基準を軸にチェーン選定が行われました。 分散性:分散型ノードがリレーするチェーンの情報に仕組み上関心がないこと コスト:金銭的なコストおよび、環境に対してのコスト。言い換えるとPoWではないこと オープンソース:セキュリティ、汎用性、および持続性の観点から重要である メインネット:ビルドを開始できる環境であること アクティブで責任感のあるデベロッパーコミュニティ:初心者デベロッパーに対してのデベロッパーコミュニティの姿勢 2022年1月時点での8つの候補ブロックチェーン 30以上のブロックチェーンのメリットデメリットを考察・精査し、最終的にポルカドットがDSNPのベースチェーンとして選定されました。 右:Frank McCourt氏 - McCourt Global CEO、左:Gavin Wood氏 - Polkadot 創業者 | 写真:Web3 Foundation DSNP活用のファーストステップ DSNPを活用した新しいSNSの第一弾としてFrequencyという新しいSNSが今後ポルカドットのパラチェーンとしてローンチされる予定です。 McCourt Globalによるテクノロジービジネスユニットの Unfinished Labsにより開発が手がけられており、Project Libertyエコシステムにおいて始めてのブロックチェーンの活用事例となります。 https://www.coindesk.com/tech/2022/06/29/meet-frequency-polkadots-new-decentralized-social-media-parachain/ Frequencyを通じてFrank McCourt氏やUnfinished Labsのプレジデント Braxton Woodham氏(DSNPのリード設計者)、その他大勢の思い描いている健全なインターネットの第一歩を踏み出すとしています。 Project Liberty チームの紹介 Project Liberty は独立した非営利団体ですが、McCourt Globalの様々なビジネスユニットがProject Libertyの開発にかかわっています。 Project Liberty創立者、McCourt Global, CEO - FRANK McCOURT Frank McCourt 氏はMcCourt Global - Family企業のCEOであり、数々の不動産、スポーツ、テクノロジー、メディアや金融ビジネスを運営しており、フランスのサッカークラブの Olympique de Marseille の現オーナー、ベースボールチームLos Angeles Dodgersの元オーナーとして幅広く知られています。 彼は数々の学問、民政、文化研究期間のサポーターであり、Project Libertyの創立者です。Project Libertyの重要な一角であるDSNPを通じ、社会全体に健全なオープンソースSNSフレームワークを提供。自身の幅広い人脈によるパートナーシップや研究資金を元にインターネットのガバナンスモデルをユーザーファーストな視点で構築する取り組みを進めています。 Labs, President - BRAXTON WOODHAM Braxton Woodham氏は Unfinished Labのプレジデントであり、DSNPの開発の第一人者です。 彼はテクノロジーの分野において20年間の長い経験を持っており、過去にはFandangoのCTOおよびCPOとして活動していました。又、アメリカ空軍に属し、キャプテンの称号を有していました。 McCourt Institute, Inaugural Executive Director - SHÉHÉRAZADE SEMSAR-DE BOISSÉSON Shéhérazade Semsar氏は2021Inaugural Executive Director として、2021年にMcCourt Instituteに入社しました。プログラミングの監督、イベント開催の取り組みやProject Libertyに当てられる学術助成金資金のとりまとめ等、幅広く活動しています。 彼女は2015年から2021年まで、POLITICO Europeという中立的なメディアのCEOを勤め、強いリーダーシップを発揮し、同社をヨーロッパにおけるトップの出版会社に導きました。 Unfinished, President - PAULA RECART Paula Recart氏はUnfinishedのプレジデントであり、McCourt Globalの社会的影響における取り組みを監督しています。2019年から McCourt Global に在籍しています。 彼女は以前12年間 社会起業家のネットワークを持つことで有名な Ashokaにおいて重要なリーダーシップポジションに就いていました。 考察 Project Liberty は現在のインターネットにおいての個人情報の扱かわれ方に課題を感じ、SNSの仕組みを根本から変えるという非常に大がかりなプロジェクトです。 GAFAを筆頭にプラットフォーマーが大きな力を持つことになり、利益を重視する株式会社というポジションがゆえに、より収益性の高いアルゴリズムが強行されることにより、民主主義が脅かされているという現状について強い課題意識を感じています。 筆者は、以下の理由でProject Libertyに注目しています。 ビジョン・ドリブンで社会課題に向けた解決策に取り組んでいる点。ブロックチェーンを使ったフレームワークを作ることが目的なのではなく、インターネットの健全化という目的を達成するためにブロックチェーンの技術を活用している。 Franc McCourt氏および、複数の関連団体から多額のファンディングを受けており、多くのWeb3プロジェクトが資金調達に重きを置いている中、公的利益を重視している点。 リサーチドリブンなアプローチで、コミュニティを巻き込み、ブロックチェーンを選定。様々なチェーンの特性を考慮した後、最終的にポルカドットを選んでいる点。 テクノロジー視点だけでなく、社会科学、倫理学の視点を取り組んだ包括的なフレームワークを設計しており、その分野の様々なエキスパートを巻き込んでいる点。 今後のポルカドット・パラチェーンオークションにおいてFrequencyがパラチェーンになる可能性がある点。 Facebookに対してのFrances Haugen氏の内部告発が記憶に新しいところですが、プラットフォーマーの問題に対しての課題意識をお持ちになられている方は多いのではないでしょうか? 近年DeFiやGameFiをはじめとしたユースケースは主流になりつつありますが、今後はソーシャル分野のBIGプロジェクトが出てきてもおかしくない頃だと認識しています。 まとめ インターネットやウェブの課題解決を目指すプロジェクト「Project Liberty」について解説してきました。 今回紹介したProject Libertyは、既存プロジェクトと比較してもより本質的なアプローチをしているように感じられます。 本記事を読んで興味を持った方は、是非下記公式リンクより最新情報をキャッチアップしてみてください。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 - 公式リンク - Project Liberty - https://www.projectliberty.io/ McCourt Institute - https://mccourtinstitute.org/ Unfinished - https://www.mccourt.com/projects/unfinished https://twitter.com/byUnfinished Unfinished Labs - https://www.unfinishedlabs.io/ https://twitter.com/unfinishedlabs
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2022/09/28Brave(ブレイブ)が4つの新しい機能を追加 | NFT表示機能、Solanaスワップなど
Braveが4つの機能を追加 ブラウザサービスを展開しているBraveがver 1.44で、4 つの主要な新しい機能の追加を発表しました。 Brave’s new desktop update (v1.44) adds four major new Brave Wallet features: 🖼️A built-in NFT gallery 🪙@Solana token swaps 💲@Sardine ACH fiat to crypto on-ramp 📊Live market data For more details, check out our blog: https://t.co/0xdZLHRsM1 — Brave Software (@brave) September 27, 2022 追加された機能は以下になります。 NFTギャラリー機能 Solana スワップ Sardine ACH マーケットタブ Braveのバージョンの確認方法は、上記の画像を参考にしてください。 設定をクリック Braveについてをクリック バージョン確認 バージョンが1.44になっていない場合は、新機能が追加されていないのでアップデートが必要です。 アップデート関連は、不具合に遭遇する可能性がありますので、必ずウォレットの秘密鍵、シードフレーズ、パスワードのバックアップが取ってある状態で行いましょう。 どんな不具合に遭遇しても対応できるようにしてから、アップデートを行うことをオススメします。 NFTギャラリー機能 デスクトップ用のBrave WalletからNFTコレクションの表示と管理ができるようになりました。今後、NFTギャラリーをモバイルに導入し、さらに多くのブロックチェーンをサポートする予定とのことです。 Solana スワップ デスクトップ上のBrave Walletから、SOLと他のSPLトークンの間でシームレスに交換できるようになりました。Solanaチェーンに切り替えることで、スワップすることが可能となっています。 初めてのスワップの際は、必ずテストを行いましょう。新機能でいきなり多額なスワップを行うことはオススメしません。 Sardine ACH 米国ベースのユーザーに、ACH経由で暗号通貨を購入するための新しいフィアット-クリプト・オンランプを提供するようになりました。Sardine ACHでは、わずか数ステップで40以上の暗号資産を銀行口座から直接購入することができます。 こちらは、米国ベースのユーザーが対象となっていますので、日本ユーザーは対象外のアップデートとなっています。 マーケットタブ Brave Walletのページに「マーケット(市場)」のページが追加されました。Coingeckoからマーケットデータを取得して暗号資産の最新価格をフィードしています。 Brave 解説記事 Braveブラウザに関して、知識がない方はこちらの記事をまずご覧ください。どういったものなのか網羅的に記載してありますので、初心者の方にオススメな記事となっています。 まだ使ったことのない方は、まずこちらの記事から読んでみることをオススメします。 Braveブラウザは稼げる次世代高速ブラウザ!特徴・評判・使い方を徹底解説 記事ソース:https://brave.com/nft-gallery/ 画像:monticello / Shutterstock.com
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2022/06/01【使えると便利】Phantom Wallet | ウォレットの概要や使い方を解説!
Solana関連のプロダクトを利用する方なら、是非利用を検討したいウォレットが「Phantom」です。 PhantomではトークンやNFTの管理ができるのはもちろん、スワップ機能など魅力的な実装されています。 この記事では、Phantomの使い方にフォーカスして、概要から主要機能の使い方、注意点などについて解説しています。 PhantomはSolanaのウォレット Phantomは、Solana用のウォレットです。 Phantomでは、SPL規格の通常のトークンや、NFTなどを管理できます。 また、Solanaに関連している各種プロダクト・プロジェクトへの接続も可能で、Solana系のNFTマーケットプレイス・DEXなどを利用できるようになります。 Solanaについてはコチラで解説しているので、「まずSolanaの詳細が知りたい」という方はご覧ください。 Phantomのはじめ方(ウォレットの作り方) Phantomを利用するには各デバイスにダウンロードをしてウォレットを作成する必要があります。 以下の手順で、Phantomのダウンロード・ウォレット作成を行っていきましょう。 Phantomのダウンロードからウォレット作成まで コチラからプラットフォームに応じたウォレットをダウンロード 「Create New Wallet」へ パスワードを設定 シークレットリカバリーフレーズを保管 作成完了 この際に、表示されるシークレットリカバリーフレーズは必ず保管しておきましょう。 Phantomの主要機能の使い方 これから、下記のPhantomの主要機能の使い方について解説していきます。 入金と出金 NFTの閲覧と管理 スワップ機能 ステーキング ハードウェアウォレットとの接続 必要な項目をチェックして、Phantomの使い方をマスターしていきましょう。 入金と出金 入金と出金を行う方法を1つ1つチェックしていきましょう。 Phantomのウォレットを開いた状態で進んでください。 入金方法 「Deposit」へ 通貨を選択 QR or アドレスをコピー SOLなどの詳細な送金方法は、各取引所によって異なるため、予めチェックしておきましょう。 また、入金のオプションとしてMoonPay・FTXが選択可能ですが、MoonPayは日本からでは利用できないので注意が必要です。 出金方法 「Send」へ 通貨を選択 送付先アドレスと送金量を入力 送付先アドレスを予め用意しておくことで、スムーズに出金が行えます。 NFTの閲覧と管理 Phantomでは、NFTの閲覧や、送受信を行うことができます。 以下の手順で、Phantom内のNFTを管理していきましょう。 PhantomでNFTをチェックする方法 左下の項目へ コレクションが表示される コレクションを選択することで送信可能 受信は、NFTのコレクション画面の「Your Collectibles」の右側からできます。 SolanaはNFT取引が活発なので、利用場面が多い機能であると言えるでしょう。 スワップ機能 Phantomはウォレットでありながら、スワップ機能が搭載されています。 Phantomのスワップ機能におけるトレードなどは主に著名DEX「Raydium」が適応されている状態です。 気になる方は以下の手順で利用してみてください。 スワップ機能の使い方 Phantomの下部真ん中へ 振替元と振替先を決定 数量を入力 「Review Order」へ 「Swap」へ 詳細な手数料は通貨によって異なりますが、主要なSOL・USDTなどが含まれる取引には一律0.85%の手数料が必要なケースがあります。 手数料の詳細についてはコチラをご確認ください 気軽にウォレットからスワップできるのは、利便性が高いですね。 SOLのステーキング Phantomでは、SOLのステーキングも気軽にできます。 PhantomにおけるSOLのステーキングとは、Solanaネットワークを担っているバリデーターにステーキングを委託(SOLを預ける)することを意味します。 気になる方は、以下の手順でステーキングを行っていきましょう。 Phantomのステーキング方法 SOLを選択 「Start earning SOL」へ (読み込みに若干時間がかかることがあります) バリデーターを選択 数量を入力 「Stake」へ ステーキングが完了すると、現在のステーキング報酬などをPhantomのウォレット内から確認できます。 ハードウェアウォレットとの接続 Phantomは、ハードウェアウォレットLedgerとの接続に対応しています。 ウォレットをお持ちの方は、以下の手順でLedgerとPhantomを接続していきましょう。 (前提として、予めLedgerサイドでSolanaを利用可能な状態にしておく必要があります。) ハードウェアウォレットとの接続方法 右上のメニューへ 「Add/Connect Wallet」へ 「Connect hardware wallet」へ 画面の指示に従う USB接続したハードウォレットを選択 使用するアドレスを選択したら利用可能 また、記事執筆時点においては、モバイルアプリ、Firefoxとハードウェアウォレットとの接続はできません。 Chrome・Brave・Edgeといったブラウザでのみ対応しています。 Raydiumと接続してみる Phantomをブラウザに導入した状態で各アプリ・プロダクトを利用する例として、Raydiumへ接続していきます。 「Solana系のDEXとかを利用してみたいけど、やり方が分からない」という方は参考にしてみてください。 以下のような手順で、RaydiumとPhantomは接続可能です。 Raydiumへアクセス 「ConnectWallet」へ Phantomを選択 「Connect」へ 文字列が表示されたら完了 各アプリ、プロダクトによって若干手順が異なるものの、基本的には同じような手順でPhantomを接続していくことができます。 スマホとの同期方法 Phantomでは、複数のデバイス(PCとスマホなど)とウォレットを同期することができます。 「スマホアプリとPCを同期させたい」という方は、以下の手順で同期させていきましょう。 秘密鍵のチェック(PC) 右下へ 「Export Pricate Key」へ パスワードを入力 秘密鍵をチェック 同期先の操作(スマホ) アプリをダウンロード アプリ上部へ アイコンへ 「Add/Connect Wallet」へ 「Import private key」へ 秘密鍵を入力後、「Import」へ ブラウザ to スマホアプリに限らず、他のプラットフォーム間でも同じような手順で、同期可能です。 いずれのケースでも、秘密鍵 or シークレットリカバリーフレーズが必要になるので、予め用意しておきましょう。 Phantomの注意点とリスク これから、Phantomの利用に伴って、押さえておきたい注意点やリスクについてご紹介していきます。 Phantomを安全に利用できるようになっていきましょう。 トークンの送信・管理に要注意 Phantomのようなウォレットを利用すると、トークンやNFTを送受信できます。 特にSolanaはガス代が安いこともあって気軽に送受信が可能ですが、アドレスを間違えるなどのミスをしてしまうと、トークンを取り戻すことは基本的にできません。 Phantomに限った話ではありませんが、トークンの送受信には細心の注意を払いましょう。 秘密鍵などの管理を徹底する シークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵を利用すると、簡単にウォレットへアクセスすることが可能です。 シークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵などを提供するというのはウォレットを好きなように扱える状態にさせてしまうのと同義です。 シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵は、絶対に第三者に教えないでください。 これは、信頼性のありそうなWEBサービスや、Phantomを名乗る何らかの媒体(メールやSMS含む)でも同じことが言えます。 銀行口座における暗証番号や印鑑のようなものなので、安全性の高い方法で保管しておきましょう。 ステーキングのリスク Phantomでは、気軽にSolanaへのステーキングを行うことができますが、リスクが付き物であることは押さえておきましょう。 引き出すまでにはクールダウンが必要 Solanaではステーキングの解除に伴って約2日のタイムラグがあります。 この間にSOLの価格などが大きく下落してしまうなどの可能性は十分考えられるので注意しましょう。 【ステーブルコイン崩壊】今回のUST暴落は一体何だったのか?今後を考察 $UST $LUNAhttps://t.co/VdxWihJ2Sa — CRYPTO TIMES@ブロックチェーンメディア (@CryptoTimes_mag) May 12, 2022 LUNAの価格が1日にして崩壊したことは記憶に新しいですが、何らかの原因でSOLが同じような事態になる可能性はゼロとは言えません。仮想通貨市場では、予想外の出来事が頻発する業界ですので尚更です。 このような事態が発生したと仮定すると、SOLを売買できない2日間の存在は潜在的なリスクを持っていると言えるでしょう。 スラッシュのリスク Solanaには、スラッシュと言われるバリデーターに対するペナルティのようなものが存在しています。 スラッシュは、バリデーターが望ましくない・悪意のあるような行動を取らないようにするために設定されています。 スラッシュのペナルティの1つに、バリデーターに委任されているステークの一部削除というものがあります。 このことから、スラッシュされたバリデーターにSOLを預けていると、損失を受ける可能性があります。 スラッシュのリスクを押さえるためにもvalidators.appなどでリサーチし、安全性の高いバリデーターを選択していきましょう。 【安全対策】Phantom Wallet(ファントム ウォレット) のリボークの概要とやり方を解説 まとめ この記事では、Phantomについてさまざまなポイントを解説しました。 PhantomはSolana関連のサービスを利用する上で欠かせないツールとなっており、一般的に想像されるウォレットとしての用途のみならず、さまざまな機能が提供されています。 今後も新たな機能がアップデートが期待できるため、Solanaに興味がある方は注目しておきましょう。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2022/01/05Gala Games / $GALA とは?プロジェクトの概要を徹底解説!
Gala Gamesは、Play-to-Earn要素を含むブロックチェーンゲームを複数展開しており、ゲームを楽しみたいユーザー・稼ぎたいユーザーが特に注目しています。 Ethereumチェーンに基づいて構築されていますが、スマートコントラクトの導入や、Flare・Polygonとの提携によりゲーム内取引は円滑で安価です。 $GALAでNFTを購入し、ゲーム内に設置したりミッションをクリアしたりすることで収益化を狙いますが、純粋にゲームのみでも十分楽しめるほど作りこまれています。 この記事では、Gala Gamesの特徴や公開されているゲーム紹介、トークン情報などを徹底解説します。 GameFiはたくさんありますが、Galaのように複数のゲームを配信するプロジェクトは珍しいので、概要をつかんでゲームやプロジェクトの魅力を感じてくださいね! Gala Gamesの公式リンクまとめ Webサイト https://app.gala.games/ Twitter https://twitter.com/GoGalaGames Medium https://gogalagames.medium.com/ Discord https://discord.com/invite/JtnCNMFnnK Telegram https://t.me/GoGalaGames Youtube https://www.youtube.com/c/GalaGames Gala Gamesの公式リンク一覧です。 フィッシングサイト/スキャムサイトに誘導されないためにも、公式リンクのブックマークやSNSアカウントのフォローをおすすめします。 Gala Gamesの特徴・注目ポイントを解説 Gala Gamesは、Ethereumブロックチェーンに基づいたゲームプラットフォームです。 ゲーム会社によってプレイヤーの自由が損なわれないように、ブロックチェーンの仕組みを利用して全てのプレイヤーがゲームに対する発言力を持ち、アイテムなどの資産は自身でブロックチェーン上で保管するという環境を提供します。 ただのゲームではなく、ゲーム内資産が実際に報酬となるPlay-to-Earnにも対応しており、新しい稼ぎ方の一つとして業界でも注目されています。 ここではGala Gamesの特徴や知っておくべきポイントを解説するので、ぜひチェックしてくださいね。 Gala Gamesの特徴 ゲームや資産を自身でコントロールするブロックチェーンゲームを提供 Play-to-Earn対応で実際に稼ぐことができる NFTシリーズ「VOX」が限定販売され将来価値に期待 Galaノードに参加するとトークンや限定NFTがもらえる スマートコントラクト実装済みでEthereumに基づく完全分散型ネットワーク ゲームや資産を自身でコントロールするブロックチェーンゲームを提供 Gala Gamesは、複数のブロックチェーンゲームを開発・提供するプロジェクトです。 単なるゲーム会社ではなく、「ブロックチェーンを基盤とするプレイヤー主導のゲーム会社」であると主張し、引き付けたいのは投資家などではなくゲーマーだと考えています。 これまでの企業が開発するゲームにおいて、アイテムを獲得しても実際に「自分の物」にならないことを重要視して、何もできない物ではなく、プレイヤーが実際に所有しコントロールできる必要があると考え、Gala Gamesが始動しました。 その結果、ブロックチェーン上でゲームを構築することにより、アイテム・ゲーム内資産をGala Gamesエコシステムで実際に所有できる環境を提供します。 NFT化されたアイテムの購入や売買も可能とし、ゲーム内での取引によっては実際の収益にも繋がります。 ゲーム方針をプレイヤーがコントロールする方法として、後述するGala Gamesノードを所有するコミュニティメンバーが、ゲーム開発などの意思決定に参加することも可能です。 このように、ゲーム会社主導ではなく、様々な権利をプレイヤー主導として最高のゲームを構築するのがGala Gamesの目標です。 Play-to-Earn対応ゲーム「Town Star」で実際に稼ぐことができる 出典:GalaGames公式HP Gala Gamesは複数のゲームを開発しており、詳細が公開されているのは上記8つのゲームです。 2021年12月時点でプレイまたはテストプレイできるのはTown Star、Miranrus、Spider Tanksとなっており、その他のゲームも先行してNFT販売を行っています。 実際にTown Starの特徴やプレイ方法を簡単に紹介します。 Town Starは、土地を決めて農場を作り、作物を売って、貯まった資金で街づくりをするゲームです。 森や平野、ビルの近く、海の近くといった場所を選択し、実際に街を作っていきます。 Play-to-Earnの要素として、デイリーミッションをクリアするとゲーム内通貨である「Town Coin($TOWN)」を獲得できます。 Town CoinをUniSwapなどでGALAトークンに変えることで収益化が可能です。 出典:GalaGames公式HP そして、デイリーミッションで$TOWN付与対象になるために必要なのがNFTです。 GALAトークンでNFTを購入し、自分の街に設置すれば$TOWNの付与対象となります。 レア度が高いNFTやNFTシリーズ「VOX」であればより多く稼げる仕組みです。 NFTシリーズ「VOX」が限定販売され将来価値に期待 VOXとは、Gala Gamesが限定販売しているNFTシリーズです。 Town StarやMirandusで各8,888体発売され、即完売するほどの人気でした。 上の画像のように、VOXはOpenSeaで二次流通しているので、公式セールで購入できなかった場合でも入手可能です。 Town Starの場合、街にVOXを設置すれば収益性が上がるのでプレイヤーは狙いどころですね。 Mirandusの場合、アバターの能力を最大限に強力にするため、アバターと対となるVOXが必要であり、VOXが一致すればゲームの特別ボーナスへのロックが解除されます。 また、MirandusのVOXをTown Starに設置して報酬を稼ぐことも可能です。 出典:GalaVOX Gala Gamesは将来的に、VOXメタバースやVOX Coinを登場させる予定です。 Galaの複数あるゲーム内を行き来するVOXや、DeFiを実行するVOXとして様々なユーティリティが生まれます。 各ゲーム8,888体以上は販売されないので、完売したVOXはOpenSeaで購入するしかありません。 高価ですがゲームをやりこむなら必須アイテムです。 Galaノードに参加するとトークンや限定NFTがもらえる Gala Gamesはノードシステムを採用しており、Galaのエコシステムを成長させたいという気持ちがあれば世界中の誰もが協力できます。 Galaノード運用のためのライセンスを購入し、Galaのネットワークに貢献することで、GALAトークンや限定NFTといった報酬を得られます。 出典:GalaGames公式HP 上の画像は、Gala Gamesノードエコシステムの全体図です。 ノードに参加するユーザーは、新たなゲーム追加や支援するゲーム、Gala Gamesのロードマップ発展などの発言権があり、重要な役割を持ちます。 画像の各役割は以下の通りです。 GalaGames:エコシステムの管理業務を提供し、ノードソフトウェアの更新や開発運営、マーケティングで支援 各ゲーム制作会社:TownStarなど。Galaのツールを使ってNFTを販売しGalaエコシステムに参加する ノード:ランダムに割り当てられた報酬・NFTなどが分配される エンドポイント:パブリックデータベースにより配布データのランダム性の証明 各ゲーム開発者から集められたNFTは、画像中央部分にあるランダム性分配アルゴリズムにて集約され、各ノードにランダムに配布されます。 パブリックデータベースにより、公的にアクセス可能となっているので、ノードエコシステムの信ぴょう性も高いですね。 実際にGalaノードに参加すると、毎日GALAトークンや各ゲームのトークン($TOWNなど)、さらにNFTがランダムに配布されるというのが利点です。 自宅のPCからノードに参加して報酬を獲得し続けるチャンスであり、世界中の16,000プレイヤーがすでにノードとしてエコシステムに参加しています。 分散性が高く、多くのプレイヤーがGala Gamesのロードマップに関係するのが分かりますね。 ノードの初期費用 ノードになるには運用ライセンスを最初に購入する必要があります。2021年12月時点で12.7万以上の$GALAが必要です。 スマートコントラクト実装済みでEthereumに基づく完全分散型ネットワーク Gala GamesはEthereumブロックチェーンに基づいて構築されています。 GALAトークンに使用されるERC-20規格と、様々なウォレットが所有するアイテムの処理を行うERC-721とERC-1155規格です。 ネットワークは完全分散型であり、中央集権化のリスクもありません。 また、スマートコントラクトを導入しており、ANCHAIN.AIによるセキュリティ監査も完了済みです。 ANCHAIN.AIは、デジタル資産の検出・監視・防止ソリューションを提供しており、Gala GamesがDeFiやDAppsを導入するときにも支援すると述べています。 Gala GamesのPlay-to-Earnの処理能力や資産管理方法にも信頼がおけるとわかりますね。 Gala Gamesで配信中・配信予定のゲーム概要を簡単に紹介 Gala Gamesのプラットフォームに追加されているゲームについて紹介します。 まだ開発中やノード投票待ちの場合もあり、実際にプレイできないゲームがあるので注意してください。 特徴や最新情報をまとめるので、ぜひ参考にしてくださいね。 Gala Gamesの特徴 Town Star Fortfied Echoes of Empire Spider Tanks Legacy Last Expedition Mirandus The Walking Dead:Empires Town Star 出典:GalaGames公式HP 「Play-to-earn対応で稼ぐことができる」でも紹介したTown Starは、Gala Gamesで最も有名かつ人気のあるゲームです。 街づくり・農場ゲームとしてより生産性のある街を作り、農作物や砂糖などの加工品を売って稼ぎます。 Play-to-earnで$TOWNを稼ぐにはNFTが必要です。 例えば、画像左側は給水塔で、作物に水をあげるのが簡単になります。 価格は29,980TOWN COIN($0.7時点で約$21,000)です。 右側はサトウキビを10個保存できる専用倉庫となっており、14,565TOWN COIN($0.7時点で約$10,000)で購入できます。 稼いだ$TOWNで新たなNFTを購入し、さらに街を発展させられます。 ただし、Town Starはゲーム開始時にサーバーの期間を1週間や1か月から選択し、期間が過ぎるとすべてリセットされることを覚えておきましょう。 稼ぎやすい好条件の土地がリセットされると、次のユーザーによる争奪戦が始まります。 Fortfied 出典:GalaGames公式HP Fortfiedは、中世の世界が舞台で、NFTのタワー(塔)と土地を利用して対プレイヤー戦を行うゲームです。 自分の土地で自分が適用した条件で相手と戦ったり、中立の土地で様々なプレイヤーと戦って賞金を勝ち取ることもできます。 土地やタワーを持たずに戦うことも可能で、勝利すれば賞金の一部を獲得できるため、NFTがなくても参加し稼げます。 2021年12月現在はNFTは発売されておらず、ゲーム自体も開発中のままとなっておりリリース時期は未定です。 Echoes of Empire 出典:GalaGames公式HP Echoes of Empireは、映画のような映像美が特徴的な宇宙を舞台にしたSF戦闘アドベンチャーゲームです。 正式リリースは2022年第2四半期ごろの予定です。 宇宙を支配する王室と戦うために、宇宙船や武器のNFTを所有したり、ギルドを作って紛争に参加したり、基地の襲撃なども行うNFT戦略ゲームといえます。 Spider Tanks 出典:GalaGames公式HP Spider Tanksは、クモのような形をしたタンク(戦車)を選び、他のスパイダータンクとバトルする対プレイヤー戦ゲームです。 2021年12月にテストリリースして遊べるようになりました。 複数のPlay-to-Earn要素があり、パイロットの戦闘報酬や、スパイダータンクの保有者の貸出報酬、工場所有者やマップ所有者となって稼ぐこともできます。 出典:GalaGames公式HP 公式ストアで販売されているNFTは、マップやスパイダータンクのボディ、武器などです。 例えば、上の画像のマップNFTを購入すると、工場や武器、戦車を配置することができます。 強力なスパイダータンクを保有して受動的な収入を獲得しながら遊べるゲームですね。 Legacy 出典:GalaGames公式HP Legacyは、Town Starに似た街づくりゲームです。 数千のアイテムから製品や建物をデザインし、実際に工場で製品を作って市場で売ります。 2022年に正式リリース後、NFTの設置や競争イベントなどで、ゲーム内トークン「LegacyCoin」を入手・活用できる予定です。 工場や労働者、装飾、家など様々な設計を行い、大きな工業都市を構築することでスキル競争に勝利し、トークンを稼ぐことができるPlay-to-Earnとなります。 出典:GalaGames公式HP 上の画像はLegacyで販売されているLAND(土地)NFTです。 LANDを購入して、建物や製品をレアにカスタマイズすることで収益性を高めることができます。 Last Expedition 出典:GalaGames公式HP Last Expeditionは、操作するアバターの本人視線でプレイするFPS(First-person shooter)ゲームで、プレイヤーは臨場感あふれる体験をしながらエイリアンと戦います。 リリースはノードによる投票待ちの状態ですが、ブロックチェーンゲームでFPSは少ないのでゲームの価値は高いですね。 Play-to-Earn要素の詳細は明かされていませんが、アイテムのNFT売買やギルド戦闘による報酬になると予想されます。 Mirandus 出典:GalaGames公式HP MirandusはTown Starに次ぐ2番目に開発されたゲームで、2021年12月にテストリリースしました。 ファンタジーRPGであり、深い森や川、海、島々を冒険して、モンスターと戦いながらミランダスという謎の大陸を目指します。 プレイヤーはNFTで土地を所有して、農場や都市、街、城を建設し、Play-to-Earnとして稼ぐことも可能です。 MirandusのVOXも販売され、すぐに完売していることから人気度の高さがわかります。 VOXにはエルフ、強力な船員、埠頭など様々なNFTが組み込まれていました。 出典:GalaGames公式HP Galaストアで販売されているMirandusのNFTは多くが売り切れています。 特にMirandusのDragon NFTは375ETHで売れるなど、多くの話題も出たのが記憶に新しいです。 船員やアイテムを購入することができますが、やはりレア度が高いのはVOXのNFTでしょう。 NFTを通じて稼いだり、土地や船を買ったり、ミランダス大陸を探す冒険に出たりと複数の遊び方を選ぶことができるゲームです。 The Walking Dead:Empires 出典:GalaGames公式HP The Walking Deadは、アメコミが原作で、ゾンビに支配された後の世界で人間とゾンビが戦うヒューマンドラマとして世界中で人気です。 大規模な多人数同時プレイオンラインゲームであるMMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)として、ウォーキングデッドがGala Gamesに登場しました。 武器や物資を集めて生き残り、チームを組んでゾンビと戦い、他プレイヤーから物資を奪うこともできるサバイバルゲームです。 Play-to-Earn要素として、NFTの土地を購入し発展させることで稼ぐことができます。 出典:GalaGames公式HP 上の画像はウォーキングデッドで公開されているNFTです。 2021年12月時点でプレイ時期は未定ですが、土地のNFTは先行して販売されています。 この土地は、自分の基地や避難所として安全な場所にしたり、他プレイヤーがこの土地に定住して売買や戦闘を行うことで受動的な報酬を得たりすることができます。 Gala GamesのTokenomics Gala Gamesのネイティブトークンは$GALAです。 リリースする各ゲームがPlay-to-Earn要素を持つので、ゲーム内トークンを稼ぐことになりますが、2021年12月時点ではTown Starの$TOWNのみ流通しています。 LegasyがLegacy Coinを発行すると述べている通り、今後トークンが増えると予想されます。 ここでは、現時点でわかっている情報とトークンについて解説するので参考にしてくださいね。 Gala GamesのTokenomics $GALAのTokenomics $TOWNのTokenomics $VOXcoinの将来性 $GALAのTokenomics GALAトークンの総供給量は約500億枚です。 2021年12月時点で14%程度の約70億枚のGALAが流通しています。 公式のTokenomicsの説明によると、2021年7月21日から1年間、毎日17,123,286GALAが配布されており、その半分が創設者のノードオペレーターへ、残り半分がGalaGamesを保存管理するメンバーへ送られているようです。 ビットコインに半減期があるように、GALAも毎年7月21日に新規供給量が半減する予定です。 次回は2022年7月21日に、新規発行枚数が17,123,286GALAから8,561,643GALAへ減少します。 $TOWNのTokenomics $TOWNは、Town Starのゲーム内トークンであり報酬として受け取ることができます。 UniSwapや0xプロトコル、OKExなどがTOWNトークンの取引に対応しています。 最大供給は1,000億枚とされ、2021年12月時点での循環供給は約2,900万枚です。 それ以外のTokenomicsに関する情報はほとんど公開されていません。 $VOXcoinの将来性 Gala GamesのNFTシリーズであるVOXは、Town StarやMirandusで販売され即完売するほどの人気でした。 将来的にVOXメタバースやVOXCoinを導入すると発表されています。 メタバースでVOXのアバターを使って遊ぶとVOXCoinを獲得できるPlay-to-Earnにも対応する方針です。 VOXによって生成されるトークンであり、GalaGamesが提供するメタバース全体で使用できる予定ですが、全ゲームで統一されるのかはまだ発表されていません。 VOXの紹介サイトには、他のトークンと交換できる場合もあると記載されており、VOXCoinのユーティリティがどのように広がるのか、期待しつつ発表を待つしかないですね。 Gala Gamesのパートナー・提携情報まとめ Gala Gamesと提携するパートナー情報、さらにGalaが行う他のプロジェクトへの出資やファンド設立情報についても紹介します。 様々なプロジェクトと提携することで、Gala Gamesのエコシステムを拡大し、コミュニティの利益にも繋がるのがわかります。 Gala Gamesの提携情報 Gala Gamesの提携情報 Gala Gamesの出資情報 Gala Gamesの提携情報 上の画像は、公式サイトで確認できるGala Gamesの提携パートナー一覧です。 簡単に特徴をまとめます。 Flare:EVM対応の分散型ネットワーク。セカンドレイヤーソリューションとしてGalaのNFTや取引に利用。 Bitrue:仮想通貨取引所。GALA・ゲーム内通貨取引など。 MazerGaming:プロeスポーツ・エンターテイメント組織。Galaがクリエイターを後援。 Brave:プライバシー型ブラウザメーカー。MirandusのNFT購入に$BATを拡大、Braveユーザーの割引。 Polgyon:分散型ネットワーク。ガス代節約としてゲーム内取引に活用される。 さらに、最近ではデジタルマーケットプレイスである888TheNewWorldと提携して、888のアーティストがGalaのNFTアイテムを作成する機会を増やしました。 2021年11月には、OrbitChainとKLAYswapを提供するOzysと提携しています。 これにより今後、Galaでスワップやブリッジ機能を統合する予定です。 インフラやゲーム、NFTなど様々なプロジェクトと提携してGala Gamesのエコシステムを大きくしているとわかります。 Gala Gamesの出資情報 Gala Gamesは資金調達やICOを行っていません。 運営によると、すべて自己資金で開発から運営まで進めているようです。 さらに、Gala Gamesは他のプロジェクトへ出資しています。 例えば、2021年10月、Dapper LabsがリードするCONCEPT ART HOUSEのシリーズAラウンドで、20以上の投資家チームとともに合計2,500万ドルの出資に参加しました(記事ソース)。 CONCEPT ART HOUSEは、様々な種類の高品質なアートを提供するプロバイダーであり、提供先にはGala GamesのCEOであるEric氏が創設した「Zynga」が含まれているため、この出資に至ったと思われます。 2021年12月には、仮想通貨投資企業C2 Venturesと共同で、メタバース・ゲーム・関連プロジェクトに対して1億ドル(約110億円)のファンドを共同で設立しました(記事ソース)。 GameFiプロジェクトや開発者に投資され、今後さらにブロックチェーンのゲーム業界を盛り上げるという気合が感じられますね。 Gala Gamesのコアメンバーを紹介 https://twitter.com/BitBenderBrink/status/1470489206485102593 Gala Gamesは、2021年12月にラスベガスで3日間にわたる大型イベントを開催しました。 チケットはNFTで販売され、イベントではGala Gamesの最新情報発表やチームメンバーとの交流会も行われ、コミュニティとチームが実際に対面する素晴らしいイベントでした。 ここでは、アグレッシブなGala Gamesのコアメンバーを3名紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。 Gala Gamesのコアメンバー CEO Eric Schiermeyer氏 CTO Adam Price氏 CMO Jason Brink氏 CEO Eric Schiermeyer氏 Gala GamesのCEOはEric Schiermeyer氏です。 カリフォルニア大学大学院卒で、過去には複数の企業でアドバイザー・投資家として経歴を積み、ゲームやソフトウェア会社でも技術責任者を経験しています。 サンフランシスコの大手ソーシャルゲーム開発会社である「Zynga」の共同創設者でもあり、現在に至るまで15年以上勤めてZyngaのほぼすべての業務を経験し管理します。 マーケティング力やゲーム開発技術、管理者としての能力も高く、GalaGamesを成功へ導いているといえますね。 CTO Adam Price氏 Gala Gamesの最高技術責任者であるAdam Price氏は、AMAでもよく発言しています。 メタバース・NFTゲームで人気のThe SAND BOXのCTOも務めており、ブロックチェーンとゲーム業界どちらにも精通しているのが分かりますね。 Stuff & Thingsという企業の創設者で、Redisと呼ばれる高速処理メモリデータベースのアプリケーション開発を現在も行っています。 これはゲーム業界でもよく使われるもので、ゲームデータやランキングなどの情報をメモリ上で管理するようなイメージです。 技術者としての開発能力や問題処理能力が優れており、他者からの評価も高く、Gala Gamesの信頼できるメンバーの一人です。 CMO Jason Brink氏 Jason Brink氏は、Gala Gamesの最高マーケティング責任者です。 2013年から仮想通貨・ブロックチェーン業界に携わり、理論家や伝統者として多くのブロックチェーンプロジェクトにも関わってきました。 学術コンサルタントであり、ブロックチェーンコンサルティング会社「RubricPartners」の創設者でもあります。 他にも、エネルギー研究エコシステムの開発を行うQuoxent($QUO)のディレクターや、韓国のソフトウェア開発会社「Moiin」のグローバルビジネス責任者も務めており世界的に活躍しているのが分かります。 Gala Gamesのまとめ この記事では、Gala Gamesについて特徴やゲーム内容、トークン情報や開発メンバーを徹底解説しました。 ゲームを本気で楽しみ、コミュニティ主導でゲームを大きくしていることがわかりましたね。 もう一度、Gala Gamesの重要ポイントを5つにまとめて振り返りましょう。 Gala Gamesのまとめ 複数のPlay-to-Earn対応ブロックチェーンゲームを提供 Galaノードに参加すると報酬やNFTが貰えるがライセンスに数百万円かかる レアNFTシリーズのVOXはTownStarとMirandusで限定8,888体販売され即完売 VOXはGalaのゲーム内で将来的に幅広く使えるため注目 Gala Gamesの月間利用者は130万人を超え日本人ユーザーも多い Gala Gamesは投資ファンドを設立したり、対面の大型イベントを開催したりと、とにかくブロックチェーンゲームの業界を盛り上げているのが分かります。 一つのプロジェクトで複数のゲームを提供し、それぞれが完璧に制作され、各ゲームが独立したTwitterやMediumなどの媒体も持っています。 The Walking Deadのゲーム概要も公開され、ゲーム・アメコミ・ドラマ・ブロックチェーンといった様々な異なる利用者やファンを引き込み、Gala Gamesは大きく成長していくと考えられますね!
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2021/12/14NIKE(ナイキ)NFTプロジェクトRTFKT(アーティファクト)を買収したことを発表
NIKE, Inc.がNFTプロジェクトのRTFKTを買収したことを発表しました。 Welcome to the family @RTFKTstudios Learn more: https://t.co/IerLQ6CG6o pic.twitter.com/I0qmSWWxi0 — Nike (@Nike) December 13, 2021 「今回の買収は、ナイキのデジタルトランスフォーメーションを加速させる新たなステップであり、スポーツ、クリエイティビティ、ゲーム、カルチャーの交差点にいるアスリートやクリエイターにサービスを提供することができます」と、NIKE, Inc.の社長兼CEOであるジョン・ドナホは述べています。 RTFKTの公式Twitterでも、CLONE XのフェイスでRTFKTのスニーカーとナイキのスニーカーの動画がアップされています。 RTFKT is now a part of the NIKE, Inc. family. 🌐👁🗨 pic.twitter.com/5egNk9d8wA — RTFKT Studios (@RTFKTstudios) December 13, 2021 有名ファッションブランドがNFTを通じて新興企業とコラボレーションすることは、過去にありましたが、買収をしたことは業界初の出来事です。NIKE(ナイキ)はRobloxでのメタバースプロジェクトも発表しているので、こちらでRTFKTのNFTが流通する可能性も考えられます。 Welcome to NIKELAND on @roblox, where sport has no rules. Sound on 🔊 Follow the link below to start exploring: https://t.co/5uqh15gZwL pic.twitter.com/MKwoGVZyVV — Nike (@Nike) November 18, 2021 またDecentralandでは、RTFKTの土地が構えられているので、こちらでの発展も楽しみになってきました。ナイキのスニーカーがここに並ぶ未来も考えられます。 今回の買収でCLONE Xのfloor priceが上がるという影響が起きていますが、中長期で考えると世界を変えるレベルの影響が起こる未来が待っている可能性もあるので、今後の動向に注目です。 記事ソース:NIKE NEWS
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2021/11/24株式会社COINJINJAがNFTマーケット「tofuNFT」を日本向けに提供開始
2018年よりiOS,Android向けのアプリケーションコイン相場を運営する株式会社COINJINJAが、NFTマーケットプレイス「tofuNFT」の日本展開を開始することを11月24日に発表しました。 同社は「tofuNFT」を2021年の春先より提供しており、現在までBinance Smart ChainとPolygonのチェーンに対応してきました。 「tofuNFT」は、運営開始3ヶ月で月間取扱高10億円を超え、Binance Smart Chainにおける最も出来高のあるNFT Market Placeになっていると発表しています。 3つ目の話が、PolygonもEthereumも、に加えてAvalanche、Fantom、Arbitrum、そしてShiden/Astarに対応する予定です。コイン相場onlyの時代はAstarは全く接点無いままだったのですが、ここに来て一緒に出来て嬉しいです。 @AstarNetwork_JP — コイン相場・仮想通貨/暗号資産アプリ by ⛩️ (@coinjinja) November 24, 2021 Twitterでは今後の対応チェーンの発表もしており、Ethereum、Avalanche、Fantom、Astar , Arbitrumなどにも対応することを発表しています。 今回、「tofuNFT」では日本展開に際して、double jump.tokyoが運営しているNFT/ブロックチェーンゲーム事業支援サービス「NFTPLUS(旧MCH+)」の参画ゲームタイトルと提携することも発表しています。 ・My Crypto Heroes (以下「マイクリ」) https://www.mycryptoheroes.net/ ・My Crypto Saga (以下「マイサガ」) https://www.mycryptosaga.net/ ・BRAVE FRONTIER HEROES (以下「ブレヒロ」) https://bravefrontierheroes.com/ ・CryptoSpells (以下「クリスペ」) https://cryptospells.jp/ ・CHOJO https://chojo-cga.com/ ・Contract Servant(以下「コンサヴァ」) https://cscg.jp/ ※コンサヴァは、tofuNFTのEthereum対応開始時から取扱いを開始 日本展開に向けたキャンペーンやコラボレーションNFTの販売も 今回、tofuNFTの日本語版リリースに対して、各ゲームとのコラボキャンペーンや、NFTアーティストのおにぎりまんさんとのコラボレーションNFT「Tokyo Pop Girls Collectibles」が12月3日20時より発売開始されるな様々な情報が発表されています。 各種キャンペーンは各ゲーム(クリスペ、マイクリ、CHOJO,マイサガ) やtofuNFTのTwitterから確認が可能です。 📢We are thrilled to announce our official launch on Polygon and partnership with leading Japanese games. @mycryptoheroes_ @mycryptosagaio @cryptospells_en @CHOJO_CGA @bfh_global 🥳To Celebrate it, we are starting several launching campaigns. https://t.co/UrDE63kO27 — tofuNFT, formerly SCV.finance (@scv_finance) November 24, 2021 おにぎりまんさんとのコラボレーションNFTは1個に付き、0.2BNBで販売が予定されています。こちらの販売に関する詳細はこちらで確認できます。 ▶︎ 販売ページ : https://tofunft.com/launchpad/tokyo-girls-onigiriman/items