Polkadot{.js}でのクラウドローン参加方法を解説!パラチェーンオークション参加プロジェクトを支援しよう
さっちゃん
2021年6月からPolkadot/Kusamaネットワークで、パラチェーン接続を目指すオークションが開催されています。
最初はKusamaネットワークで行われており、第3回のオークションでは、日本初のパブリックブロックチェーンである「Shiden Network」が勝利しました。
また、トータル5回行われたParachain Auctionでは111万枚がロックされる結果となりました。
一般ユーザーは、このオークションにクラウドローンとしてトークンをロックすることで、将来的に報酬を獲得できます。
この記事では、Polkadotの公式ウォレット「polkadot{.js}」を使ってクラウドローンする方法を解説します。
応援するプロジェクトが勝利すればトークンが配布されるアツい内容なので、最後まで読んでクラウドローン参加を完了させましょう!
日本発のパブリックチェーンShiden NetworkがKusama NetworkのParachain Slotを獲得
目次
Polkadot/Kusamaのパラチェーンオークションとは?基本情報や仕組みを簡単に解説!
Polkadot/Kusamaのネットワークで行われるパラチェーンオークションについて簡単に解説します。
詳しい情報については、「Polkadot/Kusama パラチェーンオークションとクラウドローン 最新動向調査レポート」こちらの記事もチェックしてください。
ここでは、簡単な概要や参加場所をまとめます。
- オークションの概要
パラチェーンオークション勝者がPolkadot/Kusamaに接続できる
出典:CT Analysis第19回レポート『Polkadot/Kusama パラチェーンオークションとクラウドローン 最新動向調査レポート』
Polkadot/Kusamaのパラチェーンオークションには、数百ものプロジェクトが参加する予定ですが、用意されている枠は100前後です。
ランダムで指定された日時に、一番多くトークンを集めていたプロジェクトがオークションの勝者となり、パラチェーンに接続できます。
CRYPTO TIMESが提供するレポートコンテンツ『CT Analysis』では、オークションの詳細や上の画像のような参加プロジェクト紹介も公開しているのでぜひチェックしてください。
クラウドローンに参加すれば報酬がもらえる
一般ユーザーが報酬を受け取るには、クラウドローンに参加してプロジェクトを支援する必要があります。
クラウドローンでKSM/DOTを預けたプロジェクトが、オークションで勝利すればその後トークンが配布される流れです。
数か月~2年程度の時間をかけて配布される点だけ注意しておきましょう。
polkadot{.js}などのウォレットやOKExなどの対応取引所から参加する
- ウォレット系:polkadot{.js}、Math wallet、Fearless Walletなど
- 取引所:OKEx、Kuraken、Huobiなど
クラウドローンに参加するには、polkadot{.js}などのウォレットアプリか、海外取引所を利用します。
対応していても日本では使えないウォレット・取引所があるので注意してください。
この記事では、国内でも使いやすいpolkadot{.js}を利用したクラウドローン参加方法を解説します。
polkadot{.js}ウォレットの基本的な使い方やステーキング方法を解説!
Polkadot/Kusamaのパラチェーンオークションでクラウドローンに参加する方法を解説!
Polkadot/Kusamaネットワークのパラチェーンオークションにおけるクラウドローンの参加方法を解説します。
polkadot{.js}を利用するので、まだインストールしていない場合は、「polkadot{.js}の基本的な使い方」を読んで済ませておきましょう。
1. Polkadot/Kusamaを準備する
まず、プロジェクト支援に必要なDOT/KSMを準備します。
polkadot{.js}では購入できないので、バイナンスやOKExなどの海外取引所で購入してくださいね。
DOT/KSMを購入後、polkadot{.js}に送金します。
上の画像の手順で入金アドレスを確認・コピーして、取引所から送金処理しましょう。
Polkadot/Kusamaでアドレスが異なるので、必ず切り替えて確認してください。
Polkadotなら「Polkadot Relay Chain」、Kusamaなら「Kusama Relay Chain」です。
海外取引所Binance(バイナンス)の使い方・送金方法はこちら
2. 支援するプロジェクトを選択
polkadot{.js}のポータルサイトに移動します。
今回はKusamaネットワークでクラウドローンする手順をまとめていますが、Polkadotの場合も同じです。
まず、上部メニュー「Network」から「パラチェーン」を選択してください。
二段目のメニューで「Crowdloan」を選択すると、パラチェーンオークションに参加しているプロジェクトが表示されます。
支援するプロジェクトを決めましょう。
- プロジェクト紹介
- CRYPTO TIMESのレポートコンテンツ「CT Analysis第19回」でKusamaパラチェーンオークションに参加する一部プロジェクトを紹介しているのでぜひチェックしてください。
3. トークンをロックしてクラウドローン完了
プロジェクトの右側「Contribute」をクリックしましょう。
ちなみに、Contributeの左側には、このプロジェクトが集めたトークン数量やクラウドローンに参加したユーザーの数が表示されています。
自分のアカウントを確認して、ロックする数量を入力してください。
右下の「Contribute」をクリックするとトランザクション情報の画面に切り替わります。
トランザクションに署名して送信となるので、「sign and submit」をクリックしましょう。
もう一度小さな画面が開いてパスワード入力を求められるので、polkadot{.js}のパスワードを入力すれば完了です。
- ロック済みの確認方法
- クラウドローン完了後、同じ画面で支援したプロジェクト欄に「My contributions(1)」と表示されています。ここでロックした数量などを確認できます。
クラウドローン参加の注意点やリスクを解説!
最後に、パラチェーンオークションのクラウドローン参加で把握しておくべき注意点・リスクを解説します。
polkadot{.js}以外のウォレットや取引所からクラウドローンする場合でも知っておきたい内容です。
特に、今回のクラウドローンではプロジェクトに直接送金することは絶対にあり得ないので注意してくださいね。
- クラウドローンの注意点・リスク
トークンは実際に送金しない
パラチェーンオークションのクラウドローンでは、DOT/KSMをプロジェクトに送金する必要はありません。
ロックして預けるだけなので、オークション終了後は時間をかけて返還されます。
勝利できなかったプロジェクトに預けていた場合でも、次回以降のオークションで連続参加できるので安心してください。
万が一、送金を依頼するプロジェクトがあれば詐欺です。
- 枠獲得できない場合は返却
- 支援するプロジェクトが最後まで敗北してスロット(枠)を獲得できなかった場合は、トークンは返却されます。とにかく返却されるので送金する必要はありません。
ロック解除後は価格下落している可能性
パラチェーンオークションでプロジェクトがスロット(枠)を獲得したあと、預けたトークンは徐々に解除されます。
期間は、Kusamaが最大11カ月、Polkadotは最大2年間です。
ロック解除後は売りが増えて価格が下がる可能性があるので注意してください。
実際は報酬が上乗せされて返却されますが、それでも下落のダメージを受けるかもしれません。
配布されるトークンを増やすなら早めに参加する
パラチェーンオークションに参加する一部プロジェクトは、初期参加ボーナスを設けています。
例えば、Kusamaのオークションでは、ShidenやGenshiro、Sakuraが初期参加者に最大20%などのボーナスを設けており、受取り出来る人数や期間には限りがあります。
とにかく、応援するプロジェクトには早めにクラウドローン参加しておけば、将来的に報酬が増えるのでお得です!
まとめ
Polkadot{.js}を使ってパラチェーンオークションのクラウドローンに参加する方法や注意点を解説しました。
絶対勉強しておくべき銘柄ともいわれるPolkadot、姉妹ネットワークのKusama、それぞれのネットワークでパラチェーンオークションが行われます。
有望なプロジェクトにトークンを預けて、成功報酬を受け取るというシンプルな流れですが、仕組みやルール、使い方を理解しておく必要があります。
CruptoTimesの関連記事や解説動画も参考にしておけば、この記事通りにPolkadot{.js}を使ってスムーズにクラウドローンに参加できますよ!
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