Poloniexが証拠金取引市場の損失を貸し手資産でカバー 利用者からは非難の声
Yuya
Circleが運営する暗号資産取引所・Poloniexが、CLAMトークンの急落に伴い発生した借り手の債務を貸し手の資産でカバーする動きに出ました。
取引ボリュームの99%をPoloniexが占めるCLAMトークンは先月26日に大きく下落し、PoloniexのCLAM/BTC証拠金市場で債務不履行に陥る借り手が多数現れました。市場全体の損失は約1800BTCにものぼるといいます。
市場の流動性が低かっただけでなく、ローンの担保自体がCLAMトークンであったことも債務不履行が多発した理由のようです。
これに対しPoloniexは「現行のBTCローン元本を16.202%減らす」ことで借り手の債務履行を補助することを発表しました。これは実質、債務不履行に陥った借り手のローンを貸し手の資産でカバーしていることと同等となります。
Today, we recognized the generalized loss across lenders in the BTC margin lending pool. As a result, the principal of all active BTC loans as of 14:00 UTC today has been reduced by 16.202%. This impacted 0.4% of Polo users. Details: https://t.co/s7Ql6j2sw3
— Poloniex Exchange (@Poloniex) 2019年6月6日
これを受け、ツイッターやRedditなどではユーザーから「PoloniexはCLAM/BTC市場における顧客資産の16.202%が失われたことを難しい言葉でごまかしている」「ゴールドマンサックスがバックについた企業だから、どうせ今回の件が告発されることはない」などといった非難の声が殺到しています。
Poloniexは、CLAM/BTCを含む流動性の低い証拠金市場を閉鎖することを発表しています。
記事ソース: Poloniex