GMTとは?STEPNの仮想通貨、獲得半減と価格・買い方
Crypto Times 編集部
GMT(グリーンメタバーストークン)は、歩くとトークンを得られるアプリSTEPNのガバナンストークンです。2026年1月の獲得半減を含め、特徴・価格・将来性・リスク・国内での買い方を解説します。
GMT(グリーンメタバーストークン)は、歩くとトークンを受け取れるアプリ「STEPN」のガバナンストークンです。
この記事では、歩いて得られる量が2026年1月に半減した一方、STEPNの外でも使い道が広がっているGMTの特徴・価格・将来性・リスク・国内での買い方を解説します。
STEPNのガバナンストークンで、歩いて得られる量は2026年1月に半減した
使い道はSTEPNの外のMOOARやGMT Payにも広がり、一部は燃やされる
国内の登録業者で扱うのはOKJだけで、価格は1年で約72%下がった
GMTとは?
GMTは、アプリ「STEPN」のガバナンストークンで、Solana・BNB Chain・Polygonの3つのチェーンで発行されている暗号資産です。STEPNは、屋外で歩く・ジョグ・ランをするとトークンやNFTを受け取れるアプリで、ゲームとソーシャルの要素を組み合わせています。
STEPNにはもう1つのトークンGSTもあり、GMTとは役割が分かれています(次の節)。
GMTは2022年3月9日のトークン生成イベントで発行されました。STEPNは2021年のSolana Ignition Hackathonで、500を超える応募の中から4位に入ったアプリです。
STEPNを運営するのはFSL(Find Satoshi Lab)です。FSLの公式サイトはSTEPNの登録ユーザーを570万人超と表示し、STEPN GOやMarathonも同じエコシステムのサービスとして並べています。
2026年9月には、STEPNが5周年、STEPN GOが2周年を迎えました。GMTは1本のアプリの通貨というより、FSLのサービス群をまたいで使うトークンとして見る必要があります。
GMTの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Green Metaverse Token(GMT) |
| ティッカー | GMT |
| チェーン | Solana・BNB Chain・Polygon |
| 発行上限 | 60億GMT |
| 価格 | 約1.15円 |
| 時価総額 | 約35.9億円 |
| 時価総額順位 | 773位 |
| 国内の取扱い | オーケーコイン・ジャパン(OKJ) |
| 関連アプリ | STEPN(運営はFSL) |
*2026年10月19日時点・出典:CoinGecko、発行上限とチェーンはSTEPNのホワイトペーパー、国内の取扱いは金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月30日現在)
GMTの特徴
GMTは、歩いて得られる量が絞られる一方で、スニーカーの強化やSTEPNの外のサービスで使われ、燃やされる場面が増えています。持つ理由は「歩いて増やす」より「使う」側に寄ってきています。
主な特徴は次の6つです。
- GSTとの2トークン制
- スニーカーの強化でGMTを消費
- GMTを得られるのはレベル30以上のスニーカー
- 2026年1月から獲得量が半減
- STEPNの外にも広がる使い道
- 買い戻しとバーンで供給を減らす
GSTとの2トークン制
STEPNは、日々の消費に使うGSTと、量が決まったGMTの2つのトークンを分けています。アプリの中で減っていく通貨と、総量が決まった通貨を使い分ける設計です。
GSTは発行上限のないユーティリティトークンで、スニーカーのミントや修理、レベルアップ、ミステリーボックスの開封などで消費されます。
GMTは発行上限60億枚のガバナンストークンです。STEPNのマーケットプレイスでのアイテム購入や、MOOARのオークションへの参加にも使われます。
スニーカーの強化でGMTを消費
スニーカーを高いレベルへ上げる、ミントするといった節目でGMTが燃やされます。アプリを続けて使う人ほど、GMTを手放す設計です。
GMTを消費して行えるのは、主に次のことです。
- スニーカーのレベル5・10・20・29・30への到達
- レベル4以上のジェムのアップグレード
- スニーカーのミント、属性ポイントの再配分、強化
- GSTの1日の獲得上限の恒久的な引き上げ
- ジェムのアップグレード成功率の向上
GMTを得られるのはレベル30以上のスニーカー
始めたばかりのスニーカーではGMTは得られず、得られる量も同時に獲得している人数で変わります。決まった額を受け取れる報酬ではありません。
GMTを獲得できるのは、レインボースニーカーか、レベル30に達したクラシックスニーカーで移動したときです。レベル0〜29ではGSTだけを得て、レベル30からGSTとGMTのどちらを得るかを切り替えられます。
1日に放出されるGMTは、クラシックプールに40%、レインボープールに60%が割り振られます。1分ごとに、同時に獲得している利用者の総量に応じて按分され、1人あたりの上限はありません。
そのため「STEPNでいくら稼げるか」に決まった答えはなく、得られる量は同じ時間に歩いている人の数で変わります。
2026年1月から獲得量が半減
歩いて得られるGMTは、2026年1月から半分になりました。利用者に出ていく量を絞る方向へ、運営が舵を切ったことになります。
獲得半減は2026年1月1日に始まりました。
STEPNの外にも広がる使い道
GMTは、NFTの売買やカードでの支払い、移動の課題への参加にも使えるようになりました。STEPNを歩かない人にも、GMTを使う場面ができています。
- MOOAR:FSLが開発したNFTマーケットプレイス。Solana・Ethereum・Polygon・Baseに対応し、取引のサービス手数料は2%
- GMT Pay:2025年4月に正式に開始。FSL IDでログインし、GMTなどでMastercardのギフトカードを買って、Apple Pay・Google Payに追加して使える
- Challenge Capsules:2026年6月にベータで始まり、7月に一般公開。5 GMTを払ってカプセルを開け、時間制限のある移動の課題を達成すると、賞品プールの抽選券を得られる
買い戻しとバーンで供給を減らす
GMTを市場から引き上げて燃やす仕組みもあります。
STEPNの自社DEX「DOOAR」では、アプリ内スワップの手数料1%のうち0.6%が、GMTの買い戻しやバーンなどエコシステムへの還元に充てられます。残りは流動性の提供者に0.3%、今後の開発に0.1%です。
GMT DAOの最初の投票の結果、2025年1月には6,000万GMTがバーンされました。2026年3月24日には、Genesis Sneaker 28足が買い戻されてバーンされています。
GMTの価格動向
GMTの価格は2026年10月19日時点で約1.15円、時価総額は約35.9億円で773位です(CoinGecko)。2022年4月の最高値から大きく下げ、2026年8月には史上最安値を付けました。
チャートの期間(2025年10月20日〜2026年10月19日)に、円建て価格は約4.14円から約1.15円へ、約72%下がりました。
史上最高値は2022年4月28日の533.36円、史上最安値は2026年8月18日の約0.93円です。
2026年3月下旬には、価格がおよそ半分に下がりました。
GMTの将来性
GMTの将来の材料は、毎月の基金によるエコシステムづくりと、大会や日本向けの企画など利用者を呼ぶ取り組みです。どちらも、GMTを「使う」場面を増やせるかにかかっています。
毎月1,800万GMTのエコシステム基金
基金から毎月決まった量がエコシステムづくりに回るため、新しい企画の原資があります。一方で、そのぶん市場に出るGMTも増えます。
エコシステム基金として、毎月1,800万GMTがアンロックされ、STEPNのエコシステムづくりに使われます。このうち360万GMTはマーケティング費用に充てられ、使わなかった分はトレジャリーに残ります。
STEPNathon 3やMarathonなどの大会
走る距離や完走を競う企画が続けて組まれており、利用者を定期的に呼び戻す場になっています。
FSLの2026年10月2日の月次報告では、STEPNathon 3が10月26日〜11月2日に予定されています。シーズンパスの保有者が、1回で21kmか42kmを完走する企画です。
Marathon Season 3は6ラウンド構成で2026年8月に始まり、第4ラウンドは9月21日〜10月5日でした。STEPNのタウンホール(公開説明会)は、今後は四半期ごとの開催に移ります。
日本向けのPolygon Realmの企画
FSLは日本の利用者の関心を名指しした企画を打っています。
2026年9月22〜29日には、Polygon Realm向けの限定Challenge Capsuleが開かれました。理由は日本でPolygon Realmへの関心が高まっていることとされ、反応次第で次回もあり得るとしています。
ゲームのサーバーにあたるSTEPNのRealmは、Solana・BNB Chain・Polygonの3つです。Polygon Realmは、Ethereum Realmに代わって2025年8月に始まりました。
GMTの注意点・リスク
GMTのリスクは値動きだけではありません。供給の量と報酬の条件が運営の操作や判断で変わり、規制で地域ごと使えなくなった前例もあります。
流通は発行上限の約半分
流通しているGMTは発行上限の約半分で、これから市場に出るGMTがまだ多く残っています。
CoinGeckoによると、流通量は約31.1億GMT、総供給量は約50.7億GMTです。
2023年6月17日には、投資家・アドバイザー・チーム・エコシステム基金の残高にあたる30.85億GMTが、月次配布用のマルチシグのアドレスに移されました。
ホワイトペーパーには、チームや投資家に配分されたGMTの放出がすべて終わったかの記載がありません。
チェーン間の供給は運営が調整
どのチェーンにどれだけのGMTがあるかは、運営がミントとバーンを繰り返して動かしています。チェーンごとの供給は、運営の操作しだいです。
2025年2月13日、FSLはSolana上のGMTの流動性不足を理由に、Polygon上で7億950万4,827GMTをミントしてUpbitに送ると告知しました。同量のSolana版GMTを受け取って各取引所へ供給し、残る4.6億GMTは7日間でバーンするとしています。
報酬の仕組みは運営の判断で変わる
予定しないとしていた半減を実施したように、報酬の条件は運営の判断で変わります。今の仕組みが続く前提で考えないほうがよいでしょう。
STEPNは2025年12月15日の公式Xで、過去には半減の仕組みを予定していなかったものの、長期的な持続性のために排出量を調整すると説明しました。
ホワイトペーパーも、STEPNはパブリックベータの段階にあり、内容は今後変わり得ると記しています。
規制で地域ごと使えなくなった前例
規制を理由に、国ごと位置情報の提供を止めた前例があります。利用できる地域が、運営の判断で狭まることがあります。
STEPNは2022年5月26日の公式Xで、規制への対応として、中国本土の利用者のアカウントでは2022年7月15日24時(UTC+8)にGPSとIP位置のサービスを止めると告知しました。CryptoSlateの報道によると、告知の日にGMTは37%下落しています。
GMTの買い方
国内の登録業者でGMTを扱うのは、金融庁の一覧(2026年9月30日現在)によるとオーケーコイン・ジャパン(OKJ)だけです。STEPNで使う場合は、SolanaかPolygonで受け取ったGMTを、アプリ内ウォレットへ送る流れになります。
OKJは2026年4月20日にGMTの取扱いを始め、国内初の取扱いとしています(同社調べ)。対応サービスは取引所・販売所・積立・入出庫で、入出庫のネットワークはSolanaとPolygonです。
STEPNのアプリで使う場合の流れは次のとおりです。
- STEPNのアプリをダウンロードし、メールアドレスで登録する
- アプリ内ウォレットを作る
- GMTを、対応するチェーンでアプリ内ウォレットへ送る
- 手数料用に、そのチェーンのネイティブトークン(SOL・BNB・POL)を少し残しておく
アプリのRealmはSolana・BNB Chain・Polygonの3つで、OKJの入出庫はSolanaとPolygonに対応しています。GMTが届いたら、マーケットプレイスでスニーカーNFTを買うと歩いてトークンを受け取れるようになります。
GMTのコントラクトアドレスは次の3つです(STEPNのホワイトペーパーの記載)。
- Solana:7i5KKsX2weiTkry7jA4ZwSuXGhs5eJBEjY8vVxR4pfRx
- BNB Chain:0x3019bf2a2ef8040c242c9a4c5c4bd4c81678b2a1
- Polygon:0x714db550b574b3e927af3d93e26127d15721d4c2
送り元と送り先でネットワークが違うと、送ったGMTを受け取れなくなるおそれがあります。送る前に、両方のチェーンが同じかを確かめてください。
GMTのまとめ
- STEPNのガバナンストークンで、運営はFSL。日々の消費に使うGSTとの2トークン制
- 歩いて得られる量は2026年1月から半減し、得られるのはレベル30以上のスニーカーなどに限られる
- 使い道はMOOAR・GMT Pay・Challenge Capsulesへ広がり、強化や買い戻しで燃やされる
- 価格は直近1年で約72%下がった
- 国内の登録業者でGMTを扱うのはOKJだけ
GMTは「歩いて得る報酬」としての面が細り、「FSLのサービスで使い、燃やすトークン」としての面が広がっています。供給と報酬の条件は運営の判断で変わるため、公式の月次報告やホワイトペーパーの更新もあわせて確かめておくとよいでしょう。
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Triaの特徴
参考
- STEPN ホワイトペーパー・Overview
- STEPN ホワイトペーパー・Tokenomic
- STEPN ホワイトペーパー・GMT Vesting and Utility
- STEPN ホワイトペーパー・GMT Earning Basic
- STEPN ホワイトペーパー・GMT Earning Advanced
- STEPN ホワイトペーパー・Decentralized Exchange
- STEPN ホワイトペーパー・Governance and Ecosystem Fund
- STEPN ホワイトペーパー・Realm
- STEPN ホワイトペーパー・Getting Started
- MOOAR ホワイトペーパー・Overview
- FSL公式サイト
- FSL・2025年1月のアップデート
- FSL・2025年4月のアップデート
- FSL・2026年6月の振り返り
- FSL・2026年9月の月次報告(FSL Fusion)
- STEPN公式X(2025年12月15日)
- STEPN公式X(2022年5月26日)
- CryptoSlate・STEPN removes GPS in China amid regulatory concerns
- CoinGecko・GMT(STEPN)
- 金融庁・暗号資産交換業者登録一覧
- PR TIMES・オーケーコイン・ジャパンのプレスリリース(GMTの取扱い開始)
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