Monacoin(モナコイン)とは?国内3社が取扱廃止、MONAの価格・将来性・買い方

Monacoin(モナコイン)とMONAを紹介する記事のサムネイル。夜明けの雲海と富士山を思わせる山並みの上に、半透明のブロックが連なって細い光の線でつながる、落ち着いた琥珀色と藍色の抽象的なイラスト

モナコイン(MONA)は2013年に誕生した日本初の暗号資産です。国内3社が取扱廃止した2025年の動きを含め、特徴・半減期・価格の推移・開発の現状と今後・リスク・国内での買い方を中立に整理します。

Monacoin(モナコイン・MONA)は2013年12月に誕生した日本初の暗号資産です。

チェーンは今も1日約900ブロックを生成していますが、公式ソフトの公開は2024年10月が最後で、2025年には国内3社が取扱いを廃止しました。現在もプロジェクトは稼働しているかどうかは、チェーンの稼働・ソフトの開発・取引の場に分けて見ると答えやすくなります。

この記事では、モナコインの特徴・半減期・価格動向・今後・リスク・国内での買い方を解説します。

・2013年誕生の日本初の暗号資産で、発行上限は1億512万枚、約3年ごとに報酬が半減
・チェーンは1日約900ブロックで稼働中だが、ソフトの公開は2024年10月が最後
・2025年に国内3社が取扱いを廃止し、いまはbitFlyer・コインチェックなど4社が扱う

モナコイン(MONA)とは?

Monacoin project公式サイトのトップページ。雲海と鳥居の写真の上に「MONACOIN」「The first Japanese Cryptocurrency」の見出しと、About・Details・Downloadのメニューが並ぶ
画像:Monacoin project 公式サイトのスクリーンショット(2026年10月22日撮影)

モナコイン(MONA)は、アスキーアートのキャラクター「モナー」をモチーフにした日本初の暗号資産です。中央の管理者はおらず、利用者のPCで動くプログラムが支える分散型の決済システムです。

公式サイトの「モナーコイン」という表記も、同じ通貨を指しています。

プログラムは有志のMonacoinprojectが開発していますが、コインの発行や運営はしていません。2ちゃんねるの文化から生まれた通貨ですが、公式サイトは5ちゃんねる・2ちゃんねるの運営や関連企業とは一切関係がないと明記しています。

使い道はコミュニティが広げてきました。公式サイトは、サービス開発や神社の建立、語呂合わせの投げ銭といった使われ方を紹介しています。

モナコイン(MONA)の基本情報

項目 内容
名称 Monacoin(モナコイン/モナーコイン)
ティッカー MONA
誕生 2013年12月
ブロックチェーン(合意方式) 独自のチェーン(PoW・Lyra2RE(v2))
発行上限 1億512万 MONA
価格 10.97円
時価総額 約11.5億円
時価総額順位 1,418位
国内の取扱い 4業者(金融庁の登録一覧・2026年9月30日現在)

*2026年10月22日時点・出典:CoinGecko、誕生と発行上限は公式サイト、国内の取扱いは金融庁の暗号資産交換業者登録一覧

モナコインの特徴

モナコインは、ビットコインやライトコインと同じマイニング(PoW)で発行される通貨です。発行量の上限と半減の周期は最初から決まっていて、上限の9割以上がすでに発行されています。

モナコインの特徴は、次の3つです。

  • ライトコインを基にしたPoWの通貨
  • 発行上限は1億512万枚、約3年ごとに半減
  • 公式が案内するウォレット

ライトコインを基にしたPoWの通貨

モナコインは、誰かが事前に持っていた分が無く、マイニングだけで生まれた通貨です。開発者も、一般の参加者と同じ条件でしかコインを得られません。

公式サイトによると、公開したときMonacoinprojectはコインを1枚も持っていませんでした。アルゴリズムはLyra2RE(v2)、ブロック時間は1.5分です。

モナコインはライトコインのソースコードを基に作られ、その後ビットコインのコードも取り込んで開発されてきました。

発行上限は1億512万枚、約3年ごとに半減

ブロック報酬は約3年ごとに半分になり、2023年11月の3回目の半減で1ブロック6.25 MONAになりました。新しく市場に出るMONAは、年々少なくなっています。

報酬は1ブロック50 MONAから始まり、ブロックエクスプローラーの記録ではUTCで次の日付に半減しました。

  • 2017年7月16日:25 MONAへ
  • 2020年9月8日:12.5 MONAへ
  • 2023年11月3日:6.25 MONAへ

報酬のスケジュールと10月22日のブロック高から編集部が計算すると、発行済みの量は約9,815万枚で、上限の約93%にあたります。

公式が案内するウォレット

Monacoin project公式サイトのDOWNLOAD欄。Electrum MonaとAndroid向けCoinomiのボタン、Windows・Linux・Mac OS X向けのMonacoin Core 0.20.4のボタンが並び、上段2つは同期が不要なのでお勧めとの注記がある
画像:Monacoin project 公式サイトのスクリーンショット(2026年10月22日撮影)

MONAを自分で保管するには、公式のMonacoin Coreか、有志が開発したElectrum Monaなどを使います。公式サイトは、同期の要らない後者を勧めています。

Monacoin Core 0.20.4は全データを同期するフルノードで、Windows・Mac・Linuxに対応します。同期が不要なElectrum MonaとAndroid向けのCoinomiは、Monacoinproject以外が開発したものです。

モナコイン(MONA)の価格動向

MonaCoin(MONA)の2025年10月23日から2026年10月22日までの円建て価格の推移。期間の高値は2025年12月12日の約17.21円、安値は2026年3月4日の約9.74円
画像:CoinGecko の日次価格から編集部作成(2026年10月22日取得)

2026年10月22日時点のMONAの価格は約11円で、2017年12月の最高値から99%以上下がった水準にあります。過去の急騰は取引所への上場や取引の再開と時期が重なり、2025年は国内の取扱いが減った年に約3分の1まで下げました。

CoinGeckoの円建ての最高値は2017年12月6日の1,846.51円、最安値は2015年1月8日の2.51円です。

2017年10月には、MONAがbitFlyerに上場して話題になったとITmediaが報じました。bitbankの日足では、終値が10月10日の約89円から13日には約600円まで上がっています。

2019年4月20日には、bitbankの日足で72.5円から147.1円へ、1日で約2倍に上がりました。3日後の4月23日には、2018年の流出以降止まっていたZaifでのMONAの現物取引が再開されています。

2025年は、bitbankの終値で1月1日の約44.9円から12月31日の約14.8円まで、約67%下がりました。同じ年に、国内の3社がMONAの取扱廃止を発表しています。

直近1年の騰落率は約−27%です。2026年4月17日〜18日には、bitbankの日足で前日終値10.4円から高値18.5円まで急伸する場面もありました。

モナコインの今後

モナコインのチェーンは止まっておらず、次の半減期も近づいています。一方で公式ソフトの更新は2年近く無く、将来性を考えるときはチェーンの稼働と開発の動きを分けて見る必要があります。

チェーンは1日約900ブロックで稼働

Monacoinのブロックエクスプローラー「Insight」のホーム画面。Latest Blocksに高さ4140171〜4140175のブロックが1〜4分前の生成として並び、右上にHeight 4140175と表示されている
画像:Insight(Monacoin ブロックエクスプローラー)のスクリーンショット(2026年10月22日撮影)

ブロックは今も約1.6分に1つ作られ、取引も毎日あります。ネットワークとしてのモナコインは動いていますが、1日の取引は数百件の規模にとどまります。

2026年5月20日のブロック4,000,000から10月22日までの平均では、1日あたり約910ブロックが作られています。

ブロックエクスプローラーで数えた、マイニング報酬以外の1日の取引数は次のとおりです。

  • 2022年10月21日:413件
  • 2024年10月21日:237件
  • 2025年10月21日:57件
  • 2026年10月21日:290件

ソフトの公開は2024年10月のv0.20.4が最後

公式のソフトは、2024年の安全上の修正を最後に更新がありません。開発を続ける体制があるかは、次のリリースが出るかで確かめることになります。

Monacoin Coreの最新リリースは2024年10月26日のv0.20.4で、ビットコインの脆弱性CVE-2024-35202の修正を基にしたセキュリティパッチです。

GitHubの最新コミットも2024年11月26日で、その後のコミットやリリースは出ていません。公式サイトの仕様表も、ブロック報酬が半減前の値のままです。

Monacoinprojectは今後の開発予定やロードマップを公式サイトで公表しておらず、次のリリースの時期は分かりません。

次の半減期は2026年末〜2027年初めの見込み

次の半減で、新しく出るMONAはさらに半分になります。ただし時期は、ブロックの生成ペースから見積もった目安にすぎません。

次の半減期はブロック4,204,800で、報酬は3.125 MONAになります。10月22日のブロック高からは残り約64,600ブロックで、直近のペースが続けば2026年12月末から2027年1月上旬ごろになると編集部は推計しています。

モナコインの注意点・リスク

モナコインのリスクは、売りたいときの相手の少なさと、チェーンを守る計算力の小ささです。どちらも、2018年と2025年に実際の出来事として表に出ています。

取引高が小さく、2025年に国内3社が取扱廃止

MONAの1日の取引高は十数万円の規模で、取引所が値付けを続けにくいことを理由に扱いをやめる例も出ています。

CoinGeckoの24時間取引高は約15.7万円で、取引所の一覧に載るのは国内のbitbank・Coincheck・Zaifの3つだけです。

2025年には、次の3社がMONAの取扱いを廃止しました。

  • GMOコイン:2025年8月2日に廃止。理由は「グローバルでの流動性不足」
  • SBI VCトレード:2025年6月25日に廃止
  • ビットトレード:2025年8月29日に廃止。理由は「グローバルでの流動性の低下」

計算力が小さく、2018年に攻撃を受けた

マイニングの計算力が小さいチェーンは、より大きな計算力を持つ者に取引を巻き戻されるおそれがあります。

2018年にモナコインのブロックチェーンが攻撃され、大規模な巻き戻しで海外取引所が約1,000万円の被害を受けました。その後、入金に必要な承認数を100ブロック以上に引き上げた取引所もあります。

コミュニティが小さく計算能力が小さくなりやすい点もモナコインの課題として挙げられています。

2018年のZaif流出ではMONAも対象に

取引所に預けたMONAは取引所の事故の影響を直接受けます。2018年には、一部が円での返還に置き換えられました。

2018年9月、当時テックビューロが運営していたZaifで不正流出が起き、MONAも対象になりました。事業を譲り受けたフィスコ仮想通貨取引所は、利用者のMONAの約60%をMONAのまま、約40%を1 MONA=144.548円の金銭で返す形で引き継ぐと開示しています。

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モナコイン(MONA)の買い方

MONAはbitFlyer・ビットバンク・コインチェック・Zaifで日本円から直接買えます。少額で試すなら販売所、価格差を抑えて売買するなら板で取引する取引所を選べます。

海外の取引所を経由する必要はありません。

少額なら販売所(bitFlyer・コインチェック)

販売所は売買手数料が無料で少額から買えますが、買値と売値の差が実質の負担になります。

bitFlyerの販売所ではMONAを1円から買えます。板で取引するLightning現物でもMONA/JPYを扱い、最小発注数量は0.1 MONAです。

コインチェックの販売所は500円相当から買え、取引手数料は無料です。取引所の板でもMONA/JPYを扱っています。

bitFlyerのMONAを外部へ送付できるかは、同社のページによって案内が異なるため、事前に同社への確認が必要です。

板で売買するならビットバンク・Zaif

板の取引では、買い手と売り手が直接価格を出し合います。取引高の小さいMONAでは、注文の価格と量を見てから出す必要があります。

ビットバンクはMONA/JPYとMONA/BTCの板取引を扱い、手数料率はメイカーが−0.02%、テイカーが0.12%です。Zaifも取引所でMONA/JPYとMONA/BTCを扱っています。

モナコインに関するよくある質問

モナコインを作った人は誰ですか?

2ちゃんねるで「Mr. Watanabe(わたなべ氏)」を名乗る人物が開発したとされています。2013年12月にベータ版、2014年1月に公式版がリリースされています。

モナコインはどこで使えますか?

SNSや掲示板での投げ銭のほか、モナコイン上のトークン発行基盤モナパーティで発行されたNFTやトークンの売買に使われてきました。投稿にMONAを送れる掲示板Ask Monaは、今も稼働しています。

モナコインで10,000円はいくらですか?

2026年10月22日のCoinGeckoの価格、約10.97円で計算すると、1万円は約912 MONAです。実際の数量は、購入時の価格と手数料で変わります。

モナコインのまとめ

  • 2013年に誕生した日本初の暗号資産で、発行や運営をする会社は無い
  • PoWで発行され、上限1億512万枚のうち9割超がすでに発行済み
  • チェーンは1日約900ブロックで稼働する一方、ソフトの公開は2024年10月が最後
  • 2025年に国内3社が取扱いを廃止し、1日の取引高は十数万円の規模
  • 国内ではbitFlyer・ビットバンク・コインチェック・Zaifで買える

モナコインは、チェーンが動き続ける一方で、開発と取引の場は細っています。次のリリースと次の半減期、残る国内業者の取扱いを確かめることが、MONAの今後を見る手がかりになります。

参考

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