Ripple社 香港の送金サービス『LianLian』と提携
Shota
香港をベースとする送金サービスLianLian Internationalが中国への国境を越えたリアルタイム決済を実現するためにRipple社と提携しました。
この記事の3つのポイント!
- Xcurrentと呼ばれるRipple社の即時決済ソリューションを採用
- 今後、売り手・消費者共に即時決済が可能に
- ただし即時決済において通貨XRPは利用されない
本記事引用元:Ripple Ropes in Partner for Cross-Border Payments to China
中国へのリアルタイム送金を目指しLianLianがRipple社と提携
LianLianとRipple社の今回の提携で、LianLianはxCurrent(XRPを利用しないソリューション)と呼ばれるRipple社の即時決済システムを採用することが決まりました。
Ripple社のEmi Yoshikawa氏は
『この海外への決済の決定は、2017年中国のeコマース市場規模が1兆700憶ドルに到達したことが関連している。』
『Ripple社との提携で、LianLianは過去に実現不可能だった消費者と売り手間のリアルタイム決済を可能にすることができる。』
と話しています。
今回の提携は、Ripple社がアジアを軸に展開していく目論みを示す十分な材料と考えられます。
XRPとの統合はしない
注目すべきは、この提携がXRPを使った決済とは一切関連性がないことです。
Ripple社は、xRapid(XRPを利用したソリューション)の方がコストパフォーマンスもよく効率がいいのにもかかわらず、金融機関のほとんどがRippleNetを利用することを選んでいる、と話しています。
XRPを採用した最も評価が高い企業は、世界で二番目に大きな送金サービスを運営するMoneyGramと呼ばれる企業でxRapidの自由な形での運用を最近開始しました。
1月には、MoneyGramとは別に2社がxRapidを採用することを決定し、Ripple社のCEOはこれからはより多くの企業がxRapidを採用していくだろう話していたそうです。
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