
今さら聞けない「柴犬コイン(Shiba Inu/$SHIB)」とは?将来性を徹底解説
柴犬コインは、”柴犬”をテーマにしたミームコインで、2023年11月時点の時価総額ランキングは19位に。規模は46億ドル(6,900億円)となっています。
柴犬コインは、イーロン・マスク氏が度々言及することで知られる”ドージコイン”の対抗馬と一部で言われることもあり、注目したいミームコインの1つです。
本記事では、そんな柴犬コインについて以下から解説しています。
この記事のまとめ
・柴犬コインはミームコインの1つ
・50%がヴィタリック・ブテリン氏に送付された
・L2やゲームなど開発が活発
・ドージコインとは複数の違いを持つ
目次
柴犬コイン(Shiba inu/SHIB)とは?=ミームコインの1種
これから、柴犬コインの概要やこれまでの経緯などについて、以下から解説していきます。
・柴犬コインの概要
・柴犬コインと注目されるまでの経緯
・柴犬コインと関連のトークンの違い
柴犬コインの概要
柴犬コイン(Shiba inu/SHIB)は、Ryoshiという匿名の人物 or 組織によって2020年からスタートした仮想通貨です。
“柴犬コイン”という呼称で知られていますが、れっきとしたイーサリアムベースのERC20のトークン(仮想通貨)の1つです。
他のトークンと同様に、すでにイーサリアムに構築されている各種エコシステムと互換性があり、イーサリアムに触れている方なら気軽に触れることが可能です。
同じ動物をテーマにしたドージコインなどと比較されることが多く、代表的な*ミームコインの1種でもあります。
- ミームコインとは
- ほとんどユーティリティや意味を持たないものの、コミュニティからの熱い支持や何らかのイベントから注目されることもある仮想通貨。何らかのジョークやパロディがテーマになっているケースが多い。
詳細は後述しますが、柴犬コインはミームコインと認識されている一方で、さまざまな関連のプロジェクトが構築されています。
CoinMarketCapによると、2023年11月時点でSHIBの時価総額は19位、時価総額は6,900億円を超えています。
「柴犬コイン」が注目されるまでの経緯
柴犬コインは、いくつかのイベントや背景を経て、代表的なミームコインの1つとなりました。
複数の要因が考えられますが、もっとも挙げられがちなのが、2021年のイーロン・マスク氏による一連のドージコインに関する発言やツイートと、関連する仮想通貨の価格高騰です。
上記の行動は、類似のミームコインに対する注目を大きく集めることに繋がり、柴犬コインもその影響を受ける1つの通貨になりました。
また、柴犬コインは1,000兆枚という膨大な供給が行われています。
そのうち50%がUniswapに供給され、50%はイーサリアム創業者のヴィタリック・ブテリン氏に送付されました。
ヴィタリック・ブテリン氏は、その大半をバーンし、一部を、柴犬コインを通してインドにおけるコロナ関連の基金に寄付を行いました。
上記のような柴犬コイン関連のイベントやニュースや、熱狂的なコミュニティによって柴犬コインは大きな注目を集めることになります。
柴犬コインと関連トークンの違い
柴犬コインと関連するエコシステムには、以下のようなトークンが存在しています。
- $LEASH
- $BONE
$LEASHは、柴犬コイン関連のエコシステムでさまざまな特典や報酬を受けられるトークンで、発行枚数は10万前後と$SHIBと比較すると限定的です。
$BONEは、エコシステムのガバナンストークンで、DAOへの投票やL2であるShibarium(後述)などで使用されます。
$LEASH・$BONEについては、ユーティリティが新たに追加されたり、規格が変更されるといった経緯を辿っています。
この傾向から、今後も各トークンの特性が変わっていく可能性もあります。
「柴犬コイン」の関連プロジェクト
これから、柴犬コイン関連のプロジェクトについて、以下から解説していきます。
・Shibarium Network
・SHIBOSHIS
・DEX・ゲームやメタバースも
柴犬コインがミームコインとされていながら、さまざまな展開を見せている背景をチェックしていきましょう。
Shibarium Network
Shibariumは、PoSのイーサリアムベースのL2のブロックチェーンです。
処理性能やガス代低下などが期待でき、EVMと互換性を持ちます。
Shibariumは段階的なテストを経て、2023年8月に正式にスタートしました。
ローンチ当初、ネットワークの混雑でネットワーク停止するといったトラブルもありましたが、現在も運用が続いています。
前述した通り、Shibariumでは$BONEが中心に使用されています。
具体的にはガス代への使用されていたり、バリデーターは一定数BONEをロックする必要があります。
Shibariumは、ネットワークで発生した基本手数料の70%をSHIBトークンのバーンに割り当てます。残りの30%はネットワークの維持と運営に使用される予定です。
SHIBOSHIS
SHIBOSHISは、イーサリアムで発行されたNFTです。
柴犬コイン関連のNFTとして注目を集め、ローンチからわずか30分前後で完売しました。
SHIBOSHISは、柴犬コイン関連のエコシステムにおいていくつかのユーティリティが提供されています。(クローズなコミュニティや、SHIB The Metaverse関連の限定アクセスなど)
DEX・ゲームやメタバースも
上記のようなもの以外にも、柴犬コインでは関連のプロジェクトが複数見られます。
以下は、その一例です。
- Shibaswap(DEX)
- Shiba Eternity(ゲーム)
- Shib the Metaverse(メタバース)
各プロジェクトは、$SHIB・$BONE・$LEASHが何らかのユーティリティを持っている、もしくは今後期待できます。
$LEASHの保有者向けに、Shib the Metaverseでは土地売買に伴う早期アクセスが提供されていたり、ShibaSwapでのインセンティブなどが提供されています。
ドージコインと柴犬コインの比較
ミームコインとして、柴犬コインとドージコインは代表的な存在として知られています。特に、両者はテーマにしているのが、日本の柴犬ということもあって、類似点が多いです。
ただし、いくつか違いがあります。
2023年10月時点では、時価総額の面から見ると、ドージコインのほうが上回っている状態です。(ドージコインは約1.4兆円で9位)
ドージコインのほうが比較的古参のプロジェクトで、2013年にスタートしました。(柴犬は2020年)
また、ドージコインはビットコインを参考に作られた独自のブロックチェーンを持ち、ドージコイン自体がブロックチェーンの主なネイティブな通貨です。
一方で、柴犬コインはイーサリアムをベースに発行されるトークンで、イーサリアムのエコシステムと互換性を持ちます。
柴犬コインの将来性や見通し
これから、柴犬コインの将来性や見通しについて、以下から解説していきます。
・関連のプロジェクトの動向
・著名な人物の発言やミームコインブーム
柴犬コインのこれからについてチェックしていきましょう。
関連プロジェクトの動向
柴犬コイン関連のプロジェクトでは、$SHIB・$BONE・$LEASHなどに何らかのユーティリティを持たせていることが多いです。
そのため、柴犬コイン関連のプロジェクトが増えたり利用が拡大することで、$SHIBの価格や供給にも何らかの影響を与えるかもしれません。
こういった面から普及していくと、柴犬コインの安定的な需要につながる可能性があります。
著名な人物の発言やミームコインブーム
現時点では、著名な人物の発言やミームコインブームの到来といった点が、柴犬コインの価格や需要に大きな影響を与えます。
そもそも、ミームコインは他の仮想通貨と比較してボラティリティが大きいです。
例えば、イーロン・マスク氏のドージコインに関連したツイートや話題によって、2021年にドージコインは数ヶ月で1円にも満たない価格から60円に高騰しました。
また、直近ではBRC-20やOrdinalsが話題になった際には、BRC-20関連のミームコインが盛り上がりました。
ミームコインは、上記のように著名人の発言や何らかのイベントが発生すると、大きく価格が変動します。
ボラティリティが大きいというのは仮想通貨全体に見られる傾向ですが、ミームコインは特にその特性が強いと言えるでしょう。
ミームコインが持つ上記のような特性は柴犬コインも持っており、概ねドージコインも柴犬コインも似たような動きをします。
今後も、類似の現象が発生すると、柴犬コインの価格に何らかの影響が見られるかもしれません。
柴犬コインの購入方法
柴犬コインは、複数の国内取引所で購入可能です。
以下は、柴犬コインが取引できる仮想通貨取引所の一例です。
- OKCoinJapan
- BITPOINT
- bitFlyer
どの取引所でも、購入に伴って登録が必要です。
販売所・取引所での取引に対応しているOKCoinJapanの登録や使い方は、コチラで解説しています。
まとめ
この記事では、柴犬コインについて解説しました。
柴犬コインは、さまざまなプロジェクトが展開されており、単純なミームコインから脱皮しつつあります。
ミームコインではありますが、時価総額上位に位置しており、今後も注目したい仮想通貨であると言えるでしょう。
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