スペインで暗号資産の保有状況報告を義務付ける法律草案が認可される
2018/10/26・
Yuya
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個人や法人に保有する暗号資産の公開・報告を義務付ける、脱税防止を目的とした法律草案がスペインで認可されたことがわかりました。
同法案が可決された場合、スペイン国内・国外(オフショア)両方における暗号資産の保有状況を、納税申告システム「720 Disclosure Form」から報告する義務が発生するもようです。
720 Disclosure Formは不正行為者に厳しい処分を行うことで知られており、偽報告ごとの罰金は最大5000ユーロ(約65万円相当)にものぼるといいます。
脱税防止に厳しい措置を取り始めたスペインですが、同国では現在、ビットコインの取引やマイニングによる利益は非課税となっています。
さらに、同国中央銀行および証券規制局は今年2月に、ビットコインや他の暗号資産を法定貨幣として認めないという声明も発表しています。
上記のような既存の法律や規制が今回の法案可決とともに廃止・変更となるのかは明らかになっていません。
記事ソース: Spain Approves Bill Requiring Disclosure of Cryptocurrency Assets