インドのITサービス最大手がRippleNET(リップルネット)に加盟
2019/04/09・
Yuya
ニュース
インド最大のITサービス企業であるTata Consultancy Service (TCS)が、分散型台帳ベースの金融通信ネットワーク・RippleNET(リップルネット)への加盟を発表しました。
同社は、リップルのテクノロジーを活用することで国際送金サービスの時間や手数料を大幅に削減し、顧客が簡単にトランザクションを追跡できるようにするといいます。
TCSはすでに自社製のペイメントシステム「TCS BaNCS」を運営しており、その顧客アカウント数は10億を越えています。同社が抱える大口顧客には、ゼネラル・エレクトリックや英シティバンクなどが挙げられます。
このTCS BaNCSとリップルネットをシームレスに繋ぎ合わせるために、同社は「Quartz Cross Border Remittances」と呼ばれるゲートウェイサービスを導入するといいます。
こうすることで、TCS BaNCSの顧客はサービス利用に際し、特別に新たなプロセスを踏む必要なくリップルネットの恩恵を享受することができるようになるとされています。
リップルネットは今月4日にも英国の外国為替サービス業者・RationalFXをメンバーに加えており、同社に関してはxCurrentを利用した国際送金サービスを展開することがわかっています。
英RationalFXがRipple(リップル)のxCurrentを利用した国際送金サービスを発表
記事ソース: TCS プレスリリース