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2023/06/12a16zが英国オフィスの開設を発表 | 首相も英国がweb3イノベーションのハブになる可能性を示唆
アメリカを代表するベンチャー投資会社Andreessen Howoritz(a16z)がイギリスオフィスの開設を発表しました。 現在米国では、米国証券取引委員会(SEC)がBinanceとCoinbaseを提訴しており、暗号資産の取り締まりを強化している中で、今年後半に英国に初の海外事務所を開設する予定です。 関連:SECがバイナンスを提訴|バイナンス「失望している」と反論 https://twitter.com/cdixon/status/1668031647671885827?s=20 a16zのゼネラルパートナーであるChris Dixonは、ブログの中で、「世界中の政策立案者や規制当局と協議を重ねてきましたが、その中で、英国政府がweb3の有望性を認識していることが明らかになった」と述べ、イギリスへの事業拡大が決定したとのこと。 英国当局は、スタートアップ企業が分散化を追求するインセンティブとなるような政策を業界と協力して作り上げることに意欲的であり、リシ・スナック首相も英国がweb3イノベーションのハブになる可能性を示唆しています。 a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)について a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)は、2009年にマーク・アンドリーセン氏とベン・ホロウィッツ氏によって設立されたカリフォルニア州メンロパークに本社を置くベンチャーキャピタル。 マーク・アンドリーセン氏は世界初のウェブブラウザの「Mosaic」や「Netscape Navigator」のソフトウェア開発者としての経歴を持っており、マーク・アンドリーセン氏とベン・ホロウィッツ氏が始めた「ラウドクラウド」が16億ドルで買収された後に、「創業者を助けるような、企業を作りたい」という想いをもって2009年に「Andreessen Horowitz」を創業。 主な投資先はアーリーステージの新興企業と既存の成長企業。モバイル、ゲーム、ソーシャル、eコマース、教育、企業向けIT(クラウドコンピューティング、セキュリティ、SaaS) が主な投資領域。 a16z ポートフォリオからa16zが投資している暗号資産も確認することができます。 Coinbase(コインベース)「英国に注力」 記事ソース:a16z crypto
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2023/06/11ソラナ財団はSOLが証券と主張するSECに対し「同意しない」と反論
ソラナ財団は、SEC(米国証券取引委員会)がSOLを証券と位置付けたことに対して「同意しない」と言及しました。 SECは、世界最大の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)とCoinbase(コインベース)を訴訟し、証券と認定される通貨の例としてSolanaのネイティブコインであるSOLを証券として挙げていました。 The Solana Foundation disagrees with the characterization of SOL as a security. We welcome the continued engagement of policymakers as constructive partners on regulation to achieve legal clarity on these issues for the thousands of entrepreneurs across the U.S. building in the… — Solana Foundation (@SolanaFndn) June 10, 2023 ソラナ財団は、「SOLが証券と呼ばれることには同意しません」と述べており、アメリカ国内の数千人のデジタルアセットスペースで活動する起業家たちのために、法的な明確さを得るために政策立案者との継続的な協力を歓迎していると主張しています。 RobinhoodもSOLのサポート終了を発表 米国で人気の投資アプリRobinhood(ロビンフッド)は6月9日、カルダノ(ADA)・ポリゴン(MATIC)・ソラナ(SOL)のサポートを終了することを発表しました。 上記3銘柄の取扱いは6月27日18:59(ET)に終了します。 Earlier this week, the SEC sued crypto companies Binance and Coinbase. The SEC has alleged that a number of cryptocurrencies trading on those platforms are unregistered securities, including three that are currently supported on Robinhood Crypto. (1/4) — Robinhood (@RobinhoodApp) June 9, 2023 これを受け、SOLは一時30%以上もの下落を記録しました。 SECはSOLの他に、カルダノ(ADA)、ポリゴン(MATIC)、サンドボックス(SAND)、ファイルコイン(FIL)、アクシー・インフィニティ(AXS)、チリーズ(CHZ)、フロー(FLOW)、インターネット・コンピューター(ICP)、ニア(NEAR)、ボイジャー(VGX)、ダッシュ(DASH)、ネクソ(NEXO)も証券と認定しており、今後も目が離せない状況が続きます。
プロジェクト
2023/06/06キャプテン翼RivalsでTSUGTが獲得できる新キャンペーンが開始!
キャプテン翼 Rivalsで、TSUGTキャンペーンが期間限定で開催されます。 ミッションをクリアすると合計4,500 $TSUGT(6/6時点で23,000円相当)を獲得できます。 キャンペーンは2023年6月7日から9月6日まで行われます。 https://twitter.com/TsubasaRivalsJA/status/1665639988451500032?s=20 キャンペーン概要 期間:2023年6月7日(水) 9:00〜 2023年9月6日(水)23:59 報酬:MAX4500TSUGT(6/5時点で27000円相当) 条件:PVEとPVPミッションクリア 報酬内訳 PVEミッション 中学生編 全ステージクリア 200TSUGT Jrユース編 全ステージクリア 800TSUGT ワールドユース編 全ステージクリア 1,000TSUGT PVPミッション ライバルスピース 3回コンプ 1,000TSUGT ライバルスピース 10回コンプ 1,500TSUGT POINT 期間中にステージクリアが必要(既にクリアしてても再クリア必要) 各ステージ3ターン勝利が必要(2ターン勝利ではクリアにならない) 獲得TSUGTはスペンディングから送金できない 新キャンペーンの難易度はどのくらい? キャンペーン概要だけだとTSUGTを獲得する難易度がどれほどか分かりづらいかと思います。 キャンペーンに必要な戦力は以下の通りとなります。 PVE:選手3体以上と、コマンド合計16500以上の選手1体 PVP:RP5000以上の選手3体 最低9体のNFTが必要なワールドユース編がもっともハードルが高いですね。 PVPの10回コンプは時間がかかるため出来るだけ早めに始めることをおすすめします。 実際に筆者はキャプテン翼Rivalsを始めてちょうど1ヶ月ほど経ちましたが、PVP10回コンプ以外は達成できている状況です(改めてクリアしなければなりませんが。) 今回の新キャンペーンは3ヶ月とかなり長い期間設けられているため、恐らく1~2ヶ月もあればクリアできる内容かと思います。 ぜひ、この機会に始めてみてはいかがでしょうか。 公式サイト:https://tsubasa-rivals.com/ja/ Twitter:https://twitter.com/TsubasaRivalsJA discord:https://discord.com/invite/captain-tsubasa-rivals
リサーチ
2023/03/303/20-3/26 資金調達を実施したプロジェクト 6選
今週は先週分のプロジェクトを含む、合計6個のプロジェクトを紹介します。 数自体は少ないですが、BitKeepなど個人的にもおすすめできるプロダクトが入ってるので、ご参考にしていただけると幸いです。 Gryfyn POINTDigital Asset Custodial Wallet to access Web3 experiencesが主導するSeed Roundにて750万ドル調達。他にもLiberty City Ventures, Mind Fund, GameFi Ventures等が参加。 Animoca BrandsとHex Trustが共同で手掛けるカストディアルウォレットソリューション GryfynはWEB3大手VCであるAnimoca Brandsとコンプライアンスに準拠したデジタル資産管理プラットフォームHex Trustのジョイントベンチャー(合弁企業)です。CEOはAnimoca BrandsのCOOであるArnoldo Concepcion氏が務めています。 誰でもWEB3を通してゲームや教育などあらゆる体験にアクセスでいるようにするためのデジタルパスポートであると紹介されており、まだプロダクトが一般公開されておらず詳細は不明ですが、マルチチェーンでかつ銀行レベルのセキュリティを兼ね備えているとのことです。 すでにMotoGP(ロードレース世界選手権)とのパートナーシップを結んでおり、今後数ヶ月さらにパートナーシップが増えていくとのことで、今まであまりNFTやWEB3に積極的に関わってこなかった企業の参入とそれによる変革に期待したいです。 公式サイト:https://www.gryfyn.io/ Twitter:https://twitter.com/gryfynwallet OP3N POINTAnimoca Brandsが主導するSeries A Roundにて2,800万ドル調達。他にもDragonfly Capital, Galaxy Digital, Republic Crypto等が参加。 チャットベースのアプリ「SuperApp」 OP3NはMedia Holdingsの子会社として2021年に立ち上げられました。 クリエイターとファンの関係、そこから得られる体験に変化をもたらすために、最初のプロダクトとしてChatベースのアプリ「SuperApp」をリリースしています。 WEB2で慣れ親しんだユーザー体験とUIを残しつつWEB3のテクノロジーを利用しているとのことで、CEO のJaeson Ma氏いわく「WhatAppとAmazonのweb版」とのことです。サインアップはメールアドレスで可能、ウォレット作成はプラットフォーム側で行ってくれます。 ファンは気軽にクリエイターの作品(NFT)やコミュニティにアクセスして新たな体験を得ることが可能です。 実際に触ってみた感想としてはTiktokに似ているという印象を受けました。 公式サイト:https://op3n.world/communities/now-united Twitter:https://twitter.com/OP3Nworld_ CCP Games POINTa16zが主導するSeed Roundにて4,000万ドル調達。他にもMakers Fund, BITKRAFT Ventures, Kingsway Capital等が参加。 超人気MMORPG、EVE ONLINEを開発したゲームスタジオでブロックチェーンを活用したAAAタイトルに着手 CCP Gamesは「実生活よりも意味のある仮想世界を作成すること」を使命に掲げるゲームスタジオで1997年に立ち上げられました。 その言葉通り、今あるゲームの中でも最も広く深いメタバースを持つと評価されているEVE ONLINEを20年以上開発して今もなお広大になりつづけています。 EVE ONLINE 2003年にリリースされた5000以上の星系からなる広大な宇宙空間を宇宙船で冒険するMMORPG。1000以上の規模で同盟を組むことも可能で、2020年の大晦日には約5600名のプレイヤーが参加する戦争が発生し、被害総額が34万7000ドル(破損されたものを換金した場合の現実世界での価値)になったことでも話題に。相手を倒したこと証明する方法としてNFTが採用されている。 その広大な世界EVEバースを使ってブロックチェーンべースのMMORPG作るために今回の資金調達が行われました。 ゲーム自体はEVE ONLINEやその他のプロジェクトとは別物として進めるとのことです。 サードパーティーの開発を解放し、プレイヤーが新しい方法でゲーム参加できるようにするなど永続性(運営組織がいなくても勝手に続いていくというニュアンスだと思われます)に焦点を当てるそうです。 仮想世界の構築と運営においてこれだけの実績を持つ組織は多くないため、どんなタイトルになるか注目せざるを得ません。 公式サイト:https://www.ccpgames.com/ Twitter:https://twitter.com/CCPGames Carbonable POINTEthereal Ventures, La Poste Venturesが主導するSeed Roundにて120万ドル調達。他にもStarkWare等が参加。 Starknet上のチェーンを活用し、グリーンウォッシュを防止するプロジェクト Carbonableは「企業が気候変動への貢献活動を行なう際に最適な方法を実行可能にするソリューション」をもたらすためにパリで立ち上げられたプラットフォームです。 「私達は利益で気候変動と戦う」と宣言しており、*グリーンウォッシュを防ぎつつ優れた貢献活動が資金調達に困らないために、ブロックチェーンを活用しています。 *グリーンウォッシュ = コーポレートイメージの向上のために行われた、環境貢献としては効果の薄い、もしくはマイナスである活動のこと 企業や個人は、立ち上げたCO2削減プロジェクトをトークン化して資金を調達したり、逆に投資して資産として管理することが可能となります。現段階で5つのプロジェクトがローンチパッドにて立ち上げられています。 またブロックチェーンの持つ高い透明性と追跡可能性を活かしたリアルタイムレポート(実際にどのくらいCO2を減らせているのか)を実装予定で、これにより中身のない活動に資金が流れることやカーボンクレジット自体の価値が毀損されること防ぎます。 環境問題は重要な課題であるにも関わらず、簡単にイメージアップするためのツールとして利用されている側面もあるため、こうしたプロジェクトによって健全化されることに期待です。 公式サイト:https://carbonable.io/ Twitter:https://twitter.com/Carbonable_io Discord:https://discord.com/invite/Huspzn4teW Telegram:https://t.me/+wBP-WGlcMi9lMTRk Medium:https://carbonable.medium.com/ BitKeep POINTBitgetが主導するFunding Roundにて3000万ドル調達。 今回の資金調達によってBitgetの事業に統合されたマルチチェーンウォレット Bitkeepは2018年にスタートしたマルチチェーンウォレットで800万人以上のユーザーを抱えており、ウォレットの他にもスワップやローンチパッド、NFTマーケットプレイスサービスの提供をしています。 事業が統合されたことで、Bitkeep側はBitgetの技術を使ってサービスの安定性とセキュリティの向上が見込めるとのことです。Bitget側は800万人のユーザーを潜在的な顧客として獲得できたことになり、双方のサービスにとってWin-Winの関係と言えます。 BinanceとSafepalの関係にかなり近く、CEXがウォレットサービスを統合していくケースは今後も見受けられるでしょう。 Bitgetは一昔前はコピートレードの取引所というイメージでしたが最近はサービスの充実と取引量の拡大に成功し、主要取引所の1つと言えるまでになりました。今回の統合でさらなる飛躍に注目です。 公式サイト:https://bitkeep.com/ Twitter:https://twitter.com/BitKeepOS Discord:https://discord.com/invite/au3GJCe5Wc Telegram:https://t.me/+EzN4nAFK_UllMTQ1 Medium:https://bitkeepblog.medium.com/ ParticleNetwork POINTABCDEが主導するSeed Roundにて700万ドル調達。他にもAnimoca Brands, Longhash Ventures等が参加 電話番号やSMSアカウントでDAppsにログインでできるツールを提供 Particle Connectは開発者向けのSDKを提供し、WEB3へのオンボーディングを促進させることを目的としたプロジェクトです。 最初のコア製品であるParticle Authは、MPCベースのの認証サービスで、高いセキュリティ性を維持したまま既存のウォレットアドレスや電話番号、SMSアカウントでのログインをDAppsに統合できます。 拡張機能のインストールやシードフレーズの管理から解放されより手軽な方法でログイン可能になることで、WEB2ユーザーとWEB3ユーザー双方のコンバージョンを最大64%向上させられるとのことです。 他にもウォレットやNFTマーケットプレイスをDApps統合するサービスやノードサービスを展開しており、これらをフルに利用することで開発者は時間を節約しつつDAppsの最適化および拡充が可能です。どれも数秒や数分かつマルチチェーンで実装できることを売りにしています。 現在はEVMチェーン、Solana、Tronで利用できる他、今月中にはNear、来月中Aptosでもローンチ予定です。 開発側の選択肢が豊富になり、結果的により良いサービスが生まれるきっかけとなることを願います。 公式サイト:https://particle.network/ Twitter:https://twitter.com/ParticleNtwrk Discord:https://discord.com/invite/2y44qr6CR2 Medium:https://medium.com/@ParticleNetwork Docs:https://docs.particle.network/ 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2023/03/133/6-3/12 資金調達を実施したプロジェクト 7選
今週はBlurに似たUIUXのTensorや分散型メールサービスのEtherMail等、エアドロップが示唆されるプロジェクトがいくつかありました。 プロジェクト数自体はここ1ヶ月の中だと控えめではありましたが、紹介していきます。 Tensor POINTPlaceholderが主導するSeed Roundにて300万ドル調達。他にもSolana Ventures, Alliance DAO, Big Brain Holdings等が参加。 SolanaのBlurを自称するNFTマーケットプレイス 「プロNFTトレーダーの取引場所になる」を使命に掲げるNFTマーケットプレイスです。 既存のNFTマートプレイスと大きく異なる点として ・主要マーケットプレイスをまとめていることによる高い流動性 ・取引指標となるリアルタイムデータがわかりやすく並べられたUI ・TradingViewの統合 ・高度なチャート分析が行えるツール ・購入、入札、出品がスムーズに行える豊富な注文方式 ・手数料0% などが挙げられ、CEXでトークンをトレードしている感覚でNFTの売買を行なえます。 独自のマーケットプレイスはもちろんのことMagic Edenなど他のSolanaNFTマーケットプレイスで出品されているNFTも閲覧・トレードできるため利便性もとても高いです。 同じようにトレーダー向きなUIと高い利便性を武器にローンチから数ヶ月でOpenSeaの取引高を上回った新興マーケットプレイスBlurのSolana版と言える内容です。 🚨 @solana MARKETPLACE VOLUME 24H🚨 Today @tensor_hq SURPASSED $50K VOLUME. pic.twitter.com/IUo7mkieIJ — Sol Bulletin 📌 (@SolBulletin) March 8, 2023 2022年7月に公開され、現時点でMagic Edenに次ぐ取引高まで成長しています。 今後は別のチェーンにも対応していく予定とのことです。 エアドロイベントTensorRewardsシーズン2が現在実施中 現在、流動性提供によって報酬がもらえるTensorRewardsシーズン2が開催されています。 流動性提供をするとロイヤリティポイントが配布され、スコアの高さによってユーザーは4つの階層に分けられ、上位になるほど報酬が良くなる仕組みとなっています。 ポイントを効率よく稼ぐには「トップコレクションをフロア近く、かつ下回る価格で入札する」ことが必要であり、これもBlurのエアドロイベントと酷似した内容になっています。 詳細がDocsにまとめられているので参加したい方はぜひチェックしてみてください。 公式サイト:https://www.tensor.trade/ Twitter:https://twitter.com/tensor_hq Discord:https://discord.com/invite/tensor Docs:https://docs.tensor.trade/welcome/about Toku POINTBlockchain Capitalが主導するFunding Roundにて2,000万ドル調達。他にもProtocol Labs, GMJP, OrangeDAO, Orrick等が参加。 トークンベースの給与の受け渡しや税務まわりを管理するためのプラットフォーム WEB3企業やDAOにて給与や報酬がトークンで支払われることも多く、Tokuはそれらにまつわる給与計算や税務のコンプライアンスをスムーズに行なうサービスを複数提供するプラットフォームです。 おめでとう!@NextWebCapital で支援してるTokuが26億円の資金調達をしました。web3の世界各国から働くチームの労務や法務を各国の決まりに準拠してやってくれるサービスでAstarでも使ってます。期待しかない。 https://t.co/zyE1qXM40U — 渡辺創太 Astar Network (@Sota_Web3) March 8, 2023 Tokuは税務のコンプライアンスについて100カ国以上もの法令に対応しており、Astar、Filecoin Foundation、Aragonなどの約30の組織が既に顧客としてサービスを利用しています。 東京を拠点とする株式トレーダーのKenneth O'Friel氏によって立ち上げられ、「プロジェクトにおいて、もっとも難しいのはトケノミクスの構築でもソフトウェアの開発でもなく、法律に従う方法であることに気づいた」のが設立のきっかけとのことです。 WEB3企業やDAOには世界各国の人材がオンラインで入り乱れているため、相手の国ごとの労務や法務を守って人を雇ったり報酬や税金を支払うのは大変難しい問題となっています。 今回調達した資金を使って、プラットフォームの拡大と仮想通貨エコシステムへのさらなる適合を目指すとのことです。 公式サイト:https://www.toku.com/ Twitter:https://twitter.com/usetoku Discord:https://discord.com/invite/DDGtHzSkTz Blog:https://www.toku.com/resources/blog EtherMail POINTDraper Associatesが主導するPre-SeriesA Roundにて400万ドル調達。他にもMS&AD Ventures等が参加。 分散型メールサービス。既にβ版ローンチ済。 匿名の暗号化されたウォレット間でテキストや各種データをやりとりできるメールサービスです。 WEB2型のメールサービスに比べてプライバシー性が高く、オンチェーンアクティビティに基づいてメーリングリストを作ってくれる(エアドロなどに便利)など様々なメリットがあります。 EtherMailからGmailやThunderbirdなどの既存のメールサービスと直接やりとりできるのも特徴のひとつです。 EMTトークンを払うことで広告が出せる。広告を読むことでトークンがもらえる。 また既存のメールサービスの受信トレイは企業からの広告メールで溢れ返りがちですがEtherMailでは企業がユーザーに広告コンテンツを送信するのにEMTトークンを支払う必要があるため、無駄なスパムや効果的でない広告コンテンツが送られてくることがありません。 またユーザーは送られてきた広告コンテンツを読むことで報酬としてEMTトークンを受け取ることができます。トークンは近日公開予定となっており、それまでは代わりにEMCが付与され、後にEMTトークンと変換可能とのことです。 公式サイト:https://ethermail.io/ Twitter:https://twitter.com/ethermail_io Telegram:https://t.me/ethermail_official Cubist POINTPolychain Capitalが主導するSeries A Roundにて700万ドル調達。他にもDao5, Polygon, Amplify Partners, Axelar, Blizzard等が参加。 WEB3DAppsエンジニアのためのセキュリティに特化した開発ツールを提供 CubistはWEB3開発者が大規模なDAppsを構築、テスト、展開する際、車輪の再発明を繰り返すことを防ぎ、安全かつ生産的に開発を進められるようにするためのツールを提供しています。 主力製品として以下を既にリリース済です。 ・マルチチェーンSDK→複数のチェーンをまたがる複雑で大規模なDAppsを効率的に開発、テストすることが可能。クロスチェーンDAppsであってもすべてが1つのチェーンで実行されているかのようにコードを記述する。 ・テストネットフレームワーク→多くのテストネットライブラリとテストアカウントが用意されており開発期間の短縮につながる。ひどい遅延の発生などランダムでさまざまな条件を設定したシミュレーションテストを何千回と実行して、コードをデプロイする前に問題解決のためのツールを発見可能。 ・開発チーム用ウォレット管理ツール→積極的な監視とアクセス権限の制御を行う。外からのハッキングやチーム内部関係者からの攻撃によってトークンやその他の共有財産の盗難を無駄に警戒する必要がなくなる。 今回調達した資金を使ってチームを拡大し、より優れたツールの開発を行っていくとのことです。 公式サイト:https://cubist.dev/ Twitter:https://twitter.com/cubistdev Discord:https://discord.com/invite/FpjBKkzhKb Telegram:https://t.me/+r_aCBx1ZewRlNDFh Blog:https://cubist.dev/blog Docs:https://docs.cubist.dev/ Wildxyz POINTMatrix Partnersが主導するSeed Roundにて700万ドル調達。他にもGwyneth Paltrow, Reid Hoffman, Kevin Lin等が参加。 レジデンシープログラムを展開するAR・VRデジタルアートプラットフォーム WildはARやVRなどを活用した没入型のデジタルアートコレクションを扱うプラットフォームです。 調達した資金は、ハイパーキュラトリアルレジデンシープログラムに使用されます。このプログラムは過去にNFTを制作して出品したことのあるアーティストと対象しており、応募の中から選ばれたアーティストは ・WEB3、NFT、メタバースについて専門家から12週間にわたる本格的な教育とメンターシップ。 ・ファンを獲得するのに欠かせない作品やつくり手にまつわるストーリーを動画や記事コンテンツで作成。 ・コレクションのための特注スマートコントラクトの提供とコンセプト実現のための開発、設計支援。 ・多様なメーカーのコホートへの参加。および各コホートピアのジェネシスコレクションを1つ提供 などのサポートを受けられます。 つまり未来のトップクリエイターの誕生を期待して教育、プロモーション、製作サポート、コネクションの構築を提供する内容となっています。最終的には彼らの作品でWildプラットフォームのネイティブメタバースWildverseが構成されることを目標にしているとのことです。 公式サイト:https://wild.xyz/ Twitter:https://twitter.com/wildxyz Discord:https://discord.com/invite/wildxyz Tonstarter POINTKingsway Capital, Gate.io, DWF Labs, Hexit, Orbs等が主導するSeed Roundにて150万ドル調達。 Telegramが設立したL1チェーンTONのローンチパッド TONネットワークの推進のため非営利団体TON財団によってリリースされました。 既にTONメインネット上のAMM型DEXであるMegaton Financeが資金調達を完了させています。 今後DEX、マーケットプレイス、ウォレット、レンディングプロトコル、BCG、メタバースなどを重点的にエコシステムに関わるさまざまなプロジェクトをサポートしていくとのことです。 TonstarterでローンチしたプロジェクトはTelegramアプリにアクセスできるようになります。 Telegramの世界ユーザー数は7億人にもなり、この中の5%がWEB3プロジェクトにアクセスするようになれば、それだけで月間アクティブユーザーは3500万人を超えるとファウンダーのPlotvinov 氏は主張しています。 Telegram上ではコミュニティインセンティブプログラムとbotが用意されており、ユーザーはタスクをTelegram内で完結させ、報酬のトークンを受け取ることが可能です。 先述のMegatonFinanceのローンチの際は17000人以上がこのインセンティブプログラムに参加したとのことです。 仮想通貨の情報のやりとりの多くはSNS上で行われ投資家もそこに紐付いています。数億人のユーザーを抱えるSNS自体が、ネットワークとローンチパッドを持ちプロジェクトの宣伝やユーザーの誘致を行なうのは、反則級に強い立ち回りですのでTonstarterでローンチしたいというプロジェクトは多数いると思われます。今後の動向に注目したいです。 公式サイト:https://tonstarter.com/ Twitter:https://twitter.com/ton_starter Telegram:https://t.me/ton_starter Documents:https://docs.tonstarter.com/ Proven POINTFramework Venturesが主導するSeed Roundにて1,580万ドル調達。他にもBalaji Srinivasan, Roger Chen, Ada Yeo, Naval Ravikant等が参加。 ゼロ知識証明を活用して企業の財務の健全性を証明するサービスを提供 ZeKnow Solvという企業向けソルベンシーソリューションサービスを既に提供しており、ソルベンシー(財務上の支払い能力)があることを、バランスシートや機密データを公開せずに顧客や取引先や規制当局に証明できます。資産のみでなく負債についても証明可能で取引所、ステーブルコイン発行会社、カストディアンが利用すれば透明性と信頼性の向上が見込めます。 実際、既にCOINLISTやBitso、TrueUSDなどで利用されています。 去年のFTXの破綻の際、預けられた顧客の資産がずさんに運用されていたことが破綻後に次々と明らかになり、仮想通貨関連企業への不信感は大きくなってしまったように思います。 払拭していくためにはProvenのようなサービスが不可欠であるので今後に期待したいです。 公式サイト:https://www.proven.tools/ Twitter:https://twitter.com/ProvenTools
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2023/03/062/27-3/5 資金調達を実施したプロジェクト 7選
3月1週目は珍しく資金調達を行ったプロジェクトも少なく、今回は7PJを紹介します。 先週はなんと言ってもliquid staking protocolのether.fiがアーリーアダプタープログラムを開始したことを受けて話題になりました。やはりトークンが未発行でdappsに自己資金を投じるタイプのプロダクトは、大きなリターンが返ってくる傾向があるため話題になりやすいですね。 それでは紹介していきます。 Avalon Corp POINTBitkraft VCが主導するSeed Roundにて1,300万ドル調達。他にもHashed, Delphi Digital , Mechanism Capital, Coinbase Ventures等が参加。 相互運用が可能なデジタルユニバースの構築を目指すWEB3ゲーム開発スタジオ Avalonはlectronic Arts、Microsoft、Blizzard、Sony、バンダイナムコなどでゲーム開発をしていたメンバーによって創設されました。 このプロジェクトはメタバースではなく「デジタルユニバース」というワードを強調しています。 デジタルユニバースとは1つの企業が構築する単一のメタバースではなく、さまざまなクリエイターや企業がAIやツールや知的財産コンテンツを持ち込んだ複数の世界が相互運用的に入り乱れる空間であるとのことです。 外部のクリエイターがAvalonのデジタルユニバースで自分たちの世界を構築できるようにすることはもちろんのこと、Avalon独自の世界も開発しています。 また、より多くの人間が参加できるようにジェネレーティブAI技術を活用して、一般ユーザーも独自の世界の構築ができる機能の実装を目指していいるとのことです。 CEOのPinnok氏はもともとストラテジーゲーム「Warcraft III」のMOD作成者であり、さまざまなMODコンテンツをゲームユーザーにもたらしました。その時の経験がAvalonのデジタルユニバースの考えにつながっている模様です。 AvalonはUnreal Engine5で構築されており高性能なPCを所有していないと快適にプレイするのは困難であると予想されます。そのため将来的にはクラウドサービスも併せて提供し、ウェブブラウザさえあれば誰もゲームをプレイできるようにする予定となっています。 肝心のゲーム内容についてはまだ不明な部分が多いので続報を期待しています。 公式サイト:https://playavalon.com/ Twitter:https://twitter.com/avalon Discord:https://discord.com/invite/k96dsWPthy Fluus POINTFHS Capital, Encryptus.ioが主導するPre-Seed Roundにて60万ドル調達。 WEB3へのオンボーディングに特化したDefi。近日中にβ版リリース FLUUSは金融インフラが不十分な発展途上国の人々が容易にWEB3へアクセスすることを手助けするプロジェクトです。開発者全員がMENA(中東・北アフリカ)出身であり、そうした国こそWEB3や仮想通貨サービスの需要が大きいことを自らの体験で理解しているとのことです。 具体的には以下のようなプロダクトを開発しています。 ・FLUUS Pay:ランピング(Fiat⇔Crypto)、トレード、決済ソリューション。多数のFinTechや送金ネットワークと提携済で各国の規制をクリアしている。 ・FLUUS Auth:TSS(閾値署名、マルチパーティ計算技術の一種)を活用したウォレット作成及びSSO(シングルサインオン)を活用したWEB3へのオンボーディングを独自のアプリに実装するSDK。 これらのプロダクトは180以上の国、100以上の法定通貨、200以上の仮想通貨、75以上のブロックチェーンに対応し、プライベートトライアルではすでに100万ドル以上のオフランプ(Crypto→Fiat)に成功しています。 またネイティブトークン$FLUUSを作成済で4月5日に上位20以内の取引所のいずれかに上場すると発表されています。 $FLUUSをステーキングすることで利回りが期待できる他、FLUUSの決済システムなどを利用する企業の場合は、手数料の削減と一部機能のロック解除といったメリットがあります。 公式サイト:https://fluus.com/ Twitter:https://twitter.com/itsFLUUS Discord:https://discord.com/invite/hKZpzwu9AE Telegram:https://t.me/itsFLUUS Medium:https://medium.com/@itsfluus Term Labs POINTElectric Capitalが主導するSeed Roundにて250万ドル調達。他にもCoinbase Ventures、Circle Ventures、Robot Ventures、MEXC Ventures等が参加。 レンディングのトリレンマを解消した固定金利の分散型レンディングプロトコル 仮想通貨市場でレンディングする場合、投資家は「スケーラブル」「ステーブル」「トラストレス」の3つの要素が同時に満たせない、レンディングのトリレンマに縛られることになります。 Cefiには透明性がなく、Defiの変動レートには安定性がなく、Defiの固定レートは大規模な取引に向いていません。 Termはこれらの3要素をすべて満たすために、「ダブルオークションメカニズム」を採用したレンディングプロトコルの構築を目指しています。 ダブルオークションメカニズム プラットフォーム上の貸し手と借り手が取引金利をオークション方式で決定する仕組みで貸し出し側は金利を設定してオファーを出し、借り手側は入札します。 オークション終了後にプロトコルが市場清算レートを決定し、レート以上の金利で入札したすべての借り手とレート以下の金利でオファーを出したすべての貸し手は、市場清算レートで貸し借りが実行されます。 これにより単一のレートで貸し借りが実行されるため、受け取りと支払いのレート差による大きなスプレッドが発生しません。また成立しなかったオファーと入札は即座にユーザーの手元に戻されるため、資金ロックの期間も最小限に抑えられます。 2023年Q1にEthereum上でオープンβ版リリース予定となっています。まだdappsもローンチしていないため、詳しく解説することもできませんが、仕組み自体は面白そうなので今後のアップデートに期待したいです。 公式サイト:https://termfinance.io/ Twitter:https://twitter.com/term_labs Telegram:https://t.me/+Q8nMs4zuM5tmMjAx Ether.Fi POINTNorth Island VC, Chapter One, Node Capitalが主導するFunding Roundにて530万ドル調達。他にもArthur Hayes(Bitmex創業者), Arrington XRP Capital等が参加。 Liquid Staking Derivativeトークンを用いたステーキングプロトコル ether.fiは、ステーカーが自分の鍵を管理することが特徴のリキッドステーキングプロトコルです。 ステーカーは、自分のステークしたETHキーを生成して保持できる。 ether.fiを介して起動されたバリデータごとにNFTが鋳造される。 他のほとんどの委任型ステーキングプロトコルでは、ステーキングを行う人がETHを入金し、ステーキングの認証情報を生成して保持するノードオペレータとマッチングすることが条件になります。このアプローチは、プロトコルが非カストディアルであるように見せかけて、実際にはカストディアルまたはセミカストディアルなメカニズムとなっています。このため、ステーキングを行う側は、不透明で大きなカウンターパーティーリスクにさらされる可能性があります。 ether.fiでは、ステークホルダーは鍵を管理し、ETHを保持しながら、ステーキングをノードオペレータに委任します。これにより、リスク表面積を大幅に削減することができます。 また、ether.fiでは、プロトコルを介して起動されたバリデータごとにNFTが鋳造されます。Liquid Staking DerivativeトークンeETHは、これらのNFTを含む流動性プールから造幣されます。 これらのNFTは32ETHのステークを制御し、バリデータに関連するメタデータを保存します。これらのNFTは、ステーキング・インフラの上にプログラマブルなレイヤーを作成するために使用できます(いずれEigenLayerと統合する予定)。 現在アーリーアダプタープログラムが開催中 ether.fiではアーリーアダプタープログラムが開催されています。 ETH、wstETH、rETH、sfrxETH、cbETHを入金してボーナスポイントを得ることで特典を受けられます。 以下、ルールになります。 獲得ポイント=ブースト×秒数×sqrt(預金額) 30日間で1.0から2.0にブーストスケールする。 いつでも手数料なしで引き出せる(ただし、ボーナスポイントは失われる) 預けたお金をEtherFiステーキングに移行することができるようになります。 移行時には、ボーナスポイント残高に比例して、ステーキングイールドがアップするなどの特典が受けられます。 アーリーアダプタープログラムに参加することで、EtherFiのステーキングが正式ローンチした際に様々な恩恵を受けるらしいので、それが結果的にエアドロにも繋がっていくかもしれませんね。ぜひ、参加しておきましょう。 公式サイト:https://ether.fi/ Twitter:https://twitter.com/ether_fi Discord:https://discord.com/invite/CuhQKGkEaF Telegram:https://t.me/+C3fpSjmPqzA5NTVh Medium:https://etherfi.medium.com/ Docs:https://etherfi.gitbook.io/etherfi/ Redeem POINTKenetic Capitalが主導するPre-Seed Roundにて250万ドル調達。他にもMonochrome Capital, VC3 DAO, The Fund等が参加。 電話番号とブロックチェーンを紐づけてデジタル資産をどこでも簡単に保存、アクセス、利用できるように Redeemは、トークンやNFTの送金を携帯電話の基本的な操作と同じように簡単に行えるようにすることを目指す企業で、暗号資産ウォレットを電話番号に接続し、QRコードをスキャンすることでチケットやポイント、ゲームアイテムなどを簡単に交換することができます。 iMessage、WhatsApp、SMSなどの一般的なメッセージングサービスを通じてNFTをスムーズに交換することができ、複雑な暗号インターフェースやガス代が不要になります。そうすることによって、ブロックチェーン知識がないユーザーにもWeb3を体験してもらうことができます。 NFTはWeb3ユーザー以外にも広まり始め、さまざまなブランドやクリエイターが発行するようになってきました。しかしNFTは受け取るだけでも専用の知識が必要なため、クリエイター側は現実的には既存の流通網で大勢に届けるか、NFTを活用して少数のWeb3ユーザーに届けるか選ばなくてはならない状況にあります。こうした現状を鑑みるにかなり需要のあるサービスではないでしょうか。 サインアップしようとしたところ電話番号の国コード選択欄に日本はなかったので、残念ながら現時点で日本は対応しておりません。 Redeemを設立したRush氏はAntGroup(AlibabaGroupの金融関連会社でAlipayなどを運営)の元幹部で、EyeVerify(2016年にAlibabaが1億ドルで買収した生体認証テクノロジー企業)の創業者でもあり、FinTechやID認証システムのトップランナーです。どのような設計がユーザーの参入障壁を下げることができるのか、これまでの経験を活かした開発を期待したいです。 公式サイト:https://www.redeem.xyz/ Twitter:https://twitter.com/Redeem_xyz Few and Far POINTPantera Capitalが主導するFunding Roundにて1,050万ドル調達。他にもCypher Capital, Huobi Ventures等が参加。 NEAR上に構築されたNFTマーケットプレイス✕Defiプロトコル Few and FarはマルチチェーンNFTマーケットプレイス、Defi、ローンチパッドなどNEARプロトコル上でNFTを触るために必要なサービスがすべて詰め込まれたワンストップ型のプラットフォームです。 NFTコレクターだけでなく、初心者クリエイター、DAO向けのサービスも提供しており、マイニングツールやアウトバウンドマーケティングでのプロジェクトの支援にも取り組んでいます。 Few and Far DeFiがまもなくローンチ予定 Few and Far エコシステムひいてはNEARに参加するためのインセンティブとしてDefiサービスが近日中にローンチ予定です。 ネイティブトークン$FARはすでに上位のCEXやNEARのネイティブDEXへ上場が決まっており、ステーキングや流動性提供にて報酬を受け取れます。 エコシステム全体でのFARトークンの各トランザクションには0.1%のTAXが発生し、このうちの1/3がバーン、1/3がファームへの提供、1/3がプロジェクトの財務に割り当てられる仕組みです。この仕組みによってFARトークンは供給量が減少していくデフレ型トークンとなっています。 NEARのNFTやBCGはまだあまり手を付けていないという方はぜひ一度触ってみてください。 公式サイト:https://fewfar.com/ Twitter:https://twitter.com/FewandFarNFT Discord:https://discord.com/invite/cHSs5xcqwZ Medium:https://medium.com/few-and-far Insrt Finance POINTHashKey Capital, Infinite Capitalが主導するPre-Seed Roundにて220万ドル調達。他にもSky9 Capital, Hamzah Khan等が参加。 BluechipNFTの一部を所有することで利回りを得られるShardVaultsを提供 ShardVaultsはinsrtの最初のプロダクトで、Bluechip NFTの一部所有者となったユーザーに対して利回りを支払うものです。 このVaultsは、みんなで資金を出し合って一つNFTを購入するものであり、これまで価格が高くなかなか購入するまでにハードルのあったNFTへの参入障壁を下げることができます。 仕組みは以下のようになっています。 必要な資金量に達するまでETHをShardVaultに預けることができます。 ETHと引き換えに、ユーザーには固有のNFT(Shard)が与えられます。Shardは、ユーザーのShardVaultへの参加とVaultの基礎資産の所有権を表します。また、Vaultによって発生する利回りに対するユーザーの請求権としても機能します。 Vaultが上限に達すると、あらかじめ決められたブルーチップコレクションからNFTを購入します。そして、原資となるNFTをレンディングプロトコルで担保し、借りた資金を高利回り戦略に預け、借入金利と投資利回りの差を取り込みます。 ShardVaultは、リスクを監視し、ローンの支払いを行い、必要に応じてさらに借り入れを行うことでローンポジションを自動的に管理し、清算を防ぐだけでなく、ユーザーへのリターンを最大化します。 ユーザーは、報酬が時間とともに蓄積されると、ShardVaultから定期的に請求することができます。 NFT(Shard)の所有者は、例えば、優良なNFTの価格が大幅に上昇した場合、Vaultを閉じてNFTを売却する投票を提案することができます。投票が可決されると、VaultはNFTを売却し、すべてのリターンをShardのオーナーに分配します。 ダッシュボードではNFT(Shard)やVaultに投じたETH量に応じて、シェアがどのくらいなのか確認することができます。 2023年Q3にてInsrtトークンがローンチ予定 Insrtトークンは今年のQ3にローンチ予定となっており、プロトコルの収益の一部はホルダーへ分配されます。 積極的に、Insrt Financeのプロダクト(今はShardVault)を利用しておけば、トークンがローンチしたタイミングでエアドロップとして獲得できる可能性もありそうですね。 公式サイト:https://mirror.xyz/insrt-team.eth Twitter:https://twitter.com/insrtfinance Discord:https://discord.gg/insrt Docs:https://docs.insrt.finance/ 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2023/02/262/19-2/26 資金調達を実施したプロジェクト 13選
これまで資金調達の記事は毎週日曜日に更新していましたが、これからは月曜日に更新することになりました。 相場も上向き、目に見えて資金調達を行うプロジェクトの数が増えてきているので、どのようなプロジェクトが資金調達を行ったのか1週間のまとめとしてご確認頂けますと幸いです。 Renegade POINTDragonfly、Navalが主導するSeed Roundにて340万ドル調達。他にもBalaji Srinivasan, Tarun Chitra, Lev Livnev, Marc Bharg等が参加。 ゼロ知識証明を活用してダークプール取引を可能にするDEX Renegadeはオンチェーン版のダークプール取引を提供する仕組みを開発しています。 MPC(マルチパーティ計算)とゼロ知識証明を駆使することで、注文内容が公開されることも、取引相手を信用する必要もない安全で匿名性の高いトレードを実現します。 またフロントランニングやサンドイッチなどの行動を防げるため、MEVを大幅に削減し低い手数料かつ有利な価格で取引可能になるとのことです。 ※ダークプール取引→正式名称はdark pool of liquidity。証券会社が証券所を通さずに、投資家同士の注文をマッチングさせる取引のこと。「板に注文状況が反映されない」「証券所への手数料が不要なため売買手数料が割安」という大きなメリットを持つため、機関投資家が巨額の取引を秘密裏に行うのに用いられていた。現在は個人投資家にも広く普及。 It’s time to kill CeFi. Introducing Renegade, the on-chain dark pool. We’ve raised $3.4M from @dragonfly_xyz and @naval to build the first MPC-based DEX, a completely anonymous decentralized exchange. pic.twitter.com/o7zyZRHiSn — Renegade (@renegade_fi) February 20, 2023 上記のツリーにて「FTXが破綻した後も仮想通貨取引の95%はCeFiやOTCによるオフチェーン取引で行われている。なぜDefiはCefiに勝てないのか?それは手数料が異常に高い上に匿名性がまったくないからだ。」と主張しています。 たしかに大きな資金を扱う機関投資家ではこの2つのデメリットは致命的です。これらをクリアすることでより大規模な取引が今後DeFiで行われるようになるかもしれません。 Renegadeは現在クローズドテストネットの最中で、パブリックテストネットのリリースは2023年Q2に予定されています。 公式サイト:https://renegade.fi/ Twitter:https://twitter.com/renegade_fi Discord:https://discord.com/invite/renegade-fi Doc:https://docs.renegade.fi/ Chaos Labs POINTPayPal Ventures, Galaxy Digitalが主導するSeed Roundにて2,000万ドル調達。他にもUniswap Labs Ventures, Coinbase Ventures等が参加。 ユーザー資金の保護、リスク管理、資金効率の最適化の両立を目指す、Defiプロトコル向けセキュリティシステム Chaos Labsは2021年10月にFAANG出身のエンジニアグループによって設立されました。 Defiプロトコルにカスタマイズされた自動セキュリティ監視と市況の変化に関わらずプロトコルの安全性が維持されるか(下げ相場になっても破綻しないか、さまざまな攻撃に耐えられるかなど)を検証するためのシミュレーションエンジンを提供しています。 これによりリアルタイムはもちろん将来的なあらゆる脅威からプロトコルを事前に保護します。 Ethereum上のプロトコルを中心に対応しており、今後NAERやPolygon上へと拡張していくとのことです。 実績が豊富で評価が高い 実際にユーザーが多数いるプロトコルで利用されていること、Paypal、UniSwap、CoinbaseとWEB2・3の大手から2,000万ドルもの出資を受けていることからサービス内容に対する高い信頼と評価が伺えます。 これまでの実績を並べると ・Aaveのリスク管理アプリケーションAave v3 Collateral At Risk Dashboard、Riskbotのリリース ・Chainlink Price Feeds NPMモジュールを作成 ・MakerDAOの精算及びオークションのメカニズムテストのためのクラウドプラットフォームを作成 ・Uniswap TWAP Oracleで開発するためのツールをリリース ・DYDX Perpetual Funding Rate アプリをリリース ・BENQI Risk Dashboard、BENQI veQI Caiculatorのリリース などがあげられ、設立から1年程度であるのにも関わらず、かなり勢力的に活動していることがわかります。 2022年はハッキングによる被害が甚大だったせいかプロトコル向けのセキュリティを提供するプロジェクトが増えています。しかし現状だけでなく将来起こり得る危機をシミュレートして備えられるプロジェクトはあまり聞かないため興味深いです。 公式サイト:https://chaoslabs.xyz/ Twitter:https://twitter.com/chaos_labs Blog:https://chaoslabs.xyz/blog Kaito POINTDragonflyが主導するSeed Roundにて5,300万ドル調達。他にもSequoia Capital,Jane Street,Mirana Ventures等が参加。 ChatGPTをはじめとするAIを利用した仮想通貨検索エンジン 仮想通貨に関する欲しい情報をすぐに調べられる検索エンジン「Metaserch」を提供しています。企業向けはすでにトライアル版が公開され、個人向けエンジンは近日公開となっています。 実際に仮想通貨に関する情報を追う際には、GoogleよりもTwitterで検索したほうが早く適切な情報を得られることも多く、さまざまな媒体を別々に使う必要があります。 KaitoはAIを活用することで、Twitter、Discord、Medium、Podcastなどの幅広いプラットフォームを通して仮想通貨界隈全域の情報をまとめて検索できるようにします。音声の情報もリーチできるように書き起こしも自動でしてくれます。 CEOであるYu Hu氏いわく「検索から答えを得るまでの時間を30〜60分から10秒に短縮する」とのことです。 現在Whitelist受付中ですので、気になった方は忘れずに参加しておきましょう。 Waitlistの応募はこちらから Googleのような検索エンジンは何か調べ物をする際には非常に便利な一方で、仮想通貨の情報を検索エンジンで検索することはかなり少ないのではないでしょうか?それはリアルタイム性のある情報はSNSやコミュニティから仕入れる方が早く、運営のいるTelegramで情報を取得するほうが情報の精度も高いからです。 現状は検索手段が分散されていますが、仮想通貨に最適化された検索エンジンが浸透することで一つのツールで完結できるようになるかもしれないので注目しておきたいです。 公式サイト:https://www.kaito.ai/ Twitter:https://twitter.com/_kaitoai Discord:https://discord.com/invite/s67HTdxpGA Sentio POINTLightspeed Venturesが主導するSeed Roundにて640万ドル調達。他にもHashkey Capital, Canonical Crypto, Essence VC等が参加。 エンドツーエンドのDAppsオブザーバリティプラットフォーム Sentioは2022年にFuyao ZhaoとChongzhe Liによってシアトルで共同設立された、開発者がDAppsの様々なレイヤーを監視・分析するのに役立つツールを開発構築しているプロジェクトです。 Google、Microsoft、LinkedIn、Tiktokなどのテック企業出身でWEB3とオブザーバリティの両方に知見を持つエンジニアが多数在籍しています。 ※オブザーバリティ→可観測性。視ることだけを指すモニタリングとは異なり、予期せぬトラブルに対し、なぜ起きたのかこれからどうするべきかが容易に把握できるようなレベルの観測性を指す。 ユーザーはSentioのSDKを使用して情報の収集や集計、可視化ができます。期間や項目を絞った高度な検索機能が実装されており、現状を正しく把握することが可能です。収集したデータはバージョンごとに保存されていつでも引き出せます。 現時点でEthereum、Aptos、BSC、Polygon、Arbitru、Optimism、Avalanche、Moonbeam、Fantom、Aurora、KCCと複数のチェーンに対応しており、LoopringやPancakeSwapなど複数のプロトコルで既に利用されています。 現在ユーザー行動分析、トランザクションシミュレーションやデバッガーなどの追加機能を開発中で随時実装される模様です。 公式サイト:https://www.sentio.xyz/ Twitter:https://twitter.com/sentioxyz Discord:https://discord.com/invite/vSdkMYqnjb Telegram:https://t.me/sentioxyz Medium:https://sentioxyz.medium.com/ Doc:https://docs.sentio.xyz/ Azra Games POINTa16z cryptoが主導するSeed+ Roundにて1,000万ドル調達。他にもNFX, Coinbase Ventures, Play Ventures, Franklin Templeton等が参加。 重厚でクールな世界観とNFTによる体験が合わさった高品質のBCG Azra Gamesは、10億ドル以上の売上を叩き出した大ヒットモバイルゲーム「スターウォーズ〜銀河の英雄〜」の開発を手掛けたMark Otero氏が立ち上げたBCGゲームスタジオです。 2022年の5月にもa16z crypto主導で1500万ドルの資金調達を行っており、今回1,000万ドルを追加で調達した形になります。資金は同社の主力タイトルである「LEGIONS&LEGENDS」の開発に当てられるとのことです。 LEGIONS&LEGENDSは魔法とテクノロジーが混在する世界を舞台にSF&ファンタジーアクションRPGで、堕落した神々やその軍団に立ち向かう内容となっています。 2022年9月にNFTの発行もしていて、上記のパスを所有することでアーリーアクセスやレアアイテムのエアドロップなど様々な特典が受けられます。 Mark Otero氏いわく「BCGやNFTゲームの起業家の中には今までゲームを作ったことがない人が少なからずいる」とのことで、ゲーム開発にて圧倒的な実績を持つMark Otero氏の参入によって「面白さだけで既存のメガヒットゲームと張り合えるBCG」がいよいよ出てくるのではと期待しています。 公式サイト:https://www.azragames.com/ Twitter:https://twitter.com/AzraGames Discord:https://discord.com/invite/azra?utm_source=azra&utm_medium=website&utm_campaign=evergreen Medium:https://medium.com/@azragames TipLink POINTMulticoin Capital, Sequoia Capitalが主導するSeed Roundにて600万ドル調達。他にもAsymmetric, Big Brain Ventures, Circle Ventures等が参加。 仮想通貨ウォレットを持っていない相手にも仮想通貨とNFTが送れるサービス TiplinkはリンクもしくはQRコードを使って仮想通貨やNFTを送信できるようになる、Solana上に構築されたプラットフォームです。ウォレットを所有していない人でもGoogleアカウントからログインして受け取れるのが最大の特徴となっています。つまりPaypayのようなキャッシュレスアプリ感覚で利用できます。 またAPIを使用することで無料でTiplinkを作成し、任意のアセットをそこに追加できるようになっており、さまざまなプロジェクトがすぐに配布に使える仕組みです。 リンクの作成方法は非常に簡単で、自分のウォレットを接続し、相手に送りたい金額を入力するだけで作成可能です。 Create Tiplinkをクリックすると、以下のようにQRコードとURLが選択できるので好みの配布方法で相手に送ることができます。 仮想通貨界隈では、日々多くのイベントが開催され、景品やエアドロで仮想通貨やNFTが配布されていますが、ウォレットを使いこなせる人でなければ受け取ることはできません。 つまりどれだけ配ってもすでに仮想通貨に慣れている人にしか認知を広げられない状況となっています。Tiplinkはそのハードルを超えてさまざまな人が仮想通貨に触れるきっかけを生み出します。 受け取った資産は他のウォレットに送信するか、そのまま米ドルに変換して引き出す(近日公開)かを選べます。すでにBeta版がローンチされているので気になった方はぜひ実際に触ってみてください。 公式サイト:https://tiplink.io/ Twitter:https://twitter.com/TipLinkOfficial Discord:https://discord.com/invite/4bXYT7dxR3 Medium:https://medium.com/@TipLink 3RM POINTDistributed Globalが主導するSeed Roundにて300万ドル調達。他にもShima Capital, Big Brain Holdings, Metareal等が参加。 WEB3企業向けのCRM(顧客関係管理ツール)を開発 3RMを利用することでプロジェクトはセールス活動に費やす手間と時間を節約できます。 まず事前に情報を3RMへ登録しておくことで、見込み客などの繋がりたい相手と素早くTelegramやGmail、Discordでコンタクトが取れます。 そこからは仮想通貨コミュニティでは広く浸透しているTelegramと同期して、すべての顧客との関係とそれぞれの責任者を共有受信トレイで確認できるようになっています。またフォローアップの割当やリマインドもしてくれるため、先方待ちで止まっている話が埋もれることもなくなります。 今後一部有料機能を実装するもののコアプロダクトは無料のまま提供される予定となっています。すでに1,000以上のWEB3プロジェクトが利用のためのサインアップを済ませているとのことで、需要の大きさが伺えます。 実際、ほぼ定型文の宣伝依頼を複数のインフルエンサーへ同時にDMしているなどの非効率なコンタクトの取り方が未だにSNS上で見られます。そうした状況の改善にも繋がりそうですね。 公式サイト:https://www.3rm.co/ Twitter:https://twitter.com/3RM_co Polyhedra POINTBinance Labs, Polychain Capitalが主導するStrategic Roundにて1,000万ドル調達。他にもAnimoca Brands, Dao5 等が参加。 ゼロ知識証明を駆使したWEB3インフラストラクチャプロバイダー ゼロ知識証明をベースにし、相互運用性、スケーラビリティ、高いプライバシーを両立させた次世代の次世代 zkSNARK プロトコル製品を複数開発しています。 ・zkBridge→新しい分散証明システムである deVirgo を使用して、さまざまなWEB2 および WEB3 システム間にてデジタル資産のクロスチェーン転送が可能。現在テストネット稼働中。 ・zk-DID(分散化ID)→高度なゼロ知識証明によってユーザーの情報を公開することなく、資格情報を検証できるシステム。 他にもZK ロールアップを加速させ paraPlonk ベースのスケーラビリティ ソリューションやNFTローンチパッドも備えています。 今後はサポートするチェーンを増やしていく他、開発者向けのAPIやSDKを立ちあげる予定となっています。 公式サイト:https://polyhedra.network/ Twitter:https://twitter.com/PolyhedraZK Discord:https://discord.com/invite/WkjUe5tfZP Kratos Studios POINTAccelが主導するSeed Roundにて1,500万ドル調達。他にもProsus Ventures, Courtside Ventures等が参加。 インド発の世界最大規模のWEB3ゲームDAO「IndiGG」を買収 Kratosは、Nazara Technologies の元CEOであるManish Agarwal氏とWEB3投資家Ishank Gupta氏によってインドのバンガロールで立ち上げられたWEB3ゲームスタジオです。今回の資金調達と同時にYGG(Yield Guild Games)のSubDAOであるIndiGGを発表しました。 インドには推定で4億3000万人ものアクティブゲーマーがいるとされ、IndiGGはそのインドのゲーマーをPlay To EarnのBCGに導き収益をあげられるようにすることを目的としたギルドです。 クエストにはやるべき内容と稼げる金額、期間が具体的に記載されており、あまりWEB3やBCGに詳しくない人でも手軽に収益をあげられるようなっています。 今回調達した資金でIndiGGをさらに効率よく運用し、収益の一部はグローバルなWEB3ゲーム開発者への投資に割り当てていくとのことです。 年内にはすでに発行されているINDIトークンと、新しいネイティブトークンKratosトークンのトークンスワップが行われる予定となっているのでホルダーの方は忘れないようにしましょう。 公式サイト:https://www.kratosstudios.io/ Twitter:https://twitter.com/kratos_studios Den POINTIDEO CoLab Venturesが主導するSeed Roundにて280万ドル調達。他にもGnosis, Balaji Srinivasan, Portal Ventures, Not Boring Capital等が参加。 WEB3企業向け自己管理型のマルチシグウォレット DenはチームやDAOがトランザクションの署名と実行を簡単かつ迅速に行えるウォレットを開発しています。 チームで管理するウォレットでは「トランザクションが複雑になって内容がわかりにくい」「署名者が複数いる」ことが理由でトランザクションの実行に無駄な確認や時間がかかってしまう傾向にあります。 そこでDenは ・トランザクションの内容 ・承認した場合に得られる結果 ・今誰が署名済で、誰が見落としているのか といった情報をわかりやすく表示してくれる他、未署名者のDiscordやTelegramへDMで自動で通知を送り続けるなどの機能があり、上記の問題が改善されます。 現状ではEthereum、Polygon、Optimism、Arbitrum、 Gnosis Chainをサポートしており、顧客からのフィードバックを元に対応チェーンを増やしていく見込みです。 今回調達した資金を活用して、チームやDAOがより合理的に物事を進められるようなサービスを開発していくとのことで、取引手数料に関する問題の解決、財務および会計報告書や許可の調整の簡易化などを予定しています。 公式サイト:https://www.onchainden.com/ Twitter:https://twitter.com/OnChainDen Discord:https://twitter.com/OnChainDen Doc:https://docs.onchainden.com/overview/den Towns POINTa16zが主導するSeries A Roundにて2,550万ドル調達。他にもBenchmark, Framework Venturesが参加。 オンラインコミュニティのために設計されたグループチャットプロトコル Townsは、イーサリアム上で構築されるオンラインコミュニティのためのWeb3コミュニケーションプラットフォームです。 各タウンの所有権はオンチェーン上にあり、譲渡、売却、あるいはDAOやマルチシグのような別のスマートコントラクトによる保有も可能になっています。 Town上で作成したコミュニティでは、誰が参加するか、何ができるのか、どのように収益化するか、などのルールを独自に作成できるようになり、誰でも自分のコミュニティを作れるようにするためのベータ版を9月に開始し、数カ月後にはモバイルウェブアプリ、その後はネイティブアプリを提供する予定です。 現在はアクセスするためにメタマスクを接続しなければなりませんが、それだと暗号資産を利用していない層へアプローチができないという理由から、Appleのログイン技術である「Passkeys」のサポートを追加する予定です。 TownsはDiscordの設計に似ています。 Twitterのような分散型SNSサービスはLensterやDeSo等を始め、数多くのプロダクトが乱立している状況ではありますが、Discordのようなソーシャルスペースはあまり見かけません。 Townsがメインストリームにアプローチできるかどうかは、まだ未知数ではありますが、Passkeysなどを導入しようとしている点など工夫も見られるので今後のアップデートに期待したいですね。 現在、α版の受付も始まっているので興味がある方はぜひ応募しておきましょう。 公式サイト:https://www.towns.com/ Twitter:https://twitter.com/townsxyz Doc:https://herenotthere.github.io/Docs/ Worldwide Webb POINTPantera Capitalが主導するSeries A Roundにて1,000万ドル調達。 自分のNFTをアバターとしてバトルやクエストに参加することができる相互運用可能なMMORPG Worldwide Webbは、近未来的な世界を舞台に、他のゲームやブランドIPのアバターを使用できるブラウザベースのMMORPGです。ハイパーバーチャルビデオゲームの中でプレイヤー同士が交流し、キャラクターをレベルアップさせてミッションに挑戦し、支配権を獲得していくゲームです。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2023/02/PvPgameplay.mp4"][/video] MMORPGとは多人数参加型オンライン・ロールプレイングゲームの略で、自分のお気に入りのNFTをこの世界に持ち込み、アバターとしてバトルやクエスト、レイドに参加させることができます。 今後数週間のうちに、ブラウザベースのプレイヤー対プレイヤーゲーム「Blockbusterz」を開始する予定で、より多くの戦闘に勝利したプレイヤーは、高いレベルのNFTミントを入手することができます。現在はより多くのブランドをWorldwide Webbのエコシステムに取り組んでいます。 https://youtu.be/WD-0EVxcIr0 動画を観ていただければ分かるように、有名なNFTのキャラクターが多数登場していて非常に面白そうです。 ゲームの内容は違えど、スマブラのようなオールスターゲーム感があり、NFTが好きなユーザーからすると動画を観ただけでワクワクするのではないでしょうか。 Worldwide WebbのLandはOpenseaで売買可能 Worldwide WebbはLandのNFTを発行しており、すでにOpenseaで売買することができます。 https://opensea.io/collection/worldwidewebbland Landは、通常のプレイヤーがレベルアップしたり、新しいアイテムをクラフトできたりとゲーム経済において重要な役割を果たします。Land所有者は、自分のアパートを使って鍛冶屋、クラフトショップ、ポーションラボを建てることができ、他のプレイヤーはこれらの土地所有者のステーションに入り、お金を払って利用することができます。 メタバースのLandとは異なり、単なる所有権ではなく、ゲームにおいて重要な役割を果たすことからFPも0.3ETHを維持しており、期待の高さがわかります。 公式サイト:https://webb.game/ Twitter:https://twitter.com/Worldwide_WEB3 Discord:https://discord.com/invite/worldwidewebb Affine POINTJump CryptoとHack VCが主導するSeed Roundにて510万ドル調達。他にもCircle Ventures, Coinbase等が参加。 Basketの仕組みを利用したシンプルなUIのDeFiイールドプロトコル AffineはBasketを利用した戦略の下、利回りを稼ぐDeFiイールドプロトコルです。 Basketとは、複数銘柄をまとめてバスケットに入った1つの商品として売買する取引のことであり、Affineは単純なトークン保有(例:wETH保有)や、AaveやCompoundを活用したレンディングや、DEXへの流動性提供のような複雑で高度な戦略を、数回クリックするだけで一つのBasketとして利用することができます。 Affineは、誰でも利用しやすいシンプルなUIで、複雑なDeFi戦略の投資を行うことができます。 現在提供されている「USD Earn」では、現在APYが6.2%程度です。 この利回りを生み出す方法としては、CompoundやAaveといった優良なレンディング・プロトコルに加え、より利回りの高いDEX LPing戦略を利用することで利益を生み出しています。 現在 、PolygonとEthereumでメインネットが稼働しており、2M USD以上のTVLで、〜10%の利回りを得られるような設計となっています。 公式サイト:https://affinedefi.com/ Twitter:https://twitter.com/AffineDeFi Discord:https://discord.com/invite/RvSFFfUdvX Doc:https://affinedefi.medium.com/ 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2023/02/202/13-2/19 資金調達を実施したプロジェクト 11選
今週は資金調達を行ったプロジェクトの中から11PJをピックアップして紹介します。 簡単にL2チェーンを作成できるRollup as a serviceのCalderaや、暗号資産市場の時価総額TOP25のインデックス商品を提供するAlongside、Lightningに対応したWeb5コミュニケーションツールのZionなどが個人的に気になりました。 あとは、L1チェーンも毎週のように開発されており、注目されているモジュラー型ブロックチェーン分野も徐々に開発ツールが充実し始めており、エコシステム周りも目が離せません。 それでは、解説していきます。 Caldera POINTS900万ドルの資金調達を実施。Sequoia CapitalとDragonflyがリードし、NEO Foundation, 1kx, Ethereal Venturesが参加。 EVMチェーン上にOptimistic Rollupをノーコードで作成できるRollup as a service(RaaS) CalderaはEVM上でカスタマイズ可能なレイヤー2のOptimistic Rollupを作成できるRaasです。 Calderaアーキテクチャに基づくRollupには、高スループット、低レイテンー、カスタマイズ、および EVM 互換性という特徴があります。 現在このカルデラ・プラットフォームは、イーサリアムとPolygonのDeFiとゲームの分野で指定されたプロジェクトのみメインネットで稼働しており、夏頃を正式に利用可能になる予定です。 コードを 1 行も書かずにRollupをワンクリックで展開できるようになれば、パブリック チェーンの開発者は、専門の開発チームを雇う必要がなくなり、コストを大幅に節約できます。 Rollup as a serviceのようなサービスが充実すれば、L2で展開するプロジェクトも増えてくるため、今後のトレンドの追い風になるのではないかと考えています。 公式サイト:https://caldera.xyz/ Twitter:https://twitter.com/Calderaxyz Blog:https://mirror.xyz/calderachains.eth Doc:https://calderaxyz.gitbook.io/caldera-documentation/getting-started/overview Monad POINTSeed Roundで1,900万ドルの資金調達を実施。 Dragonfly Capitalがリードし、Placeholder, Lemniscap, Shima Capital等が参加。 EVMと互換性を持つレイヤー1スマコンプラットフォーム Monad: What Is It? How we’re building an EVM-compatible L1 that is 1,000x faster than Ethereum An (oversimplified) mini thread👇 [1/8] pic.twitter.com/HqosDS0n5K — Monad (@monad_xyz) January 12, 2023 MonadはJump TradingでHFT(High Frequency Trading)のシステムを構築する業務に7年以上従事した開発者が立ち上げたレイヤー1ブロックチェーンプロジェクトです。「Ethereumより1000倍高速なEVM互換のL1チェーン」と主張しており最終的には1日あたり10億件のトランザクションを処理できるシステムを目指しています。 Ethereumコードベースを使用したクローン的なものではなく、ゼロから新しく構築しており、EVMをより高性能にしたものとのことです。Ethereumを便利にする、連携するというよりEthereumにとって替わることを狙うプロジェクトとなっています。 今後数ヶ月以内にテストネット、今年後半にメインネットがローンチされる予定となっています。 Ethereumのシェアを狙うレイヤー1プロジェクトにはSolana、Avalanche、Algorand、Internet Computerなどの強豪がすでにいるのでそこにどう割って入るのか期待したいです。 公式サイト:https://www.monad.xyz/ Twitter:https://twitter.com/monad_xyz Discord:https://discord.com/invite/monad Telegram:https://t.me/monad_xyz Medium:https://medium.com/monad-labs Superplastic POINTSeries A-4で2,000万ドルの資金調達を実施。 Alexa Fundがリードし、Google Ventures, Galaxy Digital, Sony Japan, Animoca Brands等が参加。 キャラクターデザイン及びデジタルコレクション、ビニールフィギュアの製作を手掛ける制作スタジオ SuperPlasticはキャラクターデザイン及びデジタルコレクション、ビニールフィギュアの製作を手掛けています。 JankyAndGuggimonという2人組のシンセティックセレブブレティが人気で、それぞれがTikTOKやInstagramなどのSNSで数百万人以上のフォロワーを抱えるインフルエンサーとして様々なブランドや自分自身のプロモーションを行っています。最近ではメルセデスベンツのプロモーション動画や大人気ゲームフォートナイトにも登場しました。 今回の資金調達に伴い、AmazonStudioとテレビおよび映画でのファーストルック契約を結んでおり、Amazonプライムビデオオリジナルコンテンツとして「The Janky & Guggimon Show」の動画が制作中です。 この「The Janky & Guggimon Show」はSuperplasticの2人の有名キャラクターを使って、「金持ちになって有名になることに執念を燃やすが、その跡に混乱と破壊の痕跡を残す、怠惰で壮大な無能の親友2人」の冒険を描く内容となっています。 ビニールフィギュアではコレクティブルNFTの作品をいくつか制作しており、BAYCの精巧なフィギュアも売られていたりするので気になった方は見てみると面白いと思います。 公式サイト:https://hoo.be/superplastic Twitter:https://twitter.com/SUPERPLASTIC Discord:https://discord.com/invite/superplasticnft?utm_source=hoobe&utm_medium=social NFEX POINTSeed Roundで300万ドルの資金調達を実施。 ABCDE Capitalがリードし、Amber Group, Firestone Venturesが参加。 NFEXはNFTの分散型デリバティブ取引所 NFEXは、ブルーチップNFTのPerpetual取引を提供する分散型デリバティブ取引所です。 現在はBored Ape Yacht Club、Mutant Ape Yacht Club、Azuki、CLONE X、CryptoPunksの5種類のNFTに対応しています。 また、NFEXの特徴は以下の4点です。 取引機会の拡大 : NFTを保有しない状態での空売りが可能になり、ヘッジ、投機、裁定取引など、多様な取引戦略が可能に。 レバレッジ: NFEXは、人気のあるNFTコレクションにポジションを持つための参入障壁を大幅に下げます。投資家の資金を最大10倍のレバレッジで活用し、原資産の最低0.01%の取引を可能にします。 取引手数料とネガティブメーカー手数料が安い。 一般的なNFTマーケットプレイスは、最大10%のロイヤリティと2.5%の取引手数料がかかります。一方、NFEXは、取引手数料を業界最低水準に抑え、さらにNFEXはマーケットメーカーへの報酬インセンティブを開始することで、NFT取引プレーを強化し、高い流動性の恩恵を受けるために取引手数料の高い割合を返済する最初のムーバーになることを目指しています。 業界全体の流動性向上。 NFEXは、上記のような最先端のイノベーションにより、発展途上のNFT業界に改革をもたらし、より大きな流動性を手頃なコストで提供することを目的としています。 Beta版のWaitList申請を受付中 現在NFEXはBeta版で利用することができ、PolygonのMumbai上で稼働しています。 このテスト環境で利用するためにはWaitlistの申請を行う必要があります。 興味がある方は以下フォームより申請を行なってください。 bit.ly/NFEX-WL 最近NFTに特化したデリバティブDEXが増えてきました。 これまでブルーチップと言われるNFTは保有することによるメリットがある一方で、ヘッジができない、流動性が少ない等のリスクもありました。また、BAYCなど高額NFTも少額からポジションを持つことが可能になり、トレードの選択肢が増えますね。 NFEXはトークンをまだローンチしておらず、このベータ版を利用しているユーザーに対して何らかのインセンティブを与える可能性もあるので、ぜひ興味ある方は利用してみください。 公式サイト:https://www.nfex.io/ Twitter:https://twitter.com/nfex_official discord:http://discord.gg/SQABdeZBZ2 Alongside POINTSeed Roundで1,100万ドルの資金調達を実施。a16zがリードし、Coinbase Ventures, Franklin Templeton Investments等が参加。 インデックス商品のAlongside Crypto Market Index($AMKT)を提供 Alongside Crypto Market Index(AMKTトークン)は、暗号資産市場の時価総額を追跡するために設計されたインデックストークンです。 このAMKTトークンは仮想通貨市場における時価総額トップ25の資産によって完全に担保されています。 その中には、ステーブルコインとセキュリティ状態に疑問のあるトークンは含まれておらず、現段階では以下のような割合でインデックスが構成されています。 すべての資産は、インデックス構成要素によって1対1で裏付けられており、Coinbaseによって保管されています。 現在、AMKTトークンは、Polygon、Uniswap、SushiSwap、Gate.io、Rainbow、BitGoなど、CEX、DEXにて取引することができます。 Alongsideのインデックスは以下のような機能を備えています。 完全担保 - 担保を預けて鋳造するため、構成資産と1対1で裏付けされています。 換金可能 - 各トークンは、インデックス構成銘柄と交換可能。 プログラマビリティ - トークンはERC20トークンとして配布され、DeFiアプリケーションとの完全なコンポーザブルを実現 します。 Alongsideのインデックスは、参加者は担保を預けることでトークンをMintまたはburnすることができ、今後はレイヤー2を中心とした様々な製品の発売予定で、機関投資家向けのインデックス商品も充実していきそうです。 公式サイト:https://alongside.xyz/ Twitter:https://twitter.com/alongsidefi Discord:https://discord.com/invite/Gh8k9WHJzZ Modular Cloud POINTPre-Seedで170万ドルの資金調達を実施。 Maven11, Blockchain Capitalがリードし、NFX, Celestia Foundation, Eclipseが参加。 モジュラー型ブロックチェーン用のエクスプローラー Modular Cloudは、モジュラー型ブロックチェーン用のブロックチェーンExplorerを提供しています。 モジュラーデータの可用性、決済、実行の各レイヤーを単一のプラットフォームで統合しており、各プロトコルの相互関係のコンテキストを理解するため、モジュラー・スタックの新しいピースを構築するプロセスを簡素化します。 エクスプローラーの特徴は3つあります。 柔軟性のための最適化:エクスプローラは独自の実装を持つ多くのプロトコルと統合できるように設計されているため、あらゆるプロトコルからあらゆるデータを取得し、あらゆる方法で表示することができます。開発者のエクスペリエンスに重点を置き、Explorerはシンプルな統合プロセスで、あらゆるプロジェクトに高品質のブロックエクスプローラを提供しています。 パワーユーザー向け:Modular Cloudはホスト版のExplorerを動かすクラウドバックエンドを構築しています。最初は単純なデータ検索APIですが、今後はモジュラー型ブロックチェーンのインデックスを作成し、モジュラーアーキテクチャを理解するプログラマブルな計算およびデータエンジンとして機能する予定です。これにより、エクスプローラーはプロ級の研究開発ツールとして、エンジニアがボタンを押すだけでクラウドの計算やクエリーを実行できるAWSのウェブコンソールに類似しています。 オープンソースとソブリン:Modular Cloudは、Explorerを無償のオープンソースソフトウェアとしてリリースしています。 現在はCelestia、Dymension、Eclipseと統合している 現在、Explorerはモジュラー型ブロックチェーンのCelestia、Dymension、Eclipseと統合しています。 まもなく、あらゆる実行、決済、データ利用可能なレイヤーの自動統合や、モジュールスタックの全レイヤーを通るトランザクションフローの可視化が実現され、今後は有料のクラウドサービスやその他モジュラープロジェクトとの統合も予定しています。 公式サイト:https://explorer.modular.cloud/ Twitter:https://twitter.com/modularcloud1 Zion POINT600万ドルの資金調達を実施。Humla Venturesがリードし、Kingsway Capital, Bitcoiner Ventures, UTXO Management等が参加。 コミュニティやメッセージングサービス、Lightning NetworkでBTCを送金する機能を兼ね備えたWeb5アプリ ZionはLightning対応のWeb5クリエイターネットワークで、 オープングローバルでスケーラブルな分散型コミュニティプラットフォームです。 Zionアーキテクチャの最初のツールとして、 Zionアプリが開発されています。 Zionのアプリではメンバーは 、DID:ION、 DWNへのアクセス 、 Bitcoin LightningウォレットからZionアカウントを作成します。 メンバーは、コミュニティの作成、参加、メッセージの投稿、コメント、クリエイターの支援などを行うことができます。 ソーシャル・プロファイル SNSサービスのようにフィードに投稿したり、フォロワーとコミュニケーションを交わすことができます。 lightning wallet ZionにはBitcoin Lightningウォレットが搭載されており、即時決済やユーザーにBTCを送金することが可能です。 クリエイターコミュニティ Zionは誰でもコミュニティを作ることができ、コミュニティの目的や投稿のルールも自分で決めることができます。 公式サイト:https://www.zion.fyi/ Twitter:https://twitter.com/get_zion Doc:https://docs.zion.fyi/introduction/zion-v2 Salsa POINTPre-Seedで200万ドルの資金調達を実施。 IDEO CoLab Ventures, http://Inflection.xyzがリードし、Superscrypt , Nader Al-Naji, Liam Horne等が参加。 アドレスや分散型IDから共通点のある人を見つけてやりとりができるメッセージングアプリ すでにスマホアプリのβ版がリリースされていて、ウォレットを接続すると登録者同士で交流することができます。POAPと提携しており、相手が過去に参加したイベントやコミュニティを確認できるため、共通点のある相手を容易に見つけられます。 ※POAP(Proof of Attendance Protocol)はリアルや仮想空間のイベントに参加したことの証明として発行できるNFT。持っているPOAPの数や種類で特典が受けられることも多い。 さらに直接アプリ内でPOAPを発行することも可能です。タイトルや画像は好きなものを設定できるので、共通の趣味や体験を持つ人とつながるのに役立ちます。 また個人間だけでなく、ブランドやクリエイターが自分たちのサービスのファンを見つけ、どうアプローチしていくのか決めるのにも使えます。 現在でもアドレスからの資産の流れやNFTの購入履歴を追うことでその人の趣味嗜好や考え方を多少想像することはできますが、Salsaを使うことでアドレスがそのままその人のアイコンとして機能しそうです。 公式サイト:https://salsa.me/ Twitter:https://twitter.com/salsadotme Sending Labs POINTSeed Roundで1,250万ドルの資金調達を実施。 Insignia Venture Partners, MindWorks Capital, Signum Capitalがリードし、K3 Ventures, Lingfeng Innovation Fund等が参加。 コミュニケーション主導のDAppsの開発とその利用をサポートする企業 Sending LabはすべてのエンゲージメントコミュニティをWEB3方式で構築可能にすることを目的にテキサス州オースティンで設立されました。 今回の資金調達発表に合わせて開発者向けのサービス「SendingNetwork」とユーザー向けサービス「SendingMe」をリリースしています。 SendingNetworkは独自の通信プロトコルが組み込まれた開発者向けのSDKで利用することでさまざまな機能を手軽に実装できるようになります。 SendingMeはSendingNetwork上に構築された分散型チャットプラットフォームです。自分のデジタルアセットやDIDを安全に他人とやりとり可能で、コミュニティ内での報酬の支払いなどにも向いています。 現在はEthereumチェーンのみのサポートですが、今後数ヶ月以内にPolygon、BNB、Avalanche及びそのための非EVMチェーンも追加する予定となっています。 公式サイト:https://sending.me/ Twitter:https://twitter.com/SendingMe_IM Telegram:https://t.me/SendingMe_official Blog:https://sending.me/blog/ Stelo Labs POINTSeed Roundで600万ドルの資金調達を実施。 a16z cryptoが投資。 詐欺やフィッシングから人々を守るためのサービスを提供 Stelo Labsは「WEB3を安全にわかりやすくする」という目標に設立されたセキュリティ企業です。CEOのBen Scharfstein氏とCTOのAman Dhesi氏はそれぞれGoogleやFacebookにてプロダクトマネジメント関連の業務についていました。 昨年9月にGoogle拡張機能をリリース済です。この拡張機能は接続したウォレットがトランザクションを送信する前に自動で立ち上がり、悪意のあるトランザクションやフィッシング、ソーシャルエンジニアリングの被害を防ぎます。 具体的にはリスクの度合い(低・中・高)や種類を一覧表示して、危険をユーザーに伝えてくれるといったものでWindowsのファイアウォールに近い内容です。 自分が今どんなやりとりに署名しようとしているのか詳しく説明してくれるので、WEB3に不慣れなユーザーも安心してさまざまなDAppsを触ることができます。 現在はEthereumトランザクション自体を人がそのまま読めるようにするための方法を模索しており、最終的にはあらゆるサービスのトランザクションにてSteloが間に入るようにしたいとのことです。 公式サイト:https://www.stelolabs.com/ Twitter:https://twitter.com/stelolabs Nefta POINTSeed Roundで500万ドルの資金調達を実施。 Play Venturesがリードし、Polygon Ventures,Sfermion等が参加。 WEB3ゲームの構築から顧客の獲得、経済圏を作るまでをサポートするエンドツーエンドのプラットフォーム Nefraは2022年ロンドンで立ち上げられたスタートアップで、企業がWEB3領域への参入、成長していくためのツールを提供を目指しています。 特注のAPIやSDKの利用によりウォレット機能の実装・トークンの発行・マーケットプレイスの構築・コミュニティへの報酬の支払いなどをスムーズに行うことが可能です。結果、コンテンツ内容に焦点を当てた開発と最高のユーザー体験の両立が実現するとNefraは主張しています。 また近日中に「プランドの広告プラットフォーム」「プロバイダーとユーザー双方の収益化を改善するための広告SDK」をリリースするとのことです。 WEB3ゲームがまだ世に広まってない理由に「既存のゲームと比べて圧倒的に面白いタイトルがない」という意見がよく挙げられますが、開発側がコンテンツの内容に集中できるようになれば、状況が変わるかもしれません。 公式サイト:https://nefta.io/ Twitter:https://twitter.com/nefta_io Doc:https://docs.nefta.io/docs 今週は以上となります。
プロジェクト
2023/02/14新世代チェーン「Shardeum」の可能性 | シャーディング特化型L1の魅力とは
今回は、2023年Q1にメインネットのローンチを控えるShardeumについて解説していきます。 ShardeumはEVM互換のシャーディング特化型レイヤー1ブロックチェーンで、現在テストネットで稼働しているプロジェクトです。 シャーディングはヴィタリック氏が言及(https://vitalik.ca/general/2021/04/07/sharding.html)しているように、スケーラビリティ、分散化、セキュリティをどれも妥協することなく実現する唯一の解決策として注目を集めている技術です。 そんなシャーディングを用いたレイヤー1ブロックチェーンのShardeumが今年のQ1を目処にメインネットをローンチする予定であるため、どのようなプロジェクトか目を通して頂けますと幸いです。 Shardeum概要 Shardeumは、EVM互換のスマートコントラクトで、ノードをシャードと呼ばれる小さなグループに分割することで、作業負荷を分割し、より多くの並列処理を可能にするシャーディング特化型レイヤー1ブロックチェーンです。 シャーディングとは、ネットワークの計算とストレージの負荷を分散させるためのパーティション分割のことであり、各ノードのオペレータは、ネットワーク上のトランザクションの総負荷を軽減することができます。さらに、シャーディングはトランザクションの検証や確認の作業を管理可能な小さな単位に分割することによって、スケーラビリティの向上を目指します。 つまり、シャーディングはスケーラビリティのトリレンマを解決することができると考えられています。スケーラビリティのトリレンマとは、ブロックチェーンがスケーラビリティ、分散化、セキュリティを実現しようとすると、そのうちの2つしか実現できないというものです。 セキュリティが必須条件である以上、本来スケーラビリティと分散化の間にはトレードオフが存在することになりますが、シャーディングはセキュリティを維持しつつ、スケーラビリティと分散化を両立させることが出来ます。 そのため、イーサリアム創設者であるヴィタリック・ブテリン氏も兼ねてよりイーサリアムのロールアップスケーリングにおいてシャーディングの重要性について説いています。 ロートマップの一つでもある「The Surge」はシャーディングによるロールアップのスケーラビリティ向上を目指すものであり、イーサリアムにおいてもシャーディングが必要不可欠な技術であることが分かります。 関連:CT Analysis第32回レポート『Ethereum 2022年夏 次期アップグレード「The Merge」とその後のロードマップを理解する』を無料公開 https://twitter.com/VitalikButerin/status/1609209529706872833?s=20&t=QnOW0InGbgwAEsb6ZyMKvw また、ShardeumはPoQ(Proof-of-Quorum)とPoS(Proof-of-Stake)を用いることによって、ネットワークの運用コストの削減や取引手数料が低いことも特徴として挙げられる他、待機ノード、ノードローテーション、無許可参加などの仕組みによって、ネットワークのセキュリティ面においても強化されています。 Shardeumの5つの特徴 ・EVM規格のレイヤー1ブロックチェーン ・リニアなスケーラビリティと低手数料 ・バリデータ・ノードの管理が手軽 ・トランザクションの処理が早く&低レイテンシー ・PoQとPoSによる強固なセキュリティ Shardeumは"ダイナミック・シャーディング"と呼ばれる技術を採用 シャーディング技術を用いたブロックチェーンはShardeumだけでなく、NEARやHarmony、Zillqaなど複数のプロジェクトでも用いられています。 例えば、Zilliqaのシャーディング技術は、取引をブロックにグループ化し、ブロックレベルでコンセンサスを求めます。コンセンサスとコミットメントがブロックレベルで行われることは、トランザクションのファイナリティに時間とリソースがかかってしまうため、シャーディングを展開する上で効率的な方法ではありません。 このようにシャーディング技術にも課題はあり、Shardeumはこれらの課題を解決すべく「ダイナミック・シャーディング」と呼ばれるシャーディング方法を採用しています。 シャーディングは、前述したようにネットワークを細かく分割することで、ノードによるトランザクションを高速に処理する技術です。しかし、これだけではリニアなスケーラビリティを実現することはできないため、Shardeumはさらに、過去のデータを「アーカイブ・ノード」にオフロードすることで、トランザクションを検証するバリデータ・ノードをより軽量化します。 また、ダイナミック・シャーディングは、ブロックレベルではなく、各トランザクションでコンセンサスを実現することで、トランザクション処理のために複数のシャード間でコンセンサスが得られるまで待つ必要はなく、各トランザクションを個別に処理してからブロックにまとめるため、わずか数秒のレイテンシーを実現できます。 コンセンサスメカニズム/コンセンサスアルゴリズムにはPoQ+PoSを採用 ShardeumのコンセンサスメカニズムとコンセンサスアルゴリズムはPoQとPoSの2つを採用しています。 Proof of Quorum(PoQ)とは、コンセンサスグループの過半数がその取引に投票したことを示すレシートを生成することを意味します。 コンセンサスグループの各ノードは取引のハッシュに署名し、コンセンサスグループの他のノードにそれを伝えます。ノードはこれらの投票を集め、投票数が50%以上になると、その取引に関するコンセンサスを証明するレシートを形成します。 Shardeumはネットワークを安全に保つためにPoQとPoS(Proof of Stake)の両方のコンセンサスアルゴリズムを使用し、検証ノードはネットワークプロトコルに従って動作することを保証するためにSHMをステークする必要があります。 Shardeumのトークノミクス $SHMはネットワークにリソースを提供する報酬として、バリデータ、アーカイブ、スタンバイの各ノードで採掘される予定です。このコインは、Shardeumネットワークでのスマートコントラクトの実行や、転送トランザクションの実行に関連するガス料金の支払いに使用されます。 $SHMのトークノミクスは以下のような配分となっています。 51%:コミュニティ - ノードへの報酬、バリデータ、アーカイブ、スタンバイ・サーバー 18%: Sale - 3ヶ月のクリフと2年間に渡って配布 15% :チーム - 3ヶ月のクリフの後、2年間に渡って配布 11% :Foundation - Token Generation Event (TGE)でアンロックされます 5% :エコシステム - TGEでアンロックされます ロードマップ ロードマップは以下のようになっています。 2023年Q1にはメインネットのローンチ及び$SHMの発行を予定しています。しかし、Q2にも「Public sale」と記載しているため、もしかしたらQ2に延期する可能性もありそうですね。 開発メンバー Shardeum Co-Founder兼Committer - Nischal Shetty氏 1,000万人以上のユーザーを持つインド最大の暗号取引所であるWazirXの創設者兼 CEO。Nischal氏は、10年以上にわたってインドでグローバルな製品を構築してきた経験を持 つ起業家です。ソフトウェアエンジニアとしての教育を受けたNischal氏は、過去に2,000万人以上のユーザーを持つソーシャルメディア管理ウェブサービスであるCrowdfireを設立した経験もあります。これまでの成功により、フォーブスの「30歳以下の30人」リス トにも選ばれています。Nischal氏の使命は、「すべてのインド人がクリプトにアクセスできるようにすること」です。 Co-Founder兼Committer兼Creator - Omar Syed氏 2017年にShardusを生み出したブロックチェーンアーキテクトて。過去30年にわたり、Omar氏はNASA、Yahoo 、Zyngaで耐障害性の高い分散システムを構築する支援に携わってきました。ケース・ウェスタン・リザーブ大学にて人工知能を専攻し、学士号および修士号を取得。 Omar氏は、結婚紹介サイトや株式センチメント分析サイトなど、いくつかのスタートア ップ企業にも携わった実績を持つ。また、Omar氏は息子のアーミルと共に戦略ボードゲーム「アリマー」を考案し、人工知能の画期的な研究を促進する「アリマー・チャレンジ賞」を提供している。長期ビジョンは、「安定した仮想通貨に基づく無条件のベーシックインカムを誰もが受け取り、貧困と飢餓をなくす世界」です。 テストネットの始め方 Shardeumは現在テストネット段階であり、テストネットでShardeum上のDappsに触れていると将来的にSHMのエアドロップが獲得できる可能性があります。 そのため、テストネットの始め方についても解説していきます。 事前準備 ・メタマスク ・Discord Discordはテストネットトークンをもらうときに必要になりますので、参加しましょう。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 ネットワーク追加 Shardeumは1.xと2.x という2つのネットワークを開発中です。 2023年2月8日現在は、Liberty1.6と2.0が開発されています。 ① Shardeum 1.6 Chainlistで「shardeum」と検索して1.Xを追加しましょう。 <ネットワーク追加> https://chainlist.info/ ・Network Name: Shardeum Liberty 1.6 ・New RPC URL:https://liberty10.shardeum.org/ ・Chain ID:8080 ・Currency symbol (optional):SHM ・Block Explorer URL (optional):https://explorer.liberty10.shardeum.org/ ② Shardeum 2.x ・Network Name: Shardeum Liberty 2.0 ・New RPC URL:https://liberty10.shardeum.org/ ・Chain ID:8081 ・Currency symbol (optional):SHM ・Block Explorer URL (optional):https://explorer.liberty10.shardeum.org/ もし、Chainlistで追加することができなかった場合、メタマスクから手動で追加する必要があります。 ①メタマスクのネットワークから「ネットワークを追加」をクリック ②上記の詳細を各項目に入力し、「保存」をクリック。 テストネットトークンを取得 ShardeumのDiscordに参加し、「LIBERTY」チャンネルから「faucet-1.6と2.1」があるので、クリックしましょう。 コメントを書き込むところに「/faucet」と入力するとウォレットアドレスを入力するように求められるので、自分のアドレスを入力して送信。 そうすると、100SHMがウォレットに届きます。 Dappsを触ってみよう 無事ウォレットにテスト用ウォレットが届いたら後は普段のようにチェーン上で展開されているプロダクトを使ってみましょう。 Swapped Finance ①Swapped Financeにアクセスし、ウォレットをコネクトして、スワップ ②流動性の提供 「プール」の「追加」から流動性を提供することができます。 DotShm DotShmはENSのようなName Serviceです。 DotShmもテストネット上でdomainを取得することができるのでやっておきましょう。 ①DotShmにアクセス、検索欄の中に好きな単語を入力しSearchをクリック。 Registerと表示されていれば、取得することができます。 「Already Registered」と表示されていれば、すでに他のユーザーに登録されているため取得することができません。 ②好きなドメインが見つかったら、「Register Domain」をクリック ③Success!!と表示されたら、ドメインの取得が完了です。 Shardeum Name Service こちらもまたShardeumのName Serviceです。 好きなドメインを検索し、recordと表示されていたらMintしましょう。 YOGAMA NFT Yogama first genesis collectionは、2222のヨガポーズと25のゴールデンヨガスペシャルパスのプロジェクトです。 現在はテストネットにてNFTをmintすることができます。 他にもすでに多くのdappsが開発されているので、興味がある方は以下のShardeum公式サイトよりDappsを探してみましょう。 https://shardeum.org/ecosystem/ 以上、Shardeumの解説でした。 イーサリアムの開発において重要な要素でもあるシャーディング技術を用いたShardeumは、他のブロックチェーンでは試みられなかったアプローチをとることで多くのユニークな機能を兼ね備えているプロジェクトです。 トークノミクスにも5%分がエアドロップ分として確保されていることから、テストネット利用者はSHMが貰える可能性があるため、テストネット段階から積極的に触れておくことをオススメします。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
リサーチ
2023/02/122/5-2/11 資金調達を実施したプロジェクト 12選
今週は資金調達を実施した中から12プロジェクトをピックアップしてご紹介していきたいと思います。 GammaSwapやSpaceID、Mino Games等すでに注目を浴びているプロジェクトが資金調達を発表しました。 また、VRRBやDymensionといった新規レイヤー1プロジェクトも開発が進められており、より一層レイヤー1の群雄割拠の時代が続きそうな印象も受けました。 それでは、紹介していきます。 GammaSwap:$1.7m POINTSeed Roundで170万ドルの資金調達を実施。 Skycatcherがリードし、Dialectic, Spacewhale Capital, Modular Capital等が参加。 ボラティリティー(ガンマ)の取引を行うことができるDEX GammaSwapは、ボラティリティ(ガンマ)をロングまたはショートできる分散型ボラティリティDEXです。 GammaSwapを通じて、ユーザーはUniswap/Sushiswap/Pancakeswapなどの流動性プロバイダー(LP)のポジションをヘッジし、ILから生じる損失を補償するための追加手数料を得ることができます。 現在、ユーザーがDEXに流動性を提供する場合、同時にショート・ガンマ・ポジション=市場のボラティリティをショートするポジションを持つことになります。つまり、流動性提供したトークンの価格が上昇したり下落した場合、Impermanent Loss(IL)を被ります。これはAMMへ流動性を提供する際のハードルになっており、変動損失を超える取引手数料と報酬としてのリワードトークン付与などのインセンティブを提供しなければ、流動性を集めることができません。 GammaSwapはこれらの課題を解決するために誕生したプロトコルであり、UniswapのようなDEXの上に新しい流動性レイヤーを構築し、ユーザーに市場のボラティリティに応じてロングまたはショートのオプションを提供します。つまり、ロングする人は市場価格が急激に変化したときに利益を得ることができ、ショートする人は市場価格が比較的低迷しているときに利益を得ることができます。 GammaSwapの仕組みは、流動性提供者がAMM DEXに流動性を提供することは従来通り行います。LPはトークンをGammaSwapに送り、GammaSwapはLPトークンと引き換えにCFMM (Uniswap、Pancakeswapなど) に預けます。 そこで作ったLPはトークンをGammaSwapに送り、GammaSwapはLPトークンと引き換えにUniswapのようなDEXにトークンを預け入れます。LPトークンはGammaSwapに残り、GammaSwapは独自のGammaSwap流動性プールトークンを発行します。 これは、DEXの流動性プールにおける流動性プロバイダーの持分を表す流動性プールトークンと同じです。 流動性提供者は預けた流動性を回収しようとするとき、GammaSwapの流動性プールトークンをリザーブトークンと交換します。これを行うために、GammaSwapはDEXの流動性プールトークンでの表現を測定し、トークンをバーンし、DEXの流動性プールトークンを使って流動性プロバイダーが預けたトークンを取り出します。 GammaSwapでラップされたAMMプールから発生する手数料は、GammaSwap流動性供給者に、LPトークンを借りてボラティリティをロングする人が支払う追加資金率と共に発生します。GammaSwapで流動性を提供するインセンティブは、ボラティリティをロングする人々によって資金調達されたLPポジションから上昇した利回りを得ることができることです。 下図は、3つのリターンを示しています。 従来の流動性供給 従来の流動性供給・取引手数料 従来の流動性提供、取引手数料、GammaSwap利回り CFMM に流動性を提供することでショート ガンマ ポジションが実現する場合、CFMMからショート・リクイディティを売却するとロング・ガンマ・ポジションが実現します。 これは、DEXから流動性を借りて、それによって表されるリザーブトークンを引き出し、保持することで不足する可能性があるため、一時的な損失を一時的な利益に変えることができます。一時的な利回りとは、借り手がリザーブ トークンを使用してより多くの LP トークンを購入できることです。 借り手はもちろん、借りた流動性に対する取引手数料も支払う義務があります。 プロトコルについてより詳しく説明するために、以下のチャートはガンマスワップのライフサイクルの概要と、ガンマのショートポジションとロングポジションの間のファンディングレートを示しています。 GammaSwapの仕組みは非常に複雑であり、より細かい部分に関しては割愛します。 GammaSwapは新しいベースとなる流動性レイヤー上に構築することができるようになるため、GammaSwapはDeFiの全LPポジションを集約し、 従来の株式市場におけるシカゴ・オプション取引所のCBOEボラティリティ・インデックス(VIX)のような商品を構築できる革新性があり、ゲームチェンジャーになりうるかもしれません。 DeFiの幅広い新商品やポジション構築が可能になるかもしれないため、注目しておきたいプロジェクトの一つです。 公式サイト:https://twitter.com/GammaSwapLabs Twitter:https://twitter.com/GammaSwapLabs Discord:https://discord.com/invite/gammaswap Medium:https://medium.com/gammaswap-labs Elementus:$10m POINTSeries A2で1,000万ドルの資金調達を実施。 ParaFi Capitalが投資。 ブロックチェーンデータソリューションツールを提供するプロジェクト 企業や組織がブロックチェーンデータを安全に効率的に利用できるようにブロックチェーン分析のツールを提供しています。 Spotlight Elementus Spotlightは、資金の流れを具体的かつ透明性をもって追跡するために構築されたツールです。残高、フロー、取引相手、参加者、リスクなど、チェーンに関する分析を行うことができます。 Radar Radarは資金の流れをエンド・ トゥ・エンドで追跡してあらゆるリスク領域を特定するルーツです。 対象のトランザクションとウォレットを監視して、資金の流れをより正確に追跡し、不正な預金がないか等もチェックして、正確なリスクスコアを算出します。 Pulse チェーン全体をマッピングすることで、ダッシュボード上ですべての資金の流れを把握できるようにします。的を絞った調査を行えるので不正取引が発生した場合はリアルタイムで特定可能。 個人投資家として投資判断を下すのにもデータなしには難しいので、より大きな資本を動かす企業の参入を促すには、Elementusのような正確で信頼できるデータを提供するサービスの普及が欠かせないと感じています。 公式サイト:https://www.elementus.io/ Twitter:https://twitter.com/elementus_io Blog:https://www.elementus.io/#blog Space ID:$10m POINTStrategic Roundで1,000万ドルの資金調達を実施。 Polychain Capitalとdao5がリードし、その他機関や業界リーダー等が参加。 .bnbドメインサービス Space IDはWeb3.0上のあらゆるIDをまとめて管理できるネーミングサービスプロジェクトです。 チェーンに縛られない分散型IDとして、1つのIDで仮想通貨取引・レンディング・NFTのミントなどを可能にすることを目指しています。 すでにイーサリアムには、ENS(Ethereum Name Service)が存在していますが、そのBNB版のようなサービスです。 これは自分の名前がリーダーボードやNFTの所有者リストに載るといった相互作用が生まれるだけでなく、IDやクレジットリストがないばかりに過剰担保となっているDefiローンの問題の解決にもつながります。 2022年9月に.bnbドメインサービスを開始し、すでに37万以上の登録と17万以上のドメイン所有者を獲得しています。 ドメインは公式サイトより取得することができます。 https://space.id/ .arbドメインの事前登録も開始予定 2月3日にArbIDがSpaceIDエコシステムに加わったことが発表され、.arbドメインサービスの開始がまもなくであることの告知がありました。ドメイン事前登録についての詳細はArbIDのブログにて投稿されるとのことです。 エアドロに繋がる可能性も高いので注目しておきましょう。 公式サイト:https://space.id Twitter:https://twitter.com/SpaceIDProtocol Discord:https://discord.com/invite/spaceid Medium:https://blog.space.id/ Doc:https://docs.space.id/ Cedro Finance:$1.5m POINTPre-Seedで150万ドルの資金調達を実施。 Shima Capitalがリードし、IVF, Mask Network, Sam Thapaliyaが参加。 クロスチェーン分散型レンディングプロトコル これまでチェーンをまたいで資金の貸し借りをするには、複数のサードパーティサービスを併用して複雑な操作をする必要があり、時間も手間もかかりました。 Cedoroを利用すると他のサービスを利用することなく、5回程度のクリックで完了します。 2022年12月にテストネットがリリースされており、現時点でBSC・Fantom・Avalanche・Polygon・Arbitrumの5つチェーンに対応しています。 ネイティブユーティリティトークンCEDを発行予定 Cedoro Financeがサポートするすべてのチェーンで展開され、プロトコルのユーザーに割当てられます。 Cedトークンを受け取る手段としては、流動性提供のインセンティブ・Cedホルダーに対するプロトコル収益の分配・Cedトークンのステーキングによる報酬などがあります。 最終的にはオムニチェーンの金融ハブになることを目指しており、今後Cedoro上に様々な新プロダクトをリリースしていく予定とのことです。 公式サイト:https://cedro.finance Twitter:https://twitter.com/cedro_finance Discord:https://discord.com/invite/R2KmG7bSEm Telegram:https://t.me/cedrofinance Medium:https://medium.com/@cedrolabs Doc:https://docs.cedro.finance/ Webacy:$5m POINTSeed Roundで400万ドルの資金調達を実施。 gmjpがリードし、Gary Vaynerchuk, AJ Vaynerchuk, Mozilla Venture等が参加。 Zerionのようなウォレット管理ツール。すでに複数のサービスをリリース デジタル資産の保護や管理にまつわるさまざまなサービスを提供するプロジェクトです。 CEO兼共同創設者の五十川舞香氏はスタンフォード大学→シルク・ド・ソレイユのパフォーマー→Microsoftエンジニアという異色のキャリアの持ち主です。 氏のいとこに身内の不幸があり、いとこの所有していたデジタル資産の管理に頭を悩ませたことがWebacy立ち上げのきっかけとなりました。 すでにWALLETWatchというサービスをリリースしています。無料で使えるのは一部の機能のみで、すべての機能にアクセスするには年100ドルを支払ってシーズンパスを購入するか、GrimmiesNFTを保有する必要があります。 WALLET Watchに複数のウォレットを登録しておくと、すべてのウォレットの状況をひと目で把握できる他、出入金があるとその内容についてSMSやメールで通知してくれるため詐欺などにすぐに気付けます。 不審に思った場合は、事前に設定しておいたパニックボタンを押すことでワンクリックですべての資産を移動することも可能です。 またCryptoWillというサービスは、自分が亡くなったときに資産を誰にどう配布するのかを決めておくことができるという、かなりユニークな内容になっています。 実際に触ってみるのが一番わかりやすいと思うので気になった方はぜひ利用してみてください。 公式サイト:https://www.webacy.com/ Twitter:https://twitter.com/mywebacy Discord:https://discord.com/invite/knnunyHU27 Blog:https://world.webacy.com/ SALT:$64.4m POINTSeries Aで6,440万ドルの資金調達を実施。 仮想通貨を担保に法定通貨を借りることができるレンティングプラットフォーム SALTは仮想通貨を担保に法定通貨を借りることができるレンティングプラットフォームです。仮想通貨の特徴である大きなボラティリティに対応するため、担保である仮想通貨の価格によって借入可能額が変動するシステムを採用しています。これにより仮想通貨を売らずに一時的に現金を得ること可能となります。 サービスもローンチ済でしたが、FTX破綻の影響を受けて、プラットフォームの出金を停止せざるを得なくなり、カリフォルニア州でのライセンスを失い、事業は一時停止されたままになっていました。 今回の調達した資金を元に事業を再開させるとのことです。この発表を受けてネイティブトークンである$SALTは400%以上高騰しました。 投機的なバブルが崩壊したこと、FTXが破綻したことなどが重なりGenesis、BlockFi、Voyager Digital、Celsius Networkなど多くのレンディングサービスが連鎖的に破産しました。ギリギリで持ちこたえているSALTの復活を期待しています。 公式サイト:https://saltlending.com/ Twitter:https://twitter.com/SALTLending Discord:https://discord.com/invite/q5UqawEcKG Telegram:https://t.me/SALTlendingannouncements Blog:https://saltlending.com/blog/ VRRB Labs:$1.4m POINTPre-Seedで140万ドルの資金調達を実施。 Jump Crypto, Big Brain Holdings, Taureonが参加。 「Proof of Claim」と呼ばれる独自のコンセンサスメカニズムを開発しているL1ブロックチェーン OWL ESGのチーフデータサイエンティストであるAndrew Smith 氏によって2020年に立ち上げられました。Andrew Smith 氏は元々Ethereumの投資家でしたが、PoS移行について分散化の観点から疑問を抱いたことから独自のコンセンサス・アルゴリズムProof of Claimを採用したL1ブロックチェーンの開発をスタートしました。 Proof of Claimを用いることでスケーラビリティの拡大・セキュリティ強化・完全な分散化の両立が可能になるとのことです。 また既存のレイヤー1は特定のプログラミング言語の習得を開発者に敷いていることも問題視しており、VRBBは言語に依存しない開発者に優しいプラットフォームの実現を目指しています。 今回の資金調達は開発とマーケティングチームの拡大の他、VRRB上でのアプリケーションの構築に興味がある開発者向けの教育プログラムの作成に使われる予定です。 ブロックチェーンのトリレンマ(スケーラビリティ・セキュリティ・分散化)の解決、開発者が言語を選択して素早くDAppsの開発とリリースができる環境の構築、どちらも同時に実現できるのであれば既存のL1チェーンを大きく凌ぐ革新的な内容となるので、メインネットリリースなど今後の動向には期待です。 公式サイト:https://vrrb.io/ Twitter:https://twitter.com/VRRBLabs Telegram:https://t.me/+4nJPCLdzGOUyMDQx Carbonplace:$45m POINTSeed Roundで4,500万ドルの資金調達を実施。 BBVA, BNP Paribas, CIBC, Itaú Unibanco, National Australiaなどが参加。 「炭素市場のSWIFT」と呼ばれているブロックチェーンのカーボンクレジット取引ネットワーク 銀行を通じてカーボンクレジットの買い手と売り手をつなぎ、効率的で安全な取引を実現することで、気候変動対策を推進することを目指したプロジェクトです。 カーボンクレジット市場を強化するという課題に取り組むために集まったCBIC・BBVA・ITAU・NABなどの銀行のグループによって2020年に設立された団体で、日本からは三井住友銀行が参画しています。 すでに世界的決済技術企業であるVisaやシンガポールのカーボンクレジットマーケットプレイスCIXなどと試験的取引を多数行っており、今年後半にプラットフォームがローンチされるとのことです。 今後カーボンクレジット市場の需要は2030年に15倍、2050年前に100倍に増加するとも予想されており、市場全体の動向に注目しています。 公式サイト:https://carbonplace.com/ Twitter:https://twitter.com/CarbonPlace Coincover:$30m POINT3,000万ドルの資金調達を実施。 Foundation Capitalがリードし、CMT Digitalが参加。 暗号資産の盗難、詐欺、紛失を防止および保護するためのプロジェクト Coincoverはイギリスのロイヤルミント(王立造幣局)でブロックチェーン関連の業務をしていたDavid Janczewskiと仮想通貨を含むサイバーセキュリティコンサルタント会社の経営をしていたAdam Smithによって2018年に立ち上げられたデジタル資産のセキュリティと保険を提供する会社です。 これまでにクラッキングやヒューマンエラーから資産を守るプロダクトを複数提供しています。 ・Theft Protection⇒ トランザクションを監視し、不正なアクセスによる異常を検知して被害を防止する。 ・Disaster Recovery⇒秘密鍵を始めとする資産へアクセスする情報をエンドツーエンドで管理。ウォレットにアクセスできなくなった際に速やかに回復させる。 サービスを利用しても保護されなかった場合は、規約に則った補償が受け取れるようになっており、保護だけでなく保険としての側面も持ち合わせています。内容が評価され、すでに200を超える仮想通貨関連の企業と提携済です。 仮想通貨関連のセキュリティのレベルが高まった後には、ソーシャルエンジニアリング(クラッキングなどの情報通信技術なしに口車などで重要な情報を騙し取ること)の横行がはじまることを見越しており、最終的には従来の金融機関では不可能な「誰かにそそのかされて行った送金の強制返却」をブロックチェーンテクノロジーで実現することを目指しているとのことです。 公式サイト:https://www.coincover.com/ Twitter:https://twitter.com/Coincoverglobal Blog:https://www.coincover.com/blog Vault:$4m POINTSeries Aで400万ドルの資金調達を実施。 Placeholderがリードし、AlleyCorp , Bullpen Capital, Everblue Managementが参加。 アーティストとファンをつなぐ音楽プラットフォーム アーティストとファンをつなぐプラットフォームです。 アーティストは自身の限定コンテンツ(音楽・ビデオ・写真など)へのアクセスキーとなるNFT(Vault)を作成・販売し、売上の80〜90%を獲得できます。ファンはNFTを購入することで、所有権が証明されたレアなコンテンツを独占・再販可能と双方にメリットがある仕組みです。 アプリはすでにダウンロード可能で、現在はVault側が選出した専属クリエイターの作品のみが販売されています。 現在はSolana上に展開されており、アーティストはPhantomウォレットとコンテンツさえあればいつでも手軽にNFT(Valut)を販売可能です。購入側は$SOL・クレジットカード・PayPal・アプリ内決済にて支払いができます。 公式サイト:https://vault.fan/ Twitter:https://twitter.com/vaultapp_ Mino Games:$15m POINTSeries Bで1,500万ドルの資金調達を実施。 Standard Cryptoがリードし、Boost VC・Collab+Currency・ Earl Grey Capital等が参加。 DimensionalsというBCGを開発中 MinoGamesは2011年に設立されたゲーム会社で、Mino Monsters・CatGame・DogGameなどのフリーゲームでヒットを飛ばしています。 また、これまでに計2500万ドルの資金調達を行っており、A16zも投資家に含まれています。 この度、WEB3ゲームへの参入するためにDimensionalsというコレクションキャラクターゲームを開発中で、今回の調達した資金はその開発費に使われるとのことです。 現状フリーゲームは収益の大半がAppStoreなどのプラットフォームへの手数料として消えており、開発側に大きな負担がかかっている状態となっています。 「WEB3を活用して、収益を開発者・クリエイター・ゲーマーに還元することを目指している」と CEOのSasha MacKinnon 氏はコメントしています。 現在、Whitelist募集中 公開されたトレーラー動画によると、Dimensionals〜HEROS OF THE MULTIVERSE〜は地球で発見された古代の遺物、DimensionStoneを見つけたコアとイブがその石の力でさまざまな星や世界に飛び立ち、たくさんのヒーローと出会う物語の模様です。 その他詳細についてはまだ発表がありません。 現在公式サイト上でWhitelistの申請ができるので気になった方はぜひ申し込んでおきましょう。 同社のゲームはもともとキャラクターの収集に焦点が当てられた内容となっており、コミュニティ形成やNFTとも相性が良いと思われるので今後の動きに注目したいです。 公式サイト:https://www.minogames.com/ Twitter:https://twitter.com/MinoGamesInc Discord:https://discord.com/invite/dimensionals Dymension:$6.7m POINTSeed Roundで670万ドルの資金調達を実施。 Big Brain HoldingsとStratosがリードし、Matchbox DAO, Shalom Meckenzieが参加。 CosmosとCelestiaの技術を活用した「RollApps」と呼ばれるモジュール型ブロックチェーン Dymensionは、スケーラビリティのためにロールアップ技術を組み込んだモジュール式のブロックチェーンプラットフォームです。 Dymensionは「RollApps」と呼ばれるモジュラー型ブロックチェーンのネットワークであり、開発者は誰でも自分のRollAppを構築し、デプロイできます。 RollAppsは、Cosmos Software development kit(SDK)をベースにしたDymensionのRollApp開発キット(RDK)で構築されており、データアベイラビリティレイヤーはCelestiaを活用しています。 2/15にテストネットを開始予定 https://twitter.com/dymensionXYZ/status/1623706686362902531?s=20&t=At9kx5rlQOjsiYZjcbxYng 今回のシード資金調達に伴い、Dymensionは2月15日にパブリックテストネットを立ち上げることを発表しました。第2四半期にはインセンティブ付きのテストネットが、第3四半期にはメインネットが立ち上がる予定なので、動向は注目しておきましょう。 また、Dymensionは、メインネットの立ち上げ前にさらに資金を調達する計画も立てており、2,000万ドル程度が目標調達額になる予定とのことです。 公式サイト:https://dymension.xyz/ Twitter:https://twitter.com/dymensionXYZ Discord:https://discord.com/invite/dymension Telegram:https://t.me/dymensionXYZ Medium:https://medium.com/@dymensionXYZ Doc:https://docs.dymension.xyz/ 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)