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2024/05/15エルサルバドル、地熱発電で473枚のビットコインを採掘|保有残高は5,750枚へ
エルサルバドルのビットコイン公式広報である「ビットコインオフィス」は、同国のビットコイン保有残高に473.5BTCを追加したことを明らかにしました。 これは、同国のテカパ火山からの地熱発電によって採掘されたとのことであり、地熱発電所が発電する102メガワットのうち、1.5メガワットがビットコイン採掘に割り当てられているとのことです。 El Salvador now has its own @mempool space where anyone can check out our #bitcoin treasury holdings. See details in the next post. pic.twitter.com/PEpVemHoFO — The Bitcoin Office (@bitcoinofficesv) May 12, 2024 エルサルバドルのビットコイン保有残高は、ビットコインオフィスから確認可能であり、この473.5BTCの追加により、エルサルバドルが保有するBTC残高は約5,750BTCとなったことも報告されました。 ホテル事業などビットコインへ幅広く投資をするエルサルバドル 同国のナジブ・ブケレ大統領は、ビットコイン愛好家であり、2021年にビットコインを法定通貨として採用したことでも知られています。 ブケレ大統領は、火山からビットコインを採掘するために300台のプロセッサーを調達しており、473.5BTCの採掘成功はこの取り組みが身を結んだ形と言えるでしょう。 The first capital raise in El Salvador on @Liquid_BTC is now live on @BFXSecurities And so begins a new era of capital markets for El Salvador. It is a small, exciting start to many big things to come for us, so stay tuned. In the meantime, more details on this project 🧵👇 pic.twitter.com/weGbno1ZAO — The Bitcoin Office (@bitcoinofficesv) May 15, 2024 また、こうしたBTC採掘への取り組み以外にも、Bitfinexを通じてトークン化されたホテルプロジェクトを行っていたりと、幅広くビットコインへ投資をしています。 ブケレ大統領は今年2月の選挙にて再選を果たしており、これからのエルサルバドルのビットコイン投資に注目が集まります。 情報ソース:ビットコインオフィス [no_toc]
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2024/05/15USDC発行体Circle、法的拠点を米国へ移転へ|より厳しい税制に直面か
Bloomberg Cryptoの報道によると、Circleが住所変更のための書類を裁判所に提出したことによって、法的拠点をアイルランドから米国に移そうと計画していることが判明しました。 Circle Internet Financial, issuer of crypto’s second-largest stablecoin, plans to shift its legal base to the US from the Republic of Ireland https://t.co/jiTOMiNhXG — Bloomberg Crypto (@crypto) May 15, 2024 Circleは、ステーブルコイン市場で2番目のシェアを有するUSDCの発行体です。 以前は、コインベースとCircleが共同設立した「Centre Consortium」がUSDCを運営していましたが、多くの規制を受けてCircleが単独で運営を行うことが2023年8月に発表されていました。 現在、CoinMarketCapによると、USDCの時価総額は329億ドルとなっています。 [no_toc] 移転により、厳しい税制に直面するも移転理由は未だ不明 今回の米国への移転によって、Circleはより厳しい税制に直面すると見られています。 Circleの拠点はアイルランドにあり、同国の法人税は12.5%となっています。しかしながら、経済協力開発機構(OECD)の税制変更により大手多国籍企業には最低でも15%ほどの課税が課されるようになりました。 厳しい税制を受けることになるにも関わらず、Circleが米国への移転を決定した理由は公式には発表されていません。 一方で、Circleは2023年より米国でのIPO(新規公開株式)が噂されており、実際に今年1月にはIPOの計画を規制当局に提出していました。 米国でのCircleの事業展開に注目が集まります。 情報ソース:Bloomberg Crypto、CoinMarketCap
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2024/05/14米大手コインベースでシステム障害|現在は復旧
米大手仮想通貨取引所コインベースでシステム障害が発生したことが、コインベースサポート公式X(旧Twitter)にて報告されました。 Coinbase is experiencing a system wide outage. We are investigating this issue and working on a solution. Please see https://t.co/a3pl4WiDhZ for updates. Your funds are safe. — Coinbase Support (@CoinbaseSupport) May 14, 2024 現在は、システムは復旧しているとのことでユーザーはコインベースステータスで現在の状況を確認することが可能です。 度々発生するコインベースのシステム障害 今回のコインベースのシステム障害は、コインベースが運営する機関投資家向けのインターナショナルと個人投資家向けのアドバンスドの両方にアクセスが出来ないというものでした。 コインベースでは、障害が度々発生しており、3月には一部のユーザーの口座残高が誤って0と表示される事例が、2月にビットコイン価格が6万ドルを超えた際にはトラフィックの急増によって接続障害や取引エラーが発生していました。 情報ソース:Coinbase Status [no_toc]
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2024/05/14海外大手金融機関のビットコインETF保有が判明|伝統金融の参入相次ぐ
カナダ第4位の銀行であるモントリオール銀行(BMO)が、米国証券取引委員会(SEC)へ提出した書類によって、ビットコインETFを保有していることが分かりました。 [caption id="attachment_113286" align="aligncenter" width="606"] 画像出典元:Editorial credit: JHVEPhoto / Shutterstock.com[/caption] 提出書類によると、フィデリティ(FBTC)、フランクリン・テンプルトン(AZBC)、ブラックロック(IBIT)、グレイスケール(GBTC)のビットコインETFを保有しているとのことです。 2024年1月に承認されたビットコインETFが、伝統的金融(TradiFi)におけるビットコインの採用を促進した一例と言えるでしょう。 海外大手金融機関にてビットコイン関連商品への投資が相次ぐ SECへの提出書類によって、BMO以外にも大手金融機関において、ビットコイン関連商品への投資が進んでいることが明らかになりました。 一例として、スイス銀行UBSが、ブラックロックのIBIT株式を3,600株保有していることも明らかになっています。他にも、JPモルガンやアメリカ第3位の銀行ウェルズ・ファーゴがビットコインETFを保有していることも判明しました。 このように各国大手金融機関によるビットコインETFや関連株式の保有は、伝統的金融のビットコインに対する関心の高まりを表していると言えます。 情報ソース:SEC(BMO、UBS、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ) [no_toc]
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2024/05/13メタプラネット、財務管理資産としてビットコインを採用へ
暗号資産投資・コンサルティング会社であるメタプラネットは、戦略的な財務管理資産としてビットコインを採用することを発表しました。 メタプラネットの財務管理の戦略的転換およびビットコインの活用について pic.twitter.com/1jSN4JVwZe — Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) May 13, 2024 メタプラネットの発表によると、ビットコイン採用の理由として、円安及び円通貨リスクの軽減が挙げられています。 メタプラネットは、10日にも19.8698BTC(約2億円)のビットコイン追加購入を発表していました。これにより、同社のビットコイン保有残高は、117.7BTCとなっています。 日本円は昨年から円安傾向で推移しており、昨年5月には135円前後で推移していたものの、今年4月には一時158円を超える円安を見せました。現在も155円前後で推移しています。 企業によるビットコイン投資への参画としては、マイクロストラテジーが代表的な例として挙げられます。最新情報によるとマイクロストラテジーは現在、214,278BTCを保有しています。 メタプラネットのビットコイン保有残高は117.7BTCであり、マイクロストラテジーのビットコイン保有残高と比較すると規模は小さいものの、今回のメタプラネットによる財務管理資産としてのビットコインの採用は、歴史的円安が進む中での日本企業によるリスクヘッジの一例として見做せるかもしれません。 情報ソース:MUFG、Bitcointreasuries.net(Microstrategy、Metaplanet)
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2024/05/13Degen Chain、12時間以上ブロック生成されず|$DEGEN価格への影響は不明
Degen Chainのブロック生成が、12時間以上(記事執筆時)停止している状況が続いています。 [caption id="attachment_113202" align="aligncenter" width="1052"] 赤枠部分が最新ブロック。12時間以上新しいブロック生成がされておらず。(画像引用元:https://explorer.degen.tips/)[/caption] Degen Chainは、Jacek氏とインフラプロバイダーSyndicateによって開発された、Arbitrumの技術を基にしたレイヤー3です。 3月28日にリリースされて以降、多くの注目と資金を集めており、Degen Chainのネイティブトークンである$DEGENは、分散型SNSFarcaster上で最大のコインとなっています。 We're currently experiencing a delay with Farcaster data on Dune and are actively working with @DuneAnalytics to address this issue. Additionally, the L3 chain is facing some downtime; we're in the process of resolving this with @conduitxyz. We appreciate your patience! — Degen 🎩 (@degentokenbase) May 13, 2024 公式もブロック生成停止の問題は認識しており、問題解決に取り込んでいるとのことです。 Farcasterによって多くの注目を浴びる$DEGEN Degen Chainの知名度向上には、$DEGENのエアドロップが大きな役割を果たしました。 $DEGENは、Base上のERC-20トークンであり、FarcasterのDegenコミュニティへのエアドロップを通じて、多くのユーザーに配られました。 $DEGENはFarcasterのミームコインとして扱われており、CoinGeckoによればミームコイン銘柄として第16位に位置しています。(記事執筆時) Degen Chainの状況が$DEGEN価格にどれだけの影響を与えるかは未だ不明の状態です。 記事ソース:Degen Chain explorer、CoinGecko
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2024/05/12香港でビットコインイベントが開催|中国からも多くの関心
5月9日から10日の2日間にかけて「ビットコインアジア」が香港で開催され、盛況のままに幕を閉じたことが報告されています。 And with that, #Bitcoin Asia is wrapped! Thank you to everyone who made this event special. Join us at Bitcoin Asia 2025! 🎟️👉 https://t.co/bvm9Zn5HzV pic.twitter.com/Lq3WFHDoPL — BitcoinConfAsia (@BitcoinConfAsia) May 10, 2024 このイベントでは5500人以上の参加者が集まりました。香港では現在、多くの暗号資産に関連するイベントが行われており、投資家たちの関心や資本が集まっています。 主催者によると、参加者の半分以上は中国本土からの来場者であったとのことです。この背景として、地理的な近さだけでなく、中国本土では暗号資産取引が禁止されていることも理由として挙げられます。 暗号資産への環境整備が進む香港 香港は、中国本土と異なり暗号資産に積極的な姿勢を示しています。 最近ではビットコインとイーサリアムの現物型ETFがそれぞれ承認され、4月30日より取引が開始されました。ETFを発行しているHarvest Global Investments社 CEOのHan Tongli氏は、将来的に中国本土の投資家にもビットコインETFを提供する可能性を示唆しています。 関連記事:香港でビットコイン、イーサリアムの現物型ETFが取引開始 さらに、香港を拠点とする取引所「HashKey」が今年1月には約1億ドルの資金調達を成功させるなど、地域内での暗号資産エコシステムの成長が窺えます。 香港では今年3月にはWOWサミットが、4月にはWeb3 Festival 2024が開催されており、香港の暗号資産への盛り上がりに注目が集まっています。 [no_toc]
NFT
2024/05/12Magic Eden、4月のNFT取引高で首位を獲得|Blurを追い越し
DappRadarの4月レポートによると、Magic Edenの取引高がBlurを約1億800万ドル上回り、NFTマーケットプレイスの首位を獲得しました。 4/ 🖼️ NFT trading volume dipped to $1.35 billion but saw over 4 million sales. @MagicEden took the top spot from @Blur_io as the leading NFT marketplace, largely due to its strong performance in Bitcoin Ordinals trading. pic.twitter.com/HZONWMuLh1 — DappRadar Insights (@InsightsByDR) May 9, 2024 Magic Edenが首位を獲得した理由として、Bitcoin Ordinalsへの注力が挙げられます。 現在、Ordinalsの取引は、マーケットプレイス全体の70%を占める大規模なものであり、Magic Edenはその流れに乗った形といえるでしょう。 その他にも、新しい報酬プログラムや、Yuga Labsとの継続的なパートナーシップを行なっていることも、Magic Edenが好調な理由として挙げられます。 NFTマーケットプレイスの行方を左右するOrdinals Magic Edenの首位獲得には、Ordinalsが大きな影響を与えていますが、事実、最も取引されているNFTはRunestoneであり、DappRadarによると取引高は1億2700万ドルとなっています。これは、第2位のBAYCの取引高8400万ドルを4000万ドル以上突き放した取引高となっています。 数年前までは、NFTマーケットプレイスといえばOpenSeaの一強であったものの、2023年にはBlurが台頭し首位を獲得しました。これには、ロイヤリティプログラムが影響していました。 そして今回は、Ordinalsへの積極的な取り組みによってMagic Edenが首位を獲得しています。UniSatがNFTマーケットプレイスとして第3位に入っていることも、OrdinalsやRunesといったビットコインNFTの勢いを示していると言えるでしょう。 NFTマーケットプレイスのシェア獲得には、そのマーケット単体の取り組みだけでなく、チェーンの隆盛やどのようなプロダクトを取り扱うかに非常に大きな影響を受けます。今後もNFTマーケットプレイスのシェア争いに注目が集まります。 記事ソース:dappradar [no_toc]
プロジェクト
2024/05/08最大手セキュリティデータプロバイダー「GoPlus」がRPCNodeによる新しいセキュリティサービスや詳細なロードマップを公開
業界最大手のWeb3セキュリティデータプロバイダー「GoPlus」が、RPCNodeによる新たなセキュリティサービス「GoPlusSecNet」や、トークノミクスなどの詳細なロードマップを公開しました。 🌐 Mystery Solved! #GoPlusSecNet is now live worldwide! 🔒 The first-ever RPC service centered around user security, building an impenetrable on-chain transaction firewall for #Web3 users. Experience a new level of security protection with GoPlus! #BlockchainSecurity pic.twitter.com/CxZzA1vAmK — GoPlus SecWareX (@GoPlusSecWareX) April 30, 2024 本記事では、簡単なGoPlusの概要から新情報の紹介までを行なっていきます。 GoPlusとは? GoPlusとは、Web3における悪意ある行為を検出し、ユーザーに安心安全な体験を実現するセキュリティデータプロバイダーです。 GoPlusのネットワークは、主にセキュリティ・データ・レイヤーとセキュリティ・コンピュート・レイヤーで構成されており、パーミッションレスであるためどの開発者でも参加することが可能です。 また、アンチスキャム、アンチフィッシング、アンチMEVなど、トランザクションにおけるさまざまな段階のユーザーのセキュリティ要件に基づき、対応するセキュリティ・ソリューションを提供しています。 おそらく、現在GoPlusで最も有名なセキュリティプロダクトは「SecWareX」でしょう。これにより、ユーザーは資産のセキュリティを完全にコントロールし、個々のニーズに合わせたさまざまなリスクコントロールとセキュリティポリシーを設定することが可能になっています。 GoPlusでは、分散型セキュリティデータサービスネットワークやSecWareXセキュリティプロダクトなどを通じて、We3のオンチェーン取引環境全般に対して包括的なセキュリティソリューションを提供しています。 GoPlusのより詳細な紹介は、こちらの記事でも行っておりますので、興味がある方はご参照ください。 Binance Labs.からも出資を受けるGoPlusに関して徹底解説、業界最大手のセキュリティデータプロバイダを紹介 RPCNodeによる新しいセキュリティサービス「GoPlusSecNet」が開始 4月30日、「GoPlusSecNet」がリリースされました。 これは、RPCNodeレベルでセキュリティ対策を行う新しいセキュリティサービスであり、侵入不能なオンチェーン・トランザクション・ファイアウォールを構築するものです。 GoPlusSecNetによって、ブラックリストに登録されたアドレスとの取引は自動的にブロックされたり、詐欺サイトでフィッシングコントラクトを承認しようとした際には、阻止されるようになっています。 また、悪意のあるアセットを購入しようとした場合、取引結果をシミュレートし被害が発生する前にリスクを把握することが可能です。 SecWare Protocolについて GoPlusNetworkを紹介するにあたって欠かせないのが、「SecWare Protocol」です。 SecWare Protocolは、ユーザーとセキュリティ開発者を中心に構築された分散型セキュリティサービスのエコシステムです。これはユーザー、開発者、セキュリティサービス間の相互作用と関係を定義する複数のコントラクトエンティティで構成されています。 SecWare Protocolでは、セキュリティサービスはSecWareとして定義されます。開発者はブロックチェーン上にSecWareインスタンスを作成し、ユーザーはバインディングと購入を通じてセキュリティサービスにアクセスする仕組みとなっています。 こうした仕組みを成り立たせるためには、インセンティブを中心としたエコシステムの構築が欠かせません。次では、トークノミクスやロードマップに言及していき、どのようなインセンティブが設定されているのかを紹介していきます。 トークノミクスやロードマップの詳細も公開 GoPlus Networkは、より詳細なトークノミクスとロードマップも公開しました。 これはエコシステムの拡大、セキュリティサービスの強化、トークンの普及に重点を置いたものとなっています。 トークノミクス ユーティリティ $GPSはGoPlusによる独自トークンであり、セキュリティガスとして機能します。 これはユーザーがSecWareにアクセスするための手数料となったり、開発者にとっては高品質のSecWareアプリケーションを作成・維持するための報酬として重要なインセンティブとなるなど、多くのユーテリティを有しています。 主要な用途として、以下が挙げられます。 サービスへのアクセス手数料:ユーザーは、様々なSecWareにアクセスするための手数料として、$GPSトークンを支払う必要があります。 開発者のインセンティブ:$GPSはすべての参加者に品質とセキュリティを優先させるインセンティブを与えます、 また、手数料の支払いについては、サブスクリプションモデル(定額制)と、トランザクションごとの支払いモデルの二つが提供されており、ユーザーはニーズに合わせた支払い方法を選択できるようになっています。 ステーキング $GPSはステーキングによっても、ネットワークの全体的なセキュリティとガバナンス強化に寄与します。 エコシステム参加者ごとに、以下のようなメリットが提供されます。 データ貢献者:ネットワークへのデータ提出、データ検証プロセスへの参加、提供したデータの有用性と正確性に基づくインセンティブを得ることが可能です。 計算ノード貢献者:ステーキングすることで、コンセンサスメカニズムに関与し、供給する計算能力に比例した報酬を得ることが出来ます。 SecWare開発者:開発者はエコシステム内にアプリケーションを展開し、開発リソースにアクセスし、ユーザーから取引手数料やサブスクリプションを受け取ることが可能となります。 ユーザー:ステーキングによって、ユーザーはガバナンスの決定における議決権を付与され、システムの方向性や方針決定に参加することが出来ます。 ロードマップ 現在、2024年Q2から2025年Q2までのロードマップが公開されています。それぞれを紹介していきます。 2024年Q2-Q3 セキュリティRPCサービス「GoPlus SecNet」の開始:イーサリアムとBNBチェーンをカバーし、SecWareXユーザーがリアルタイムでオンチェーンのリスクコントロールを体験出来るようになります。 SecHubローンチ: パーソナル・セキュリティ・センター・モジュールの導入により、様々なレベルのセキュリティ・リスク設定が可能となります。 SecWareプロトコル開設: GoPlus Networkの開発者エコシステムを構築し、SecWareXを通じてより多くのサービスがユーザーにサービスを提供できるようにすることを目指します。 セキュリティガスのサービスモデル: すべてのオンチェーン取引を$GPSで保護し、ユーザーのセキュリティニーズに応えることで、$GPSを中心とした消費メカニズムを構築します。 2024年Q4 GoPlusNetworkテスト版の開始:セキュリティデータ貢献レイヤーを導入し、データ貢献者がトークンをステークすることでデータ貢献ノードになることが可能になります。 USM(User Security Module)のリリース:USM SDKをリリースし、さまざまなRPCやチェーンのシーケンサーへのオープンな統合を可能にすることで、セキュリティサービスの規模と範囲を拡大します。 より多くのブロックチェーンをサポート: マルチチェーン環境におけるGoPlus Networkの適応性と互換性を強化します。 2025年Q1 SecWare Decentralized Computing Layerのローンチ: より多くの開発者がサービスを展開できるようになり、コンピューティングレイヤーノードに対するインセンティブプログラムを導入します。 GoPlusセキュリティエンジンの一部オープンソース化: 開発者プラットフォームとプレイグラウンドを、コミュニティの参加と開発のために開放します。 SecWare開発者プラットフォームの立ち上げ: これにより、開発者は独自のSecWareを自由かつ自動的に開発、デプロイ、公開できるようになります。 2025年Q2 GoPlus Networkメインネットの立ち上げ: メインネットワークプラットフォームの正式リリースと運用を開始します。 GoPlusの今後の展開について GoPlusNetworkエコシステムが健全に稼働するためには、エコシステム参加者全体の協力が必須となります。そうした協力を実現するために必要なのがインセンティブであり、$GPSはその機能を果たすものです。 $GPSトークノミクスの詳細が発表されたことで、GoPlusNetworkをより強固にするための仕組みへの解像度が増した形となります。また、来年までの詳細なロードマップの公開によって、GoPlusNetworkが目指す方向性も分かるようになりました。 多くのハッキング被害が発生している現在、セキュリティに対する需要は非常に増しています。GoPlusNetworkの試みは、単なるプロダクトとしてセキュリティソリューションを提供するだけでなく、$GPSステーキングという仕組みを用いることで、開発者だけでなく一般ユーザー全体を包括的に取り込んでいることが特徴と言えるでしょう。 今後のGoPlusNetworkの成長に注目が集まります。 GoPlus 各種Information Website:https://gopluslabs.io/ 英語公式X:https://x.com/GoPlusSecurity 英語Medium:https://goplussecurity.medium.com/ 日本語公式X:https://twitter.com/GoPlus_JP Discrod:https://discord.gg/5cvSsaT8N5
Web3ゲーム
2024/04/10レーシングクラブ運営ゲーム「BAC Games」体験レポート|Blastチェーン最注目GameFi
2月29日にメインネットがローンチしたBlastは、NFTマーケットプレイス「Blur」の創設者であるPacman氏(@PacmanBlur)によって立ち上げられたイーサリアムレイヤー2です。 ローンチから1ヶ月以上が経過しているものの、Blastポイント及びBlasetゴールドを中心としたインセンティブキャンペーンが行われており、非常に活気に満ちています。 そうしたBlastエコシステムの中でも、GameFi領域において一際高い注目を集めているのが、BAC Games(以下、BAC)です。 BAC β+ test is live now! Join us here: https://t.co/SFQBp7q2RK pic.twitter.com/XDdMmaWQrx — BacGames (@BAC_Web3) March 26, 2024 BACは、カーレースに焦点を当てたゲームですが、レーシングではなくクラブ運営をテーマとしていることが特徴として挙げられます。現在は、ベータ版が提供されており、Genesis NFTをステーキングしたプレイヤーが遊べるようになっています。 今回の記事は、BACの特集及び筆者が実際にプレイしてみた体験レポートを組み合わせたものとなっています。 BAC Gamesとは? [caption id="attachment_111106" align="aligncenter" width="1194"] https://medium.com/@BACGames/faq-on-bac-games-ce9d0f2c2308[/caption] Blast Big Bangコンペ優勝プロジェクト Blastは、2月29日のメインネットのローンチ前に、1月からBlast Big Bangと名付けられたコンペティションを開催していました。 Blast テストネットを公開しました! また同時に、次世代のDapps開発コンペティション、Blast BIG BANGを開催します。 2000億円超のTVLと10万ユーザーを誇るBlastコミュニティ向けのDappsを開発し、業界トップの投資家とネットワーキングする機会や、Blast Airdropの獲得を目指しましょう! pic.twitter.com/BmNWTTgIGj — Blast (@Blast_L2) January 18, 2024 Spot DEXやPerp DEX、レンディングなどといった8つのカテゴリーに対して、3000以上の応募がありました。そこから優勝プロジェクトとして47のプロジェクトが選出されました。 BACは、「NFTs/Gaming」のカテゴリーとして選出された優勝プロジェクトです。 レーシングゲームではなく、クラブ運営ゲーム [caption id="attachment_111105" align="aligncenter" width="1400"] https://medium.com/@BACGames/faq-on-bac-games-ce9d0f2c2308[/caption] BACは、Blast Auto Club の略称であり、車を中心としたゲーム構築がされています。 しかしながら、レーシングゲームではなく、クラブ運営に重点を置いたゲームであることが特徴です。 クラブは最大15人で運営することが可能であり、各プレイヤーが入手した素材をクラブに寄付(Donate)することで、車を購入し、その車を走らせることで、報酬を獲得する仕組みとなっています。 "Group to Earn”がテーマ BACは、"Group to Earn”をテーマとしています。 通常、to Earn系のゲームは、単独プレイヤーが自身の利益を最大化するように動くように設計されがちですが、BACは報酬の最大化のためには、他のプレイヤーとの協力が必須な仕組みとなっています。 コミュニティ重視の仕組みであり、協力が必須なことからも、これまでのto Earn系とは一線を画した設計となっていると言えるでしょう。 具体的にどのような仕組みになっているのかは、次章にて詳しく説明していきます。 コミュニティ運営に注力:開発者向けエアドロップを100%還元すると発表 The excitement is real! 🚀 Big thanks to @Blast_L2 for their support as @BAC_Web3 aligns perfectly with giving back 100% of airdrop rewards to the community, following Blast Team's guidance! 🌟 Our users are greatest treasure of BAC Games! Clarifying: BAC Games hasn't added… https://t.co/tiuBpbBMyn — BacGames (@BAC_Web3) March 23, 2024 Blast運営は、コンペ選出プロジェクトに対して、開発者向けのエアドロップを行うと発表しています。 そしてBACは、そうした開発者向けエアドロップを100%コミュニティに還元するとしています。 これによりプレイヤーはより多くの報酬を得ることが出来るため、BACは根強い支持を得ています。 NFT価格がミント価格の3倍以上で推移:エアドロの3重取りも可能 [caption id="attachment_111080" align="aligncenter" width="1439"] https://element.market/collections/bac-genesis[/caption] BACをプレイするにはNFTが必要であり、Genesis NFTのミント価格は0.16ETHでした。 しかし現在(記事執筆時)の二次流通価格では、最低価格でも0.49ETHとなっており、非常に注目が高いことが窺えます。 この背景として、BACのゲーム性の高さ、現在提供されているベータ版ではNFTのステーキング必要であり売り圧が低いことが挙げられます。また、Blast、BAC、Ultiverseのエアドロの3重取りが可能であることも理由の一つとして考えられます。 BACのゲームシステム ここからはより詳細な、BACのゲームシステムの紹介をしていきます。 今回の記事で紹介しているBACの内容は、あくまでも記事執筆時(ベータ版)のものであり、将来には細かな仕様が変わる可能性があることはご承知おき下さい。 NFTには3種類のロールが割り当てられている [caption id="attachment_111108" align="aligncenter" width="1439"] NFTには3種類のロールが設定されている:(左から)Operator、Racer、Engineer[/caption] NFTには、Operator、Racer、Engineerという3種類のロールが割り当てられています。 それぞれのNFTがゲーム内で入手可能な素材は異なっており、車を購入・走行には、3種類の素材全てが必須となっています。 そのため、BACをプレイするには最低でも3つのNFT(各種類1つずつ)が必要となっており、これがBACにおいて「協力」が効率的に報酬を最大化するために必須な要素となっている理由です。 NFTを働かせて素材を稼ぐ [caption id="attachment_111107" align="aligncenter" width="1439"] https://medium.com/@BACGames/bac-game-beginner-tutorial-38ba3db369cb[/caption] BACでは、NFTを働かせての素材集めが基本となっています。 Tech WorksでNFTを働かせる(Work)ことで素材を集めるのですが、1回あたり8時間となっており、終了後の素材集め以外では何もしなくていいようになっています。また、後述する車の走行も同様に、8時間ほどの時間が必要になってくるため、実際にBACを触る時間はそこまで必要ではありません。 基本的には放置ゲームであり、隙間時間に気軽にプレイすることが可能となっています。 車の購入をして補給(Refuel)をする [caption id="attachment_111113" align="aligncenter" width="1439"] 実際のゲーム内プレイ画像[/caption] 報酬($BAC)を稼ぐには、車を購入して走行させることが必須です。この車の購入には、素材がそれぞれ200必要です。 これら素材は、各プレイヤーからクラブに対して寄付(Donate )された分から賄われます。 車を購入しただけでは、車を走行させることは出来ません。購入した車に対して、3つの素材を補給(Refuel)する必要があります。 ここで注意が必要なのは、補給に際して使用される素材はクラブに寄付された素材からではなく、各プレイヤーがそれぞれ個別に直接提供しなければならないことです。 そのため、持っている素材を全て寄付してしまうと、車の購入は出来たものの走らせることが出来ないという事態にも陥る可能性があります。そのため、効率的に稼ぐためにも素材の使用用途はきちんと精査する必要があります。 車を走行させて$BACを稼ぐ:$BACは各個人への分配以外にもクラブのVaultにも別途蓄積 [caption id="attachment_111114" align="aligncenter" width="1439"] 実際のゲーム内プレイ画像[/caption] 車を購入し補給をすると、ミッションを選んで車を送ります(Send)。 車の走行にかかる時間は8時間であり、車が帰還した際には、報酬として$BACがクラブメンバーに配布されます。 その際、クラブのVaultにも$BACが貯まるようになっており、貢献度の高いプレイヤーに対して、ボーナスとしてVaultから$BACを渡すことも可能となっています。 現在は、V1が稼働中 ここまで記載した内容が、BACの一連の流れとなります。 現在は、PvEモードに主軸が置かれており、効率的な攻略の進め方やクラブ運営のノウハウを学ベル段階と言えるでしょう。今後には、PvPモードが追加される予定とのことですので、より複雑で高度なゲーム展開がされることが予測されます。 Q2で予定されているV2バージョンでは、以下の要素が追加されるとのことです。 PvPモード(クラブ同士での対戦) 3つのレベル(都市、国家、世界)でのレース協会会長選挙 ゲーム内資産取引のためのオークションハウス NFT非保有者のためのクラブファン 今後のロードマップ ゲームは現在ベータ版が提供されており、今後のロードマップも以下のように発表されています。 Q2:BACトークンのローンチ、V2バージョン稼動、ジェネシスPFP NFTコレクション発売 Q3:シリーズ第2作を発売 Q4:シリーズ第3作を発売 今後もBACエコシステムは拡大予定であり、BAC Gamesが提供するすべてのゲームでは、$BACトークンが活用されるとのことです。 実際にプレイしてみたBAC体験レポート ゲームシステムは基本は放置ゲームであり非常にシンプル 車の購入・走行に必要な素材集めにはリアルタイムで8時間必要であり、車の走行にも8時間かかるため、常に画面に張り付いておく必要はなく、隙間時間にタスクを進めるだけでいいので、非常にシンプルなように思いました。 忙しい人でも気軽にプレイできるのはメリットだと感じました。 クラブメンバーに対するコミュニケーションが必須 ゲームシステムがシンプルである一方で、効率的に$BACを稼いでいくためには、グループ内の交流やメンバーの協力が絶対に必要となっています。そのため、単純なプレイ時間よりも、Discordなどでのメンバー募集やクラブの方針の打ち合わせといったコミュニケーションに割いた時間の方が多くなりました。 Group to Earnという仕組みがどのようなものになるのか、非常に興味があったのですが、現状の仕様においてはかなり効果的に機能しているように思えました。 総評 マーケティングにも力を入れており、運営がしっかりしているように思われる [caption id="attachment_111112" align="aligncenter" width="1199"] https://twitter.com/BAC_Web3/status/1772270000985829857[/caption] Blastでは数多くのプロジェクトが進められていますが、少なくともGameFiというカテゴリーにおいては、BACが非常に洗練されているようにも思います。 ゲーム性の高さだけでなく、KOLを中心としたマーケティングやNFTのフロア価格の維持、トークンローンチの計画など活発に行っており、プレイヤーを常に惹きつけています。 今の所、これといったハッキングやFUDの話も聞かないため、順調に運営がされているのではないでしょうか。 "Group to Earn”という仕組みが面白い [caption id="attachment_111119" align="aligncenter" width="1439"] 実際のゲーム内プレイ画像[/caption] クリプトの世界ではコミュニティの重要性がよく提唱されますが、プロジェクト主導のコミュニティ運営だけでなく、プロジェクトの中での小規模なプレイヤー同士集団を作り、その集団ごとに活動が盛んになるといったところまで作り上げているプロジェクトは少ないように思われます。 しかし、BACでは、効率的に稼ぐためには絶対にグループを作らないといけない仕様上、自然とコミュニティが形成されていくようになっています。グループ作成にかなり強いインセンティブがあるため、自然とコミュニケーションが作られるようになっており、しかもそれがきちんと機能しているというのは珍しいと思いました。 ゲームシステムの拡充やユーザー体験の向上に期待 現在はベータ版が提供されていますが、今後もBAC Gamesエコシステムは拡大していくとのことなので、将来性に期待が持てます。 実際にプレイしてみると多少は不便だと思う箇所もありました。例えば、クラブ内チャットがないため、クラブメンバーと素材の投資方針などの打ち合わせをするために、ゲーム外(例えばDiscordなど)でクラブメンバーが交流出来る場を構築する必要がありました。 PvEの現時点では特に問題ないのですが、PvPのシステムが導入され本格的にクラブ運営をしないといけなくなれば、より多くのコミュニケーションを取る必要があります。知り合いでクラブを作るならば個別に連絡を取れるため問題ないのですが、ゲーム内のクラブ募集から参加した人とは交流する手段がないのが現状です。 何らかの形で、ゲーム内でのコミュニケーション手段などが出てきて欲しいとは思いますが、BAC運営はかなりプレイヤーの意見を取り上げてくれるように思えますので、今後の発展に期待しています。 以上が筆者が実際にゲームをプレイした体験レポートになります。 Blast上の各プロジェクトがサービスを開始しており、ユーザーの取り囲みに精を出していますが、現時点で新規に入ってきたユーザーはどのプロジェクトを追えばいいか迷っている方も多いかと思います。 そうした中で、BACは将来性に期待が持てるプロジェクトのように感じました。 現在は、NFT保有者でなければプレイすることが出来ない段階ではありますが、ジェネシスPFP NFTコレクションが発売予定であったり、NFT非保有者のためのシステムも構築予定とのことですので、出遅れてしまっているということはないと思います。 新規参入をするためにも、BACの情報を追ってみるのもいかがでしょうか。 BAC Games各種information 公式サイト:https://www.bacgame.io/ X:https://twitter.com/BAC_Web3 Discord:https://discord.com/invite/bacgames Medium:https://medium.com/@BACGames