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2018/03/09取引所のセキュリティを判断するポイントって?
皆さん取引所はどこを主に使っていますか?先日のコインチェックでの事件を受けて自分の使っている取引所を見直した方も多いのではないでしょうか。 今回は、そんな取引所選びの基本となるセキュリティを判断するポイントをご紹介します。取引所は自分の大切な資産を預ける場所なので慎重に選ぶことが大事になってきます。 ポイント①二段階認証 最近様々な場所で導入されているSMSやメール、認証アプリを利用した二段階認証はセキュリティの向上に一役買っています。メールアドレスとパスワードだけでログインできる方が簡単ではありますが、それは同時にハッカーにとっても簡単にハックできるということになります。 国内の取引所は全てこの二段階認証に対応していますので、是非設定しておきましょう。しかし、二段階認証はあくまでセキュリティを強化する意味合いで採用されているため、完璧にハッキング被害を防げるというわけではありませんので注意が必要です。 ポイント②コールドウォレット&マルチシグネチャウォレット コールドウォレット コールドウォレットはネットから完全に切り離されたオフラインの環境で保管されているウォレットのことを指します。 こちらも国内の取引所では全てで導入されています。しかし、全ての資産をコールドウォレットに保管していると、送金の際などに利便性が損なわれるので取引所によってはホットウォレット(オンラインのウォレット)を併用しているところもありますので注意が必要です。 マルチシグネチャウォレット 引用元:CoinSutra マルチシグネチャウォレットとは一つのアドレスに対して複数の秘密鍵が割り当てられているウォレットのことを指します。ビットコインを移動する際に複数の秘密鍵が必要になるため、安全性が高いと言えます。 マルチシグネチャウォレットはbitbankやzaif,bitFlyerなどで実装されています。 ポイント③保険会社との提携 銀行はペイオフ制度によって倒産したとしても、顧客の資産は1,000万円までは帰ってくるようになっています。一方で仮想通貨取引所はまだ法整備が進んでいないため、保険会社との契約は各社の判断に任されている状態です。 ポイント④取引所の規模 取引所の規模=安全性が高いというわけではありませんが、規模が大きいということはそれだけ多くのユーザーに信頼されているということでもあります。 また、規模が大きい取引所の中には大手企業から出資を受けている取引所もあります。これもそれらの企業から信頼されているということになります。 ポイント⑤仮想通貨交換業者としての登録の有無 金融庁財務局では仮想通貨を扱う取引所に対して、会計面やセキュリティ管理、顧客資産の分別管理などのチェックを厳格に行い、認められた取引所のみ認可しています。 つまり、この登録を済ましている取引所は金融庁の厳格な審査を通過している取引所ということになります。この点も参考に仮想通貨取引所を選択しましょう。 まとめ 取引所のセキュリティを見定める際のポイント、いかがでしたでしょうか?今回紹介したポイントのうちいくつかは知っていたという方は多いと思いますが、「全てのポイントを気にしていた」なんて方は中々めずらしいのではないでしょうか。 今回紹介したのは取引所のセキュリティを見極める方法ですが、この他にも資産を取引所ではなく、ハードウェアウォレットに保管するなどさらにセキュリティを高める方法はたくさんあります。大切な資産を扱う場所ですのでセキュリティ面は常に気にしておくのが得策と言えるでしょう。 kaz なんとなくで取引所を選んでいる人は多いと思いますが、もしもの際にセキュリティは非常に重要な要素なのでしっかりと選ぶことをお勧めします
特集・コラム
2018/03/08貧困グラドル白川花凛の仮想通貨って何ですか?? 第4回 −ビットコインで買い物をしたお話−
頭がいい皆さん、こんにちは。 母校の偏差値は35、元グラドルの白川花凛です! 「貧困グラドル白川花凛の仮想通貨って何ですか??」第4回目です。 ビットコインを使って買い物に挑戦! 今回はビットコインで買い物をしたお話です。購入したものは、チェキフィルムです! 地下アイドルのお給料のほとんどがチェキの売り上げによるものです。 チェキ1枚の価格はアイドルによって異なりますが、大体500円~2,000円で販売しています。 物販へ来てくれたファンの方と2ショットを撮り、サインをして、握手をして……という「接触」がこの価格の中に含まれています。 チェキフィルム1枚の原価が大体130円なので、高すぎると思う方もいるかと思います。 付加価値を付けるアイドルヲタク、仏。マジ卍。 さて、チェキフィルムを日用品のように購入していることが伝わったところで本題です。 ビックカメラがビットコイン決済に対応しているじゃないですか!!! せっかくだからビックカメラ店頭でビットコインを使ってみようかな~と挑戦しました!!! 失敗しました!!!!! 失敗した原因は、ビットフライヤーの登録に時間がかかりすぎたからです。 ビットフライヤーはビックカメラのレジでビットコイン決済をする際に絶対必要(になるっぽい)アプリです。 っぽい、というのは私が実際にビックカメラ店頭でビットコイン決済に失敗したわけではないからです。 他のウォレットのQRコードを出したら、ビットコインだけ消えてビックカメラでは決済扱いされていないという恐ろしい事態になった体験談を見かけました、ワー☆ 支払いはなるべくスムーズに済ませたい、店員さんとの会話は最低限の言葉だけで済ませたい……。 有人レジを避けるコミュ障が、あえてビックカメラでビットコイン決済に失敗するレポートは難易度SSな上に普通に迷惑になるので、大人しくビットフライヤーをスマホにDLしました。 ビットフライヤーはサクッと登録できるアプリだと思っていたのですが、住所入力から身分証明書提出までがっつりあるアプリでした。身分証の提出に3回失敗して挫折しました。 ついでに焦って登録してしまったせいでパスワード忘れました!9文字以上って長い! 店頭の買い物は断念したけれど... ビットコインを持ってるけど使えない状況がハイテク家電を与えられたゴリラみたいな状況みたいで悔しいのでビックカメラ通販でビットコイン決済に再チャレンジしました。 すると、ビックカメラ通販はビットフライヤーではないウォレットアプリでも問題なくビットコイン決済できました!!!やったー!!! 一回目はQRコードのコピーができなくて失敗しましたが…これは多分私のスマホが悪いです。 そのため、iPadのブラウザから購入手続きをしてスマホでQRコードを読むというすごーくアナログなことをしたらスムーズに事が進みました!ぐう手間!!! ガラケー時代に保存ができない画像を別の携帯で写メ撮っていたことを思い出しました。 スクショが当たり前のようにできる現代で、そんなことするのはiPhoneの画面が割れたときくらいですよね……。 QRコード決済については、日頃からLINE payで利用しているので便利だなと思います。 女子のお財布ってすごく厚いじゃないですか。ちょっとポケットにって絶対入らないサイズです。お昼休みにちょっとコンビニに行くときとかすごく邪魔です。 そういう時にスマホ1台で完結するQRコード決済の便利さを感じます。 あと、ビットコイン決済による手数料がビックカメラ側から発生しないのが意外でした! 手数料に1,200円とか取られたらどうしよう…と不安でしたが、ウォレットから送金するときに1%くらいかかっただけで安心しました。 なんとかビットコイン決済ができたので、ハイテク家電を使いこなすゴリラの知能にはギリギリ達した気がします。やったね! それでは、白川花凛でした~! Twitterも日頃ツイートしているのでフォローしてください☆ バックナンバー 貧困グラドル白川花凛の仮想通貨って何ですか?第3回 貧困グラドル白川花凛の仮想通貨って何ですか?第2回 貧困グラドル白川花凛の仮想通貨って何ですか?第1回
レポート
2018/03/08【レポート】TV-TWOミートアップレポート
こんにちは、ぽんた(@suhara_ponta)です。 今回はテレビ広告のエコシステムにイノベーションを起こそうというTV-TWOのミートアップに参加してきたので、そのレポートをしたいと思います。 TV-TWOの創業者二人のセッションの後に行われた、アラタさん×edindinさんのトークセッションの様子もお伝えします。 TV-TWO(ティーブイツー)とは? TV-TWOはドイツ生まれのプロジェクトで、「パーソナライズされたビデオストリーミング」オプションを使い、個人に対し、通常のテレビ体験との融合によって生まれる全く新しい「オープンコンテンツプラットフォーム」を提供するプロジェクトです。 現在、TV-TWOはPre-sale期間中で参加者には通常より30%のボーナスが付与されます。 CRYPTO TIMESでもTV-TWOに関して取り上げているので、詳しくはこちらの記事をご覧ください↓ 【ICO】TV-TWO (ティーブイツー) 現在のテレビエコシステムを解決するための分散型ソリューション - CRYPTO TIMES TV-TWO Tokyo Meetupのレポート 今回のミートアップは、3月4日に神田のC-Loungeで開催されました。参加者は20人くらいで男性が多かったです。 創業者のトークセッション スピーカーはTV-TWO共同創業者のPhilipp Schulz氏とJan Phillip Hofste氏の2人。Philippがマーケティングやパートナーシップなどのビジネスサイドを担当し、Janがエンジニアとしてテクノロジー面を担当しています。 Jan Phillip Hofste氏 Philipp Schulz氏 現在はアジア各国を巡るキャンペーンの途中で、上海と香港の次に東京、最後にソウルへ行くとのことでした。 創業のきっかけ 2人はモバイル広告事業の会社をやっていました。事業はとても上手くいき、Telefónicaというスペイン最大手の通信会社に売却してエグジットしました。 モバイル広告事業を通して、企業の広告予算の大半はテレビ広告に使われていて、モバイル広告にはあまり使われないという現状に直面しました。 モバイル広告のプレイヤーは数多く存在し、イノベーションも頻繁に起きているのに対して、テレビ広告は数十年間同じスキームが取られていて、イノベーションが起きていません。200兆円の市場があるのにです。 そこで2人はテレビ向け広告にイノベーションを起こすべくTV-TWOを起業しました。TV-TWOはテレビ2.0のような意味合いで名付けられています。 スマートTVはスマートフォンのようにスマートには使われていません。全世界に7000万台あるスマートTVが、何かを待っています。 モバイル広告に追いつくだけではなく、ブロックチェーンを使ってよりさらに先の広告を作りたいという想いでTV-TWOを創業しました。 TV-TWOのコンセプト 現在のテレビ広告は、広告主と消費者との間で、テレビ局がゲートキーパーになっています。 TV-TWOはブロックチェーンとトークンを用いて、仲介人の排除ができて、透明性を高めます。 テレビで流れているのは、スポンサーコンテンツ(CM)とオーガニックコンテンツ(TV番組)の2つですが、現在はテレビ局という仲介人を通して配信されています。 TV-TWOでは広告主がスポンサーコンテンツ(CM)を出稿するためにトークン(TTV)を払い、視聴者はスポンサーコンテンツを視聴するとトークンの一部をもらえます。オーガニックコンテンツの作成者はコンテンツを見た視聴者からトークンをもらえます。この時、視聴者は広告主から受け取れるトークンの方がオーガニックコンテンツ視聴のためのトークンより多いので、課金する必要はありません。 広告費はテレビ局に搾取されず、ユーザーとコンテンツクリエイターの元に届くようになるのです。広告主は、今までブラックボックスになっていた、広告が誰にどのくらい届けられたかというデータを正確に入手することができます。 デモ 次にスクリーンでデモを行ってくれました。すでにプロトタイプが公開されていて、LGとSAMSUNGのスマートTVに対応しています。 [embed]https://www.youtube.com/watch?v=PyRo4LmwM1s[/embed] まずスマホのローカルウォレットとスマートTVとを接続します。スマートTVに表示されるQRコードをスキャンすることで一瞬で接続されていました。 次に見たい動画のジャンルを選択します。ここではジャンルが次々と表示されるのでTinderのように「見たい」と「見たくない」に仕分けしていきます。 そして動画を見始めます。スポンサーコンテンツを見ると終了時に画面の右上に計算中という小さなアイコンが出て、視聴時間に応じてすぐにトークンがローカルウォレットに付与されます。スポンサーコンテンツはスキップすることも可能です。視聴データが溜まっていくとどんどんパーソナライズされていきます。 ユーザーが得たトークンはプレットフォーム上で使用すること(プレミアムコンテンツの視聴など)もできるし、取引所でBTCやETHなど他の暗号通貨に交換することも可能です。すでにTrade.ioへの上場が決まっています。 現在はテストネットで試されていて4000人のテストユーザーがいますが、テストで得られたトークンは取引所で交換できるものではありません。 最初に配信されるコンテンツはYoutubeを考えています。YoutubeはオープンAPIがあるので最初に見れます。YoutuberもYoutubeに依存しない収益源としてのサブチャンネルとして興味を示してくれています。まずサブチャンネルとして始めてもらって、TV-TWOの方が儲かると思えばファンごと移行してもらいたいと思っています。 Q&Aセッション Q1.ユーザーはコンテンツを見るために課金する必要があるということですか? A1. 広告を見ることで得られるトークンの方が大きいので、実質払う必要はないです。Netflixのような月額課金は一切ありません。広告主としてはすでにAudiがいるし,メルセデスやワーナーブラザーズなども興味を示してくれています。 Q2.広告のアルゴリズムを詳しく知りたいです。 A2. AIで最適なアウトプットを見つけ出していくという形なので、ルールのようなものではありません。例えばアストンマーチンの広告コンテンツを見て、その後視聴したテニスの試合の中にロレックスのロゴがあるから、AIが判断してロレックスのCMを流すということが起きたことがあります。 我々のプロジェクトはビデオ配信を非中央集権化するものではないことをご理解ください。まず広告予算の使われ方を非中央集権化して、後々ビデオの配信を非中央集権化していきたいと考えています。 Q3.パートナー企業にゴールドマンサックス、マッキンゼー、Microsoftがいるがなぜですか? A3.一部はチームメンバーが以前いた会社です。ファイナンスのスペシャリストやストラテジーのスペシャリストをチームに入れたかったので、アドバイザーとして入ってもらい、企業とも提携を結んでいます。テレビ業界の人も多いです。 Q4.最初にターゲットにする世代はどこですか? A4.特に考えていません。テレビ(大きなスクリーン)は世代に関わらずみんなが見るもので、時代が変わってもリビングの中心にあると思っています。テストネットに登録しているのは30~40代が多いですが、スマートテレビをセクシーで魅力的なものにすることで若い世代の人にも楽しんで欲しいです。 Q5.テレビを何個も並べて広告をただ流すだけの人が出てきそうですが? A5.30分間なんのインタラクションもなければ「Are you still there?」と聞かれるシステムにするので、それは防止できます。 Q6.広告費がユーザーに落ちてしまったら、クリエイターがコンテンツにかける予算が減ってしまい、クオリティーが落ちてしまうのではないですか? A6.クリエイターにはちゃんとお金が入ります。また、最初に想定しているコンテンツクリエイターはYoutuberなどで動画もそこまで長くないものです。そこまで大掛かりな予算がかかるものではないと思っています。 日本人スピーカー(アラタさん×edindinさん)トークセッション edindinさん ICOの最大の懸念は投資したのにいつまでたってもプロダクトが出てこないというケースですね。その点TV-TWOはプロトタイプがすでにあるので安心です。 アラタさん プロトタイプがあると紹介もしやすいですね。日本人にとってテレビはオワコンってイメージがあるけど、確かにテレビ番組を見る機会は減っていても、動画コンテンツを見る機会は増えてますよね。 edindinさん 最初に気になったのは、「テレビだからアダルトコンテンツはないの?」という点です笑 philippさん トークンホルダーによる投票制度を考えているので、もしかしたら将来的に載る可能性がありますね。 edindinさん 投資額を増やします。笑 edindinさん ICOの99%は「非中央集権化で解決するよ」と謳っているんだけど、既存の中央集権的な体制でどれだけマージンが取られているかが問題なんですよ。それがテレビは相当搾取されているはずです。Youtubeに流れてるのは搾取される量がマシだから。 アラタさん 同じくICOあるあるで言えば、ICOで集めたお金のほとんどをマーケティングに使うというケースが多いです。プロダクト自体は本当は少額でできるのに、広告費のためと言って大量に資金調達して、流れてくるはずの広告を全然見ないというケース。その点TV-TWOは60%を開発に回すと言ってるので好印象です。一方でマーケティングのプランは気になります。 philippさん 第一のフェーズはICOです。ICOをすることで知名度が広がりますし、投資してくれた人はプロジェクトが成功して欲しいので積極的に拡散してくれるはずです。 第二のフェーズとして、コンテンツクリエイター(Youtuberなど)にサブチャンネルとして働きかけることを考えています。もしうまくいってTV-TWOの方が儲かると判断してくれれば移動してくれます。そうすればファンも引き抜けます。 最後にスマートTVならではの点で、スマートTVメーカーに直接働きかけることができます。ICOで調達した資金のうち少しを使えば、LGやSAMSUNGのスマートTVにプリインストールしてもらう交渉ができると思います。スマートTVはアプリが少ないので、メーカー側もキラーアプリを欲しているでしょう。 アラタさん なるほどですね。コンテンツ発信者は確かに移行しやすいと思いますよ。コンテンツ発信者はコンテンツを有料化しづらいんですよ。金の亡者感が出るから笑。 その点TV-TWOのシステムであれば金の亡者感は出なくていいですね。 まとめ TV-TWOのTokyo Meetupは盛況のうちに終わりました。セッションが終了してからも登壇者への質問や参加者同士のネットワーキングが活発に行われていました。 ぽんた 今回初めて仮想通貨関係のMeetupに参加しました。結論としてとても楽しかったです。 TV-TWOのプレゼンも興味深かったですし、アラタさんとedindinさんのなかなか聞けない投資の話も聞けて面白かったです。 TV-TWO、僕は投資をしていませんし、投資予定もありません。投資余力がないのとスマートTVを持っていないからです涙 そんな利害のない僕の立場から見ても、TV-TWOは有望なプロジェクトだなと思いました! テレビ局が牛耳っているテレビ広告業界に風穴を開けて欲しいですし、Philippは24歳、Janは27歳という若さなので同世代として期待しています。
技術
2018/03/06Ethereum(イーサリアム)のERC20を解決したERC223とは何か?
どうも、カリフラです(。・ω・。) 今回がCRYPT TIMES公式ライターとしての記念すべき1発目の投稿となりますが、これから読んでいただいている方に分かりやすく、そして楽しんでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします。 それでは早速ですが今回は、ERC20の進化版!?これから需要がさらに伸び話題になっていくであろうERC223とは? というテーマについて説明しながら私個人の見解も交えつつ進めていこうかなと思いますので是非最後まで読んでいただけたらなと思います。 ERC20とは まず最初に、「てかそもそもERC20ってなんなの?」って方向けにERC20について少し説明していきますね。 ERC20というのは皆さんご存知イーサリアムのシステムのことであり、このERC20のシステムを使うことによってイーサリアムのブロックチェーン上に容易にトークンを発行することができます。 現在、イーサリアム上で発行されているトークンの多くはERC20というシステムに従って発行されています。 ERC とは「Ethereum RFC (Request for Comment)」の意味で、その20番目なのでERC20と命名されており、私たちがよく知っているトークンだとOmiseGo、そしてAugurなどがERC20のシステムを利用したトークンとして挙げられますね。 他にもICOをしているトークンでイーサリアムのブロックチェーンを利用しているものは現状ERC20に準拠しているトークンがかなり多いと言えます。 ERC223の特徴 はい、ということでERC223についてお話していきます。 ERC223とはすごくザックリ言うと「ERC20の改良版」です! どういうことかと言うと、大きく分けて2つほど良くなった点があって1つ目は送金の際に必要なGASがERC20の時よりも少なくて済むという点です。 イーサリアムを送金する際にはその燃料となるGASが必要なのですが、必要なGASの量が少なくても動きますよってことですね。 車で例えるなら燃費が良くなったので、少ないガソリンでもいっぱい走りますよーって感じです😊 そして2つ目が、送金先のアドレスを間違えても大丈夫という点です。 現在ERC20のシステムの場合イーサリアム(ETH)やイーサリアム上のトークンを送金する際に送金先のアドレスを間違えて送ってしまうとそのトークンは消滅してしまいます。(正確には消滅というより存在しないアドレスに送られるといった感じでしょうか。) 送金先のアドレスを間違えて「セルフゴックスしちゃった。」なんて話もよく聞きますよね...。実際に日本円にして3億円以上のトークンが闇に葬られてしまっているんです😢 今のご時世、電話ですら番号を間違えたら「おかけになった電話番号は現在....」ってちゃんとお知らせしてくれるのに最新技術であるブロックチェーンがこれではきついですよね(>_<) しかしERC20の上位互換と言われるERC223のシステムを利用した場合、送金先のアドレスが存在しなかった場合は送り主に返還されるのです。 これは送り主が送金先のアドレスを入力し、「送金」を申請するとそのアドレスが存在するのか事前に確かめて確認が完了できたらそのトランザクションの実行が開始されるというわけですね。 このERC223のシステムが導入されることで、「このアドレスで合ってるよな?コピペミスってないよな?ミスってたら100万円消えるぞ....。あと100回は確認しよ!!!」って感じで気づいたら朝になってたなんてこともなくなるわけですね♪ 技術面 じゃあ「どのようにしてERC223のシステムを導入するの〜?」っていう技術的な話なんですけど、システムを変えたり今回のように改良する場合、もちろん「た、たのむ...改良されてくれ....」って念じても何も改良されないわけで、 そうなんですよ。あのヴィタリックの力を持ってしても祈るだけじゃ何も起こらないんすよね。 なのでエンジニアの方がコードを書く(プログラミングする)ことでシステムが変わるわけなんですが、プログラミングをするのにも言語というのがありまして、Java・Java Script・Go言語・C++・pythonなどさまざまで、今回のイーサリアムの場合は「Solidity」というちょっと珍しい言語を使っています。 (SolidityはJava Scriptと似ているので案外いけたりするみたいですが) それで、今回のERC223の話に戻ると、例えば今まで(ERC20の場合)は送り主が10ETHを「送信」ってやると送金先のアドレスを確認せずに手動で、「おっけー。トランザクション開始」って感じのシステムだったのですが、ERC223の場合はそこの手動の作業を自動化することで送金のアドレスに誤りがないか確認された上でトランザクションが開始されるといった感じです。 今後とまとめ とまあこのような感じで、イーサリアムの次の段階でもあるERC223について特徴などご紹介してまいりましたが、冷静に考えると送金先のアドレス(住所)を間違えるとそのトークンを紛失してしまうという状況って結構やばいですよね。 まあ私の友人で、「大学受験の際に住所を間違えて違う大学に受けにいってしまってテストに遅刻した」なんていうほんとにやばいやつもいましたが...。 それは置いといて、これからまだまだイーサリアム上でICOをするというのは主流でありそういったトークンは出てくると思います。 そういった際にやはり既存のERC20を使うトークンは少なくERC223を使ってICOをすることが増えていくだろうと思います。 また、管理方法に関してはERC20とERC223は同一のイーサウォレットで管理することができるので便利だと思いますね。 そして、イーサリアムはEC223以外にも 「フロンティア」→「ホームステッド」→「メトロポリス」→「セレニティ」とアップデートを続けており、これからも欠点であると言われている点が改善されていくことでしょうし楽しみな銘柄ですね。(2018年2月現在は3つ目のメトロポリスの途中) それでは今回はこのへんで終わろうと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました(*・ω・)ノ
プロジェクト
2018/03/05World Wi-Fi(ワールドワイファイ) 世界中でWi-Fiを誰でも無料で利用できる社会を作るプロジェクト
このプロジェクトのポイント! 世界中誰でもどこでもインターネットへのアクセスが可能になる ルーターを提供することで報酬が貰えるためビジネス創出に繋がる 本プロジェクトCEOはすでにWi-Fiビジネスで成功経験を持つ World Wi-Fiとは? World Wi-Fiは、世界中誰でもどこでもインターネットを無料で利用できる社会作りを目指したプロジェクトです。 POINT 海外に行く際ポケットWi-Fiを空港で借りていく。 月末に通信制限がかかり公共Wi-Fiを探しても鍵付きWi-Fiしか見つからなかった。 こんな経験をされた方、多くいらっしゃるのではないでしょうか? また、世界的に見ると現在でも約40億人の人々がネットワークへのアクセスができていないという試算もあります。 というのも、ネットワーク利用料は月額平均約30ドルであり、世界人口の76%もの人々にとって大きすぎる数字なのです。 World Wi-Fiでは誰でもどこでもインターネットを無料に利用できる社会を作り、このような個人的な問題から世界的な問題まで解決していくことを目指しています。 World Wi-Fiのカラクリ World Wi-Fiにおけるペルソナは以下の3人です。 ペルソナ インターネットユーザー ルーター保有者 広告主 それぞれのWorld Wi-Fiプラットフォームに関わる登場人物が上の図のような”得”をすることがインセンティブとなりこのプロジェクトが成り立つのです。 インターネットユーザーの役割 インターネットユーザーは、ネットワーク利用料を支払うことなくネットにいつでもどこでもアクセスすることができます。 この時、ネットワークに接続する前に10~15秒の短い広告動画が流れ、バナーも表示されます。 ルーター保有者の役割 自身の保有するルーターをインターネットユーザーに利用してもらうことで、広告主から報酬としてWorld Wi-FiトークンであるWeToken (WT)を獲得できます。 この時、ルーター保有者はオープンネットワークを作成し、インターネットユーザーに無料Wi-Fiを提供します。 広告主の役割 インターネットユーザーに対して広告を閲覧してもらうことができます。さらに、その広告内容は検索履歴、性別、年齢、SNSプロファイル、場所(番地・号室まで特定可能)に基づき、仲介者なしで設定することが可能なので、効率的にターゲット層に広告の表示ができます。 この時、広告主はオープンネットワークを作成したルーター保有者に報酬を支払います。 POINT 広告主の抱えるターゲット層に広告を届けることが難しい問題 ルーター所有者のネットワーク利用料が世界的に見ると高額である問題 この2つの問題を同時に解決することで誰でもWi-Fiが無料で利用できるシステムを構築している! World Wi-Fiの普及可能性 プラットフォーム上の誰もが得をするように設計されていますが、実際に普及する可能性を考察するために、いくつか問題となりそうな部分をピックアップしていきます。 ネットワークの需要はあるのか? そもそもこのプロジェクトはインターネット利用者がいてこそ成り立つものであるため、インターネット利用者の数(需要)を考える必要性があります。 2017年9月18日の国連Global Broadband Progressにて、世界のインターネット利用者数は35億8,000万人(発展途上国では25億人、先進国では10億人)という報告があり、インターネット市場の大きさがうかがえます。 また、2000年から2015年の間に、世界のインターネット利用者数の割合は、6.5%から43%へと約7倍の増加を見せています。 その一方で、アフリカではインターネットに常にアクセスできる状態にある人々は人口のわずか14.5%であり、今後も十分成長の見込まれる市場であることがわかります。 ルーター保有者の負担はないのか? ルーターを保有し、オープンネットワークを作成するルーター保有者が多く生まれることもこのプロジェクトで大きな鍵となるため、ルーター保有者がオープンネットワークを作成する十分なインセンティブが必要です。 World Wi-Fiチームは、以下の仮定をしてルーター所有者の利益の試算を行っています。 広告当たりの一般的な料金:0.03$ 一日の接続回数:60回 1か月の平均日数:30.4167日 この場合、(1か月あたりの収益) = 0.03*60*30.4167 = 54.75$となり、平均的なネットワーク利用料である30$を大きく上回るため、十分インセンティブになり得ると考えられます。 プラットフォーム利用は簡単なのか? いくら優れたプラットフォームであっても利用するための敷居が高いと普及は難しく、頓挫してしまう可能性が出てきてしまうため、利用へのハードルの高さも見ておく必要があります。 World Wi-Fiチームはホワイトペーパーにて本プラットフォームのインターフェイスの簡便さを強く押し出しており、広告主の設定方法からルーター保有者のオープンネットワーク作成方法を記述しています。 ルーター所有者向けのルーターに合わせたそれぞれのソフトウェアの開発も進めていく計画を発表しており、このソフトウェアのインストールは数分で行えるほど手軽なものであると記載もあります。 POINTソフトウェア開発自体はまだ完了しておりませんが、ターゲットとなる市場やルーター保有者へのインセンティブを勘案しても、このプロジェクトの普及そして大きな成長は十分あり得ると考えられます。 World Wi-Fiの競合 「Wi-Fiをどこでも使えるようにする」というプロジェクトは他にもいくつかあり、代表的なものにはNEOベースのプロジェクトであるQlinkや、Softbankユーザーの方には馴染み深いFONなどが挙げられます。 Qlinkとの比較 Qlinkはブロックチェーンを利用することで、安全にルーターの所有者がWi-Fiを提供し、その見返りに利用者から報酬を受け取るというプラットフォームを作るプロジェクトです。 このプロジェクトでもWorld Wi-Fiと同様にWi-Fiを持たない人のネット利用が可能となり、どこでもネットワークにアクセスできるようになります。 Qlinkに対するWorld Wi-Fiの優位性World Wi-Fiでは広告主という特殊なプレイヤーを定義することで、ユーザーが無料でネットを利用できる環境を提供しており、ネットを利用できない貧困層へのアクセスを考慮しています。つまり、より多くのユーザーからのWorld Wi-Fiプラットフォームの利用が期待できると言えます。 Qlinkに対するWorld Wi-Fiの劣位性QlinkのCEOであるAllen Liは2012年にYou You MobileというWi-Fiレンタル会社を運営しているかなりの経験者です。ただし、チームの章で述べますが、World Wi-FiのCEOもすでに80都市でWi-Fiを利用した広告ビジネスを展開している経験者です。 FONとの比較 FONは今から13年も前、2005年からWi-Fiの共有コミュニティを作っているプロジェクトです。 FON専用のWi-Fiルーターを自宅に設置することで、他に専用ルーター設置をしている人のWi-Fiの利用が可能になるという、ルーターをお互いに貸し借りするようなサービスです。 FONに対するWorld Wi-Fiの優位性FONでは専用ルーターの購入が必要である一方、World Wi-Fiでは好きなルーターで共有が可能であるため、参入障壁が低いことが優位性に挙げられます。また、FONはブロックチェーンを利用しているサービスではなく中央集権的なサービスであり、運営会社によるサービス停止の可能性、FON専用ルーター価格の改定などのリスクがあります。 FONに対するWorld Wi-Fiの劣位性FONは非常に古いサービスであるため、すでに150か国2000万カ所での利用が可能であり、かなり根付いていることが優位点であると考えられます。しかし、現在のWorld Wi-Fiも3年後の2020年第4四半期にこの2000万という数字を目指しており、今後の普及次第では十分に達成できると述べられています。 World Wi-Fiのロードマップ 2018年の4月にプレセールが終了し、4月中には取引所に上場される予定と明記されています。 また2018年にはルーター向けのソフトウェアの開発も終了予定であり、プレセール終了後、迅速にプロジェクトが始動していくことが想像できます。 World Wi-Fiのチーム 本プロジェクトの共同設立者であるIlja JaschinとJan Sepiaschwiliは共にWorld Wi-Fiの前身となるWi-Fiを利用した広告ビジネスを手掛ける「Adrenta」と「Radius Wi-Fi」の共同設立者でもあります。 「Adrenta」と「Radius Wi-Fi」はすでに80都市を拠点として、100のパートナーシップを結び、14,000のオープンネットワークを抱える企業として活動を行っています。 POINT「Adrenta」と「Radius Wi-Fi」は2017年にWi-Fiアクセスポイントを784%も伸ばしており、このような成功経験故にWi-Fiに関するビジネスにおける課題の把握とその対策をホワイトペーパーに記載し、迅速なプロジェクト始動が行えると考えられます。 公式リンク Webサイト Twitter ホワイトペーパー Telegram ワンページサマリー Facebook ANNスレッド ICOの詳細 現在1WT=0.1$の価格でプレセール実施中で、投資金額に応じて下表の日程のボーナス分のトークンを受け取ることが可能です。 日程 2/17-2/23 2/24-3/2 3/3-3/9 3/10-3/16 5万ドル未満 15% 12% 9% 6% 5万ドル以上 25% 20% 15% 10% トークンセールはプレセール終了の2日後である3/18より1WT=0.1$で開催される予定ですが、こちらではプレセールのようなボーナスはありません。 総販売枚数:258,000,000トークン 未売却トークン:バーン有り ソフトキャップ:350万ドル ハードキャップ:2500万ドル 個人キャップ:200万ドル ※プロジェクトのICOへ参加される際には、自身でも利用規約やプロジェクト内容に関して十分理解をした上での投資を行いましょう。投資をおこない損失などが生じた場合、CRYPTO TIMESでは一切の責任を負いません。全て自己責任となります。
特集・コラム
2018/03/02理系男子コンソメ舐め太郎の『HACK YOU!』 第1回 -ブロックチェーン・人工知能・量子コンピュータの溶け合うところ-
量子コンピュータを愛し、人工知能に愛された男!!!今ではブロックチェーンの世界にどっぷり浸かっている、全ての仮想通貨の生みの親!!!人呼んで、平成のGet Wild!!!そう!!この俺こそはぁぁぁぁぁコンソメ舐め太郎!!!! 初めましてこんにちは笑 コンソメ舐め太郎です!(@Ether_takuya) 名前はザハさんにつけていただきました! https://twitter.com/ripple_chan/status/964178006867505152 大学で物理学を専攻し、社会人になり某超ウルトラ有名金融機関のSEとして働くかたわら人工知能を学び、 最近は仮想通貨にどっぷり浸かってる僕がブロックチェーン・人工知能・量子コンピュータ三者の非常に刺激的な関係性について書かせていただきたいと思います。 概要 初めての方でも気軽に読めるよう、まずはざっくりとこれら3つの概要から説明したいと思います!(知ってる人は読み飛ばしてOK!) ブロックチェーンとは ブロックにチェーンがつながっていて、人を殴るときに使います。 と言いたいところですが、誤解を恐れず簡単に言ってしまうと、「管理者を必要とせず、コンピュータが取引の記録を自動で記録してくれるもの、及びその取引の仕組み」と言えるかと思います。 例えば、AさんからBさんへお金を送金しますよ、という時には、 ATMなどからBさんの銀行口座にお金を振込み、いくらかの手数料を取られ、遅い時間であればいくらかの時間を置いて送金完了。 という形でした。これは、銀行という信頼できる管理者が送金システムを運用しているために実現できることであり、運用していく上でコストがかかるため、利用者には必然的に手数料が発生します。 また、24時間リアルタイムでの取引もできません。(SEを寝かせてください。) しかしながら、ブロックチェーンはそもそも管理者を必要とせず、コンピュータが勝手に取引を実行してくれるため、ほとんど手数料がかかりません(厳密には少し手数料がかかりますが銀行振込よりも遥かに少額です。。。おっとそこの君!ビットコインの名前は出すな!いいな!) そして時間によらずいつでも取引が可能となっています。 この技術が普及すれば、SEは夜中に突然電話で呼び出されて仕事場に向かうなんて残酷なことが無くなり、嬉しくなります。仕事も無くなりますが。 ここで非常に大事なポイントが「個人対個人」の取引が可能となっていると言う点です。後ほど関わってくるので覚えておいてください!この、個人対個人の構図を”P2P”と呼んだり、”分散型”などと呼んだりします。 人工知能とは 最近世間でもよくこの「人工知能」という言葉を聞くようになりましたね。僕の友達にも、話していて感情の起伏がない人工知能みたいな人がいて、ペッパー君と呼んでいます。 人工知能の定義というのは非常に曖昧で、説明しづらいのですが基本的には「機械学習を利用したシステム」のことだと思ってください。 機械学習というのは、複数のインプットに対して特定のパターンを検出する技術のことで、例えば人の顔の写真をコンピュータに見せまくると、コンピュータがそれを学習し、「これが人の顔ってんだなぁ?」なんて認識してくれたり、FXのグラフを見せまくって「2時間後には爆上げですぜ兄貴!」なんて予測してくれたりします。 つまり、人間が「このピクセルが肌色でこのピクセルがグレーだったら人の顔です!」なんてちまちま設計してあげなくても、「これ人の顔だからたくさん見て学んどいて!」と言ってデータを投げるだけで勝手に学習してくれるような仕組みのことを言います。(このときに使われる技術のひとつがニューラルネットワークと言われます。) 量子コンピュータとは 仮想通貨を取引されている方は一度でも量子コンピュータのことは聞いたことがあるかと思います。 物理学上最も理解不能と言われている量子力学の仕組みを利用して計算処理をさせるものです。 物理学を学んでいた方であればこの意味不明さ、定期試験の暗記ゲーっぷりを肌で体感されているのではないでしょうか。それでコンピュータ作るなんて正気の沙汰ではありません。 この量子コンピュータによって我々がどのような恩恵を受けることができるかと言うと、通常のコンピュータでは解けなかった問題(解くのに膨大な時間がかかっていた問題)が一瞬で解けるようになります。 つまり、従来のコンピュータよりもべらぼうに高い計算処理速度が実現できると言うわけですね。 おまけ 現在のコンピュータでは、0か1で数字を表現していた訳ですが、量子コンピュータでは、0と1のどっちも表現したニクいやつが使用されるんですね。 ここでクイズ。0と1どっちも表現した2つの量子を足し算してみるとどうなると思いますか?答えは 0? 2? 1?どれ? 正解は全部です。 0 + 0 = 0 1 + 0 = 1 0 + 1 = 1 1 + 1 = 2 0,1,2全部が答えとして出力されます。 だって0でもあるし1でもあるんだもん! ブロックチェーン - 人工知能 さて、本題に入りたいと思います。 実は、ブロックチェーンと人工知能というのは非常に相性が良いです。 実際、普段ICOなどを探していてもブロックチェーンを利用した人工知能のサービスを非常にたくさん見かけます。 人工知能(機械学習)の開発には沢山のデータとコンピュータリソースを使用します。 まず、機械学習に利用されるニューラルネットワークと言うのは初めは何も学習していない無の状態からスタートします。 左側から人の顔の画像データを流して、右側で最終的にそれが何の画像かを予測させます。 このときに、ニューラルくんは、入力された画像のデータに対して、掛け算やら足し算やら色々こねくり回して無理やり回答を出してくれます。 違った場合、「違う」とこちらから教え、ニューラルくんはどこがおかしかったか自分で反省して、これをバネに次に生かします。 そして、また違う人の顔の画像データを入力してあげます。このような処理を幾度も幾度も幾度も繰り返して「これは人の顔!」と認識できるようになります。 だいたい、入力データとしては数万〜数十万程度の量が必要となり、その度に膨大な計算を実施することになります。 対して、ブロックチェーンに関してですが、シェアリングエコノミー的な側面が人工知能に非常に有利に働くことになります。 先に述べた通り、人工知能の開発には非常に多くのデータとコンピュータリソースを使用します。 自分のパソコンでは到底処理できないレベルのものですので、AmazonやMicrosoftのクラウドを利用して開発するのも一つの手ですが、その利用には非常に大きなコストが必要となります。 そこで、世界の裏側で眠ってるブラジルやアメリカの人達の使ってないパソコンのCPUやGPU(コンピュータリソース)を好きなだけ使えたらいいな、と思いませんか? GEOで中古のNintendo Switchを買うより、友達の使わなくなったそれを買う方が、お店を挟まない分安く買えますよね。 それと同じで、AmazonやMicrosoftと言った企業を経由せずに、個人対個人でコンピュータリソースを貸し借りできた方が非常に安く済みますし、必要な分だけリソースを増強することもでき、仮に誰かのパソコンが停電で使えなくなったとしても、別の誰かからまた借りるようにすれば有事の時でも安心して利用できますよね。 これがブロックチェーンを利用すると可能になるんです。 実際にそういったプロジェクトもすでに存在しており、そのエコシステム内で利用できるトークンも値上がりしています。 ・Deep Brain Chain ・SKYCHAIN ・Myriad ・Effect.ai また、ブロックチェーンの普及が進むと、個人に紐づいたデータ(例えば、誰がどの車を購入して、何キロ走ってどこで給油して、いつ洗車したかなど)が今まで以上に蓄積されることになりますし、人工知能開発においてはブロックチェーンは非常に強力なお友達になることが予想されます。 ブロックチェーン - 量子コンピュータ ブロックチェーンにとって量子コンピュータは天敵になります。 量子コンピュータは将来的に既存のコンピュータの処理能力を大幅に上回ることが予測されています。 ブロックチェーンには、取引の記録を台帳に記述していくマイニングという作業がありますが、これは高性能なコンピュータの計算能力に裏打ちされた信頼のおける仕組みになっています。 しかしながら、量子コンピュータがこれらのコンピュータの計算能力を上回り、かつ悪意を持っていた場合には不正な取引がブロックチェーン上に記録されてしまうことになり、利用者に大きな影響を与えてしまいます。 最も有名なCPUメーカーのNVIDIAは、ASICsというマイニング用途のCPUを製造していますが、現在の見解としては「この先10年は量子コンピュータに計算能力を抜かれることはない」とのことです。 しかしながら、現在の量子コンピュータの発展は目覚ましく、つい先日もIntelが49量子ビットの量子コンピュータチップの開発に成功しており、これからその発展の速度は上昇していくことと考えられます。 また、こういったことを見越して、最近では量子コンピュータ耐性のあるブロックチェーン を開発しているプロジェクトも多く見受けられます。代表的なものとしては以下が挙げられます。 ・Quantum-Resistant Ledger ・SHIELD 量子コンピュータ - 人工知能 量子コンピュータと人工知能の相性は抜群です。 人工知能の開発には膨大な計算量が必要であることは先も述べましたが、量子コンピュータの計算処理能力を利用すれば、ニューラルくんも一瞬で人の顔を覚えてしまいます! ニューラルくんが人の顔を認識する問題は、簡単に言うと、「グラフの最小値を求めなさい」という問題に置き換えることができます。中学高校の数学でやりましたね。 この写真はエテ公だ!と言ってしまった場合は、「ニューラルくんの予測」ー「正解」=「誤差」が大きいことになりますが、 この写真は人間の顔だ!と当てることができたら、それは「ニューラルくんの予測」ー「正解」= 0となって値が最小値であることがわかりますね。 (サポートベクターマシンを使うと、エテ公でも正解になるかもしれないですね!笑) で、こう言った問題のことを最適化問題と呼びますが、実は量子コンピュータはこの最適化問題が大得意なんですね。 このことによって、量子コンピュータが人工知能の発展をさらに加速させていくことが予測されています。 ということで、1発目から非常に長い記事になってしまいましたが、最新科学の概要とか、それらがブロックチェーンや仮想通貨どどのように関わっていくかが少しでもご理解いただければ幸いです!! 質問や意見・感想などあれば私に直接リプ飛ばしてください!
ニュース
2018/03/02SBIホールディングスがコールドウォレット事業を展開するCoolBitX社へ出資
この記事の3つのポイント! SBIのCoolBitX社への出資比率は40% SBIはCoolBitX社が開発したCoolWalletに注目している 今後も一層のセキュリティ高度化を目指す 本記事引用元:SBIホールディングス(株) SBIグループは、台湾で仮想通貨のコールドウォレット事業を展開するCoolBitX社へ出資しました。 今回の出資によるSBIグループのCoolBitX社への出資比率は40%です。 出資に到った経緯 CoolBitX社は台湾において、仮想通貨を保管・管理するためのコールドウォレットの開発及び販売を行っています。 昨今、相次いでいる仮想通貨の盗難事件を受け、コールドウォレットが注目を浴びています。 そのなかで、CoolBitX社のコールドウォレット「CoolWallet」は薄くて軽い特長を持ち、Bluetooth機能によるiOSおよびAndroidへの接続が可能なデバイスです。 CoolWalletとは CoolBitX社は2014年に設立され、米国特許取得済みのハードウェアウォレットを主とした台湾のフィンテック企業です。 そのCoolBitX社が2016年に発売された第1世代のCoolWalletは、数万台を売り上げを誇る世界初のモバイルハードウェアウォレットとなりました。 CoolWalletが扱える仮想通貨はビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、リップルです。今後、無償アップグレードによりさらにアルトコインの取り扱いが増えるようです。 暗号化されたBluetooth技術によってCoolWalletsアプリとペアリングすることが可能です。 なによりすごいのが比類のない耐久性と柔軟性をもちつつ、完全防水であることです。 今後の展望 SBIグループでは仮想通貨取引所などの仮想通貨関連事業によって構成される仮想通貨生態系を構築してきました。 また、SBIでは顧客資産の保全を第一と捉え、社内での徹底したリスク管理に加えて外部企業の先進的技術の取り組みによるセキュリティの高度化を模索しています。 今後はCoolBitX社の技術活用を検討しつつ、より一層のセキュリティ高度化を目指すとしています。 だっちー 台湾や中国の技術は日本を上回っている部分がありますね。 だっちー 特にハードウェア技術は低いとApple技術者がおっしゃっていた気が...
技術
2018/03/02DAG通貨について徹底解説!IOTAやADKなどについてわかりやすく紹介!
こんにちは、hayata(@hayata_crypto)です。 今回は、DAG(Directed Acyclic Graph)について解説します。 DAGという技術は、IOTA・byteball(GBYTE)・NANO(旧xrb)・Aidos kuneen(ADK)で採用されています。どれも一度は聞いたことがあるような、有名なものばかりですね。 どれも発行日より大幅に価格を上げており、DAGを採用しているだけでかなり高い注目を得られています。また、Travelflex(TRF)もDAG通貨として注目を浴びましたが、あくまで"採用する予定"となっており現段階では一般的なブロックチェーン方式の通貨(POW)となっています。 2018年2月ごろには、TRUSTNOTE(TTT)という新DAG通貨のAirdropもありましたね。信用できるか保証はしません。 このように、大変注目度の高いDAGについて解説していきます。 この記事の3つのポイント! スケーラビリティの問題を解決できる可能性を秘めている DAGは通貨ごとに少しづつ違う仕組みである DAG特有の課題も確認されている 参考:ブロックチェーンに変わる新技術?DAGとは、IOTA(IoT特化型暗号通貨)の技術の裏側、NANOのWHITEPAPER、RaiBlocks(XRB)とはなにか。 DAGの仕組みと、ブロックチェーンとの違い DAGとは、有向非巡回グラフと呼ばれるように、向きがあって巡回しないように取引が複数のチェーンに繋がれている形で取引を記録していきます。 ビットコインなどの仮想通貨では、ブロックチェーンという技術が採用されています。 基本的なDAGとブロックチェーンの大きな違いは、一つの一つの取引をまとめて記録するかそれぞれ記録するかという違いがあります。 以下のようなイメージです。 ブロックチェーンでは、ブロックをチェーンで一本につなぎ一方向につなぎ足すことによって、そのブロックにある複数の取引データを記録します。 それに対し、DAGでは、1つの取引データを一方向に複数つなぐことによって取引を記録しています。 DAGでは、ブロック内に取引データを収容する必要がないので、ブロック生成時間とブロックサイズが原因で送金が遅くなるという問題が改善されます。 DAGではすべての通貨があらかじめ生産されていますので、マイニングという概念そのものがありません。 通貨ごとのDAGの違い ここからは、通貨ごとにDAGの仕組みが違うことを解説します。 IOTAのDAGとは IOTAはIoT機器間などにおけるマイクロペイメント(少量少額送金)の為に作られた通貨です。 IOTAでは、DAG構造はtangleと呼ばれています。そして、それぞれのトランザクションは二つ前のトランザクションを参照するように生成されています。 そして、基本的に取引手数料が無料ということも特徴の一つです。 利用者は、自分の取引をするためにトランザクションを生成するのですが、この時に過去のトランザクション承認することが必要になります。この承認時に、ビットコインなどのマイニングのようにPOW(proof of work)を行うことが求められます。 送金者自身で、自身の送金を完了するためにPOWを行うので送金手数料がかからないのです。 また、一般的に仮想通貨では取引手数料がかかりますが、かかる理由の1つとしてスパム攻撃への対策が挙げられています。IOTAでは、二つ前のトランザクションを承認することが求められるので、攻撃する度にPOWを行うことになるので、攻撃を受けるほどより承認速度が上がります。 そして、IOTA財団は現在、Coordinatorという特別なノードを用いて、既に承認されているトランザクションをチェックし取引を整備することで、tangleのネットワークを大規模攻撃から守っています。これにより、IOTAは完全には分散化出来ていません。とはいえ、将来的にはCoordinatorは役目を終え、完全な分散化が達成されると考えられています。 また、量子コンピューター耐性のある署名方式が採用されています。将来を見据えて設計された通貨であると考えておけばいいと思います。 しかし、IOTAは二重支払いやトランザクション分岐の問題があると言われています。 少額送金や署名や二重支払い問題については、過去記事で簡潔に解説していますのでご覧ください。 ○IOTAの要点 取引手数料がかからない スケーラビリティの問題の解決 量子コンピューター耐性がある hayata DAGは通貨ごとに仕様が違います。IOTA以外のDAG通貨の解説が続きます。 byteball のDAGとは byteball は匿名送金が実装されており、スマートコントラクトやトークン発行が出来るようになるとされています。 DAGというくくりではIOTAと同じにされていますが、仕組みをたどると違いが見えてきます。 IOTAとの違いは、トランザクション承認にPOWを使わず代わりにWitnessを採用していることです。Witnessは特別なノード(ここでは、トランザクションからトランザクションへと繋ぎメインチェーンを生成する役割)だと理解してください。 このWitnessという12のノードがメインチェーンを作り出し、トランザクションに重みづけすることによって二重支払い問題が防がれています。また、Witnessしかチェーンの改変や再構成が出来ません。 ただし、Witnessは性善説によって運営されており、悪意のあるWitnessによってチェーンが改変されてしまう可能性はゼロではありません。とはいえ、Witnessは12あるので、一部のWitnessが悪意をもったとしても残りのWitnessで対応できると考えられています。 利用者は投票でWitnessを選ぶので、票が得られなければWitnessから外すことも可能です。 また、Witnessにチェーンの管理を任せているので、手数料は発生しています。1バイトあたり、1byteトークンが必要になります。 そして、byteball では「条件支払い」が可能です。例えば、公式ウォレット同士でご送金してしまった時に送金を取り消せるということです。セルフGOXが起こりづらくなるわけです。 ○byteball の要点 Witnessに管理を任せており、Witness以外はチェーンの改変が出来ない 超低額での送金が可能 条件支払いで誤送金が取り消せる場合もある NANO(旧:RaiBlocks)のDAGとは NANOは2018年1月31日にRaiblocksからリブランドされました。取引手数料がかからないことと、スケーラビリティを売りにしています。 Nanoでは各アカウントが自身に関連するトランザクションをまとめて、ブロックチェーン形式で取引履歴を管理します。 イメージとしては、各アカウントごとにブロックチェーンを作成し、各自のトランザクションを各自のブロックに収納しチェーンを構成します。 NANOのホワイトペーパーでは以下のような図で説明されています。 図の解説をします。まず、A,B,Cの各アカウントが独自のブロックチェーンを生成します。そして、送金をする際には自分のブロックと他のアカウントのブロックにトランザクションを載せることによって送金を完了します。 これによって、自身が正しく取引データを保存していれば二重支払い問題は起こらないと言われています。 ただし、実際には不正を働こうとする人もいます。そのような不正な送金が発生した時の為に、NANOではネットワーク参加者の投票によって正しい取引履歴が決定されています。 投票という形式はLISKなどに代表されるDPOSと同じだと考えればよいです。とはいえ、DAGなので採掘(鋳造)は出来ないので報酬は出ません。 これにより、IOTAやbyteball よりもトラストレスで分散型のネットワークが構築できると考えられています。 ○NANOの要点 取引手数料とスケーラビリティ問題がない それぞれのアカウントごとにブロックチェーンを形成する ネットワーク参加者による投票によって正しい取引記録が選ばれる 終わりに それぞれの通貨の仕組みが混同してしまっている方の為にそれぞれを改めて比較します。 以下、ホワイトペーパーからの引用です。ここまで読んできた方なら理解できると思います。 Byteballは、正直で評判が良く、ユーザーが信頼できる「証人」で構成された「メインチェーン」に頼ってコンセンサスを達成しています。 IOTAは、積み重ねられた取引の累積的な確証を担保にしたコンセンサスアルゴリズム(tangle)です。 RaiBlocksは、報酬のないDPOSによりコンセンサス(合意)を達成する。 また、それぞれの用途についても、 IOTAは、IoT機器間などにおけるマイクロペイメント(少量少額送金) byteball は、通貨や債務、株式などの譲渡可能か価値を示すデータの改ざんを無くして収納する NANOは、信頼性の高い迅速なP2P(peer to peer)支払いと裁定取引のための迅速な取引転送 であり、それぞれの役割は異なります。 文章を締めます。 DAGは、ブロックチェーンに続く新しい技術です。 メリットは手数料が安価であることやスケーラビリティの問題が無いことやブロック生成時間を待たずに送金できることなどが挙げられます。 しかし、取引データが重く、ブロックチェーンと比べて歴史が浅いため、セキュリティ面での不安が比較的大きいという現状があります。 また、一言にDAGといってもその形態はさまざまであることから、DAGが採用されるとしてもその中で淘汰されていき、トラストレスで分散型で量子コンピューター耐性を実装できる形のDAGが生き残っていくと思います。もちろん、通貨の用途も大切ですよ。 今回はここまでとします、広く浅く解説したので興味のあるかたはご自身で調べてみてくださいね。 hayata 読んでいただきありがとうございました。twitterフォローして頂けると嬉しいです!
プロジェクト
2018/03/01Bitminutes(ビットミニッツ) Rippleのシステムを利用したレンディング系プロジェクト
このプロジェクトのポイント! レンディング系のプロジェクト P2P Cashという親会社を通して70カ国の現金化が可能 アドバイザーにSWIFTのCEOが就任 親会社のP2P CashはRipple社とパートナーシップ提携済み Bitminutesのビジョン BitMinutesのビジョンは、世界中に普及しているスマホ等のモバイル端末のみを用いてマイクロローンサービスを手頃な価格で提供することです。 個人に対するマイクロローンというのは確かにニーズのあるサービスなのですが、銀行にとって少額の融資は不採算を引き起こしやすく利用者に80~100%といった高額の金利を設定されているケースが多いです。 BitMinutesでは「街角の1小売店」を「街角の1銀行員」に変え、マイクロローンを現在の金利の50%割引で提供します。 この「街角の銀行員」ネットワークを「Trusted Agent Network (TAN)」と命名し、Bitminutesは銀行業務界の『Uber』となることを目指しています。 Bitminutesと現国際送金、ビットコインの比較 ※利用できる場所はマスターカード対応店舗の数になります ※WU(Western Union)は世界最大の国際送金サービス リップルネットワークを利用して銀行への直接入金が可能です。当然、銀行の利用は本人確認が必要なため、マネーロンダリングなどに利用される可能性もとても低くなります。 さらに、P2P CashというRipple社と提携しているBitminutesの運営会社のシステムを利用して送金の無料化を実現しています。(P2P Cash社と提携している事実はCRYPTO TIMESからRipple社に問い合わせて回答を受領済み) Bitminutesはマスターカード社とも提携しており、Bitminutesで借りた際の決済には現金だけではなくマスターカードを選択して利用することが出来ます。 ※後にBitminutesのマスターカードも発行できるようになる予定 POINT現在、BitMinutesは、『P2P Cash社』によってP2Pの無料送金サービスの基盤となる技術として、70カ国と20億以上もの銀行上モバイルアカウントに利用されています。 『P2P Cash社』は世界の銀行とパートナーシップを組んで、米国内の50の州すべてに無料送金を拡大し、中東にプレゼンスを確立しています。 『P2P Cash社』は、ICOが完了したらBitMinutesブランドを積極的に販売します。 Bitminutesのロードマップ 既にプロダクトのメイン部分は完成してP2P Cash社にて運用されているため、2018年のロードマップは利用者の拡大からスタートしています。 2018年のロードマップ 100,000のTANエージェントと提携:メキシコ、インド、フィリピン、ベトナム TANエージェントの数は300,000以上に 高速eFiat交換プラットフォームの有効化 2019年のロードマップ Bitminutesの顧客は2000万人以上に TANエージェントの数は500,000に 20億ドル規模の低金利ローンポートフォリオの形成 Bitminutesのパブリックオファリング Bitminutesは何故ICOを行うのか? 既に稼働しているプロダクトが存在しており、経営も上手くいっているのに何故ICOを実施するのか?そう疑問に思う方もいるかもしれません。 上記の画像の通り、Bitminutesでは調達した資金をプロダクトの開発ではなく、Bitminutesシステムで行われる「スマートローン」で貸し出すための現金プールとなります。 POINT◯金ウ◯ジマくんで例えると、Bitminutesはカウカウファイナンスで、トークンホルダーは金主というポジションになります。 Bitminutesのローンプールが金利で増えていくと、トークンは発行上限が決まっているため1トークンあたりの単価が上昇する仕組みとなっています。 BitminutesのアドバイザーにSWIFTの元CEO アドバイザーとしてSWIFTの元CEO「LEONARD H.SCHRANK」が就任しています。 SWIFTって? 『SWIFT』とは現在、国家間の銀行送金を一手に担っている非営利の組織です。 XRPの発行元であるRipple社の競合に位置する組織であり、40年以上もの期間で世界中の国際送金のスタンダードとして活用されてきました。 現在のSWIFTのソリューションは送金確実性の課題や、高額な手数料等からブロックチェーン技術が新たなソリューションとして展開できる分野として注目されています。 公式リンク 公式サイト 公式Twitter 公式日本Twitter ホワイトペーパー ワンページサマリー Telegram(英語) Telegram(日本語) ICOの詳細 総発行枚数:100億BMT ICO実施期間 : 4月30日-5月15日 ERC-20準拠トークン ハードキャップ:$3000万 ソフトキャップ:$2000万 個人キャップ:無し バーン(burn)の有無:バーン無し KYC有無:有 ホワイトリスト有無:無 ※プロジェクトのICOへ参加される際には、自身でも利用規約やプロジェクト内容に関して十分理解をした上での投資を行いましょう。投資をおこない損失などが生じた場合、CRYPTO TIMESでは一切の責任を負いません。全て自己責任となります。
コラボ
2018/02/28専業トレーダーM.Kentの『専業が教えるトレードの極意』 第2回 -勝つために、まずは大きな損をしろ-
M.Kentです。 専業が教えるトレードの極意 第2回目です。 第2回目に行く前に前回のおさらいを軽くしてみましょう。 前回のおさらい 第1回ではメンタルの大切さ、そしてその鍛え方についてお話しをしました。 「人は損失を抱えると、それを解消しようとする。それ故、注文→損切りを繰り返してしまい損切り貧乏になってしまう…」というわけですね。 つまり、ポジションを抱えているときの心理状況が重要なわけです。(前回、寄稿記事はコチラから) 今回もメンタル面のお話しですが、より踏み込んだお話しをさせていただきますので、どうぞ最後までお付き合いください。 勝つために、まずは大きな損をしろ 「何いってんだこいつ…」と思われそうですが、投資歴が長い方はきっと死ぬほど同感してくれると思います。 では、なぜ「勝つために、大きな損をするべき」なのか? 「勝つためにはトレードを嫌いになる必要があるから」です。 きっと皆さんBTCFXや仮想通貨投資を始めた序盤は、狂ったように画面に張り付いていたことだと思います。 何を隠そう、私もその一人でした。ひたすら画面に張り付いて、「お!いいんじゃね?」と思ったら即注文。 しかし、いざ振り返ってみてみると、「あれ?この注文必要だった?」というよくわからないトレードも中にはたくさんあります。 まずは、こういった無駄なトレードを減らすために、トレードを嫌いになって欲しいのです。 トレードが嫌いになると、当たり前ですがトレードから一旦離れるようになります。そうなると当然トレードの数も減ってきますよね。損失の額によってはチャートさえ開かない…、なんてこともあると思います。 しかし、こうした挫折から再起したときには、また同じ過ちを犯してしまわぬよう、より慎重に「勝てる場所」を見極めようとします。するはずです。(そうならない人は投資には向いていないので今のうちに撤退したほうがいいです) こうしたように、大きな損をしてトレードを嫌いになることで、「楽しいからトレードしてしまう」のではなく、「利益を出すためにトレード」と、本来あるべき姿へと変わります。 トレードとは、この思考にたどり着いてからようやくスタートなのです。 まとめ 初心者の方にとって、トレードは真新しいことばかりで非常に楽しいと思います。私もそうでした。 しかし、誰も楽しむためだけにトレードをしているわけではありません。「利益を出すため」にトレードをしているわけです。であれば、「勝ちにこだわる」というのは必須なはずです。 前回のプロフィールにも書きましたが、私は過去パチスロの期待値稼動で生計を立てていた時期がありました。 パチスロというものは不思議で、勝てる可能性が非常に低い台であっても、「新台だから出るかもしれない」と、適当な理由をつけて打とうとしてしまいます。 しかしそれは、客観的に見れば、「ただその台が打ちたいから」です。結局、「勝ちたい」という気持ちよりも、「楽しみたい」という気持ちが勝ってしまっているわけです。トレードにもこれと同じことが言えると思います。 別にわざと大きな損をする必要はありませんが、是非一度自分が「楽しみたいが為にトレードをしているのではないか?」と振り返ってみてください。 そして、もし心当たりがある場合には、それに気付けたことだけでも大きな収穫ですから、次回チャートを前にした時に「これは利益を出すためのトレードなのか?」と自問自答してみることをオススメします。 バックナンバー 専業トレーダーM.Kentの『専業が教えるトレードの極意』 第1回 -トレードにおけるメンタルの考え方-