国際決済銀行(BIS)が中央銀行によるデジタル通貨発行の必要性を指摘

国際決済銀行(BIS)が中央銀行によるデジタル通貨発行の必要性を指摘

国際決済銀行(BIS)アグスティン・カルステン総支配人が、フィナンシャル・タイムズ紙によるインタビューで、各国中央銀行は今後、法定通貨に基づいたデジタル通貨の発行が必要になってくると述べました。

カルステン氏によれば、BISは世界中の中央銀行による各国の法定通貨に基づいたデジタル資産(ステーブルコイン)の研究開発を支援していくといいます。

BISは日本銀行を含めた60か国・地域の中央銀行が加盟している組織で、中央銀行間の協力促進のための場を提供しているほか、中央銀行からの預金の受入れ等の銀行業務も行っています。

カルステン氏はデジタル通貨の今後について、以下のように述べています。

「中央銀行がデジタル通貨を発行する必要が出てくるまで、私たちが考えているほど時間はかからないのかもしれません。」

BISは年次報告書でFacebookについて言及しており、Libraのようなイニシアティブが中央銀行の資金管理に長期的な脅威をもたらすという懸念を表明しています。

記事ソース:Financial Times

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks