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2018/11/08EthereumとEOS間のクロスチェーン取引を可能にするBancorXの仕組みを解説
こんにちは、Shota(@shot4crypto)です。 BancorXは取引所やオーダーマッチングなどを必要とせずに、Ethereum上の資産とEOS上の資産の交換を可能とするプロトコルです。 本記事では、そんなBancorXが具体的どのような仕組みの元で、Ethereum-EOS間のクロスチェーン取引を可能にするのかを開設していきます。 BancorXとは?BNTトークンを利用したクロスチェーン取引の仕組みを解説! BancorXでのクロスチェーン取引におけるカギを握るのが、BNT(Bancor Network Token)です。 BNTのスマートコントラクトは、EthereumとEOS上で同時に機能し、この設計故にクロスチェーンでの変換が可能となっています。 世界初のスマートトークンであるBNTのクロスチェーンでの機能性の軸には、複数のブロックチェーン上で同時にトークンの発行や破壊を行うことのできる点にあります。 BNTトークンはチェーン間を移動する際、送信元のチェーン上の循環からは除去され、送信先の目的アドレスで再生成される形を取ります。 このプロセスにより、クロスチェーンにおけるトークンの変換及びBNTの循環枚数を一定に保つことができるようになります。 例:Ethereum上のトークンをEOS上のトークンに変換する際のプロセス BancorXを利用してEthereum上のトークンをEOS上のトークンに変換するプロセスは以下の通りです。 トークン変換のプロセスは上記イメージのように、左側のEthereum、中央のOracle(オラクル)、右側のEOSの3つに分割して段階的(同時)に行われていきます。 Ethereum側でのプロセス Ethereum上のトークンをBNT(Bancor Network Token)に変換 BNTがEthereum上のBancorXのスマコンに送信される。この時、EOSチェーン上の目的地となるアカウント情報の受け取りも行われる。 BNTと目的地となるアカウントがBancorXのコントラクトに送信されると、Ethereumチェーン上からBNTの循環が除去される。 Oracle側でのプロセス OracleがEthereum上のBancorXコントラクトを監視、EOS上のBancorXコントラクトにBNTの枚数と目的地となるアドレスの情報が受け渡される。 EOS側でのプロセス EOS上のBancorXコントラクトがEOSのブロックチェーン上で同数のBNTトークンを発行 Bancorネットワークのリレーを通じて、発行された同枚数のBNTをEOS或いはEOS上のあらゆるトークンへと変換することができる このように、BancorXのスマコンを通して、BNTトークンの焼却・ミントが同時に行われることで、BNTトークンの循環枚数(Ethereum+EOS)を一定に維持しながらクロスチェーンの取引を行うことも可能となります。 また、逆のプロセス(EOS-Ethereum間)での取引も同様に行われていくようです。この部分の説明に関してはEthereumとEOSを逆にしただけの仕様となっているため割愛させていただきます。 まとめ BancorXのEthereum-EOS間におけるクロスチェーン取引のプロセスについてをまとめました。 クロスチェーン間での取引はまだまだ主流ではありませんが、Web3.0系のウォレットなどと統合していくことで、従来の単一のチェーンではなくよ巨大なエコシステムが完成していくのではないでしょうか? 執筆の参考とした英語の原文はこちらからご覧いただくことができます。
ニュース
2018/11/07LastRootsが『c0ban(コバン)』に続き、新たに『k1ban(キバン)』の提供を開始
今月1日、2年にわたり『c0ban(コバン)』のサービス提供を行なってきた株式会社LastRootsが、新たにブロックチェーンソリューションである『k1ban(キバン)』サービスの提供を開始したことを発表しました。 このソリューションでは、c0banやEthereum、Bitcoin、EOSなどのブロックチェーン・仮想通貨技術をベースとして、クライアント向けに最適なスマートコントラクトの設計や開発導入を行います。 k1banでは、主に以下の5つのサービスを提供することでトークンエコノミーの基盤となることを目指しています。 ◆Dappの設計・開発 トークンインセンティブをキーとしたブロックチェーン・仮想通貨を活用したサービスの設計、開発、運用ソリューションの提供 仮想通貨c0banを活用したサービスの設計、開発、運用ソリューションの提供 ◆Tokenの設計・開発 独自トークンの設計、発行、開発および運用の支援 ◆スマートコントラクトの設計・開発 ブロックチェーン・仮想通貨(c0ban、ビットコイン、イーサリアム、ERC20、ERC223、ERC721、EOSなど)をベースにしたスマートコントラクトの設計と開発 ◆Public chain/private chain/tokenの設計、開発、運用 ブロックチェーン・仮想通貨をパブリックチェーン、プライベートチェーンのいずれでも設計、開発、運用 ◆マイニング マイニング運営代行、マイニング施設の設計 引用元:プレスリリース『ブロックチェーンソリューション「K1BAN」(きばん)提供開始』 サービスの詳細は、こちらのリンクからご覧いただくことができます。 記事ソース:ブロックチェーンソリューション「K1BAN」(きばん)提供開始
特集・コラム
2018/11/04新たなセキュリティトークン向け規格『ERC1400』の特徴を解説!
Ethereumのトークン規格と言えば、ICOなどで目にすることの多いERC20やDAppsでNFT(Non Fungible Token)として利用されるERC721などが有名ですね。 これまでEthereum上に構築されるゲームやその他のプラットフォーム上で使われるユーティリティトークンとしての規格が主となってきましたが、先日GitHub上に新たにセキュリティトークン規格である『ERC1400』が公開されました。 本記事では、そんなERC1400の特徴を紹介していきます。 セキュリティトークンの定義は?ユーティリティトークンとの違いを振り返ろう 最近耳にすることも多くなったセキュリティトークンという言葉ですが、この言葉は主にユーティリティトークンの対義語として使用されます。 以下では、この2つに関して簡単に説明を行いますが、セキュリティトークンにフォーカスした記事はこちらをご覧ください。 STO(セキュリティ・トークン・オファリング)とは?ICOとの違いを徹底解説 【ユーティリティトークン】プラットフォームを使うためのトークン ユーティリティトークンは、簡単に言えばプラットフォーム内でのサービスや機能の利用などに利用されるトークンを示します。 例えば、Aというブロックチェーンを利用したプラットフォームのサービスであるA'を利用するために支払う対価としてのトークンはユーティリティトークンです。この場合、現実の資産やその他の価値を持つものとトークンの紐づけは行われていません。 Ethereumは先日SEC(米国証券取引委員会)により、セキュリティトークンではないと定義されましたが、これもEthereumのトークンであるETHが現実社会の価値と直接的に紐づけられていないことが大きな要因ではないかと考えられます。 【セキュリティトークン】保有が価値になる株式のようなトークン 一方で、セキュリティトークンですが対義語として利用されるように、トークンを保有しておくことが一定の資産や価値を表すものがこの言葉のもとに定義されていきます。 セキュリティという言葉は日本語で有価証券を示しますが、これは権利やその移動が保有トークンのownership(所有権)や枚数によって行われるものと考えると難しくないでしょう。 例えば、ハードウェアや計算能力の売買をトークンを介して行うことのできるSONMなどのプロジェクトで利用されるトークンは、トークンの保有や支払いが単純にプラットフォーム内でのサービス利用の媒体としてのみではなく、一定のハードウェアが持つ計算能力と紐づけられています。 セキュリティトークン規格ERC1400とは? ERC1400規格は先月9日にGitHub上で、Adam Dossa氏(@adamdossa)、Pablo Ruiz氏(@pabloruiz55)、Fabian Vogelsteller氏(@frozeman)、Stephane Gosselin氏(@thegostep)の4名によって公開されました。 この規格は、Ethereum上にセキュリティトークンの発行を行うことを可能にします。 ERC1400は、同じくこの4人によって開発がすすめられたERC1410(Partially Fungible Token Standard)の規格をベースにしており、ファンジブルトークンの様々なタイプの所有権を管理する追加の機能性を持ちます。 ERC1400はオンチェーンで資産価値をモデリングする必要がある 証券の発行、取引、ライフサイクルをパブリックチェーン上に移行させるためにはオンチェーンで証券や所有権、財産をモデリングしていくための標準規格が必要とされます。 GitHub上に明記されているセキュリティトークンに必要とされる要件は以下になります。 譲渡の成功あるいは失敗ならば理由付きでそれをクエリするための標準インターフェース 法的措置や資産の回復のために強制的にTXsを執行できる 発行や償還向けの標準的なイベント(コントラクト?)を備える 特殊な株主権限や譲渡制限のあるデータなど、トークン保有者の残高にメタデータを付与することができる オフチェーンデータ、オンチェーンデータ、譲渡のパラメータに応じてメタデータの書き換えを行うことができる 以上5つはMUSTの要件となりますが、このほかにも必ずしも必要とされないいくつかの要件があります。 ERC1400の革新的点はメタデータの付与・書き換えが可能な点 ここまでERC1400がセキュリティトークンの標準規格としてのインターフェースとなることを説明してきましたが、具体的に何がすごいのでしょうか? おそらく、ERC1400の革新的な部分はメタデータの付与・書き換えを行うことができる部分です。 従来の規格であれば、トークンの保有量に基づいたdividend(配当)を様々な条件に基づいて付与することが難しい状況でした。 これは、トークンそのものに所有権などをしっかりと定義するインターフェースが存在しなかったためです。 例えば、トークンセールでの購入者と新規上場後の購入者でメタデータにより二者を分類したり、トークンセール分の売却や譲渡などにおいても詳細な情報を記載することが可能になります。 ERC1400を利用し、送信者と十分な残高のみを必要とするERC20的なFungible(代替可能)な側面とERC721のNon-Fungible(代替不可能)な側面をメタデータの付与によって実現することで、証券として機能するために必要な所有権の明確化や配当の多様化を行うことが可能になると考えています。 まとめ セキュリティトークンの標準的なインターフェースであるERC1400規格を紹介しました。 トークンに付与することのできるメタデータを利用することで、これまで簡単に差別化することが難しかった所有権などを簡単に分類することができ、これがdividend(配当)の分配などに今後大きく役に立つ可能性があるというものでした。 現時点では、ERC1400は議論が行われている段階なのでこれを採用したセキュリティトークンはまだ存在しない(と思います)が、今後この規格が活用されていくのが楽しみですね!
ニュース
2018/10/31Radar Relayでトークン化されたショートポジションの取引が可能に
先日、Radar Relayの公式発表で、証拠金取引やデリバティブの分散型プロトコルの構築を目指すdYdXがトークン化されたEthereumのショートポジション(sETH)をリリースしたことが発表されました。 sETHの設計はERC20トークン規格を採用しているため、通常のTrustやTokenPocket、GoWalletなどを利用することで、ショートポジションのトークンを購入する形で取引を行うことができます。 現在Radar Relayで取引を行うことの通貨ペアはDAI建てのみとなっているようなので、取引にはステーブルコインであるDAIを購入する必要があります。 取引は以下のように行われます。 dYdXによれば、Ethereumのショートトークン(sETH)は分散型のデリバティブ・証拠金取引市場構築の第一歩であり、今後さらに多くのショートトークンが追加されていくようです。 sETHの取引は10月25日よりRadar Relayで開始されています。 記事ソース:Introducing sETH, short Ethereum
ニュース
2018/10/30Binanceの公式ウォレットであるTrust WalletがTron(TRX)のサポートを開始!
先日より、マルチコインウォレットとしてEthereum上のトークン以外にVeChain (VET)やWanchain (WAN)などに対応してきたTrust Walletですが、今回MediumでTRON(TRX)のサポートを開始したことが発表されました。 今回のアナウンスで、Trust Walletがサポートする通貨は以下の8種類となりました。 Ethereum (ETH) GoChain (GO) POA Network (POA) Calisto (CLO) Ethereum Classic (ETC) Wanchain (WAN) VeChain (VET) TRON(TRX) また、すべてのERC20トークン、ERC223トークン、ERC721トークンにも対応しています。 更に、年末にかけてのアップデートでBitcoin (BTC)やBitcoin Cash (BCH)、Litecoin (LTC)のサポートを開始していくことを既に発表しており、年末には計11種類の銘柄となるようです。 Trust Walletは以下のリンクからダウンロードすることができます。 AppStore - iOS版 Google Play Store - Android版 Trust Walletに関する過去記事はこちらをご覧ください。 モバイルウォレットアプリ Trust CEO Viktor氏へ独占インタビュー モバイルウォレットTrustが発表したTrust Platformの紹介・まとめ BinanceがオープンソースのウォレットアプリであるTrust Walletを買収 記事ソース:Trust Wallet Adds Support for Tron Blockchain
イベント
2018/10/30【イベントレポート】BlockChainJam 2018 『Ethereumの最前線』
10月21日(日曜日)に東京・六本木で、国内外のプロジェクトや技術の最新のトレンドが紹介されるイベントである「BlockChainJam 2018」が開催されました。 イベントにはほぼ満席となるオーディエンスも集まり、ブロックチェーン周りの最新の情報やトレンドに対して、興味深々な様子でした。 CryptoTimesでもこのイベントにメディアパートナーとして参加しましたので、本記事ではラインナップの一つである『Ethereumの最前線』についてを紹介していこうと思います。 プレゼンター 落合渉悟氏 Ethereumの最新のトレンド追いかける中で、Cryptoeconomics LabのCTOとして活動を行っています。 イベント公式サイトには以下のような紹介がされています。 Ethereum、Plasma、zk-SNARKsを専門とするブロックチェーンエンジニア。現在のEthereum開発の基盤となっているCryptoeconomicsに不可欠なStakingやFormal Verificationに関するOSS活動を中心にアジア地域の暗号通貨プロジェクトと協業を多数行っている。マイブームは、RustとIsabelle/HOL。 以下は関連リンクになります。 株式会社Cryptoeconomics Lab Twitter Ethereumの最前線 今回の落合氏によるプレゼンテーションは、技術的な部分に寄せた内容となっていました。 そのため、このプレゼンテーションは質疑応答の形式で行われ、事前に3つの質問が用意されそれをかみ砕きながら複雑な最新技術の概要がわかりやすく紹介されていきました。 様々なスケーリングソリューションが出てくるが、我々はSolidityだけをやっていれば良いのだろうか? 結論から言うとNOであるようです。 落合氏は、現在世界中で開発が進められている Sharding(シャーディング) Plasma(プラズマ) General-State-Channel(ステートチャネル) の3つのスケーリングソリューションについてSolidityを利用した場合のドローバックと周辺の技術仕様の解説を行いました。 プレゼンの内容を確認する前にこれらの技術の概要だけを簡単に把握しておきましょう(内容がかなりテクニカルになっているため)。 #Sharding(シャーディング) Sharding(シャーディング)は、ノードやトランザクションを小さなグループに分けることで並列的に検証作業を行うことが可能になりスケーラビリティ問題の解決策の一つとして注目されています。 #Plasma(プラズマ) Plasma(プラズマ)は、サイドチェーンを利用したソリューションで、スマートコントラクトを利用してメインチェーンとのリレーを行うサイドチェーンを階層的に創り上げることでスケーラビリティ問題の解決を目指します。 #General-State-Channel(ステートチャネル) Raiden(ライデン)やLightning Network(ライトニングネットワーク)などがステートチャネルを利用した技術として有名ですが、このソリューションではトランザクションをオフチェーンで行うことでメインチェーンに対する負担を軽減するようなアプローチがとられています。 一方で、Solidityだけを使ってこれらの実装を目指すのはスライドにもある通り、いくつかのドローバックを伴うようです。 Sharding(シャーディング)とSolidity 現在、Ethereumでは昨日のアップグレードが延期されたCapserとSharding周りの技術を盛り込んだものを融合したShasper(Ethereum2.0)の開発が進められています。 落合氏は先日、同じくEthereumのスケーラビリティ問題に関する研究を行っているPrysmatic Labの森さんと議論を行ったようですが、その中でSolidityを利用してコントラクトを呼び出す際に最大性能が引き出せないことがあるようです。 ちなみに、紹介されている『Hotel&Train Problem』というものですが、これは電車とホテルの予約をする際にこの予約の結果を成功もしくは失敗で一致させようとする際、電車とホテルの予約が別のシャードに存在した場合(Shardをまたいだ一括TXs)、Atomicityが犠牲となってしまうという問題です。 Plasma(プラズマ)とセキュリティ 最初のPlasmaのコンセプトとして紹介されたのは『EVM Plasma』と呼ばれるものです。 スライドにもある通り、EVMを使うことのできるPlasmaはExitのコストが高くなるためParity BridgeなどのPoAを利用して実装するような形となってしまいます。 しかし、この場合EVMと互換性のあるチェーンとメインチェーン間でお金を移動できるという話になってしまうので、Ethereumの分散性やセキュリティを生かし切れていないことになると言えます。 続いて紹介されたのが、『PlasmaLeap』と呼ばれるコンセプトです。 Dogethereumなどでも有名なTruebitですが、このPlasmaLeapは先ほどのEVM PlasmaでExitに高額なコストがかかるという問題へのソリューションの参考とされているようです。 落合氏の説明によれば、Truebitを参考にしたこの仕組みでは、「全ノードが検証を行う代わりに一人に対して検証をさせる」という仕組みを取っています。 確かにExit自体は安く行うことができるようですが、このソリューションの場合新たにセカンドレイヤーに対する攻撃インセンティブを生み出す可能性があるため、Ethereumのセキュリティを完全に引き継いでいるとはいえず、新たにセカンドレイヤーにCryptoeconomicsが生まれるという状況になります。 3つめのPlasmaとして紹介されたのが『Plasma snapp』と呼ばれるものです。 説明によれば、zk-SNARKsのSNARK Proofを利用することで、Plasmaの子チェーンのノードにおける不正が行われていないかどうかを確認することができるようです。 Plasma CashはトークンのIDを利用したものになりますが、EVM PlasmaやPlasma Leapなどと違いEthereumのメインチェーンのセキュリティを完全に引きついだ設計となっています。 しかし、マルチシグやDEXのような処理はSolidity一つでは書けるロジックではないようです。 Plasma CashにDEXなどのDAppを埋め込もうとすると先ほどのスライドでもあった通り、”PlasmaのResearcherが必要になり大がかりなものになってしまう”とありましたが、落合氏によれば、Plasma CashにDAppを埋め込んだものを生成するPlasma Generatorと呼ばれるフレームワークの可能性が注目されているようです。 このフレームワークと相性のいい言語としてBitcoinのivy langと呼ばれる言語と相性がいいそうで、Plasma Solidityとして注目されているとのことです。 EthereumのScalingがもう少しかかりそうなので、EOSや自前オフチェーンに逃げちゃって良いのだろうか? Ethereum以外にもEOS、ZIL、TEZ、NEM、NEOなどがありますが、これらはそれぞれ中央集権性や表現力、コントラクトのイディオムの整い方が大きく異なるので使い道も異なるようです。 結論から言うとサイファーパンク(Cypherpunk)でないのならばEthereum以外を選んでしまって構わないということに加えて、オープンソースのデータ蓄積という点を考えるとパブリックチェーンを選んでいくべきということでした。 以上のテーブルではそれぞれのチェーンの性能比較が行われていますが、落合氏はいくつかの例を使ってどのようなチェーンを利用すべきかという点についても言及していきます。 法人案件で、自社でお客さんのお金を管理したくないとか、パブリックチェーンを使いたいという要望があったら? => EOS・自前のオフチェーン トラストレスで簡単なゲームや金融系の仕組みを作りたくて、表現できるものは少し少なくてもよく、メインネットローンチまで待てる場合 => ZIL チューリング完全なスマコン言語、かつハードフォークが少なく投票方式すら変えられる長期視点なもの。Big blockでスケーリングする。 => TEZ まとめ タイトルの通りEthereumの最前線で活躍する落合氏によるプレゼンテーションをまとめました。 落合氏は、将来に関して過渡的に様々なチェーンに開発者が分散していくことを予想しており、真に分散性を必要とするのかどうかという問いがスケーリング問題によって暴かれる年になるだろうと予測しています。 また、スマートコントラクトの開発自体もSolidityだけで完結するものではなくなってきているとのことです。 技術的にレベルが高く追いつくのも精一杯という感じでしたが、Ethereumに関してとても面白い話が聞けました。 ありがとうございました!
ニュース
2018/10/29OKEXが自社のガイドラインに基づき58の取引ペアを上場廃止
今週木曜日、OKEXは流動性が低く取引高の少ない取引ペアの上場廃止を決定したことを発表しました。 今回、上場廃止の対象となる通貨ペアは以下になります。 ティッカー トークン名称 上場廃止通貨ペア READ READ BTC NGC NAGA ETH, USDT PRA ProChain BTC IPC IPChain ETH, BTC MAG Maggie ETH , BTC TRA Travel BTC VEE BLOCKv USDT RCT RealChain BTC, USDT CBT CommerceBlock ETH, USDT DNA EncrypGen BTC, ETH VIU Viuly ETH, BTC RCN Ripio Credit Network ETH MTH Monetha BTC, USDT AVT Aventus ETH, USDT CAG Change BTC, ETH REF RefToken USDT UKG Unikoin Gold USDT BRD Bread USDT ATL ATLANT USDT CAN Content and AD Network BTC CHAT ChatCoin ETH AUTO CUBE USDT, BTC MTL Metal USDT SUB SubStratum USDT EVX Everex BTC ICN Iconomi BTC, ETH OAX OAX BTC 1ST FirstBlood BTC, ETH SDA SixDomainChain BTC XAS Asch ETH AST AirSwap BTC, ETH GSC Global Social Chain BTC MOT Olympus Labs BTC, ETH UCT UCOT BTC AIDOC AI Doctor BTC TOPC TopChain BTC SPF Sportyco ETH ACE ACE ETH AMM Micromoney BTC, ETH FAIR FairGame BTC STC Starchain ETH XUC Exchange Union BTC 発表によれば、この上場廃止により影響を受ける銘柄は以上の42種類となっていますが、これらの通貨ペアが上場廃止となるのみで、同通貨の上場廃止の対象となっていない通貨に関しては、継続して取引を行うことができます。 日程に関して、上場廃止は10月31日 日本時間14時に予定されており、それ以降の新規の注文を行うことはできず、14時時点での注文もシステム上で自動的にキャンセル処理が執行されます。 OKEXによれば、ユーザーに対して最善のサービスを提供することがOKEXの軸であり、今後もガイドラインに則って各銘柄の監視を行っていくとのことです。 記事ソース:Delisting of Trading Pairs
特集・コラム
2018/10/23【10月23日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/16 $2112億USD +$111億USD 10/17 $2119億USD +$7億USD 10/18 $2115億USD -$4億USD 10/19 $2084億USD -$31億USD 10/20 $2086億USD +$2億USD 10/21 $2113億USD +$27億USD 10/22 $2098億USD -$15億USD 前日と比較すると-$15億USDとなっていますが、Tetherの件以来時価総額は2100億USD付近を推移していることがわかります。 上位10コインのドミナンスと価格 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 53.67%(+0.29%) $6489.98(-$57.07) 2位 Ethereum 10.06%(-0.05%) $204.54(-$3.11) 3位 XRP 8.69%(-0.13%) $0.452(-$0.009) 4位 Bitcoin Cash 3.73%(-0.06%) $446.46(-$4.11) 5位 EOS - $5.41(-$0.07) 6位 Stellar - $0.240(-$0.004) 7位 Litecoin 1.48%(-0.01%) $52.10(-$1.37) 8位 Tether - $0.986(+$0.03) 9位 Caldano - $0.075(-$0.02) その他 Others 19.32%(-0.03%) - 時価総額上位の銘柄のドミナンスは全体を通して下がっており、Bitcoinが微増といった形になっています。 価格に関しても、全体的に下げていますが、時価総額31位のBasic Attention Token(BAT)や58位のRavencoinなどは前日比20%を超える価格の上昇が確認されています。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日、新規に追加されたコインはありません。 注目の新規上場銘柄 10月23日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 韓国・ソウルでKOREA BLOCKCHAIN EXPO開催 日時 概要 10/23~24 韓国・ソウルでKOREA BLOCKCHAIN EXPO開催 明日から2日間に渡り、韓国で国内最大級のカンファレンスである『KOREA BLOCKCHAIN EXPO』が開催されます。 このカンファレンスには世界各国のビジネスリーダーや世界でも有数のブロックチェーンVCであるHashed、同じく韓国のプロジェクトであるICONや中国のOntologyなども参加するようです。 このカンファレンスに関しての詳細はこちらのリンクをご覧ください。 Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 MoneroがBulletproofアップグレードで手数料がほぼ0に ソース:Monero Fees Fall to Almost Zero After 'Bulletproofs' Upgrade 先日Bulletproofへのアップグレードが完了したMoneroですが、トランザクションで発生する手数料がほぼ0に近づいたというニュースが発表されました。 Redditのコメントを見ていると、Moneroのこのアップグレードは非常に大きなもので新たに匿名コインやその他の銘柄が増え続ける中で、歴史の長いコインであるMoneroのようなコインにも十分に価値があることを再認識している様子でした。 匿名コインとしてVergeと比較されていましたが、注目すべきポイントはPornHubとのパートナーシップなどではないとジョークを交えて技術面で正当に評価することの重要さをほのめかすコメントも散見されました。 Dambedel氏のコメントによれば、Moneroのブロックチェーン上で行われるプライオリティの低いトランザクションでは現在手数料は約0.5円程度に抑えられるようです。 2億円相当のETHのトランザクション手数料が約6円に ソース:$184 million ETH transfer for $0.06 cents. If this is not the future, I don't know what is これもMoneroと同じく手数料に関するトピックですが、上述のタイトルを和訳すると『$184mUSD相当のETHのトランザクションが$0.06USDの手数料で行われた。これが未来ではないのならば何が未来なのだろうか』といった感じになります。 https://twitter.com/whalewatchio/status/1053988165407698944 Etherscanによれば、このトランザクションは21日に行われたもので、このデータによれば888,888ETHがBinanceから見知らぬどこかのウォレットへ送金されたようです。 上位のコメントには、先ほど取り上げたタイムリーなMoneroとの比較もありました。 その他の意見には、このトランザクションはたまたまネットワークが混雑していない時に行われただけだと、今回のこの送金を重要視していない声もありましたが、これに対してスケーラビリティがいかに重要であるかを語るユーザーもいました。 the_katz_pajamas氏は、今後セカンドレイヤーなどのソリューションの開発が進めば、ネットワークの混雑がなくなり恒久的に2億円相当の仮想通貨をこれだけの手数料で送ることも可能になると語ります。 たまたまと言っていたユーザーに彼は、スケーラビリティ問題へのソリューションも注目すべきだと声をかけていたり、Ethereumの将来は明るいと感じている人々も多く散見される印象でした。 個人的にも、これらの分散性を犠牲としないEthereumのソリューションで、送金に伴う手数料がごく僅かとなる将来を楽しみにしています。 まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!
特集・コラム
2018/10/20【10月20日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/13 $2017億USD +$30億USD 10/14 $2019億USD +$2億USD 10/15 $2001億USD -18億USD 10/16 $2112億USD +$111億USD 10/17 $2119億USD +$7億USD 10/18 $2115億USD -$4億USD 10/19 $2084億USD -$31億USD ここ数日間の間、$2100億~2120億USDを行き来する形となっていましたが、10月19日の12時時点では$2100億USDを割り、前日比で約-$31億USDとなっています。 上位10コインのドミナンスと価格 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 53.94%(+0.29%) $6455.50(-$83.18) 2位 Ethereum 10.02%(-0.05%) $203.32(-$3.76) 3位 XRP 8.79%(-0.13%) $0.452(-$0.014) 4位 Bitcoin Cash 3.65%(-0.06%) $448.90(-$14.71) 5位 EOS - $5.34(-$0.07) 6位 Stellar - $0.239(-$0.002) 7位 Litecoin 1.48%(-0.01%) $53.02(-$0.39) 8位 Tether - $0.985(+$0.011) 9位 Caldano - $0.075(-$0.02) その他 Others 19.08%(-0.03%) - 時価総額が約31億USD落ち込んだと同時に、Bitcoinのドミナンスが上がりその他のアルトコインのドミナンスが下がる形となっています。 昨日まで、目立った上昇を見せていたXRPもドミナンス・価格共に少し落ち込んでいます。 先日ペッグの崩壊で話題を呼んだTetherですが、こちらはその他の銘柄とは逆に$1.00USDの水準を回復する方向へ向かっているようです。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日は以下の6種類の銘柄がCoinMarketCapに新規追加されました。 JSECOIN(JSE) RoBET(ROBET) TrueDeck(TDP) Fivebalance(FBN) Helium(HLM) Insureum(ISR) 注目の新規上場銘柄 10月20日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 NEOがブロックチェーンハッカソンを開催 日時 概要 10/20 NEO Hackason Tour開催 ブロックチェーンを利用したプラットフォームの構築を目指す中国のNEOですが、本日から明日にかけて、Rotterdamでハッカソンが開催されます。 このハッカソンは、NEOに対応する言語であるGoを使ってスマートコントラクトを書くことのできるエンジニアを増やすといった目的で開催されるようです。 優勝者には500NEO(約92万円)が賞金としてプレゼントされます。 イベントに関しての詳細はこちらをご覧ください。 Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 RedditでBasic Attention Token(BAT)のチップができるように! ソース:Using Brave you can now tip BAT to Reddit, a Brave verified publisher, instantly. CryptoTimesでも紹介したBraveブラウザですが、このブラウザを利用することで、Redditでチップを行うことが可能になったようです。 これに関して、Reddit自体にチップを行うことができるという機能ではなく、Redditの個人やスレッドの高評価などにチップを絡めることができないのかという意見がありました。 個人ユーザーへのチップ機能ですが、InvestorPatrick氏が投稿したGitHubのリンクによれば、この機能の実装も間近となっているようで、Redditの個人ユーザーだけでなくYouTubeの高評価やTwitterのライクボタンとも連携が可能になるとのことです。 このユーザーが求める機能性やその意見はreddit上では多く散見されますが、クロスプラットフォームで同一の通貨(BAT)を利用したマイクロチッピングの機能を開発しているBraveブラウザに対しては、『Reddit自体にチップができるニュースではなく早く様々なサービスの個人のアカウントと連携ができるようにしてほしい』などリリースを期待する声があふれていました。 マイクロチッピング系のプロジェクトは多く見てきましたが、既にその準備を整えつつあるBraveブラウザの開発には注目していきたいですね。 なぜ仮想通貨やBitcoinに将来がないのか? [caption id="" align="aligncenter" width="914"] Katy PerryがInstagramに仮想通貨のネイルアートを投稿[/caption] ソース:Why Bitcoin and crypto have no future タイトルだけを見ると、とてもネガティブな感じの投稿に見えますが、実はこのタイトルはこのような発言をする人々に対する反論のような皮肉が込められています。 投稿にあるMediumの投稿では、Bitcoinを含む仮想通貨に関するこれまでのポジティブなニュースが箇条書きで掲載されています。 Why do Bitcoin and cryptoassets have no future… when the NYSE is creating the cryptocurrency trading platform Bakkt in collaboration with Microsoft and Starbucks with physically backed Bitcoin futures contracts. when Fidelity is offering it to its clients and has been mining it since 2015. when Steve Wozniak is co-founding a cryptoasset investment firm. when Katy Perry IG’d this! 最近のBakktのMicrosoftやスターバックスとのニュース、Fidelityのニュース、AppleのSteve氏のニュース、Katy PerryのInstagramの投稿、これらが話題になっている中でなぜ仮想通貨に将来がないと言えるのか?という話で、原文には非常に多くの過去の大きなニュースが記載されています。 Redditのユーザーもこれに関しては反論もないようでしたが、『こういった意見がまだ散見されるということは、仮想通貨コミュニティの外で意見が出ているのではないか』と推測する声があり、このようなユーザーを取り込むことができればさらに大きな将来があるといった旨の意見もありました。 海外、特にRedditのコミュニティでは、まだ買い集めるチャンスは残っているというような意見を持つ人々が大多数で、この辺は国によって情報の角度が違ったりなどもあるので注目していきたいポイントだとは思います。 個人的にも、この原文のMediumの記事は割とうまく過去の大きなニュースがまとめられていておススメです。 まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!
特集・コラム
2018/10/19【10月19日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/12 $1987億USD -$62億USD 10/13 $2017億USD +$30億USD 10/14 $2019億USD +$2億USD 10/15 $2001億USD -18億USD 10/16 $2112億USD +$111億USD 10/17 $2119億USD +$7億USD 10/18 $2115億USD -$4億USD 昨日から引き続き、時価総額に大きな変動は見られませんでした。 10月17日から18日にかけては、2100億USD~2120億USDのレンジを前後している状況となっています。 上位10コインのドミナンスと価格 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 53.65%(-0.20%) $6538.68(-$8.14) 2位 Ethereum 10.07%(-0.11%) $207.08(-$0.71) 3位 XRP 8.92%(+0.13%) $0.466(-$0.001) 4位 Bitcoin Cash 3.71%(-0.04%) $448.90(+$1.68) 5位 EOS - $5.41(+$0.02) 6位 Stellar - $0.241(+$0.001) 7位 Litecoin 1.49%(-0.01%) $53.41(-$1.49) 8位 Tether - $0.974(+$0.004) 9位 Caldano - $0.077(±$0) その他 Others 19.11%(+0.21%) - Bitcoinのドミナンスが多少下がり、XRP含む他のアルトコインのドミナンスが上昇している形になっています。 また、一週間前のデータ(10月11日)時点のBitcoinCashとXRPのドミナンスを10月18日のものと比較すると、当時は1.94%の差(10.31% vs 8.37%)がありましたが、10月18日は1.15%(10.07% vs 8.92%)と大きく差が縮まっていることがわかります。 価格に関しては、本日は大きな変動は見られませんでした。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日は以下の7種類の銘柄がCoinMarketCapに新規追加されました。 Alt.Estate Token(ALT) Cheesecoin(CHEESE) RPICoin(RPI) IXTUS Edutainment(IXE) Bitcoinus(BITS) GoHelpFund(HELP) ZTCoin(ZT) 注目の新規上場銘柄 10月19日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 Pundi XがVergeと東京で合同ミートアップを開催 日時 概要 10/18 Pundi X × Verge 合同ミートアップ 先日ブロックチェーンスマホであるFunction Xに関しての概要を発表したPundi Xですが、本日10月19日に東京でVergeとの合同ミートアップを開催します。 Pundi XとVergeはパートナーシップを締結しており、今回の合同ミートアップでは各プロジェクトの概要や今後の戦略に関しての発表が行われていくようです。 ミートアップに関して日時や場所などの詳細はこちらのリンクをご覧ください。 その他 COBINHOODでBitcoin(BTC)・Ethereum(ETH)・Tether(USDT)・Cobinhood(COB)の証拠金取引が可能に COBINHOODにRipple(XRP)・NEM(NEM)が上場 Stellar(XLM)・Polymath(POLY)がアメリカ・LAで行われるStart Engine Summitに参加 Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 EthereumがGitHubのオープンソースプロジェクトの中で5位に! ソース:Ethereum is the 5th fastest growing open source project in all of Github GitHubで公開されている『最も成長しているオープンソースプロジェクト』の中で5位にランクインしていることがRedditで話題となっていました。 この事実に関してユーザーは、『FUDくらいじゃこの事実にカウンターできないね笑』とEthereumのコミュニティの強さを再認識している様子を伺うことができました。 また、Ethereumのカウンター(競合?)としてよく引き合いに出されるEOSの話も挙がっており、EOSのBPsなどが集権的である点など、普段から耳にするような『Ethereum < EOS』の分散性なども話題となっていたようです。 ユーザーのianmd氏はEthereumではなくEOSに投資していると言いますが、彼はEOSに対するこれらの批判について認めていないわけではないようです。 EOSの資金調達の規模とEthereumのレイヤー2ソリューションやCasperの進捗を比較した際に、大きな資金を持つEOSの方がリターンが早いという考えのもとEOSに投資していると語っていました。 個人的にこの視点は持っていなかったので、単純に"将来性"や"分散化の方向に進む"といった理由よりも資金調達額などから開発の速度などを予測していくといった視点も大切なのかなあと実感したスレッドでした。 Verge(トップ40位)がドキュメントなどの更新しかなく開発に関する更新が見られないが、なぜまだランキング上位なのか? ソース:VERGE (A top 40 coin) has very low development updates and most updates are trivial stuff like documentation. How is this coin still up on top? Vergeは現在時価総額でトップ40位に位置しているが、GitHub上で開発に関する更新が少ないという点に関してRedditで話題となっていました。 これに対するcryptonewsguy氏の意見は、90%以上の人々は技術仕様に対する深い理解を持っておらず、時価総額だけでプロジェクトを判断すべきではないと語り、中身の伴わないトークンが時価総額上位に位置しているために、過小評価されているトークンが埋もれているのでDYOR(Do Your Own Research)をして探し出すべきであるとしています。 asdghikwer氏は、Vergeに限らず時価総額上位のNEMやOmiseGo、Tezosなどもここ一か月で全く開発が進んでいないことを指摘していますが、TezosはGitlabと呼ばれるサイトを代わりに利用しているなど、必ずしもGitHub上で開発の進捗を確認できない例もあるようです。 Vergeに関しても同様で、SilverHoard氏がMedium上で公開されているVergeの開発進捗を共有しています。 https://medium.com/vergecurrency/development-update-on-verge-7-90e29953ff94 https://medium.com/vergecurrency/development-update-6-48c5c6da8343 https://medium.com/vergecurrency/development-update-on-verge-5-faf4dcffcfc https://medium.com/vergecurrency/development-update-on-verge-4-ceb4103031a3 https://medium.com/vergecurrency/development-update-on-verge-2-and-introduction-7afef82ef999 https://medium.com/vergecurrency/development-update-on-verge-7dce3624ba5 皮肉なことに、このようにGitHub上でオープンソースで公開されずに集権的なチームによって分散型のプロジェクトの開発が進められることは稀ではなく、GitHubの性質であるオープンソースという点で開発のスピードが遅れてしまうことを懸念しているのではないかという意見もありました。 まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!