Sorare MLBとは?概要・遊び方を解説【大谷翔平も登場】
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2022年7月19日NFTサッカーゲームを手掛けるSorareは、MLB版であるSorare MLBをローンチしました。
We are LIVE! 🚨⚾️
Our Marketplace is OPEN. All @MLB players in Limited and Rare cards are up for grabs… starting now. Not to mention, some Super Rares.🔥
Check everything out at https://t.co/kZGztZAvOk pic.twitter.com/ily9DPJw87
— SorareMLB (@SorareMLB) July 19, 2022
Sorare MLBは、選手のNFTカードを集めてチームを組み、選手の現実世界でのパフォーマンスに応じてスコアが反映される新感覚のユニークなゲームです。
そのため、Sorare MLBは選手を起用するマネージャーのように、通常のMLB観戦では味わえない視点でメジャーリーグを楽しむことができます。
今回は、Sorare MLBのNFTゲームの登録方法を行い、実際にエントリーをして遊んでみました。
「好きなスポーツ(MLB)で遊んで稼ぐ」ことに興味がある方は是非読んでみてください。
目次
ブロックチェーンゲーム企業「Sorare」について
Sorareは、NFTで発行されているフットボール選手のカードを取引したり、ゲームで使う事が出来るブロックチェーンゲーム「Sorare」を開発する企業です。
フランスのパリにて2018年12月1日にエイドリアン・モンフォール、ファビアン・エストラーダ、ニコラス・ジュリアにて立ち上げられ、全ての人がNFTフットボールを通じて暗号資産へアクセスできるようにすることを使命としています。
ニコラスは、以前800万ドルをVC から資金調達したブロックチェーン企業であるStratumnで事業を運営していたキャリアをもつことから業界に対するリソースや知見がある人物であるといえます。
Sorareの仕組みで面白いのが、現実世界の試合のパフォーマンスがNFTゲームのスコアに反映される点で、斬新なゲームスタイルであることからSorareにアクセスしているユーザーは140ヶ国で60万人以上に及びます。
選手のカードは、イーサリアムブロックチェーン上でNFTとして発行・管理されており、これまでに1億5000万ドル(約164億円)分のNFTカードが販売されてきました。またカードにはランクが付けられていることから各カードにレアリティがあり、レア度が高いカードはマーケットプレイスにて高値をつけています。(アーリング・ハーランド選手のNFTは約7000万円で落札)
過去に大型資金調達を行っている
2021年9月にSorareはソフトバンク主導の出資グループからシリーズBで6億8000万ドル(約745億円)の資金調達を行っています。
サッカーNFTファンタジースポーツ「Sorare」、ソフトバンク主導の約745億円分”大型”資金調達を正式発表
当時、シリーズBで調達した資金は、「雇用」「パートナーやアスリートとのマーケティングキャンペーン」「米国でのオフィス開設」等に使用されると共に2022年に別のスポーツでもサッカーNFTゲームのように横展開すると述べていました。
そのため上記で調達した資金を使ってローンチしたのが、今回紹介する新ブロックチェーンゲーム「Sorare MLB」となります。
Sorare MLBとは
Sorare MLBは、Sorare NFTサッカーゲームのMLB版で7月19日に公開されました。
7人のMLB選手のNFTカードを集めてチームを結成し、他プレイヤーのチームとの対戦が楽しめ、ゲームで獲得出来るポイントの上位ユーザーには賞金としてNFT選手カードが付与されます。
またチームの結成メンバーはどの球団のメンバーでも結成可能ですので、チームメンバーにしたい選手をマーケットプレイスで収集して自由にチームが作れます。
マーケットプレイスで高値がついているレアなNFTカードを販売することも可能のためNFTカードの売買でも収益を得ることが可能です。
NFTカードの種類について
Sorare MLBには、5種類のカードタイプがあり、限定カードやレアカードを手に入れる方法は下記の2通りあります。
- マーケットプレイスで買う
- トーナメント上位にランクインし報酬として獲得
枚数が限定されていることから希少性があり、カードタイプによって以下のようにレアリティが異なります。
- リミテッド:5000枚(黄色)
- レア:1000枚(赤色)
- スーパーレア:100枚(青色)
- ユニーク:1枚(黒色)
ポイント:希少性がある選手カードは参加出来る大会が多くなりますし、希少性があるカードのチームでしかエントリー出来ない試合は、獲得出来る賞金額が大きくなる傾向があります
NFT選手カードの購入場所は?
Sorare内でカードを購入できる場所は2つあります。
MLBマーケットでは、「ニューカードオークション」と「マネージャーセールス」があります。
どのような違いか解説していきます。
ニューカードオークション
Sorareから直接新しいカードを買う事が出来ます。
各カードは販売期限付きでオークションに出されているため、販売期限が終わるまでに最高額をつけているユーザーがNFTを購入出来ます。
マネージャーセールス
セカンダリーマーケットでは、マーケットプレイスに出品されているNFTカードを購入できます。
リストされたカードは、NFTカードを保有するプレーヤーが出品価格を提示しており、買いたい場合は提示された価格で即購入する事が可能です。
支払い方法は「ETH」と「クレジットカード」に対応
支払い方法に関しては現在「ETH」か「クレジットカード」で購入出来ます。
Metamaskのウォレットのをインストールしていない方は、下記記事で解説していますのでご覧になってインストールして使い方を学んでみてください。
⇒MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単
大会開催のスパンはどれぐらい?
Sorare MLBの大会が開催されるスパンですが、週に2回がベースとなります。
第一回目の開催は月曜日から木曜日で、二回目の開催は金曜日から日曜日で設定されています。
大会へ参加の申し込みはゲームが始まる10分前までが締め切りとなります。
例えば、月曜日の18時に試合が行われる予定となっていれば、17時50分までに参加の申し込みを済ませればエントリーしたこととなります。
Sorare MLBの始め方
Sorare MLBを始めるにあたって最初にアカウントを登録していきます。
本ゲームは日本語に対応していないため英語画面を操作することになるので、英語が苦手で読めない方は、Google chromeのGoogle翻訳を活用することをオススメします。
まず、公式サイトにアクセスしてトップ画面上部右にある「sign up」をクリックします。
アカウント登録は
- ・メールアドレス登録
・Googleアカウント登録
・Facebook登録
3つから選択出来るようになっており、今回はGoogleアカウントを使った登録手順で進めていきますのでGoogleのアイコンをクリックします。
お使いのGoogleアカウントをクリックします。
利用規約などが記載された画面が表示されるので読みながら下へスクロールしていきます。
最下部にチェックボックスがあるのでチェックを入れてボタンのクリックを行い進めていきましょう。
ログインするとパスワード設定画面が表示されるのでお好きなパスワードを設定し「submit」をクリックします。
しばらくするとアカウント画面に自動で切り替わりますが、サッカーかMLBどちらで遊ぶかを選択出来ます。
今回はMLBの「play now」をクリックしましょう。
好きな選手のNFTカード(コモン)を1枚選ぶ画面になりますので、お気に入りの選手をクリックして「I’ll take this one」をクリックします。
表示された選手を変更したい場合、リロードを行うと表示される選手が変更が出来ます。
今回はマックスシャーザーを選びました。
続いて「Continue」をクリックします。
チームを構築するために7名の選手カードが必要になりますが、追加で12名のNFTカード(コモン)を無料で入手する事が出来ます。
1枚ずつリビール出来るようになっていますので開封にワクワクと楽しみがあります。
「claim all cards」をクリックし12名の選手カード(コモン)を取得しましょう。
最初に入手できる選手カード(コモン)12枚は、下記ポジションで配布される枚数が決まっています。
- Starting Pichers(先発投手):4枚
- Relief Pichers(リリーフ投手):2枚
- Corner Infielders(コーナー内野手) :2枚
- Middle Infielders(中堅内野手):2枚
- Out Fielders(外野手):2枚
カードが揃ったら他のユーザーと対戦する準備が整いました。
ちなみに最初に入手できる無料カード13枚は、ゲーム用のカードでNFTではないため売買・取引は出来ないので注意してください。
Sorare MLBの遊び方
無料で手に入れたNFTカード(コモン)をつかい大会にエントリーしていきます。
最初は無料で手に入るコモンカードで遊び方に慣れてから、新たなNFTカードを購入したりチーム戦略を考えてみるのも良いかと思います。
PlayタブからCommon All Starの「Enter tournament」をクリックします。
トーナメントへに参加を表明したら、ピッチャーやバッターに指名する選手を決めていきます。
*ポイント:現実世界の試合で活躍している、活躍しそうな選手を選定しましょう
合計7名の選手カードを選び「SUBMIT」をクリックして完了です。
今回参加を表明したトーナメントは、GAME WEEK 3(7月30日~8月1日)のCommon All starです。
このように、エントリーから選手の指名の流れで、7名の選手を選定しチームを組んでトーナメントに参加。
GAME WEEKが終了するまで試合結果を楽しみに待ちましょう。
試合結果によるスコア、ポイントの確認をしよう
エントリーしたGAME WEEK 3が終了していましたので詳細をチェックしてみましょう。
今回のCommon All Starでは、惜しくも14,672 / 28,711という結果になり101.33ptsでした。
1位のチームの成績が295.08ptsだったのでおよそ3倍近くのポイントの差が出ているのが分かります。
下記画像の赤枠で囲っている数字が選手別による現実世界のパフォーマンスによる反映されたスコアですので、高ければ高い方が良い結果となります。
1位のチームメンバーで見てみるとヤンキースのAaron Judgeが84点でハイスコアを獲得しているのが分かります。
それでは、GAME WEEK 3で今回組んだチームのパフォーマンスをみていきましょう。
一番パフォーマンスが良かったのがスコア28を獲得したジャイアンツのFloresでした。
詳細を確認してみるとCubs④点、Giants②点で負けた試合で27.3スコアを獲得しています。
内訳を見てみるとホームランを打ってスコア10を叩き出したのが分かります。ナイス!素晴らしい!
このように試合中のパフォーマンスに基づきスコアを獲得出来るようになっており、各カテゴリーのスコアの採点は以下のようにポイントに反映される仕組みになっています。
【打者部門】
【投手部門】
選手が現実世界の試合に出ていないとスコアは付かないので
②試合で活躍している、活躍しそうな選手
に重点をおいて、カードを保有している選手の現実世界の活躍を日頃から調べてみるのが良いでしょう。
賞品(NFTカード)を請求してみる
GAME WEEK 3では、順位に関係なく賞品(NFTカード)が1つ付与されたので請求していきます。
参加賞としてカードを1枚ひけるのでカードをクリックして請求してみましょう。
ASTROSのChas Mccormickが当たりました。
マイカードのカテゴリーで過去のスコア等を閲覧する事が出来ます。
このように大会にエントリーしていく事にも意味があるのでチームを結成して参加していきましょう。
トーナメントの参加資格について
トーナメントは、7つ存在し保有しているNFTカードのレア度によって参加資格が異なります。
- COMMON All Star:Commonカードのみで参加出来る
- LIMITED All Star:7枚のLimitedカードで参加可能
- RARE All Star:最低4枚のRareカード、最大3枚までLimitedカードで参加可能
- SUPER RARE All Star(近日公開):最低3枚のSuper Rareカード、最大4枚まではRareカードで参加出来る
- UNIQUE All Star(近日公開):2枚以上のUniqueカードと最大5枚までのSuper Rareカードで参加可能
LIMITED PRO、Rare PROも近日公開のトーナメントで、トーナメントの種類や詳細は、ロビーでいつでも閲覧できます。
実際にプレイしたみた感想と今後の考察
ファンのようにNFT選手カードを収集しながら、マネージャーのように大会のエントリーを行える設計は、コレクターやMLBファンにとって待ち望んだゲームかと思います。
現実世界の選手のパフォーマンスによってSorare MLBのゲームスコア、ポイントが確定する点は、Sorare MLBと現実世界の試合を点と点で結んだ強固なパートナーシップを現にしているように感じました。
今回のSorare MLBのローンチによって、米国のMLBファン、将来のMLB選手に夢を見る子供にとって、Sorareブロックチェーンゲームは斬新なゲームスタイルで、MLBとブロックチェーン業界へ多大な影響と参入のキッカケをつくったのではないかと思いますし、Sorareが掲げる「プロダクトを通じて暗号資産へアクセスする人口を増やす」という使命に、更に拍車がかかり近づいていくのではと感じました。
また、実際にSorare MLBを触ってみて、MLBについて詳しい野球ファンは現実世界のMLBとゲームの追究次第で、大会の勝率を高め楽しみながら稼ぐ事が出来る可能性があるかと思います。
というのもSorare MLBは、前述の通り選手のパフォーマンスによってスコアが決まり、エントリーした大会の戦績にダイレクトに反映されるので、NFT選手カードの選定がとても重要です。
保有しているNFTカードの選手実績や最近の試合での活躍状況についてMLB情報サイトであるMLB.JPやNATITUDEでリサーチし、チームを結成していくなど戦略を立てながら大会へエントリーしていくと上位へランクインする事が出来るでしょう。
上記であげた情報サイトは、選手一覧から選手1人1人の過去の戦績など細かく見れるのでチーム編成のみならず、選手カードを購入する際も有効活用出来る事間違いなしです。
まとめ
Sorare MLBの概要・遊び方について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
最初に入手できるコモン(無料)カードは売買取引には使用できないですが、気軽にゲームを体験出来るカードになっているため「野球は好きだけどカードゲームは初心者です」というユーザーに対して触りやすい優しい設計となっています。
また、大会のスコア及び獲得ポイントに応じてレアリティのあるNFTカードを獲得出来るのも、ゲームにやり甲斐をもつことが出来てファンにとって嬉しいものです。
日本選手の大谷翔平も勿論NFTカードになっているので、日本の野球ファンにとってもたまらないでしょうし、選手が現実世界で在籍しているチーム関係なく、自分独自のチームを結成し大会にエントリー出来るので、マネージャー要素があることから、マニアックに追究出来るのではないでしょうか。
まさに好きなスポーツ(MLB)で遊んで稼ぐを可能としておりMLB、野球ファンは楽しめると思います。
是非プレイして体感してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
―Sorare MLB公式リンク―