深刻な経済危機を迎えているベネズエラへの仮想通貨寄付キャンペーン「AirdropVenezuela」が始動
2018/12/13・
ユッシ

ニュース
デジタルウォレットサービスを提供している「airtm」がベネズエラへの仮想通貨寄付サービス「AirdropVenezuela」を開始しました。
当サービスでは、現在ハイパーインフレーションによる経済危機に陥っているベネズエラの国民に対して、同国の銀行を経由せずに寄付が行えるとされています。
募金の対象期間は11/27~12/31(追記:←2019年1月29日現在延長中)となっており、目標額は100万ドル(約1億1000万円)に設定されています。
寄付参加者はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)、DASH(ダッシュ)など10種類以上の仮想通貨の中から寄付を行うことができます。
当キャンペーンにかかるコストは全額airtmが負担するとされており、集められた寄付金はベネズエラのairtm e-walletユーザーに平等に分配されるようです。
先日発表された調査では、11月のべネズエラの月間物価上昇率は144%となっており、国際通貨基金(IMF)はインフレ率が2019年中に年率1000万%に達すると予測しています。
ベネズエラ政府は昨年12月に石油の価値に裏付けされた仮想通貨「ペトロ」の発行も発表しています。
さらにベネズエラ政府は、今年の8月に仮想通貨「ペトロ」に裏付けされた新通貨「ボリバル・ソベラノ」を導入しましたが、依然として国内の経済は混乱しています。
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記事ソース:AirdropVenezuela、日本経済新聞
ゆっし
国の金融機関が信用できない今のベネズエラのような状況では仮想通貨はまさにもってこいのものだね。