Azuki NFT「PHYSICAL BACKED TOKEN」を発表|フィジカルとデジタルの紐付け

Azuki NFT「PHYSICAL BACKED TOKEN」を発表|フィジカルとデジタルの紐付け
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Azuki PBTを発表

NFTプロジェクトのAzukiがPHYSICAL BACKED TOKEN(PBT)を発表しました。

PBTはフィジカルアイテムとイーサリアムネットワーク上のデジタルトークンを紐付けることができるトークンとなっています。EIPの申請もすでに進行中とのことです。

フィジカルアイテムにBEAN CHIPというものが付いていることで、スマホでチップをスキャンするとミントされるか、所有者のウォレットにデジタルで転送されます。これにより、フィジカルアイテムの現所有者は、PBTを所有することができアイテムを検証可能にしています。

フィジカルアイテムが新しい所有者に売却または贈与された場合、簡単に前の所有者からデジタルトークンを移行することも可能なようです。

ユースケース

1:物品の分散型認証。スマホでスキャンするだけで、現物を認証。

2:物品の所有者履歴を追跡する。過去および現在の所有者を検証可能に証明することで、ブランドはオーディエンスに向けた製品体験を構築することが可能になります。

3:物理的な製品を使用してデジタル体験を構築する。デジタル・トークンを所有することで物理的なドロップをアンロックでき、今度は物理的な製品を所有することでデジタル体験をアンロックできるようになります。

– 引用元:Azuki HP

AzukiのHPでは、上記のようなユースケースが提案されています。今までフィジカルアイテムとデジタルトークンを紐付けるプロジェクトは他にもありましたが、ここまで直接的に紐付けるトークンは見かけませんでした。

直接的に簡単に紐付けができることで、盗難等の問題点は出てきそうですが特にアパレル関係のプロジェクトは密接にかかわってくる可能性があります。

INTRODUCING THE PHYSICAL BACKED TOKEN

GOLDEN SKATEBOARD オークション

PBTを組み込んだフィジカルアイテムとして、GOLDEN SKATEBOARDのオークション販売が開始される予定となっています。

こちらのアイテムは、カスタムデザインされ、24Kゴールドで完全にコーディングされたスケートボードです。Azuki universeの9つのユニークなエンブレムのうちの1つが描かれています。

各スケートボードには、BEAM TIPが付いており、フィジカルアイテムとデジタルトークンの結び付けをすることができます。

※重量が45kgあるので、乗ることは推奨していないとのこと。

オークションの詳細

  • オークション期間:10月21日(金)午後6時(PT)〜 10月22日(土)午後6時00分(PT)オークション終了時刻の10分前に入札された場合、オークションはさらに10分延長。
  • 参加者:一般公開されており、事前の登録は必要ありません。
  • 獲得者:入札上位8名
  • エンブレム:エンブレムの優先順位は入札額に基づいて決定されます。入札者は、入札後にエンブレムの希望順位を提出することができます。(例:最高額入札者は1位、2位は2位、など)

オークションに参加する方は、下記の公式HPも必ず合わせてご覧ください。

PROOF OF SKATE: GOLDEN SKATEBOARD AUCTION

PBTの今後に注目

まだEIP申請をしている段階なことから、ERCのトークン規格まで申請が通るのかはわかりませんが、フィジカルアイテムを扱うNFTプロジェクトは多いので、PBTが受け入れられるのか注目です。

PBTが一般化していくと、ブロックチェーンを扱ったデジタルトークンという意識をせずにNFTを保有するユーザーも増えてくることが考えられます。

まずは、オークション後も含めAzukiの新しい試みがどういった結果になっていくのか注目です。

記事ソース:INTRODUCING THE PBTGOLDEN SKATEBOARD AUCTION

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