【Beeple新作NFT】クリスティーズで約32億円で落札。史上2番目の高額NFTに
Crypto Times 編集部
約75億円で落札された史上最も高額なNFT『Everydays – The First 5000 Days』の作者であるBeeple氏が今回新たに手掛けたNFT作品が、老舗オークションハウスのクリスティーズで競売にかけられ最終価格2,890万ドル(約32億6千万円)で落札されました。
今回落札されたNFTは史上2番目に高額で購入されたNFTとなり、今回でBeeple氏は高額NFTの作者として首位と2位を独占する結果となりました。
introducing HUMAN ONE pic.twitter.com/eysmH6WkOY
— beeple (@beeple) October 28, 2021
今年の夏から制作が始まったBeeple氏の新作品『HUMAN ONE』は、宇宙服を着た人間が様々な空間を移動している様子が現実世界のボックスの中で3D映像として映し出されている作品です。
アルミニウム金属によって作られたフレームの中には、87 × 48 × 48インチ、16k解像度の3D映像が映し出され、Beeple氏が生涯を通じてボックス内の映像をシームレスに追加し進化させ続けます。
クリスティーズは当初『HUMAN ONE』の落札価格を1500万ドル(約17億円)と予想していましたが、落札者とされているPolychain CapitalのCEOの元ベンチャーパートナーであるライアン・ズラー氏は+15億円の約32億円で落札し、クリスティーズの事前予想を大きく上回りました。
Beeple氏は現在のNFTのフェーズについて下記のようにコメントしています。
“「とてもクレイジーで、とても速く動いています。先週でさえ、それは大きく変化しました。イーサリアムの価格は上昇しましたが、多くのものが下落しました。それは素早く動き、変化しますが、それらの多くは1か月前の状態からはるかに上にあります。それはすべて相対的です。絶えず動いている空間にいるのはワクワクします。1年で多くのことが変わるでしょう、それはとても刺激的です。-引用元:christies.com」”
老舗のオークション会社がNFTを扱う事例は増加しており、クリスティーズと並ぶ世界的なオークション会社のサザビーズも、先日NFT専用のオンラインサイトを発表しています。
“世界最古”のオークション会社「Sotheby’s」がNFT専用サイト開設 【10/18に第1弾開始】
記事ソース:christies.com、Decrypt