Binance LCX (バイナンスLCX)、リヒテンシュタインに取引所を開設

Binance LCX (バイナンスLCX)、リヒテンシュタインに取引所を開設

この記事の3つのポイント!

  • バイナンスとLCXのジョイントベンチャーがリヒテンシュタインで取引所を開設予定
  • ユーロやスイス・フランを含む法定通貨と仮想通貨の取引ペアを提供する予定
  • 今後は規制当局の許可にあわせて順次対応通貨を増やす見込み

大手取引所Binance (バイナンス)とリヒテンシュタインの取引所LCXの合併企業であるBinance LCX (バイナンスLCX)が、同国で新たに取引所を開設することがLCXの公式発表からわかりました。

バイナンスは取引所の提供や維持・管理、バイナンスLCXはカスタマーサポートやKYCなどを担当し、リヒテンシュタインのオフィスでは10〜15人程度のチームを立ち上げるとされています。

取引所ではユーロやスイス・フランを含む法定通貨と仮想通貨の取引ペアを提供する予定で、今後規制当局の許可にあわせて順次対応通貨を増やす見込みであるとされています。

リヒテンシュタインは欧州経済領域(EEA)加盟国であるほか、地理的にもヨーロッパ広域へのアクセスが可能であることから、バイナンスLCXにとって「理想的なロケーションである」とされています。

また、同国ではトークンエコノミー構築のための法的構造を整備する「Blockchain Act Liechtenstein」という法案の提出も予定されているもようです。

リヒテンシュタインのAdrian Hasler首相は、

 

”バイナンスLCXやその他のブロックチェーン企業がリヒテンシュタインに素晴らしいサービスを提供できるよう、リヒテンシュタインの現行または将来の法的フレームワークや慣習が強固な基盤となることを確信している。”

 

と、今後の国内でのブロックチェーン事業開発に向けた法整備などへの意気込みを語りました。

バイナンスCEO・CZ氏は米コインベースなどとの競争に注力するのではなく、マルタなど分散型金融システムの開発に尽力している国家との協力に集中したいと述べています。

Daichi
バイナンスは今後リヒテンシュタインを拠点にヨーロッパ圏への拡大を目指すのでしょうか

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