Bitstampが19番目となるビットライセンスを取得し、米国でのサービス拡充へ
Crypto Times 編集部
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Coindeskは今月9日にヨーロッパの大手仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)がニューヨーク州でビットライセンスを取得したと報じました。同取引所は今後米国でのサービス拡充に力を入れていくと見られています。
Bitstampが19番目となるビットライセンスを取得
ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)は今週火曜日にBitstampを19番目のビットライセンスホルダーとして認可しました。
これにより、同取引所はニューヨーク州の顧客に対してビットコイン($BTC)、ライトコイン($LTC)、ビットコインキャッシュ($BCH)、イーサリアム($ETH)、リップル($XRP)の5種類の通貨ペアを提供することが可能になります。
Bitstampは2015年6月にビットライセンスが導入された時点から申請しており、当初申請していた22社のうちの1社でした。
Kodric CEOはNYDFSの審査プロセスを以下のように表現しています。
「審査プロセスではマッチングエンジンがどのように働くのか、我々がどのように仮想通貨を保管しているか、監査の方法などあらゆる質問を聞かれた。ビットライセンスは日々の運営の中で従わなければならないルールや手順の詰め合わせであり、一度それを実行すればライセンスを取得できる。」
Bitstampはすでにヨーロッパで決済事業者としてのライセンスを保有しており、28の加盟国で事業を展開することができます。
Kodric氏は同取引所がライセンス取得前からニューヨーク州をはじめ米国でサービスを提供していたとし、今後はさらにサービスを拡充していく方針であることを明かしました。
Bittrexは申請を却下されNY州での営業を停止せざるを得ない結果に
一方でCointelegraphはNYDFSがBittrexの申請を否認したと10日に報じました。
NYDFSはBittrexに書面で否認を通知したとされており、主な原因としてAML(反マネーロンダリング法)への対策の不備、従業員のトレーニング不足、資産の証明が不十分などといった点を指摘しています。
Bittrexは明日ニューヨーク州での業務を停止する必要があり、14日以内に業務を停止した証拠の提出が求められます。
同取引所はNYDFSの決断に反発しており、公式ブログにて声明を発表しています。
コインソース社がビットコインATM運営企業として初めてNY州のビットライセンスを取得 – CRYPTO TIMES
記事ソース: Coindesk, Cointelegraph, Bittrex