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2022/05/25Manta Network、インセンティブ付テストネットを公開
Manta Networkが、プライベートでのトランザクションが可能な「Dolphin テストネット v2」を公開しました。 After months of hard work, we're excited to announce the launch of testnet v2, which brings even more #privacy features to the @Polkadot ecosystem. ✅ Faster ZK prover speed ✅ Permanent private address ✅ Many other features ✅ Incentivized! Details: https://t.co/T86C0E2qxy — Manta Network (Hiring!) (@MantaNetwork) May 24, 2022 Manta Networkは、DeFi全体にプライバシー保護と相互運用性をもたらすプロトコルを開発しており、Polkadotのパラチェーンを目指しているプロジェクトです。 資金調達に関しては、Polychain、Alameda Research、SPARTANといった著名VCからの出資を受けています。 今回のテストネットでは、インセンティブの付与が発表されているため、是非参加しておきましょう。(やり方は後述) Dolphinとは? Dolphinは、Mantaと姉妹プロジェクトのCaramariでのサービスを開始するためのテストネットで、プライベートが担保されたトランザクションを実行できます。 昨年12月に公開されたv1のテストネットでは、500件近いフィードバックの中で総合評価5段階中4.5と高評価のプロダクトです。 今回公開された、v2ではv1でのフィードバックを受けて 再利用可能なシールドアドレスへの変更 10倍高速なウォレット ハッシュ処理の高速化 等の改善が施されました。 [caption id="attachment_75288" align="aligncenter" width="800"] イメージ図 | 画像引用元:https://docs-l6ldq5g4v-manta-fullstack.vercel.app/docs/guides/DolphinPay[/caption] シールドアドレスとは、トランザクションの秘匿化が可能なアドレスで、ユーザーはこのシールドアドレスを介して資金の転送を行うことで、プライバシーが担保される仕組みとなっています。 上記の一連のトランザクションはzk-SNARKに基づいたプロトコル「MantaPay」によって展開されています。 より詳しい内容については、過去に下記記事で解説しているので参考にしてください。 Manta Network / $MA , Calamari Network / $KMA とは?プロジェクトの概要を徹底解説! テストネットへの参加方法・手順 それでは、実際にDolphin テストネット v2の利用方法を解説していきます。 テストネットでは、おおまかに下記の2つの作業を行います。 パブリックアドレスからプライベートアドレスにトークンを転送 プライベートアドレスからパブリックアドレスにトークンを転送 Polkadot{.js}をダウンロードしてウォレットを作成している前提で説明していくので、まだの方はこちらの記事を参考に用意してください。 1. まずは、Manta Signerをインストールします。 2. 次に公式Discordのチャンネル「#dolphin-faucet」で「/gimme-ksm (自分のKSMアドレス)」を入力して手数料となるDOLトークンを請求しましょう。 3. 次に、KSMやROC、kBTCといったテストネットで実際に転送するためのトークンを同じ方法で請求します。 *テストネットで失敗した際に再度請求するのは手間がかるため、複数の通貨を請求しておくことをおすすめします。 4. 請求が完了したら先ほどDLした「Manta Signer」を起動して、パスワード入力でアカウントを作成します。 *次画面で表示されるリカバリーフレーズはしっかりと書き留めて保存しましょう。 5. Dolphin v2にアクセスしてパブリックアドレス(polkadot{.js})からプライベートアドレスに転送を行います。 この際にpolkadot{.js}でパスワードを求められるので入力しましょう。 6. 次にタブを切り替えて、転送したトークンをプライベートからパブリックアドレスに転送します。 7. 事前にインストールした「Manta Signer」を起動して、パスワード入力後に「Authorize」をクリックして完了です。 ここまでで、公式で紹介されている作業は完了です。 Gleamでフィードバックを送信 テストネットでの作業を終えたら、Gleam経由で公式にフィードバックを送信しましょう。 こちらの公式リンクからアクセスして、 公式Discordに参加 公式Twitter(Manta、Calamari)をフォロー ニュースレターにサインアップ $KMAのアドレスを入力 フィードバックを送信 等の作業を行います。 Gleamの実行の有無と、テストネットインセンティブの付与の関係は明確には公言されていませんが、インセンティブが欲しい方は是非やっておきましょう。 まとめ ここまでMantaのDolphin テストネット v2について解説してきましたがいかがだったでしょうか。 インセンティブの有無に関わらず、プロダクトを実際に触ってみると、より理解度が増します。 是非、今後もさまざまなプロダクトを利用してみることをお勧めします。 最後までありがとうございました。 Manta Network / $MA , Calamari Network / $KMA とは?プロジェクトの概要を徹底解説! 記事ソース:Medium、Manta Network Document

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2022/05/23【追記】ブロックチェーンゲーム『Illuvium』 / $ILV とは?プロジェクトの概要を徹底解説!
Illuvium(イルビウム)は、Ethereumチェーンで構築され、Play-to-Earn要素があるブロックチェーンゲームです。 レイヤー2プロトコルのImmutable Xにより、ガス代ゼロでゲーム内のアイテム取引が可能です。 プレイヤーは、廃墟と化した惑星で、Illuvial(イルビアル)と呼ばれるモンスターを捕獲し、ともに戦い、世界を閉ざす「オベリスク」の謎を解き明かします。 Illuvialやゲーム内アイテムはすべてNFTとなり、専用のDEXで取引できます。 この記事では、Play-to-EarnとDeFiの要素を取り入れて急成長するIlluviumの特徴やゲーム概要を徹底解説します。 スマホ版ミニゲームもリリース予定なので、事前に詳しい情報をチェックしておきましょう! *最新情報:6月2日に行われるランドセールの情報を追記しました。 最新情報追記:6月2日にランドセール実施 Illuvium本編と連動しているスマホ用のミニゲーム「Illuvium:ZERO」のランドセールが6月2日に行われることが決定しました。(Illuvium:ZEROの説明はこちら) 下記が具体的なセール情報です。 開始:6月2日 (木) 21時 期間:3日間 種類:Tier 1 ~ Tier 5 Land 販売数:20,000区画 形式:ダッチオークション 通貨:ETH or sILV2 (Tier 5はETHのみ) 開始価格:2 ETH、6 ETH、20 ETH、80 ETH、その他(オークション) 今回のセールでは、合計100,000区画の20%にあたる20,000区画分のランドが販売されます。 販売されるランドにはTier 1 ~ Tier 5のランクがあり、数値が上がるほど希少性や、燃料の生成レベル高くなっていきます。 Made a Stellar #Illuvium Land Sale Music Mix for you guys 🎶💕 Learn More about the Land Sale here: https://t.co/hLG0L0wyGN pic.twitter.com/Qm6Giy9Vuk — Illuvium (@illuviumio) April 26, 2022 販売形式は、Tier 1 ~ Tier 4では開始後に値段が徐々に下がっていくダッチオークション形式、Tier 5では通常のオークション形式が採用。 セールはそれぞれ下記の価格で開始されます。 Tier 1: 2 ETH ~ Tier 2:6 ETH ~ Tier 3:20 ETH ~ Tier 4:80 ETH ~ [caption id="attachment_75212" align="aligncenter" width="768"] イメージ図:画像引用元 | Medium[/caption] ランド所有者には、ゲーム内のすべての収益の約5%が分配される仕組みが採用。 前述の通り、Illuvium:ZEROは本編のゲームにも連動しているため、Illuviumに期待している方は今回のランドセールも要チェックです。 Illuviumの公式リンクまとめ Webサイト https://www.illuvium.io/ Twitter https://twitter.com/illuviumio Youtube https://www.youtube.com/c/illuvium Medium https://medium.com/illuvium Telegram https://t.me/illuvium GitHub https://github.com/IlluviumGame Illuviumの公式リンク一覧表です。 フィッシングサイト/スキャムサイトに誘導されないためにも、公式リンクのブックマークやSNSアカウントのフォローをおすすめします。 Illuviumの特徴・注目ポイントを解説 Illuviumは、Ethereumチェーンを基盤に構築されたブロックチェーンゲームです。 惑星を探索するアドベンチャーゲームで、Illuvialというモンスターを捕獲してチーム戦で戦います。 スマホ版のIlluvium:ZEROも開発され、PCとスマホ双方でゲームを進めることができます。 まずはIlluviumの特徴や基本情報を解説するので、ゲーム概要や簡単な仕組みを理解しておきましょう! Illuviumの特徴 廃惑星でIlluvialの収集・戦闘し荒廃した原因を探るRPGアドベンチャー Ethereumで構築・ETHで売買するがImmutable X統合によりガス代ゼロ DAOが管理するIlluviDEXでゲーム内のNFTを取引できる ステーキング、流動性マイニングで$ILV、$sILVを受取ることができる スマホ用のミニゲーム「Illuvium:zero」はメインゲームと相互作用する 廃惑星でIlluvialの収集・戦闘し荒廃した原因を探るRPGアドベンチャー Illuviumは、荒廃した惑星に降り立ったプレイヤーが、Illuvial(イルビアル)という神秘的なモンスターを捕獲しながら、他チームと戦闘し、レベルを上げながら惑星を探索するRPGアドベンチャーゲームです。 Illuvialを捕獲するため、シャードと呼ばれる捕獲用NFTを購入する必要があり、シャードのレア度が高ければ強力なIlluvialを捕まえることができます。 後述する属性とクラスによって100種類以上のIlluvialが存在し、この組み合わせで強弱の戦略を立てる頭脳戦でもあります。 また、Illuvialだけでなくプレイヤーも一緒にバトルに参加するのが特徴的です。 Play-to-Earn要素として、他チーム同士のバトルの結果を賭けたり、IlluvialやアイテムのNFTを売却したり、ゲーム内報酬として稼ぐといった方法があります。 ゲームの最終的な目的は、荒廃した惑星の謎を解き、世界を閉鎖している「オベリスク」のロックを解除することです。 Ethereumで構築・ETHで売買するがImmutable X統合によりガス代ゼロ 出典:Illuvium公式HP Illuviumは、Ethereumブロックチェーンをベースに構築されたゲームです。 ゲーム内で使用されるシャードや武器、医療費、Illuvialの強化など、支払いが必要なシーンではETHで購入します。 このとき、Ethereumのガス代が懸念されますが、Illuviumではレイヤー2ネットワークである「Immutable X」を導入して問題を解決しました。 Immutable XはEthereumのNFT取引に特化しており、ゼロ知識証明であるZKロールアップを採用してNFTの安全な取扱いやガス代ゼロを提供します。 CRYPTO TIMESの第26回CT Analusisでは、Ethereumのロールアップについてレポートしており、23ページからZKロールアップの概要も説明しているので、ぜひ目を通してくださいね。 CT Analysis第26回レポート『Ethereumを飛躍的にスケールさせるロールアップの概要と動向』 Immutable Xの技術により、ERC-20やERC-721のNFTトークンを大量に作成して分配できるようになります。 Illuviumにおける具体的な解決策やメリットは以下の通りです。 取引のガス代がゼロ Ethereumの高セキュリティを維持したままNFTを管理できる トランザクションが即時完了する(1秒あたり9,000以上) レイヤー2トークンを保有する必要がない オフチェーンでNFTをミント(鋳造)できる これらのメリットにより、Ethereumブロックチェーンで構築する恩恵を受けながら、ガス代や処理速度の問題を抱えることなくIlluviumを利用できます。 例えば、Illuvialの捕獲に成功したときはNFTトークンが即座に発行されます。 そして、同じ属性の3体を融合して新しいIlluvialを生成するときは、既存のNFTトークンがバーン(焼却)され、新しく強力なIlluvialがミントされて、すぐに戦闘や売買が可能です。 一連の流れに時間や料金がかからず、さらにバーンされるIlluvialの希少価値が上がるといったゲームの面白みが生まれます。 DAOが管理するIlluviDEXでゲーム内のNFTを取引できる Illuviumは分散型取引所としてIlluviDEXを立ち上げます。 Illuvialの取引をメインとし、ゲーム内すべてのNFTの取引をすることができます。 IlluviDEXは、DAO(Decentralized Autonomous Organization:自律分散型組織)で管理されたマーケットプレイスであり、スマートコントラクトを適用して自動的かつ高速でトランザクションの処理が可能です。 2021年12月時点でDEXはまだ公開されていませんが、取引できるNFTの詳細はいくつか発表されているので以下にまとめます。 捕獲したIlluvialの売買 作成した武器や鎧スーツの販売 強力なシャード(Illuvial捕獲アイテム)の購入 外観変更アイテム「imbues」の購入 ゲーム内で生成したアイテムを販売して報酬を受け取るPlay-to-Earnであるとわかります。 実は、すでにIlluvium公式のNFTがOpenSeaで販売されていますが、ゲームアイテムではなく、セールに参加するためのNFTや、アバターに動きをつけるためのNFTがほとんどです。 本格的にIlluviDEXが始動すると、プレイヤー同士のNFT売買はもちろんですがレアアイテムの争奪戦が始まると考えられますね。 CT Analysis第22回レポート『DAO(自律分散型組織) 基本と動向レポート』 ステーキング、流動性マイニングで$ILV、$sILVを受取ることができる Illuviumでは、$ILVやLPトークンをステーキングして報酬を得ることができます。 $ILVはすでに、BinanceやSushiSwap、1inchi、KuCoinなどに上場しているので入手可能です。 ここでは、ステーキングの手順を簡単に解説します。 上の画像はIlluviumのステーキング画面です。 ステーキングと報酬、権利確定について確認できます。 Illuviumでは、$ILVまたは、$ILVと$ETHのLPトークンをステーキングできるので、LPトークンを使う場合は事前にSushiSwapで発行しておきましょう。 LPトークンは、トークンプールへ2つのトークン追加し流動性を提供することで発行されます。 「Sushiswap」の基本的な使い方・流動性提供方法 Illuviumのステーキングには、「CORE POOLS」と「FLASH POOLS」がありますが、基本的にCORE POOLSを選択すればOKです。 FLASHはパートナーのトークンのみです。 「ILV」または「ILV/ETH」を選択して、APPROVEと進みます。 ウォレットで承認し、「STAKE」をクリックすると詳細画面に移行します。 左側で「FLEXIBLE」と「LOCKED」のどちらかを選択します。 ステーキング後いつでも引き出せるのがFLEXIBLEで、LOCKEDは最大12カ月のロック期間を選択する方法です。 ロックが長期間の方がAPY(利息)は高くなります。 選択後、ステーキング開始してガス代を支払うと完了です。 ステーキングに関してはImmutable Xは関与しないので、Ethereumのガス代が普通に発生する点だけ注意してくださいね。 ステーキング後、報酬の$ILVはロック期間にわたり動かせませんが、$sILVであればすぐに請求できます。 $sILVはIlluviumのゲーム内トークンであり、土地の移動やシャードの硬化などで使うことができますが、NFTの購入には使えません。 ゲームが本格的に始動しないと$sILVの使い道がないので注意してくださいね。 スマホ用のミニゲーム「Illuvium:ZERO」はメインゲームと相互作用する https://twitter.com/Illuvium_Japan/status/1472099960883752960 スマホ版のサブタイトル「Illuvium:ZERO」は、PC版のメインゲームと相互作用する都市構築ミニゲームです。 上記TwitterにあるようなランドNFTを保有すると、アイテムを作る資源や$sILVの獲得に繋がり、メインゲームに持ち込むこともできるのでレベルや収益性が上がります。 また、2022年第一四半期、ゲームリリースに合わせてZEROではランドセールが行われます。 5段階のレア度(Tier1~5)に段階分けされたランドが20,000区画販売され、レア度が高いランドほどアイテムの生成量が多くなり、出現するIlluvialのレベルも上がる仕組みです。 レア度0(Tier0)の土地は無料でプレイできますが、この場合メインゲームと相互作用できないので、レア度1以上の保有が望ましいですね。 こちらはZEROのプレα版のプレイ動画です。 ランドにアイテムを設置して都市を建設していますね。 Illuvium:ZEROのゲームストーリーを簡単に紹介すると、主人公は「偵察ドローン」となり、安全な基地を構築して情報収集する任務をこなします。 資源回収、採掘、処理して、発電機やサイロなどのツールを構築、研究して大きな力を利用できることに気づきます(参考記事)。 その後はメインゲームとのやり取りになるので実際にプレイして明らかにするしかありません。 メインゲームとZEROはどちらも2022年第一四半期にリリース予定であり、無料プレイも可能なので、神秘的な世界観に触れてプレイするか検討してみてくださいね。 Illuviumのストーリー性・ゲーム展開 Illuviumのゲーム内容やストーリーについて簡単に紹介します。 プレイヤーは、宇宙艦隊を輸送する宇宙船に乗る生存者です。 救難信号の無線を探知して、ある惑星にたどり着くとそこは廃墟となっており、ほとんどの土地が水晶の海に飲み込まれています。 異常気象によりエンジンが壊れて不時着したプレイヤーは、この惑星を探索して神秘的なモンスター(Illuvial)に出会います。水晶から採掘されたシャードという捕獲アイテムを使って、Illuvialを捕獲し仲間とすることに成功しました。 Illuvialとともに、惑星の大部分を閉ざしている「オベリスク」の謎を明かすために探索の旅に出ます。 出典:Illuvium公式Mideum Illuvialは時間の経過とともに進化して、より強くなります。 さらに、レア度・属性・クラスに分けられ、組み合わせによって強力なチームを作ることが可能です。 3つのレア度は以下の通りです。 レア度 シャイニー ゴールド ホログラフィック シャイニーはほとんど出現しないレア度が一番高いIlluvialです。 最初はホログラフィックばかり現れると思われます。 次に、属性はIlluvial同士の相性を示すもので、受けるダメージ・与えるダメージはこの属性に大きく関わります。 属性 Water(水) Fire(火) Earth(地球) Air(空気) Nature(自然) 上記5つの属性に分類されます。 例えば、Fireの属性なら、NatureのIlluvialに対して多くのダメージを与えられますが、Waterからは逆に多くのダメージを受けます。 そのため、戦う相手の属性を考慮しないと敗北する可能性が高いです。 そして、クラスも5つに分類されます。 クラス Fighter(戦士) Guardian(守護者) Rogue(悪役) Psion(奇術師) Empath(超能力) このクラスによっても戦闘方法を変える必要がある頭脳戦です。 例えば、Guardianクラスは多くの攻撃に耐えられ、Rogueクラスは即座に相手を切り倒すようなイメージです。 3体のIlluvialとプレイヤーが戦闘して、全員敗北すると戦いは終了します。 負けたIlluvialはシャードを使って捕獲することができますが、シャードのレベルが低いと逃げてしまう可能性が高いです。 水晶から作られるシャードには限界があるため、IlluviDEXで強力なシャードを入手すると成功率が上がります。 出典:Illuvium公式Mideum また、同じタイプのIlluvialを3体合わせると融合して強力な別のIlluvialが生み出されます。 元のIlluvialのNFTがバーンされ、新たなNFTがミント(生成)される仕組みです。 すると、前までのIlluvialの希少性は高まり、ゲーム内での遭遇率が下がるので、レア度やNFTの価値にも影響すると考えられますね。 このように、戦闘や捕獲を繰り返しながら、惑星のあらゆる場所を探索し、オベリスクの謎を追求するのがIlluviumのゲーム展開です。 IlluviumのTokenomics 出典:Illuvium公式ドキュメント Illuviumの発行トークン「$ILV」の配布スケジュールです。 $ILVはゲーム内では使いませんが、ステーキングやガバナンスに利用できます。 上図の詳細は以下の通りです。 配布先 ステータス 数量 配布月 プレシード 完了 500,000 12月 シード 完了 1,500,000 2021年1月 チーム 完了 1,500,000 2月 トレジャリー 完了 1,500,000 2月 ローンチパッド 完了 1,000,000 3月 イールドファーミング 進行中 3,000,000 5月 ゲーム内報酬 開始前 1,000,000 決定中 $ILVの最大供給量は10,000,000トークンです。 取引開始したのは2021年3月末頃で、プレ・シードセール、チーム、トレジャリー、ローンチパッド分はすでに配布済みです。 ローンチパッドで、Illuviumはバランサースマートプール配布を導入しています。 これは、プール内のトークン価値が初期は下がりますが、取引などで価格が上昇し、最終的に市場全体によってトークンの正確な値を判断するプロセスです。 スマートプールの利用で、ローンチパッド分の1,000,000トークンはロックアップなしで公平に配布されました。 ローンチパッド分とゲーム内報酬を除くすべてのトークンは12か月のロックアップ期間対象で、その後さらに12カ月間にわたってアンロックされます。 ただし、イールドファーミングの報酬は$sILVとしてすぐに請求可能です。 出典:Illuvium公式Medium 上図は、イールドファーミングで配布される報酬が2週間ごとに減ることを表しています。 イールドファーミングで割り当てられた$ILVは300,000トークンです。 供給量の減少に伴い、売りが減ると$ILVの価格上昇に期待できるかもしれませんね。 Illuviumのパートナー・提携情報まとめ 出典:Illuvium公式HP 上記は、Illuviumの公式サイトで確認できる提携パートナー一覧です。 ベンチャーキャピタルが多いので、出資情報は次の資金調達元まとめで解説します。 VC以外を一部抜粋すると、BGA、Chainlink、Bitcoin.com、YGG、Quantstamp、INFLUXなどです。 それぞれIlluviumとの関係を簡単にまとめます。 BGA:ゲーム業界にブロックチェーンを促進。lluviumのP2E思想に完全適合 ChainLink:外部システムとブロックチェーンを繋ぐ機能。ChainlinkVRFによりランダムで改ざんなくNFTの分配が可能 Bitcoin.com:仮想通貨取引所。ILV/USDTなどの取引が可能。 YGG:あらゆるブロックチェーンゲームのNFTを購入しコミュニティへレンタルするプロジェクト。 Quantstamp:ブロックチェーンセキュリティ監査チーム。Illuviumのフラッシュプールの監査などを行う。 このような他のプロジェクトと連携することでIlluviumのNFT配布や$ILVの取引、セキュリティ面などあらゆる機能が向上します。 特に、YGG(Yield Guild Games)は、注目のブロックチェーンゲームのNFTを購入し、YGGのプレイヤーに広く貸し出すことでギルドを大きくして、双方の収益性を高めます。 Illuviumのプレイヤー増加にもつながるため、メリットが大きいですね。 Illuviumの出資VCや資金調達元の情報まとめ Illuviumが実施した資金調達情報を解説します。 Illuviumにゲームギルトを展開するPolemosの情報もまとめるのでぜひチェックしてくださいね。 Illuviumの資金調達情報 2021年3月シードラウンドで500万ドルの資金調達完了 Illuviumでギルドを展開するPolemosが2021年11月200万ドルの資金調達を完了 2021年3月シードラウンドで500万ドルの資金調達完了 出典:Illuvium公式HP 2021年3月、ブロックチェーンゲームに投資する複数のベンチャーキャピタルから500万ドル(約5億7,000万円)を調達しました。 Framework Venturesが主導して、IOSG Ventures、LD CAPITAL、YBB Foundation、MOONWHALE、Delphi Digital、STAKE CAPITAL、LOTSU CAPITAL、Blocksync Ventures、bitscale capital、Bitcoin.com、YGG、iMMUTABLE、Quantstampが参加しました。 この資金はプロジェクトの成長のため、魅力的なNFT市場の構築やトリプルA品質のゲームを開発するために使用されると発表されています。 コミュニティ主導のDAOで、ゲームアートやNFT取引、ステーキングを展開し、あらゆる可能性を持つIlluviumの大きな資金源となりました。 Illuviumでギルドを展開するPolemosが2021年11月200万ドルの資金調達を完了 https://twitter.com/polemos_io/status/1462673371527843840 Illuviumの資金調達ではありませんが、IlluviumのPlay-to-Earnに焦点を当てたゲームギルドを作るPolemosが、2021年11月に200万ドル(約2億2,800万円)の資金調達に成功しました。 Illuviumと同じくFramework Venturesが主導しており、Delphi Digital、QCP Soteriaなどが参加しています。 Polemosは、Illuviumがβ版を開始する前にプレイヤーのネットワークを構築する予定です。 特に、アジア地区の様々な企業で構成されるグループ企業「Asian Logic」のネットワークからメンバーを集め、フィリピンなどでPlay-to-Earnで稼ぎたい人とIlluviumを結び付けようとしています。 Polemosの資金調達でコミュニティが拡大し、間接的にIlluviumのプレイヤーが増えて、NFT取引やゲーム内売買が盛んになることでIlluviumのエコシステムの拡大につながると予想されますね。 Illuviumのコアメンバーを紹介 Illuviumは、シドニーに住むWarwick兄弟によって設立されました。 チームは75人は超える多国籍メンバーで構成されており、多くのゲーム業界の専門家も呼び込んでいます。 ここでは、IlluviumをトリプルAゲームに成長させるコアメンバー5名を紹介します。 Illuviumのコアメンバー 創設者 Kieran Warwick氏 創設者兼ゲームデザイナー Aaron Warwick氏 創設者兼アートディレクター Grant Warwick氏 最高技術責任者 Basil Gorin氏 リードサーバーエンジニア John Avery氏 創設者 Kieran Warwick氏 Illuviumの創設者は、シドニーに住むKieran Warwick氏です。 4人の兄弟がいて、兄のKain氏はデリバティブ取引プロトコルの「synthetix」を開発し、オーストラリアで最も裕福な100人の若者の一人に選出されました。 Kain氏とともにKieran氏は仮想通貨取引所で働き、オーストラリアで仮想通貨のOTC取引(窓口取引)を開始しています。 同時にKieran氏は、「バーガーコレクティブ」というハンバーガー愛好家のためのアプリを開発しており、月間2万を超えるアプリユーザーを集めて成長させました。 その頃、DeFi市場は急拡大しており、彼らはゲーム業界と掛け合わせて新しい領域の事業を始めたいと考え始めます。 そして2020年第二四半期、Kieran氏は兄のAaron氏とGrant氏も引き込んでIlluviumを立ち上げました。 創設者兼ゲームデザイナー Aaron Warwick氏 創設者Kieran氏の兄であるAaron Warwick氏は、共同創設者兼ゲームデザイナーです。 オーストラリアのウロンゴン大学でコンピューター工学と物理学を学び、プログラミング能力とゲーム構築の才能を開花させます。 Aaron氏の世界観でIlluviumを築いており、チーフゲームデザイナーとストーリースーパーバイザーも兼任しています。 さらにスポーツが大好きで、幼少期から水泳とテニスを続けてプロを目指すほどでした。 怪我により選手から退きますが、現在もシドニーのテニスアカデミーでディレクターを務めています。 活発な一面もあり、ゲーム制作に関する数学の研究と、物事を人に教えることが大好きな人物です。 創設者兼アートディレクター Grant Warwick氏 Grant Warwick氏は、Illuviumの共同創設者でありアートディレクターです。 プログラミングを起動するための技術「CGI」をマスターしており、画像や映像をプログラミングで生成したり、写真編集、構成など様々な業務を最先端のデジタルにカバーする技術を持っています。 世界中のアーティストがポートフォリオを公開するArtStationでは、Gtant氏が生み出した様々な作品を見ることができます。 また、公式Discordでも彼によりキャラクターデザインが発信されているのでチェックしてみてくださいね。 Grant氏のArtStationはこちら 最高技術責任者 Basil Gorin氏 Basil Gorin氏は、Illuviumの最高技術責任者です。 ソリューションの設計、技術デザイナー、ソフトウェアエンジニアとしてブロックチェーン技術に強力な経験を持っています。 アメリカ、イスラエル、韓国、ドイツ、エストニア、ロシア、オーストラリアなど世界中でデジタルソリューションの技術を成功させてきました。 例えば、リスク分析、金融、eコマース、ゲーム、データの保存と処理などのドメインに関連するプロジェクトに関わってきており、様々な知見を持っています。 Illuviumを成功させる多くの術を持っている重要人物といえますね。 リードサーバーエンジニア John Avery氏 Illuviumのゲームサーバーの構築や点検、保守を行う責任者であるJohn Avery氏は、ゲーム業界と金融業界に精通しています。 2000年代、初期のころからAppStore向けのアプリゲーム開発に取り組み、彼のゲームを100万人以上のユーザーがプレイしたといわれています。 また、オーストラリアの金融機関でコンサルタントを担当し、サービスのクラウド移行を推進してきました。 モバイルゲーム開発やバーチャルリアリティに関心があり、Illuvium:ZEROのサービス開始にも大きく関わったと考えられます。 Illuviumのロードマップ(2022年5月時点)を解説 時期 完了 途中 予定 ~2020年 12月:Unreal Engine(ゲームエンジン)移行 12月:プレシードセール - - 2021年1月:シードセール 2月:トークンスマートコントラクト実装 3月:最初の予告映像完成 3月:バランサースマートプールセール 4月:SushiSwap流動性プール 5月:イールドファームコントラクトV18月:自動戦闘モードの予告編 8月:イールドファームコントラクトV2 第四四半期:プライベートβ版公開- 2022年~--第一四半期:パブリックβ版公開 第一四半期:モバイル版(ZERO) 2023年:Illuvium2期 参考:Illuvium公式ドキュメント Illuviumが発表するロードマップを元に表にまとめています。 Tokenomicsでも紹介したシードセールやローンチパッド(バランサースマートプールセール)のトークン販売についても完了していることがわかりますね。 ここでは、ロードマップで特に押さえておきたい部分について簡単に解説します。 Illuviumのロードマップ 2021年6月イールドファーミングでステーキング開始 2021年第一四半期Illuvium β版とモバイル版のリリース 2022年以降2番目のIlluviumタイトル開始 2021年6月イールドファーミングでステーキング開始 Illuviumのゲームがリリースされる前から、ステーキング機能が開始しています。 $ILVと$ILV/$ETHの流動性プールが利用可能で、今後パートナーのトークンプールも開始予定です。 報酬である$ILVはロック期間があり、$sILVであればすぐ請求可能ですがゲーム内でしか使えません。 2022年、Illuviumが正式にリリースされると$sILVの活用範囲が広がるので、ステーキングの需要も増えると考えられますね。 2021年第一四半期Illuvium β版とモバイル版のリリース 当初は2021年第3四半期にβ版が公開される予定でしたが、時期がずれ込み2022年第一四半期となりました。 併せてモバイル版のZEROもリリースされ、ZEROで利用するランドセールも行われます。 公開を前に、2021年12月のクリスマスには、Illuviumのコミュニティでクリスマスエアドロップイベントが行われていました。 公式に「IlluviumDAOの未来は明るい」との発言もあり、正式リリースに向けコミュニティはかなり盛り上がっていることがわかります。 2022年6月:Illuvium:ZERO βプレイ開始 前述のIlluvium:ZEROのランドセール直後に、ゲームのβ版のプレイ開始するとされています。 β参加可能者の具体的な資格は明かされていません。 最新情報をTwitterやDiscordでチェックしておきましょう。 2022年5月 ~ 6月:Illuvium プライベート β2プレイ開始 すでにカードを使った戦いがプレイできる最初のβ版が公開されていますが、今後β2の提供も予定されています。 Which of your favorite female content creators would you like to see playing #Illuvium beta? Tag below 🎮 pic.twitter.com/yqCazR9V6X — Illuvium (@illuviumio) May 18, 2022 今後予定されているβ2では、キャラクターを操作して空間を探検できるゲームが提供予定です。 2022年6月末:Illuvium:ZERO オープンβ開始 ランドセール後、Illuvium:ZEROのオープンβが開始予定です。 こちらはフリープレイが可能とされており、誰でも遊ぶことが可能となる予定です。 2022年6月末:Illuvium オープンβプレイ開始 2022年の6月末には、Illuvium本編のオープンβプレイが開始予定です。 Illuviumの特徴となる"モンスターを捕獲する機能"もオープンβでは実装予定なので、資金が無い方でも是非触ってみましょう。 尚、リリース時期が延期する可能性は、これまでの進捗を見ている限りおおいにありえるので、時期は目安としてみておくことをお勧めします。 2022年以降2番目のIlluviumタイトル開始 Illuviumは、2023年以降も複数のゲームを開始する予定です。 「2番目のIlluvium」とされており、それ以外の詳細は明らかにされていません。 Illuviumと繋がりがあるのかどうか、今後の展開が楽しみですね。 Illuviumのまとめ この記事では、Illuviumuの概要やゲーム内容を詳しく解説しました。 Warwick兄弟らによって開発された、惑星が舞台の新しい戦闘ゲームだと分かったと思います。 もう一度注目ポイントをおさらいしておきましょう。 Illuviumのまとめ 神秘的なモンスター「Illuvial」を捕獲して一緒に戦うRPGアドベンチャー レイヤー2ソリューション「Immutable X」により高速処理&ガス代ゼロ ステーキングで$ILVや$sILVを稼ぐことができる スマホゲーム「Illuvium:ZERO」はメインゲームと相互運用できる IlluvialやアイテムはNFTとしてIlluviDEXで取引可能 Illuvialを捕まえて一緒に戦い、世界の謎を解くゲームです。 様々な取引で$ILVを稼ぐPlay-to-Earn要素もあります。 スマホゲームZEROでは、ランド(土地)をもとにNFTを設置して、都市を建設することで、資材やアイテム、Illuvialの捕獲に繋がります。 PC版のメインゲームと合わせると効率的にレベルを上げることが可能です。 無料でもプレイできますが、ある程度初期投資をしてレア度の高いNFTを活用することで、より深くゲームを楽しめると開発チームは考えています。 Illuviumのプレイには$ETH、ステーキングには$ILVが必要なので仕組みを把握してゲームを楽しみましょう!

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2022/05/19【a16z主導】31億円調達のBCG会社「Metatheory」とは? | Twitch創設者が設立
5月17日、ブロックチェーンゲーム(以下:BCG)会社のMetatheoryが、Andreessen Horowitz(a16z)主導でPantera Capital、FTX Venturesといった著名VCからシリーズAで2400万ドル(約31億円)の調達を行ないました。 We’re excited to invest in Metatheory, a technology-first entertainment company leveraging web3 games and interactive media to build community.@andrewchen & @Tocelot share more about cofounder/CEO @kevinlin, and the team's first project @DuskBreakers 👇 https://t.co/nJFVD83UGm — a16z (@a16z) May 16, 2022 現在世界的にBCGへの注目が高まっており、実際に多くの大企業が同分野へ出資、事業展開を行なっています。 本記事では、注目のBCG企業Metatheoryについて現時点で判明している内容について解説していきます。 BCGの本格的なブーム到来間近か Axie Infinityのブームをきっかけに世間一般にも大きく広まったBCGですが、新たなブームの熱がじわじわと高まってきています。 数年前のBCGの状況と最近で大きく変わってきたのが、既存の大手ゲーム企業の参入です。 最近のニュースの中からいくつか注目の話題をピックアップしてみます。 ・スクウェア・エニックスがブロックチェーンゲーム開発の推進を発表(決算資料) ・元祖MMORPG「ウルティマ」作者、ブロックチェーン・NFT活用の新作ゲームを開発 ・【1兆円超】Take-Two社、NFTゲーム開発中の老舗会社Zyngaの買収を発表 スクウェア・エニックス(以下:スクエニ)と言えば、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーといった有名タイトルを手掛けるゲーム会社です。 ウルティマは、MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)と呼ばれるゲームジャンルを作り上げたゲームで、世界的に見てもかなり有名なゲーム。 Take-Twoは、グランド・セフト・オートを手掛ける大手ゲーム制作会社で、企業の買収事例としてトップ規模の約1.5兆円で買収を行いました。 その他にもアサシンクリード等を手掛けるUbisoftの事例など、既存の大手ゲーム会社や開発者が続々とBCG業界に入ってきています。 Animoca Brandsの財務報告 もう1つ違う視点でBCG分野の成長を見てみましょう。 自社でThe Sandbox等の制作を行いながら、他のBCGプロジェクトへも積極的に投資を行なっているAnimoca Brandsが昨年、財務報告を公開しました。 公開された情報によると、Animocaが保有するデジタル資産の準備金は2021年11月末時点で1兆7968億円となっています。 モバイルゲーム会社として設立されたAnimocaの2020年時点の企業評価額は約1億ドルでしたが、今年1月に3億5000万ドルを調達した際の企業評価額は50億ドルです。 上記の数字を見てもBCGの市場が成長・拡大していることが分かるかと思います。 Metatheory = Twitch創業者が作ったBCG会社 では、Metatheoryについて見ていきましょう。 Metatheoryは、動画配信サービスTwitchの共同創業者ケビン・リン氏やTwitchの元開発者関係責任者のJT Gleason氏、アートディレクターのDavid Barthwellらによって2021年に設立されたエンターテインメント企業です。 現在Metatheoryは、アーティスト、ライター、プロデューサー、ゲーム開発者、エンジニア、コミュニティ開発者らを含む42人の従業員のチームで運営されています。 冒頭でも紹介しましたが、MetatheoryはAndreessen Horowitz (a16z)主導でPantera Capital、FTX Venturesなど下記企業からシリーズAで2400万ドルを調達しています。 Andreessen Horowitz(a16z)-主導、Pantera Capital、FTX Ventures、Merit Circle、Global Coin Research、Sfermion、Daedalus、Dragonfly Capital、Recharge Capital、Jim Breyer a16zは、これまでFacebook、Airbnb、Slack等さまざまなユニコーン企業に投資を行なってきた実績を持つ世界的なベンチャーキャピタルです。 [caption id="attachment_75117" align="aligncenter" width="497"] a16zの投資実績 | 画像引用元:https://techblitz.com/andreessen-horowitz/[/caption] a16zのMetatheoryへの出資は、今後のMetatheory、BCG分野の成長を予想する1つの指標として機能するでしょう。 DuskBreakers そんな注目のMetatheoryは、昨年12月にWeb3プロジェクト「DuskBreakers」を立ち上げました。 DuskBreakersはNFT、コミック、アニメーション、ビデオゲームで構築された、没入型のWeb3ゲームフランチャイズです。 世界観ではSFが採用されており、公式HPでは下記のように表現されています。 "「人類が荒廃の危機に瀕している2080年に、夕暮れとして知られている神秘的な宇宙船が現れます。「DuskBreakers」として知られる技術的に強化された人間は、人類の未来をより良くするために人生を変える技術材料を採掘するために、巨大な船に乗って危険な任務に乗り出します。」” DuskBreakersの公式Twitterでは、SFの世界観がわかる映像が公開中です。 The Corrupted has been... observing... learning about the top Beast-Battling Breakers and studying their tactics. 👀 Will YOU be the next recruit to catch their attention? 🦾 Join the Adventure: https://t.co/K8WH0rwLTs pic.twitter.com/P2Aj2suF1r — DuskBreakers (@DuskBreakers) April 26, 2022 6日で完売のNFTシリーズ DuskBreakersは、今年1月に10,000個のNFTを販売し6日で完売しました。 同シリーズのNFTは現在フロア価格で0.27ETHの値段が付いており、最高値のNFTは9.5ETHで売買されています。 [caption id="attachment_75106" align="aligncenter" width="800"] キャラクター画面 | 画像引用元:DUSKBREAKERS[/caption] 上記NFTは、後述のP2Eゲームでのキャラクターとして利用でき、個体それぞれに攻撃、防御、ダッシュブーストなどの特性が振り分けられており、全てゲーム内に反映されるという特徴を持っています。 P2Eゲーム「Beast Batller」 プロジェクトDuskBreakersの中で「Beast Batller」と呼ばれるP2Eゲームが今年1月に10週間限定で公開されました。 実際のゲーム画面では、エリア内で敵モンスターと戦っている様子が映されています。 前述の通り、DuskBreakersのNFTは特性に応じてゲーム内の動きや強さが変化します。 今後の動向 今後のロードマップとして2022年のQ2に第2弾となるNFTコレクションがDuskBreakersから公開されます。 公式サイトの情報によると、第2弾のNFTは今後公開予定のP2Eゲームで重要な役割を担うようです。 前述の第1弾のジェネシスNFTホルダーは、無料で同個数の第2弾のNFTが獲得できることが発表されています。 [caption id="attachment_75128" align="aligncenter" width="657"] 画像引用元:https://duskbreakers.gg/news/30Cus3ReOiM334pD5tuOan/beast-battler-minigame-launch[/caption] 現在OpenSeaで取引されているジェネシスNFTを購入すると、次回の無料エアドロップの権利が得られるので興味がある方は早めの入手をお勧めします。 さらに今年のQ4では、P2Eの仕組みが採用された無料ゲームがフルローンチ予定です。 まとめ a16zが投資したBCG会社Metatheoryについて解説してきましたがいかがだったでしょうか? 暗号通貨の世界では、初期参入者が大きな恩恵を得られるケースが多いです。 今回紹介した、Metatheoryや、DuskBreakers (プロジェクト)に興味がある方は公式Discordなどで最新情報を追ってみるのも良いかもしれません。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 - Metatheory関連公式リンク - 公式サイト Twitter Discord Instagram Twitch Tiktok OpenSea Twitch共同創業者、ゲーム用NFTマーケットプレイスを発表 記事ソース:DuskBreakers、VentureBeat、Forbes

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2022/05/18Avalanche(アバランチ)とは?概要や使い方、注意点を解説!
Avalancheは、高い処理性能と分散性を持つL1チェーンの1つです。 Ethereumとは異なるプラットフォームが続々と登場する中、Avalancheは注目を集めつつあります。 本記事では、そんなAvalancheの概要から、AvalancheのMetaMaskの使い方、各プロダクトの利用方法などについて解説していきます。 Avalancheとは?概要を解説 まず、はじめにAvalancheの基本的な概要についてチェックしていきましょう。 DeFiなどに利用されるプラットフォーム Avalancheは、DeFiなどに利用されることを想定した高処理能力・分散性を持つプラットフォームです。 L1ですが、Ethereumと高い互換性を持っており、EVMを実装しています。 Avalancheの類似のプラットフォームとしてBSC・Solanaなどが挙げられ、Ethereumの競合に当たるプロジェクトの1つです。 すでに、多数のプロダクト・プロジェクトでAvalancheの採用が進んでおり、Avalanche公式サイトで確認できるだけで175(記事執筆時点)を超えています。 採用されているプロジェクトには、DEX・レンディング・NFTマーケットプレイスなど多数のプロダクトが挙げられ、今後も増加していく可能性が高いでしょう。 ネイティブトークンはAVAX AvalancheのネイティブトークンはAVAXで、AVAXはEthereumにおけるETHと同じようなポジションにある仮想通貨です。 AVAXはAvalancheのプラットフォームでトランザクションの際の手数料(ガス代)や、ノードとして参加する際のステーキングに用いられます。 また、詳しくは後述しますが、Avalancheでは複数のチェーンが展開されており、どのチェーンもAVAXを基軸的な通貨に設定しています。 記事執筆時点で、AVAXは時価総額ランキング11位(222億ドル)に位置しており、77ドルの価格をつけています。 Avalancheの規模・立ち位置 AvalancheのようにEthereumと同じような機能を持つチェーンは、現在複数市場に登場しています。 チェーンの規模をチェックする上で、参考になる1つの指標であるAvalancheのTVL(記事執筆時点)は、以下のとおりです。 [caption id="attachment_73155" align="aligncenter" width="800"] 引用元: Defi Llama https://defillama.com/chain/Avalanche[/caption] 一時期と比較すると、TVLの伸びは鈍化していますが、他の主要チェーンと比較して、著しく成長性を欠いている訳ではありません。 一時期と比較したTVL伸びの鈍化はAvalancheに限った現象ではないと言え、他のチェーンと比較しても順調にTVLを維持していると言えるでしょう。 上記の主要チェーンの比較は、CT AnalysisのDeFiマンスリーレポートから引用したものです。 CT Analysisでは、DeFiに関する気になる情報をまとめたレポートを定期的に公開しています。 主要チェーンのTVL DEXの出来高 主要プロダクトの動向 「主要なDeFi・チェーンの動向をまとめてチェックしたい」といった方は、ぜひCT Analysisをご覧ください。 CT Analysisへ Avalancheの3つの特徴 ①高い処理能力と分散性を持つ ②複数のチェーンが存在している ③ネットワークの作成が可能 Avalancheの概要が分かったところで、Avalancheの特徴についてチェックしていきます。 Avalancheの強みをまとめて把握していきましょう。 ①高い処理能力と分散性を持つ まず、はじめに挙げられるAvalancheの特徴は、高い処理能力と分散性を持つというポイントです。 TPS(1秒あたりのトランザクション処理能力)は4500となっており、Bitcoin(7)・Ethereum(14)・Polkadot(1,500TPS)などと比較してみると、その性能の高さが分かるでしょう。 また、Avalancheコンセンサスとして知られる独自のコンセンサスアルゴリズムを採用することで、分散性も確保しています。 コンセンサスアルゴリズムには、「クラシカルコンセンサス」「ナカモトコンセンサス」という2種類が広く知られていますが、これらには一長一短の側面がありました。 Avalancheコンセンサスでは、ナカモトコンセンサスが得意なセキュリティ・分散性、クラシカルコンセンサスが得意な処理性能・効率の良さといった両方の強みを持っています。 ②複数のチェーンが存在している Avalancheでは、用途・目的ごとに複数のチェーンが存在しており、現在Xチェーン・Pチェーン・Cチェーンが展開されています。 このようなチェーンの使い分けの必要性は開発者のみならず、利用者も利用する際には適宜ネットワーク設定の変更など調整を行う必要があります。 チェーン名 用途 Xチェーン トレードや資産の作成など Pチェーン サブネットの作成やバリデータの管理など Cチェーン スマートコントラクトなど 利用者が触れることが多くなるのは、主にXチェーン・Cチェーンにあたります。(Pチェーンは主にステーキングなどで利用) 他のチェーン・プラットフォームにはあまり見られない特徴のため、少々混乱するかもしれません。 ③ネットワークの作成が可能 Avalancheでは”サブネット”と呼ばれるものを作成することで、独自のネットワーク・ブロックチェーンなどを作成可能です。 作成したネットワーク・ブロックチェーンは、その特性を調節することが可能で、参加に一定の条件を設定したり、クローズ・オープンなどを変更可能です。 実際にAvalancheのこちらの機能は、メキシコのキンタナロー州会議(Congress of Quintana Roo)の文書管理などに利用されています。 AvalancheとMetaMaskの設定 Avalancheのプラットフォーム・サービスを利用する際には、MetaMaskなどウォレットの設定が必要になります。 また、そもそもウォレットを持っていないという方は、MetaMaskを作成しておきましょう。(MetaMaskの作成方法はコチラ。) 実際に設定する手順を解説していきます。 MetaMaskを開く 画面上部へ 「ネットワークの追加」へ ネットワークの情報を入力 「保存」へ ネットワークの情報は、以下のとおりです。 ネットワーク名Avalanche Network 新規 RPC URL https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc チェーンID 43114 記号 AVAX ブロックエクスプローラーのURL https://snowtrace.io/ さきほど、Avalancheには複数のチェーンが存在するとご紹介しましたが、こちらのネットワーク設定は「Cチェーン」にあたるものです。 Xチェーンを利用する際には、別途ウォレットが必要になるため注意してください。 Avalancheの使い方 次にAvalancheの使い方を解説していきます。 AVAXの購入、MetaMaskの送金方法などを押さえていきましょう。 BinanceでAVAXを購入 Avalancheのネットワークを利用する際には、基本的にAVAXが必要になります。 そのため、まずはじめにAVAXを購入しておきましょう。 これから、Binanceを利用した手順についてご紹介していきます。(Binanceの登録がお済みではない方はコチラ) Binanceへ トレードからコンバートへ 振替元・振替先を設定 金額を入力 取引へ また、取引方法については、コンバート以外であっても問題ありません。 BinanceからMetaMaskへ 次に、BinanceからMetaMaskへ送金していきます。 ウォレットからBinanceの出金画面へ 検索してAVAXの出金画面へ アドレスを入力 ネットワーク(AVAXC)・金額などを入力 出金へ この際に、予め送金元・送金先の両方のネットワークがAVAXのCチェーンのものになっていることを、予めチェックしておきましょう。(アドレスを入力すると、自動的にXチェーンは除外されますが念の為注意してください) Binanceでは、この他にXチェーン(Binance内ではAVAX)・BSCが選択できます。 Xチェーンの場合は少々複雑 AVAXの送受信には、Xチェーンも利用可能になっています。 ただし、Xチェーンを取り扱う際には、Avalancheの専用ウォレットが必要です。 Avalancheウォレットの作り方 Avalancheのウォレットのサイトへ 「新規ウォレットの作成」へ キーフレーズなどをメモ コチラの画面に行くと完了 作成した際のキーフレーズは非常に重要なものなので、何らかの安全性の高い方法で保存しておきましょう。 ここまでできたら、Cチェーンと同様の方法でBinanceであれば「AVAX(Xチェーン)」のネットワークを選択した上で、Avalancheの専用ウォレットへ送金しましょう。 ただし、Xチェーンの場合、使用用途が限られるため、Cチェーンへの振替を行う必要が出てくる可能性が高いです。 XチェーンからCチェーンへのAVAXの振替は以下のとおりです。 XチェーンからCチェーンへ さきほど作成したAvalancheのウォレットへ 「Cross Chain」へ 振替先チェーンを「C Chain」へ 金額を入力 「確認」へ これで、AXAXをXチェーンからCチェーンに振替できます。 Cチェーンへの振替が完了すると、MetaMaskなどへの送金が可能になります。 Avalancheでステーキングを行う方法 Avalancheで、ステーキングを行うにはバリデータ(Validate)、デリゲータ(Delegate)という2つの選択肢があります バリデータで2,000AVAX、デリゲータでは25AVAXが必要となり、少額から気軽にステーキングを行うといったことはできません。 また、Avalancheでステーキングを行うには、Pチェーンへの振替が必要になります。 前述したXチェーンからCチェーンへ振替するのと同様の手順で、Pチェーンへの振替を済ませておきましょう。 Avalancheのウォレットへ 「獲得する(Earn)」へ ここまで来ればあとは下記の流れでステーキングを行うことが可能です。 デリゲータへ バリデーターを選ぶ 数量や期間などを入力 「Confirm」へ Avalancheネットワークへブリッジ すでにEthereumにある仮想通貨を、Avalancheのネットワークへブリッジすることも可能です。 つまり、Ethereumにある仮想通貨を、Avalanche上で利用できる状態にすることができます。(逆も可能です) EthereumからAvalancheへのブリッジ手順は以下のとおりです。 Avalancheのブリッジへ ウォレットを接続する 通貨・振替元・振替先を設定 金額を入力 「Transfer」へ (逆のブリッジは真ん中の矢印をクリックすると、自動的にネットワークが変更される) Ethereum to Avalancheへのブリッジを行う場合は、ETHがガス代として必要になり、逆の場合はAVAXが必要になります。(ネットワークの切り替えも同様) また、ブリッジを行う場合であっても、利用に伴ってガス代でAVAXが必要になったりケースが多いです。 そのため、Avalancheのネットワークの利用を考えているなら、AVAXを予め購入しておくのがおすすめです。 SushiSwapを利用できる状態にしてみる 次に、AvalancheのネットワークのSushiswapを利用できる状態にしてみます。 Sushiswapへ ウォレットを接続 ネットワークを選択する箇所へ 「Avalanche」を選択 Avalancheが表示されたことを確認 ここではSushiswapを例にだしましたが、他のプロダクトであってもほとんど同じ手順で利用可能です。 Avalancheの注意点 ①複数チェーンが存在するなど全体的に複雑 ②全ての機能が利用できるとは限らない ③潜在的なリスクが存在している これから、Avalancheの注意点についてご紹介していきます。 Avalancheのリスクや利用する上で注意したいポイントを押さえていきましょう。 ①複数チェーンが存在するなど全体的に複雑 Avalancheは、EthereumやBSCなどと比較すると若干複雑です。 特に、Cチェーン・Xチェーン・Pチェーンといった複数のチェーンの使い分けに違和感を感じた方もいるかもしれません。 同じAVAXの送金であったとしても、Cチェーン・Xチェーンなどの送金に伴うネットワーク設定などを誤ると最悪の場合、AVAXが失われる可能性も否定できません。 また、各取引所などで対応しているチェーンの送金も異なっています。 AVAXを扱う際には、ネットワーク設定など各チェックを必ず済ませましょう。 ②全ての機能が利用できるとは限らない 他のネットワークでも共通していることですが、各プロダクトで全ての機能が利用できるとは限りません。 例えば、Sushiswapでは、EthereumとAvalancheで提供されている機能に以下のような違いがあります。 Ethereum Trade Pool Explore Farm Lending Launchpad Avalanche Trade Pool Lending 上記はあくまで一例で、各プロダクトによってネットワークによって開放されている機能は異なります。 Sushiswapの例ではTrade(取引)など基本的な核となる機能・サービスは可能となっており、他のプロダクトでも同様の傾向があります。 ③潜在的なリスクが存在している Avalancheには、潜在的なリスクも存在しています。 これは、Avalancheのみに限った話ではありませんが、仮想通貨関連のプラットフォーム・プロダクトには、さまざまなリスクがあります。 例えば、同じようにL1の1つとして注目されているSolanaでは、2022年1月に障害によってネットーワーク遅延などが見られました。 1/ Solana mainnet beta is experiencing high levels of network congestion. This is related to issues previously identified that engineers have been working to improve and resolve, starting with the 1.8 release. — Solana Status (@SolanaStatus) January 22, 2022 このような技術的な問題は、潜在的にAvalancheでも発生する可能性は十分にあると言えます。 まとめ この記事では、Avalancheについて解説しました。 Avalancheは、さまざまなL1チェーンが登場する中、注目を集めているプラットフォームの1つです。 SolanaやBSC同様に、これからも動向を注目しておきたいと言えるでしょう。 本記事を参考に是非Avalancheを使ってみてください。 最後までありがとうございました。

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2022/05/15仮想通貨Solana(ソラナ)とは?概要や特徴、注意点を解説【始め方】
スマートコントラクトを実装したEthereumの競合となる代表的なチェーンの1つがSolanaです。 大手仮想通貨取引所FTXがSolanaを利用した開発に積極的なことも知られており、さまざまなポイントからEthereumと同様に注目したいチェーン1つであると言えるでしょう。 本記事では、そんなSolanaを購入・利用する前に知りたい概要や特徴、注意点などについて解説していきます。 Solanaを理解して、クリプトライフをさらに豊かにしていきましょう。 Solanaの概要 Solanaは、2017年から開発が開始され、2020年3月に本格的な運用が始まったプロジェクト・プラットフォームの総称です。 そんなSolanaはEthereumと同様に、スマートコントラクトを実装したブロックチェーンとなっています。 性能として、Solanaは1秒あたり50,000を超えるトランザクションを処理できると言われています。 2022年4月のCT Analysisのデータによると、他のチェーンと比較してもTVLは引けを取りません。(下記画像参照) 上記の点から、Solanaは現状運用されているブロックチェーンの中でも、代表的な存在の1つとして挙げられます。 SOLトークンの用途と現状 Solanaは、ネイティブトークンにSOLを備えています。 SOLは、主にSolana全体のプラットフォームを機能させるために利用されます。 代表的な用途は、以下のとおりです。 ステーキング 取引手数料 (ガス代の支払い) 投票などのガバナンス どれもSolanaにとって、重要な役割を担っていることが分かりますね。 2022年5月の記事執筆時点でSOLの価格は8,800円、時価総額は約2兆9,000億円で、仮想通貨時価総額ランキングでは、7位に位置しています。 [caption id="attachment_74785" align="aligncenter" width="833"] 引用元:Coingecko[/caption] トークンセールの割当などについては、コチラのレポートで詳しく解説しています。 Solanaの特徴 = 高速処理+低コスト Solanaの特徴はなんと言っても、処理性能の高さとコストの低さです。 2020年3月から本格的な運用が始まったのにもかからわず、記事執筆時点で既に700億件を超えるトランザクションを処理しています。 その一方で、平均的なガス代はトランザクションあたり「0.00025ドル」と少額です。 このような高い処理能力を実現している背景には、PoH(Proo of History)など、Solana独自の仕様が存在します。 PoHなど、Solanaが高い処理能力を実現している詳細については、CT Analysisの「Solanaプロジェクト概要レポート」で解説しています。 Solanaについて詳しく知りたい! Solanaの技術・エコシステムを網羅的に知りたい! クリプトオタクとして成長したい! と言った方は、ぜひ一度Solanaのレポートをご覧ください。 Solanaの概要レポートへ Solanaの代表的な4つのプロジェクト Solanaの概要について分かったところで、「実際にどのようなプロジェクトがSolanaで構築・利用されているのか?」について解説していきます。 Solana関連で気になる以下のプロジェクトをピックアップしてご紹介していきます。 Serum Raydium solsea Solend 1つ1つチェックしていきましょう。 Serum Serumは、Solanaに構築されている代表的なDEX・プラットフォームです。 特徴として、オーダーブックを搭載していることが知られています。 Solanaに構築されているDeFi関連のプロダクトには、Serumのリソースを利用している事例が複数見られます。 記事執筆時点におけるTVLは4億ドル以上、Solana上のランキングでは4位に位置しており、大きな存在感を持っていることが分かりますね。 また、Serumの開発・運用などに伴って、大手仮想通貨取引所のFTXがサポートを行ってることも知られています。 Raydium Raydiumは、Solanaに構築されており、なおかつSerumとも接続されているDEX。 Solana上に構築されていることから、処理性能の高さ・コストの低さには定評があります。 Serumと接続しているためSerumの流動性へのアクセスも可能です。 また、DEXとしては珍しく、指値注文ができます。 記事執筆時点におけるTVLは5億ドル以上、Solana上のランキングでは3位に位置しています。 solsea solseaは、主にSolanaベースのNFTを扱っているNFTマーケットプレイスです。 Solana関連のNFTを扱っているマーケットプレイスでは、最もOpenSeaと似通ったマーケットプレイスとして知られており、機能面などはOpenSeaと同じ様に利用できます。 solseaは、ミント機能を実装したはじめてのSolanaベースのマーケットプレイスであり、個人でも気軽にNFTをミント可能です。 また、法定通貨の支払いも受け付けており、FTX Pay・Moon payなどが利用できます。 Solend Solendは、Solanaに構築された仮想通貨の貸し借りが可能なプロジェクトです。 他のレンディング関連のプロジェクト同様、仮想通貨の預け入れで年利を受け取り、預けた仮想通貨を担保に仮想通貨の借入も可能です。 記事執筆時点で、Solana上では最もTVLが高く、10億ドル以上の金額がSolendにロックされています。 Solanaの利用方法・はじめ方 Solanaに構築されているさまざまなプロジェクトを見て、Solanaを利用してみたいと考えた方もいるかもしれません。 これから、Solanaを利用するまでの全体的な流れについてご紹介していきます。 Solanaの利用に必要なもの Solanaのチェーンを利用する際には、ガス代の支払いなどにSOLが必要です。 しかし、このSOLは国内仮想通貨取引所では扱っていません。 そのため、仮想通貨をこれまで触ったことがないといったケースで、一からSolanaを利用しようとすると、以下のような下準備が必要です。 国内仮想通貨取引所への口座開設 SOLを扱う海外仮想通貨取引所への口座開設 Solana対応のウォレットの作成 特に、国内仮想通貨・海外仮想通貨取引所への口座開設などは時間がを要することもあるため、予め開設しておきましょう。 実際に利用するときの流れ Solana関連のプロダクトを利用するには、以下のような手順が必要となります。 国内仮想通貨取引所で仮想通貨購入 Binanceなどの海外仮想通貨取引所でSOLを購入 Solana対応ウォレットへSOLなどを送金 ウォレットとプロダクトを接続 (上記は一例で、プロダクトによって必要な手順は異なるケースがあります。) 既に国内仮想通貨取引所、海外仮想通貨取引所への口座開設が済んでいる方であれば、SOLの購入とウォレットの作成のみで利用可能です。 Solanaの注意点やリスク これまでSolanaの概要から魅力的なポイントについて解説してきましたが、Solanaには他のチェーン同様に色々と潜在的なリスクが存在しています。 これから、Solanaに関する注意点・リスクについてご紹介していきます。 予期せぬトラブルが発生する可能性 予期せぬ技術的なトラブルというのは、Solanaに限らず、全てのチェーン・プロジェクトに対して、潜在的に見られるリスクです。 しかし、Solanaについてはいくつか実例があり、過去1年だけでも複数の事例が確認できます。 事例①:NFTの大量ミントによるクラッシュ 直近では日本時間5月1日に大量のトランザクションが原因で、ブロックの生成が停止するという事態が発生しました。 On April 30th, Solana's Mainnet Beta cluster suffered a 7 hour outage caused by stalled consensus. Below is an investigation into the cause of the outage, and the steps core developers are taking to increase network resiliency and stability. https://t.co/pfkMTEwPda — Solana Status (@SolanaStatus) May 3, 2022 Solanaのレポートによると、毎秒600万を超えるトランザクションの送信によって、ネットーワークがクラッシュしたとされています。 当時、Solanaのネットワークを担う各ノードに対して、100Gbpsを超えるトラフィックが確認されました。 背景として、ボットを使用したNFTの大量のミント、バリデーターのメモリ不足があると見られています。 その他の事例 実は、上記のような例に加えて、Solanaでは2021年9月・2022年1月にも似たような事例が確認されています。 2021年9月に関してはボットを利用した攻撃、2022年1月に関しても類似の原因によって、ネットワークが停止しました。 Resource exhaustion in the network is causing a denial of service, engineers are working towards a resolution. Validators are preparing for a potential restart if necessary. — Solana Status (@SolanaStatus) September 14, 2021 どの事例にも共通しているのは、悪意・善意に掛からわず、ボットによるトランザクションの送信が影響している点です。 ただし、暗い話題ばかりではありません。 ここ数ヶ月〜1年ではクラッシュ・障害の情報が相次いでいるものの、例えば2022年5月1日の障害では2021年9月の障害よりも、1万%のトランザクションに耐えることができました。 単純計算で、100倍のトランザクションに耐えることができたということになります。 しかし、今後類似の事例が発生しないとは言い切れませんし、他のことを原因とする障害が発生し、致命的なものになる可能性もあります。 Solanaへの投資・Solanaネットワークの利用には、潜在的なリスクが伴うと押さえておきましょう。 詐欺などに遭う可能 Solanaに限ったリスクではないものの、チェーンの利用やSolanaで人気のNFTの売買などで、詐欺に遭遇する可能性も認識しておくべきリスクです。 特にNFTに関しては、Solanaにおいて複数の詐欺事例が報告されており、注意が必要です。 Damn.. @IconicsSol just RUGGED. Did a presale for 2K at .5 and made off with I think 1000 SOL. FUCK YOU SCAMMERS!! Sorry to anybody who took the L here. I minted a bunch also as art looked good. Lesson Learned. Onwards, with that out of the way lets focus on the GOOD STUFF! — S◎L Big Brain (33.3%) (@SOLBigBrain) September 30, 2021 また、NFTに限らず、仮想通貨には詐欺のリスクが常に潜んでいます。 何かを売買する・交換するといったウォレットを用いる行為については、細心の注意を払いましょう。 まとめ この記事では、Solanaの概要から特徴、注意点などにフォーカスして、さまざまなポイントを解説しました。 Solanaは既に大規模なプロジェクトとなっており、FTXといった大きな後ろ盾もあるものの、まだまだ不安定なポイントも複数見られるチェーンです。 ただし、魅力的なポイントや将来性があるのも確かなので、今後も注目したいチェーンの1つと言えるでしょう。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 ・CT Analysis第17回レポート『Solanaプロジェクト概要レポート』 ・CT Analysis NFT『Solana NFT マーケットプレイス 概要と動向レポート』

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2022/05/11次のブームとなるか | NFTFi系プロジェクト「Pine Protocol 」を解説
5月にトークンのローンチや、NFTのエアドロップが予定されているNFT担保型ローンプロジェクトの「Pine Protocol」。 Pine Protocolは、公式Discordメンバーが数百人程度のマイナーなプロジェクトですが、今後重要キーワードになりうる「NFTFi」の分野を手がけています。 本記事では、そんな注目のPine Protocolについて解説していきます。 なぜ今「Pine Protocol」なのか? 2021年後半から2022年現在にかけて、NFTは暗号資産・ブロックチェーン業界の1つの主要な分野として確立されました。 上記は直近のOpenSeaの取引ボリュームを月毎に表しているデータで、NFTの取引ボリュームが急激に増加しているのが分かります。 さらに、取引ボリュームだけでなく、単体のNFTが数億円以上の高額で取引される事例も増えています。 上記は2022年4月の高額NFT取引のデータで、1位の「CryptoPunks 7756」は、約4億円(取引時)にあたる1050ETHで販売されました。 関連:CT Analysis NFT『2022年4月度版 NFT市場レポート』 浮かび上がったNFTの課題 順調に成長を続けるNFT市場ですが、新たな課題が浮上してきました。 それは「NFTは運用が難しい」という問題。 基本的にNFTは「半分だけ運用して、もう半分は長期保有しておこう」といった、自由度の高い運用は行えません。 単体で数百万 ~ 数億円するNFTを保有しているユーザーが増加し「NFTを資産として運用したい」というニーズも高まってきている中で、NFTの運用が出来ない問題は次なる解決すべき点と言えます。 [caption id="attachment_74818" align="aligncenter" width="571"] Bored Ape Yacht Club (BAYC)のNFT[/caption] さらに、BAYCシリーズのNFT保有者に対して行われた※1$APEの高額エアドロップの事例などをきっかけに「いつ、どのウォレットにNFTがあるか」がこれまで以上に重要視されるようになりました。 関連:BAYC関連トークン「$APE」ローンチ。BinanceやCoinbaseなどの取引所への上場も決定 こんな中、昨今注目され始めているのがNFTとDeFiを組み合わせた造語の「NFTFi」です。 NFTFiは、これまでに説明してきた、 NFT市場の拡大 高額NFT保有者の増加 NFT保有者に対する高額エアドロップ などを理由として、次なる重要キーワードとなることが予想されます。 そんなNFTFi分野を知るきっかけとして、同分野の注目プロジェクト「Pine Protocol」について紹介します。 ※1 = NFTコレクション「BAYC」のNFTホルダーに対して、$APEトークンが配布された事例。1回のエアドロップで数千万円規模のトークンを獲得したユーザーが多く見られた Pine Protocolに投資しているVC Pine Protocolはシード、プライベートラウンドを合わせて下記企業から資金調達を行っています。 その中には、FTXの親会社のAlameda Reserch等の著名VCも入っています。 シードラウンド Sino Global、Amber Group、Spartan Capital、Gate Ventures、Alameda Research、Impossible Finance、Shima Capital プライベートラウンド Amber Group、Republic Capital 出資を受けたプロジェクトは、そのVCが持っているコネクションを利用できるケースが多いです。 そのため、業界で著名なVCが出資しているか否かは、プロジェクトの将来の成否を考える1つの材料として機能する可能性が高いと言えるでしょう。 Pine Protocol = NFT担保型ローンプラットフォーム Pine Protocol は、NFTを担保として暗号資産を借りることができるNFT担保型ローンプラットフォームです。 現在Pineでは、 Azuki Bored Ape Yacht Club (BAYC) Mutant Ape Yacht Club (MAYC) Cool Cats NFT Doodles Moonbirds Otherdeed for Otherside など合計29のシリーズのNFTが担保として利用可能です。 借り手側のユーザーは、対応しているNFTを担保として預け、ETHやステーブルコインを借りて資産運用が行えます。 後述のPineレンディングプールの作成時には、作成者の好きなNFTシリーズを設定できるため、今後は誰でも自分が持っているNFTを用いてローンが借りられるようになるでしょう。 [caption id="attachment_74768" align="aligncenter" width="677"] Pineに対応しているプロジェクトの一部 | 画像引用元:Pine Protocol[/caption] Pineでは借りた金額に対して利子が付いていき、有効期限までにローンが全額返済できなかった場合、担保にしたNFTは貸付プール所有者 (Pine Protocol側)に差押えられてしまいます。一般的なローンと同じですね。 2021年の12月にベータ版のメインネットがローンチされたPineは現在、 NFT担保のパーミッションレスな借入 Pine Now Pay Later (PNPL) の2つの機能が利用可能。 Pine Now Pay Later (PNPL) とは、ウォレット内の資金とローンを合わせてNFTを購入できる機能で「住宅ローンを組んで家を購入するイメージ」と言うと分かりやすいでしょう。 貸付機能も実装予定 Pineでは今後、パーミッションレスな貸付機能、つまり誰でも暗号資産を貸し出せる機能が実装予定です。 貸付側は、 担保として受け入れるNFTコレクション ローンできる通貨の種類 最大担保係数 清算ローン to バリュー(LTV) 1ローンあたりの最大金額 等を設定し、Pineレンディングプールの作成を行えます。 [caption id="attachment_74822" align="aligncenter" width="833"] Pineでローンする時の画面 | 画像引用元:Medium[/caption] PineでNFTを担保に入れる場合、通常10秒未満でNFTの価格が評価されます。 同シリーズでも個体によって価格にバラつきがあるケースが常のNFTでは、評価額の決定は借入側にも貸付側にも重要なポイント。 Pineでは、PineDAOによって管理されている"Pine Pricer"と呼ばれるオラクルで担保にするNFTの評価額が決定されます。 Pine Pricerについて公式ページでは、 「PineDAOが管理するPine Pricerは、すべてのローン債務に対するNFT(担保)の価値について、公正かつ透明な価格フィードを提供するNFT価格オラクルである。」 と記載されており、本格的にPineを利用予定の方は注意深くリサーチする必要があるポイントとなります。 ここまでのまとめ • Pine = NFTを担保に暗号資産が借りられるNFT担保型ローンプラットフォーム • 借入側 = NFTを担保にして、ETHやステーブルコインを借りられる • 貸出側 = 通貨やNFTコレクションの種類などを設定しプールを作成して暗号資産を貸せる • NFTの評価 = "Pine Pricer"と呼ばれるオラクルが利用 $PINEトークン $PINEの概要 ティッカー $PINE ネットワーク Ethereum トークン供給 $200M 初期トークン流通量 2.55% 初期時価総額 $1.275M 上場プラットフォーム Bybit、Solanium、Gate.io リスティング価格 1 PINE = $0.25 TGEマーケットキャップ $1.275M $PINEトークンには下記ユースケースがあります。 ネイティブガバナンストークン 経済的インセンティブ アクセストークン $PINEの保有者は、オンチェーンでの提案や投票を行うことで、Pine Protocolやそのプラットフォームを管理するPineDAOのメンバーとなれます。 [caption id="attachment_74847" align="aligncenter" width="611"] PineでNFTを担保にしている場面 | 画像引用元:Medium[/caption] また、$PINEはPine Protocolを利用するインセンティブとして機能し、取引頻度や取引量に比例して追加で付与される仕組みが採用されています。 さらに、$PINEの注目すべきポイントがアクセス権としての機能も備えている点です。 $PINEの保有量や取引量等に基づいて、ユーザーはいくつかのレベルに分類されます。高いランクのユーザーは、 清算された特定のNFTを購入する独占的な優先権 借入の金利やサービス料の割引 貸し手への有利な金利の請求 等の権利を得られます。 時計のNFTシリーズがエアドロップされる? Pine Protocolは「Pine Pieces」と呼ばれるNFTシリーズを手がけており、先日その第1弾のエアドロップが初期ユーザーを対象に行われました。 Pine PiecesのNFTは、Pineのプラットフォームの機能をサポート、拡張するために特別に設計されたユーティリティを備えています。 現在、Pine Piecesの具体的なNFTデザインは明かされていませんが、 Pine Piecesのリリースに向けてNFTコレクション「Tempus by UTS」を買収したとPine側が発表 Pine PiecesのOpenSea公式ページでは「Tempus by UTS」と同じデザインが表示 以上の2点から、Pine PiecesはTempus by UTSと同デザインの時計のNFTシリーズである可能性が高いと言えます。 [caption id="attachment_74850" align="aligncenter" width="548"] Pine Piecesの公式画面 | 画像引用元:OpenSea[/caption] Pineのプラットフォームで現在取り扱われている最も安いNFTシリーズはフロア価格で0.13ETH程なので、資金に余裕がある方はNFTを用意してPineを使ってみるのも良いかもしれません。 まとめ 次の重要キーワードになりうるNFTFi。 今後はPine Protocolだけでなく、さまざまなNFTFiプロジェクトがさらに登場してくるでしょう。 文章を読んだだけの人と、実際にプロダクトを触っている人とではプロジェクトに対する理解度は大きく異なります。 資金面でのリスク管理をしっかりとした上で、興味を持った方はPine Protocolを使ってみてはいかがでしょうか。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 - Pine Protocol公式リンク - Webサイト アプリケーション Twitter Telegram channel Discord Medium ドキュメント CT Analysis DeFi 『2022年4月度版 DeFi市場レポート』を無料公開 記事ソース:Medium、Pine Paper、CryptoKudasaiJP 免責事項 本記事は情報を伝えることが目的であり、投資等の勧誘、または推奨を目的としたものではありません。本記事により発生、誘発されたとされるいかなる損失についてもその理由やプロセスに関わらずCryptoTimes、筆者及び全ての関係者は一切その責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。

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2022/03/24日本発!NFTを利用したP2Eブロックチェーンゲーム「ELF Masters」を徹底解説
「ELF Masters (エルフマスターズ)」は、日本の企業である株式会社HashPortが開発を手掛けるNFTメタバースゲームです。 エルフマスターズはバトルに参加する「エルフ」とプレイヤーのアバターとなる「マスター」で冒険に挑み、モンスターやボスを倒して成長・戦利品を獲得していくゲームです。 このエルフやマスターはもちろんゲーム内の様々なアイテムもNFTとなっており、これらを自分のコロニーに設置できるメタバース的な要素も含んでいます。 こちらの記事では、そんなエルフマスターズのゲーム内容や仕組み、開発状況などについて詳しく解説していきます。 ELF Mastersの公式リンクまとめ 公式ウェブサイト https://elfmasters.com/ ホワイトペーパー https://elfmasters.com/pdf/WhitePaper.pdf Twitter公式アカウント https://twitter.com/ELF_Masters Twitter広報アカウント https://twitter.com/ElfSisters Discord https://discord.gg/dakctpmCRQ LINE@ @866gzihd ELF Mastersの特徴・仕組みを解説! 「ELF Masters (エルフマスターズ)」は、株式会社HashPortが開発・提供する日本発のファンタジーアドベンチャー系ブロックチェーンゲームです。 基盤のブロックチェーンには先日日本国内初のIEOを実施したことで話題になったPaletteチェーンが採用されており、ネイティブトークン$PLTがNFTの売買等の基軸通貨となっています。 Coincheck IEO第一弾「Palette Token」6分で9億3,150万円を突破 エルフマスターズは日本の法規制を遵守したユーザーが安心して遊べるゲームであることに加え、プレイ報酬をインセンティブ化したスカラーシップ制度やゲーム内アイテムNFTを自分の世界に配置できるメタバースなど、話題の要素をたくさん盛り込んでいます。 「マスター」と「エルフ」で冒険に繰り出す PvE/PvP両方アリのバトルシステム エルフマスターズのゲームプレイの基本は、個性あふれるキャラクターNFTを揃えて出陣するターン制のカードバトルです。 このキャラクターNFTにはプレイヤーのアバターとなる「マスター」と、バトルで戦う「エルフ」の2種類があり、一度の戦闘にエルフとマスター3体ずつ、合計6体を使用します。 バトルには、モンスターとのバトル(PvE)と他プレイヤーとのバトル(PvP)が存在します。 モンスターとのバトルでは、多彩なスキルを持つモンスターたちと対決し、勝利することでエルフとマスターを成長させることができます。 モンスターはまれにアイテムをドロップし、探検しているダンジョンをクリアするとNFTとして獲得できる仕組みになっています。ダンジョンの報酬はエルフやマスターのレア度に依存します。 一方、プレイヤー同士のバトルは行動選択に制限時間が伴い、モンスターバトルとは違ったスピード感と戦略が要されます。 しかし、お互いのキャラクターはレベル1の状態で戦う仕組みのため、レア度に依存しないバトルになっています。 モンスターバトルはリリース時に実装、プレイヤーバトルは初回のアップデート時に実装予定となっています。 「エルフ」と「マスター」はカスタマイズ性やレアリティあり NFT貸し借りも可能 マスターには5つの各部位にアイテムを装備することができ、それによって能力や見た目が変わるようになっています。 また、マスターは以下のようにノーマルからマスターレアまで5段階のレア度があり、R(レア)以上からゲームプレイでトークンを獲得することができるようになっています。 同様に、エルフにも同一の5段階のレア度が存在します。レア度の高さに応じて最大第三形態までの進化システムが採用されています。 最終形態まで進化したエルフは、マスターのステータスを補助するだけでなく、マスターと共に敵を攻撃することができます。 キャラクターNFTは、PLTまたはクレジットカード決済で購入する必要がありますが、無料でプレイできるシステムの構築も進んでいる模様です。 またエルフマスターズには、ゲームをプレイすることで報酬を得られるPlay To Earn (P2E)システムを活用して、エルフやマスターを他の持ち主から借りることができる「スカラーシップ制度」が存在します。 メタバース「コロニー」の構築 さらに、ゲーム内外のイベント等で入手したNFTはゲーム内のプレイヤーのメタバースとなるコロニーに設置(ステーキング)することができます。 ステーキングをすると、ゲームスピードの向上などといった効果の恩恵を受けることができます。 ほかにも将来的には、キャラクターの外見や能力といった基礎情報をNFTにすることで、メタバース上で自作のキャラクターを作成することも可能になるもようです。 エルフマスターズの開発状況 エルフマスターズは現在まだ開発状況にありますが、3月17日にはエコシステムの根幹となるNFTマーケットプレイス(PLT Place)がプレオープンされています。 このマーケットプレイスは4月1日に正式オープンし、ゲーム自体は6月中にリリースされる予定となっています。 AMAも頻繁に行われるようですので、気になる方は公式ツイッターやDiscordをぜひチェックしてみてください。 エルフマスターズ 初回プレセール エルフマスターズは、「マスター」と「エルフ」をセット販売するプレセールを4月1日にPLT Placeにて開催します。 今回販売されるのはMR(マスターレア)パックとUR(ウルトラレア)パックの2種類で、詳細は以下の通りとなっています。 販売価格 販売数量 MR(マスターレア)パック 30,000円 500点 UR(ウルトラレア)パック 15,000円 1,000点 決済はクレジットカードと$PLTの両方に対応しています。 同プレセールによるNFTは二次流通が4月中旬、パックの中身のオープンは4月下旬に予定されています。 ELF Mastersの限定NFTや最大10000PLTがもらえるキャンペーン また、現在、HashPort社が提供するPLT Placeがオープン記念のキャンペーンを実施しています。 PLT Placeはクロスチェーンに対応したNFTのマーケットプレイスとなっており、ELF MastersのNFTもこちらのマーケットプレイスで購入が可能になっています。 現在、3月30日までに登録を済ませることで、ELF Mastersのゲーム内利用できるNFTがもらえるキャンペーンを実施中です。 更に、オープン記念として、最大10,000PLT(30万円相当)が当たるキャンペーンも実施しています。 <プレゼント内容> 1等 10,000PLT(5名様) 2等 1,000PLT(50名様) 3等 100PLT(1,000名様) 4等 10PLT(1~3等以外でご応募いただいた方全員) \ 🌟PLT Placeキャンペーン第二弾🌟 / <プレオープン記念> 応募者全員に10PLT&最大10,000PLTが当たる‼️ ぜひご応募ください🍀 ↓詳細はこちら↓https://t.co/BOwlHpyuBt#PLTPlace #PLT #パレットトークン pic.twitter.com/18TpNXUl83 — パレット(Palette)【公式】 (@hashpalette) March 18, 2022 3月27日19時半よりAdmenDAO x CRYPTO TIMES x ELF Mastersの合同AMAも実施 ELF Mastersでは日本向けのAMAをCRYPTO TIMES,そして日本最大級のコミュニティの一つであるADMEN DAOと合同で3月27日19時半より開催することが決まりました。 ELF Masters AMA 3/27 19:30 開催🎉 質問を本ツイートにリプし、#エルマス 運営がAMA中に選んだ質問の中から3名様に限定NFTパックをプレゼント🎁 締切:3/27 12:00 さらに応募条件を満たした1名にNFTパック🎁 📍応募条件 1.本TWをRT 2.@ELF_Masters , @CryptoTimes_mag , @ADMEN_DAO をフォロー pic.twitter.com/PQP4ZGmS4U — ADMEN DAO (@ADMEN_DAO) March 23, 2022 本AMAはAdmenDAOのDiscord内で行われ、ELF Mastersに関して気になる質問などを直接聞くことのできる場となっています。 また、今回はAMA参加者かつ質問者の中から3名にNFTパックが当たるキャンペーンや、応募条件を満たしたユーザーにNFTパックが当たるキャンペーンも実施しているので是非とも参加してみてはいかがでしょうか? AdmenDAOのDiscordはこちらから参加が可能です。

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2022/03/12Manta Network / $MA , Calamari Network / $KMA とは?プロジェクトの概要を徹底解説!
Manta/Calamari Networkは、主にPolkadotエコシステムの資産において、プライバシー保護を適用します。 ゼロ知識証明により、トランザクションや金額などの取引内容を公開することなく、安全に資産の移動や取引が可能です。 特にDeFIに焦点を当て、自動マーケットメーカーAMMを統合したスワップ・支払いなどの分散型取引所も構築しています。 この記事では、Manta/Calamariが目指すプライバシー保護のブロックチェーンアプリケーションについて徹底解説します。 トークン情報やコアメンバーなどManta/Calamariの概要を一通り理解できるので、ぜひチェックしてくださいね。 Manta/Calamari Networkの公式リンクまとめ Webサイト https://manta.network/ https://www.calamari.network/ TwitterManta/Calamari Mediumhttps://mantanetwork.medium.com/ Discordhttps://discord.com/invite/5khsf6QmCb Telegramhttps://t.me/mantanetworkofficial githubhttps://github.com/Manta-Network Manta/Calamari Networkの公式リンク一覧です。 フィッシングサイト/スキャムサイトに誘導されないためにも、公式リンクのブックマークやSNSアカウントのフォローをおすすめします。 Manta/Calamariの特徴・注目ポイントを解説 Manta/Calamariネットワークは、主にDeFiにおけるプライバシー問題を解決し保護するためのブロックチェーンプロジェクトです。 一個人のウォレットアドレスは追跡可能であり、トークンの移動や取引履歴は世界中の誰でも見ることができます。 Manta/Calamariの独自調査では、オープンなウォレットアドレスの影響で取引を中断したというユーザーが想像以上に多かったため、これを問題視し、プロジェクトを立ち上げて解決に挑みます。 実際にどのような技術でプライバシー保護を実現するのか、ここではManta/Calamariの特徴や機能性を徹底解説するので、ぜひ目を通してくださいね。 Manta/Calamariの特徴 DeFi全体にプライバシー保護と相互運用性をもたらすプロトコル zk-SNARKにより完全二者間の匿名性や高速処理が可能 分散型匿名支払い(DAP)の「Manta Pay」「Mari Pay」を展開 分散型匿名取引所(DAX)の「Manta Swap」「Mari Swap」を展開 Manta token ($MA) / Calamari token ($KMA) はデフレ・ユーティリティトークン DeFi全体にプライバシー保護と相互運用性をもたらすプロトコル Manta/CalamariがDeFiのプライバシー問題で注目するのは、トランザクションによりアドレスの追跡が可能で、金額、トークン詳細、経路やガス代などを誰でも見ることができる点です。 さらに、スケーラビリティ問題や相互運用性、流動性の確保も重視しています。 これらを解決するため、Manta/Calamariは使いやすく高性能で、プライバシーが保護された分散型ネットワークが必要だと考えています。 プライバシー保護は、後述するzk-SNARKを導入することで実現しています。 高性能なプロトコルを構築するため、DeFiにおけるユーザーエクスペリエンスの提供や、高速処理実行、相互運用性にも優れているPolkadotのブロックチェーンを選択しています。 特に、Polkadotのパラチェーン同士が持つ相互運用性により、他のパラチェーン資産をサポートし、エコシステム全体のプライバシー保護と成長を加速させると考えています。 zk-SNARKにより完全二者間の匿名性や高速処理が可能 Manta/Calamariは、分散型取引プラットフォームを提供する中で唯一、プライバシー強化のためにzk-SNARKを導入しています。 zk-SNARKとはゼロ知識証明の一つであり、トランザクションの記録においてブロックチェーン上に記録する内容を小さく、そして早く実行するための応用型です。 詳しくは以下の記事をチェックしてくださいね。 「ゼロ知識証明とzk-SNARKs」を初心者にもわかりやすく解説! zk-SNARKを導入することで、Manta/Calamariは取引する二者間の完全な匿名性を保ち、プライバシーを守り、さらに高速処理を実現します。 ユーザーは、取引した金額やウォレットアドレス、経路、過去の履歴などプライバシーにかかわる情報を開示せずに、送信・受信が可能です。 出典:MantaNetwork公式Medium 上の表は、MantaNetworkがプライバシーに焦点を当てた他の類似プロジェクトと比較した一覧表です。 zk-SNARKを導入しているのはManta/CalamariとZCashのみだとわかりますね。 取り扱える資産の違いとして、Manta/Calamariがパラチェーン資産が対象ですが、ZCashはZCashのトークンのみです。 つまり、ZCashはZCash-ZCashの取引しかできないので、プライバシーが保たれる範囲は支払いなどに限定されてしまいます。 一方、Manta/Calamariではパラチェーン資産(DOT/KSM, ACA/KAR, wrappedBTC, wrappedETHなど)のトークンスワップでもプライバシーを保てます。(仕組みについては後述します) zk-SNARKとパラチェーンの相互運用性を最大限に生かして、プライバシー保護と流動性の向上を維持しているのがわかりますね。 分散型匿名支払い(DAP)の「MantaPay/MariPay」を展開 出典:MantaNetwork公式Medium Manta/Calamariは、zk-SNARKに基づいた決済プロトコルである「MantaPay/MariPay」を展開します。 これは、クロスチェーンで転送できるPolkadotエコシステム内の資産のトランザクションを匿名化できる分散型匿名支払い(DAP, Decentralized Anonymous Payment)です。簡単にいうと、Polkadotエコシステム内の送金を秘匿化できるサービスです。 仕組みとしては、ベーストークン(DOT、KSM、ACA、wrappedBTCやwrappedETHなどの元の資産)をManta/Calamariのネットワークに預け入れることで、プライベートトークン(秘匿性が保たれるトークン, Private-Polkadotなど)をミント(生成, 鋳造)します。 このプライベートトークンを送金することで「どこに送金したか」「いくら送金したか」「誰に送金したか」などの情報が保護されることになります。 また、生成したプライベートトークンは、エコシステム全体で支払い・交換することが可能で、いつでもベーストークンに戻すことができます。 Polkadotで展開する多くのDeFiプロジェクトとManta/Calamariが繋がることで、プライバシーを守りながら資産の移動や取引が容易になり、全体の流動性も高まることが期待されます。 分散型匿名取引所(DAX)の「MantaSwap/MariSwap」を展開 出典:MantaNetwork公式Medium Manta/Calamariは、プライベートトークン交換プロトコルである「Manta Swap」と「Mari Swap」も展開します。 分散型匿名取引所(DAX, Decentralized Anonymous Exchange)と呼ばれ、zk-SNARKとAMM(自動マーケットメイカー)がベースです。 MantaPay/MariPayは主に支払い・送金がメインですが、こちらはプライベートトークンのスワップができるプロダクトになります。 異なるトークンの交換が可能で、交換時の価格はAMMを使って分散的に設定されており、仕組みはUniswapなどと同様です。 上の画像のように、ベースコインからミントしたプライベートトークンをスワップして、別のプライベートトークンを入手し、最初と異なるベースコインに戻せます。 手数料はトークン保有者へ プライベートトークンの鋳造や交換、送信により手数料が発生します。この手数料はManta/Calamariトークン保有者と、流動性プロバイダに支払いされるので、保有者によっては償還される収益です。 Manta token ($MA) / Calamari token ($KMA) はデフレ・ユーティリティトークン Mantaトークン ($MA) / Calamariトークン ($KMA) は、DAP・DAXの使用料の一部をトークン保有者に償還するユーティリティトークンです。 Manta/Calamariネットワークで交換や送信の際に発生した手数料は、100%が償還プールに入り、定期的に市場価値に基づいて調整後、償還されます。 その後すぐにバーン(焼却)されるので、プロジェクトはデフレ機能がある、初の「デフレ・ユーティリティトークン」と表しています。 MAトークンとKMAトークンはステーキングや、将来的にガバナンス機能としても利用される予定です。 Manta/CalamariのTokenomics Manta/Calamariは、それぞれMantaトークン ($MA) / Calamariトークン ($KMA) を発行しています。 パラチェーンオークションのクラウドローン用の分配や、開発資金、投資家、チームなどのトークン割り当てを把握しておきましょう。 クラウドローンの権利確定についても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。 Manta/CalamariのTokenomics MAトークンの割り当て クラウドローンにおけるMAトークンの権利確定 KMAトークンの割り当て クラウドローンにおけるKMAトークンの権利確定 MAトークンの割り当て カテゴリー 割合 ロック期間 初期支援者 16.5% TGE後3カ月で10%解除 残りは2年間四半期ごとに解除 VCなど4.5%TGE後40日で25%解除 残りは四半期の終了ごとに解除 コミュニティセール8%※TGE後40日間ロック トークンイベント パラチェーンオークション参加者38%ブロックごとに 最大96週にわたりロック解除 長期開発資金18%- アドバイザー5%TGE後3か月間ロック 四半期ごとに解除 チーム・創設者10%TGE後6カ月間ロック 四半期ごとに解除 ※TGE(Token Generating Event)でトークンが発行されます。 Manta NetworkのMAトークンは、総供給量が10億枚となっており、インフレスケジュールはありません。 MAトークンの分布割合は上の表の通りで、イベント・パラチェーンオークションには38%割り当てられており、1~6年分(最大3回分)のクラウドローンに充てられます。 初期支援者や投資家への割合と、エコシステム開発の長期的な資金の割合も大きいですね。 このうち、初期時点ではほとんどロックされており、インセンティブ調整含む長期開発資金である13.6%のみが循環します。 初期供給量としては1.36億枚と考えられます。 クラウドローンにおけるMAトークンの権利確定 Polkadtoのパラチェーンオークションで、クラウドローンに貢献したユーザーへの配布として38%が割り当てられています。 38%は3回分のクラウドローン保護分であり、2021年開催の初回オークションでは15.6%の割合となりました。 15.6%のうち、12%は基本報酬、3%はMantaPay流動性イベントの参加者ボーナス、0.6%はBinanceの早期貢献者ボーナス用に確保済みです。 権利確定スケジュールについて、基本報酬は96週間、MantaPayイベントは48週間にわたって均等にアンロックされ、Binanceのボーナスはすぐに請求できます。 KMAトークンの割り当て 出典:MantaNetwork公式Medium 上図は、Calamariのネイティブトークン「KMA」の分布割合です。 総供給量は100億枚となっており、MAトークンと同じくインフレスケジュールはありません。 また、KMAトークンの大部分はコミュニティが所有し、チームの割り当てやBackersへの配布も含まれていません。 割り当ての詳細は以下の通りです。 PLOクラウドローン:30% $MAのロックドロップ:20% 開発資金:15% マーケティング:5% 流動性マイニング:20% PLO予約分:10% クラウドローンの報酬分が30%あり、さらにMAトークンのロックドロップでも20%割り当てされています。 総供給量から、ロックされた報酬分(即解除は約10%)と予約分を差し引いたKMAトークンの初期循環量は、約50%である50億枚となります。 クラウドローンにおけるKMAトークンの権利確定 Calamari Networkは、Kusamaパラチェーンオークションの第7回目でスロットを獲得しました。 総供給の30%である30億枚のKMAトークンが配布対象となり、そのうち34%がすぐに貢献者へ配布されています。 残り66%は、8週間ごとに均等にアンロックされ権利確定となるスケジュールです。 Manta/Calamariのパートナー・提携情報まとめ Manta/Calamariのネットワークに参加するパートナーや提携プロジェクトを紹介します。 併せて強力なアドバイザーも紹介するので、チェックしておきましょう。 Manta/Calamariのパートナー情報 Manta/Calamariエコシステムの提携パートナー Manta/Calamariのアドバイザー Manta/Calamariエコシステムの提携パートナー 出典:Parachains.info 上の画像は、Mankta/Calamariのエコシステムに参加するパートナー抜粋です。 Manta/Calamariは、Polkadotエコシステム全体にプライバシー保護を提供するため、多くの機能を持つパートナーが必要です。 例えば、PolkadotのクロスチェーンDEXプロトコルである「Zenlink」と提携し、プライバシー保護を備えたDEX開発を発表しています。 他に、マルチチェーンプラットフォームのウォレットであるMathWalletの作成者「MathChain」と提携し、プライバシー保護をMathChainのウォレットに統合したり、プライバシーDEXの開発にも取り組んでいます。 Manta/Calamariのアドバイザー Manta/Calamariのアドバイザーとして助言する他社のメンバーを紹介します。 大手VCであるHypersphereVenturesの共同創設者JackPlatts氏は、Polkadot系の多くのプロジェクトに注目して、資金調達ラウンドをリードする実績を持つManta/Calamariのアドバイザーです。 アドバイザーには、PolyChainのパートナーであるTakin Salimi氏、元Web3財団の共同創設者Ashley Tyson氏なども含まれます。 Manta/Calamariの出資VCや資金調達元の情報まとめ Manta/Calamariのこれまでの資金調達情報や出資VC、助成金情報を解説します。 PolyChainやCoinFundがリードした資金調達ラウンド、またトークンイベントについても把握しておきましょう。 Manta/Calamariの資金調達情報 2021年2月$1.1Mの資金調達ラウンドを完了 2021年9月$5.5Mの資金調達ラウンドを完了 2021年11月トークンイベント「Squad Game」で2,880万ドルの調達に成功 Web3財団の助成金を1回受領 2021年2月$1.1Mの資金調達ラウンドを完了 2021年2月、Manta/CalamariはPolyChain Capitalがリードするラウンドで110万ドル(約1億2500万円)を調達しました。 他に参加したVCは、Hypersphere Ventures、Three Arrows Capital、Defiance Capital、Multicoin Capital、Alameda Research、BTC12 Capital、Genblock Capital、Rarestone Capital、AU21Capitalなどです。 PolyChainのパートナーであるBen Perszyk氏は、Manta/Calamariについて、プライバシー保護の独自DEXや、多数のユースケース・プロジェクトにプラグ&プレイ(PnP:作業省略や自動化して簡単に使える仕組み)でプライバシーを提供できる点も評価しています。 zkSNARKの完全実装や、より安価な匿名取引の可能性の期待に応え、実現するための最初の資金といえますね。 2021年9月$5.5Mの資金調達ラウンドを完了 Manta/Calamariは、2021年9月、CoinFundとParaFiCapitalがリードするラウンドで550万ドル(約6億2700万円)の調達に成功しました。 その他の参加者は、LongHashVentures、CMS Holdings、Divergence、Spartan Group、Global Coin Ventures、SkyVision Capital、Zee Prime、SNZ、業界の個人投資家などです。 CoinFundのAustin Barack氏は、相互運用性によりパラチェーンのユーザーにManta/Calamariのサービスを提供できるようになり、重要なDeFiツール構築するチームだ、と評価しています。 この資金調達でPolkadotのパラチェーン獲得に完全に焦点を向けることになり、同時にトークンセールも行っていたMantaは特に忙しい時期でした。 2021年11月トークンイベント「Squad Game」で2,880万ドルの調達に成功 出典:Squad Game GitBook Manta Networkのトークンイベント「Squad Game」は2021年11月に開催されました。 総供給量のうち8%の8000万枚のMAトークンを販売し、その後2,880万ドル(約31億円)の資金を調達しています(記事ソース)。 全2回のラウンドで行われ、Calamariクラウドローンの参加者やKYC済みといった参加資格がありましたが、幅広いコミュニティメンバーが参加したと思われる資金額です。 2021年だけで3度の資金調達に成功しているManta Networkの今後の活躍に期待です。 Web3財団の助成金を1回受領 Manta/Calamariは、Web3財団の助成金を2020年第4四半期のWave8で受領しています。 プライバシー保護DEXであるMantaSwapの開発に関する申請で承認されました。 まだDeFiのプライバシー問題に世間の関心がない時期から、すでにManta/Calamariは問題に言及しておりWeb3財団にも認められたことが分かります。 Manta/Calamariのコアメンバーを紹介 https://twitter.com/MantaNetwork/status/1400906789697298432?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1400906789697298432%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fcdn.embedly.com%2Fwidgets%2Fmedia.html%3Ftype%3Dtext2Fhtmlkey%3Da19fcc184b9711e1b4764040d3dc5c07schema%3Dtwitterurl%3Dhttps3A%2F%2Ftwitter.com%2Fmantanetwork%2Fstatus%2F1400906789697298432image%3Dhttps3A%2F%2Fi.embed.ly%2F1%2Fimage3Furl3Dhttps253A252F252Fabs.twimg.com252Ferrors252Flogo46x38.png26key3Da19fcc184b9711e1b4764040d3dc5c07 Manta/Calamariのチームメンバーについて、公式の紹介はほとんどありません。 主にAMAなどで発言しているのは、創設者であるKenny Li氏(写真左)です。 マサチューセッツ工科大学大学院卒で、NFTリクエストプラットフォームの「Creaticles」のアドバイザーも兼務しています。 写真の中央に立つShumo氏は、ワシントン大学卒でコンピューター理工を専攻しておりブロックチェーンやデータベースの研究・出版をするベテランです。 右側に立つVictor Ji氏は、ハーバード大学の大学院ケネディスクール卒で世界的に活躍しています。 Manta/Calamariの創設チームは、ハーバード、マサチューセッツ工科大学、Algorandなどの経験を持つメンバーで構成されていると公表されているので、創設メンバーの3名は全員すばらしい経歴や実績のある実力者だとわかりますね。 メンバーについて 公式Youtubeによると、2021年11月時点で、約15名のコアメンバーで開発・運営しており、2022年以降には30名以上にするのが目標とされています。 Manta/Calamariのロードマップ(2021年12月時点)を解説 Manta/Calamariのロードマップについてまとめます。 2021年12月時点でCalamariのロードマップは正式に発表されていますが、Mantaの詳細は未公表です。 そのため、Mantaについては公式Telegramで発言された今後の段階的な目標を解説します。 Manta/Calamariのロードマップ Manta Networkのロードマップ Calamari Networkのロードマップ Manta Networkのロードマップ 2020年からプライバシー保護レイヤーの構築に取り組んできたMantaについて、これまでの業績を簡単にまとめます。 2021年6月、MantaはSubscanと提携してテストネットのブロック情報やコンテンツを、トランザクション非公開のまま公開できるようになりました。 8月にはAcala Networkと提携して、クロスチェーン通信システム「XCM」の実装テストに成功し、パラチェーン資産を行き来できることを証明しています。 Telegramで発信された今後の目標は以下の通りです。 パラチェーンスロット獲得 オンチェーンガバナンスの展開 sudoキーの削除 トークン転送を有効にする トークンセールの配布 テストネットローンチ メインネットローンチ Polkadotのパラチェーンに接続し、ガバナンスを展開してsudoキーを削除するということは、完全に分散型ネットワークとなります。 トークンセールで販売したMAトークンはロックアップ期間があるので、$MAの配布後にメインネットがローンチ予定です。 Mantaのメインネットでは、MantaPayとMantaSwapが利用可能となり、プライバシー保護のDeFiプロトコルの完了となります。 Calamari Networkのロードマップ 出典:Calamari Network Roadmap Calamariで公表されているロードマップです。 Kusamaパラチェーンオークションの勝利からsudoキーの削除、$KMAとCalamariチェーンのローンチまで完了しています。 進行中は、オンチェーンガバナンスの展開、MariPayのテストネット整備やZK-SNARKの監査などです。 今後開始するプロセスは以下の通りです。 自己監査ツール コレータープログラム MariPayのKusamaパラチェーン統合 MariPayとKaruraネットワークの$KAR、$kUSDの統合 幅広いパラチェーン資産とMariPayの統合 MariPayをKusamaパラチェーンで正式に展開し、他のパラチェーン資産とも匿名取引できるように積極的です。 Mantaも類似したロードマップで展開すると考えられます。 Acalaなどの他のプロジェクトではテストネットでの稼働を確認後にパラチェーンオークションに進むことが多いですが、Manta/Calamariはスロット獲得後にテストネットへ接続しているのか特徴的ですね。 Manta/Calamariの競合・類似プロジェクトと徹底比較 Manta/Calamari KILT Litentry コンセプト プライバシー保護のブロックチェーンレイヤー1プロトコル構築 自己主権型で検証と取消可能な匿名のクレデンシャル情報・DIDを発行 分散型ネットワークでユーザー識別のリンクを可能にするアグリゲーター 仮想マシン 将来的にWASMやZKVMのスマコンプラットフォームを構築 未実装だがPolimecでMoonbeamと統合によりスマコン機能提供可能 未実装だがPatractと統合によりink!でスマコン開発 トータル供給(Polkadot) 10億枚 - 1億枚 トータル供給(Kusama) 100億枚 1.5億枚 - Web3助成金 1回受領 2回受領 1回受領 Backers PolychainCapital、MulticoinCapital、LONGHASH Alameda research、CoinFund、Hypersphereなど Web3Founderなど Hypersphere、PAKA、FBG CAPITAL CANDAQ、NGCなど Manta/Calamariと類似プロジェクトであるKILTとLitentryを比較しています。 仮想マシンについて、3つのプロジェクトはスマートコントラクトを実装していませんが、パラチェーンの相互運用性を利用してKILTとLitentryはスマコン機能を使えるようになります。 Manta/Calamariは、MantaPay・MantaSwapといったDEXを立ち上げ後、WASMとZKvmをサポートするスマートコントラクトプラットフォームを構築する予定です。 WASM:WebAssembly形式のスマコン実行環境 ZKvm:ゼロ知識証明でトークンなどを匿名にする仮想マシン トークン発行量はManta/Calamariが圧倒的に多いですが、実際の価値が重要なので枚数の多さは問題ではありません。 Backersは一部抜粋のみですが、Manta/CalamariはVC関連のアドバイザーも多く、資金調達では多くの投資家・投資企業にサポートされました。 Manta/Calamariのまとめ この記事では、Manta/Calamari Networkの特徴やトークン情報、資金調達元など全体の概要を詳しく解説しました。 DeFiにおけるプライバシー問題に重点を置き、Polkadot/Kusamaエコシステム全体にプライバシーの保護をもたらすプロジェクトだとわかったと思います。 もう一度、Manta/Calamariの重要ポイントを5つにまとめて振り返りましょう。 Manta/Calamariのまとめ 使いやすさ、セキュリティ、流動性の高さを保持しながらプライバシーを保護する ZK-SNARKにより完全匿名性を持ちながら取引できる 他のパラチェーンと相互運用し匿名トークンで通信できる 分散型匿名支払いDAPと分散型匿名取引所DAXを展開予定 $MAと$KMAはインフレ予定のないデフレユーティリティトークン Manta/Calamariはプライバシー保護の分散型金融である「PriFi(Privacy Finance)」を切り開くことを目指します。 PolkadotエコシステムのDeFiプロジェクトはもちろんですが、Manta/Calamari自身も分散型取引所を展開し、利用者のプライバシーを守ります。 パブリック型で誰でも追跡できるブロックチェーンの仕組みは、安全でわかりやすく、非中央集権的な分散性の高さがメリットですが、逆にそのシステムで取引を断念する人がいる点にManta/Calamariは注目しました。 中身が見えない状態で安全に確実に取引できるプライバシー保護レイヤーの確立で、業界全体に活気や流動性をもたらすであろうManta/Calamariは今注目すべきプロジェクトです。

プロジェクト
2022/02/10マルチチェーン総合DeFiプラットフォーム「Sphynx」とは?特徴と仕組みを徹底解説!
Sphynx ($SPHYNX)はトークンスワップからファーミング、ステーキングまで網羅した総合型DeFiプラットフォームです。 加えてローンチパッドやくじ引き、NFTなどSPHYNXトークンを基軸とした様々なサービスが展開されています。 また、複数チェーンへの対応、ブリッジ機能も存在し、マルチチェーン化にも対応しています。 こちらの記事では、そんなSphynxの特徴やトークン周りの仕組み等について詳しく解説していきます。 Sphynxの公式リンクまとめ 公式ウェブサイト https://sphynxlabs.co/ Telegram https://t.me/sphynxswap Telegram(Japan) https://twitter.com/SphynxLabs Twitter https://twitter.com/SphynxLabs Twitter(Japan) https://twitter.com/SphynxJp ホワイトペーパー https://sphynxtoken.co/static/media/whitepaper.42fdf279.pdf ローンチパッド 概要ドキュメント https://thesphynx.co/Sphynx%20Swap%20Launchpad%20v0.2.pdf Medium https://medium.com/@SphynxSwapCo Discord https://discord.gg/ZEuDaFk4qz Sphynxの概要・特徴を解説 SphynxはSuhiswapやUniswapのような、トークンをスワップしたり流動性提供したりできるプラットフォームです。 ローンチパッドやブリッジ機能なども備えたSphynxは、すべてがこのプラットフォーム上だけで完結するオールインワンソリューションの提供を目指しています。 以下では現段階でSphynxがすでに提供を開始したプロダクトをひとつひとつ詳しく見ていきます。 スワップ・ファーミング・ステーキング Sphynxの自動マーケットメーカー(AMM)では、主にSPHYNXやBNB、CAKE、BUSD等のスワップトレードができます。 特定のトークンペアをステークする流動性提供(ファーミング)ももちろんあり、記事執筆時点ではSPHYNX-BNBペアやSPHYNX-BUSDペアが存在しています。 さらにトークン単体のステーキングも用意されており、現在はSPHYNXのみが存在します。 こちらは、報酬として獲得したSPHYNXをそのまま自動で再ステークしていくものと、都度手動で受け取れるもの2種類が用意されているのが特徴的です。 マルチチェーン対応・ブリッジでのスワップも可能 Sphynxは、オールインワンプラットフォームとして欠かせないマルチチェーン対応に力を入れており、プラットフォームのブリッジ機能からは様々なトークンをBSC-ETHチェーン間で変換できるようになっています。 またスワップ等のサービスで利用できる対応チェーンは現在以下の13種類となっており、メジャーなチェーンの多くをカバーできています。 ロードマップによると対応チェーンの数は今後もさらに増えるもようで、様々なチェーンでの処理をワンストップでできる利便性が期待できます。 ユーティリティを備えたNFT「Sovereign Sphynx Council」 またSphynxは「Sovereign Sphynx Council」と呼ばれるNFTを発行しています。 このNFTには、保有者にプラットフォーム上での様々な特典をもたらすユーティリティが付与されています。 Genesis Sphynxは同プロジェクトで初めて発行されたERC-721規格のNFTで、2083枚存在します。 Genesis Sphynxの保有者は、上述のイーサリアム-他チェーン間のブリッジの利用手数料の一部をリワードとして受け取ることができます。 さらに、もうひとつのNFTシリーズ「Scion Sphynxes」購入のホワイトリストもこちらのNFT保有で通過できるようになっています。 Scion SphynxはBSCブリッジローンチと同時に発行が始まったBEP-721規格のNFTで、合計6805枚存在します。 Scion Sphynxの一番の魅力は、後述するSphynxのローンチパッドへのホワイトリストを優先的に通過できるところにあります。 ホワイトリストに入れるプロジェクトの数はNFTのレア度に応じて決められています。 以上に加え、Genesis/Scion両方とも保有者はNFTドロップやプライベートグループへの招待など、様々な特典が用意されています。 ローンチパッド Sphynxではローンチパッド(プリセール)およびフェアローンチの2種類が定期的に開催されています。 トークンセールへの参加権はSPHYNXトークンの保有(300,000枚)または上述のScion Sphynx NFTの保有特典で得ることができます。 それぞれのセールに関したリターン等の情報がわかりやすく表示されるページも用意されています。 また、ローンチパッド・フェアローンチ共にセールを行いたいプロジェクトはフォーム入力で簡単に申し込むことができるようにもなっています。 さらに、トークンセールの条件に応じたトークンのロックやベスティング周りも同プラットフォーム上から管理できるようになっています。 Lottery 他にもSphynxが展開するサービスとして「Lottery(宝くじシステム)」があります。 こちらは5USD相当のSPHYNXを支払って参加するゲームとなっており、購入したチケットの番号6ケタと当選番号に応じて賞金がもらえる仕組みとなっています。 毎週月曜日から24時間ごとに番号が一桁ずつ発表され、週の終わりに結果がわかるようになっています。 チケットの支払いに使われたSPHYNXの100%が賞金となり、さらに当選者のいない月のプールはそのまま翌週に持ち越されます。 $SPHYNXトークンについて SPHYNXトークンはSphynxプラットフォームの様々なサービスを利用する上で必要になるユーティリティトークンです。 初期発行枚数は10億枚で、内訳は以下の通りとなっています。 チーム 6% 流動性 & プリセール 44% プライベートセール 20% 取引所 15% マーケティング 5% バーン 10% プライベートセール(2億枚)で調達された資金のうち70%が流動性、30%がマーケティングに使われるとされています。 同様にプリセールで調達された資金は流動性に75%、マーケティング25%とされています。 Sphynx プロジェクトの開発状況・ロードマップ すでに様々な機能やサービスが実際に動いているSphynxですが、外部プロジェクトとの提携や新たな開発がどんどん進んでいるようです。 今年の1月下旬にはオラクルプロバイダ「Chainlink」の技術統合が発表され、Chainlinkツイッター上でも取り上げられました。 こちらはChainlinkが開発する「Verifiable Random Function (VRF)」という技術の統合で、Sphynxのサービス運営に欠かせないランダム関数をより安全にするものです。 VRFはPolygon上のSphynxネットワークで使われ、Sphynx NFTや開発中のNFTゲーム「Sphynx Wars」のランダムジェネレーションに活用される予定です。 ランダムネスに応じて生成されるNFT等にとって、特定のパターンが現れることのない乱数をVRFが提供する仕組みはとても重要なものといえるでしょう。 Sphynx Warsでは、ゲーム内でのバトルにおける攻撃や防御などのランダムネスにVRFが使用される予定です。 ロードマップ Sphynxはトークンセールをはじめスワップやブリッジ、ファーミング等の主要なプロダクトやNFTのローンチ、情報サイトへのリスティング、コントラクトの監査等様々なタスクを現段階ですでに完了しています。 今後予定されている大きなマイルストーンには、プラットフォームのインハウスウォレット「Sphynx Wallet」や、価格やイベントの特定の結果にベットする「プリディクション」のローンチなどが予定されています。 マルチチェーンへの注力に関しても、今後さらに対応チェーンが増えるようです。 まとめ Sphynxは一般的なDeFiプロダクトからNFT、ローンチパッド、ベッティング系など広い範囲を網羅し、さらに数多くのブロックチェーンに対応しているプラットフォームです。 まだ利用者数は少なくUI/UXも改善の余地がありそうですが、あらゆる目的もここ一か所で済む「オールインワンソリューション」の提供にかなり力を注いでいることが伺えます。 複数チェーン上で流動性が確保され、トークンへの需要が高まってくると、ローンチパッドやベッティングサービス等も盛り上がるのではないかと予想できます。 また、サービス特典の多いNFT、さらに今後それを使ったゲームが出てくる点なども注目に値します。

プロジェクト
2022/02/01DAO Maker / $DAO のIDO『Strong Holder Offering』登録と参加方法・使い方を徹底解説!
DAO Makerは新しいプロジェクトのトークンセールに参加できるプラットフォームです。 本記事では、注目のIDOプラットフォーム「DAO Maker」の使い方を解説していきます。 「DAO Makerを使ってみたいけど使い方がわからない」 「自分で調べてみたけど、英語ばかりでよくわからない」 といった方は是非本記事を参考にDAO Makerを利用してみてください。 DAO Maker概要 DAO Makerの概要 ティッカー/通貨名 DAO Maker/$DAO 主な提携先 KuCoin、OKX、Uniswap(V2)、Gate.io 、Coinone等 時価総額 284億円(1/19時点) CMCページ DAO Maker/$DAO 公式リンク Webサイト Twitter Telegram instagram Medium DAO Makerは新興プロジェクトのトークンセール(IDO)に参加できるプラットフォームです。 これまでDAO Makerでは91個のプロジェクトのトークンセールが行われ、販売されたトークンの合計バリューは400億円分以上となっています。 2種類のトークンセール DAO Makerには、 SHO(Strong Holder Offering) Public SHO の2種類のトークンセール参加方法があります。 SHOは、$DAOトークンのステーキング、またはUniswapでの流動性提供を行いDAOPowerを貯めて参加します。 Public SHOは、KYCを通していてウォレットに2500米ドル以上のトークンを持っている人であればトークンセールに参加できるサービスです。 Public SHOでは、通常のSHOと異なり、$DAOトークンが不要で、持ってる通貨の額などの採点方法でポイントが決められます。 DAO Maker / $DAOとは?プロジェクト概要を徹底解説! SHOの参加方法 ①ウォレットを用意する ②$DAOを購入する ③アカウント登録をする ④KYCを行う ⑤DAOPowerを貯める ⑥SHOに参加する では、実際にDAO Makerでトークンセールに参加する方法を見ていきましょう。 ①ウォレットを用意する まず最初にウォレットを準備します。 ・MetaMask ・Trust Wallet 上記どちらかのウォレットをまずダウンロードしましょう。(おすすめはMetaMask) MetaMaskの登録方法や使い方は、CRYPTO TIMES公式Youtubeで解説してるので、下記動画を参考にしてください。 - パソコン版解説 - - スマホ版解説 - ②$DAOトークンを用意する ウォレットの準備が完了したら、次に$DAOトークンを用意します。 現在、$DAOは、 Kucoin OKX(旧OKEx) Gate.io Uniswap などの取引所で購入できます。 上記画像は、トークンセール参加の際のランクを示す図です。 Tier 1が2000DAOと記載されている通り、トークンセールに参加できるには最低2000枚のDAOを用意する必要があるので注意してください。 上記取引所で$DAOトークンを購入できたら、購入した$DAOトークンをMetaMask等のウォレットに送金しましょう。 ③アカウント登録をする 次にDAO Makerのアカウントを作成します。 まず、DAO Makerのホームページにアクセスして、サイト右上のRegistarをクリック。 メールアドレスとパスワードを入力し、要件と「ロボットではありません」にチェックを入れ「CONTINUE」を押します。 すると、入力したメールアドレスにメールが送られてくるので、メール内のURLをクリックすれば登録は完了となります。 ④KYCを行う アカウント作成の次はKYC(本人確認)を行います。 事前に用意しておくものは下記の2つ。 ・運転免許証 or パスポート ・自分の住所が記載されている書類 ログインした状態でDAO Makerのホームページにいくと、上記のような薄ピンク色の表示でKYCを促す画面が出てくるので「Start now」をクリックしましょう。 自分の名前と生年月日を入力して「CONTINUE KYC」をクリック。 すると上記のようなガイド画面が日本語で表示されるので、ガイドに従って事前に準備した書類とカメラを利用してKYCを行いましょう。 ⑤DAOPowerを貯める アカウント登録とKYCが完了したら、購入した$DAOを使って、DAOPowerを貯めます。 DAOPowerは下記の2つの方法で貯めることが可能です。 ・DAO Makerでステーキング ・Uniswapで流動性提供 今回は基本となるステーキング方法を見ていきましょう。 DAO Makerのホームページに行き、アカウントとMetaMaskアカウントを繋げます。 ログイン状態でDAO Makerのホームページの右上にいき「CONNECT WALLET」をクリックして、MetaMaskを選択。 MetaMaskが接続された状態になったら、ホームページの「Stake DAO」をクリックします。 次の画面で、タブをStake DAOに切り替えます。 ステーキングしたい$DAOの量と、ステーキングする期間を選択してステーキングを行います。 ステーキングしたDAOの量によって、Tierのランクが上がっていき、当選確率が高まる仕組みとなっているので自分の資金状況と相談してステーキングを行いましょう。 ⑥SHOに参加する 実際にSHOのトークンセールに参加していきます。 ホームページに、SHOを行っているプロジェクト一覧が表示されるので、自分がトークンセールに参加したいプロジェクトを選択。 アカウント登録 KYC登録 ウォレット接続 十分なDAOPower 上記の参加条件を満たしていれば、そのままガイドに従ってSHOのセールに参加することができます。 Public SHOで参加する Public SHOは、冒頭でも解説したとおり、KYCを通していてウォレットに2500米ドル以上のトークンを持っている人であればトークンセールに参加できます。Public SHOとSHOを実施しているプロジェクト、SHOのみを実施しているプロジェクトと別れているので注意をしましょう。 Public SHOでは、通常のSHOと異なり、$DAOトークンが不要で、持ってる通貨の総計やユーザーのウォレットがどのくらいDeFiにアクティブなウォレットなのかなどの採点方法でポイントが決められます。 Public SHOでの参加方法も見ていきましょう。 DAO Makerのトップ画面上で、表示されるトークンセール予定一覧から「PUBLIC SHO」と記載されているプロジェクトを選択します。 プロジェクトの詳細情報画面が出るので「PARTICIPATE IN PUBLIC」をクリック Public SHOに参加できる条件の詳細情報は下記記事で解説しているので参考にしてください。 DAO Maker / $DAOとは?プロジェクト概要、特徴を徹底解説! まとめ DAO Makerの使い方を解説してきましたがいかがだったでしょうか。 使い方に関しては、勉強するよりも実際にやりながら覚えて行った方が早いので、是非本記事を参考に実際にDAO Makerを利用してみてください。 最後までありがとうございました。 CT Analysis DeFi 『2021年12月度版 DeFi市場レポート』を無料公開















