Manta Network、インセンティブ付テストネットを公開

Manta Network、インセンティブ付テストネットを公開

Manta Networkが、プライベートでのトランザクションが可能な「Dolphin テストネット v2」を公開しました。

Manta Networkは、DeFi全体にプライバシー保護と相互運用性をもたらすプロトコルを開発しており、Polkadotのパラチェーンを目指しているプロジェクトです。

資金調達に関しては、Polychain、Alameda Research、SPARTANといった著名VCからの出資を受けています。

今回のテストネットでは、インセンティブの付与が発表されているため、是非参加しておきましょう。(やり方は後述)

Dolphinとは?

Dolphinは、Mantaと姉妹プロジェクトのCaramariでのサービスを開始するためのテストネットで、プライベートが担保されたトランザクションを実行できます。

昨年12月に公開されたv1のテストネットでは、500件近いフィードバックの中で総合評価5段階中4.5と高評価のプロダクトです。

今回公開された、v2ではv1でのフィードバックを受けて

  • 再利用可能なシールドアドレスへの変更
  • 10倍高速なウォレット
  • ハッシュ処理の高速化

等の改善が施されました。

イメージ図 | 画像引用元:https://docs-l6ldq5g4v-manta-fullstack.vercel.app/docs/guides/DolphinPay

シールドアドレスとは、トランザクションの秘匿化が可能なアドレスで、ユーザーはこのシールドアドレスを介して資金の転送を行うことで、プライバシーが担保される仕組みとなっています。

上記の一連のトランザクションはzk-SNARKに基づいたプロトコル「MantaPay」によって展開されています。

より詳しい内容については、過去に下記記事で解説しているので参考にしてください。

テストネットへの参加方法・手順

それでは、実際にDolphin テストネット v2の利用方法を解説していきます。

テストネットでは、おおまかに下記の2つの作業を行います。

  1. パブリックアドレスからプライベートアドレスにトークンを転送
  2. プライベートアドレスからパブリックアドレスにトークンを転送

Polkadot{.js}をダウンロードしてウォレットを作成している前提で説明していくので、まだの方はこちらの記事を参考に用意してください。


1. まずは、Manta Signerをインストールします。

2. 次に公式Discordのチャンネル「#dolphin-faucet」で「/gimme-ksm (自分のKSMアドレス)」を入力して手数料となるDOLトークンを請求しましょう。

3. 次に、KSMやROC、kBTCといったテストネットで実際に転送するためのトークンを同じ方法で請求します。

*テストネットで失敗した際に再度請求するのは手間がかるため、複数の通貨を請求しておくことをおすすめします。

4. 請求が完了したら先ほどDLした「Manta Signer」を起動して、パスワード入力でアカウントを作成します。

*次画面で表示されるリカバリーフレーズはしっかりと書き留めて保存しましょう。

5. Dolphin v2にアクセスしてパブリックアドレス(polkadot{.js})からプライベートアドレスに転送を行います。

この際にpolkadot{.js}でパスワードを求められるので入力しましょう。

6. 次にタブを切り替えて、転送したトークンをプライベートからパブリックアドレスに転送します。

7. 事前にインストールした「Manta Signer」を起動して、パスワード入力後に「Authorize」をクリックして完了です。

ここまでで、公式で紹介されている作業は完了です。

Gleamでフィードバックを送信

テストネットでの作業を終えたら、Gleam経由で公式にフィードバックを送信しましょう。

こちらの公式リンクからアクセスして、

  • 公式Discordに参加
  • 公式Twitter(Manta、Calamari)をフォロー
  • ニュースレターにサインアップ
  • $KMAのアドレスを入力
  • フィードバックを送信

等の作業を行います。

Gleamの実行の有無と、テストネットインセンティブの付与の関係は明確には公言されていませんが、インセンティブが欲しい方は是非やっておきましょう。

まとめ

ここまでMantaのDolphin テストネット v2について解説してきましたがいかがだったでしょうか。

インセンティブの有無に関わらず、プロダクトを実際に触ってみると、より理解度が増します。

是非、今後もさまざまなプロダクトを利用してみることをお勧めします。

最後までありがとうございました。

記事ソース:MediumManta Network Document

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