中国ネットカフェで9000万円相当のシアコインが不正にマイニングされる
2018/06/22・
Crypto Times 編集部
![中国ネットカフェで9000万円相当のシアコインが不正にマイニングされる 中国ネットカフェで9000万円相当のシアコインが不正にマイニングされる](https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2018/06/shutterstock_561103981.jpg)
ニュース
この記事の3つのポイント!
1.ハッカーグループがコンピュータ保守会社と連携しシアコインを不正にマイニング
2.ハッカーがマルウェアを開発し、保守会社がそれをネカフェに混入させていた模様
3.マルウェアは中国30都市に広まっていると見られ、捜査は進行中
1.ハッカーグループがコンピュータ保守会社と連携しシアコインを不正にマイニング
2.ハッカーがマルウェアを開発し、保守会社がそれをネカフェに混入させていた模様
3.マルウェアは中国30都市に広まっていると見られ、捜査は進行中
記事ソース:Coindesk
ハッカーグループが中国のコンピューター管理を請け負う会社と協力し、ネットカフェのPCをハッキングし、不正にシアコインをマイニングしていたと現地メディアが伝えました。
ハッカーは保守会社と連携してシアコインを不正にマイニング
記事によると犯人らは、昨年7月ごろから中国30の都市にあるインターネットカフェで合計10万台以上のパソコンをハッキングし、累計500万元(約9000万円)相当の仮想通貨を盗んでいました。
犯行の手口はハッカーがパソコンにシアコインのみをマイニングさせるマルウェアを開発し、それをコンピューター保守会社に販売するというものでした。保守会社は購入したマルウェアを通常業務を装ってパソコンに混入させ、不正に得た利益をハッカーグループと山分けしていたようです。
発覚の理由はネカフェオーナーの気づき
今回の事件が明るみに出るきっかけとなったのは昨年7月の出来事が関与しています。中国瑞安市のネットカフェオーナーがパソコンを再起動してもCPU使用率が70%までしか上がらず、不審に思って保守会社に問い合わせました。
しかし、保守会社は「何の問題もない」とオーナーに虚偽の報告をしていました。オーナーは電気代も跳ね上がっていることに気づき、警察に連絡したところ、事件が発覚しました。
このマルウェアは100社以上の保守会社が関与しているとみられており、捜査は未だ進行中のようです。
kaz
めちゃくちゃ規模でかい割には額が小さいような…?