CoinMarketCapの新評価システムでは親会社のBinanceが常に1位に、批判的な声も
   公開日 : 2020/06/09

CoinMarketCapの新評価システムでは親会社のBinanceが常に1位に、批判的な声も

Suzuki

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暗号資産関連のデータ提供を行うCoinMarketCapの新たな取引所の評価システムにおいて、親会社であるBinanceが最高スコアを獲得し1位になったことで、批判的な声が上がっています。

この記事ではBinanceによるCoinMarketCap(CMC)の買収から新たな評価システムの導入までを時系列順に解説します。

4月2日BinanceによるCMCの買収が発表される

大手暗号資産BinanceがCMCを買収したことが発表されました。買収は「世界のユーザーにとって暗号資産をより使いやすいものにする」という共通の理念のために行ったと説明しています。買収額は400ミリオン米ドル(約400億円)であったと噂されています。

公式発表では買収後も2つの組織は独立して機能すると明記されており、「BinanceがCMCのランキングに影響を与えることはなく、同時にCMCがBinanceの運営に影響することはない」とコメントしています。

5月14日ウェブトラフィックを用いたランキングシステムへの初回アップデート

CMCが取引所からの取引量報告のかさ増しへの対応として従来の取引量とユーザーの申告制からウェブトラフィックを用いた評価方法へ移行したと発表しました。

このアップデートによりBinanceが最高評価スコアの1000を獲得しランキングトップへ掲載されました。それに加えて、過去の取引量の偽造とも取れるデータが一斉に削除されました。

これを受けて、ユーザーからは「CMCが親会社であるBinanceの収益向上のためにランキングを意図的に操作している」という見方が強まりました。

これに対してCMCは、「現在はアップデートの途中段階であり、29日に再度行われるアップデートで適切な取引所のデータを用いたランキングを公開する」と説明しています。

5月29日新たな信用度を用いたランキングシステムへ

報告された取引量、流動性、そしてユーザー層の3つの観点から各種取引所の取引ペアを評価する新たなMarket Pairs Rankingを導入する事を発表しました。

さらに同社は新たな信用指数を公開し、CoinMarketCapが判断した各取引所の取引量に関する報告の信憑性を示すと説明しています。

アップデートに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

6月4日ウェブトラフィックを用いたランキングシステムへの最終アップデート

従来の正確性に欠けるシステムを廃止し、ウェブトラフィックを用いたランキングシステムへの最終アップデートが完了した事を発表しました。

このアップデートにより、各取引所は申告した取引ボリュームと流動性、そしてベースユーザーの数で評価されます。さらに、新たに導入された信用指数により申告したデータの信憑性を示しています。

最終アップデートを迎えたもののいまだランキングではBinanceがトップとなっています。

ユーザーからの反応

ユーザーからは10位以下であったBinanceの順位が買収後のアップデートにより急激に1位になったことへの批判的な声が上がっています。

買収時には「BinanceがCMCのランキングに影響を与えることはなく、同時にCMCがBinanceの運営に影響することはない」とし、「取引所に関する正確なデータを提供するため」に行われたアップデートで順位の悪質な操作の疑いがかかっています。

また、ビットコインのオプション取引に置いて最も取引がなされているDeribitに関しては、今回のアルゴリズムで流動性のスコアが0であったことから179位へと大幅なランクダウンとなっています。

https://twitter.com/DeribitExchange/status/1269961434735300610?s=20

記事ソース:CoinMarketCap

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