仮想通貨KIN(キン) の特徴・将来性を解説!取引所・チャート情報まとめ

仮想通貨KIN(キン) の特徴・将来性を解説!取引所・チャート情報まとめ

こんにちは、kaz(@kazukino1111)です。

今回はTwitterなどでちらほら名前を見かけるようになったKin(キン)という仮想通貨をご紹介したいと思います。

KINの簡単な概要を簡単に把握しよう

kin

KINの概要

通貨名/ティッカーKIN(キン)
総発行枚数
10,000,000,000,000 KIN
創業者(CEO)Ted Livingston
主な提携先Unity, Tencent
特徴北米市場向け
モバイルメッセンジャー
公式リンクWebサイト
Twitter
Telegram
reddit
github(ソースコード)

仮想通貨KIN(キン)は大手メッセージアプリ「kik(キック)」を提供するカナダの運営会社が発行している通貨です。kikは現在3億人以上に利用されている人気のアプリで、若者を中心に高い人気を誇っているようです。(LINEは1億7000万人くらい)

kik

kikというアプリは人と人とのつながりを意味する英単語の「kinship」に由来しているようです。

現在はまだ利用できませんが、kinは現在アプリ上でのkinを使った支払いシステムを開発中で、将来的には友人間での送金や、ネットショップおよびデリバリーでの支払いが可能になるとしています。

すでに大きなコミュニティを抱えているだけに、kinのポテンシャルは高いと言えるでしょう。

KINの特徴を詳細解説

この項目ではKINの特徴や、なぜKINが優れているのかというポイントについて解説していきます。

すでにチャットアプリKikというコミュニティが存在する!

上でも書いたようにKINの大きな特徴はすでにカナダ発のチャットアプリ、Kikで決済用のトークンとして使われることが決定しており、将来性があるという点でしょう。

Kikはユーザー数は3億人を超え、企業としての時価総額は10億ドルを超える超がつくほどの大手です。下でさらに詳しく紹介しますが、将来的なユースケースもしっかりと設計されており、実需を呼び込めるのは間違いないと見て良いでしょう。

以前にKIKポイントという基盤が存在している

KikはKINを開発する前の2016年に試験的な試みとして、Kikポイントというプログラムを実施しています。このプログラムでは約1億900万のトランザクションが生成されました

これはトランザクション数ベース、取引金額ベースのどちらで見てもビットコインのそれを数倍上回っており、Kikの人気を証明する形となりました。

一方で、これだけのトランザクションに耐えられるかという懸念も上がっていますが、KINではこの問題に対処するべく、ハイブリッドのブロックチェーンシステムを構築するなどして対策を講じています。

KINがイーサリアムとステラのハイブリッドへ

KINは今年の5月8日に従来のステラネットワークからイーサリアムとステラのハイブリッドシステムに移行すると発表しました。

この決断はKINとKikの両方の開発者が数ヶ月間協議を行なった結果決定したと言います。この試みはKINのトランザクション速度とブロックチェーンのプロセスを増加させる目的があるとしています。

この移行により、システムはステラのスピードとイーサリアムの流動性という両者のいいとこ取りが可能になりました

Ceypro-verseでは二つのブロックチェーン上に同時に存在するプロジェクトは極めて少なく革新的なアイディアだと評価されています。

ブロックチェーンの使い分け
Kinは2つのブロックチェーンにおいて複製の必要性がなく、内部取引ではステラ、外部での支払いにはイサーリアムのネットワークとそれぞれ役割が分担されています。

ICOでは100億円を調達

kin-roadmap

KINは2017年の9月にICOが行われ、10月31日に取引が開始されました。ICO期間中には117の国から1万人の投資家が参加し、約110億円を調達しました

ICOにはBlockchain Capital、Pantera Capital、Polychain Capitalといった有名なブロックチェーン専門の投資機関も参加し、話題を呼びました。

しかし、当初Kin財団は1兆トークン(約140億円相当)の調達を予定しており、こちらには届かない結果となりました。

【KINの将来性・可能性】使われ方・ユースケースを紹介

kin-merits

記事の冒頭でもちらっと説明しましたが、ここではKINが将来どのように使われていくことを想定しているのかを詳しく解説していきます。

Kikのアプリ内での共通通貨としての役割

KINはKik内で使用されることを大前提として設計されています。具体的な用途としては、Lineのようにスタンプを購入したり、最近流行りの投げ銭をしたり、さらにはユーザーが撮影した写真や作曲した曲を購入することもできます。

もともとKINとKikは運営母体が一緒なので、アプリ上で使う通貨としては非常に互換性の良いものになると期待できるでしょう。例えるならば、ソフトウェアとハードウェアを両方とも開発しているアップルの製品のようなシームレスさが期待できます。

KikアプリでKINトークンが稼げる

kin rewards

KINはユーザーに対して、KINをインセンティブとして提供することをKIN Rewards Engine」と名付けています。これによりユーザーはKikアプリ内で基準を満たせばKINトークンを稼ぐことができるようになります。

ユーザーはこれまで金銭的な物差しでは評価されなかった価値を活かすことができるので、新たな評価経済コニュニティが誕生することが見込まれています。

例えば、普段Twitterで絵を書いて公開している方が同じことをKikのプラットフォーム上でするだけで、KINがもらえ、金銭的なインセンティブを受け取ることができます。

ボーナスを受けられるもの写真、音楽、ファンクラブなどあらゆるものを形にしてインセンティブを受け取ることができます。

つまり、KikとKINの思い描くエコシステムでは同じ興味や趣味を持った人々が集まった、それぞれの小さなコミュニティが一つの経済として成立し、動いていくという仕組みになっています。

参考
佐藤航陽さんの著書「お金2.0」でも紹介されている話ですが、評価経済が普及していけば究極的には我々は好きでもない仕事を毎日する必要はなくなり、それぞれのコミュニティで生活していくことがあり得る世界になっていきます。

すでにこのようなインセンティブを活用したシステムはALISやSteemitにおいても採用されていますが、KINには巨大で活発なKikというコミュニティが付加価値として付随します。

KINの優位性とは?競合・類似プロジェクトとの比較

ここではKINと同じモバイルメッセンジャー関連のプロジェクトと比較を通してそれぞれの特徴やメリットを解説していきます。

Statusとの違い

Kik・KINStatus
目的Kikを中心とした評価経済コミュニティの構築知識のない人にEthereumの分散型アプリケーションへのアクセスを提供する
運営元Kik分散型アプリケーション
ベースStella & EthereumEthereum

この二つですが、まず目的から異なります。Kikはすでに多くの人に利用されているメッセンジャーアプリを中心に、評価経済コミュニティを築くことを目標としています

一方で、Statusは知識のない人でも簡単にイーサリアムの分散型アプリケーションへアクセスできるということを目標に掲げています。メッセンジャー機能もあくまでイーサリアムの分散型アプリケーションのうちの一つで、他にも数々のアプリが用意されています。

Statusは上にも中央管理者がいないので利用者が少しづつ費用を負担して運営されていますが、その分セキュリティは強固なものになっています。

そして、二つのプロジェクトはベースとなるブロックチェーンにも差があります。Statusはイーサリアムの分散型アプリケーションを提供することに特化しているため、イーサリアムのネットワーク上に展開されていますが、KINはさらにトランザクション速度を高めるべくステラネットワークとのハイブリッドとなっています。

また、Kikでは近年、チャットボットの開発に力を注いでいます。Kikはチャットボットによってユーザーがより広範囲でアプリを活用できる方法を模索しています。

大手メッセンジャーアプリとの違い

最近TelegramやLINE,Facebookなどが独自の仮想通貨発行に関してニュースに名を連ねていますが発行に至っているのはテレグラムくらいなため、Kikはこの分野で他者をリードしている存在だと言えるでしょう。

しかし、これから上記の競合相手が登場するとなれば、競争は激しくなることが予想されます

KINに対する評判、意見まとめ

KINのチャートを分析してみた

kin-chart

 

上の画像は5月17日現在のチャートです。KINはICO直後から長らく0.006円前後をさまよっていましたが、2018年に入ってから急騰し、1月6日には最高値である0.13円を記録しました

KINが購入できる取引所一覧!おすすめはBinance!

KIN(キン)の取引所一覧

国内取引所海外取引所DEX
なしHitBTC(ETHペア)
Mercatox(ETH,BTC,LTCペア)
Bancor Network(BNTペア)
Ether Delta(ETHペア)

KINは今現在国内の取引所では扱っておらず、海外の取引所を利用しなければ購入することができません

KINの取引高がもっとも多いのはHitBTCとなっており、購入するならこちらがおすすめです。

一方でとにかく手軽にKINを買いたいという方にはメールアドレスのみで登録可能なMERCATOX(メルカトックス)という取引所がおすすめです。

KINプロジェクトまとめ

Kinはすでに膨大な数のユーザーを抱えており、今後もトークンエコノミーは拡大していくことが予想されます。

KINの最終的な目標はネットワーク上での手数料を無くし、マイクロトランザクションに使われる通貨になることと、コインの使いやすさを向上させ、もっとも人気な仮想通貨にすることだとしています。

発行量は多いものの、価格は今現在も安いので、KINとKikが描く未来像に共感できるという方は投資して見ても良いかもしれません。

ただし、購入される前にはご自身で情報収集をしっかりとし、納得してからのご購入をお勧めします。

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