仮想通貨取引における中国元のシェアが1%未満まで低下したと中国人民銀行が発表

仮想通貨取引における中国元のシェアが1%未満まで低下したと中国人民銀行が発表
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この記事の3つのポイント!
1.中国人民銀行が仮想通貨取引における人民元のシェアが1%未満まで低下していると発表
2.主な原因は中国政府による厳格な仮想通貨規制
3.一方で大手取引所のグローバル化に貢献したという側面も

記事ソース:Bitcoin.com

中国の中央銀行である中国人民銀行は、仮想通貨取引における人民元のシェアが1%未満まで低下していると発表しました。中国は昨年に人民元と仮想通貨のペアの取引を禁止しており、多くの仮想通貨関連企業は国外へとその拠点を移しました。

一時期は90%を超えていたが規制により大幅に現象

中国人民銀行が先週金曜日に発表したところによると、世界における仮想通貨取引のうち人民元(RMB)が占める割合は1%を下回りました。中国内で仮想通貨取引がもっとも盛んだった時期にはRMB/BTCのペアは全体の90%ほどを占めていたと国営メディアは報じました。

北京政府は昨年9月に金融的なリスクを理由として、仮想通貨と人民元の取引の一切を禁止しました。この規制によって中国企業はICOを通じて資金調達をすることができなくなり、多大な影響を及ぼしました。

これによってBinanceHuobiなどといった世界トップクラスの規模を誇る仮想通貨取引所を含む88の取引所が国外への移動、もしくは廃業を余儀なくされました。また、80ほどのICOも中断せざるを得ませんでした。

さらに今年に入ってからも規制を強化する方針は続いており、仮想通貨関連の広告やウォレットサービスの規制、さらにはマイニングも対象になるなど中国国内では仮想通貨に関わるほぼ全てのサービスが規制の影響を受けています。

中国の仮想通貨規制はBinanceやHuobiなどの大手取引所のグローバル化にも貢献しており、これらの取引所は今や世界中で認知されるようになっています

一方の中国国内でも抜け道を使って仮想通貨取引を行なっている人は存在しているようで、完全なシャットアウトは達成されていません。

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