CT Analysis「日本国内のクリプト市場概観:主要プレイヤー, 業界トレンドと将来の展望」を無料公開
Crypto Times 編集部
CT Analysisのサイト内では、日本市場への参入をメインテーマとした、市場の概観レポートを無料公開しました。
今回のレポートは、オフチェーンとオンチェーンを統合する包括的なデータプロバイダであるFootprint Researchと協力のもと作成しており、登録を行うことで、ユーザーは誰でもご覧いただける形となっています。
完全版の市場調査レポートに加えて、テーマ別に内容を分割したテーマ別の調査レポートを提供しています。
日本は、多くの個人投資家が為替取引・株式取引部門に参加する、金融と投資において大きな可能性を秘めた非常に独特な市場を持ちます。
また、暗号資産についても、2017年にビットコインを法的な決済手段として承認し、暗号資産業界における急成長の条件となる舞台を整備しています。
政府は、巨額のハッキング事件などを背景として暗号資産業界に対しては懐疑的な姿勢を見せていましたが、業界を前に推し進めるためのホワイトペーパーの発表や、23年6月の改正資金決済法施行によるステーブルコインに関連する枠組みの作成など、最近の動向は、暗号通貨に対する政府のコミットメントの高まりを示しています。
本調査レポートでは、日本のビデオゲームや有名IPにより独特の盛り上がりを見せる、国内のNFTおよびクリプトゲームに焦点を当てます。これらの産業は、日本の文化的なバックグラウンドなどを背景として、将来的に爆発的に拡大する大きな可能性秘めています。
レポートでは、日本で一定の実績を残すクリプトプロジェクトに注目し、この実現に貢献した手法や課題、また拡大を続けるこの業界に存在する市場への参入機会などについて議論を行います。
フルバージョンのレポートは以下のリンクよりダウンロードいただけます。
完全版:日本国内のクリプト市場概観:主要プレイヤー, 業界トレンドと将来の展望
また、本レポートはフルバージョンの他NFT, GameFi, 市場分析の3つのテーマ別で配信を行っており、個別テーマ毎のレポートもご覧いただけます。
目次
レポートサマリー① 日本のクリプトゲーム市場概観
このセクションでは、日本のクリプトゲームの特徴と今後の可能性についてを深く掘り下げていきます。
ユーザー一人当たりの収益が最も高いゲーム市場を持つ日本は、ゲームにおける強固な基盤を持っており、BCGの開発に最適な場所ととして認識されています。
日本のクリプトゲーム業界は、伝統的なゲームに根ざした強固な基盤、日本のゲーマーの品質に対する高い支払い意欲、暗号資産を利用したモバイルゲームの開発を優先するモバイル特化のアプローチを特徴としています。
日本で人気のあるクリプトゲームには「My Crypto Heroes」「キャプテン翼 -RIVALS-」「Crypto Spells」などが挙げられます。
業界はまだ黎明期と言えるものの、拡大の余地は非常に大きなものとなっています。
一方で、より多くのプレイヤーを惹きつけ、長期的な成功を確実にするためには、ゲームのクオリティや設計における改善が必要とされます。
レポートサマリー②日本のNFT市場概観
日本のNFT市場は、その豊富な知的財産(IP)のおかげで、世界の他の地域とは一線を画す独自の美学と嗜好性を持っており、グローバルのNFT市場とは無関係に独自の道を歩んでいます。
2018年頃より、国内アニメやアイドルとのコラボレーションから始まり、既存のIPコンテンツをベースとしてファンコミュニティに初期の焦点を当てていました。
日本のNFT市場には、豊富なIP、低いFUD、小規模で緊密なコミュニティという3つの特徴があります。
この市場は、豊富な知的財産を有しており、FUDの割合が低く、コラボレーションやシナジーを奨励する少人数のグループがあります。
「Murakami.Flowers」「CryptoNinja Partners」「MetaSamurai」は日本において存在感を保つ3つのNFTプロジェクトです。
日本のNFT市場は大きな可能性を示しており、今後どのように発展していくのかは興味深いテーマではありますが、さらに拡大を続けるためにはプロジェクトを海外の人々にとっても魅力的なものにすることに注力する必要があり、そのためには他国のNFTプロジェクトとの強力やコミュニケーションを強化する必要があるかもしれません。
レポートサマリー③日本のクリプト市場の特徴
日本のクリプト市場は、大規模な個人投資家のFXおよび株式取引の土壌のおかげで、金融および投資において大きな可能性を秘めています。
Web3に関して言えば、日本は投資家の安定性と安全性を維持するために厳しい規制を設けており、これはしばしば国内のクリプトプロジェクトにとっての課題となりえます。
しかし、最近発表されたホワイトペーパーでは規制を緩和し、業界のさまざまな側面における開発を奨励する姿勢を示しています。
日本国内の市場に参入して成功するためには、クリプトプロジェクトはコミュニティ構築、ローカライゼーション、そしてプロジェクトの長寿命化という点に重点を置く必要があります。
さまざまな手段を通じて熱量の高いコミュニティを構築すルコとは、プロジェクトの長期的な存続に不可欠です。
ローカライゼーションには、現地のニーズに合わせてプロダクトやサービスを調整すること、現地のインフルエンサーやメディアとの協力、現実世界でのイベント開催などが含まれます。
また、プロダクトとして、市場の変動に左右されず柔軟な対応を行うための、一定の体力も必要とされます。
日本市場への参入を目指すプロジェクトにとって、STEPNは好例となります。
タイミング、マーケティング活動のローカライズ、コミュニティ創出、ターゲット層に響く機能実装などは、プロジェクトが参考にし得る重要なステップとなっています。
著者:[email protected](Footprint Network), [email protected](CT Analysis)
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