デンマーク大手銀行が仮想通貨関連への投資を禁止する方針
さっちゃん
この記事の3つのポイント!
- デンマーク最大銀行Danake銀行が「仮想通貨を取り巻く投資環境をサポートしない」と発表
- 仮想通貨などを含む金融商品を購入する顧客を「段階的に排除」していく見込み
- しかし未だクレジットカードを使用した仮想通貨の購入は可能
本記事引用元:Bitcoin.com
1871年に設立されたデンマーク最大の銀行の1つであるDanske銀行が、仮想通貨に対する「批判的な立場」を表明し、仮想通貨を取り巻く投資環境をサポートしないと宣言する文書を発表しました。
同行は仮想通貨に関するいくつかの懸念について述べており、特に、現在の仮想通貨市場の流れの中で、伝統的に今も使われている通貨を使っている消費者や、従来通りに投資を行う投資家たちへの保護が欠如していることを強く懸念しています。
Danske銀行が公開した文書の詳細
Danke銀行が懸念する仮想通貨のリスク
- 資産価値が不透明
- ボラティリティが大きすぎる
- マネーロンダリング・犯罪の温床になっている
Danske銀行は、仮想通貨の価格形成が不透明なものであると主張しており、また、投資家たちの仮想通貨市場の開発や価格変動についての非常に限られた視野を厳しく指摘し、仮想通貨市場の非常に激しい価格変動についても強調して述べています。
「市場の透明性と操作不能性によって、仮想通貨が犯罪のターゲットとなってしまったということ、マネーロンダリングなどの犯罪的な行為になんども利用されたこと」が一番の問題であるとして、現時点では十分なレベルの透明性を提供できていない仮想通貨に対し、十分な金融犯罪やマネーロンダリング対策が必要だとしています。
Danske銀行は、直接的に仮想通貨の価格を反映するデリバティブやETN(Exchange Traded Notes)など、仮想通貨の価格に直接関係する金融商品を購入する可能性を段階的に廃止しており、また同行の取引プラットフォームでは仮想通貨の取引ができなくなっています。
しかし、未だにDanske銀行の顧客はクレジットカードを使用してデジタル通貨を購入することができます。
今後Danske銀行は市場を厳しく監視し、仮想通貨市場がより透明に、かつ成熟したものとなれば、批判的立場について再考すると述べています。