【d10e】DateCoin CEO Nikitaへプロジェクトインタビュー
アラタ | Shingo Arai
CRYPTO TIMESが今回メディアパートナーになったd10eに着ていたDateCoinというプロジェクトのCEOであるNikitaとマッチングアプリ談義をしていて、話が盛り上がったので、そのまま突撃でインタビューをしてまいりました。
残念ながら、マッチングアプリに関しての内容は全て割愛wしておりますが、DateCoinがどんなプロジェクトなのかをお読みいただけたらと思います。
Nikitaへのインタビュー
— マッチングアプリのお話面白かったです。ここからは真面目にインタビューさせてください(笑)自己紹介をお願いいたします。
Nikita : Nikitaです。大学時代にはロシアのフリースタイルというスポーツチームに入っていました。スキーがとてもうまいんですよ?(笑)
フリースタイルは2年生になったときにやめて、その後は中国語の勉強をしてました。因みに18歳になった瞬間からFOREXというFXの取引所の口座を作って、日本円とかフランとか、金とかの取引を行っていて、20歳のときに20万ドルまで資産が増えました。ただ、2011年に、全てお金を失いました(笑) しょうがないので、普通に働きながら自営業も考えだしました。
— なかなか波乱万丈ですね(笑)因みに当時はどういう事業をやっていたのでしょうか?
Nikita : 2012年にはモバイルサイトを作っていました。早い段階から参入できたので、シェアはかなり多く取れていました。モバイルサイトも色々なサイトを作り、展開もかなりできたと思います。2015年にAlexy(共同創業者)が私のところに来て、オンラインデーティングのサービスを作りました。最初は収益の10%を貰って、受託として作っていたのですがサービスが徐々に大きくなっていき、一緒にやることにしました。Datecoinだけに目が行きがちですが、5個ほど事業もやっています。
— DateCoinってどんなプロジェクトなんでしょうか?
Nikita : DateCoinはいろんな地域に合わせたアプリをつくり、そのアプリ内でエコシステムを作りたいと考えています。
現在、マーケットにでているのはローカルのものか、グローバルで使えるけどローカライズされていないものしかないですよね。例えば、日本のPairsやOmiaiは海外では使えないですし、Tinderなんかは各国の仕様にあっていないです。
私たちは市場に合わせて、グローバルでもローカルでも利用できるようなアプリを作っていきたいと考えています。
— 因みに日本で何かマッチングアプリとか使ってみたりしましたか?
Nikita : Tinderを使ってみました(笑)ただ、全くマッチングしなくて、悩んでしまいますね(笑) 上海でもTinderを利用したけど、全くマッチングしなくて。しょうがないから有料でTinderを利用するといくらくらいかかるのか見ようと思って、課金ページに進みました。
半年間でかなりの料金が取られることがわかったから、スクリーンショットを取ろうと思ったら、そのまま間違って買ってしまいました。
※iPhoneのスクリーンショットは電源+ホームボタンなので、ホームボタンを押して課金がされた模様
— (爆笑)
Nikita : 災難でした(笑)
— DateCoinは既にDENIMというプロダクトに実装されるてますが、コンセプトとかはありますか?
Nikita : DateCoinでは3つのことをもとに作っています。ユーザーエクスペリエンス、トークンエコノミー、そして、ブロックチェーンです。
去年、FileCoinというICOが行われて、大量の資金を調達しましたが、全く使われてないですよね?私達のマッチングアプリは実際に使われています。
日本でも大量にマッチングアプリは使われていると思いますが、アラタも使ったことはありますよね?
— あります(照)
Nikita : それが普通ですよ(笑) 私たちは現在DENIMにDateCoinを実装しています。利用されたトークンは徐々にBurnされていくので、ユーザーが利用すればするだけ、価値は上がっていきます。
— それだと、最終的にトークンは0になりますがそうなったらどうなるのでしょうか?
Nikita : 正直な話、0を目指しています。トークンがバーンされると、価格の価値は徐々に上がります。最終的にはフィアットにスイッチするかもしれませんが、そんなすぐになくなっていくという事は考えていません。
— なるほど。トークンは、DENIMでしか使われないのでしょうか?
Nikita : さっきも話したようにDENIMのようなアプリを現在、各地域70カ国に合わせて作る計画でいます。各アプリの中でDateCoinが利用することができます!
因みに日本版も今、力を入れて開発中です。DENIMの日本版と言われるのだけは嫌なので、日本に合わせたUI/UXを作っていて、日本だけの独特の機能も搭載予定です。
— それでは、日本のマッチングアプリとかオンラインデーティングサービスの研究とかしました?
Nikita : 色々と研究はしました。OmiaiとかPairsはかなりユーザー数も多く、UIも使いやすいですね。特徴的だなと思ったのは、これらのアプリは大体1ヶ月単位でしか課金できないのが厄介だなと思いました。例えば、DENIMでは3日間、2週間、1ヶ月のようなプランを用意してます。3日、2週間を利用するユーザーが全体の半分です。
— 実際問題、僕も過去に利用してたことありますが、1ヶ月とかだと長くて、そんなに使わないんですよね…短いプランが用意されてるのは良いですね!
Nikita : そうなんです。サブスクリプションモデルではないので、利用しないと料金も発生しません。自分の好みの女性にいっぺんにメールを送れる機能があったり、現在はパートナーが居るユーザー向けにアプリを開いても何もしてないダミー画面の機能とかも考えていますよ(笑)
— アハハ(笑)色々とユニークな機能も多いんですね。日本でも隠れてコソコソやってる人は多そうなので、ニーズはありそうですね。でも、このコンセプトならブロックチェーンを利用する意味ってあるんでしょうか?別に単なるマッチングアプリとしてのみで良いですよね?
Nikita : トークンエコノミーを作るという以外にも、ブロックチェーンを利用するべきだなと考える点はあります。現状、マッチングアプリの最たる課題はサクラやフェイクアカウントが非常に多いことです。それらのユーザーが本当に実在する人間なのか、5年前の写真を使っていないかなどのような情報を全てブロックチェーンに書き込んでいきます。
実際に写真の人と同一人物で信頼できるという情報を、会ったユーザーから認証をしてもらって、3人以上から認証されるとその情報も記録に残ります。認証を受けた人だけを絞り込むとかもできます。
— 確かに僕も過去に会った人が、何年前の写真使ってんのこれ?みたいなことは経験があります。。。
Nikita : そうなんです。なので、最初の登録時にもセルフィー写真を送ってもらい、こちらで全てチェックもしてますし、情報は全部ブロックチェーンにのせています。
ブロックチェーンは改ざんもできないので、信頼性も担保できると思っています。更に今後はIdentify系のサービスも利用していきたいと考えていて、Civicなどのツールも利用していきたいと考えています。
— 色々とお話聞けて良かったです!良かったらDENIMも触ってみたいと思います!今回はありがとうございました!