欧州委員会、フェイクニュース対策の枠組みにブロックチェーン技術を指定

欧州委員会、フェイクニュース対策の枠組みにブロックチェーン技術を指定
ct analysis

この記事の3つのポイント!

  1. 欧州委員会がブロックチェーン技術をフェイクニュース対策のフレームワークに指定した
  2. 同委員会「ブロックチェーン技術は、ネット上のニュースの信頼度を促進することが出来る」と主張
  3. 2018年夏までにフェイクニュースに対する実務規範として認定される予定

引用元:COINTELEGRAPH

4月30日、欧州委員会(The European Commission)ブロックチェーン技術をオンライン上のフェイクニュース対策における枠組みに指定しました。

同委員会はブロックチェーン技術をフェイクニュースに関する実務規範の重要な部分と認識しており、2018年の夏までの発表を予定しています。

同委員会は、「ブロックチェーン技術は、インターネット上のニュースの透明性、信頼性、およびトレーサビリティを提供するのに役立つ」と主張しています 。

加えて、分散帳簿技術を他の識別プロセスと組み合わせることが出来るとも述べています。

“Innovative technologies, such as blockchain, can help preserve the integrity of content, validate the reliability of information and/or its sources, enable transparency and traceability, and promote trust in news displayed on the Internet. This could be combined with the use of trustworthy electronic identification, authentication and verified pseudonyms…”

また、ブロックチェーンの開発は、EU最大の研究と革新のための資金調達プログラムである欧州連合の研究資金調達機関Horizo​​n 2020 Work Programの研究活動にも含まれています。

koki
世界でフェイクニュースが増えている背景には、刺激的なニュースは容易にアクセス数が稼げるからだそうです。国際的な取組にブロックチェーンが使われ、受け手が安心して情報を得られる社会が早く来るといいですね。

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