G20が仮想通貨に対して言及!FATFに対して規制の明確化を10月までに要請
2018/07/24・
ユッシ
ニュース
G20で仮想通貨に対して言及
アルゼンチンのブエノスアイレスで行われていたG20(20ヶ国財務大臣・中央銀行総裁会議)でFATFに対して仮想通貨に対する国際基準を10月までに明確化することを要請しました。
今回出された共同声明の中で仮想通貨に対して以下のように言及されました。
「暗号資産の基礎となるものを含む技術革新は金融システム及びより広く経済に重要な便益をもたらし得るが、脱税、マネーロンダリング、並びにテロ資金供与に関する問題を提起する。またソブリン通貨の主要な特性を欠いている(一部抜粋)」
G20では、仮想通貨の可能性に期待を寄せながらも、起こりうる問題に対しての対策が十分でないことや、仮想通貨がソブリン通貨(政府や国が発行、保証する通貨)の特性を持ち合わせていないことが言及されました。
G20では仮想通貨の問題に対してFSB(金融安定理事会)などの対応を積極的に支援するとも述べられています。
FATFの基準をどのように仮想通貨に適用させていくかに注目が集まるところですが、FTAFが既に出している報告書によると、9月に中間会合を行い協議を重ねた上で10月の発表へ向かうようです。
G20の声明文が発表。仮想通貨に関する内容は以下とのこと。
– 仮想通貨は、世界的な財務安定性のリスクをもたらすものではありません。
– FAFTは、2018年10月に、暗号資産に規定がどのように適用されているかを明らかにする。
– Financial Stability Boardが報告書を提出https://t.co/U79TYv8ERI#G20 https://t.co/yLbf1XzjIk— Coyote@MIDEXダバーイ!(旧巽) (@0130_coyote) 2018年7月22日
用語解説FATF:金融活動作業部会。マネーロンダリング対策やテロ資金対策などにおける国際的な指導や推進などを行う政府間機関で35の国と地域が加盟している。
FSB:金融安定理事会。国際金融に関する措置、規制などを行う。スイスにある国際決済銀行内に事務所を構えている。
FSB:金融安定理事会。国際金融に関する措置、規制などを行う。スイスにある国際決済銀行内に事務所を構えている。
記事ソース元:財務省
ゆっし
10月の規制の明確化で、今の混乱している仮想通貨の規制に関する状況も落ち着くといいね。