
インド中央銀行:仮想通貨は金融システムの安定性を脅かすものではないとする報告

Crypto Times 編集部
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この記事の3つのポイント!
- インド準備銀行(RBI)が「仮想通貨は現時点において金融システムの安定性を脅かすものではない」と報告
- 「仮想通貨市場は現時点では脅威ではない」とした昨年10月の金融安定理事会(FSB)の報告書を引用
- RBIは昨年より仮想通貨に対し厳しい姿勢を見せているが、インド政府は合法化に賛成とする話があるなど、その姿勢は曖昧な状態がつづく
記事ソース:Cointelegraph
インドの中央銀行にあたるインド準備銀行(RBI)が、仮想通貨は現時点において金融システムの安定性を脅かすものではないとする報告をしました。
「REPORT ON TREND AND PROGRESS OF BANKING IN INDIA 2017-18 (2017年〜2018年における銀行業のトレンドと進捗に関するレポート) 」題された報告書によると、次のようにあります。
”仮想通貨は現時点において世界の金融システムの安定性を脅かすものではない。しかしながら、仮想通貨市場は急速に発展しており、仮想通貨がさらに普及し、規制された金融システムの中核部分と相互につながりを持つようになれば、仮想通貨に対する今回の評価は変わる可能性がる。”
インドが参加している金融安定理事会(FSB, Financial Stability Board)は10月の報告書にて、仮想通貨市場の時価総額は金の2%にも届かないため現時点では脅威とはならないが、市場は急速に成長しているため今後も注意が必要であるとする報告をしています。
今回のRBIの報告書には、このFSBの10月の報告書の結論も引用されています。
RBIは昨年4月には国内銀行に対して仮想通貨取引サービスの提供停止を求めるなど、仮想通貨に対して厳しい姿勢を取り続けていますが、昨年末にはインド政府は仮想通貨の合法化に賛成であるとする話が関係者により語られており、その姿勢は曖昧な状態が続いています。
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