JPモルガン、期待すべきブロックチェーン銘柄にアカマイ(Akamai)など3つを選定
Crypto Times 編集部
現在のブロックチェーンブームの中で、長期的に期待できる3つのブロックチェーン銘柄をJPモルガンが公開しました。
JPモルガンのアナリストSterling Auty氏は、ブロックチェーン銘柄を選ぶ基準を次のように述べています。
仲介人を取り除く最大の機会があるか、そこに信頼が存在しているのか、ベストなBaaS(Blockchain as a Service)を提供する企業はどれなのかを投資家は見極めなければなりません。
まずは、CDNサービスを提供する大手企業アカマイ・テクノロジーズ(Akamai)です。今年の5月には三菱UFJファイナンシャル・グループ(MUFG)と共同で、毎秒100万件の処理速度を誇る世界最速のブロックチェーンを開発しています。
0からブロックチェーンを構築するのではなく、アカマイのようなベンダーが提供するBaaSを顧客は利用したがっています。
また、ブロックチェーンをアカマイの大規模ネットワークで活用できるのが利点です。
2つ目は、DTM(デジタルトランザクションマネジメント)と電子署名のリーダー企業のドキュサイン(DocuSign)です。同社は電子署名された契約をEthereumブロックチェーンに書き込む機能を自社製品に統合しています。
DocuSignは契約プロセスを全てデジタルにしたいと考えているようです。今後は多くのプラットフォームが、中央集権的なセキュリティモデルからブロックチェーンベースの分散モデルに変わっていくでしょう。
3つ目は、住宅ローン手続きの自動化を行うEllieMaeです。
Auty氏は、住宅ローン手続きにブロックチェーンを活用することで当事者間に信頼関係が生まれ、スマートコントラクトは所得や雇用証明書の検査の自動化に役立つだろうと述べています。
記事ソース:J.P. Morgan sees three potential long-term stock winners from blockchain