
「投資家のほとんどは混乱したまま」韓国でもトラベルルール導入開始

Crypto Times 編集部
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韓国で暗号通貨のトラベールルールが金曜日から実施される予定であることがわかりました。
上記ルールのガイドラインはFATF(金融活動作業部会)によって定められたもので、韓国国内の暗号通貨サービス・プロバイダー(VASP)に対して施行されます。
韓国は、昨年3月25日に100万ウォン(約10万円)以上の取引全てにFATFガイドラインを法的に義務付け、企業に1年間の猶予期間を与えながらルールの遵守を遂行させました。
トラベルルールとは、マネーロンダリングやテロ組織への資金援助の防止を目的として、送受信者の情報を収集・開示することが求められるルール。
今回新たに韓国で導入されるルールは個人間取引のみを対象とするもので、個人ウォレットへの資金移動は規制の対象にはならないとしています。
Sandbankの最高執行責任者Paik Hoon-jon氏は下記コメントを出しています。
- “「熟練した投資家は各取引所で何が起こっているかを理解していますが、そうでない人の方がたくさんいます。韓国の550万人の暗号投資家のほとんどは、明確な規制ガイダンスがないために混乱したままになっています。 – 引用元:Forkast」”
トラベルルールは日本の取引所でも適用予定です。
【トラベルルールの導入日の変更について】
Coincheckでは、トラベルルールの導入日を変更し、2022年3月30日より導入することをお知らせいたします。また、本対応に伴い、2022年3月30日 13:00よりシステムメンテナンスを実施いたします。https://t.co/P1pGjvRSQL— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) March 25, 2022
国内暗号通貨取引所のCoincheck(コインチェック)は、4月1日に実施予定のトラベルルール導入を3月30日から行うと発表。
Coincheckは今後、
- ・受取人が送付依頼人本人か否か
→送付依頼人本人でない場合は受取人の氏名(法人の場合は名称))
・受取暗号資産交換業者等の名称
の2つの情報を取得・保存するとしています。
Coincheckでは、3月30日 13:00 ~ 16:00まで、取引所で取り扱う全ての暗号資産の送金申請が一時停止予定です。
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