
仮想通貨取引所Kraken、証券法めぐる起訴でSECと和解 | 米でのステーキングサービス終了へ

Crypto Times 編集部
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仮想通貨取引所Krakenと米国証券取引委員会(SEC)は、Krakenが提供していたステーキングプログラムをめぐる起訴に関して和解しました。
SECの申し立てに対し、Krakenは3000万ドルの罰金を支払い和解。2023年2月9日(現地時間)から米国の顧客に対するオンチェーンステーキングサービスを終了することに同意しました。
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Krakenは大手仮想通貨取引所の1つで、10年以上にわたって運営されています。同社はカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、取引、融資、ステーキングなど、幅広い仮想通貨関連サービスを提供しています。Krakenが提供するステーキングプログラムでは、顧客が仮想通貨をプラットフォーム上で運用することで報酬を得ることが可能でした。
SECは、Krakenが提供していたステーキングサービスの合法性に懸念を示しました。同機関は、Krakenのステーキングプログラムが連邦証券法に違反している可能性があると判断し、今回Krakenを起訴。最終的に3000万ドルの罰金とサービスの提供終了で和解に至りました。
Krakenの米国顧客は今後アセットのステーキングが行えず、ステークされたアセット(ETHを除く)は自動的にアンステークされ顧客のウォレットに戻されることになります。ステークされたアセットに対する最終報酬は、2月9日までの日割り計算で支払われる予定。ステークされたETHは、Shanghaiアップグレードまで報酬を獲得し続け、その後アンステークされることになります。
米国以外の顧客に対するステークサービスは中断されることなく継続され、通常通りアセットのステークとアンステーク、報酬の獲得とステークを行うことが可能です。
SECとクリプト企業の衝突はこれまで繰り返されており、今回の結果による今後の影響に注目が集まります。
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