LINE NEXTが200億円の資金調達を発表|NFTサービス「DOSI」のリニューアルに注力
Crypto Troll
LINEヤフーのグループ会社でNFTプラットフォームの企画・開発を行うLINE NEXTが、200億円(1億4000万ドル)の資金調達を行いました。
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LINEヤフーのグループ会社で2024年1月にリニューアル予定「DOSI」の企画・開発も行うLINE NEXTがWeb3エコシステム拡大に向け約200億円の資金調達を決定しました。
LINE NEXTでは、Web3のさらなる普及に向けグローバルビジネスの拡大や新規サービスの開発を進めていきます。 pic.twitter.com/RqzRfi5d0p
— LINE NFT (@linenft_jp) December 13, 2023
今回の資金調達は、Crescendoによって主導されました。Crescendoは、PayPal共同創設者のピーター・ティール氏が出資したPE(Private Equity)ファンドです。また、今回の発表に伴って、Finschia(※旧LINE Blockchain)やFINSCHIA(※旧LINK)を運営するFinschia財団のガバナンスメンバーに、Crescendoが加わることも発表されました。
LINE NEXTは現在、NFTプラットフォーム「DOSI(ドシ)」を中心としてWeb3プロジェクトに注力している最中です。また、NFTウォレット「DOSI Wallet」の登録アカウント数は550万を超えており、累計取引数も約47万件となっています。2022年9月のベータ版の提供から一年しか経っていないことを考慮すると、大きな成長をしていると言えるでしょう。
この200億円という資金調達額は、アジアのWeb3業界において今年最大規模となっています。今回調達された資金は、さらなるWeb3の普及やグローバルビジネスの拡大、サービス開発に使われるとのことです。
LINEのNFT関連サービスは、「DOSI」へ一本化へ
今回の資金調達は、その大規模な額も相まって、LINE NEXTがWeb3に注力していることを内外に示す大きなものと言えるでしょう。
LINE NEXTの代表的なWeb3プロダクトとしては、グローバルNFTプラットフォーム 「DOSI」が挙げられます。これまで、LINEのグループ会社において暗号資産及びブロックチェーン関連事業を展開してきたのは「LINE Xenesis」でしたが、現在はNFT関連サービスをDOSIへ一本化していこうとする過渡期にあります。
DOSIへの移行に伴ってLINE Xenesisが提供してきたNFT関連サービスは、段階的に終了して行く予定です。
サービスが終了するプロダクトは以下の5つであり、LINE NFTは来年1月5日に、他4つは来年1月10日に終了予定です。
- LINE NFT:NFT総合マーケットプレイス
- DOSI Wallet:Finschia(旧LINE Blockchain)基盤のNFTウォレット
- DOSI Citizen:DOSIのメンバーシッププログラム
- ACRZストア:アバターアイテムの購入や売買が可能
- AVA:DOSIのエンターテイメントNFTプラットフォーム
LINE Xenesisが提供するNFT関連サービスや、Finschia基盤のサービスにて発行されたNFTは、関連手続きを行うことでリニューアル後のDOSIでも利用可能となります。
DOSIは、来年2024年1月10日からサービス開始予定
DOSIは、2022年9月14日からベータ版が提供されてきましたが、来年2024年1月10日からのリニューアルが予定されています。
新DOSIでは、これまで個別に提供されてきたストア、マーケット、ウォレットなどが一本化され、「グローバル」、「シームレス」、「ハイブリッド」の要素を重視したものとなるとのことです。
情報ソース:LINEヤフー(資金調達)(NFT関連サービスの終了)、LINE Xenesis(新DOSI)