【10月16日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ

2018/10/16・

Shota

【10月16日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ

おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。

本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。

記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。

こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。

時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ

時価総額(過去7日間・12時時点)

CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。

日付時価総額前日比
10/9$2205億USD+$20億
10/10$2190億USD-$15億
10/11$2049億USD-$141億
10/12$1987億USD-$62億
10/13$2017億USD+$30億
10/14$2019億USD+$2億
10/15$2001億USD-18億

15日の12時の時点では時価総額に大きな変化は見られませんでしたが、昨日のレポートでも触れたTetherに対する懸念の影響か、14時過ぎくらいから200億ドル近くの変動が見られました。

16時時点では直近では最も大きな数字となる2220億(+$200億)ドルに到達しています。

上位10コインのドミナンスと価格

同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。

順位通貨ドミナンス(前日比)価格(前日比)
1位Bitcoin54.47%(+0.45%)$6664.36(+$347.07)
2位Ethereum10.03%(-0.10%)$209.91(+$8.98)
3位XRP8.211%(-0.17%)$0.419(+$0.029)
4位Bitcoin Cash3.82%(-0.03%)$444.96(+$14.96)
5位EOS$5.47(+$0.25)
6位Stellar$0.226(+$0.010)
7位Litecoin1.53%(-0.02%)$55.02(+$1.62)
8位Tether$0.962(-$0.028)
9位Caldano$0.075(+$0.003)
その他Others18.97%(-0.10%)

Tetherの影響か、Bitcoinのドミナンスは15日午前8時くらいから徐々に上昇を始め、12時時点では約54.5%(前日比+0.5%)に到達しました。

Bitcoinの価格は最高値$6965USD(前日比約+$650USD)に一時到達しましたが、本記事執筆時点では約+$350USD程度に落ち着いています。

アルトコインのドミナンスに大きな変動は見られませんでした。

CoinMarketCap新規追加コイン

本日の新規追加コインはありません。

注目の新規上場銘柄

10月16日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。

プロジェクト予定表

EOS/WISH保有者を対象としたエアドロップ

日時概要
10/16EOSISH エアドロップ

コーディング不要でコントラクトを作成することができるEOSISHと呼ばれるプロジェクトのエアドロップが、EOS或いはWISH保有者向けに行われます。

エアドロップはWISH保有者に対しては1:1の割合で、EOS保有者に対して2:100の割合で行われます。

スナップショットやプロジェクトの詳細はこちらのリンクをご覧ください。

その他

  • Fortuna(FOTA)のプラットフォームローンチ
  • Stellar(XLM)がCoinsuperに上場
  • 4種のステーブルコインがOKEXに上場(10月15日・日本時間17時)

Reddit 話題トピック

引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。

各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。

Ripple社がアメリカでトランプ行政と議論を行っていたことを明らかに

ソース:Ripple Reveals XRP Discussions With the Trump Administration, Says White House Is Focused on Crypto

RippleのチーフマーケティングストラテジストであるJohnson氏がホワイトハウスでXRPに関しての議論を行ったことを明らかにしました。

これに関して、アメリカ政府はBitcoinマイニングの80%、またEthereumのマイニングの大部分が中国で行われていることの意味を考えているようで、XRPにマイニングという概念がないこととその強さを理解しているようであったとのことです。

Redditでは、Ripple社に対して『彼らはメインストリームでの立ち回りを知っている』などとのコメントがあがっており、『開発も重要であるが国や企業、銀行に対してしっかりと正当性を伝える努力をすることも同様に非常に重要である』といった意見が挙がっています。

XpringやxRapidなどXRP以外のプロダクトを持ち、仮想通貨を利用しながらも通貨だけに固執しない点、マーケティング面での立ち回りの上手さはユーザーからも高い評価を受けていました。

マイニングプールのドミナンスはあまり気にしていませんでしたが、これは個人的にも国側からすると一理ある意見なのかなあと思いました。。

一体何が起こっているのか?

ソース:What the hell is going on?

日本時間で15日の16時付近のスレッドで、昨日のTetherのペッグ崩壊やBitcoinの急騰に関するスレッドです。

Tetherに関して、様々なユーザーが色々な意見を述べている興味深いもので、昨日のTetherがなくなれば市場が健全になるという楽観的な意見ではなく、事実として何が起こったのかを分析しようとしているユーザーが多く散見されました。

中でも有力だった意見は、一連の値動きは投資におけるリスクを回避するためのものというもので、Tetherの裏で何が起こっているかがはっきりしていない状況で、いち早くFIAT(法定通貨)に動かすことのできる上、下落のリスクがその当時(Bitcoin<Tether)のようになっていたためではないかというセオリーでした。

一部のユーザーは、Tether以外のUSDと紐づけられているステーブルコインの価格が$1.00USDを上回っている点にも注目しており、Tetherが崩壊し市場に打撃を与えるのではなく違った遷移を見せることを期待する声もありました。

その他には、『Tetherの価格の回復を期待してTetherを買い増すのはどうか?』といった意見もありましたが、これに関して$1.00USD以上になる可能性(+$0.05USD)現在より価格が大きく下がるリスクと比較すると、これは非合理的であるといった反論が投稿されていました。

今年初旬の値動きなどもディスカッションでは触れられていましたが、堅実に行くのであれば常に伴うリスクが少ない商品(銘柄)を選択するなどして、リスク管理を行うことが重要なのかなと感じました。

まとめ

主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。

今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。

ありがとうございました!

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