Merit Circleがガバナンストークン$MCを$BEAMへのリブランディングを発表
Crypto Troll
Merit Circleは11月19日に、ガバナンストークン$MCを$BEAMにリブランディングすることを発表しました。
このリブランディングに伴い、$MCから$BEAMへの統合プロセスが必要とされ、既に80%以上の$MCが$BEAMに変換されたことが発表されました。
Close to 80% of all $MC has been migrated over to $BEAM.
It's simple.
You head over to https://t.co/bbGzJ7j9ug – Connect your wallet and migrate 🖇️
Now you're part of the $BEAM family. pic.twitter.com/PaQUBmdMWR
— Beam Foundation (@BeamFDN) November 19, 2023
Merit Circleは、YGGやGuildFiと並んで、2021年成功を収めたゲーム分野に特化した分散型自立組織(DAO)であり、世界的にも大規模なゲームギルドです。
Merit Circleは今年4月19日に、Abarancheのサブネットを利用してゲームに特化した独自のブロックチェーン「Beam」の構想を発表していました。
Meet Beam.
Beam is a sovereign network focused on gaming brought to you by @MeritCircle_IO and @Avax. pic.twitter.com/UOSIZjdzGX
— Beam (@BuildOnBeam) April 18, 2023
Beamは開発者が、容易にオンチェーンでゲームを展開できるようにすることを目的としたものであり、低い手数料や決済の素早さも実装されています。
Beamブロックチェーンでは、Merit Circleのガバナンストークンである「$MC」がガス代の支払いやバリデーターへの報酬として使用されてきました。
また、$MCを$BEAMへとリブランディングする試みも行われており、それに合わせたトークン変換が各所にて随時行われてきました。
例えば、Binanceでは、11月14日に$MCから$BEAMへのトークンスワップやリデノミネーションが正常に完了したことが発表され、このオーバーホールの後、$BEAM(ティッカーは「BEAMX」) の入金と出金がプラットフォーム上で有効になりました。
このように徐々に進んできた$BEAMへの変換プロセスですが、Beamブロックチェーンの発表からちょうど7ヶ月が経過した11月19日に、80%以上の$MCが$BEAMに変換されたことが発表された次第です。
$MCと$BEAMの関係性:二つのトークンを共存させることはせず、完全な移行を目指す
$BEAMは、Beamチェーン上のネイティブトークンとなり、現在の$MCと同様のユーティリティを持つことを目的としています。
基本的には、$MCは$BEAMへと完全に移行することが計画されており、両トークンの共存は意図されていません。しかし、$MCトークンの保有者のみが$MCを$BEAMに変換する権限を有しているため、仮に変換されない$MCがあったとしてもそれはそのまま$MCとして残ることになります。
エアドロップとして$BEAMを配布しなかった背景として、二つのトークンの共存を目指していないことや、エアドロップの場合はスナップショットの関係上、$MCの取得タイミングによっては$BEAMを取得する資格を失う可能性(またはその逆)が考えられるため、保有者による直接の変換という形が取られました。
また、ウォレット紛失などで$MC保有者が$MCにアクセス出来なっている可能性なども考えられるため、供給されている$MCのその全てが$BEAMへと変換される可能性は低いものと考えられます。そのため、変換されない$MCトークンの分、$BEAMの供給量が減少することには注意が必要です。
$MC保有ユーザーは、公式にて$BEAMへと移行可能:期限は2024年10月26日まで
もしかすれば、まだ$MCを$BEAMへと変換していない方がいるかもしれません。そうした方向けに、変換方法を案内します。
Beam Migrate:https://meritcircle.io/migrate
上記のURLへとアクセスし、$MCを保有しているウォレットを接続することで、$BEAM移行画面へと移り、トークンを変換することが可能です。
トークンの変換比率は、$MC:$BEAM=1:100となっています。
またトークンの公式での変換には期限が設けられており、2024年10月26日までとなっていることには注意が必要です。
($MCではなく$eMCを保有している場合には、あらかじめ$eMCを$MCに変換しておく必要があります)