専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月6日】

専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月6日】

どうも、みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。

前回の更新からBTCが急激に上昇しましたね。市場の空気を一変するような上昇でしたから、さまざまなメディアにも取り上げられ、Twitterでもお祭り騒ぎになっていました。

さて、久しぶりに活気に満ちた仮想通貨市場ですが、今回もじっくり分析していこうと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいね。

BTCチャートの分析

BTCチャート(長期)

まずは、BTCの長期チャートを分析していきましょう。今回もログスケールにて分析して参ります。

前回記事でもお話ししていたトレンド転換となりうる岐路、4200ドルを上抜けた後、
5000ドル周辺まで跳ね上げ、現在は黄色ライン、白ラインのレジスタンスライン周辺にて推移しています。

現在差し掛かっているレジスタンスラインをいずれ上抜けるとしても、急上昇を見せた直後ですから、長期チャートを見た限りでは、このように一時調整に転じると判断するのが妥当でしょう。

とはいえ、これだけでは情報量が足りません。これらの分析を元に、中期チャートも同様に分析していきましょう。

BTCチャート(中期)

4時間足で見てしまうと、ローソク足の少なさから分析がやや困難になってしまいます。ですから今回は1時間足にてお話しさせていただきます。

現状、日足基準のレジスタンスライン(黄色)周辺の白□にて推移しています。つまり、「上げるにしてもここで一度調整を挟むのでは?」というようなポイントです。

であれば、一時この価格帯でのパターン形成が濃厚になると判断し、このようなチャネルライン(緑)を引いてみました。

チャネル上限が三尊の肩部分として参考にされており、チャネル下限が三尊のネックラインとなっていますね。

恐らく今週末においては、この2本のラインを基準に推移していくと思われます。ですから、ここからはこの2本のラインを元に押し引きしていくのが妥当でしょう。

例えば、右肩でSが溜まりすぎていれば、その否定に伴って再度推進波に移行する可能性もありますし、ネックラインを下抜けたとしても現在の状況下であれば、「押し目待ちに押し目なし」のような、大きな下ひげをつけて再上昇してくる可能性も考えられます。

これらを元に、現状から考えられる展開を考察してみました。

BTCチャートの総評

今回も前回同様、こちらの1パターンのみのご紹介とさせていただきます。

もちろん、「現状の価格帯(白□)で一度調整転換する」という前提ではありますが、この前提通りに事が進んだ場合、恐らく押し目を待っているトレーダーも多いでしょうから、「黄色□周辺にて大きな下ひげをつけて、再上昇していくのでは?」と見ています。

下ひげをつけた後、日足チャートの節目でもある5900ドルを目指して上昇・・・。そして恐らく、多くのトレーダーがこの5900ドル到達を機に、現物などを一気に処分してくると思われます。

昨年11月から今日に至るまで、特に現物をメインに触ってきた方々にとってはかなり辛い期間だったことでしょう。ですから5900ドル到達以降はこの節目で売りたい人も多く、その分上値も重たくなってしまうのでは?と思われます。

つまり、「5900ドル到達後に押し目を作れるか?こそ、今後の仮想通貨市場における岐路である」というのが私なりの見解になります。

ドミナンス分析

ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。

それでは、次にドミナンス分析に移りましょう。少しアップデートされてそれぞれの数値が見やすくなりましたね。

さて、4月に入ってからの大きな変化としては、BTCとBCH(BCHABC)が急上昇している点でしょうか。そしてそれらの上昇とは逆に、OthersやETH、XRPのドミナンスが下降しています。

これは、BTCがアルト市場から資金を吸い上げている状態であることを指し、またこのような状態を「アルトドレイン」と呼びます。過去、BTCが急上昇を見せた際にも、同様のアルトドレインが見られました。

そして現状、アルトドレイン後に割安となってしまったアルトコインに対して資金が出戻りしている状態ですね。

このようなアルトドレインから、もし今後アルトコインを攻めていくのであれば、リスクを軽減するためにもドル建てで攻めていくのが無難だと思われます。

では次に、主要アルトコインの動向を見ていきましょう。

主要アルトコインの動向

こちらからも、主要アルトらがBTCの急上昇直前(黄色ライン)に利食い転換し、資金が最終的にBTCに集中していった様子が伺えますね。前回記事で要注目とご紹介させていただいたXMRについても、急上昇後一気に売り浴びせられ、元の価格帯へと戻ってしまいました。

そして現状、アルトから抜けた資金が再び戻り、多くの通貨がリバウンド推移を見せています。

現状から、「アルト市場内で再び資金循環していくのか?」は判断できかねますが、BTCが押し目を作り再上昇となると、仮想通貨市場から抜けていた資金の出戻りも考えられます。つまり、市場に流れる資金の総量が底上げされる可能性が高いということです。

とはいえ、再度アルトドレインへと流れが傾く可能性も十二分に考えられます。ですから先にもお話ししたように、アルトを攻めるのであればUSDT建てで攻めるというのが最も妥当な立ち回りかと思われます。

総評(まとめ)

今回は、現状の地合いが不安定かつ不明瞭というのもあり、個別アルトコインに対する考察は控えさせていただきました。それでは最後にまとめに入りましょう。

    • BTCは現状のチャネルを基準に調整転換の可能性
    • レジスタンスの上抜け後は5900ドルが節目
    • 5900ドル到達で一気に資金が抜ける可能性大
    • アルトドレインに要警戒。攻めるならUSDT建てを

今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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