専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【8月26日】

専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【8月26日】

みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。

BTCも連日の猛暑にやられたのか、今月に入ってから段々と大きな動きが少なくなってきましたね。出来高も減少傾向にありますが、さすがにテクニカル的にも今回~次回の更新の間あたりには決着がつくのではないでしょうか?

ということで今回も引き続き、長期トレンドを左右しうる重要なポイントですから、最後までしっかり分析していきましょう!ぜひ最後までお付き合いくださいね。

それでは、早速BTCの分析から進めていきましょう。

BTCチャートの分析

BTCチャート(長期)

まずは、BTC長期チャートから見ていきましょう。

依然、前回同様長期の黄色チャネル(下限)に沿った推移を見せていますね。株や為替などの金融市場も大きく下を向き始めておりますし、このサポートがしっかり機能している間は、無理に下げをとりに行く必要もないでしょう。

そして、日足単位でしっかり機能しているラインが緑チャネル(上限)にあたるレジスタンスライン。接触回数は3回と、黄色チャネル(下限)には劣りますが、こちらについても引き続き要注目ラインだと思われます。

以上2つを踏まえると、日足からは「黄色チャネル(下限)と緑チャネル(上限)による保ち合い相場である」と推測できますね。

ではこれらを前提に、中期チャートを分析してより深く掘り下げていきましょう。

BTCチャート(中期)

こちらがBTCの中期チャートになります。

現状、先ほどお話しした保ち合い内で推移しておりますが、より短いスパンで見てみると、このような白レジスタンスが見えますね。そしてその上抜け後、しっかりと上昇している様子も伺えます。

とはいえ、大きな上ひげをつけて戻ってきてしまっているため、「このまま上がるのか?」という疑念が残ります。では、「どこまで上がれば、再度推進波に移行した!」と言い切れるのか?、考察してみました。

まずは白点線(10900ドル)。これは現在の保ち合い形成にあたり、7月頭からずっと意識させられてきたラインです。そしてそれに加え、中期ダブルボトムのネックラインでもあります。ですからまずは、このラインを抜けれるかどうか?に注目すべきでしょう。

そして白点線(10900ドル)を上抜けた場合、次に見るべきは緑チャネル(上限)にあたるレジスタンスライン。これが現状の調整波における天井ラインに当たりますから、これを上抜けてようやく、再度推進波移行の可能性が見えてきます。

個人的には、「この2点を上抜けない限りは比較的下目線」と見ていますが、だからといってSを打ち込むべきではないと考えております。というのも、先ほども軽く触れたように、依然黄色チャネル(下限)がサポートラインとしてしっかり機能しているからです。

そのため、Sを入れるのであれば、この黄色チャネル(下限)下抜けが最低条件ですね。

では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。

BTCチャートの総評

さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回、考えられうるシナリオは以下の3通り。

  • 緑チャネル(上限)上抜け
    ⇒再度推進波へ
  • 保ち合い継続
    ⇒やや上優勢
  • 黄色チャネル(下限)下抜け
    ⇒8000ドルまで視野

大きな目線では黄色チャネル(下限)と緑チャネル(上限)の保ち合い相場ですね。ですから私のようなスイングトレードがメインの方は、この保ち合いブレイクまでは無理して手を出さなくてもよいでしょう。

またその際の保ち合い内強弱の判断材料として、「白点線(10900ドル)」を活用して分析を進めるとよいと思います。

では次に、ドミナンス分析を進めていきましょう。

ドミナンス分析

ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/

今回、ドミナンスにあまり大きな変動は見られなかったので、軽くこれまでの流れをおさらいしておきましょう。

今年4月、低迷を続けていたBTCが大きく上昇。これを機にアルト、BTCと仮想通貨市場全体に資金が集まってきました。6月中旬、BTCの更なる上昇気配を受けて、資金がアルトからBTCへと流れました。そしてその後、BTC直近高値(14000ドル)到達を受けて、利益確定を狙ってかUSDTドミナンスが上昇していきました。

それ以降も、BTCドミナンスは節目である70%に向けて上昇を続け、それに対してアルトドミナンスはじわじわと下落していき、現在に至ります。

この状況下から、「BTCが再度推進波に移行し、高値を更新する」と仮定した場合、BTCのレジスタンス上抜けなどを機に、USDTに避難していた資金が再度BTCに戻ってくる可能性が非常に高いです。逆に、BTCが保ち合いをブレイクしたにもかかわらず、USDTドミナンスが低下していない(USDTからBTCに流れていない)場合には、上抜けが騙しになる可能性も視野に入れておいたほうがよいでしょう。

またこのように、時価総額チャートもBTC同様、非常に綺麗な保ち合いを形成しております。余裕があれば、BTCチャートとUSDTドミナンスだけでなく、こちらの時価総額チャートも平行して見ておくことをお勧めします。(上記外部リンクから閲覧可能です)

主要アルトコインの動向

チャート内、アルトとBTCの動きと比較してみていただければ分かると思いますが、アルト市場-BTCの特徴として、アルト市場はBTCが上昇期に入ると停滞推移しやすく、BTCが下落期(or停滞期)に入ると、活発になる傾向があります。

しかし、現状はどうでしょうか。

「BTC価格が下がるわけでもなく、停滞している状況。つまり、アルト売買で利益を出しやすい相場状況。にもかかわらずアルト市場は依然閑散としたまま。」

これは恐らく、それだけ市場参加者が現在のBTCに対して不安やリスクを感じているからこそでしょう。この地合いでアルトに手を出して、BTCが急落してしまったらかなりな深手を負ってしまいますからね。みなさん、それを危惧しているからこそ、アルト出来高薄が続いているのだと思われます。

「見込める利益に対してリスクが大きすぎる」、そんな状況下ですから、一先ずBTCの方向性が定まるまでは、アルトにおける無理な手出しは避けておくのが懸命でしょう。(USDT建てであれば話は別ですが)

ということで今回も前回同様、個別アルトの分析、ご紹介は控えさせていただきます。

総評(まとめ)

さて、それでは最後にまとめに入りましょう。

  • BTCは保ち合い形成中
    →どちらに抜けるか要注目
  • 騙しの判断はUSDTドミナンスにて
    →時価総額チャートもOK
  • アルトは手出し無用
    →手を出すなら、USDT建て推奨

個人的には若干安易ではありますが、BTCの動きを最優先に追いながら、保ち合いをブレイクした方向にINしようと考えております。とはいえ、保ち合いを上抜けた場合、BTCがさらにアルトから資金を吸い取って・・・、という可能性はなかなか考えづらいです。そのため、保ち合いを上抜けた場合には、BTCロングだけでなく、比較的ドル建てアルトにも割合を裂いて動かしていこうと考えています。

そういえば最近、チラホラと仮想通貨に関するユニークなファンダが出てくるようになりましたね。Tポイントでビットコインが購入可能になる話だったり、コインチェックがIEO事業を検討している話であったり・・・。

これは仮想通貨だけでなく、為替にもいえることですが、今回の保ち合いのようなテクニカル的重要ポイントでは、何かしらのファンダメンタルが絡んでくることが多いように思います。ですから、ここから保ち合いのブレイクまでは入念なファンダチェックをお勧めします。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ

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